JP2015119301A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】添付画像付きのEメールを何度も送信することなく最適な画像を決定することが可能な画像処理装置を提供する。
【解決手段】原稿を読み取って画像データを取得する読取部と、画像データに対してメニューで指定した複数の設定値の組合せを作成するパラメータ登録部と、組合せに従い、画像データに対して画像処理を施す画像変換部と、複数の画像処理を施した複数の画像データから画像ファイルを生成する画像ファイル生成部と、画像データを記憶する記憶部と、画像データをネットワークを介してファイルサーバに格納させるネットワーク通信部と、画像データが格納された旨の通知を指定された宛先に対して送信するための電子メールを生成するEメール生成部と、返信された電子メールを解析するEメール解析部と、電子メールを受信したユーザによって選択された回答を集計し、集計結果から画像データを選定する画像データ選定部とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像データを読み込んで処理する画像処理装置に関するものである。
電子メール(以下、Eメールと称する)に読み取った画像を添付して送信する機能を有する従来の画像形成装置において、第1グループと第2グループとを予め設定し、最初に第1グループへEメールを送信し、添付画像が確認され、もし、添付画像に問題が見つかれば、本来のEメールの宛先である第2グループへのEメール送信をキャンセルするものがあった。
そして、第2グループへのEメール送信がキャンセルされた場合、読み取り時の設定を変更する等して画像を調整し、再度原稿の読み取りを行った後、第1グループへのEメール送信をやり直していた(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−260369号公報
上記従来技術では、第1グループは、最適な画像が得られるまで添付画像付きのEメールを何度も受信する必要があり、添付画像の確認も合わせて手間がかかるものであった。
本発明は、このような実状に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、添付画像付きのEメールを何度も送信することなく、最適な画像を決定することが可能な画像処理装置を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明に係る画像処理装置は、原稿を読み取って画像データを取得する読取部と、前記画像データに対してメニューで指定した複数の設定値の組合せを作成するパラメータ登録部と、前記パラメータ登録部により作成された組合せに従い、前記画像データに対して画像処理を施す画像変換部と、前記画像変換部により複数の画像処理を施した複数の画像データから画像ファイルを生成する画像ファイル生成部と、前記読取部により取得された前記画像データを記憶する記憶部と、前記読取部により取得された前記画像データをネットワークを介してファイルサーバに格納させるネットワーク通信部と、前記ファイルサーバに前記画像データが格納された旨の通知を指定された宛先に対して送信するための電子メールを生成する電子メール生成部と、前記宛先から返信された前記電子メールを解析する電子メール解析部と、前記電子メールを受信したユーザによって選択された回答を集計し、集計結果から画像データを選定する画像データ選定部とを備えることを特徴としている。
本発明によれば、添付画像付きのEメールを何度も送信することなく、最適な画像を決定することが可能な画像処理装置を提供することができる。
MFPの接続形態を説明する図である。 MFPの構成例を示すブロック図である。 画像データに対する処理の流れを説明する図である。 オペレーションパネルの一例を示す外観図である。 Eメール送信機能が選択されたときに表示される表示画面の一例である。 ファイル選定モードが選択された際に表示される表示画面の一例である。 濃度選定が選択された際に表示される表示画面の一例である。 ファイルサーバのフォルダを指定する表示画面の一例である。 画像ファイルの選択方法を指定する表示画面の一例である。 デフォルト設定画面の表示画面の一例である。 メニュー記憶部の構造及び情報格納例を説明する図である。 パラメータ記憶部の構造及び情報格納例を説明する図である。 宛先情報記憶部の構造及び情報格納例を説明する図である。 第1グループ宛先情報記憶部の構造及び情報格納例である。 第2グループ宛先情報記憶部244の構造及び情報格納例である。 Eメール情報記憶部の構造及び情報格納例である。 第1グループの宛先へのEメール本文の例である。 LANに接続されたファイルサーバのフォルダ構成とファイル格納例を説明する図である。 第1グループの宛先へのEメール再送信時のEメール本文の例である。 第2グループの宛先へのEメール本文の例である。 MFPにおけるEメール送信処理を説明するフローチャートである。 ファイル選定モードでのEメール送信処理を説明するフローチャートである。 ファイル選定モードでのEメール送信処理を説明するフローチャートである。 MFPにおけるEメールの受信とEメールの再送信処理を説明するフローチャートである。 MFPにおけるEメールの受信とEメールの再送信処理を説明するフローチャートである。 MFPの構成例を示すブロック図である。 宛先情報記憶部の構造及び情報格納例を説明する図である。 第1グループ宛先情報記憶部の構造及び情報格納例を説明する図である。 デスクトップPC向けのEメール本文の例である。 ノートPC向けのEメール本文の例である。 ファイル選定モードでのEメール送信処理を説明するフローチャートである。 ファイル選定モードでのEメール送信処理を説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、本発明は以下の記述に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
[第1の実施形態]
図1は、本実施形態に係る画像処理装置としてのMFP(Multifunction Peripheral)の接続形態を説明する図である。LAN(Local Area Network)1上には、本実施形態に係るMFP2と、Eメールサーバ3と、ファイルサーバ4と、ユーザ端末としての複数のPC(Personal Computer)5、PC6、PC7、PC8とが接続されている。
LAN1は、オフィス内の小規模ネットワークを想定しており、ルータを介して外部のネットワークと接続されている。
MFP2は、読み取った原稿画像を画像データとして取り込む読取機能を有する他、コピー、プリント、ファックス、スキャン、Eメール送信機能、ファイル送信等の機能を備えた複合機である。
Eメールサーバ3は、Eメールの送信、受信を中継するサーバである。プロトコルとしてはSMTP(simple Mail Transfer Protocol)、POP(Post Office Protocol)等が知られている。
ファイルサーバ4は、共有目的のファイルを格納するサーバである。ファイルサーバ4は、MFP2において生成された、後述する送信用ファイルを格納する。プロトコルとしては、FTP(File Transfer Protocol)、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)、CIFS(Common Internet File System)等が知られている。
PC5、PC6、PC7、PC8は、例えば、文書作成ソフトウェア、Eメールソフトウェア、スキャニングソフトウェア、Webブラウザ、プリンタドライバ等がインストールされており、主にOA用途に用いられる。
図2は、本実施形態に係るMFP2の構成例を示すブロック図である。MFP2は、読取部21と、CPU(Central Processing Unit)22と、オペレーションパネル23と、記憶部24と、タイマー25と、制御部26と、ネットワーク通信部27と、印刷部28とを備える。
読取部21は、図示せぬ原稿台ガラス面又はADF(Auto Document Feeder)にセットされた原稿を光学的に読み取り、原稿画像を画像データとして取り込む。
CPU22は、各種データに演算等の処理を加えて結果を出力する演算処理装置である。
オペレーションパネル23は、図示せぬ表示手段と入力手段とを備え、ユーザがMFP2の各種機能を実行させる、メニューを変更する、装置状況を確認するといったユーザインタフェース手段を備える。
記憶部24は、例えば、不揮発性の半導体メモリや、ハードディスクドライブといった記憶装置を備える。記憶部24は、読取部21により取り込まれた画像データを一時的に格納する画像記憶部241と、画像データを各種補正するための情報を格納するパラメータ記憶部242と、Eメール送信先アドレス等の情報を格納する宛先情報記憶部243と、第1グループの宛先情報を格納する第1グループ宛先情報記憶部244と、第2グループの宛先情報を格納する第2グループ宛先情報記憶部245と、送信したEメール毎のEメール識別情報と、Eメール送信時刻、ファイル送信先のファイルサーバ4の格納先等の情報を格納するEメール情報記憶部246と、Eメールを送信する際に設定したメニュー情報を格納するメニュー記憶部247とを備える。なお、本実施形態に係る第1グループとは、最適な画像データ(ファイル)を選択する上でEメールでの回答を求められるユーザグループであり、第2グループとは第1グループからの回答に基づき選択された最適な画像データの提供を受けるユーザグループを言うものとする。
タイマー25は、水晶発振子を内蔵若しくは外付けされ、この振動数をカウントし、タイミングを計っている。タイマー25はEメール送信直後から予め設定された時間が経過するまでの時間を計測する。
制御部26は、画像変換部260と、画像ファイル生成部261と、画像データ処理部262と、Eメール生成部263と、Eメール解析部264と、メニュー登録部265と、パラメータ登録部266とを備える。また、制御部26は、第1グループからの回答を集計し、集計結果から最適な画像データを選択する画像データ選定部としての機能も有する。
画像変換部260は、読取部21により取り込まれ、画像記憶部241に格納された画像データに対して、カラー・モノクロ変換、濃度調整、解像度変換等の画像処理を施す複数の処理部を備える。
画像ファイル生成部261は、画像変換部260により画像処理が施された画像データを一般的な画像閲覧・編集ソフトウェアで閲覧・編集可能な形式の画像データを生成する。閲覧・編集可能な形式としては、例えば、PDF(Portable Document Format)、JPEG(Joint Photographic Experts Group),TIEF(Tagged Image File Format)等が一般的である。
画像データ処理部262は、ファイルサーバ4の指定されたフォルダに格納させた、画像データを消去する。本発明においては、複数の画像データの中から選択された1つの画像データを残し、他の画像データを消去するものとする。
Eメール生成部263は、予め決定された文書フォーマットに、指定されたEメールアドレスを宛先とし、画像ファイル生成部261により生成された画像データを添付し、Eメールを生成する。生成されたEメールは、LAN1を介してEメール送信される。
Eメール解析部264は、PC5、PC6、PC7、PC8から受信したEメールから回答を検出し、当該回答をパラメータ記憶部242に格納させる。
メニュー登録部265は、ユーザによりオペレーションパネル23を介してメニュー操作され、選択された設定値をメニュー記憶部247に格納させる。
パラメータ登録部266は、メニュー登録部265によりメニュー記憶部247に格納された設定値の組合せを作成し、パラメータ記憶部242に格納させる。
ネットワーク通信部27は、Eメール先生部263により生成されたEメールをLAN1を介してEメール送信する。また、ネットワーク通信部27は、PC5、PC6、PC7、PC8から返信されたEメールをLAN1を介して受信する。
印刷部28は、例えば、電子写真方式の印刷エンジンを備え、PC5、PC6、PC7、PC8において作成され、LAN1を介して送信された印刷データや、読取部21が読み取ったコピーの為の読取画像データを媒体に印刷する。
次に、読取部21により取り込まれた画像データに対する処理の流れについて図3を用いて説明する。原稿30は、ユーザがMFP2を通じて画像データを生成するための元画像である。まず、ユーザは、原稿30をMFP2の図示せぬ原稿台ガラス面又はADFにセットし、オペレーションパネル23を介して読取指示を行うと、読取部21は原稿の読み取りを開始し、取り込まれた画像データは元データ31として画像記憶部241に格納させる。
ここで、元データ31は、次のステップで画像処理が施されるため、カラーの最高解像度で読み込まれた画像データである。画像データ形式は、例えば、1pixelがRGB各1バイトずつの3バイト単位の並びで構成されたPack形式等である。
画像記憶部241に格納された元データ31は制御部26の画像変換部260で処理される。画像変換部260は、濃度補正処理部32、カラー・モノクロ変換処理部33、解像度変換処理部34等で構成されている。
濃度補正処理部32は、元データ31に対して濃度補正テーブルに従い、1pixel毎に指定された濃度調整値に補正する。例えば、256段階の濃度範囲では、補正前の値を100とすると、濃度を+1すると補正後の値は105、濃度を−1すると補正後の値は90に設定される。カラー・モノクロ変換処理部33は、RGBカラーデータである元データ31に対して、例えば、一般的に知られている手法として、単純平均法、加重平均法、中間値法等用いてモノクロ化する。解像度変換処理部34は、最高解像度で生成されている元データ31に対して、指定された解像度に変換処理する。例えば、元データ31が600dpi*600dpiの画像データであり、指定された解像度が200dpi*200dpiであるとする。解像度変換処理部34は、単純にはデータ量を1/9に落とす処理を行う。しかし、単純にデータ量を間引きしただけではジャギーが目立ってしまうので、解像度変換処理部34はジャギーを防ぐ為にスムージング処理を行っている。
元データ31に対して予め指定された画像変換部260の各画像処理が施されて生成したデータが中間データ35である。そして、画像ファイル生成部261は、画像変換部260により画像処理が施された中間データ35に対して、一般的な画像閲覧・編集ソフトウェアで閲覧・編集可能な形式の画像データに変換する。送信用ファイル36は、画像ファイル生成部261により生成された、一般的な画像閲覧・編集ソフトウェアで閲覧・編集可能な形式の画像データである。送信用ファイル36は、ネットワーク通信部27を介してファイルサーバ4の指定されたフォルダに格納される。
図4は、MFP2に備えられるオペレーションパネル23の一例を示す外観図である。図4に示すように、オペレーションパネル23は、装置動作をコピーモードに切り替える際に押下されるコピーモードキー41と、ファックスモードに切り替えるために押下されるファックスモードキー42と、スキャナモードに切り替えるために押下されるスキャナモードキー43とを備える。
また、オペレーションパネル23は、タッチパネル44と、テンキー45と、モノクロスタートキー46と、カラースタートキー47と、ストップキー48とを備える。タッチパネル44は、ユーザが各種設定を行うためのキーや、装置状態をグラフィカルに表示するとともに、ユーザが指でその画面上の任意のキーに触れることにより、ユーザが望む動作を装置に指示することができる。テンキー45は、ユーザが数字を入力するための専用のキーであり、数字の0から9までと、*と、♯とが独立したキーに割り当てられている。モノクロキースタートキー46は、コピーモード時におけるモノクロコピー実行指示と、スキャナモード時におけるモノクロファイル送信実行指示を行うためのキーである。カラースタートキー47は、コピーモード時におけるカラーコピー実行指示と、スキャナモード時におけるカラーファイル送信実行指示を行うためのキーである。ストップキー48は、コピーモード、ファックスモード又はスキャナモード時において、モノクロスタートキー46又はカラースタートキー47が押下され、機能が実行された後、その機能の実行を中止する指示を行うためのキーである。
図5は、ユーザによりスキャナモードキー43が押下され、装置がスキャナモードに切り替わり、さらにEメール送信機能が選択されたときに表示される表示画面の一例である。本実施形態に係る表示画面50は、通常モード51、ファイル選択モード52の2つのモードを備える。
通常モード51は、Eメールに添付ファイルを添付してEメール送信するモードである。ファイル選択モード52は、共有されているファイルサーバ4の指定されたフォルダにカラー・モノクロ、濃度、解像度等の任意の設定値をいくつか選択し、それらの設定値を組合せて生成した複数の画像データを格納させるモードである。また、ファイル選択モード52では、ファイルサーバ4の指定されたフォルダに格納された複数の画像データへのリンクと、それら画像データの中でどれが最適な画像データかをEメールを受信したユーザが入力する欄を設けたEメールを指定された宛先へ送信する。そして、Eメールを送信したユーザから最適な画像データの回答をEメールの返信で受信し、それを集計することで最適な画像データを選択する。選定された画像データへのリンクを付けたEメールを指定された宛先へ自動的に送信するモードである。
図6は、図5の表示画面50において、ファイル選定モードが選択された際に表示される表示画面の一例である。本実施形態に係る表示画面60では、ファイル選定モードで画像データを複数生成させる際の設定項目が選択される。
図7は、図6の表示画面60において、濃度選定が選択された際に表示される表示画面の一例である。本実施形態に係る表示画面70では、濃度調整値を複数選択することができ、ここでは、0、+1、+2の3段階が選択された例を示している。
図8は、ファイル選定モードでの画像データを格納させるファイルサーバ4のフォルダを指定する表示画面の一例である。本実施形態に係る表示画面80では、ファイルサーバ/フォルダ入力欄81に、ファイル送信先のファイルサーバ名とフォルダ名とを入力する。
図9(a)はファイル選定モードで送信したEメールに対して、返信されたEメールに入力されている最適な画像データの番号を集計した結果、回答数が一番多い画像データが複数存在した場合の画像ファイルの選択方法を指定する表示画面の一例である。本実施形態に係る表示画面90において、デフォルト設定のファイル選択91は、MFP2のデフォルト設定で生成された画像データを選択する場合に指定され、サイズの一番小さいファイル選択92は、指定されたファイルサーバ4のフォルダに格納された画像データの中で一番ファイルサイズが小さいものを選択する場合に指定される。図9(b)は、図9(a)で示した表示画面90において、デフォルト設定のファイル選択91が指定された際に表示されるデフォルト設定画面の表示画面の一例である。本実施形態に係る表示画面900では、ファイル選定モードにて選択可能な各設定項目のデフォルト値が表示され、ユーザにデフォルト設定を認識させることを目的とする表示画面である。
図10は、記憶部24のメニュー記憶部247の構造及び情報格納例を説明する図である。No100は、図6の表示画面60において選択されたメニュー項目の番号である。メニュー項目101は、図6の表示画面60において選択されたメニュー項目を登録する。設定値102は、図6の表示画面60において選択された設定項目が登録される。例えば、図7の表示画面70においては、濃度調整値0、+1、+2の3段階が選択されているので、これら3つの値が登録される。
図11は、記憶部24のパラメータ記憶部242の構造及び情報格納例を説明する図である。ユーザがメニュー設定値を選択すると、パラメータ登録部266が設定値の組合せを作成し、パラメータ記憶部242に格納する。Eメール識別番号110は、送信したEメールを識別するために使用される番号である。これは、Eメール送信時に作成され、ユーザへのEメール再送信時に宛先を設定する為に使用される。No111は、メニューで設定した設定値の組合せ番号を表している。カラー・モノクロ112は、画像データがカラーかモノクロかを表している。濃度113は、濃度調整値を格納する。解像度114は、解像度設定値を格納する。ファイル名115は、No111、カラー・モノクロ112、濃度113、解像度114、サイズ116をそれぞれ連結しファイル名として使用することで、ファイル名からどの設定値の組合せから生成されたかが分かる仕組みとなっている。サイズ116は、ファイル名115に登録されたファイル容量を表す。画像ファイル生成部261が送信用ファイル36を生成すると、ファイル容量を検出しサイズ116に格納する。
図12(a)は、記憶部24の宛先情報記憶部243の構造及び情報格納例を説明する図であり、MFP2に登録されているEメールの全宛先リストである。MFP2からEメールを送信する場合は、宛先情報記憶部243からら任意の宛先を選択するか又はオペレーションパネル23のテンキー45からダイレクトに宛先入力する方法がある。No120は宛先の番号である。名前121は、Eメールアドレスに対応する名前を表す。通常、EメールアドレスをMFP2のメールアドレス帳に登録する際に、同時に登録される。Eメールアドレス122は、Eメール送信先のEメールアドレスを格納する。
図12(b)は、記憶部24の第1グループ宛先情報記憶部244の構造及び情報格納例である。これは、第1グループの宛先を格納し、Eメールの再送信時に宛先を設定する為に使用される。Eメール識別番号1200は、送信したEメールを識別する為に使用される番号であり、Eメール送信時に生成され、ユーザへのEメール再送信時に宛先を設定する為に使用される。No1201は、宛先の番号である。名前1202は、Eメールアドレスに対応する名前を表す。通常、EメールアドレスをMFP2のメールアドレス帳に登録する際に、同時に登録される。回答1204は、第1グループの各宛先からの送信Eメールに記入された回答番号が格納される。回答1204は初期値が0である。返信が無い場合、回答1204の値は0のままなので、Eメールの返信があったか否かを判別することができる。なお、同じ人から2回以上返信があった場合は、最後の返信に記載された番号が格納される。
図12(c)は、記憶部24の第2グループ宛先情報記憶部245の構造及び情報格納例である。これは、第2グループの宛先を格納し、第2グループは第1グループにより決定された画像ファイルの格納先を通知する宛先である。No1210は宛先の番号である。名前1211は、Eメールアドレスに対応する名前を表す。通常、EメールアドレスをMFP2のメールアドレス帳に登録する際に、同時に登録される。Eメールアドレス1212は、Eメール送信先のEメールアドレスを格納する。
図13は、記憶部24のEメール情報記憶部246の構造及び情報格納例である。Eメール情報記憶部246は、Eメール識別情報別に送信時刻を格納し、予め設定されている時間までをタイマー25を用いて計測し、時間経過後にファイルサーバ4に格納されている最適な画像データと判断された画像データを残し、それ以外を消去する際に参照される。No130は、Eメール識別番号毎の番号である。Eメール識別番号131は、送信したEメールを識別するために使用される番号である。送信時刻132は、Eメール送信した時刻を格納する。ファイル格納先133は、Eメール識別番号に対応付けられているEメールに画像データへのリンクが貼り付けられており、このリンク先にファイルサーバ4とフォルダ名とが格納されている。
図14は、第1グループの宛先へのEメール本文の例140である。番号141は、Eメールを受信したユーザがEメール本文中に最適ファイルの選定対象となっているファイル番号を入力する欄である。ファイル一覧142は、最適ファイルの選定対象となっているファイルの一覧を示している。それぞれにハイパーリンクが設定されており、マウスのクリック等で直接リンク先のファイルを開くことができるようになっている。Eメール識別番号143は、Eメール毎にEメール識別番号が割当てられており、Eメール送信時刻からの経過時間の確認、Eメール再送信の際の宛先の設定を行う際に突き合わされる情報である。
図15は、LAN1に接続されたファイルサーバ4のフォルダ構成とファイル格納例を説明する図である。Folder150は、図14のEメールにリンクが記載されているファイルを格納する。Folder151、Folder152は、図14で示したEメールとは別のEメール送信が行われる場合に、それぞれ異なるファイルを格納する。
図16は、第1グループの宛先へのEメール再送信時のEメール本文の例160である。ファイルへのリンク161は、ユーザによって一番多く選択されたファイルを最適なファイルとしてこのファイルへのリンクのみを表示する。最適なファイルとして認定されたファイル以外のファイルが削除され、削除されたファイル情報も記載される。Eメール識別番号162は、関連のEメールに同じ番号を付与する。
図17は、第2グループの宛先へのEメール本文の例170である。ファイルへのリンク171は、第1グループにより決定された最適ファイルへのリンクである。第2グループの宛先へは、最適ファイルの選定に漏れたファイルの情報は記載されない。Eメール識別番号172は、第1グループへの再送信メールと同じEメール識別番号が記載される。
次に、図18、図19、及び図20を用いて本実施形態に係る動作について説明する。
図18は、MFP2におけるEメール送信処理を説明するフローチャートである。まず、ステップs1において、制御部26は、選択されているモードがファイル選定モードか否かを判断する。なお、ファイル選定モードか、通常のEメール送信かの設定は、ユーザが図5に示した表示画面50を介して予め設定しおく。
ファイル選定モードが選択されている場合(ステップs1 Yes)、制御部26による処理はステップs2に移行する。一方、ファイル選定モードが選択されていない場合(ステップs1 No)、制御部26による処理はステップs3に移行する。
ステップs2において、制御部26はファイル選定モードでのEメール送信処理を実行し、処理を終了する。また、ステップs3において、制御部26は通常のEメール送信処理を実行し、処理を終了する。
図19は、ファイル選定モードでのEメール送信処理を説明するフローチャートである。まず、ステップs10において、ユーザは図6で示した表示画面60を介してファイル選定モードで使用する解像度、濃度等のメニュー設定を行う。例えば、図7で示した表示画面70は、濃度調整値の設定を行う表示画面であり、ここで、ユーザは0、+1、+2の3段階を選択している。
次に、ステップs11において、ユーザは、図9(a)で示した表示画面90から最も多い回答数が複数存在した場合の処理方法を選択する。複数の回答者が最適なファイルをEメールの返信で回答する中で、2つ又は2つ以上のファイルが同数で並んだ場合に、制御部26は本設定にしたがって最適ファイルを選定する。ここで、ユーザは、デフォルト設定のファイル又はサイズの一番小さいファイルを選択の何れかの設定を選択する。
そして、制御部26は、ステップs10及びステップs11においてユーザにより選択されたメニュー設定値の組合せをパラメータ記憶部242に格納させる。制御部26は、ステップs11においてユーザによりデフォルト設定のファイルを選択が選択された場合は、デフォルト設定のメニュー設定値の組合せをパラメータ記憶部242に追加する。
次に、ユーザは第1グループの宛先を設定する(ステップs13)。第1グループの宛先とする対象は、Eメール送信実行者と当事者等とし、第2グループの宛先とする対象は、当事者ではないが、情報配布しておくべき人達等ということが考えられる。また、第1グループをEメール送信実行者のみとし、第2グループの宛先を関係者全員とする等の設定でもよい。ここでの設定は、目的、状況に応じて幾つかのバリエーションが考えられる。なお、Eメールアドレスは、宛先情報記憶部243に格納されているEメール送信先アドレスから選択するか、Eメールアドレスをオペレーションパネル23のテンキー45から直接入力してもよい。第1グループとして設定されたEメールアドレスは、第1グループ宛先情報記憶部244に格納される。
次に、ユーザは第2グループの宛先を設定する(ステップs14)。Eメールアドレスは、宛先情報記憶部243に格納されているEメール送信先アドレスから選択するか、Eメールアドレスをオペレーションパネル23のテンキー45から直接入力してもよい。第2グループとして設定されたEメールアドレスは、第2グループ宛先情報記憶部245に格納される。
そして、ステップs15において、ユーザは、図8に示した表示画面80を介して画像ファイルを格納させるファイルサーバ名とフォルダ名とを設定する。
ここまでの設定が完了すると、制御部26は、原稿の読み取り開始指示が入力されたか否かを判断する。すなわち、ユーザによるオペレーションパネル23のモノクロスタートキー46かカラースタートキー47の押下を受け、制御部26は原稿の読み取り開始指示が入力されたか否かを判断する。
原稿の読み取り開始指示が入力された場合(ステップs16 Yes)、制御部26が読取部21に原稿の読み取り開始指示を与え、読取部21が原稿画像の取り込みを開始する。一方、原稿の読み取り開始指示が入力されなかった場合(ステップs16 No)、制御部26は処理を終了する。
ステップs17において、読取部21は、原稿1ページを最高解像度のカラーデータとして取り込み、元データ31として画像記憶部241に格納させる。なお、読取部21が最高解像度で原稿画像を取り込むのは、ステップs10にて選択された各設定値にしたがって解像度変換、モノクロ変換、濃度補正等の各種補正を行うのに都合が良い為である。例えば、中程度の解像度で取り込んだ元データ31から高解像度のデータを生成すると、最初から高解像度で取り込んだ元データ31よりも画質が劣ってしまうからである。
ステップs18において、制御部26は全てのページの取り込みが完了したか否か判断する。全てのページの取り込みが完了していない場合(ステップs18 No)、処理はステップs17に戻る。一方、全てのページの取り込みが完了した場合(ステップs18 Yes)、制御部26はカウンタに1をセットし(ステップs19)、全てのページの取り込みが完了した旨を画像変換部260に通知する。
画像変換部260は、ステップs17で取り込まれた元データ31のコピーファイルを生成し、当該コピーファイルに対して画像処理を施す。画像変換部260は、パラメータ記憶部242もカウンタ値が指し示すNo111が示すパラメータにしたがって、コピーファイルに対してカラー・モノクロ変換、濃度変換、解像度変換等の画像処理を施し、中間データ35を生成する。
次に、画像ファイル生成部261は、ステップs20において画像変換部260により生成された中間データ35を一般的な画像閲覧・編集ソフトウェアで閲覧・編集が可能な形式の画像データに変換する。例えば、画像ファイル生成部261は、中間データ35をJPEG、TIEF、PDF等のファイル形式に変換する。なお、画像ファイル生成部261により生成された送信用ファイル36のファイルサイズは、サイズ116に格納される。そして、作成された送信用ファイル36のファイル名は、図11のパラメータ記憶部242のファイル名115の例に示されるように、各パラメータが連結されたものとなっており、当該ファイル名からどのような設定で作成されたファイルか確認できるようになっている。
ステップs22において、ネットワーク通信部27は、LAN1を介してステップs21において生成された送信用ファイル36を図8の表示画面80を介して設定されたファイルサーバ4のフォルダに対して送信する。
そして、制御部26はパラメータ記憶部242に格納された全てのパラメータの組合せ分の画像ファイルの処理が完了したか否かを判断する。全てのパラメータの組合せ分の画像ファイルの処理が完了した場合(ステップs23 Yes)、制御部26はその旨をEメール生成部263に通知し、処理をステップs25に移行する。一方、全てのパラメータの組合せ分の画像ファイルの処理が完了していない場合(ステップs23 No)、制御部26はカウンタを+1、インクリメントし処理をステップs20に戻す。
ステップs25において、Eメール生成部263は、図14の例で示されるような、第1グループの宛先へのEメールを生成する。前述したように、番号141は、Eメールを受信したユーザがEメール本文中に最適ファイルの選定対象となっているファイル番号を入力する欄である。ファイル一覧142は、最適ファイルの選定対象となっているファイルの一覧を示している。それぞれにハイパーリンクが設定されており、マウスのクリック等で直接リンク先のファイルを開くことができるようになっている。Eメール識別番号143は、Eメール毎にEメール識別番号が割当てられており、Eメール送信時刻からの経過時間の確認、Eメール再送信の際の宛先の設定を行う際に突き合わされる情報である。
次に、Eメール生成部263は、第1グループ宛先情報記憶部244に格納されているEメールアドレスを生成したEメールのヘッダにセットする(ステップs26)。一般的なEメールのヘッダ情報には、送信者のEメールアドレス、受取人のEメールアドレス(To)、カーボンコピーの受取人のEメールアドレス(CC)、ブラインドカーボンコピーの受取人のEメールアドレス(BCC)等が含まれる。
ステップs27において、ネットワーク通信部27は、ステップs26においてEメール生成部263により生成されたEメールをLAN1を介して第1グループの宛先にEメール送信する。
ネットワーク通信部27によりEメール送信が行われると、タイマー25は予め設定された時間が経過するまでの時間の計測を開始する(ステップs28)。タイマー25は、第1グループのEメール受取人からの返信を受信するための受信期間を計測するために使用される。受信時間は予め設定されており、例えば、24時間と一定時間が設定されていた場合、Eメール送信から24時間後はタイムオーバーとなり、24時間以内にEメールの返信を行わなかったユーザは、Eメールの返信が受け付けられなくなる。
最後に、制御部26は、Eメール送信時刻とファイルサーバ4のアドレスとをEメール情報記憶部244に格納させ、一連の処理を終了する。
図20は、MFP2におけるEメールの受信とEメールの再送信処理を説明するフローチャートである。まず、ステップs40において、制御部26はEメール受信カウンタを0にセットする。Eメール受信カウンタは、MFP2から送信されたEメールに対して返信したユーザのユーザ数をカウントするためのカウンタである。
次に、制御部26は、タイマー25に対して問い合わせを行い、Eメールを送信した後、予め設定された時間が経過したか否か判断する。一定時間が経過した場合(ステップs41 Yes)、制御部26は処理をステップs48に移行する。一方、一定時間が経過していない場合(ステップs41 No)、制御部26は処理をステップs42に移行する。
ステップs42において、制御部26はネットワーク通信部27に対してEメールを受信したか否かを問い合わせる。ここで、Eメールを受信した場合(ステップs42 Yes)、制御部26はその旨をEメール解析部264に通知する。一方、Eメールを受信していない場合(ステップs42 No)、制御部26による処理はステップs41に戻る。
制御部26からEメールを受信した旨の通知を受けたEメール解析部264は、Eメール返信者は1回目の返信であるか否かを判断する。Eメール解析部264は、第1グループ宛先情報記憶部244のEメールアドレスの一致する回答1204の欄の値が0であれば1回目の返信、0以外の値が格納されていれば2回目以降の返信と判断する。回答1204の欄は初期値が0であるため、1回目のEメールの返信であれば、初期値には0が格納されているからである。
Eメールの返信が1回目であれば(ステップs43 Yes)、Eメール解析部264の処理はステップs44に移行する。一方、Eメールの返信が2回目以降であれば(ステップs43 No)、Eメール解析部264の処理はステップs47に移行する。
ステップs44において、Eメール解析部264は、受信したEメールの番号141の欄の番号を第1グループ宛先情報記憶部244のEメールアドレスの一致する回答1204の欄に格納し、その旨を制御部26に通知する。一方、ステップs47において、Eメール解析部264は、返信Eメールの番号141の番号で返信者のEメールアドレスに一致する第1グループ宛先情報記憶部244の回答1204の値を上書きする。
ステップs44において、通知を受けた制御部26は、Eメール受信カウンタを+1、インクリメントし(ステップs45)、第1グループの全ての宛先からEメールの返信を受信したか否かを判断する。すなわち、制御部26は、第1グループ宛先情報記憶部244の回答1204の欄を参照し、この欄の値が0以外であれば、第1グループの全ての宛先から返信Eメールを受信したと判断する。
そして、第1グループの全ての宛先からEメールの返信を受信した場合(ステップs46 Yes)、制御部26は処理をステップs48に移行する。一方、第1グループの全ての宛先からEメールの返信を受信していない場合(ステップs46 No)、制御部26による処理はステップs41に戻る。
ステップs48において、制御部26はEメール送信後にスタートさせたタイマー25をストップさせる。そして、制御部26は、ステップs49において、Eメール受信カウンタの値が0であるか否かを判断する。Eメール受信カウンタの値が0の場合は、ステップs27において、第1グループの宛先へ送信したEメールに対してEメールの返信が無かったことを意味する。Eメール受信カウンタの値が0の場合(ステップs49 Yes)、制御部26はその旨を画像データ処理部262に通知し、処理はステップs56に移行する。
一方、Eメール受信カウンタの値が0でなかった場合(ステップs49 No)、制御部26は回答数が一番多いファイルは複数あるか否かを判断する(ステップs50)。すなわち、制御部26は、第1グループ宛先情報記憶部244の回答1204の欄の中で回答数が一番多い番号を検索する。例えば、2番を選択した人が4人で、3番を選択した人も4人であった場合は、2番と3番とが回答数が一番多いファイルとなる。
回答数が一番多いファイルが複数ある場合(ステップs50 Yes)、制御部26はその旨を画像データ処理部262に通知し、処理はステップs57に移行する。一方、回答数が一番多いファイルが複数ない場合(ステップs50 No)、制御部26はその旨を画像データ処理部262に通知し、処理はステップs51に移行する。
ステップs51において、制御部26から回答数が一番多いファイルが複数ない旨の通知を受けた画像データ処理部262は、Eメール情報記憶部246のファイル格納先133が示すフォルダから回答数が一番多かったファイルのみを残して、他のファイルを削除する。ファイルの削除には、ファイルサーバ4の種類によりFTP、HTTP、CIFS等のファイル転送コマンドにより実行される。
次に、ステップs52において、制御部26はEメール生成部263に対して、再送信用Eメールを生成するよう指示を与える。指示を受けたEメール生成部263は、図16で示されるような第1グループの宛先への再送信用Eメール160を生成する(ステップs52)。なお、再送信用Eメール160には、ステップs51において残されたファイル161へのハイパーリンクが貼られている。また、同ステップにおいて削除されたファイルに関する情報も併せて掲載される。
そして、Eメール生成部263は、第1グループ宛先情報記憶部244に格納されているEメールアドレスを生成した再送信用Eメール160のヘッダにセットする。そして、ネットワーク通信部27は、Eメール生成部263により生成された再送信用Eメール160をLAN1を介して第1グループの宛先にEメール送信する(ステップs53)。
さらに、ステップs54において、Eメール生成部263は、図17で示されるような第2グループ宛先用Eメール170を生成する。なお、第2グループ宛先用Eメール170には、ステップs51において残されたファイル171のみが掲載される。
次に、Eメール生成部263は、第2グループ宛先情報記憶部245に格納されているEメールアドレスを生成した第2グループ宛先用Eメール170のヘッダにセットする。そして、ネットワーク通信部27は、Eメール生成部263により生成された第2グループ宛先用Eメール170をLAN1を介して第2グループの宛先にEメール送信する(ステップs55)。
ところで、Eメール受信カウンタの値が0である旨の通知を受けた画像データ処理部262は、ステップs56において、デフォルト設定で生成されたファイルを残して、他のファイルを全て削除する。これは、第1グループの誰からもEメールの返信が無かった場合、つまり、誰からも最適なファイルの選択がなされなかった場合にMFP2のデフォルト設定により生成されたファイルを残すというものである。
また、回答数が一番多いファイルが複数ある旨の通知を受けた画像データ処理部262は、ステップs57において、その回答数が一番多いファイルの中から、MFP2のデフォルト設定に近い方のファイルを残して、他のファイルを全て削除する。MFP2のデフォルト設定に近い方のファイルは予め決められており、例えば、設定項目毎に設定された値がデフォルト値からいくつずれているかカウントし、そのカウント数が少ない方、つまり、デフォルト値に近いファイルを選択する方法である。もし、それでも複数のファイルのカウント数が同じになった場合には、設定項目毎に優先度を設定しておき、同じカウント数でも項目による優先度により差を付ける。例えば、パラメータ記憶部242におけるファイルのサイズ116については最も小さいものを最重要条件とし、次に、濃度113については、+方向の設定を優先度が高くなるようにしておく等の方法が考えられる。
以上のように、第1の実施形態によれば、第1のグループは、画像ファイル付のEメールを何度も受信する必要が無くなる。1度のEメール送信で、当該Eメールに貼られたリンク先のファイルサーバに格納された複数種類の組合せで生成された複数のファイルの中から第1グループの各人が個人的に最適と思われるファイルを選択し、MFPにEメールを返信するだけで、第1グループ内の返信が自動的に集計され、第2グループに送信される最適なファイルが決定されることになる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態に係るMFP2'は、第1の実施形態に係るMFP2の構成と略同構成である。したがって、以下の説明では第1の実施形態と同一な箇所、動作について同一な箇所には同じ符号を付してその説明を省略する。
図21は、本実施形態に係るMFP2'の構成例を示すブロック図である。MFP2'は、第1の実施形態に係るMFP2の構成に加え、優先ファイル選定部267を有する制御部26'を備える。
優先ファイル選定部267は、Eメールに記載するファイル情報の順番を各ユーザが使用しているPCのタイプによって決定する。一般的にはデスクトップタイプであれば、画面サイズが大きく、ノートタイプはそれよりも小さい。又、メモリ容量、CPUにおいてもデスクトップタイプの方がノートタイプよりも高スペックである。この特徴を考慮し、例えば、デスクトップタイプのPCを使用しているユーザへのEメールには、デスクトップタイプのPCで扱うのに相応しい、やや高解像度のファイルを優先ファイルとしてファイル一覧142の先頭に記載する。一方、ノートタイプのPCを使用しているユーザへのEメールには、ノートタイプのPCで扱うのに相応しい、デスクトップタイプのPCよりも解像度が低いファイルを優先ファイルとしてファイル一覧142に記載する。
図22は、本実施形態に係る記憶部24'の宛先情報記憶部243'の構造及び情報格納例を説明する図である。本実施形態に係る宛先情報記憶部243'は第1の実施形態に係る宛先情報記憶部243に対して端末123が追加された構造となっている。端末123はEメールを受信する各人の端末PC情報を格納する。図22で示される例においては、PCの種類として、デスクトップタイプ、ノートタイプが記載されているが、更に小型のディスプレイを持つタブレット端末等を加えてもよい。
図23は、本実施形態に係る記憶部24'の第1グループ宛先情報記憶部244'の構造及び情報格納例を説明する図である。本実施形態に係る第1グループ宛先情報記憶部244'は第1の実施形態に係る第1グループ宛先情報記憶部244に対して端末1205が追加された構造となっている。端末1205は、第1グループの宛先として宛先情報記憶部243'から選択された宛先の端末PC情報を格納する。
図24は、デスクトップPC向けのEメール本文の例220である。Eメールの冒頭の文章にデスクトップPCのモニター表示に最適と思われる解像度順に並べてある旨が記載され、ファイルリスト142には、デスクトップPCのモニター表示に最適と思われる解像度順にファイル情報が並べられている。
図25は、ノートPC向けのEメール本文の例230である。Eメールの冒頭の文章にノートPCのモニター表示に最適と思われる解像度順に並べてある旨が記載され、ファイルリスト142には、ノートPCのモニター表示に最適と思われる解像度順にファイル情報が並べられている。
なお、ファイルリスト142におけるファイル情報の並べ方は、予め設定項目毎に優先度を設定しておき、その優先順にしたがって並び順を決定する。例えば、第1優先項目を解像度、第2優先項目をカラーとする。更に、第1優先項目の解像度は、デスクトップPC向けなら300dpiを第1優先、200dpiを第2優先、150dpiを第3優先、600dpiを第4優先とし、その順に優先度が決定されている。一方、ノートPC向けなら200dpiを第1優先、150dpiを第2優先、300dpiを第3優先、600dpiを第4優先とし、その順に優先度が決定されている。また、第2優先のカラーは、カラーが第1優先であり、モノクロは第2優先である。
図24で示されたデスクトップPC向けのEメール本文の例220では、第1優先の解像度が300dpi、第2優先がカラーで、その他の設定項目については、デフォルトである番号が3.のファイルが1番目に記載されている。続いて2番目には、第1優先の解像度が300dpi、第2優先がカラーで、濃度の調整値がデフォルト値から+1された値の番号が4.のファイルが記載されている。このように、予め決定された設定項目の優先順にしたがってファイルリスト142への記載順が決定される。
次に、図26を用いて本実施形態に係る動作について説明する。図26は、ファイル選定モードでのEメール送信処理を説明するフローチャートである。本フローチャートにおけるステップs10からステップs23、ステップs28、及びステップs29に係る動作は第1の実施形態の図19で説明した動作と同一である。したがって、異なる箇所についてのみ説明する。
全てのパラメータの組合せ分の画像ファイルの処理が完了した場合(ステップs23 Yes)、制御部26は、第1グループ宛先情報格納部244'に格納された宛先で端末1205にデスクトップPCが含まれるか否かを判断する。ここで、デスクトップPCの宛先がある場合(ステップ30 Yes)、制御部26はその旨をEメール生成部263に通知し、処理をステップs31に移行する。一方、デスクトップPCの宛先がない場合(ステップs30 No),制御部26の処理はステップs33に移行する。
ステップs31において、Eメール生成部263は、図24で示されるようなデスクトップPC向けのEメールを生成する。なお、ファイルリスト142は、設定項目毎に設定された優先度によって並びが決定される。例えば、第1優先項目を解像度、第2優先項目をカラーとする。更に、第1優先項目の解像度は、デスクトップPC向けなら解像度300dpiが第1優先で、200dpiが第2優先、150dpiが第3優先、600dpiが第4優先の順に優先度が決定されている。第2優先項目のカラーはカラーが第1優先で、モノクロが第2優先である。
図24で示されたデスクトップPC向けのEメール本文の例220では、第1優先の解像度が300dpi、第2優先がカラーで、その他の設定項目については、デフォルトである番号が3.のファイルが1番目に記載されている。続いて2番目には、第1優先の解像度が300dpi、第2優先がカラーで、濃度の調整値がデフォルト値から+1された値の番号が4.のファイルが記載されている。このように、予め決定された設定項目の優先順にしたがってファイルリスト142への記載順が決定される。
次に、ステップs32において、Eメール生成部263は、第1グループ宛先情報記憶部244'に格納されているデスクトップPCのEメールアドレスを生成したデスクトップ向けEメールのヘッダにセットする。
続いて制御部26は、第1グループ宛先情報格納部244'に格納された宛先で端末1205にノートPCが含まれるか否かを判断する。ここで、ノートPCの宛先がある場合(ステップ33 Yes)、制御部26はその旨をEメール生成部263に通知し、処理をステップs34に移行する。一方、デスクトップPCの宛先がない場合(ステップs33 No),制御部26の処理はステップs36に移行する。
ステップs34において、Eメール生成部263は、図25で示されるようなノートPC向けのEメールを生成する。なお、ファイルリスト142は、設定項目毎に設定された優先度によって並びが決定される。デスクトップPC向けEメールの場合との異なる点は、ディスプレイの大きさと、PCの処理能力の違いにより、デスクトップPC向けよりも解像度はやや低めが優先となることである。
次に、ステップs35において、Eメール生成部263は、第1グループ宛先情報記憶部244'に格納されているノートPCのEメールアドレスを生成したデスクトップ向けEメールのヘッダにセットする。
ステップs36において、ネットワーク通信部27は、ステップs31において生成されたデスクトップPC向けEメールとステップs34において生成されたノートPC向けEメールとをLAN1を介してEメール送信する。
以上のように、第2の実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加え、ユーザが使用しているデスクトップPC、ノートPC等の端末の種類によって取り扱うのに最適なファイルは異なるものであるから、端末の種類に応じて最適と思われるファイルをEメールのファイルリスト上の先頭に記載するよう並べ変えることにより、Eメールを受け取ったユーザがファイルリスト上の複数のファイルから最適なファイルを選択するまでの時間短縮を図ることができる。
本実施形態の説明においては、本発明をMFPに適用した形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、Eメール送信機能を備えたコピー機、ファクシミリ機等にも適用可能である。
1 LAN
2、2' MFP
3 Eメールサーバ
4 ファイルサーバ
5、6、7、8 PC
21 読取部
22 CPU
23 オペレーションパネル
24、24' 記憶部
241 画像記憶部
242 パラメータ記憶部
243、243' 宛先情報記憶部
244、244' 第1グループ宛先情報記憶部
245 第2グループ宛先情報記憶部
246 Eメール情報記憶部
247 メニュー記憶部
25 タイマー
26、26' 制御部
260 画像変換部
261 画像ファイル生成部
262 画像データ処理部
263 Eメール生成部
264 Eメール解析部
265 メニュー登録部
266 パラメータ登録部
27 ネットワーク接続部
28 印刷部

Claims (5)

  1. 原稿を読み取って画像データを取得する読取部と、
    前記画像データに対してメニューで指定した複数の設定値の組合せを作成するパラメータ登録部と、
    前記パラメータ登録部により作成された組合せに従い、前記画像データに対して画像処理を施す画像変換部と、
    前記画像変換部により複数の画像処理を施した複数の画像データから画像ファイルを生成する画像ファイル生成部と、
    前記読取部により取得された前記画像データを記憶する記憶部と、
    前記読取部により取得された前記画像データをネットワークを介してファイルサーバに格納させるネットワーク通信部と、
    前記ファイルサーバに前記画像データが格納された旨の通知を指定された宛先に対して送信するための電子メールを生成する電子メール生成部と、
    前記宛先から返信された前記電子メールを解析する電子メール解析部と、
    前記電子メールを受信したユーザによって選択された回答を集計し、集計結果から画像データを選定する画像データ選定部とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 複数の前記画像データから選定された画像データ以外の画像データを全て削除する画像データ消去部を更に備え、
    選定された前記画像データへのリンク先を電子メールに付加し、前記宛先に対して再送信することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記宛先に対して送信される電子メールには、ユーザが前記画像データを選択する上で参照する情報として、前記画像データのサイズ、設定値が記載されることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 前記宛先に対して電子メールに直接前記画像データを添付して送信するか、前記画像データを前記ファイルサーバに格納させ、電子メールに前記ファイルサーバへのリンク先を記載して電子メールを送信するかを切り替える手段を備えることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  5. 前記宛先に対して送信される電子メールには、ユーザが前記画像データを選択する上で参照する情報として、ユーザが使用している端末に適した前記画像データから順に記載されることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
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