JP5879634B2 - 身体活動測定装置 - Google Patents

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本発明は、使用者の活動量を取得すると共に、この活動量の目標値に対する達成度を容易に理解し易い手段で通知する身体活動測定装置に関する。
身体活動測定装置の一つである歩数計や活動量計などが種々開発されており、一般的には、使用者の歩数、歩行距離、消費エネルギーなどを、LCD(Liquid Crystal Display)において表示できるようになっている。そのような従来の活動量計の一例としては、特許文献1に記載の身体活動測定装置があり、使用者の歩数等を取得でき、使用者の生体情報や、予め定めておいた目標値に対する達成度、推奨される運動(アドバイス情報)などを、画面表示部(主としてLCD、EL素子)に表示できるようになっている。
特開2010−253204号公報
このような従来の歩数計や活動量計は、常に身に着けて使用するものであることから、携帯しやすいように装置が小型化されることが多い。しかしながら、装置が小型化されると、画面表示部としてのLCDも、面積が小さくなるように設計せざるを得えない結果、表示される文字も小さくなってしまい、表示される測定結果が読み難くなるという問題があった。反対に、読み易い大きい文字を表示するために、面積の大きいLCDを設けると、多くの電力を消費してしまうため電池の寿命が短くなり、装置を小型化することもできないという問題が生じてしまう。
また、従来の歩数計や活動量計では、例えば、歩数、その歩数に応じた歩行距離、歩行時間、消費エネルギー、脂肪燃焼量などのような多くの種別の活動量を表示可能に構成されているものも多い。特に前記のように小型化された装置の場合、小さい画面表示部に総ての種別の活動量を一度に表示することはできないため、複数種別(例えば2つ)ずつ表示させ、本体に設けられた所定のボタンスイッチを操作することで他の種別の活動量を順番に表示するように構成されていることが多い。しかしながら、使用者個人によって興味のある活動量の種別は異なり、使用者が所望する活動量(例えば消費エネルギー)のみを知ることができれば満足する者もいる。そのような使用者にとっては、その所望の活動量が表示されるまで何度もボタンスイッチの操作が必要となって操作が煩わしいと感じてしまい、また、消費電力が増加して電池の寿命が短くなるという問題があった。前記のように携帯しやすい小型の装置が求められるところ、それに応じて、画面の切り替えその他の操作のためのスイッチも小さく設計せざるを得えず、一層操作がし難く、煩わしくなるという問題もある。
さらに、LCDのような液晶表示画面を設けると、それを配置するスペースを確保する必要があるため、LCDの画面の面積よりも装置を小型化することはできず、デザインの自由度が制限されるおそれがある。また、LCDの画面やスイッチ類がある装置を、外部から見える位置(着衣など)に取り付けることに対して、ファッション上の抵抗を感じる使用者がいることも想定される。
そこで本発明は、使用者にスイッチを操作する負担を強いることなく、装置を所定方法で動かすことにより、発光、振動、又は、音声のいずれかによって、使用者が所望の活動量の目標値に対する達成度を通知できる身体活動測定装置を提供することを目的としている。達成度のみを通知することにより、LCDのような画面表示部を不要とし、消費電力を押さえ、大きさやデザインの自由度を高めることのできる身体活動測定装置を提供することが、本発明の更なる目的である。
上記課題を解決するために、本発明に係る身体活動測定装置は、身体活動測定装置が動かされることによって生ずる加速度値を測定する測定手段と、前記測定手段が取得した加速度値に基づいて、測定期間における所定種別の活動量を演算し、目標値に対する前記活動量の達成度を演算する演算手段と、前記身体活動測定装置を手に持ち、静止させた状態から、前記身体活動測定装置の全体が所定方向に動かされたか否かを、前記加速度値によって判定する判定手段と、前記判定手段により前記身体活動測定装置の全体が所定方向に動かされたと判定された時に、前記達成度に対応した光を発して前記達成度の通知を開始する発光手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の身体活動測定装置は、画面表示部及び/又はスイッチを外面上に設けない構成としたことを特徴とする。
また、本発明の身体活動測定装置において、前記判定手段は、前記加速度値が1Gと一致した時に、前記所定方向に前記身体活動測定装置の全体が動かされたか否かの判定を開始する構成としたことを特徴とする。
また、本発明の身体活動測定装置において、前記演算手段が、前記所定種別の活動量として、第1活動量及び第2活動量を演算し、前記活動量の達成度として、前記第1活動量の達成度及び前記第2活動量の達成度を演算し、前記判定手段が、前記身体活動測定装置の全体が所定方向に動かされたか否かの判定として、前記身体活動測定装置の全体が第1方向に動かされたか否かの判定、及び前記身体活動測定装置の全体が前記第1方向と異なる方向である第2方向に動かされたか否かの判定を行い、前記判定手段が、前記身体活動測定装置の全体が前記第1方向に動かされたと判定した時に、前記発光手段は、前記第1活動量の目標値に対する達成度の通知を開始し、前記判定手段が、前記身体活動測定装置の全体が前記第2方向に動かされたと判定した時に、前記発光手段は、前記第2活動量の目標値に対する達成度の通知を開始する構成としたことを特徴とする。
また、本発明の身体活動測定装置において、前記活動量は、少なくも第1活動量及び第2活動量を有し、前記判定手段が、前記所定方向に前記身体活動測定装置の全体が動かされたと判定した時に、前記発光手段は、前記第1活動量の目標値に対する達成度の通知を開始し、その通知後に、前記第2活動量の目標値に対する達成度の通知を開始する構成としたことを特徴とする。
また、本発明の身体活動測定装置は、さらに外部機器接続用のインターフェースを備え、前記活動量の種別とその目標値のカスタマイズ及び/又は前記達成度の通知方法のカスタマイズを、前記インターフェースに接続した外部機器によって行うことを特徴とする。
また、本発明の身体活動測定装置において、前記発光手段は、前記達成度のレベルに応じて、異なる色で発光可能に構成したことを特徴とする。
また、本発明の身体活動測定装置において、前記発光手段は、前記達成度のレベルに応じて、光を点灯又は点滅可能に構成したことを特徴とする。
また、本発明の身体活動測定装置において、前記発光手段に替えて、前記達成度に対応した振動をして前記達成度の通知が可能な振動手段を有する構成としたことを特徴とする。
また、本発明の身体活動測定装置において、前記達成度に対応した音声を発して前記達成度の通知が可能なスピーカーを有する構成としたことを特徴とする。
本発明によれば、発光、振動、又は、音声により、目標値に対する活動量の達成度を通知することができるため、使用者は所望の活動量の達成度を、容易かつ瞬時に確認することができる。
また、達成度の通知を開始するための所定方法により装置が動かされたと判定した時に前記達成度の通知を開始するので、従来装置のようなスイッチの操作による表示内容の確認が不要となり、使用者に対して煩雑なスイッチ操作の負担を強いることがない。
また、達成度を発光、振動、又は、音声により通知するため、LCDのような画面表示部や、表示内容の切り替え操作をするためのスイッチが不要となり、それにより、消費電力を抑えることができる。
また、画面表示部やスイッチを外面上に備えないことにより、より携帯しやすい形状の設計が可能となり、更なる小型化を図れるなど、装置のデザインの自由度を高めることができる。
本発明の実施形態に係る身体活動測定装置の外観構成を示す図であり、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)はキャップを本体から分離した状態の正面図である。 本発明の実施形態に係る身体活動測定装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る身体活動測定装置の測定処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る身体活動測定装置の達成度通知処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態に係る身体活動測定装置について、図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の実施形態に係る身体活動測定装置の外観構成を示す図であり、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)はキャップを本体から分離した状態の正面図、図2は、本発明の実施形態に係る身体活動測定装置の構成を示すブロック図である。
図1及び図2に示すように、身体活動測定装置10は、本体11と、キャップ14と、クリップ15とを有する。本体11は、測定手段としての加速度センサ31と、A/D変換器35と、制御部40と、演算手段としての演算部32と、記憶部33と、発光手段としての発光部21と、判定手段としての判定部27と、インターフェース24と、電源部22と、計時部23と、を有している。
図1(B)に示すように、本体11の背面13には、弾性部材により付勢されて開閉可能なクリップ15が設けられており、身体活動測定装置10を使用者の着衣などに手軽に装着できるようになっている。本体11及びクリップ15は、例えば合成樹脂で形成する。また、本体11には、必要に応じてストラップ係止穴(図示せず)等を設けてもよい。図1(C)に示すように、身体活動測定装置10は、本体11のインターフェース24(接続用端子25)を保護するため、例えば合成樹脂で形成されたキャップ14が、着脱可能に構成されてもよい。
加速度センサ31は、身体活動測定装置10が動かされることによって生ずる加速度値を継続的に測定可能な測定手段である。身体活動測定装置10が動かされるとは、身体活動想定装置10が使用者の着衣等に装着された状態で使用者が身体活動を行う(例えば歩く)ことによって動かされる場合、使用者が身体活動想定装置10を手に持って直接的に動かされる場合、のいずれも含まれる。
加速度センサ31は、身体活動測定装置10が動かされることによって生ずる加速度値に応じて出力値が変化するセンサである。より具体的には、加速度センサ31は、互いに直行する3軸(X軸、Y軸、Z軸)方向についてそれぞれ検出することができるように、X軸センサ31a、Y軸センサ31b、及びZ軸センサ31cを有し(図2参照)、X軸センサ31a、Y軸センサ31b、及びZ軸センサ31cのそれぞれから信号を出力することができる。
加速度センサ31の出力値は、制御部40や演算部32等による処理のために、A/D変換器35によりアナログ−デジタル変換される。より具体的には、X軸センサ31a、Y軸センサ31b、Z軸センサ31cによって取得されたアナログデータとしての各出力値は、それぞれA/D変換器35a、A/D変換器35b、及びA/D変換器35cによってデジタルデータに変換されると共に、計時部23による経過時間情報に対応させて記憶部33に記憶されるようになっている。又は、このようなX軸センサ31a、Y軸センサ31b、Z軸センサ31cの各出力値のA/D変換値は、制御部40による制御のもと、演算部32によって合成され、デジタルデータとしての加速度値(加速度値のA/D変換値)や、演算に用いるためのデータに加工されて、計時部23による経過時間情報に対応させて記憶部33に記憶されるようになっている。
なお、この加速度センサ31によって使用者のあらゆる身体活動についての加速度値をより正確に取得するために、身体活動測定装置10は使用者の身体に可能な限り密着していることが好ましい。特に上半身の身体活動をも検知することができるよう、身体活動測定装置10を、例えば、クリップ15によって使用者の着衣に装着するほか、使用者が腰部に巻いているベルトなどに装着した状態や、使用者の着衣の胸ポケットなどに収める状態を推奨するとよい。
測定手段として、加速度センサ31を説明したが、これに加えて、例えば、気圧センサを採択してもよい。気圧センサによれば、階段昇降のような上昇する又は下降する活動の活動情報を効果的に取得することが可能である。
制御部40は、発光部21、電源部22、計時部23、インターフェース24(接続用端子25、無線送受信部26)、判定部27、加速度センサ31、演算部32、記憶部33、及び、A/D変換器35と電気的に接続されており、制御部40によって各動作が制御されるようになっている。演算部32及び制御部40は、それぞれ集積回路で構成することが好ましい。
演算部32は、制御部40による制御のもと種々の演算処理を行うことが可能な演算手段である。演算部32は、特に、測定手段としての加速度センサ31が取得した加速度値に基づいて、測定期間における所定種別の活動量を演算し、目標値に対する活動量の達成度を演算する演算手段として機能する。
本発明において、活動量は、身体活動測定装置10によって取得される、使用者の身体活動の量を示す指標であって、その種別としては、例えば、歩数(単位:歩)、歩行時間(単位:分)、歩行距離(単位:km)、総消費エネルギー量(単位:kcal)、活動消費エネルギー量(単位:kcal),脂肪燃焼量(単位:g)を挙げることができる。なお、総消費エネルギー量は身体活動による消費エネルギー量と基礎代謝量との和、活動消費エネルギー量は身体活動による消費エネルギー量、をそれぞれ意味する。その他にも、身体活動強度(単位:METs)、身体活動量(単位:エクササイズ、メッツ・時間)なども活動量の種別に含めてもよい。なお、身体活動強度とは、人の身体活動の強さを、安静時の何倍に相当するかで表す数値である。なお、運動所要量・運動指針の策定検討会が、平成18年7月に策定した「健康づくりのための運動指針2006」における、「メッツ(METs)」に相当する。また、身体活動量は、身体活動強度に身体活動の実施時間を乗じた値であり、前記「健康づくりのための運動指針2006」における「エクササイズ」に相当する。演算部32は、後述のように使用者が所望する活動量として設定された種別のみを演算する構成としてもよいし、使用者の所望に関わらず身体活動測定装置10で測定可能な総ての種別の活動量を演算する構成としてもよく、特に限定されない。それぞれの活動量の演算方法は、加速度値や使用者の生体情報を用いた公知の演算方法に従えばよいため、詳細な説明は省略する。
活動量の演算は、短く設定された所定単位時間(例えば60秒)ごとに行い、その時点までに経過している測定期間における累積値が演算される。
例えば、測定期間を0時から24時までの24時間サイクル、所定種別の活動量として活動消費エネルギー量、その目標値として1000kcal、とそれぞれ設定されている場合には、0時から所定単位時間ごとに測定された加速度値に基づいて、演算部32は、所定のプログラムに従って、所定単位時間における消費エネルギー量を演算し、記憶部33に記憶させる。演算部32は、所定単位時間の経過ごとに、直前の所定単位時間における消費エネルギー量を演算するとともに、測定時間の開始時刻(0時)からの累積値(活動消費エネルギー)も演算する。さらに、演算部32は、消費エネルギー量の累積値を演算した時、その累積値の目標値(1000kcal)に対する達成度(割合)を演算して記憶部33に記憶させ、以降も同様にして達成度の記録を更新する。
記憶部33は、種々のデータを蓄積可能なデータ蓄積手段として機能する。記憶部33は、揮発性メモリ(図示せず)、不揮発性メモリ(図示せず)などによって構成されるのが好適である。揮発性メモリは、制御部40による処理等のための各種データを一時的に記憶でき、また、演算部32の演算処理時の記憶領域としても機能する。不揮発性メモリは、長期保存すべきデータの記憶に使用される。例えば、過去に行った身体活動に関する情報についてその日時ごとの記憶、使用者により入力された生体情報(性別、年齢、体重等)の記憶、各種プログラムの記憶などに使用される。
なお、データ蓄積手段としては、記憶部33だけでなく、一部の機能を外部機器110に持たせてもよい。これにより、身体活動測定装置10内の記憶容量を小さくすることが可能となり、身体活動測定装置10の小型化・軽量化・低コスト化に寄与することができる。
発光部21は、所定種別の活動量の目標値に対する達成度に対応した光を発して、前記達成度の通知が可能な発光手段である。発光部21の発光体としては、単数又は複数のLED(Light Emitting Diode/発光ダイオード)やEL素子(Electro Luminescence/電界発光素子)を用いることができる。特に、様々な色の発光を可能とするために、RGB LEDを用いるのが好適である。本体11の外面部材の少なくとも一部を、透光性のある部材で構成し(一例として、図1における斜線部分)、その内側に配された発光部21が発光することによって、その光が本体11の外へ透過し、外部からその光を視認できるようになっている。
発光部21は、達成度のレベルに応じて、異なる色で発光可能に構成されている。例えば、達成度100%は赤色、達成度80%は紫色、達成度60%は紺色、達成度40%以下は青色に発光する、というように4段階のレベルに応じて、それぞれ色相が異なる色パターンに基づいて発光可能に構成してもよい。また、達成度100%、達成度80%、達成度60%、達成度40%以下、のそれぞれの達成度のレベルに応じて、明度を段階的に異にする同色相(例えば赤色)の色で発光可能に構成してもよい。また、上述の例では4段階のレベルで、異なる色での発光ができる構成を示したが、これに限定されるものではなく、例えば、達成度10%ごとに10段階のレベルに応じて、10色の異なる色で発光可能に構成してもよいし、目標値を超えたとき(達成度100%)に、発光する設定とするなど、任意の通知方法を設定することができる。
発光部21は、上述のように達成度のレベルに応じて異なる色で発光するほかに、達成度のレベルに応じて点灯又は点滅するようにしてもよい。また、達成度のレベルに応じて、異なる発光面積や、異なる点滅パターンで発光するようにしてもよい。
発光色や発光方法は、身体活動測定装置10の出荷前に予め設定しておいてもよいし、後述のように、使用者がカスタマイズすることができるようにしてもよい。
判定部27は、発光部21による達成度の通知を開始するための所定方法により身体活動測定装置10が動かされたか否かを判定する判定手段である。前記通知を開始するための所定方法としては任意の方法を設定すればよく、例えば、使用者が身体活動測定装置10を手に持ち、略静止させた状態から、身体活動測定装置10を所定方向に所定角度(例えば180度)回転させる方法、前後方向又は左右方向に任意の回数振る方法、などが挙げられる。判定部26は、身体活動測定装置が動かされることによって生ずる加速度値を検出する加速度センサであって、互いに直行する3軸(X軸、Y軸、Z軸)方向成分のそれぞれについて加速度値を検出することができる。検出結果は、図示しないA/D変換器によってアナログ−デジタル変換され、3軸の検出結果に基づいて、所定方法に合致するように動かされたか否かを判定することができるようになっている。判定部26は、例えば、その3軸加速度センサの合成加速度値が略1Gとなった時に、所定方法により身体活動測定装置10が動かされたか否かの判定を開始する、即ち、加速度値が1Gと一致したか否かを判定トリガーとするように構成すればよい。判定部27は、判定の結果を、制御部40に出力する。
上記の通り判定部27は、独立の内部部材として構成してもよいが、特に限定されるものではない。例えば、予め定められている所定方法に従って、身体活動測定装置10が動かされたか否かを、加速度センサ31が検出した加速度値に基づいて判定するように構成してもよい。また、制御部40に判定部27の判定機能を持たせることによって、制御部40と判定部27とを共通化させてもよい。
図1(C)に示すように、身体活動測定装置10は、本体11に外部機器接続用のインターフェース24を備える。インターフェース24は、接続用端子25及び/又は無線送受信部26(図2参照)からなり、身体活動測定装置10と外部機器110とを接続し、データの入出力を行うために使用される。
接続用端子25は、身体活動測定装置10と外部機器110とを直接又は有線で接続するために用いられる。接続用端子25としては、例えばUSB端子(Universal Serial Bus)、LANコネクタ(Local Area Network)、シリアルコネクタ等の一般的な端子を用いることができる。また、無線送受信部26は、身体活動測定装置10と外部機器110との間で、無線通信によるデータの入出力を行うために用いられる。無線送受信部26としては、例えば、赤外線通信や、Bluetooth(登録商標)等を用いることができる。
電源部22は、電池(バッテリー)などの電力供給源によって構成される電力供給手段であり、身体活動測定装置10の各構成部材には、制御部40を介して電力が供給されるようになっている。また、電源部22は、接続用端子25を介して外部機器から充電可能な構成にしてもよい。
計時部23は、前述又は後述の測定期間、所定単位時間、所定時間の経過を、その基準となる時刻(例えば午前0時)から計時するほか、その他の種々の時間を計測することが可能である。なお、本実施形態では、計時部23は独立の構成要素としているが、計時回路として制御部40に一体化された構成とし、制御部40自身が所定時間を計時し、その所定時間が経過しているか否かの判断がなされるようにしてもよい。
インターフェース24に接続される外部機器110は、例えば、パーソナル・コンピュータや携帯端末機等を挙げることができる。外部機器110は、外部機器表示部111、外部機器入力部112、外部機器記憶部113、外部機器インターフェース114(外部機器接続端子115、外部機器無線送受信部116)を有する。外部機器110は、外部機器インターフェース114から、インターフェース24を介して身体活動測定装置10に接続することが可能である。このように、身体活動測定装置10と、外部機器110と、によって身体活動測定システムが構成され得る。
身体活動測定装置10は、画面表示部及び/又はスイッチ(ボタン類を含む。)を、少なくとも外面上には設けない構成とされている。使用者が所望する活動量の種別やその目標値のカスタマイズ、及び/又は、前記達成度の通知方法のカスタマイズを含む、身体活動測定装置10に関する設定は、インターフェース24によって身体活動測定装置10に接続された外部機器110を用いて行う。画面表示部を設けないことにより装置の小型化及び消費電力の低減を実現でき、また、スイッチを設けないことにより身体活動測定装置10における煩雑なスイッチ操作の負担を使用者に対して強いることがなくなる。使用者の生体情報の入力も同様である。
外部機器表示部111には、制御部40から送られたデータ(記憶部33の記憶内容)や、外部機器記憶部113の記憶内容を表示することができ、身体活動測定装置10の使用状況に応じてデータを読み出して、表示させることができるようになっている。外部機器表示部111として、液晶ディスプレイ(LCD)等を挙げることができる。主として、使用者の生体情報や設定事項の表示、操作の案内表示、現在日時・曜日の表示、その使用日における活動量、目標値に対する達成度等である。また、目標値を達成するのに適した身体活動の表示(アドバイス表示)を行うようにしてもよい。
外部機器入力部112は、使用者が外部機器110にデータを入力するために用いられ、キーボード、タッチパネル、マウス、入力キー等を挙げることができる。
ここで、入力される生体情報としては、年齢、性別、身長、体重、除脂肪量などを挙げることができるが、特に限定されるものではない。使用者の活動量を求めるために必要な生体情報を用いればよい。使用者が身体活動測定装置10を使用する上で必要な設定事項としては、例えば、日時、曜日、使用者が測定対象として所望する活動量の種別、測定期間(測定のサイクルとして、例えば、0時から24時までの24時間(1日)単位、1週間単位など)、その目標値、達成度の通知方法、1歩あたりの長さ(cm)などが挙げられる。このように入力された生体情報や設定事項は、制御部40の制御により、記憶部33及び外部機器記憶部113に記憶される。
外部機器記憶部113は、揮発性メモリ(図示せず)、不揮発性メモリ(図示せず)などによって構成されるデータ記憶手段である。揮発性メモリは、外部機器110での処理等のための各種データを一時的に記憶できるようになっている。また、演算処理時の記憶領域としても機能する。不揮発性メモリは、長期保存すべきデータの記憶に使用される。例えば、過去に行った身体活動に関する情報(活動量)についての日時ごとの記憶、使用者により入力された生体情報の記憶、各種プログラムの記憶などに用いることができる。
外部機器インターフェース114は、接続用端子115、及び/又は、無線送受信部116からなり、外部機器110と身体活動測定装置10とを接続し、データの入出力を行うために用いられる。外部機器接続用端子115は、接続用端子15との間で、直接又は有線で接続するために用いられる。外部機器接続用端子115は、接続用端子25と同様に、例えばUSB端子、LANコネクタ、シリアルコネクタ等の一般的な端子を用いることができる。外部機器無線送受信部116は、無線送受信部26との間で、無線通信によるデータの入出力を行うために用いられる。無線送受信部26と同様に、例えば、赤外線通信や、Bluetooth(登録商標)等を用いると好適である。
以下、身体活動測定装置10の動作の流れについて説明する。なお、以下の動作の説明は、使用者が測定対象として所望する活動量の種別は活動消費エネルギー量、測定期間は、0時から24時までの24時間、目標値は1000kcal、達成度の通知方法は、達成度に応じて明度が異なる同色相の光を発する、というようにカスタマイズして身体活動測定装置10を使用する場合の例である。
まず、図3を参照して、身体活動測定装置10の測定動作の流れを説明する。図3は、本実施形態に係る身体活動測定装置の測定処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS10において、使用者により身体活動測定装置10の初期設定が行われる。より具体的には、身体活動測定装置10のインターフェース24が、外部機器110の外部機器インターフェース114に接続された後、使用者は、外部機器110の外部機器入力部112を操作することにより、生体情報や設定事項を入力する。このとき、使用者が測定対象として所望する活動量の種別(例えば活動消費エネルギー量)、測定期間(例えば0時から24時までの24時間)、目標値(例えば1000kcal)、達成度の通知方法(例えば達成度に応じて明度が異なる同色相の光を発する)等が決定される。これにより使用者が興味のある種別の活動量の達成度のみを通知させること、使用者が所望する通知方法で達成度を通知することが可能となる。入力された生体情報・設定事項は、記憶部33及び外部機器記憶部113の所定領域に記憶される。制御部40は、外部機器記憶部113に生体情報及び設定事項を外部機器記憶部33に記憶させた後、外部機器記憶部113から記憶部33へ、その生体情報・設定事項を転送するようにしてもよい。
初期設定(ステップS10)が終了した後、使用者は、身体活動測定装置10と外部機器110との接続を解除し、身体活動測定装置10を着衣等に装着する。
初期設定(ステップS10)が終了し、身体活動測定装置10と外部機器110との接続が解除された後、身体活動測定装置10は加速度値の測定及び記憶を開始する(ステップS11)。より具体的には、加速度センサ31は、身体活動測定装置10にかかる加速度値を継続的に取得し、A/D変換器35(35a、35b、35c)は、加速度センサ31のX軸センサ31a、Y軸センサ31b、Z軸センサ31cによって取得されたアナログデータとしての各出力値を、それぞれA/D変換する。さらに、制御部40は、身体活動強度の測定が開始された時点からの経過時間を計時部23から取得し、各出力値のA/D変換値を、その取得開始から経過時間に対応させて記憶部33に記憶させていく。
次に、制御部40は、計時部23の計時機能に基づいて、所定単位時間が経過したか否かを判断する(ステップS12)。所定単位時間が未経過の場合は(ステップS12でNo)、引き続き加速度値の取得・記憶を継続して、所定単位時間の経過の監視をする。なお、所定単位時間としては、任意の時間を設定すればよいが、一例として60秒である場合について説明する。
一方、所定単位時間が経過した場合には(ステップS12でYes)、演算部32は、制御部40による制御のもと、直前の所定単位時間において取得された加速度値に基づいて、所定の回帰式を用いて、所定種別の活動量を演算する(ステップS13)。測定期間として0時から24時までの24時間が設定されていれば、午前0時から所定単位時間(60秒)ごとに活動量が演算される。
演算部32は、測定期間における活動量の累積値を演算し、記憶部33に記憶させる(ステップS14)。
制御部40は、計時部23の計時機能に基づいて、測定期間が経過したか否かを判断し(ステップS15)、未経過の場合は(ステップS15でNo)、同様にして、ステップS11からステップS14の処理を繰り返すことにより、測定期間の開始時刻から直前の所定単位時間までの活動量の累積値が更新され続ける。
一方、測定期間が経過した場合は(ステップS15でYes)、次の新たな測定期間に移行するために必要なデータ処理を行う(ステップS16)。例えば、直前の測定期間における活動量の累積値を記憶部33に記憶させること、不要となった加速度値に関するデータ等を削除すること、などが挙げられる。前記データ処理後は、次の新たな測定期間における測定処理を開始するためにステップ11へ戻る。
次に、図4を参照して、身体活動測定装置10の達成度通知動作の流れを説明する。図4は、本実施形態に係る身体活動測定装置の達成度通知処理の流れを示すフローチャートである。
上記のように測定処理の開始後、判定部27は、達成度の通知を開始するための所定方法により、身体活動測定装置10が動かされたか否かを監視する(ステップS20)。判定部26は、その3軸加速度センサの合成加速度値が略1Gとなった時に、所定方法により身体活動測定装置10が動かされたか否かの判定を開始すればよい。所判定部27が所定方法で身体活動測定装置10が動かされていないと判断する場合(ステップS20でNo)、前記監視を継続する。所定方法の一例として、身体活動測定装置10を所定方向に180度回転させる方法が設定されている場合は、判定部27の3軸の加速度センサにより、例えば所定の時間間隔で任意の回数の加速度値を取得し、身体活動測定装置10が所定方向に180度回転されたか否かを判定する。
判定部27が所定方法で身体活動測定装置10が動かされたと判断した場合(ステップS20でYes)、演算部32は、制御部40による制御のもと、目標値に対する活動量の達成度を演算する(ステップS21)。達成度は、所定方法で身体活動測定装置10が動かされたと判定部27が判断した時点において、記憶部33に記憶されている活動量の累積値(最新値)の、目標値に占める割合として求めればよく、演算部33は、「達成度=活動量(累積値)/目標値」を演算する。なお、「活動量(累積値)/目標値」が1を超えた場合は、達成度を1とする。
達成度が演算されると、制御部40は、発光部21に対して達成度に対応した発光制御を行い、それに従って発光部21が発光することにより、達成度を通知する(ステップS22)。達成度の通知方法として、達成度に応じて明度が異なる同色相の光を発するようにカスタマイズされている場合においては、制御部40は、発光部21を構成するLEDを、「LEDの出力=LED最低出力+(LED最大出力−LED最低出力)*達成度」で求まる出力で発光させればよい。
制御部40は、計時部23の計時機能に基づいて、所定時間が経過したか否かを判断し(ステップS23)、未経過の場合は(ステップS23でNo)、発光部21による達成度の通知を継続させる。一方、所定期間が経過した場合は(ステップS23でYes)、制御部40は、発光部21による達成度の通知を終了させ、ステップ20へ戻る。所定時間としては、特に限定されるものではないが、使用者が達成度を認識するのに十分な時間として、例えば15秒を設定しておけばよい。
[変形例1]
上記の実施形態の身体活動測定装置10は、主として、1種類の活動量の目標値に対する達成度を通知するものを説明したが、複数の活動量のそれぞれの目標値に対する達成度を通知可能に構成することもできる。初期設定において、使用者が、その興味のある活動量の種別として2以上(第1活動量、第2活動量)を選択すると共に、それぞれの活動量に対する目標値を設定すればよい。例えば、第1活動量として歩数、第2活動量として活動消費エネルギー、測定期間として0時から24時までの24時間、第1活動量の目標値として1万歩、第2活動量の目標値として1000kcal、と設定する。身体活動測定装置10は、第1活動量として歩数、第2活動量として活動消費エネルギー、それぞれを測定し、前記実施形態と同様に、測定期間の開始時刻から直前の所定単位時間までの各累積値を、記憶部33に記憶させておく。
このような場合におけるそれぞれの達成度の通知開始の処理は、以下のように行えばよい。まず、第1活動量の目標値に対する達成度の通知を開始するための第1所定方法、第2活動量の目標値に対する達成度の通知を開始するための第2所定方法、をそれぞれ設定しておく。例えば、第1所定方法として、身体活動測定装置10を所定方向に180度回転させる方法、第2所定方法として、第1所定方法とは反対方向に180度回転させる方法、というように設定すればよい。次に、判定部27は、第1所定方法又は第2所定方法のどちらによって身体活動測定装置10が動かされたか否かを監視し、判定部27が、第1所定方法により身体活動測定装置10が動かされたと判定した時には、演算部32は、制御部40による制御のもと、第1活動量の目標値に対する第1活動量の達成度を演算する。制御部40は、発光部21に対して、その達成度に対応した発光制御を行い、それに従って発光部21が発光することにより、第1活動量の達成度の通知を開始する。一方、判定部27が、第2所定方法により身体活動測定装置10が動かされたと判定した時には、演算部32は、制御部40による制御のもと、第2活動量の目標値に対する第2活動量の達成度を演算する。制御部40は、発光部21に対して、その達成度に対応した発光制御を行い、それに従って発光部21が発光することにより、第2活動量の達成度の通知を開始する。
[変形例2]
上記変形例1と同様に、複数の活動量のそれぞれの目標値に対する達成度を通知可能に構成した場合において、それぞれの達成度の通知開始の処理を、以下のように行うようにしてもよい。上記の実施形態と同様に、判定部27は、達成度の通知を開始するための所定方法により、身体活動測定装置10が動かされたか否かを監視する(図4、ステップS20参照)。判定部27が所定方法で身体活動測定装置10が動かされたと判断した場合には、演算部32は、制御部40による制御のもと、第1活動量の目標値に対する第1活動量の達成度、及び、第2活動量の目標値に対する第2活動量の達成度、をそれぞれ演算する。制御部40は、発光部21に対して、第1活動量の達成度に対応した発光制御を行い、それに従って発光部21が発光することにより、第1活動量の達成度の通知を開始する。その後、制御部40は、計時部23の計時機能に基づいて、所定時間(例えば15秒)が経過したか否かを判断し、所定期間が経過した場合は、制御部40は、発光部21に対して、第2活動量の達成度に対応した発光制御を行い、それに従って発光部21が発光することにより、第2活動量の達成度の通知を開始する。
前記実施形態の変形例1及び変形例2において、第1活動量の達成度の通知は、第2活動量の達成度の通知とは異なる色で発光したり、異なる点灯・点滅パターンで発光したりして行うようにしてもよい。また、3つ以上の種別の活動量の達成度を通知するものとして構成してもよい。
[変形例3]
前記実施形態、その変形例1、及び変形例2はいずれも、目標値に対する活動量の達成度の通知は、発光手段である発光部21が発する光によって行われる構成を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。即ち、発光手段である発光部21に替えて、達成度に対応した振動をして達成度の通知が可能な振動手段を有する身体活動測定装置として構成してもよい。振動手段としては、携帯電話機などに用いられている公知のバイブレータを用いることが可能である。
[変形例4]
さらに、前記実施形態、その変形例1、及び変形例2における発光手段である発光部21に替えて、達成度に対応した音声を発して達成度の通知が可能なスピーカーを有する身体活動測定装置として構成してもよい。
[変形例5]
前記実施形態、その変形例1、又は変形例2における発光手段である発光部21を備えつつ、更に、達成度に対応した振動をして達成度の通知が可能な振動手段(変形例3参照)を有する身体活動測定装置として構成してもよい。この場合において、発光手段と振動手段とが連動して、光と振動とにより達成度を通知するようにしてもよい。
また、前記実施形態、その変形例1、又は変形例2における発光手段である発光部21を備えつつ、更に、達成度に対応した音声を発して達成度の通知が可能なスピーカー(変形例4参照)を有する身体活動測定装置として構成してもよい。この場合において、発光手段とスピーカーとが連動して、光と音声とにより達成度を通知するようにしてもよい。
また、前記実施形態、その変形例1、又は変形例2における発光手段である発光部21を備えつつ、更に、達成度に対応した振動をして達成度の通知が可能な振動手段(変形例3参照)、及び、達成度に対応した音声を発して達成度の通知が可能なスピーカー(変形例4参照)を有する身体活動測定装置として構成してもよい。この場合において、発光手段と振動手段とスピーカーとが連動して、光と振動と音声とにより達成度を通知するようにしてもよい。
[変形例6]
上記の実施形態、その変形例1乃至変形例5の身体活動測定装置10は、判定手段(判定部27)が所定方法により身体活動測定装置が動かされたと判定した時に、発光手段(振動手段、スピーカー)による前記達成度の通知を開始する構成を説明したが、目標値に対する達成度が所定のレベル(例えば、100%)に達したと判定手段が判定した時に、発光手段、振動手段、及び/又は、スピーカーが、その達成度に対応した発光、振動、及び/又は、音声を発して通知が可能な身体活動測定装置として構成してもよい。
[変形例7]
上記の実施形態、その変形例1乃至変形例6の身体活動測定装置10に、1個のスイッチを設けてもよい。スイッチの形式は特に限定されるものではなく、ボタン式のものやスライド式のものなどを任意に選択すればよい。この場合、達成度の通知を開始するための所定方法は、前記スイッチの操作(ボタンを押す、スライドさせる等)がなされること、として設定すればよい。また、変形例7にかかる身体活動測定装置は、判定手段が、前記スイッチの操作がなされたことにより身体活動測定装置が動かされたと判定した時に、発光手段、振動手段、及び/又は、スピーカーによる前記達成度の通知を開始するように構成してもよい。
以上のように構成されたことから、本発明の実施形態及びその変形例によれば、次の効果を奏する。
(1)達成度を、発光、振動、又は音声のいずれかにより通知することにしたため、使用者は達成度を容易かつ瞬時に確認することができる。
(2)達成度の通知を開始するための所定方法により装置が動かされたと判定した時に達成度の通知を開始することにより、従来装置のようなスイッチの操作による表示内容の確認が不要となり、使用者に対して煩雑なスイッチ操作の負担を強いることがない。
(3)達成度を発光、振動、又は、音声により通知するため、LCDのような画面表示部や、表示内容の切り替え操作をするためのスイッチが不要となり、それにより、消費電力を抑えることができる。
(4)画面表示部やスイッチを外面上に備えないことにより、より携帯しやすい形状の設計が可能となり、更なる小型化を図れるなど、装置のデザインの自由度を高めることができる。
(5)身体活動測定装置の設定は、操作のしやすい外部機器より行われることから、身体活動測定装置における煩雑なスイッチ操作の負担を使用者に対して強いることがない。
(6)達成度を、振動又は音声により通知することができるため、視力の弱い又は盲目の使用者であっても、容易に達成度を認識することができる。
本発明について上記実施形態を参照しつつ説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、改良の目的または本発明の思想の範囲内において改良または変更が可能である。
10 身体活動測定装置
11 本体
12 前面
13 背面
14 キャップ
15 クリップ
21 発光部
22 電源部
23 計時部
24 インターフェース
25 接続用端子
26 無線送受信部
27 判定部
31 加速度センサ
31a X軸センサ
31b Y軸センサ
31c Z軸センサ
32 演算部
33 記憶部
35 A/D変換器
35a A/D変換器
35b A/D変換器
35c A/D変換器
40 制御部
110 外部機器
111 外部機器表示部
112 外部機器入力部
113 外部機器記憶部
114 外部機器インターフェース
115 外部機器接続端子
116 外部機器無線送受信部

Claims (10)

  1. 身体活動測定装置が動かされることによって生ずる加速度値を測定する測定手段と、
    前記測定手段が取得した加速度値に基づいて、測定期間における所定種別の活動量を演算し、目標値に対する前記活動量の達成度を演算する演算手段と、
    前記身体活動測定装置を手に持ち、静止させた状態から、前記身体活動測定装置の全体が所定方向に動かされたか否かを、前記加速度値によって判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記身体活動測定装置の全体が所定方向に動かされたと判定された時に、前記達成度に対応した光を発して前記達成度の通知を開始する発光手段と、
    を備えることを特徴とする身体活動測定装置。
  2. 前記身体活動測定装置は、画面表示部及び/又はスイッチを外面上に設けない構成としたことを特徴とする請求項1に記載の身体活動測定装置。
  3. 前記判定手段は、前記加速度値が1Gと一致した時に、前記所定方向に前記身体活動測定装置の全体が動かされたか否かの判定を開始する構成としたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の身体活動測定装置。
  4. 前記演算手段が、前記所定種別の活動量として、第1活動量及び第2活動量を演算し、前記活動量の達成度として、前記第1活動量の達成度及び前記第2活動量の達成度を演算し、
    前記判定手段が、前記身体活動測定装置の全体が所定方向に動かされたか否かの判定として、前記身体活動測定装置の全体が第1方向に動かされたか否かの判定、及び前記身体活動測定装置の全体が前記第1方向と異なる方向である第2方向に動かされたか否かの判定を行い、
    前記判定手段が、前記身体活動測定装置の全体が前記第1方向に動かされたと判定した時に、前記発光手段は、前記第1活動量の目標値に対する達成度の通知を開始し、
    前記判定手段が、前記身体活動測定装置の全体が前記第2方向に動かされたと判定した時に、前記発光手段は、前記第2活動量の目標値に対する達成度の通知を開始する構成としたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のうち、いずれか1に記載の身体活動測定装置。
  5. 前記活動量は、少なくも第1活動量及び第2活動量を有し、
    前記判定手段が、前記所定方向に前記身体活動測定装置の全体が動かされたと判定した時に、前記発光手段は、前記第1活動量の目標値に対する達成度の通知を開始し、その通知後に、前記第2活動量の目標値に対する達成度の通知を開始する構成としたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のうち、いずれか1に記載の身体活動測定装置。
  6. 前記身体活動測定装置は、さらに外部機器接続用のインターフェースを備え、
    前記活動量の種別とその目標値のカスタマイズ及び/又は前記達成度の通知方法のカスタマイズを、前記インターフェースに接続した外部機器によって行うことを特徴とする請求項1乃至請求項5のうち、いずれか1に記載の身体活動測定装置。
  7. 前記発光手段は、前記達成度のレベルに応じて、異なる色で発光可能に構成したことを特徴とする請求項1乃至請求項6のうち、いずれか1に記載の身体活動測定装置。
  8. 前記発光手段は、前記達成度のレベルに応じて、光を点灯又は点滅可能に構成したことを特徴とする請求項1乃至請求項7のうち、いずれか1に記載の身体活動測定装置。
  9. 前記発光手段に替えて、前記達成度に対応した振動をして前記達成度の通知が可能な振動手段を有する構成としたことを特徴とする請求項1乃至請求項6のうち、いずれか1に記載の身体活動測定装置。
  10. 前記発光手段に替えて、前記達成度に対応した音声を発して前記達成度の通知が可能なスピーカーを有する構成としたことを特徴とする請求項1乃至請求項6のうち、いずれか1に記載の身体活動測定装置。
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