JPWO2017204301A1 - 電子機器及び制御プログラム - Google Patents

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Abstract

電子機器は、本体と、当該本体を体の一部に装着可能なバンドとを有する。本体は、第1及び第2検知部と、制御部とを有する。第1検知部は、本体の上面の照度を検知する。第2検知部は、第1検知部の位置からバンドの短手方向に離れた位置に存在し、本体の上面の照度を検知する。制御部は、第1検知部で検知された第1照度および第2検知部で検知された第2照度の少なくとも一方が変化したと判断したとき、所定の処理を実行する。

Description

本開示は、電子機器に関する。
従来、太陽光を受けて発電する携帯通信機器があった。
一つの態様に係る電子機器は、本体と、当該本体を体の一部に装着可能なバンドとを有する。本体は、第1及び第2検知部と、制御部とを有する。第1検知部は、本体の上面の照度を検知する。第2検知部は、第1検知部の位置からバンドの短手方向に離れた位置に存在し、本体の上面の照度を検知する。制御部は、第1検知部で検知された第1照度および第2検知部で検知された第2照度の少なくとも一方が変化したと判断したとき、所定の処理を実行する。
一つの態様に係る制御プログラムは、電子機器を制御するための制御プログラムである。電子機器は、本体と、当該本体を体の一部に装着可能なバンドとを有する。本体は第1及び第2検知部を有する。第1検知部は、本体の上面の照度を検知する。第2検知部は、第1検知部の位置からバンドの短手方向に離れた位置に存在し、本体の上面の照度を検知する。制御プログラムは、電子機器に、第1検知部で検知された第1照度および第2検知部で検知された第2照度の少なくとも一方が変化したと判断したとき、所定の処理を実行させるためのものである。
実施例に係るスマートウォッチの機能構成を示すブロック図である。 実施例に係るスマートウォッチの外観図である。 実施例に係るディスプレイおよびタッチパネル周辺の構造を示す図である。 実施例に係るスマートウォッチの太陽光パネルの配置の一例を示す図である。 実施例に係る処理の流れの一例を示すフロー図である。 実施例に係るスマートウォッチの太陽光パネルの配置の一例を示す図である。 実施例に係るスマートウォッチの太陽光パネルの配置の一例を示す図である。 実施例に係るスマートウォッチの太陽光パネルの配置の一例を示す図である。 実施例に係るスマートウォッチの太陽光パネルの配置の一例を示す図である。 実施例に係るスマートウォッチの太陽光パネルの配置の一例を示す図である。 実施例に係るスマートウォッチの照度センサの配置の一例を示す図である。 実施例に係る処理の流れの一例を示すフロー図である。 実施例に係る電子機器の一例を示す図である。 実施例に係る電子機器の一例を示す図である。 実施例に係る電子機器の一例を示す図である。
電子機器、制御方法及び制御プログラムを実施するための複数の実施例を、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下では、電子機器の一例として、手首に装着する腕時計型デバイスであるスマートウォッチ1を取り上げて説明する。
図1、図2を参照しつつ、スマートウォッチ1の構成の一例を説明する。図1は、スマートウォッチ1の構成の一例を示すブロック図である。図2はスマートウォッチ1の一例の外観図である。スマートウォッチ1は、本体1Aと、バンド1Bと、を有する。本体1Aは、タッチパネル2Aと、ディスプレイ2Bと、太陽光パネル2Cと、ボタン3と、バッテリ4と、照度センサ5Aと、加速度センサ5Bと、ジャイロセンサ5Cと、通信ユニット6と、マイク7Aと、スピーカ7Bと、バイブレータ8Aと、LED8Bと、ストレージ9と、プロセッサ10と、を有する。バンド1Bは、本体1Aの側面に取り付けられる。
本実施例のスマートウォッチ1において、図3に示すように太陽光パネル2Cはタッチパネル2Aおよびディスプレイ2Bの間に位置する。タッチパネル2A、ディスプレイ2Bおよび太陽光パネル2Cはスマートウォッチ1の上面に配置される。しかしながら必ずしも本構成に限られない。タッチパネル2Aとディスプレイ2Bのそれぞれがスマートウォッチ1の上面とは別の面に設けられてもよい。また、スマートウォッチ1は、複数のタッチパネル2Aと複数のディスプレイ2Bを備えてもよい。また、タッチパネル2A及びディスプレイ2Bは、入力機能と表示機能とを併せ持ったインセル型ディスプレイであってもよい。
タッチパネル2Aの方式としては、静電容量方式、電磁誘導方式、表面弾性波方式、感圧方式、液抵抗膜方式あるいは赤外線方式などの方式が任意で用いられる。タッチパネル2Aは、指またはスタイラスペンなどの操作子の接触および近接を検知することが可能である。これにより、タッチパネル2Aは、スマートウォッチ1に対するユーザの操作を識別し、識別した操作に対応する信号をプロセッサ10に送ることが可能である。
ディスプレイ2Bは、画像を表示できる。ユーザはディスプレイ2Bに表示された画像を見ることによりスマートウォッチ1の状態を確認することができる。ディスプレイ2Bとしては、例えば、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、無機ELディスプレイあるいは電子ペーパー等の表示デバイスが用いられる。またはディスプレイ2Bは、単一の表示デバイスでなく多数の発光素子の集まりであってもよい。
太陽光パネル2Cは、光を吸収して発電することが可能である。太陽光パネル2Cが吸収する光は、人の目における可視光線(360nm〜830nm)であってもよいし、不可視光線であってもよい。太陽光パネル2Cをタッチパネル2Aおよびディスプレイ2B上に重ねる場合、タッチパネル2Aおよび太陽光パネル2Cを通してディスプレイ2Bを視認できるようにするため、タッチパネル2Aおよび太陽光パネル2Cは可視光線の少なくとも一部を透過させるパネルであってもよい。これによると、光12が照射されたとき、光12はタッチパネル2Aおよび太陽光パネル2Cを通してディスプレイ2Bに照射され、光12のうちディスプレイ2Bに反射した光は太陽光パネル2Cおよびタッチパネル2Aを通して外部に放出される。当該放出された光により、スマートウォッチ1のユーザはディスプレイ2Bに表示された画像を見ることができる。またディスプレイ2Bが液晶ディスプレイである場合には、ディスプレイ2Bはバックライトを含んでもよい。ディスプレイ2Bがバックライトにより照らされた場合には、同様にディスプレイ2Bからの光は太陽光パネル2Cおよびタッチパネル2Aを通して外部に放出される。また、ディスプレイ2Bが有機ELディスプレイ等の自発光ディスプレイである場合にも、ディスプレイ2Bからの光は太陽光パネル2Cおよびタッチパネル2Aを通して外部に放出される。
またスマートウォッチ1は、複数の太陽光パネル2Cを備えてもよい。本実施例に係るスマートウォッチ1では、図4に示すように、9つの太陽光パネル2Cがディスプレイ2B上に重ねられている。しかしながら、太陽光パネル2Cの個数は、必ずしも9つである必要はない。太陽光パネル9Cの個数は、9個よりも多い数でもよいし、9個よりも少ない数でもよい。また太陽光パネル2Cは、必ずしもディスプレイ2B上に重ねられる必要はない。例えば、太陽光パネル2Cは、バンド1Bまたはベゼル1Cに配置されてもよく、別の場所に配置されてもよい。太陽光パネル2Cは、照射される光が強いほど大きい電流を発生させるため、照度を検知する検知部として利用できる。太陽光パネル2Cでの発電量は、当該太陽光パネル2Cで検知された照度であると言える。
なお、図4は、太陽光パネル2Cの配置の一例を説明するための図である。図4では、図2に示した照度センサ5A、マイク7A、スピーカ7B、LED8B等の図示は省略されている。図6〜図11でも、特に説明する必要のない構成は図示せず省略する。
本体1Aは、スマートウォッチ1に備えられるセンサ等の電子部品を収容する。本体1Aは例えば略直方体の形状で樹脂により形成される。しかしながら本体1Aの形状および材質はこれに限られない。例えば本体1Aの形状は円盤状等であってもよい。また本体1Aの材質には、金属、セラミックまたはガラス等が用いられてもよいし、それらの組み合わせが用いられてもよい。
本明細書において、上面とは、本体1Aにおいてタッチパネル2A、ディスプレイ2Bおよび太陽光パネル2Cが配置されている面である。上面は、タッチパネル2A、ディスプレイ2Bおよび太陽光パネル2Cの配置されている領域に限定されず、例えばベゼル1Cまでを含んでもよい。また上面は必ずしも平面である必要はなく、湾曲していてもよい。ユーザがスマートウォッチ1を腕に装着したとき、本体1Aの上面は外部に露出する。したがって、ユーザは、上面に配置されたディスプレイ2Bに表示された情報を視認することができる。太陽光パネル2Cは、本体1Aの上面の照度を検出することができると言える。
本体1Aには、バンド1Bが取り付けられる。バンド1Bは、曲げられて輪の形状を作ることが可能である。バンド1Bは、スマートウォッチ1をユーザの腕に装着するために用いられる。バンド1Bは帯状の形状であり、スマートウォッチ1の本体1Aの側面から延びる。バンド1Bは2つに別れていてもよいし、一つであってもよい。また、バンド1Bには、スマートウォッチ1の本体1Aがはめ込まれてもよい。バンド1Bの材質は、革でもよく、金属でもよく、そのほかの材質でもよい。バンド1Bは、本体1Aに着脱可能に取り付けられ、交換可能であってもよい。またバンド1Bの内部に種々のセンサまたはバッテリ4等が設けられてもよい。この場合、バンド1Bがスマートウォッチ1の本体1Aの側面に取り付けることにより、スマートウォッチ1において追加の機能が実現されてもよい。
本明細書において、バンド1Bの長手方向とは、バンド1Bの長さ方向であり、バンド1Bをまっすぐに伸ばした状態において、バンド1Bの延びる方向を指す。また、バンド1Bの短手方向とは、バンド1Bの幅方向であり、長手方向とは直角の方向を指す。つまり短手方向とは、スマートウォッチ1を腕に装着した際に腕の延びる方向である。
図示すると、長手方向は図2および図4等に記載のY方向であり、短手方向とは図2および図4等に記載のX方向である。
またバンド1Bは、必ずしも本体1Aと着脱が可能な別体である必要はなく、本体1Aと一体であってもよい。
ボタン3は、本体1Aに設けられる。ボタン3は、押下されることにより、ユーザからの種々の入力を受け付けることが可能である。ボタン3は、例えば、スマートウォッチ1に対する電源のon操作またはoff操作を受け付ける。また、ボタン3は、ディスプレイ2Bのオン状態からオフ状態への切り替えの操作と、ディスプレイ2Bのオフ状態からオン状態への切り替えの操作とを受け付ける。また、ボタン3は、音量調整操作などを受け付ける。ボタン3の数は単数でも複数でもよい。ボタン3は、タクトスイッチまたはメンブレンスイッチを使った物理キーであってもよい。ボタン3の構造は、静電容量方式または感圧方式のセンサを用いて指またはスタイラスペン等の操作子の接触または近接を検出する構造でもよい。またボタン3はタッチパネル2Aの一部を使い設けられたソフトキーであってもよい。
バッテリ4は、スマートウォッチ1の各部に電力を供給することが可能である。本実施例のスマートウォッチ1は、太陽光パネル2Cが発電した電力をバッテリ4の充電に用いることができる。
照度センサ5Aはスマートウォッチ1の上面に位置する。照度センサ5Aは、当該照度センサ5Aの周囲の照度を検出することが可能である。具体的には、照度センサ5Aは、スマートウォッチ1の上面の照度を検出することが可能である。照度センサ5Aは、ディスプレイ2Bの明るさを制御するために用いられる。照度とは、例えば光の強さ、明るさおよび輝度等である。照度センサ5Aが検出する照度が高くなるほど、ディスプレイ2Bの視認性向上のため、プロセッサ10は、ディスプレイ2Bを明るくする。また照度センサ5Aは照度センサ5Aへの物の近接を検知する近接センサの機能を備えていてもよい。
照度センサ5Aはフォトダイオードを含む。フォトダイオードは強い光が当たるほど、大きい電流を発生させるため、照度センサ5Aは照度を検知する検知部として利用できる。照度センサ5Aのフォトダイオードが発生させた電流値に基づき、プロセッサ10は照度を算出できる。スマートウォッチ1は、複数の照度センサを備えてもよい。
加速度センサ5Bは、スマートウォッチ1に作用する加速度の方向および大きさを検出することが可能である。
ジャイロセンサ5Cは、スマートウォッチ1の角速度を検出することが可能である。
加速度センサ5Bあるいはジャイロセンサ5Cの信号に基づき、プロセッサ10はスマートウォッチ1の本体1Aの姿勢の変化を検出できる。
通信ユニット6は、通信のための信号を変換する回路および当該信号を送受信するためのアンテナを備える。通信ユニット6が使用する通信規格は、例えば無線通信である。当該通信機器は、例えば、2G、3G、LTE(Long Term Evolution)、4G、WiMAX(登録商標)(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、Bluetooth(登録商標)、IEEE802.11、NFC(Near Field Communication)、IrDA(Infrared Data Association)およびZigbee(登録商標)等を含む。当該通信規格はこれに限られず種々の無線通信方式を含む。
通信ユニット6はインターネット通信を利用することにより、天気情報および日時情報を含む種々の情報の取得ができる。また、スマートウォッチ1は、通信ユニット6が2G、3G、LTE等の方式により基地局と通信できる場合、通信ユニット6が接続している基地局を元に位置情報を推測できる。またはスマートウォッチ1は、基地局と通信できる、スマートフォン等の別の通信機器と通信可能であれば、同様に基地局の情報から位置情報を推測できる。
マイク7Aは音の入力を受け付けることが可能である。ユーザの声および周囲の環境音等はマイク7Aによって音信号へ変換される。マイク7Aの数は一つとは限らず複数であってもよい。
スピーカ7Bは音を出力することが可能である。スピーカ7Bは、動画の音声、音楽およびアラーム音等を出力することが可能である。また、スピーカ7Bはハンズフリー通話時の通話音声を出力することも可能である。
バイブレータ8Aは偏心モータおよび圧電素子等を有する。バイブレータ8Aはスマートウォッチ1を振動させることにより、ユーザに対する報知等を行うことが可能である。
LED8Bは、発光することによって、ユーザに対する報知等を行うことが可能である。
ストレージ9は例えばフラッシュメモリ、HDD、SSD、メモリカード、光ディスク、光磁気ディスクおよびRAM等の記憶媒体のいずれか、またはこれらの複数の組み合わせである。ストレージ9はプログラムおよびデータを記憶することが可能である。ストレージ9は、記憶媒体と、当該記憶媒体から情報を読み取る読み取り装置とを含んでもよい。
ストレージ9に記憶されるプログラムは、スマートウォッチ1の動作を制御する制御プログラム9Aと、アプリケーションプログラム9B(以下、「アプリケーション9B」という。)とを含む。制御プログラム9Aには、例えばOSが含まれる。アプリケーション9Bに対応するアイコンに対する入力が受け付けられたとき、アプリケーション9Bはフォアグラウンドで実行され、当該アプリケーション9Bへの操作が可能な画面がディスプレイ2Bに表示される。アプリケーション9Bはバックグラウンドで実行されてもよい。アプリケーション9Bは、スマートウォッチ1にプリインストールされているアプリケーションおよびユーザがインストールするアプリケーションなどの種々のアプリケーションを含む。ストレージ9には、種々の設定情報9Cと、種々のセンサからの信号の履歴情報等を含むセンサ情報9Dと、センサ情報9Dから判断された結果と、インターネット通信等により入手する環境情報9E等が保存される。
プロセッサ10は、制御部の一例である。スマートウォッチ1は少なくとも一つのプロセッサ10を含み、以下で述べる各種の機能を実現するための制御と処理能力を提供する。種々の実施形態によると、少なくとも一つのプロセッサ10は、IC(Integrated Circuit)として、または複数の通信可能に接続されたICおよび/またはディスクリート回路として実装されてもよい。少なくとも一つのプロセッサ10は、様々な既知の技術によって実現されることが可能である。一つの実施形態では、プロセッサ10は、例えば、関連するメモリに記憶された指示を実行することによって1以上のデータ計算手段またはデータ計算処理を実行するように構成された1以上の回路またはユニットを有する。他の実施形態において、プロセッサ10は、1以上のデータ計算手続きまたは処理を実行するように構成されたファームウェア(例えば、ディスクリートロジックコンポーネント)であってもよい。種々の実施形態によれば、プロセッサ10は、1以上のプロセッサ、コントローラ、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号処理装置、プログラマブルロジックデバイス、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはこれらのデバイスもしくは構成の任意の組み合わせ、または他の既知のデバイスおよび構成の組み合わせを含み、以下に説明される機能を実行してもよい。
プロセッサ10は判断ユニットとハンドオフユニットを含んでもよい。いくつかの実施例では、判断ユニットとハンドオフユニットは、メモリに保存された実行可能な命令として実現され、当該命令はプロセッサ10に含まれる処理回路によって実行される。判断ユニットとハンドオフユニットは、本明細書で説明するそれぞれのプロセスを実行する。もう一つの実施例では、本明細書で示すそれぞれの機能を果たすために、判断ユニットハンドオフユニットの少なくとも一方は、プロセッサ10と通信可能に接続されたセパレートICまたはディスクリート回路によって実現されてもよい。
アプリケーション9Bおよび制御プログラム9Aはプロセッサ10によって実行される。スマートウォッチ1の動作はプロセッサ10によって統括的に制御され、各種の機能が実現される。
スマートウォッチ1は上記の各機能部の他、GPS(Global Positioning System)受信機を備えていてもよい。プロセッサ10は、GPS受信機が受信したGPS衛星からの信号を用いて、スマートウォッチ1の現在位置を検出できる。スマートウォッチ1は、更に、気圧を測定する気圧センサおよび方位を測定するための方位センサ等を備えていてもよい。
<第1の実施例>
図4に示すように、本実施例のスマートウォッチ1は、太陽光パネル群を有する。この太陽光パネル群は、ディスプレイ2B上に重ねて、ディスプレイ2B上を敷き詰めるように配置された、複数の太陽光パネル2Cの集まりである。本実施例に係るスマートウォッチ1が有するプロセッサ10は、太陽光パネル群の一部をユーザの服の袖13が覆ったとき、ディスプレイ2Bをオン状態からオフ状態へ変化させる。またプロセッサ10は、太陽光パネル群の上から袖13が取り除かれたとき、ディスプレイ2Bをオフ状態からオン状態へ変化させる。従ってユーザがディスプレイ2Bを見ていないとき、ディスプレイ2Bはオフ状態となり、ユーザがディスプレイ2Bを見るために服の袖13をディスプレイ2B上から排除したとき、ディスプレイ2Bはオン状態となる。
当該動作により、本実施例に係るスマートウォッチ1は、服の袖13がディスプレイ2Bの少なくとも一部を覆った状態、つまり、ユーザがディスプレイ2Bを見ていないと推測される状況でディスプレイ2Bをオフ状態に変化させることにより、消費電力を低減することができる。
またユーザがディスプレイ2Bを覆う服の袖13をディスプレイ2B上から排除し、ユーザがディスプレイ2Bを見ようとした場合には、スマートウォッチ1に対する操作を必要とせずにスマートウォッチ1のディスプレイ2Bはオン状態となる。これにより、スマートウォッチ1の操作性が向上する。
以下に上述の処理をより詳細に説明する。
本実施例における説明では、太陽光パネル群は、図4に示すように9枚の太陽光パネル2Ca〜2Ciを有する。また、スマートウォッチ1は図4に示すように、例えばユーザの左手14に装着されている。図4に示すように、スマートウォッチ1の上面を正面から見た状態において、9枚の太陽光パネル2Cは、左側の第1列において上段に配置された太陽光パネル2Caと、第1列において中段に配置された太陽光パネル2Cbと、第1列において下段に配置された太陽光パネル2Ccとを含む。また、9枚の太陽光パネル2Cは、中央の第2列において上段に配置された太陽光パネル2Cdと、第2列において中段に配置された太陽光パネル2Ceと、第2列において下段に配置された太陽光パネル2Cfとを含む。そして、9枚の太陽光パネル2Cは、右側の第3列において上段に配置された太陽光パネル2Cgと、第3列において中段に配置された太陽光パネル2Chと、第3列において下段に配置された太陽光パネル2Ciとを含む。
本明細書において「太陽光パネル2C」とは太陽光パネル2Ca〜2Ciを区別しない場合のそれらのいずれか一つを指す。
各太陽光パネル2Cは、それに光が照射されたとき、光起電力効果により発電する。太陽光パネル群を備える本体1Aの上面のうち、発電している太陽光パネル2Cが配置されている領域は、光が強く照射されていることが推測される。本体1Aの上面のうち、発電していない太陽光パネル2Cが配置されている領域は、光が弱く照射されているか、または光が照射されていないことが推測される。太陽光パネル2Cが配置されている本体1Aの上面において、発電していない太陽光パネル2Cが存在するとき、当該太陽光パネル2Cは光を遮る物により覆われている可能性がある。本実施例におけるスマートウォッチ1の場合、光を遮る物の一つとして、ユーザが着用する服の袖13が考えられる。
太陽光パネル2Cが袖13などの光を遮る物体により覆われているとき、当該太陽光パネル2Cと重なって配置されているディスプレイ2Bも同様に、光を遮る物体に覆われている。従って太陽光パネル2Cが袖13などの光を遮る物体により覆われているとき、ユーザはディスプレイ2Bの少なくとも一部を視認できない、または視認しづらい状況にある。当該状況が継続しているとき、ユーザがディスプレイ2Bを見ている可能性は低い。
本実施例におけるスマートウォッチ1が備えるプロセッサ10は、9枚の太陽光パネル2Cのうち、例えば第1列に属する太陽光パネル2Ca、2Cb、2Ccが発電しているか否かにより、ディスプレイ2Bをオン状態からオフ状態へ変化させる処理またはオフ状態からオン状態へ変化させる処理を実行する。なお、本明細書において「発電していない」という表現は、発電量が閾値未満であり、太陽光パネル2Cがほとんど発電していない状態も含む。
ディスプレイ2Bをオン状態からオフ状態へ変化させる処理およびオフ状態からオン状態へ変化させる処理は、第1列に属する太陽光パネル2Ca、2Cb、2Ccが発電しているか否かにのみ基づいて実行されるのではなく、第1列に属する太陽光パネル2Ca、2Cb、2Ccの発電量および第3列に属する太陽光パネル2Cg、2Ch、2Ciの発電量を比較し、その比較の結果に応じて実行されてもよい。
まず、スマートウォッチ1が備えるプロセッサ10が、ディスプレイ2Bをオン状態からオフ状態へ変化させる処理について説明する。
第1列に属する太陽光パネル2Ca、2Cb、2Ccが発電しておらず、第2列および第3列に属する太陽光パネル2Cd、2Ce、2Cf、2Cg、2Ch、2Ciの少なくともいずれかが発電しているとき、周囲は明るい状態であるにも関わらず、第1列に属する太陽光パネル2Ca、2Cb、2Ccが備えられる領域の少なくとも一部は、光が照射されていないと考えられる。
スマートウォッチ1がユーザの左手14に装着されているとき、ユーザの服の袖13は第1列に属する太陽光パネル2Ca、2Cb、2Ccを覆う可能性が高い。
同様にディスプレイ2Bのうち、第1列に属する太陽光パネル2Ca、2Cb、2Ccが上に重ねて配置されている領域は、服の袖13に覆われる可能性が高いと考えられる。ディスプレイ2Bの全体が見えない状態において、ユーザがディスプレイ2Bを見ている可能性は低い。
従って、このような場合、プロセッサ10はディスプレイ2Bをオン状態からオフ状態へ変化させてもよい。
例えば、プロセッサ10は、太陽光パネル2Cにおいて所定の時間内に得られた発電量が、閾値を超えるか否かによって、当該太陽光パネル2Cが発電しているか否かを判断する。これにより、プロセッサ10は、各太陽光パネル2Cについて、当該太陽光パネル2Cが発電しているか否かを判断することができる。また、プロセッサ10は、第1列に属する太陽光パネル2Ca、2Cb、2Ccが発電しているか否かを判断する場合には、太陽光パネル2Ca、2Cb、2Ccのそれぞれが発電しているか否かを個別に判断するのではなく、第1列に属する太陽光パネル2Ca、2Cb、2Ccの合計発電量と、第3列に属する太陽光パネル2Cg、2Ch、2Ciの合計発電量との差に基づいて、第1列に属する太陽光パネル2Ca、2Cb、2Ccが発電しているか否かを判断してもよい。または、プロセッサ10は、第1列に属する太陽光パネル2Ca、2Cb、2Ccにおいて所定の時間内に得られた発電量のうちの最大の発電量と、第3列に属する太陽光パネル2Cg、2Ch、2Ciにおいて所定の時間内に得られた発電量のうちの最大の発電量との差に基づいて、第1列に属する太陽光パネル2Ca、2Cb、2Ccが発電しているか否かを判断してもよい。または、プロセッサ10は、第1列に属する太陽光パネル2Ca、2Cb、2Ccが発電しているか否を、第1列に属する太陽光パネル2Ca、2Cb、2Ccにおける所定の時間内における平均電流値等に基づいて判断してもよい。
スマートウォッチ1は、ユーザに対する報知手段として、ディスプレイ2Bをオフ状態からオン状態に変化させ、ディスプレイ2Bに情報を表示する機能を有する。しかし上述のように、ユーザがディスプレイ2Bを見ていないと推測される場合には、スマートウォッチ1は、ディスプレイ2Bをオン状態からオフ状態に変化させず、ディスプレイ2Bをオフ状態に維持してもよい。
上述のとおり、本実施例におけるスマートウォッチ1は、ユーザの左手14に装着されている状態において、9枚の太陽光パネル2Cのうち、第2列および第3列に属する太陽光パネル2Cd、2Ce、2Cf、2Cg、2Ch、2Ciのいずれかが発電し、第1列に属する太陽光パネル2Ca、2Cb、2Ccのそれぞれが発電していないとき、ディスプレイ2Bをオン状態からオフ状態へ変化させる処理を実行する。
次に、プロセッサ10が、ディスプレイ2Bをオフ状態からオン状態へ変化させる処理について説明する。
例えば、第1列に属する太陽光パネル2Ca、2Cb、2Ccおよび第3列に属する太陽光パネル2Cg、2Ch、2Ciが発電しているとき、ディスプレイ2Bおよび太陽光パネル2Cは服の袖13に覆われていないと考えられる。
従って、このような場合に、プロセッサ10はディスプレイ2Bをオフ状態からオン状態へ変化させてもよい。
特に、第1列に属する太陽光パネル2Ca、2Cb、2Ccが発電しておらず、第2列および第3列に属する太陽光パネル2Cd、2Ce、2Cf、2Cg、2Ch、2Ciのいずれかが発電している第1状態から、第1列に属する太陽光パネル2Ca、2Cb、2Ccが発電している第2状態に変化したときは、太陽光パネル2Cの上から、ユーザの服の袖13が取り除かれた可能性が高い。したがって、プロセッサ10は、第1状態から第2状態に変化したとき、ディスプレイ2Bをオフ状態からオン状態に変化させてもよい。
上述の処理によると、太陽光パネル2Cの上から袖13が取り除かれたとき、ディスプレイ2Bはオフ状態からオン状態へ変化するため、ユーザは即座にスマートウォッチ1を利用することができる。
第1列に属する太陽光パネル2Ca、2Cb、2Ccおよび第3列に属する太陽光パネル2Cg、2Ch、2Ciの発電量を比較し、両者が同程度(例えば誤差が10%未満)である場合にのみ、プロセッサ10がディスプレイ2Bをオフ状態からオン状態へ変化させてもよい。この場合、太陽光パネル2Cの全体が完全に露出した場合にのみ、処理が実行されるため、誤作動が起こる可能性は低減される。
上述の処理は太陽光パネル2Cの枚数が9枚である場合について述べたが、他の枚数であってもよい。例えば図6のように、太陽光パネル2Cの枚数は3枚であってもよい。この場合、プロセッサ10は、第1列の位置に属する太陽光パネル2Ca、第3列の位置に属する太陽光パネル2Ccについて発電量を測定すればよい。
また太陽光パネル2Cは矩形のディスプレイ2B上に配置されるのではなく、例えば図7、図8および図9のような円形のディスプレイ2B上に配置されてもよい。
また円形のディスプレイ2B上に太陽光パネル2Cが配置されるとき、太陽光パネル2Cは、例えば図7および図8のような4枚の扇型形状の太陽光パネル2Cが設けられてもよい。図7および図8のような配置であれば、複数の太陽光パネル2Cは同じ面積を持つため、発電量から算出する照度の比較が容易となる。図7の配置の場合、図4における第1列に属する太陽光パネルとして紙面左側に存在する太陽光パネル2Caおよび太陽光パネル2Cbの発電量が測定され、図4における第3列に属する太陽光パネルとして紙面右側に配置されている太陽光パネル2Ccおよび太陽光パネル2Cdの発電量が測定されてもよい。図8の場合、図4における第1列に属する太陽光パネルとして紙面左側に配置されている太陽光パネル2Cbの発電量が、図4における第3列に属する太陽光パネルとして紙面右側に配置されている太陽光パネル2Cdの発電量がそれぞれ測定されてもよい。
また複数の太陽光パネル2Cの配置は、図9のような配置であってもよい。しかしながら、図9の配置では複数の太陽光パネル2Cの面積が均一でないため、複数の太陽光パネル2Cが同じ照度の光を受けた場合にも、当該複数の太陽光パネル2Cのそれぞれの発電量は異なると思われる。従って発電量の比較では、各太陽光パネル2Cについてその面積を考慮した評価を行う必要がある。
また複数の太陽光パネル2Cの配置は、図10のような配置であってもよい。図10の配置では、各太陽光パネル2Cはディスプレイ2B上に重ねられず、ディスプレイ2Bの周囲に配置される。この場合であっても、図4における第1列に属する太陽光パネルとして紙面左側に配置されている太陽光パネル2Cbの発電量が、図4における第3列に属する太陽光パネルとして紙面右側に配置されている太陽光パネル2Cdの発電量が、それぞれ測定されてもよい。
また光を検知する手段は、必ずしも太陽光パネル2Cに限られない。例えば図11に示されるように、太陽光パネル2Cの代りに照度センサ5Aa,5Abが設けられてもよい照度センサ5Aa,5Abは、図11の紙面左側と右側の領域にそれぞれ位置する。
プロセッサ10は、複数の照度センサ5Aa,5Abを用いることにより、スマートウォッチ1の光を遮る物体が存在するか、またスマートウォッチ1のどこまでが覆われているかが推測できる。図11の例では、スマートウォッチ1は照度センサ5Aaおよび照度センサ5Abを備えているが、スマートウォッチ1は更に多くの照度センサを備えてもよい。
またプロセッサ10は、照度センサ5Aと太陽光パネル2Cを組み合わせて制御を行ってもよい。例えば、スマートウォッチ1がユーザの左手14に装着されているとき、プロセッサ10は、図4における第1列の太陽光パネル2Cに相当する部分がユーザの服の袖13に覆われているか否かを、太陽光パネル2Cの代わりに照度センサ5Aを用いて判断し、図4における第3列の太陽光パネル2Cに相当する部分がユーザの服の袖13に覆われているか否かを、図4における第3列の太陽光パネル2Cを用いて判断してもよい。この場合、本体1Aの上面において袖13に覆われているか否かを判断したい部分に照度センサ5Aを設けることができる。
また、スマートウォッチ1が、太陽光パネル2Cのうち、発電している領域と発電していない領域を判別できる手段を備える場合には、スマートウォッチ1は当該手段を用いて本開示を実施することは可能である。複数の太陽光パネル2Cまたは照度センサ5Aを用いるのではなく、単一の太陽光パネル2Cが用いられてもよい。例えば単一の太陽光パネル2Cのうち、図2等における紙面右側の領域しか発電していないことが検出されたのであれば、プロセッサ10はディスプレイ2Bをオン状態からオフ状態にしてもよい。
また、タッチパネル2Aに対して指またはスタイラスペン等の操作子が接近したときには、太陽光パネル2Cへの光12が操作子により遮られる可能性がある。このとき、太陽光パネル2Cの発電量の変化に応じて画面をオフ状態に変化させる機能が働くことを防止するため、プロセッサ10は、所定の時間(例えば1秒)が経過するまで当該機能の実行を待機し、待機中にタッチパネル2Aへの入力操作を受けたときには、ディスプレイ2Bをオン状態からオフ状態へ変化させず、ディスプレイ2Bをオン状態に維持してもよい。
図5は、スマートウォッチ1において実行される処理の一例を示すフローチャートである。
図4に示すスマートウォッチ1が備えるプロセッサ10は、ステップS001において太陽光パネル2Ca〜2Ciのそれぞれの発電量を測定する。
次に、プロセッサ10は、ステップS002においてステップS001において得られた発電量から、いずれかの太陽光パネル2Cの発電量が閾値を超えるかを判断する。いずれかの太陽光パネル2Cの発電量が閾値を超えている場合、プロセッサ10は処理をステップS003へ進める。全ての太陽光パネル2Cの発電量が閾値を超えていない場合、太陽光パネル2Cのすべてが光を遮る物体により覆われている状態なのか、または周囲が暗く各太陽光パネル2Cが発電できない状態なのかが判断できないため、プロセッサ10は処理をステップS001へ戻す。
ステップS003において、プロセッサ10は、ディスプレイ2Bがオン状態であるか否かを判断する。ディスプレイ2Bがオン状態であるとき、プロセッサ10は処理をステップS004へ進める。
プロセッサ10は、ステップS004において、ステップS001で得られた情報を元に、第1列の発電量および第3列の発電量を求め、両者を比較する。第1列の発電量は、第1列に属する太陽光パネル2Ca、2Cb、2Ccの発電量のうちの最大の発電量であってもよいし、当該太陽光パネル2Ca、2Cb、2Ccの合計発電量であってもよい。同様に、第3列の発電量は、第3列に属する太陽光パネル2Cg、2Ch、2Ciの発電量のうちの最大の発電量であってもよいし、当該太陽光パネル2Cg、2Ch、2Ciの合計発電量であってもよい。両者を比較した結果、第1列の発電量が第3列の発電量より小さく、更にその差が閾値以上であるとき、周囲は発電可能な明るさを有する環境にあるにも関わらず、ディスプレイ2Bのうち、第1列周辺の領域は光を遮る物体に覆われていると可能性が高いと言える。したがって、プロセッサ10は、第1列の発電量が第3列の発電量より小さく、更にその差が閾値以上であるとき、ステップS005において、ディスプレイ2Bをオフ状態にする。
一方、ステップS003において、ディスプレイ2Bがオフ状態であるときには、プロセッサ10は処理をステップS006へ進める。
プロセッサ10は、ステップS006において、ステップS001で得られた情報を元に、第1列の発電量および第3列の発電量を求め、両者の発電量のそれぞれが閾値以上であるか否かを判断する。両者の発電量のそれぞれが閾値以上であるとき、光を遮る物体は太陽光パネル2C上になく、太陽光パネル2Cのすべてに光が当たっている可能性が高い。したがって、プロセッサ10は、両者の発電量のそれぞれが閾値以上であるとき、処理をステップS007において、ディスプレイ2Bをオフ状態からオン状態へ切り替える。一方で、両者の発電量の少なくとも一方が閾値未満であった場合、処理がステップS001へ戻る。
ここまでスマートウォッチ1は左手14に装着され、服の袖13は図4等の配置において、紙面左側から太陽光パネル2Cを覆い被さることを想定して説明した。これに対して、スマートウォッチ1が右手に装着された場合、袖13は紙面右側から覆い被さるようになるため、ステップS004の処理は逆になる。すなわちステップS004は「第3列の発電量は第1列の発電量より閾値以上少ない?」となる。従って、スマートウォッチ1の設定情報に、それを装着する腕を特定するための情報が含まれる等、プロセッサ10が、スマートウォッチ1が右手に装着されていることを判断できれば、プロセッサ10はステップS004の処理を上記の動作に変更してもよい。または、プロセッサ10は、第1列の累積発電量および第3列の累積発電量からスマートウォッチ1が右手に装着されているか左手14に装着されているかを判断してもよい。スマートウォッチ1においては、袖13からより遠い側では、袖13が掛かる頻度が低いと考えられる。したがって、スマートウォッチ1においては、袖13からより遠い側での発電量の累積値が、袖13により近い側での発電量の累積値よりも大きくなると考えられる。そこで、プロセッサ10は、スマートウォッチ1の各太陽光パネル2Cについて、所定時間前からの累積発電量を算出する。そして、プロセッサ10は、算出した累積発電量に基づいて、第1列の累積発電量と第3列の累積発電量を取得する。第1列の累積発電量は、第1列に属する太陽光パネル2Ca、2Cb、2Ccの累積発電量のうちの最大の累積発電量であってもよいし、当該太陽光パネル2Ca、2Cb、2Ccの合計累積発電量であってもよい。同様に、第3列の累積発電量は、第3列に属する太陽光パネル2Cg、2Ch、2Ciの累積発電量のうちの最大の累積発電量であってもよいし、当該太陽光パネル2Cg、2Ch、2Ciの合計累積発電量であってもよい。プロセッサ10は、第3列の累積発電量が第1列の累積発電量よりも多いなら、スマートウォッチ1が左手14に装着されていると判断する。一方で、プロセッサ10は、第1列の累積発電量が第3列の累積発電量よりも多いなら、スマートウォッチ1が右手に装着されていると判断する。
または、プロセッサ10は、加速度センサ5B等のセンサを用いて、スマートウォッチ1が右手に装着されているか左手14に装着されているかを判断してもよい。例えばユーザがスマートウォッチ1を左手14に装着し、左腕を下げているのであれば、重力方向は例えば図4の紙面左側から右側へ向かう方向となる。またユーザがスマートウォッチ1を右手に装着し、歩行しているのであれば、重力方向は例えば図4の紙面右側から左側へ向かう方向となる。従って、プロセッサ10は、加速度センサ5Bが検知する重力の方向に基づいて、スマートウォッチ1が右手に装着されているか左手に装着されているかを特定することができる。
ここまでディスプレイ2Bの状態をオン状態およびオフ状態の間で切り替えることについて説明したが、ディスプレイ2Bの状態の切り替えは必ずしもオン状態およびオフ状態の間での切り替えでなくともよい。例えば、ディスプレイ2Bの状態が、高輝度状態および低輝度状態の間で切り替えられてもよい。またはディスプレイ2Bの状態が、カラーでの表示状態および単色表示状態の間で切り替えられてもよい。またはディスプレイ2Bの状態が、高消費電力状態と低消費電力状態の間で切り替えられてもよい。
ここまで第1列に属する太陽光パネル2Cの発電量と第3列に属する太陽光パネル2Cの発電量を比較する例について説明したが、必ずしも第1列に属する太陽光パネル2Cの発電量と第3列に属する太陽光パネル2Cの発電量を比較しなくてもよい。プロセッサ10は、ユーザの着用する袖13に近い太陽光パネル2Cの発電量と、袖13から遠い太陽光パネル2Cの発電量を比較すればよい。つまり、プロセッサ10は、バンド1Bの短手方向において、互いに離れた位置に配置された太陽光パネル2Cの発電量を比較すればよい。
従って、例えばステップS004、S006の処理は、第1列と第3列の発電量の比較ではなく、第2列と第3列の発電量の比較であってもよい。または、プロセッサ10は、第1列に属する太陽光パネル2Cが発電した電力量および第2列に属する太陽光パネル2Cが発電した電力量との平均値または合計値を算出し、当該算出した数値を第3列に属する太陽光パネル2Cが発電した電力量と比較してもよい。
プロセッサ10は、第2列に属する太陽光パネル2Cの発電量に基づき処理を行う場合、ディスプレイ2Bにおいて、第2列に属する太陽光パネル2Cに対応する領域である中央部が、光を遮る物体により覆われているかを判断できる。ディスプレイ2Bにおいて中央の領域までが光を遮る物体により覆われている場合には、ユーザはディスプレイ2Bを高い確率で利用していないことが推測される。
ここまで、複数の太陽光パネル2Cが発電しているか否かにより判断を行う例について示したが、スマートウォッチ1が、単一の太陽光パネル2Cにおいて影となっている領域を検出できる手段を備えていれば、プロセッサ10は、その影となっている面積を元に制御を行ってもよい。例えば太陽光パネル2Cの面積のうち、半分が影となっているのであれば、プロセッサ10はディスプレイ2Bをオフ状態としてもよい。
<第2の実施例>
次に、第2の実施例について説明する。第2の実施例の構成のうち、第1の実施例と共通する構成については、その説明を省略する。
本実施例に係るスマートウォッチ1は、太陽光パネル2Cに覆いかぶさる光を遮る物体(例えば服の袖13)の動きを検出する。
スマートウォッチ1が備えるプロセッサ10は、図4における第1列に属する太陽光パネル(2Ca、2Cb、2Cc)の発電量(第1列の発電量)の推移および第3列に属する太陽光パネル(2Cg、2Ch、2Ci)の発電量(第3列の発電量)の推移を測定する。ディスプレイ2Bがオン状態の場合に、第1列に属する太陽光パネル(2Ca、2Cb、2Cc)の発電量が低下し、更に第3列に属する太陽光パネル(2Cg、2Ch、2Ci)の発電量もまた低下したとき、プロセッサ10は、ディスプレイ2Bをオン状態からオフ状態に変化させる処理を行う。
ユーザがスマートウォッチ1の使用を終了し、例えば腕を下げるなどの動作を行った際に、太陽光パネル2Cのすべてに袖13がかかる場合がある。このとき、上記の処理により、スマートウォッチ1はディスプレイ2Bをオン状態からオフ状態へ変化させる。従ってユーザが特段追加の操作を行わずとも、スマートウォッチ1は速やかに低消費電力の状態へ移行する。
また逆にディスプレイ2Bがオフ状態において、第3列に属する太陽光パネル(2Cg、2Ch、2Ci)の発電量が増加し、更に第1列に属する太陽光パネル(2Ca、2Cb、2Cc)の発電量が増加したとき、プロセッサ10はディスプレイ2Bをオフ状態からオン状態に変化させる処理を行う。
上記の処理により、スマートウォッチ1の備える各太陽光パネル2Cが光を遮る物体に覆われた状態から、太陽光パネル2Cのすべてに光が当たる状態へ変化したとき、スマートウォッチ1はディスプレイ2Bをオフ状態からオン状態に変化させる。従ってユーザがスマートウォッチ1の利用を開始しようとしたとき、ディスプレイ2Bをオン状態にするための操作がユーザにより行われずとも、スマートウォッチ1のディスプレイ2Bはオン状態となる。
以下に図12のフローチャートを用いて、第2の実施例に係るスマートウォッチ1で実行される処理について説明する。
ステップS101においてスマートウォッチ1が備えるプロセッサ10は、太陽光パネル2Ca〜2Ciのそれぞれの発電量を測定し、その後処理をステップS102へ進める。
次にステップS102において、プロセッサ10は第1列の発電量と第3列の発電量を比較し、両者の差が閾値未満であるならば、処理をステップS103へ進める。
ステップS103では、プロセッサ10は太陽光パネル2Cによる発電量が閾値以上かどうかを判断する。なお、太陽光パネル2Cによる発電量とは、第1列の発電量でもよいし、第3列の発電量でもよい。また、太陽光パネル2Cによる発電量とは、太陽光パネル2Cのすべてによる発電量であってもよい。ステップS103において、プロセッサ10は発電量が閾値以上であるならば、処理をステップS104へ進める。
ステップS104において、プロセッサ10は、第1列の発電量が閾値未満へ変化したことを検知したとき、本体1Aの上面における、第1列の太陽光パネル2Cの上方の領域の照度が減少したとして、処理をステップS105へ進める。
ステップS105において、プロセッサ10は、第1列の発電量が閾値未満へ変化したことに加え、第3列の発電量も閾値未満へ変化したことを検知したとき、本体1Aの上面における、第1列及び第3列の太陽光パネル2Cの上方の領域の照度が減少したとして、処理をステップS106へ進める。
上記の処理を経てステップS106へ至ったとき、プロセッサ10は、太陽光パネル2Cのすべてが光を遮る物体(例えば服の袖13)に覆われたと推測し、ディスプレイ2Bをオン状態からオフ状態に変化させる。なおプロセッサ10がディスプレイ2Bをオン状態からオフ状態へ変化させる前からディスプレイがオフ状態であれば、ステップS106が実行されなくてもよい。
ステップS104において、プロセッサ10が第1列の発電量が閾値未満へ変化したと判断したとき、処理をステップS101へ戻す。
ステップS105において、プロセッサ10は、第3列の発電量が閾値未満へ変化したと検知する前に、第1列の発電量が閾値以上へ変化したと検知したとき、処理をステップS101へ戻す。
ステップS103において、プロセッサ10は、太陽光パネル2Cの発電量が閾値以上でないと判断したとき、処理をステップS107へ進める。
ステップS107において、プロセッサ10は、第3列の発電量を調べ、その発電量が閾値以上であると判断したとき、本体1Aの上面における、第3列の太陽光パネル2Cの上方の領域の照度が増加したとして、ステップS108へ処理を進める。
ステップS108において、プロセッサ10は、第3列の発電量が閾値以上へ変化したと検知した後、第1列に属する太陽光パネル2Dの発電量が閾値以上へ変化したと判断したとき、本体1Aの上面における、第1及び第3列の太陽光パネル2Cの上方の領域の照度が増加したとして、処理をステップS109へ進める。
ステップS109において、プロセッサ10は、太陽光パネル2Cに覆いかぶさっていた光を遮る物体(例えば服の袖13)が取り除かれたと推測し、ディスプレイ2Bをオン状態にする。なお切り替える前からディスプレイ2Bがオン状態であれば、ステップS109は実行されなくてもよい。
またステップS106において、プロセッサ10は、ディスプレイ2Bをオフ状態にする処理とともにマイク7Aの感度を上げる処理を行ってもよい。または、プロセッサ10は、ディスプレイ2Bをオフ状態にする処理を行わず、マイク7Aの感度を上げる処理を行ってもよい。
太陽光パネル2Cが服の袖13に覆われた状態では、スマートウォッチ1に備えられたマイク7Aもまた同様に服の袖13に覆われている可能性が高い。このとき音が服の袖13に吸収され、マイク7Aの集音性能が低下する可能性がある。従ってマイク7Aの感度を上げる処理を行うことで、マイク7Aの集音性能が向上する。
ステップS106において、プロセッサ10は、ディスプレイ2Bをオフ状態にする処理とともに、スピーカ7Bの音量を上げる処理を行ってもよい。または、プロセッサ10は、ディスプレイ2Bをオフ状態にする処理を行わず、スピーカ7Bの音量を上げる処理を行ってもよい。
太陽光パネル2Cが服の袖13に覆われた状態では、スピーカ7Bからの音が服の袖13に吸収されている可能性がある。スピーカ7Bの音量を上げることで、スピーカ7Bからの音は聞き取りやすくなる。
プロセッサ10は、ディスプレイ2Bのオン状態からオフ状態へ変化させる処理を行うとともに、マイク7Bの感度を上げる処理およびスピーカ7Aの音量を上げる処理の両方を行ってもよい。またはプロセッサ10は、ディスプレイ2Bのオン状態からオフ状態へ変化させる処理を行わず、マイク7Bの感度を上げる処理およびスピーカ7Aの音量を上げる処理の両方を行ってもよい。これにより特にスマートウォッチ1が袖13に覆われた状態でスマートウォッチ1を用いた通話が行われても、スマートウォッチ1を装着するユーザおよび通話相手の双方が十分な音量で通話を行うことが可能となる。
またプロセッサ10は、報知の方法を切り替えてもよい。スマートウォッチ1は、ユーザに対する報知の方法として、ディスプレイ2Bにおける情報の表示、報知のためのLED8Bの発光、スピーカ7Bによる音の出力およびバイブレータ8Aによる振動等を使用することができる。ディスプレイ2Bが服の袖13に覆われた状態であると考えられる場合には(ステップS104,105でYESと判定)、スマートウォッチ1の設定において、報知の方法としてディスプレイ2Bによる情報の表示または報知のためのLED8Bの発光が設定されていたとしても、プロセッサ10はステップS106において報知の方法をスピーカ7Bによる音の出力またはバイブレータ8Aによる振動に切り替えてもよい。例えば、プロセッサ10は、ステップS106において、LED8Bの発光により報知を行うモードから、バイブレータ8Aの振動により報知を行うモードへ変化させる。または、光を遮る物体をLED8Bからの光が透過することによって報知されるために、プロセッサ10はLED8Bの発光強度を高めてもよい。また、ディスプレイ2B上から袖13が排除された状態であると考えられる場合には(ステップS107,108でYESと判定)、プロセッサ10はステップS109において報知の方法を、スピーカ7Bによる音の出力またはバイブレータ8Aによる振動から、ディスプレイ2Bによる情報の表示または報知のためのLED8Bの発光に切り替えてもよい。例えば、プロセッサ10は、ステップS109において、バイブレータ8Aの振動により報知を行うモードから、LED8Bの発光により報知を行うモードへ変化させる。
ステップS107において、プロセッサ10は、第3列の発電量が閾値以上へ変化していないと判断したとき、処理をステップS101へ戻す。
ステップS108において、プロセッサ10は、第1列の発電量が閾値以上へ変化した後、所定の時間内に第3列の発電量が閾値以上へ変化したと検知しなかったとき、処理をステップS101へ戻す。
第1の実施例および第2の実施例に係る処理は、加速度センサおよびジャイロセンサ等のスマートウォッチ1の姿勢を検出するセンサの信号に応じて実行されてもよい。この場合、例えば、スマートウォッチ1のプロセッサ10は、加速度センサ5Bおよびジャイロセンサ5Cの出力信号に基づいて、スマートウォッチ1の位置および姿勢の変化を特定する。そして、プロセッサ10は、その特定結果に基づいて、例えばディスプレイ2Bをユーザの側へ向けるようなスマートウォッチ1の動作を検知したとき、第1の実施例における図5のステップS001以降の処理あるいは第2の実施例における図12のステップS101以降の処理を実行する。このような処理によると、本実施例に係るスマートウォッチ1は、ユーザがスマートウォッチ1のディスプレイ2Bを見ようとしている状況をより正確に検知することができる。その結果、スマートウォッチ1の誤動作の回数が低減する。よって、消費電力の低減と操作性の向上を実現できる。
また第1の実施例および第2の実施例に係る処理は、気温に応じて実行されてもよい。手首に装着する機器に備えられた太陽光パネル2Cへの光を遮る物体の一例として、ユーザの着用する服の袖13が考えられる。しかしながら、太陽光パネル2Cへの光を服の袖13が遮る場合とは、当該服が長袖の場合である。従って、薄着になる気温(例えば25℃以上)のときには、プロセッサ10は、第1の実施例および第2の実施例に係る処理を実行しなくともよい。これにより不要な処理が削減される。その結果、消費電力が低減する。気温は、スマートウォッチ1が備える温度計で測定してもよいし、通信ユニットによる通信によりインターネットまたは通信可能な別の機器から取得されてもよい。
また、第1列の太陽光パネル2Cへの光と第3列の太陽光パネル2Cへの光のうち、どちらかが頻繁に遮られることがなければ、ユーザの着用する服の袖13は、手首に装着する機器を覆うものではなく、例えば半袖の服などである可能性が高い。そこで、プロセッサ10は、第1列の太陽光パネル2Cへの光と第3列の太陽光パネル2Cへの光のうちの片側の光だけ遮られる状態が、所定時間発生していない場合には、第1の実施例および第2の実施例に係る処理を実行しなくともよい。
また第1の実施例および第2の実施例に係る処理は、時間に応じて実行されてもよい。周囲が明るい状態でなければ、プロセッサ10は上述の処理を正確に行うことが難しくなる。そこで、プロセッサ10は、例えば昼間のみ、上述の処理を行ってもよい。
ステップS104から所定の時間内にステップS106へ進んだ場合のみステップS106の処理が実行されてもよい。つまり、第1列の発電量が第1閾値以上から当該第1閾値未満に変化した後、所定の時間内に第3列の発電量が第2閾値以上から当該第2閾値未満に変化したときのみ、ステップS106の処理が実行されてもよい。またステップS107から所定の時間内にステップS109へ進んだ場合にステップS109の処理が実行されてもよい。つまり、第3列の発電量が第2閾値未満から当該第2閾値以上に変化した後、所定の時間内に第1列の発電量が第1閾値未満から当該第1閾値以上に変化したときのみ、ステップS109の処理が実行されてもよい。このように、所定の時間内に第1列および第3列の間で発電量の変化が発生した場合のみディスプレイ2Bのオン状態への移行またはオフ実行への移行が実行されることにより、ユーザのディスプレイ2Bを見ようとする動作の誤検出の可能性を低減できる。
上記の実施例で説明した処理は、手首に装着する腕時計型デバイスのスマートウォッチ1で実施されていたが、他の電子機器で実施されてもよい。
上記の実施例で説明した処理は、例えば図13に記載のブレスレット型端末15で実施されてもよい。ブレスレット型端末15は、フレキシブルディスプレイを用いた円環状の端末である。ブレスレット型端末14にはベルト1Bが存在しない。ブレスレット型端末15における短手方向とは、ブレスレット型端末15を腕に装着したときに当該腕の延びる方向である。ブレスレット型端末15が備える複数の太陽光パネル2Cは、太陽光パネル2Caおよび太陽光パネル2Cbの2つを含む。
また上記の実施例で説明した処理は、例えば図14に記載のリストバンド型端末16で実施されてもよい。リストバンド型端末16は、バンド1Bに本体1Aをはめ込んだ端末である。リストバンド型端末16は、報知のためのバイブレータ8AおよびLED8Bを有し、ディスプレイ2Bを有しない。リストバンド型端末16が左手に装着されている場合、プロセッサ10は、照度センサ5Aaおよび照度センサ5Abの信号に基づき、リストバンド端末16が袖13に覆われたと判断したとき、報知の手段を、バイブレータ8AおよびLED8Bの間で切り替えてもよい。
例えば図15に記載のフレキシブルディスプレイを用いた巻き取り型端末17のような端末では、プロセッサ10は、当該フレキシブルディスプレイのうち、太陽光パネル2Cの光を受けた部分に対応する領域のみオン状態へ変化させてもよい。更にそのほか、本開示は、フィーチャーフォン、タブレット端末、PDA、デジタルカメラ、音楽プレイヤーおよびゲーム機等に適用することができる。
本明細書では、添付の請求項に係る技術を完全かつ明瞭に開示するために特徴的な実施例に関し記載してきた。しかし、添付の請求項は、上記の実施例に限定されるべきものでなく、本明細書に示した基礎的事項の範囲内で当該技術分野の当業者が創作しうるすべての変形例及び代替可能な構成により具現化されるべきである。
1 スマートウォッチ
1A 本体
1B バンド
1C ベゼル
2A タッチパネル
2B ディスプレイ
2C 太陽光パネル
3 ボタン
4 バッテリ
5A 照度センサ
5B 加速度センサ
5C ジャイロセンサ
6 通信ユニット
7A マイク
7B スピーカ
8A バイブレータ
8B LED
9 ストレージ
9A 制御プログラム
9B アプリケーション
9C 設定情報
9D センサ情報
9E 環境情報
10 プロセッサ
12 光
13 袖
14 左手
15 ブレスレット型端末
16 リストバンド型端末
17 巻き取り型端末

Claims (17)

  1. 本体と、
    前記本体を体の一部に装着可能なバンドと
    を有し、
    前記本体は、
    前記本体の上面の照度を検知する第1検知部と、
    前記第1検知部の位置から前記バンドの短手方向に離れた位置に存在し、前記上面の照度を検知する第2検知部と、
    前記第1検知部で検知された第1照度および前記第2検知部で検知された第2照度の少なくとも一方が変化したと判断したとき、所定の処理を実行する制御部と
    を有する、電子機器。
  2. 前記第1検知部および前記第2検知部のうちの少なくとも一方は、光を受けて発電を行う光電変換部を有し、
    前記制御部は、前記光電変換部での発電量が変化したとき、照度が変化したと判断する、
    請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記光電変換部は、ディスプレイ上に重ねられており、波長が360nmから830nmの光の少なくとも一部を透過させる、
    請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記第1検知部または前記第2検知部のうちの少なくとも一方は、フォトダイオードを含む、
    請求項1に記載の電子機器。
  5. ディスプレイを更に有し、
    前記制御部は、
    前記第1照度が第1閾値以上であり、且つ前記第2照度が第2閾値以上から当該第2閾値未満に変化したと判断したとき、前記所定の処理として前記ディスプレイをオフにする、
    請求項1乃至4のいずれか一つに記載の電子機器。
  6. ディスプレイを更に有し、
    前記制御部は、
    前記第1照度が第1閾値以上であり、且つ前記第2照度が第2閾値未満から当該第2閾値以上に変化したと判断したとき、前記所定の処理として前記ディスプレイをオンにする、
    請求項1乃至4のいずれか一つに記載の電子機器。
  7. 前記制御部は、
    前記第1照度が第1閾値以上から当該第1閾値未満に変化した後、前記第2照度が第2閾値以上から当該第2閾値未満に変化したと判断したとき、前記所定の処理を実行する、
    請求項1乃至4のいずれか一つに記載の電子機器。
  8. ディスプレイを更に有し、
    前記所定の処理は、前記ディスプレイをオン状態からオフ状態へ変化させる処理を含む、
    請求項7に記載の電子機器。
  9. 前記本体はマイクを更に有し、
    前記所定の処理は、前記マイクの音の感度を上げる処理を含む、
    請求項7または8に記載の電子機器。
  10. 前記本体は発光部およびバイブレータを更に有し、
    前記所定の処理は、前記発光部の発光により報知を行う第1モードから、前記バイブレータの振動により報知を行う第2モードへ変化させる処理を含む、
    請求項7乃至9のいずれか一つに記載の電子機器。
  11. 前記制御部は、
    前記第1照度が第1閾値未満から当該第1閾値以上に変化した後、前記第2照度が第2閾値未満から当該第2閾値以上に変化したと判断したとき、前記所定の処理を実行する、
    請求項1乃至4または7乃至10のいずれか一つに記載の電子機器。
  12. 前記本体はディスプレイを更に有し、
    前記所定の処理は、前記ディスプレイをオフ状態からオン状態へ変化させる処理を含む、
    請求項11に記載の電子機器。
  13. 前記本体はマイクを更に有し、
    前記所定の処理は、前記マイクの音の感度を下げる処理を含む、
    請求項11または12に記載の電子機器。
  14. 前記本体は発光部およびバイブレータを更に有し、
    前記所定の処理は、前記バイブレータの振動により報知を行う第1モードから、前記発光部の発光により報知を行う第2モードへ変化させる処理を含む、
    請求項11乃至13のいずれか一つに記載の電子機器。
  15. 前記制御部は、
    前記第1照度が前記第1閾値以上から当該第1閾値未満に変化した後、所定時間内に前記第2照度が前記第2閾値以上から当該第2閾値未満に変化したと判断したとき、前記所定の処理を実行する、
    請求項7乃至14のいずれか一つに記載の電子機器。
  16. 前記本体が、左手に装着されているとき、
    前記第1検知部は、前記左手の肘側に位置し、
    前記第2検知部は、前記左手の指側に位置する、
    請求項1乃至15のいずれか一つに記載の電子機器。
  17. 本体と、前記本体を体の一部に装着可能なバンドとを有し、前記本体が、前記本体の上面の照度を検知する第1検知部と、前記第1検知部の位置から前記バンドの短手方向に離れた位置に存在し、前記上面の照度を検知する第2検知部とを有する電子機器に、
    前記第1検知部で検知された第1照度および前記第2検知部で検知された第2照度の少なくとも一方が変化したと判断したとき、所定の処理を実行させるための制御プログラム。
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