JP2015119550A - スロープ補償回路及びスイッチング電源装置 - Google Patents

スロープ補償回路及びスイッチング電源装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015119550A
JP2015119550A JP2013261182A JP2013261182A JP2015119550A JP 2015119550 A JP2015119550 A JP 2015119550A JP 2013261182 A JP2013261182 A JP 2013261182A JP 2013261182 A JP2013261182 A JP 2013261182A JP 2015119550 A JP2015119550 A JP 2015119550A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
voltage
circuit
slope compensation
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013261182A
Other languages
English (en)
Inventor
太郎 白井
Taro Shirai
太郎 白井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2013261182A priority Critical patent/JP2015119550A/ja
Publication of JP2015119550A publication Critical patent/JP2015119550A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)

Abstract

【課題】スイッチング電源装置の入出力電圧の変動に加えてインダクタンス値の製造バラツキに対応して、サブハーモニック発振を抑制できるスロープ補償回路を提供する。【解決手段】入力電圧VINを、スイッチング素子M1とインダクタ素子15を介して、所定の出力電圧VOUTに変換して出力するように、スイッチング素子M1のオン/オフ制御を行うスイッチングレギュレータ1のためのスロープ補償回路10である。スイッチング素子M1のオン/オフ制御に対してスロープ補償を行うスロープ補償回路10であり、入力電圧VINを検出する入力電圧検出回路11と、出力電圧VOUTを検出する出力電圧検出回路12を備える。スロープ補償回路10は、入力電圧VINと出力電圧VOUTとインダクタ素子15のインダクタンス値L1とに対応して、スロープ補償量に対応する充電電圧V9を決定し、充電電圧V9を用いてスロープ補償を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、スイッチング電源装置のスロープ補償回路、及び当該スロープ補償回路を備えるスイッチング電源装置に関する。
従来、スイッチング電源装置には、電流モード制御方式によって制御されるスイッチングレギュレータが広く用いられている。電流モード制御方式のスイッチングレギュレータにおいては、PWM制御のオンデューティが50%を越えると、スイッチング周波数の整数倍の周期で発振するというサブハーモニック発振を起こし、そのため制御不能に陥る問題が知られている。これに対し、通常、PWM制御にスロープ補償を行うことにより、サブハーモニック発振の発生防止が図られている。
特許文献1は、スイッチングレギュレータのスロープ補償回路に関する技術を開示する。電流モード制御方式のスイッチングレギュレータでは、サブハーモニック発振を防止するために適切な量のスロープ補償を行う必要がある。ここで、通常の電流モードスイッチングレギュレータでは入力電圧及び出力電圧が変化する場合、これに伴ってインダクタに流れる電流も変化するが、スロープ補償回路から出力されるスロープ補償量は一定のため、スロープ補償量が適切でなくなる問題がある。この問題に対し、特許文献1では、入力/出力電圧から適切なスロープ補償値を演算し、この演算結果に比例してスロープ補償回路の出力を変化させることで、入力/出力電圧が変化しても常に適切なスロープ補償量を保っている。
しかしながら、上記のような従来技術においては、スロープ補償量は入力電圧と出力電圧の変動に対応し得るが、インダクタンス値の変化には対応していない。インダクタがDC/DC制御ICとは別に実装される場合、インダクタンス値は使用者側で決められる一方、DC/DC制御IC内部に実装される場合、インダクタには製造バラツキがありインダクタンス値もばらつく。そのため、使用可能なインダクタンス値の範囲と製造バラツキを考慮すると、インダクタに対して制御回路内部で補正をおこなうことは困難であった。
本発明の目的は、入出力電圧の変動に加えてインダクタンス値の製造バラツキに対応して、サブハーモニック発振のような低調波発振の発生を抑制できるスロープ補償回路を提供することにある。
本発明に係るスロープ補償回路は、入力電圧を、スイッチング素子とインダクタ素子を介して、所定の出力電圧に変換して出力するように、スイッチング素子のオン/オフ制御を行うスイッチング電源装置のためのスロープ補償回路である。スイッチング素子のオン/オフ制御に対してスロープ補償を行うスロープ補償回路であって、入力電圧を検出する入力電圧検出回路と、出力電圧を検出する出力電圧検出回路を備える。スロープ補償回路は、入力電圧と出力電圧とインダクタ素子のインダクタンス値とに対応してスロープ補償量を決定し、スロープ補償量を用いてスロープ補償を行う。
本発明に係るスロープ補償回路によれば、スイッチング電源装置の入出力電圧の変動に加えてインダクタンス値の製造バラツキに対応して、サブハーモニック発振のような低調波発振の発生を抑制できる。
本発明の第1の実施形態に係るスイッチングレギュレータ1の構成を示す回路図である。 図1のスロープ補償回路10の構成を示す回路図である。 図2の入力電圧検出回路11の構成を示す回路図である。 図2の出力電圧検出回路12の構成を示す回路図である。 図1のスイッチングレギュレータ1の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の第2の実施形態に係るスイッチングレギュレータ1Aの構成を示す回路図である。 図6のスロープ補償回路10Aの構成を示す回路図である。 本発明の第3の実施形態に係るスイッチングレギュレータ1Bの一部の構成を示す回路図である。 本発明の第3の実施形態に係るスイッチングレギュレータ1Cの変形例の一部の構成を示す回路図である。
第1の実施形態.
図1は、本発明の第1の実施形態に係るスイッチングレギュレータ1の構成を示す回路図である。
図1において、スイッチングレギュレータ1は、例えばICで構成され、分圧回路2と、誤差増幅器3と、PWMコンパレータ4と、ラッチ回路5と、クロック回路6と、ドライバ回路7とを備える。スイッチングレギュレータ1は更に、二つのスイッチング素子M1,M2と、入力端子T1、出力端子T2、端子T3と、スロープ補償回路10と、基準電源14と、インダクタ素子15とを備える。
図1のスイッチングレギュレータ1は、降圧型でピーク電流制御方式のスイッチングレギュレータである。スイッチングレギュレータ1において、入力電圧VINは、入力端子T1を介してスイッチング素子M1のソース,電流検出回路8及び補償演算回路9に印加される。スイッチングレギュレータ1は、出力端子T2,端子T3を介して外部キャパシタ21と外部負荷22に接続され、出力電圧VOUTを外部負荷22に印加する。外部キャパシタ21とインダクタ素子15は、平滑化回路を構成している。
分圧回路2は、抵抗値R1を有する抵抗16と抵抗値R2を有する抵抗17とを備えて構成され、端子T3と接地の間に接続される。抵抗16と抵抗17は直列に接続される。分圧回路2は、端子T3を介して帰還される出力電圧VOUTを分圧して、帰還電圧Vfbを抵抗16と抵抗17の間の接続点に発生する。
誤差増幅器3において、帰還電圧Vfbは反転入力端子に印加され、基準電源14から出力される基準電圧Vrefは非反転入力端子に印加される。誤差増幅器3は、基準電圧Vrefと帰還電圧Vfbの電圧差を差動増幅し、差動増幅した電圧Ve1をPWMコンパレータ4の反転入力端子に出力する。
PWMコンパレータ4は、電圧Ve1を、PWMコンパレータ4の非反転入力端子に入力される、スロープ補償回路10の出力であるスロープ補償電圧Vsと比較し、電圧Ve1がスロープ補償電圧Vs以上のとき、ハイレベルの電圧Ve2をラッチ回路5に印加する。一方、電圧Ve1がスロープ補償電圧Vs未満のとき、ロウレベルの電圧Ve2をラッチ回路5に印加する。
ラッチ回路5は、セットリセット型ラッチ回路で構成される。ラッチ回路5において、セット信号入力端子に、クロック回路6から所定の基準クロック信号CLKが入力され、リセット信号入力端子に、PWMコンパレータ4の出力電圧Ve2が入力される。ラッチ回路5は、セット信号入力端子に入力される基準クロック信号CLKと、リセット信号入力端子に入力される電圧Ve2とに基づいて、ドライバ回路7を制御する制御信号S1を発生して、出力する。
ドライバ回路7は、制御信号S1に基づき、スイッチング素子M1,M2をオン/オフ制御するための駆動信号S2,S3を発生して、駆動信号S2,S3をそれぞれスイッチング素子M1,M2のゲートに出力する。スイッチング素子M1は、PチャネルMOS電界効果トランジスタで構成され、スイッチング素子M2は、NチャネルMOS電界効果トランジスタで構成される。スイッチング素子M1のドレインはスイッチング素子M2のドレインに接続され、スイッチング素子M2のソースは接地される。
インダクタンス値L1を有するインダクタ素子15の一端は、スイッチング素子M1,M2間の接続点に接続される。インダクタ素子15の他端は出力端子T2に接続される。
スロープ補償回路10は、インダクタ素子15に流れるインダクタ電流Iを検出する電流検出回路8と、スロープ補償量を決定する補償演算回路9とを備えて構成される。電流検出回路8は、インダクタ電流Iをインダクタ素子15に流すスイッチング素子M1のドレインに接続される。電流検出回路8は、スイッチング素子M1の両端の電圧差を測定し、スイッチング素子M1の既知のオン抵抗Ronに基づいてインダクタ電流Iを検出し、インダクタ電流Iに対応する検出電圧VSENSEを出力する。補償演算回路9は、入力電圧VIN及び帰還電圧Vfbに基づいて、鋸歯状波の充電電圧V9を発生する。補償演算回路9は、鋸歯状波の充電電圧V9と検出電圧VSENSEとを加算する加算器13を有し、加算器13は、加算結果のスロープ補償電圧Vsを出力する。
図2は、図1のスロープ補償回路10の構成を示す回路図である。
図2において、電流検出回路8は、電圧電流変換回路81と、カレントミラー回路82と、カレントミラー回路83と、抵抗値R4を有する抵抗33とを備えて構成される。電圧電流変換回路81は、抵抗値R3を有する抵抗31と、オペアンプ(演算増幅器)32と、トランジスタQ1とを備える。カレントミラー回路82は、トランジスタQ2,Q3を備えて構成される。カレントミラー回路82は、トランジスタQ4,Q5を備えて構成される。トランジスタQ1,Q4,Q5は、PチャネルMOS電界効果トランジスタで構成され、トランジスタQ2,Q3はNチャネルMOS電界効果トランジスタで構成される。
電流検出回路8において、入力電圧VINは抵抗31を介して電圧V31となり、電圧V31は、トランジスタQ1のソースと、オペアンプ32の反転入力端子に印加される。図1のスイッチング素子M1のドレイン電圧VM1は、オペアンプ32の非反転入力端子に入力される。オペアンプ32は、電圧V31,VM1に基づいて、電圧V32をトランジスタQ1のゲートに出力し、電圧V32に対応した電流IQ2が抵抗31、トランジスタQ1,Q2を介して流れる。カレントミラー回路82のトランジスタQ2のドレインに出力する。これにより、抵抗31と、オペアンプ32と、トランジスタQ1とは、電圧電流変換回路81を構成する。
トランジスタQ2,Q3のゲートは互いに接続され、トランジスタQ2,Q3のソースは共に接地され、さらにトランジスタQ2のゲートとドレインは接続される。トランジスタQ3のドレインはトランジスタQ4のドレインに接続される。よって、トランジスタQ2,Q3は、カレントミラー回路82を構成する。カレントミラー回路82は、電流IQ2に対応する電流IQ3を生成し、電流IQ3をカレントミラー回路83のトランジスタQ4のドレインに出力する。例えば、トランジスタQ2,Q3のサイズが同一であるとき、電流IQ2=IQ3となり、トランジスタQ2,Q3のサイズが異なる場合は、そのサイズ比に応じた出力電流が流れる。以下、後述する他のカレントミラー回路83,85,87,89,91についても、同様である。
トランジスタQ4,Q5のゲートは互いに接続され、トランジスタQ4,Q5のソースは共に入力電圧VINを供給され、さらにトランジスタQ4のゲートとドレインは接続される。トランジスタQ5のドレインは、一端にて接地された抵抗33の他端に接続される。よって、トランジスタQ4,Q5は、カレントミラー回路83を構成する。カレントミラー回路83は、電流IQ3に対応する変換電流ISENSEを生成して抵抗33に出力する。
以上のように構成された電流検出回路8によれば、電圧電流変換回路81は、電圧差(VIN−VM1)を電流IQ2に変換する。カレントミラー回路82は、電流IQ2に対応する電流IQ3を生成し、カレントミラー回路83は電流IQ3に対応する変換電流ISENSEを生成する。変換電流ISENSEが、抵抗33に流れることにより、検出電圧VSENSEに変換される。
補償演算回路9は、入力電圧検出回路11と、出力電圧検出回路12と、容量値C1を有するキャパシタ34と、スイッチSW1〜SW4とを備える。入力電圧検出回路11は、入力電圧VINを電流I11に変換し、電流I11を、スイッチSW4を介してキャパシタ34の一端から引き出す。出力電圧検出回路12は、図1の分圧回路2からの帰還電圧Vfbを電流I12に変換して、スイッチSW3を介してキャパシタ34の一端に流す。キャパシタ34の他端は接続点36及びスイッチSW1を介して接地され、さらに、キャパシタ34は、スイッチSW2と並列に接続される。キャパシタ34の充放電は、後述のようにスイッチSW1〜SW4によって制御される。電流検出回路8のトランジスタQ5のドレインと抵抗33の接続点35は、接続点36に接続される。
以上のように構成された補償演算回路9によれば、キャパシタ34は、ロウレベルの駆動信号S2によってスイッチSW3,SW4がオンされるとともにロウレベルの駆動信号S3によってスイッチSW1,SW2がオフされるとき充電される。充電状態において、キャパシタ34から引き出される電流I11とキャパシタ34に流れる電流I12は、キャパシタ34の両端にわたる電位差として充電電圧V9を発生させる。一方、キャパシタ34の他端には、電流検出回路8によって検出電圧VSENSEが印加される。これにより、補償演算回路9の加算器13はこれらの電圧を加算した、次式のスロープ補償電圧Vsを出力する。
[数1]
Vs=V9+VSENSE (1)
ここで、充電電圧V9の時間変化率(傾き)は、キャパシタ34の充電時において以下のように定まる。一般の容量値Cを有するキャパシタにおいて、キャパシタの両端の電位差Vcapとキャパシタに流し込まれる電流Icapとの間には次式が成り立つ。
[数2]
cap=C×dVcap/dt (2)
式(2)に従い、充電電圧V9の時間変化率(傾き)dV9/dtは、キャパシタ34の充電時において(−I11+I12)/C1である。充電電圧V9の傾きは、詳細は後述するようにスロープ補償量を示す。
一方、キャパシタ34は、ハイレベルの駆動信号S2によってスイッチSW3,SW4がオフされるとともにハイレベルの駆動信号S3によってスイッチSW1,SW2がオンされるとき、放電される。放電状態のキャパシタ34において、スイッチSW3,SW4がオフされるため電流I11,I12は遮断され、スイッチSW1,SW2がオンされるため両端は共に接地される。よって、放電時に補償演算回路9から出力される電圧は、0V(ボルト)となる。
図3は、図2の入力電圧検出回路11の構成を示す回路図である。
図3において、入力電圧検出回路11は、分圧回路86と、電圧電流変換回路84と、カレントミラー回路85と、カレントミラー回路87とを備える。分圧回路86は、抵抗値R5,R6をそれぞれ有する抵抗41,42からなる。電圧電流変換回路84は、オペアンプ45と、トランジスタQ6と、抵抗値R7,R8をそれぞれ有する出力抵抗43,44と、回路基板でトリミング可能なヒューズf1とを備えて構成される。カレントミラー回路85は、入力側トランジスタQ7,出力側トランジスタQ8,Q9と、回路基板でトリミング可能なヒューズf2を備えて構成される。カレントミラー回路87は、トランジスタQ10,Q11を備えて構成される。トランジスタQ6,Q10,Q11はNチャネルMOS電界効果トランジスタで構成され、入力側トランジスタQ7,出力側トランジスタQ8,Q9はPチャネルMOS電界効果トランジスタで構成される。
入力電圧VINは分圧回路86を介して接地され、カレントミラー回路85の入力側トランジスタQ7,出力側トランジスタQ8,Q9のソースにそれぞれ印加される。入力電圧VINは、分圧回路86により電圧V41に分圧され、電圧V41は、オペアンプ45の非反転入力端子に入力される。オペアンプ45の出力端子はトランジスタQ6のゲートに接続され、トランジスタQ6のソースは出力抵抗44とヒューズf1の並列回路と、出力抵抗43とを介して接地される。また、トランジスタQ6のソースはオペアンプ45の反転入力端子に接続される。オペアンプ45とトランジスタQ6は負帰還回路を構成するため、オペアンプ45は、電圧V41と反転入力端子に入力される電圧V44とが同電位となるように、電圧V45をトランジスタQ6のゲートに出力する。このとき、トランジスタQ6のゲートに印加される電圧V45に対応した電流IQ6が、カレントミラー回路85の入力側トランジスタQ7からトランジスタQ6を介して出力抵抗44,43に流れる。このように、オペアンプ45と、トランジスタQ6と、出力抵抗43,44と、ヒューズf1とは電圧電流変換回路84を構成する。
入力側トランジスタQ7,出力側トランジスタQ8,Q9のゲートは互いに接続され、さらに入力側トランジスタQ7のゲートとドレインは接続される。出力側トランジスタQ8のドレインは、トランジスタQ10のドレインに接続され、出力側トランジスタQ9のドレインは、ヒューズf2を介して、出力側トランジスタQ8とトランジスタQ10の間の接続点に接続される。よって、入力側トランジスタQ7,出力側トランジスタQ8,Q9と、ヒューズf2とは、カレントミラー回路85を構成する。カレントミラー回路85は、電流IQ6に対応する電流IQ10を生成し、電流IQ10をカレントミラー回路87のトランジスタQ10のドレインに出力する。
トランジスタQ10,Q11のゲートは互いに接続され、トランジスタQ10,Q11のソースは共に接地され、さらにトランジスタQ10のゲートとドレインは接続される。トランジスタQ11のドレインは、補償演算回路9のスイッチSW4に接続され、電流I11を出力する。よって、トランジスタQ10,Q11は、カレントミラー回路87を構成する。カレントミラー回路87は、電流IQ10に対応する電流I11を生成し、電流I11を、図2のスイッチSW4を介してキャパシタ34に出力する。
以上のように構成された入力電圧検出回路11によれば、分圧回路86により分圧した電圧V41はオペアンプ45の非反転入力端子に印加される。電圧電流変換回路84は電圧V41を電流IQ6に変換する。カレントミラー回路85は、電流IQ6に対応する電流IQ10を複製し、カレントミラー回路87は、電流IQ10に対応する電流I11を複製する。従って、入力電圧検出回路11は入力電圧VINを、それに対応する電流I11に変換する。
ここで、入力電圧検出回路11は入力電圧VINに対応する電流I11を発生しているが、入力電圧VINと電流I11の対応関係は、ヒューズf1,f2のトリミングによって以下のように変更できる。ヒューズf1をトリミングしない場合、電流IQ6はヒューズf1を介して出力抵抗43のみに流れるが、ヒューズf1をトリミングした場合、電流IQ6は出力抵抗44及び出力抵抗43に流れる。よって、ヒューズf1をトリミングすることにより電流IQ6が流れる出力抵抗44,43の抵抗値が増加するので、電流IQ6を減少させることができる。また、ヒューズf2をトリミングしない場合、カレントミラー回路85において出力側トランジスタQ8,Q9が電流IQ6を複製して電流IQ8,IQ9を出力する。一方、ヒューズf2をトリミングする場合、出力側トランジスタQ8のみが電流IQ6を複製して電流IQ8を出力するので、カレントミラー回路85の出力電流IQ10が電流IQ8のみとなり、ヒューズf2をトリミングしない場合よりも減少する。従って、電流IQ6,IQ10の少なくとも一つが減少することにより、電流I11も減少する。
図4は、図2の出力電圧検出回路12の構成を示す回路図である。
図4において、出力電圧検出回路12は、電圧電流変換回路88と、カレントミラー回路89とを備える。電圧電流変換回路88は、オペアンプ51と、トランジスタQ15と、抵抗値R9,R10をそれぞれ有する出力抵抗53,52と、回路基板でトリミング可能なヒューズf3とを備えて構成される。カレントミラー回路89は、入力側トランジスタQ12,出力側トランジスタQ13,Q14と、回路基板でトリミング可能なヒューズf4を備えて構成される。入力側トランジスタQ12,出力側トランジスタQ13,Q14はPチャネルMOS電界効果トランジスタで構成され、トランジスタQ15はNチャネルMOS電界効果トランジスタで構成される。
入力電圧VINは入力側トランジスタQ12,出力側トランジスタQ13,Q14の各ソースにそれぞれ供給される。図1の分圧回路2からの帰還電圧Vfbは、オペアンプ51の非反転入力端子に入力される。オペアンプ51の出力端子はトランジスタQ15のゲートに接続され、トランジスタQ15のソースは出力抵抗52とヒューズf3の並列回路と、出力抵抗53とを介して接地される。また、トランジスタQ15のソースはオペアンプ51の反転入力端子に接続される。オペアンプ51とトランジスタQ15は負帰還回路を構成するため、オペアンプ51は、帰還電圧Vfbと反転入力端子に入力される電圧V52とが同電位となるように、出力電圧V51をトランジスタQ15のゲートに出力する。このとき、トランジスタQ15のゲートに印加される電圧V51に対応した電流IQ15が、カレントミラー回路89の入力側トランジスタQ12からトランジスタQ15を介して出力抵抗52,53に流れる。このように、オペアンプ51と、トランジスタQ15と、出力抵抗52,53と、ヒューズf3とは電圧電流変換回路88を構成する。
入力側トランジスタQ12,出力側トランジスタQ13,Q14のゲートは互いに接続され、さらに入力側トランジスタQ12のゲートとドレインは接続される。出力側トランジスタQ14のドレインは、ヒューズf4を介して、出力側トランジスタQ13のドレインに接続される。よって、入力側トランジスタQ12,出力側トランジスタQ13,Q14と、ヒューズf4とは、カレントミラー回路89を構成する。カレントミラー回路89は、電流IQ15に対応する電流I12(=IQ13+IQ14)を生成し、電流I12を、図2のスイッチSW3を介してキャパシタ34に出力する。
以上のように構成された出力電圧検出回路12によれば、電圧電流変換回路88は帰還電圧Vfbを電流IQ15に変換する。カレントミラー回路89は、電流IQ15に対応する電流I12を複製する。従って、出力電圧検出回路12は帰還電圧Vfbを、それに対応する電流I12に変換する。
ここで、出力電圧検出回路12は、図1の出力電圧VOUTを分圧した帰還電圧Vfbに対応する電流I12を発生しているが、出力電圧VOUTと電流I12の対応関係は、ヒューズf3,f4のトリミングによって以下のように変更できる。ヒューズf3をトリミングしない場合、電流IQ15はヒューズf3を介して出力抵抗53のみに流れるが、ヒューズf3をトリミングした場合、電流IQ15は出力抵抗52及び出力抵抗53に流れる。よって、ヒューズf3をトリミングすることにより、電流IQ15が流れる出力抵抗52,53の抵抗値が増加するので、電流IQ15を減少させることができる。また、ヒューズf4をトリミングする場合、出力側トランジスタQ13のみが電流IQ15を複製して電流IQ13を出力するので、カレントミラー回路89の出力電流I12が電流IQ13のみとなり、ヒューズf4をトリミングしない場合よりも減少する。従って、ヒューズf3,f4の少なくとも一つをトリミングすることにより、電流I12が減少する。
以上のように構成されたスイッチングレギュレータ1は、以下のように動作する。
図1において、スイッチングレギュレータ1は入力端子T1から供給される入力電圧(直流電圧)VINをドライバ回路7のスイッチング素子M1,M2のオン/オフ制御により出力電圧(直流電圧)VOUTに変換して出力端子T2を介し外部負荷22に出力する。出力電圧VOUTは、端子T3を介して分圧回路2に入力されて帰還電圧Vfbとなる。帰還電圧Vfbは誤差増幅器3とスロープ補償回路10に入力される。誤差増幅器3は基準電圧Vrefと帰還電圧Vfbの電圧差を差動増幅し、差動増幅した誤差電圧Ve1をPWMコンパレータ4に出力する。スロープ補償回路10は、電流検出回路8によってインダクタ電流Iを検出するとともに、入力電圧VIN及び帰還電圧Vfbが入力された補償演算回路9によってスロープ補償量を決定する。スロープ補償回路10は電流検出回路8による検出電圧VSENSEと補償演算回路9による充電電圧V9を加算して得られるスロープ補償電圧Vsを、PWMコンパレータ4に出力する。
PWMコンパレータ4は、電圧Ve1とスロープ補償電圧Vsを比較する。PWMコンパレータ4は、電圧Ve1がスロープ補償電圧Vs以上のとき、ハイレベルの電圧Ve2を出力してラッチ回路5をリセットさせ、ラッチ回路5からの制御信号S1によってスイッチング素子M1をオフにしてスイッチング素子M2をオンにする。次いで、クロック回路6からの基準クロック信号CLKは、ラッチ回路5に入力されることでラッチ回路5をセット状態にする。セット状態のラッチ回路5は、ドライバ回路7にハイレベルの制御信号S1を出力して、スイッチング素子M1をオンにしてスイッチング素子M2をオフにする。ドライバ回路7は、制御信号S1に基づき、スイッチング素子M1,M2をオン/オフ制御するための駆動信号S2,S3を発生して出力する。スイッチング素子M1はパワースイッチとして動作し、スイッチング素子M2は整流用スイッチとして動作する。ドライバ回路7によるスイッチング素子M1,M2のオン/オフ制御によって、インダクタ電流Iがインダクタ素子15に流れる。インダクタ電流Iのピーク値は、PWMコンパレータ4の動作により誤差電圧Ve1に対応した値となる。スイッチングレギュレータ1は、帰還電圧Vfbが基準電圧Vref以上であるとき、誤差電圧Ve1を低下させ、帰還電圧Vfbが基準電圧Vrefよりも小さいとき、誤差電圧Ve1を上昇させる。このように、スイッチングレギュレータ1は基準電圧Vrefに基づいて出力電圧VOUTを所定の電圧値に保持させる。
図5は、図1のスイッチングレギュレータ1の動作を示すタイミングチャートである。
図5において、駆動信号S2がロウレベルで出力されるとき、インダクタ素子15には図1のスイッチング素子M1を介して電圧が印加されることから、インダクタ素子15の両端の電圧差Vは(VIN−VOUT)である。インダクタ電流Iの傾きdI/dtはV/L1に等しいので、駆動信号S2がロウレベルであるとき、インダクタ電流Iの傾きm1は(VIN−VOUT)/L1である。一方、駆動信号S2がハイレベルで出力されるとき、インダクタ素子15には図1のスイッチング素子M2を介して電圧が印加されるため、電圧差Vは(−VOUT)であり、インダクタ電流Iの傾きm2は(−VOUT)/L1である。このように、傾きm1,m2は入力電圧VINと出力電圧VOUTだけでなく、インダクタ素子15のインダクタンス値L1にも対応して変化する。インダクタ電流IのPWM制御にスロープ補償を行う場合に、負荷電流がわずかに変化してスロープ補償電圧Vsが電圧Vs+ΔV0に変化したとき、基準クロック信号CLKの一周期後の変化量ΔV1は次式で表される。
[数3]
ΔV1=(m2+ma)×ΔV0/(m1+ma) (3)
ここで、傾きmaはインダクタ電流Iのスロープ補償量の傾きである。式(3)によると、変化量ΔV1の絶対値が変化量ΔV0の絶対値以下であればサブハーモニック発振を防止し得るが、そのためには(−m2−ma)/(m1+ma)が1以下となればよい。一方、過大な傾きmaによってスロープ補償を行うと、電流帰還を行う効果が得られず、電流制御モード方式の制御性が悪化することとなる。よって、次式の傾きmaでスロープ補償を行うのが好ましいと考えられる。
[数4]
ma
=−(m1+m2)/2
=(2VOUT−VIN)/(2×L1) (4)
式(4)のスロープ補償を図1のスイッチングレギュレータ1において行うため、図2の補償演算回路9が発生する充電電圧V9の傾きを調整する。具体的には、図2のキャパシタ34に流れる電流I12を式(4)の第1項に対応させ、図2のキャパシタ34から引き出される電流I11を式(4)の第2項に対応させて設定する。すると、電流検出回路8の出力電圧VSENSE及び変換電流ISENSEがインダクタ電流Iのインダクタンス値L1に依存した変動を反映するのに対し、補償演算回路9の充電電圧V9の内部回路補正を加えることで適切なスロープ補償を行うことができる。
以上のように構成された第1の実施形態によれば、入力電圧VINを、スイッチング素子M1とインダクタ素子15を介して、所定の出力電圧VOUTに変換して出力するように、スイッチング素子M1のオン/オフ制御を行う。このように動作するスイッチングレギュレータ1のためのスロープ補償回路10であり、スイッチング素子M1のオン/オフ制御に対してスロープ補償を行うスロープ補償回路10である。スロープ補償回路10は、入力電圧VINを検出する入力電圧検出回路11と、出力電圧VOUTを検出する出力電圧検出回路12を備える。スロープ補償回路10は、入力電圧VINと出力電圧VOUTとインダクタ素子15のインダクタンス値L1とに対応して、スロープ補償量に対応する充電電圧V9を決定し、充電電圧V9を用いてスロープ補償を行う。
従って、スイッチングレギュレータ1は入力電圧VIN、出力電圧VOUT及びインダクタンス値L1の変化に対応したスロープ補償を行うことができる。スイッチングレギュレータ1は式(4)に従って電流I11,I12を設定することにより、サブハーモニック発振の発生を抑制できる。スイッチングレギュレータ1は、スロープ補償回路10における入力電圧検出回路11と出力電圧検出回路12とキャパシタ34という簡単な構成によって、容易にスロープ補償を行なうことができる。スロープ補償回路10は、電流検出回路8の出力電圧VSENSEをキャパシタ34の一端に印加する一方、他端において、キャパシタ34から電流I11を引き出すとともに電流I12をキャパシタ34に流し込む構成により、安定した動作を行うことができる。
また、スロープ補償回路10は、スイッチング素子M1に流れる電流を検出して、インダクタ電流Iに対応する検出電圧VSENSEを得ることができる。スロープ補償回路10は、キャパシタ34の両端により、検出電圧VSENSEと適切なスロープ補償のための充電電圧V9とを加算してスロープ補償電圧Vsを出力することにより、安定した動作を実現することができる。
さらに、スロープ補償回路10は、入力電圧検出回路11の出力抵抗44に並列に接続されたヒューズf1のトリミングを行うことによって、電流I11を入力電圧VINに対応させつつ減少させることができる。また、入力電圧検出回路11のカレントミラー回路85を構成する出力側トランジスタQ9に接続されたヒューズf2のトリミングを行うことによって、電流I11を入力電圧VINに対応させつつ減少させることができる。このようにスロープ補償回路10はヒューズf1,f2のトリミングにより電流I11を変更することで、入力電圧VINに依存し、かつ例えばスイッチングレギュレータ1を構成するIC内のインダクタンス値L1に対応した適切なスロープ補償を行うことができる。また、スロープ補償回路10は、出力電圧検出回路12の出力抵抗52に並列に接続されたヒューズf3のトリミングを行うことによって、電流I12を出力電圧VOUTに対応させつつ減少させることができる。スロープ補償回路10は出力電圧検出回路12のカレントミラー回路89を構成する出力側トランジスタQ14に接続されたヒューズf4のトリミングを行うことによって、電流I12を出力電圧VOUTに対応させつつ減少させることができる。スロープ補償回路10はヒューズf3,f4のトリミングにより電流I12を変更することで出力電圧VOUTに依存し、かつ例えばスイッチングレギュレータ1を構成するIC内のインダクタンス値L1に対応した適切なスロープ補償を行うことができる。
第2の実施形態.
図6は、本発明の第2の実施形態に係るスイッチングレギュレータ1Aの構成を示す回路図である。
図6において、第2の実施形態に係るスイッチングレギュレータ1Aは、第1の実施形態に係るスイッチングレギュレータ1に比較して、スロープ補償回路10に代えてスロープ補償回路10Aを備えたことを特徴とする。この相違点について、以下説明する。
スロープ補償回路10Aは、図1のスロープ補償回路10に比較して、補償演算回路9に代えて補償演算回路9Aを備えたことを特徴とする。補償演算回路9Aは、入力電圧VIN及び帰還電圧Vfbに基づいて、鋸歯状波の変換電流I9Aを発生する。補償演算回路9Aは、鋸歯状波の変換電流I9Aと電流検出回路8の出力電流ISENSEとを加算する加算器13Aを有し、加算器13Aは、加算結果に対応するスロープ補償電圧Vsを出力する。
図7は、図6のスロープ補償回路10Aの構成を示す回路図である。
図7において、補償演算回路9Aは、入力電圧検出回路11と、出力電圧検出回路12と、スイッチSW5〜SW7と、キャパシタ61と、電圧電流変換回路90と、カレントミラー回路91とを備える。入力電圧検出回路11と出力電圧検出回路12は、第1の実施形態と同様に構成される。電圧電流変換回路90は、抵抗62と、オペアンプ63と、トランジスタQ17とを備えて構成される。カレントミラー回路91はQ16,18を備えて構成される。トランジスタQ16,18はPチャネルMOS電界効果トランジスタであり、トランジスタQ17はNチャネルMOS電界効果トランジスタである。
入力電圧検出回路11は、入力電圧VINを電流I11に変換し、電流I11を、スイッチSW5を介してキャパシタ61の一端から引き出す。出力電圧検出回路12は、図6の分圧回路2からの帰還電圧Vfbを電流I12に変換して、スイッチSW6を介してキャパシタ61の一端からキャパシタ61に流す。キャパシタ61の他端は接地され、さらに、キャパシタ61は、スイッチSW7と並列に接続される。キャパシタ61は、電流I11,I12が流れることにより充電電圧V9Aを発生し、充電電圧V9Aはオペアンプ63の非反転入力端子に印加される。オペアンプ63の出力端子はトランジスタQ17のゲートに接続され、トランジスタQ17のソースは抵抗62を介して接地される。また、トランジスタQ17のソースはオペアンプ63の反転入力端子に接続される。オペアンプ63とトランジスタQ17は負帰還回路を構成するため、オペアンプ63は、充電電圧V9Aと反転入力端子に入力される電圧V62が同電位となるように、電圧V63をトランジスタQ17のゲートに出力する。このとき、電圧V63に対応した電流IQ17がトランジスタQ18,Q17及び抵抗62に流れる。このように、抵抗62と、オペアンプ63と、トランジスタQ17とは電圧電流変換回路90を構成する。
トランジスタQ18,Q16の各ソースにはそれぞれ入力電圧VINが供給され、トランジスタQ18,Q16のゲートは互いに接続され、さらにトランジスタQ18のゲートとドレインは接続される。トランジスタQ16のドレインは接続点92に接続され、接続点92は電流検出回路8の接続点35に接続される。よって、トランジスタQ18,Q16は、カレントミラー回路91を構成する。カレントミラー回路91は、電流IQ17に対応する変換電流I9Aを生成し、接続点92と抵抗33からなる加算器13Aに出力する。加算器13Aは変換電流I9Aと、電流検出回路8の出力電流ISENSEとを加算して、加算後の電流(I9A+ISENSE)は、抵抗33によって電圧Vsに変換され、図7のPWMコンパレータ4に出力される。
以上のように構成された補償演算回路9Aによれば、キャパシタ61は、ロウレベルの駆動信号S2によってスイッチSW5,SW6がオンされるとともにロウレベルの駆動信号S3によってスイッチSW7がオフされるとき、充電される。充電時においては、電流I11がキャパシタ61から引き出され、電流I12がキャパシタ61に流れることによって、キャパシタ61の両端に充電電圧V9Aが発生する。一方、キャパシタ61は、ハイレベルの駆動信号S2によってスイッチSW5,SW6がオフされるとともにハイレベルの駆動信号S3によってスイッチSW7がオンされるとき、放電される。
以上のように構成された第2の実施形態によれば、スロープ補償回路10Aは、インダクタ素子15に流れるインダクタ電流Iを検出して、検出したインダクタ電流Iに対応する検出電圧VSENSEを生成する電流検出回路8を備える。スロープ補償回路10Aは、充電電圧V9A及び前記検出電圧VSENSEをそれぞれ変換電流I9A,ISENSEに変換し、変換電流I9A,ISENSEを加算して加算結果の電流(I9A+ISENSE)をスロープ補償電圧Vsに変換する。スロープ補償回路10Aは、スロープ補償電圧Vsに基づいてスロープ補償を行う。
従って、スロープ補償回路10Aは、適切なスロープ補償のための充電電圧V9Aを変換電流I9Aに変換し、変換電流I9Aと電流検出回路8の出力電流ISENSEとを加算してスロープ補償電圧Vsを得る。このように変換電流I9Aと変換電流ISENSEとを加算してスロープ補償を行うことにより、安定した動作を実現することができる。
第3の実施形態.
図8は、本発明の第3の実施形態に係るスイッチングレギュレータ1Bの一部の構成を示す回路図である。
図8において、第3の実施形態に係るスイッチングレギュレータ1Bは、第1の実施形態に係るスイッチングレギュレータ1に比較して、測定用端子T4を備えたことを特徴とする。測定用端子T4は、インダクタ素子15とスイッチング素子M1の間の接続点に接続される。
スイッチングレギュレータ1Bにおいて、インダクタ素子15のインダクタンス値L1を外部から測定することは、以下のように行える。インダクタンス測定装置71を、スイッチングレギュレータ1Bの出力端子T2と測定用端子T4に接続する。そして、ドライバ回路7によって駆動信号S2をハイレベルに、駆動信号S3をロウレベルに設定して、スイッチング素子M1,M2をオフにする。このようにして、接地していないインダクタ素子15のインダクタンス値L1を、スイッチングレギュレータ1Bの外部からインダクタンス測定装置71を用いて測定する。
以上のように構成された第3の実施形態によれば、スイッチングレギュレータ1Bは、インダクタ素子15の他端に接続される測定用端子T4を備える。測定用端子T4と出力端子T2とにインダクタンス測定装置71を接続することにより、インダクタ素子15のインダクタンス値L1を測定する。
従って、スイッチングレギュレータ1Bは、測定用端子T4を備えることにより、インダクタ素子15の両端にインダクタンス測定装置71を接続できる。従って、インダクタ素子15のインダクタンス値L1をスイッチングレギュレータ1Bの外部から測定することができる。さらに、スイッチングレギュレータ1Bによると、測定されたインダクタンス値L1に基づいて、入力電圧検出回路11の電流I11及び出力電圧検出回路12の電流I12を設定できる。従って、測定されたインダクタンス値L1により式(4)に基づく設定のスロープ補償を行うことによって、サブハーモニック発振を抑制することができる。
第3の実施形態の変形例.
図9は、本発明の第3の実施形態に係るスイッチングレギュレータ1Cの変形例の一部の構成を示す回路図である。
図9において、スイッチングレギュレータ1Cは第3の実施形態のスイッチングレギュレータ1Bに比較して、端子T3を備える代わりに、スイッチSW8を備えたことを特徴とする。すなわち分圧回路2が、端子T3に接続される代わりに、スイッチSW8を介してインダクタ素子15と出力端子T2の間の接続点に接続される。
以上のように構成された第3の実施形態の変形例によれば、スイッチングレギュレータ1Cは、インダクタ素子15のインダクタンス値L1を測定するときに、インダクタ素子15の一端から出力電圧検出回路12への接続を遮断するスイッチSW8をさらに備える。スイッチングレギュレータ1Cにおいて、第3の実施の形態と同様にインダクタ素子15のインダクタンス値L1を外部から測定するとき、スイッチSW8はオフに設定する。スイッチSW8をオフに設定して、インダクタ素子15が分圧回路2に接続されないように遮断することにより、インダクタンス測定装置71によってインダクタンス値L1を正確に測定することができる。なお、スイッチングレギュレータ1Cを、第1の実施形態と同様に、所定の電圧値に保持した電圧を出力するように動作させるとき、スイッチSW8をオンに設定する。
変形例.
第1,2,3の実施形態に係るスイッチングレギュレータ1,1A,1Bは、降圧型のスイッチングレギュレータであったが、これに代えて昇圧型のスイッチングレギュレータ、または反転型のスイッチングレギュレータであってもよい。例えば、昇圧型のスイッチングレギュレータであれば傾きmaを式(7)の値に代えて(VOUT−2×VIN)/(2×L1)として、上記と同様に電流I11,I12を設定する。また、反転型のスイッチングレギュレータであれば、例えば傾きmaを式(7)の値に代えて(VOUT−VIN)/(2×L1)として、上記と同様に電流I11,I12を設定する。このように電流I11,I12を設定することにより、昇圧型または反転型のスイッチングレギュレータにおけるサブハーモニック発振の発生を抑制することができる。
また、スロープ補償回路10,10Aにおける入力電圧検出回路11は、ヒューズf1,f2の少なくとも一方を有すれば良く、またより多くのヒューズを有してもよい。例えば、電圧電流変換回路84は出力抵抗43,44に限らず、より多くの互いに接続された出力抵抗を備えればよい。これら複数の出力抵抗は、互いに直列に接続されてもよいし、並列に接続されてもよい。複数の出力抵抗のうち、いずれか1つ以上がヒューズと並列に接続すればよい。また、カレントミラー回路85は、出力側トランジスタQ8,Q9に加えて更なる出力側トランジスタを有し、それらの出力側トランジスタのいずれか1つ以上がヒューズと直列に接続すればよい。また、出力電圧検出回路12も入力電圧検出回路11と同様に、ヒューズf3,f4の少なくとも一方を有すれば良く、より多くのヒューズを有してもよい。
本発明の第1の態様に係るスロープ補償回路は、入力電圧を、スイッチング素子とインダクタ素子を介して、所定の出力電圧に変換して出力するように、スイッチング素子のオン/オフ制御を行うスイッチング電源装置のためのスロープ補償回路である。スイッチング素子のオン/オフ制御に対してスロープ補償を行うスロープ補償回路であって、入力電圧を検出する入力電圧検出回路と、出力電圧を検出する出力電圧検出回路を備える。スロープ補償回路は、入力電圧と出力電圧とインダクタ素子のインダクタンス値とに対応してスロープ補償量を決定し、スロープ補償量を用いてスロープ補償を行う。
本発明の第2の態様に係るスロープ補償回路は、第1の態様に係るスロープ補償回路において、スロープ補償回路は、入力電圧検出回路及び出力電圧検出回路に接続されるキャパシタを備える。出力電圧検出回路は、出力電圧とインダクタンス値に対応する電流をキャパシタに流して充電し、入力電圧検出回路は、入力電圧とインダクタンス値に対応する電流をキャパシタから引き出して放電することで、キャパシタの充電電圧を発生させる。これにより、スロープ補償回路は充電電圧に基づいてスロープ補償量を決定する。
本発明の第3の態様に係るスロープ補償回路は、第2の態様に係るスロープ補償回路において、スロープ補償回路は、インダクタ素子に流れるインダクタ電流を検出して、検出したインダクタ電流に対応する検出電圧を生成する電流検出回路をさらに備える。スロープ補償回路は、充電電圧と検出電圧とを加算して、加算結果のスロープ補償電圧に基づいてスロープ補償を行う。
本発明の第4の態様に係るスロープ補償回路は、第2の態様に係るスロープ補償回路において、スロープ補償回路は、インダクタ素子に流れるインダクタ電流を検出して、検出したインダクタ電流に対応する検出電圧を生成する電流検出回路をさらに備える。スロープ補償回路は、充電電圧及び検出電圧をそれぞれ第1及び第2の変換電流に変換し、第1及び第2の変換電流を加算して、加算結果の電流をスロープ補償電圧に変換し、スロープ補償電圧に基づいてスロープ補償を行う。
本発明の第5の態様に係るスロープ補償回路は、第1〜4のうちのいずれか1つの態様に係るスロープ補償回路において、入力電圧検出回路は、入力電圧を、入力電圧に対応する第1の電流に変換する第1の電圧電流変換回路を備える。入力電圧検出回路は、第1の電流に対応する第2の電流を生成して出力する第1のカレントミラー回路と、第2の電流に対応する第3の電流をキャパシタから引き出す第2のカレントミラー回路とをさらに備える。
本発明の第6の態様に係るスロープ補償回路は、第5の態様に係るスロープ補償回路において、第1の電圧電流変換回路は、互いに接続されかつ第1の電流を流す複数の第1の出力抵抗を備える。第1のカレントミラー回路は、第1の電流を流す第1の入力側トランジスタと、第2の電流を流す複数の第1の出力側トランジスタとを備える。第1の電圧電流変換回路に設けられ、複数の第1の出力抵抗のうちの少なくとも1つに並列に接続されかつ基板上でトリミング可能であってトリミングにより第1の電流を変化させる第1のヒューズを備え得る。第1のカレントミラー回路に設けられ、複数の第1の出力側トランジスタのうちの少なくとも1つに直列に接続されかつ基板上でトリミング可能であってトリミングにより第2の電流を変化させる第2のヒューズを備え得る。スロープ補償回路は、第1のヒューズと第2のヒューズのうちの少なくとも1つを備える。
本発明の第7の態様に係るスロープ補償回路は、第1〜6うちのいずれか1つの態様に係るスロープ補償回路である。出力電圧検出回路は、出力電圧を、出力電圧に対応する第4の電流に変換する第2の電圧電流変換回路と、第4の電流に対応する第5の電流を生成してキャパシタに流す第3のカレントミラー回路とを備える。
本発明の第8の態様に係るスロープ補償回路は、第7の態様に係るスロープ補償回路において、第2の電圧電流変換回路は、互いに接続されかつ第4の電流を流す複数の第2の出力抵抗を備える。第3のカレントミラー回路は、第4の電流を流す第2の入力側トランジスタと、第5の電流を流す第2の出力側トランジスタとを備える。第2の電圧電流変換回路に設けられ、複数の第2の出力抵抗のうちの少なくとも1つに並列に接続されかつ基板上でトリミング可能であってトリミングにより第4の電流を変化させる第3のヒューズを備え得る。第3のカレントミラー回路に設けられ、複数の第2の出力側トランジスタのうちの少なくとも1つに直列に接続されかつ基板上でトリミング可能であってトリミングにより第5の電流を変化させる第4のヒューズを備え得る。スロープ補償回路は、第3のヒューズと第4のヒューズのうちの少なくとも1つを備える。
本発明の第9の態様に係るスイッチング電源装置は、入力電圧をオン/オフするスイッチング素子と、スイッチング素子に接続される一端を有するインダクタ素子と、第1〜8のうちのいずれか1つの態様に係るスロープ補償回路とを備える。スイッチング電源装置は、入力電圧を、スロープ補償回路によりスロープ補償されたスイッチング素子のオン/オフ制御を行うことによって、出力電圧に変換して、インダクタンス素子及び出力端子を介して出力する。
本発明の第10の態様に係るスイッチング電源装置は、第9の態様に係るスイッチング電源装置において、スイッチング電源装置は、インダクタ素子の他端に接続される測定用端子をさらに備える。スイッチング電源装置は、測定用端子と出力端子とにインダクタンス測定装置を接続することにより、インダクタ素子のインダクタンス値を測定する。
本発明の第11の態様に係るスイッチング電源装置は、第10の態様に係るスイッチング電源装置である。スイッチング電源装置は、インダクタ素子のインダクタンス値を測定するときに、インダクタ素子の一端から出力電圧検出回路への接続を遮断するスイッチをさらに備える。
1,1A,1B,1C…スイッチングレギュレータ
2…分圧回路
3…誤差増幅器
4…PWMコンパレータ
5…ラッチ回路
6…クロック回路
7…ドライバ回路
8…電流検出回路
9,9A…補償演算回路
10,10A…スロープ補償回路
11…入力電圧検出回路
12…出力電圧検出回路
13,13A…加算器
14…基準電圧源
15…インダクタ素子
16,17…抵抗
21…外部キャパシタ
22…外部負荷
31…抵抗
32…オペアンプ
33…抵抗
34…キャパシタ
35,36…接続点
41,42…抵抗
43,44…出力抵抗
45…オペアンプ
51…オペアンプ
52,53…出力抵抗
61…キャパシタ
62…抵抗
63…オペアンプ
71…インダクタンス測定装置
81…電圧電流変換回路
82,83…カレントミラー回路
84…電圧電流変換回路
85…カレントミラー回路
86…分圧回路
87…カレントミラー回路
88…電圧電流変換回路
89…カレントミラー回路
90…電圧電流変換回路
91…カレントミラー回路
92…接続点
f1〜f4…ヒューズ
M1,M2…スイッチング素子
Q1〜Q6…トランジスタ
Q7…入力側トランジスタ
Q8,Q9…出力側トランジスタ
Q10,Q11…トランジスタ
Q12…入力側トランジスタ
Q13,Q14…出力側トランジスタ
Q15〜Q18…トランジスタ
SW1〜SW8…スイッチ
T1…入力端子
T2…出力端子
T3,T5…端子
T4…測定用端子
特開2006−33958号公報

Claims (11)

  1. 入力電圧を、スイッチング素子とインダクタ素子を介して、所定の出力電圧に変換して出力するように、前記スイッチング素子のオン/オフ制御を行うスイッチング電源装置のためのスロープ補償回路であり、前記スイッチング素子のオン/オフ制御に対してスロープ補償を行うスロープ補償回路であって、
    前記入力電圧を検出する入力電圧検出回路と、
    前記出力電圧を検出する出力電圧検出回路を備え、
    前記スロープ補償回路は、前記入力電圧と前記出力電圧と前記インダクタ素子のインダクタンス値とに対応してスロープ補償量を決定し、前記スロープ補償量を用いてスロープ補償を行うことを特徴とするスロープ補償回路。
  2. 前記スロープ補償回路は、前記入力電圧検出回路及び前記出力電圧検出回路に接続されるキャパシタを備え、
    前記出力電圧検出回路は、前記出力電圧と前記インダクタンス値に対応する電流を前記キャパシタに流して充電し、前記入力電圧検出回路は、前記入力電圧と前記インダクタンス値に対応する電流を前記キャパシタから引き出して放電することで、前記キャパシタの充電電圧を発生させ、これにより、前記スロープ補償回路は前記充電電圧に基づいてスロープ補償量を決定することを特徴とする請求項1に記載のスロープ補償回路。
  3. 前記スロープ補償回路は、前記インダクタ素子に流れるインダクタ電流を検出して、検出したインダクタ電流に対応する検出電圧を生成する電流検出回路をさらに備え、前記充電電圧と前記検出電圧とを加算して、加算結果のスロープ補償電圧に基づいてスロープ補償を行うことを特徴とする請求項2に記載のスロープ補償回路。
  4. 前記スロープ補償回路は、前記インダクタ素子に流れるインダクタ電流を検出して、検出したインダクタ電流に対応する検出電圧を生成する電流検出回路をさらに備え、前記充電電圧及び前記検出電圧をそれぞれ第1及び第2の変換電流に変換し、前記第1及び第2の変換電流を加算して、加算結果の電流をスロープ補償電圧に変換し、前記スロープ補償電圧に基づいてスロープ補償を行うことを特徴とする請求項2に記載のスロープ補償回路。
  5. 前記入力電圧検出回路は、
    前記入力電圧を、前記入力電圧に対応する第1の電流に変換する第1の電圧電流変換回路と、
    前記第1の電流に対応する第2の電流を生成して出力する第1のカレントミラー回路と、
    前記第2の電流に対応する第3の電流を前記キャパシタから引き出す第2のカレントミラー回路と
    を備えることを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか1つに記載のスロープ補償回路。
  6. 前記第1の電圧電流変換回路は、互いに接続されかつ前記第1の電流を流す複数の第1の出力抵抗を備え、
    前記第1のカレントミラー回路は、
    前記第1の電流を流す第1の入力側トランジスタと、
    前記第2の電流を流す複数の第1の出力側トランジスタとを備え、
    前記第1の電圧電流変換回路に設けられ、前記複数の第1の出力抵抗のうちの少なくとも1つに並列に接続されかつ基板上でトリミング可能であってトリミングにより前記第1の電流を変化させる第1のヒューズと、
    前記第1のカレントミラー回路に設けられ、前記複数の第1の出力側トランジスタのうちの少なくとも1つに直列に接続されかつ基板上でトリミング可能であってトリミングにより前記第2の電流を変化させる第2のヒューズとのうちの少なくとも1つを備えることを特徴とする請求項5に記載のスロープ補償回路。
  7. 前記出力電圧検出回路は、
    前記出力電圧を、前記出力電圧に対応する第4の電流に変換する第2の電圧電流変換回路と、
    前記第4の電流に対応する第5の電流を生成して前記キャパシタに流す第3のカレントミラー回路と
    を備えることを特徴とする請求項1〜6のうちのいずれか1つに記載のスロープ補償回路。
  8. 前記第2の電圧電流変換回路は、互いに接続されかつ前記第4の電流を流す複数の第2の出力抵抗を備え、
    前記第3のカレントミラー回路は、
    前記第4の電流を流す第2の入力側トランジスタと、
    前記第5の電流を流す第2の出力側トランジスタとを備え、
    前記第2の電圧電流変換回路に設けられ、前記複数の第2の出力抵抗のうちの少なくとも1つに並列に接続されかつ基板上でトリミング可能であってトリミングにより前記第4の電流を変化させる第3のヒューズと、
    前記第3のカレントミラー回路に設けられ、前記複数の第2の出力側トランジスタのうちの少なくとも1つに直列に接続されかつ基板上でトリミング可能であってトリミングにより前記第5の電流を変化させる第4のヒューズのうちの少なくとも1つを備えることを特徴とする請求項7に記載のスロープ補償回路。
  9. 入力電圧をオン/オフするスイッチング素子と、
    前記スイッチング素子に接続される一端を有するインダクタ素子と、
    請求項1〜8のうちのいずれか1つに記載のスロープ補償回路とを備えるスイッチング電源装置であって、
    前記スイッチング電源装置は、前記入力電圧を、前記スロープ補償回路によりスロープ補償された前記スイッチング素子のオン/オフ制御を行うことによって、前記出力電圧に変換して、前記インダクタンス素子及び出力端子を介して出力することを特徴とするスイッチング電源装置。
  10. 前記スイッチング電源装置は、前記インダクタ素子の他端に接続される測定用端子をさらに備え、
    前記測定用端子と前記出力端子とにインダクタンス測定装置を接続することにより、前記インダクタ素子のインダクタンス値を測定することを特徴とする請求項9に記載のスイッチング電源装置。
  11. 前記スイッチング電源装置は、
    前記インダクタ素子のインダクタンス値を測定するときに、前記インダクタ素子の一端から前記出力電圧検出回路への接続を遮断するスイッチをさらに備えることを特徴とする請求項10に記載のスイッチング電源装置。
JP2013261182A 2013-12-18 2013-12-18 スロープ補償回路及びスイッチング電源装置 Pending JP2015119550A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013261182A JP2015119550A (ja) 2013-12-18 2013-12-18 スロープ補償回路及びスイッチング電源装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013261182A JP2015119550A (ja) 2013-12-18 2013-12-18 スロープ補償回路及びスイッチング電源装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015119550A true JP2015119550A (ja) 2015-06-25

Family

ID=53531831

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013261182A Pending JP2015119550A (ja) 2013-12-18 2013-12-18 スロープ補償回路及びスイッチング電源装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015119550A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108599566A (zh) * 2018-05-08 2018-09-28 电子科技大学 一种降压型dc-dc变换器自适应斜坡补偿电路
CN110323956A (zh) * 2018-03-30 2019-10-11 株式会社电装 用于电力转换器的控制设备
CN113162511A (zh) * 2021-04-20 2021-07-23 江西省万佳通照明科技有限公司 一种破壁机集成电路
JP2022553757A (ja) * 2019-12-13 2022-12-26 北京集創北方科技股▲ふん▼有限公司 電圧調整装置、チップ及び電子機器
US11837955B2 (en) 2021-08-09 2023-12-05 Apple Inc. Bias generation for power converter control
US12009748B2 (en) 2019-12-13 2024-06-11 Chipone Technology (Beijing) Co., Ltd. Voltage regulation apparatus, chip and electronic device

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110323956A (zh) * 2018-03-30 2019-10-11 株式会社电装 用于电力转换器的控制设备
JP2019180178A (ja) * 2018-03-30 2019-10-17 株式会社Soken 電力変換装置の制御装置
JP7054358B2 (ja) 2018-03-30 2022-04-13 株式会社Soken 電力変換装置の制御装置
CN110323956B (zh) * 2018-03-30 2023-12-22 株式会社电装 用于电力转换器的控制设备
CN108599566A (zh) * 2018-05-08 2018-09-28 电子科技大学 一种降压型dc-dc变换器自适应斜坡补偿电路
JP2022553757A (ja) * 2019-12-13 2022-12-26 北京集創北方科技股▲ふん▼有限公司 電圧調整装置、チップ及び電子機器
JP7487299B2 (ja) 2019-12-13 2024-05-20 北京集創北方科技股▲ふん▼有限公司 電圧調整装置、チップ及び電子機器
US12009748B2 (en) 2019-12-13 2024-06-11 Chipone Technology (Beijing) Co., Ltd. Voltage regulation apparatus, chip and electronic device
CN113162511A (zh) * 2021-04-20 2021-07-23 江西省万佳通照明科技有限公司 一种破壁机集成电路
US11837955B2 (en) 2021-08-09 2023-12-05 Apple Inc. Bias generation for power converter control

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4929043B2 (ja) 過電流保護回路および該過電流保護回路を備えた電子機器
US9712041B2 (en) Apparatuses and methods for over-current protection of DC-DC voltage converters
GB2567046B (en) Systems and methods for generating a feedback current in a DC-DC converter
US9525342B2 (en) Power converter with pseudo-constant-on-time control and the control circuit and method thereof
JP4928202B2 (ja) スロープ補償回路およびスイッチングレギュレータ
US10101762B2 (en) Switching converter to operate in pulse width modulation mode or pulse skipping mode
JP6015370B2 (ja) スイッチング電源装置
JP2015119550A (ja) スロープ補償回路及びスイッチング電源装置
US10389337B2 (en) Ramp generator for wide frequency range pulse width modulator controller or the like
US9213347B2 (en) Low-dropout regulator, power management system, and method of controlling low-dropout voltage
JP2012191821A (ja) 電流方向検出回路及びdc−dcコンバータ
JP2004078332A (ja) スイッチングレギュレータ及びスロープ補正回路
US20160062375A1 (en) Current mode control modulator with combined control signals and improved dynamic range
CN104767378A (zh) 电源电路
US20070279025A1 (en) Current Multiplier/Divider-Configured Feed-Forward Compensation For Buck-Mode Converter Controller With Programmed Switching Frequency
KR20150024611A (ko) 전하 펌프 회로
US9374007B2 (en) DC/DC converter
JP2009053783A (ja) オーバーシュート抑制回路および該オーバーシュート抑制回路を用いた電圧レギュレータならびに電子機器
JP6160188B2 (ja) スイッチングレギュレータ
US9035599B2 (en) Charge control circuit, charge circuit, and mobile electronic device
KR20150074651A (ko) 전하 펌프 회로의 구동 회로 및 이를 포함하는 전하 펌프 시스템
US9158318B2 (en) Power supply apparatus which suprresses output voltage variation
US8258828B2 (en) Summation circuit in DC-DC converter
US8664923B2 (en) Buck converter with hysteresis correction
US8018207B2 (en) Switching regulator