JP2015119229A - 無線通信装置、無線通信システム、及びデータ処理方法 - Google Patents

無線通信装置、無線通信システム、及びデータ処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の装置間において過去に収音された音声を容易に確認できる無線通信装置を提供する。【解決手段】マイクロホンに接続された無線通信装置であって、マイクロホンからの音声データを取得する音声取得部と、マイクロホンからの録音開始の指示に応じて、音声データを録音し、録音開始の指示から所定時間後に録音を終了する録音部と、無線通信装置におけるマイクロホンとの通信に関するログ情報と関連付けて、録音データを含む録音ファイルを生成するファイル生成部と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、無線通信装置、無線通信システム、及びデータ処理方法に関する。
従来、公衆電話網に接続されていない構内音声通信設備として、インターカムシステムが知られている。インターカムシステムは、例えば、ハンズフリーによる同時双方向通信により、様々な場面における業務進行を円滑にする。
従来のインターカムシステムとして、親機及び複数の子機を含み、送話側の子機と受話側の子機とが親機を介して無線通話する無線通信システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。この無線通信システムは、複数の子機のうちの一部の子機による通話を優先でき、一部の子機を優先させた状況でも、他の子機により送話する。
また、顧客に提供する商品又はサービスの準備を所定のタイミングで開始する受注システムが知られている(例えば、特許文献2参照)。
また、複数の注文受通信装置と、複数の注文受通信装置の各々と通信する通信音声制御装置と、を備えたシステムが知られている(例えば、特許文献3参照)。このシステムは、注文受通信装置が事象の発生を通信音声制御装置に通知し、事象の発生の通知を受けた通信音声制御装置が、複数の注文受通信装置の中から予め指定された注文受通信装置に対し、事象の発生を通知する。
特開2012−124546号公報 特開2013−137755号公報 国際公開第2011/102141号
特許文献1〜3に記載されたインターカムシステムでは、インターカムシステムにおける複数の無線子機間において発生した過去の音声の内容を確認することが困難であった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、複数の装置間において過去に収音された音声を容易に確認できる無線通信装置、無線通信システム、及びデータ処理方法を提供する。
本発明の無線通信装置は、マイクロホンと通信する無線通信装置であって、前記マイクロホンからの音声データを取得する音声取得部と、前記マイクロホンからの録音開始の指示を検出する録音指示検出部と、前記録音開始の指示に応じて、前記マイクロホンにより収音された音声データを録音し、前記録音開始の指示から所定時間後に録音を終了する録音部と、当該無線通信装置における前記マイクロホンとの通信に関するログ情報と関連付けて、前記録音部により録音された録音データを含む録音ファイルを生成するファイル生成部と、を備える。
本発明の無線通信システムは、マイクロホンに接続された無線通信装置と、前記マイクロホンを有する無線通信機と、を含む無線通信システムであって、無線通信機は、録音開始の操作を受け付ける操作部と、前記録音開始の操作を受け付けた旨の情報を含む制御データを送信する送信部と、を備え、前記無線通信装置は、前記マイクロホンからの音声データを取得する音声取得部と、前記無線通信機からの前記制御データを受信する受信部と、前記制御データに応じて、録音開始の指示を検出する録音指示検出部と、前記録音開始の指示に応じて、前記マイクロホンにより収音された音声データを録音し、前記録音開始の指示から所定時間後に録音を終了する録音部と、前記無線通信装置における前記無線通信機との通信に関するログ情報と関連付けて、前記録音部により録音された録音データを含む録音ファイルを生成するファイル生成部と、を備える無線通信システム。
本発明のデータ処理方法は、マイクロホンと通信する無線通信装置におけるデータ処理方法であって、前記マイクロホンからの音声データを取得するステップと、前記マイクロホンからの録音開始の指示を検出するステップと、前記録音開始の指示に応じて、前記マイクロホンにより収音された音声データを録音し、前記録音開始の指示から所定時間後に録音を終了するステップと、前記無線通信装置における前記マイクロホンとの通信に関するログ情報に応じて、前記録音された録音データを含む録音ファイルを生成するステップと、を有する。
本発明によれば、複数の装置間において過去に収音された音声を容易に確認できる。
実施形態における無線通信システムの構成例と、無線通信システムが設置された店舗近辺の様子の一例と、を示す模式図 実施形態における親機の構成例を示すブロック図 実施形態における子機の構成例を示すブロック図 実施形態における子機の構成例を示す外観図 実施形態における音声ミキシングマトリクス部の詳細構成例を示す模式図 実施形態における第1の状態における音声ミキシングマトリクス部の各接点のON/OFFの一例を示す模式図 実施形態における第2の状態における音声ミキシングマトリクス部の各接点のON/OFFの一例を示す模式図 実施形態における親機のメイン制御部の動作例を示すフローチャート 実施形態におけるログデータ及び録音データファイルの一例を示す模式図
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
図1は、実施形態における無線通信システム1000の構成例と、無線通信システム1000が設置された店舗10近辺の様子の一例と、を示す模式図である。図1では、無線通信システム1000として、ドライブスルーの店舗10に設置されたインターカムシステムを例示する。インターカムシステムは、例えば、ドライブスルーを採用した店舗、放送局、コンサートホール、多目的ホール、劇場、において使用される。
店舗10は、例えば、親機100、子機200、車両検知センサ30、オーダーポスト40、監視カメラ50、緊急ボタン60、スイッチングハブ70、扉開放検知センサ80、及び受渡口90を備える。
無線通信システム1000は、例えば、親機100、子機200、車両検知センサ30、マイク(マイクロホン)41、スピーカ42、監視カメラ50、緊急ボタン60、スイッチングハブ70、及び扉開放検知センサ80を備える。
親機100は、無線回線150を介して、複数の子機200との間で通信する通信装置である。親機100には、車両検知センサ30、オーダーポスト40、緊急ボタン60、スイッチングハブ70、及び、扉開放検知センサ80が接続され、接続先から様々な情報を収集する。
親機100は、例えば、内蔵LCD146を有し、内蔵LCD146を介して店員に必要な情報を通知する。親機100は、図示しないマイク、スピーカを備えてもよい。親機100のマイク、スピーカは、親機100に接続されて、親機100の外部(例えばキッチン内)に設置されてもよい。
無線回線150を用いた無線通信の方式は、例えば、DECT(Digital Enhanced Cordless Telecommunication)、無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth(登録商標)、Zigbee(登録商標)、を含む。
子機200は、無線回線150を介して、親機100との間で通信する通信装置であり、無線通信機の一例である。各子機200の識別情報(例えば、DECT IDやMACアドレス(Media Access Control Address))は、親機100に登録される。これにより、親機100は複数の子機200を識別できる。
子機200は、例えば、店員に身に付けられて使用されるので、店舗10又は店舗10の近傍を移動することがある。
車両検知センサ30は、例えば、店舗10に来店した客が乗車した車両20を検知する公知のセンサである。車両検知センサ30は、例えば、車両検知センサ30に所定距離内に近づいた車両20を検知し、車両検知情報を親機100へ通知する。
オーダーポスト40は、例えば、客からの注文を受けるメニューボードを含み、マイク41及びスピーカ42を含む。客は、マイク41及びスピーカ42を介して店員と会話し、所望の商品を注文する。マイク41は、マイク41の周囲の音響を電気信号(音声信号)に変換する。スピーカ42は、例えば親機100を介して入力された電気信号(音声信号)を音響として出力する。オーダーポストは、情報入出力器の一例である。オーダーポスト40は、車両検知センサ30が車両20を検知した際に、マイク及びスピーカ42の電源をONしてもよい。これにより省電力化できる。
監視カメラ50は、監視カメラ50周辺の画像を撮像する。画像は、映像、動画、静止画、その他の画像を含む。監視カメラ50は、常時画像を撮像し、スイッチングハブ70を介して親機100へ撮像された画像を送信してもよい。これにより、親機100により、店舗10又は店舗10の近辺をモニタリングできる。監視カメラ50または親機100において、監視カメラ50により撮像された画像に対して、所定の画像認識処理が実施され、画像認識処理の結果に応じてイベントが検知されてもよい。
監視カメラ50は、他のセンサ(例えば車両検知センサ30、扉開放検知センサ80)と連動して、監視カメラ50周辺の画像を撮像してもよい。例えば、オーダーポスト40の近傍に設置された車両検知センサ30により、車両20が検知された場合に、オーダーポスト40の近傍に設置された監視カメラ50により、画像の撮像を開始してもよい。これにより、所定のタイミングにおいて画像を撮影でき、録画容量を低減できる。
緊急ボタン60は、例えば、店舗10内又は店舗10の近傍に設置され、特に設置場所は限定されない。緊急ボタン60は、例えば、店員その他の人が緊急時と判断した場合に押下され、緊急ボタン60が押下された旨を含む緊急情報を親機100へ通知する。緊急ボタン60は、親機100に接続された操作部の一例であり、親機100と一体であっても別体であってもよい。
スイッチングハブ70は、複数の監視カメラ50が接続され、親機100と各監視カメラ50との間のデータ通信を中継する。
扉開放検知センサ80は、店舗10に設けられた扉の開閉状態、又は開放状態を検知する公知のセンサである。扉開放検知センサ80は、扉毎に設置されてもよいし、1つ以上の特定の扉に対してのみ設置されてもよい。扉開放検知センサ80は、例えば、扉が開放されたこと、又は扉が開放されてから所定時間を経過したことを検知すると、その情報を含む扉開放情報を親機100へ通知する。
受渡口90は、店員が客に対して商品を受け渡す窓口である。
つまり、車両20の客は、オーダーポスト40において、マイク41及びスピーカ42を介して、店舗10内の子機200を身に付けた店員と通話し、商品を注文する。注文を受けた店員、又は子機200を介して客からの注文を聞いた他の店員は、例えばキッチンにおいて注文された商品を準備し、受渡口90へ注文された商品を送る。商品の注文後、車両20の客は、車両20をレーンに沿って受渡口90まで進行させ、受渡口90において注文商品を受け取る。
図2は、親機100の構成例を示すブロック図である。
親機100は、メイン制御部110、音声ミキシングマトリクス部120、無線制御部131、変調部132、復調部133、制御信号検出部134、A/Dコンバータ部135、D/Aコンバータ部136、及び内蔵記憶媒体137を備える。親機100は、ネットワーク制御部138、制御信号検出部139、メール送信制御部141、画像デコード部142、内蔵RTC(Real Time Clock)143、及び時刻制御部144を備える。親機100は、表示制御部145、内蔵LCD146、及び外部表示デバイス制御部147を備える。
親機100には、表示デバイス160、外部記憶媒体170、アンテナ180、及び電子メールサーバ190が接続されてもよい。表示デバイス160及びアンテナ180は、親機100内に設けられてもよい。
例えば、親機100のCPUは、RAM又はROMからプログラム及びデータを読み出し、プログラムを実行することにより、親機100における各種処理(例えば各種制御、各種設定、各種判別)を実施する。この各種処理は、例えば、メイン制御部110、記憶媒体制御部130、無線制御部131、ネットワーク制御部138、メール送信制御部141、表示制御部145、又は外部表示デバイス制御部147における処理を含む。
メイン制御部110は、録画制御部111、設定データ制御部112、イベントログ制御部113、及び録音制御部114を含む。
メイン制御部110は、例えば、制御信号検出部134からの制御情報に応じて、音声ミキシングマトリクス部120に対してマトリクス制御信号を送る。マトリクス制御信号は、音声ミキシングマトリクス部120のマトリクス部123(図5参照)における各接点のON/OFFを制御する。従って、メイン制御部110は、各接点の接続又は非接続を決定する接続制御部としての機能を有する。
録画制御部111は、制御信号検出部134からの画像の録画指示を含む制御情報に応じて、画像記録指示を記憶媒体制御部130へ送る。
設定データ制御部112は、設定データを、例えば、必要に応じて記憶媒体制御部130へ送る。設定データは、例えば、親機100において設定された各種設定データ(例えば、ネットワーク情報、スケジュール情報、録音設定の情報、録画設定情報、メール送信設定の情報、収音又は音声出力の設定情報)を含む。例えば、表示デバイス160に設定画面が表示され、親機100の操作部(不図示)を介して、管理者が設定画面から設定データを設定してもよい。
録音設定の情報とは、例えば、子機200のトークボタン214が押下された状態において所定のイベントが発生すると録音する(トークを録音)、子機200のページボタン215が押下された状態において所定のイベントが発生すると録音する(ページを録音)、イベント発生に応じた録音を実施しない、のような設定情報を含む。
イベントログ制御部113は、親機100の各部において発生したイベントのログを所定のタイミングにおいて生成し、必要に応じてログ記録指示を記憶媒体制御部130へ送る。なお、イベントとしては、例えば、外部からのイベント(例えば、子機200からの制御信号)、親機100自身のイベント(例えば、制御信号を受けた際のメイン制御部110の動作設定)、がある。
録音制御部114は、メイン制御部110からの音声の録音指示を含む制御情報に応じて、音声記録指示を記憶媒体制御部130へ送る。
音声ミキシングマトリクス部120は、復調部133からの音声データを入力し、マトリクス部123における各接点のON/OFFに応じて、D/Aコンバータ部136及び記憶媒体制御部130の少なくとも一方へ、音声データを出力する。
音声ミキシングマトリクス部120は、A/Dコンバータ部135からの音声データを入力し、マトリクス部123における各接点のON/OFFに応じて、変調部132及び記憶媒体制御部130の少なくとも一方へ、音声データを出力する。
記憶媒体制御部130は、画像デコード部142から画像データを受け取り、メイン制御部110から設定データを受け取る。記憶媒体制御部130は、メイン制御部110から例えば画像記録指示、音声記録指示、又はログ記録指示を受け取る。記憶媒体制御部130は、例えば、画像記録指示、音声記録指示、又はログ記録指示に応じて、画像データ、音声データ、又はログデータを含む保存データを生成し、内蔵記憶媒体137又は外部記憶媒体170に記憶させる。記憶媒体制御部130は、保存データを含むファイルを生成し、ファイルを記憶媒体に記憶させてもよい。このように、記憶媒体制御部130は、録音部、録画部、としての機能を有する。また、記憶媒体制御部130は、ログの情報に応じて、録音データを含むファイルを生成するファイル生成部としての機能を有する。記憶媒体制御部130は、記憶制御部としての機能を有する。
無線制御部131は、アンテナ180及び無線回線150を介した子機200との間の無線通信を制御する。無線制御部131は、変調部132からのデータをアンテナ180へ送る。変調部132からのデータは、音声データを含む。無線制御部131は、アンテナ180により受信された無線信号に含まれるデータを取得し、復調部133へ送る。アンテナ180からのデータは、制御データと音声データとを含む。無線制御部131は、アンテナ180を介してデータを受信する受信部としての機能を有する。
変調部132は、音声ミキシングマトリクス部120からの音声データを変調し、変調された音声データを無線制御部131へ送る。
復調部133は、無線制御部131からのデータを復調し、復調されたデータのうち、制御データを制御信号検出部134へ送り、音声データを音声ミキシングマトリクス部120へ送る。
制御信号検出部134は、復調部133からの制御データを受け取り、制御データを変換して制御信号を生成し、制御信号をメイン制御部110へ送る。
メイン制御部110は、制御信号検出部134からの制御信号を受け取り、制御信号が所定の情報を含む場合、イベント発生を検出する。例えば、メイン制御部110は、制御データが子機200において所定のボタンが押下された旨の情報を含む場合、所定のイベントを検出する。この所定のボタンは、例えば、録音開始ボタン213、トークボタン214、ページボタン215、を含む。この所定のイベントは、例えば、録画開始イベント、トークイベント、ページイベント、を含む。このイベントの検出に応じて、例えば録音又は録画が開始される。つまり、メイン制御部110は、録音指示検出部、録画指示検出部としての機能を有する。
A/Dコンバータ部135は、オーダーポスト40のマイク41により収音されたアナログ音声信号を受信し、アナログ音声信号をデジタル音声信号としての音声データに変換し、音声データを音声ミキシングマトリクス部120へ送る。A/Dコンバータ部135は、音声データ取得部としての機能を有する。
D/Aコンバータ部136は、音声ミキシングマトリクス部120からのデジタル音声信号としての音声データを、アナログ音声信号に変換し、アナログ音声信号をオーダーポスト40のスピーカ42に送信する。D/Aコンバータ部136は、音声出力部としての機能を有する。
内蔵記憶媒体137は、記憶媒体制御部130からの保存データを記憶し、記憶された保存データを記憶媒体制御部130へ送る。内蔵記憶媒体137は、例えば、CPUにより直接データを送受される記憶媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、を含む。
ネットワーク制御部138は、監視カメラ50又は電子メールサーバ190と親機100との間のネットワークを介して無線通信するためのネットワーク制御を行う。このネットワークは、例えば、無線LAN、インターネット、その他のネットワークを広く含む。
ネットワーク制御部138は、監視カメラ50からデータを受信し、受信したデータのうち、制御データを制御信号検出部139へ送り、画像データを画像デコード部142へ送る。つまり、ネットワーク制御部138は、画像取得部としての機能を有する。
ネットワーク制御部138は、メール送信制御部141からのメール情報を受け取り、メール情報に応じて、電子メールサーバ190へメール送信する。つまり、ネットワーク制御部138は、メール送信部として機能を有する。
制御信号検出部139は、例えば、車両検知センサ30、緊急ボタン60、又は扉開放検知センサ80から所定の情報を受信し、所定の情報を変換して制御信号を生成し、制御信号をメイン制御部110へ送る。
メイン制御部110は、制御信号検出部139からの制御信号を受け取り、制御信号が所定の情報を含む場合、イベント発生を検出する。例えば、メイン制御部110は、制御信号に車両検知情報が含まれる場合、車両検知のイベントを検出する。例えば、メイン制御部110は、制御信号に緊急情報が含まれる場合、緊急イベントを検出する。例えば、メイン制御部110は、制御信号に扉開放情報が含まれる場合、扉開放イベントを検出する。このイベントの検出に応じて、例えば録音又は録画が開始される。つまり、メイン制御部110は、録音指示検出部、録画指示検出部としての機能を有する。
メール送信制御部141は、メイン制御部110からメール送信指示を受けると、メール情報を生成し、メール情報をネットワーク制御部138へ送る。メール情報は、例えば、メール本文、メールヘッダ、メールの送信先情報、を含む。メール本文は、例えば所定のイベント(警告イベント)を検知した旨の情報を含む。
メール情報は、添付ファイルを含んでもよい。添付ファイルは、例えば、記憶媒体制御部130により生成された保存データ(例えば、録音データ、録画データ)を含むファイルを含む。
画像デコード部142は、ネットワーク制御部138からの画像データをデコードし、デコードにより得られた画像データを、表示制御部145及び記憶媒体制御部130へ送る。
内蔵RTC143は、例えば、親機100の基板上に実装される計時機能を有するチップである。内蔵RTC143は、例えば、所定のタイマとして動作する。
時刻制御部144は、内蔵RTC143の計時機能により得られた時刻情報を取得し、時刻情報をメイン制御部110及び表示制御部145へ送る。また、時刻制御部144は、内蔵RTC143の計時状況を確認し、所定のタイミングからの経過時間を計測する。
表示制御部145は、内蔵LCD146又は表示デバイス160により表示するための表示制御を行う。
内蔵LCD146は、各種情報(例えば画像情報、文字情報)を表示する。例えば、画面または文字が点灯、点滅、消灯することにより、所定の状態であること、所定の通知があったことを、親機100の周辺の人(例えば子機200を身に付けた店員)に提示する。
外部表示デバイス制御部147は、表示デバイス160に対する各種制御を行う。
表示デバイス160は、各種情報(例えば画像情報、文字情報)を表示する。画像情報は、例えば、監視カメラ50により撮像された画像の情報を含む。
外部記憶媒体170は、親機100に例えば接続、挿入される記憶媒体である。外部記憶媒体170は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、各種メディア(例えばDVD(Digital Versatile Disc)、SDカード)、USBフラッシュメモリ、を含む。
図3は、子機200の構成例を示すブロック図である。
子機200は、無線制御部201、変調部202、復調部203、音声制御部204、A/Dコンバータ部205、D/Aコンバータ部206、制御信号検出部207、及び通話制御部208を備える。
子機200は、スピーカ211、マイク212、録音開始ボタン213、トークボタン214、ページボタン215、及びアンテナ216を備えてもよい。スピーカ211、マイク212、録音開始ボタン213、トークボタン214、ページボタン215、及びアンテナ216は、子機200の外部に設置され、子機200に接続されてもよい。
例えば、子機200のCPUは、RAM又はROMからプログラム及びデータを読み出し、プログラムを実行することにより、子機200における各種処理(例えば各種制御、各種設定、各種判別)を実施する。この各種処理は、例えば、無線制御部201、音声制御部204、又は通話制御部208における処理を含む。
無線制御部201は、アンテナ216及び無線回線150を介した親機100との間の無線通信を制御する。無線制御部201は、変調部202からのデータをアンテナ216へ送る。変調部202からのデータは、例えば、制御データ及び音声データを含む。無線制御部201は、アンテナ216により受信されたデータを復調部203へ送る。アンテナ216からのデータは、例えば、制御データ及び音声データを含む。このように、無線制御部201は、アンテナ216を介してデータを送信する送信部としての機能を有する。
変調部202は、音声制御部204からの音声データと通話制御部208からの制御データとを変調し、変調されたデータを無線制御部201へ送る。
復調部203は、無線制御部201からのデータを復調し、復調されたデータのうち、制御データを通話制御部208へ送り、音声データを音声制御部204へ送る。
音声制御部204は、A/Dコンバータ部205からの音声データを入力し、通話制御部208からの音声制御信号に応じて、変調部202へ音声データを出力する。音声制御部204は、復調部203からの音声データを入力し、通話制御部208からの音声制御信号に応じて、D/Aコンバータ部136へ音声データを出力する。
A/Dコンバータ部205は、マイク212により収音されたアナログ音声信号を受信し、アナログ音声信号をデジタル音声信号としての音声データに変換し、音声データを音声制御部204へ送る。
D/Aコンバータ部206は、音声制御部204からのデジタル音声信号としての音声データを、アナログ音声信号に変換し、アナログ音声信号をスピーカ211に送信する。
制御信号検出部207は、例えば、録音開始ボタン213、トークボタン214、又はページボタン215への所定の操作(例えば押下)を検出した場合、制御データを通話制御部208へ送る。制御信号検出部207は、各ボタンの押下以外でも、各ボタンがON状態に遷移したことを検出すればよい。この制御データは、どのボタンが押下されたかの情報を含む。
通話制御部208は、復調部203からの制御データ及び制御信号検出部207からの制御データを受け取り、受け取った制御データに応じて音声制御信号を生成し、音声制御信号を音声制御部204へ送る。通話制御部208は、制御信号検出部207からの制御データを、変調部202へ送る。
例えば、通話制御部208は、制御信号検出部207からの制御データに、トークボタン214又はページボタン215が押下された旨の情報が含まれる場合、マイク212からの音声データを変調部202へ送るよう制御する音声制御信号を生成する。
一方、通話制御部208は、トークボタン214又はページボタン215が押下された旨の情報を含む制御データを取得しない場合、マイク212からの音声データを変調部202へ送るよう制御する音声制御信号を生成しない。
従って、例えば、自装置のトークボタン214又はページボタン215が操作された場合に、子機20から音声データが送信される。
スピーカ211は、D/Aコンバータ部206からのアナログ音声信号を、音響として出力する。マイク212は、マイク212の周囲の音響をアナログ電気信号(音声信号)に変換する。
録音開始ボタン213は、複数の店員間の通話、又は、店員と客との間の通話、の録音を開始するためのボタンである。例えば、録音開始ボタン213が押下された場合、親機100において録音が開始され、録音開始ボタン213の押下時点から所定時間経過すると録音が終了される。また、押下時点から所定時間経過していない場合に、再度録音開始ボタン213を押下すると、時間がリセットされ、再度押下時点から所定時間経過するまで録音される。
録音開始ボタン213を備えることで、例えば、店員と客との間でトラブルが発生した場合でも、店員が録音開始ボタン213を押下することで、迅速に且つ容易に、店員と客との会話を録音できる。また、押下時点から所定時間経過していない場合に、再度押下しても、録音が終了することはないので、必要な録音ができていないなどの不備を防ぐことができる。なお、録音開始ボタン213は、録音だけでなく、押下により録画を開始するようしてもよい。
トークボタン214は、客と通話するためのボタンである。例えば、トークボタン214が押下された場合、トークボタン214が押下された子機200は、オーダーポスト40との間で通信する。この場合、トークボタン214が押下された子機200のマイク212及びスピーカ211と、オーダーポスト40のマイク41及びスピーカ42とが、電気的に接続された状態となる。従って、トークボタン214が押下された子機200を装着した店員と客との間で通話できる。
ページボタン215は、子機200を装着した複数(例えば全て)の店員との間で通話するためのボタンである。例えば、ページボタン215が押下された場合、ページボタン215が押下された子機200は、他の全ての子機200との間で通信(ブロードキャスト通信)する。この場合、ページボタン215が押下された子機200のマイク212及びスピーカ211と、他の全ての子機200のマイク212及びスピーカ211との間で、電気的に接続された状態となる。一方、ページボタン215が押下された子機200は、オーダーポスト40との間では通信しない。従って、客側には聞こえない状態で、店員間において通話できる。
なお、録音開始ボタン213、トークボタン214、ページボタン215は、上記のような機能を持たせても良いし、それぞれのボタンを親機の設定により変更可能とするなど、それぞれの機能は適宜選択することができる。なお、トークボタン214を押下した場合、店員と客との通話だけでなく、ページボタン215の押下時と同様に、店員間において通話できてもよい。
次に、子機200の外観例について説明する。
図4は、子機200の構成例を示す外観図である。図4では、ヘッドセット型の子機200を例示しているが、他の形状(例えば腰付近に装着する形状)でもよい。図4では、子機200は、スピーカ211、マイク212、録音開始ボタン213、トークボタン214、ページボタン215、及び音量調整ボタン217を備えることを例示している。
次に、親機100の録音機能に係る構成について説明する。
図5は、音声ミキシングマトリクス部120の詳細構成例を示す模式図である。図5では、親機100における録音機能に係る構成も合わせて示している。
音声ミキシングマトリクス部120は、入力バス121、出力バス122、及びマトリクス部123を含む。
入力バス121は、例えば、複数の子機200の各々のマイク212により収音された音声用の入力チャネル(店員用の入力チャネル)、オーダーポスト40のマイク41により収音された音声用の入力チャネル(客用の入力チャネル)を含む。
店員用の入力チャネルは、例えば、子機200A用の入力チャネル、子機200B用の入力チャネル、子機200C用の入力チャネル、子機200Dの入力チャネル、を含む。店員用の入力チャネルのチャネル数は、他の数でもよい。
出力バス122は、複数の子機200の各々のスピーカ211により出力される音声用の出力チャネル(店員用の出力チャネル)、オーダーポスト40のスピーカ42により出力される音声用のチャネル(客用の出力チャネル)、同報用の出力チャネル、録音用の出力チャネルを含む。
店員用の出力チャネルは、例えば、子機200A用の出力チャネル、子機200Bの出力チャネル、子機200C用の出力チャネル、子機200D用の出力チャネル、を含む。店員用の出力チャネルのチャネル数は、他の数でもよい。
出力バス122において、店員用の出力チャネルは、複数の子機200のいずれか1つに音声信号を送信(ユニキャスト送信)するチャネルである。同報用のチャネルは、全部の子機200に音声信号を送信(ブロードキャスト送信)するチャネルである。録音用のチャネルは、記憶媒体制御部130に音声信号を送信するチャネルである。
マトリクス部123は、入力バス121におけるいずれか1つの入力チャネルと、出力バス122におけるいずれか1つの出力チャネルと、を接続又は非接続にする接点を複数有する。図5では、複数の接点がマトリクス状に配置されることを例示している。マトリクス部123は、入出力接続部としての機能を有する。
図5では、入力バス121における入力チャネル番号(x)と出力バス122における出力チャネル番号(y)とを用いて、マトリクス部123における各接点の番号を、「Mx−y」として示す。例えば、入力チャネルとしての子機200Aのチャネルと、出力チャネルとしての子機200Bのチャネルと、が交差する接点の番号は、「M1−2」として示されている。
各接点が電気的に接触(ON)すると、入力チャネルと出力チャネルとが導通され、入力チャネルから出力チャネルへ音声データが伝送される。一方、各接点が電気的に非接触(OFF)であると、入力チャネルと出力チャネルとが導通されず、入力チャネルから出力チャネルへ音声データが伝送されない。
図5〜図7では、接点がONであることを黒丸(●)で示し、接点がOFFであることを白丸(○)で示す。従って、図5では、全接点がOFFであることを示している。図5では、図示していないが、全ての子機200における録音開始ボタン213、トークボタン214、及びページボタン215がOFFであることを例示している。
なお、所定のボタンがONとは、所定のボタンへの操作が有効であり、所定のボタンがOFFとは、所定のボタンへの操作が有効でないことを示す。例えば、各ボタンを押下することにより、各ボタンがONになる。例えば、各ボタンを再度押下する、又はボタンの押下から所定時間経過することにより、各ボタンがOFFになる。
図6は、音声ミキシングマトリクス部120の各接点のON/OFFの第1例を示す模式図である。
図6では、子機200Aの録音開始ボタン213及びトークボタン214がONにされ、ページボタン215がOFFにされている。また、子機200Bのページボタン215がONにされ、録音開始ボタン213及びトークボタン214がOFFにされている。また、子機200C,200Dでは、録音開始ボタン213、トークボタン214、及びページボタン215がOFFにされている。図6では、録音設定として、トークボタン214及びページボタン215に応じて子機200及びマイク41からの音声データを録音するよう設定されることを例示する。
子機200Aでは、子機200Aにおいてトークボタン214が押下されると、無線制御部201は、無線回線150を介して、制御データと音声データとを含む無線信号を親機100へ送信する。この制御データは、子機200Aにおいてトークボタン214が押下された旨の情報を含む。この音声データは、子機200Aのマイク212により収音された音声データである。
親機100では、無線制御部131は、子機200Aからの無線信号を受信する。制御信号検出部134は、無線信号に含まれる制御データから制御信号を生成する。メイン制御部110は、制御信号に、子機200Aにおいてトークボタン214が押下された旨の情報が含まれることを検出する。この制御信号は、子機200Aと他の子機200B〜20D及びオーダーポスト40との間での通話開始指示を含む。
メイン制御部110は、子機200Aにおいてトークボタン214が押下された旨の情報を受けると、音声ミキシングマトリクス部120に対して、制御信号に応じたマトリクス制御信号を送る。ここでは、制御信号が、子機200Aと他の子機200B〜200D及びオーダーポスト40との間での通話開始指示を含む。
音声ミキシングマトリクス部120は、子機200Aにおいてトークボタン214が押下された旨の情報を受けると、子機200Aを使用する店員と客とが通話可能となるよう、子機200Aの入力チャネルとマイク41とを入力チャネルとして選択する。音声ミキシングマトリクス部120は、子機200Aを使用する店員と客とが通話可能となるよう、子機200Aの出力チャネルとスピーカ42用の出力チャネルとを出力チャネルとして選択する。また、音声ミキシングマトリクス部120は、子機200Aを使用する店員と客とが通話を聴取可能となるよう、同報用の出力チャネルを出力チャネルとして選択する。
なお、子機200Aのスピーカ211から子機200Aの音声データが出力されると、子機200Aの店員が発生する音声とスピーカ211から出力される音声とがハウリングを発生する可能性がある。そのため、図6では、同報用の出力チャネルと子機200Aのスピーカ211とは電気的に接続されない。
また、音声ミキシングマトリクス部120は、出力バス112における子機個別の出力チャネル(子機200A〜200Dのいずれかの出力チャネル)と同報用の出力チャネルとを排他的に選択する。なお、子機200Aのスピーカ211が他の装置からの音声データを出力するためには、子機個別(子機200A用)の出力チャネル又は同報用の出力チャネルを用いることが考えられる。この場合、子機個別の出力チャネルが同報用の出力チャネルよりも優先的に選択される。
上記のチャネル選択方針を考慮して、図6では、音声ミキシングマトリクス部120は、接点M1−5,M1−6,M5−1,M5−5をONにする。接点M1−5は、子機200A用の入力チャネルと同報用の出力チャネルとの接点である。接点M1−6は、子機200A用の入力チャネルとスピーカ42用の出力チャネルとの接点である。接点5−1は、マイク41用の入力チャネルと子機200A用の出力チャネルとの接点である。接点M5−5は、マイク41用の入力チャネルと同報用の出力チャネルとの接点である。
従って、子機200A用の入力チャネルと子機200Aのマイク212とが導通され、復調部133からの音声データが子機200A用の入力チャネルに入力される。マイク41用の入力チャネルとマイク41とが導通され、A/Dコンバータ部135からの音声データがマイク41用の入力チャネルに入力される。子機200Aの出力チャネルと子機200Aのスピーカ211とが導通され、子機200Aのスピーカ211にマイク41からの音声データが出力される。同報用の出力チャネルと、子機200B〜200Dのスピーカ211と、が導通され、子機200B〜200Dのスピーカ211に子機200A及びマイク41からの音声データが出力される。スピーカ42用の出力チャネルとスピーカ42とが導通され、子機200Aからの音声データが出力される。
子機200Bでは、子機200Bにおいてページボタン215が押下されると、無線制御部201は、無線回線150を介して、制御データと音声データとを含む無線信号を親機100へ送信する。この制御データは、子機200Bにおいてページボタン215が押下された旨の情報を含む。この音声データは、子機200Bのマイク212により収音された音声データである。ここでは、例えば、トークボタン214が押下された後に、ページボタン215が押下される。
親機100では、無線制御部131は、子機200Bからの無線信号を受信する。制御信号検出部134は、無線信号に含まれる制御データから制御信号を生成する。メイン制御部110は、制御信号に、子機200Bにおいてページボタン215が押下された旨の情報が含まれることを検出する。この制御信号は、子機200Bと他の子機200A,200C,200Dとの間での通話開始指示を含む。
メイン制御部110は、子機200Bにおいてページボタン215が押下された旨の情報を受けると、音声ミキシングマトリクス部120に対して、制御信号に応じたマトリクス制御信号を送る。ここでは、制御信号が子機200Bと他の子機200B〜200Dとの間での通話開始指示を含む。
音声ミキシングマトリクス部120は、子機200Bにおいてページボタン215が押下された旨の情報を受けると、子機200Bを使用する店員と他の子機200A,200C,200Dを使用する店員とが通話可能となるよう、子機200Bの入力チャネルを入力チャネルとして追加選択し、子機200Bの出力チャネルを出力チャネルとして追加選択する。
なお、子機200Bのスピーカ211から子機200Bの音声データが出力されると、子機200Bの店員が発生する音声とスピーカ211から出力される音声とがハウリングを発生する可能性がある。そのため、子機200Bのページボタン215が押下された後には、同報用の出力チャネルと子機200Bのスピーカ211とは電気的に接続されない。
上記のチャネル選択方針を考慮して、図6では、音声ミキシングマトリクス部120は、更に、接点M1−2,M2−1,M2−5をONにする。接点M1−2は、子機200A用の入力チャネルと子機200B用の出力チャネルとの接点である。接点M2−2は、子機200B用の入力チャネルと子機200A用の出力チャネルとの接点である。接点M2−5は、子機200B用の入力チャネルと同報用の出力チャネルとの接点である。
従って、子機200B用の入力チャネルと子機200Bのマイク212とが導通され、復調部133からの音声データが子機200B用の入力チャネルに入力される。子機200Aのスピーカ211に、子機200B及びマイク41からの音声データが出力される。子機200B用の出力チャネルと子機200Bのスピーカ211とが導通され、子機200Bのスピーカ211に、子機200A及びマイク41からの音声データが出力される。同報用の出力チャネルと子機200C,200Dのスピーカ211とが導通され、子機200C,200Dのスピーカ211に、子機200A,200B、及びマイク41からの音声データが出力される。
また、子機200Aでは、子機200Aにおいて録音開始ボタン213が押下されると、無線制御部201は、無線回線150を介して、制御データを含む無線信号を親機100へ送信する。この制御データは、録音開始ボタン213が押下された旨の情報を含む。
親機100では、無線制御部131は、子機200Aからの無線信号を受信する。制御信号検出部134は、無線信号に含まれる制御データから制御信号を生成する。メイン制御部110は、制御信号に、録音開始ボタン213が押下された旨の情報が含まれることを検出すると、制御信号をメイン制御部110へ送る。この制御信号は、子機200Aによる録音開始指示を含む。
メイン制御部110は、録音開始ボタン213が押下された旨の情報を受けると、音声ミキシングマトリクス部120に対して、制御信号に応じてマトリクス制御信号を送る。ここでは、制御信号が録音開始指示を含むので、いずれかの出力チャネルとの接点がONの状態にある入力チャネルと、録音用の出力チャネルと、の接点M1−7,M2−7,M5−7をONにする。
接点M1−7は、子機200A用の入力チャネルと録音用の出力チャネルとの接点である。接点M2−7は、子機200B用の入力チャネルと録音用の出力チャネルとの接点である。接点M5−7は、マイク41用の入力チャネルと録音用の出力チャネルとの接点である。
従って、録音用の出力チャネルと記憶媒体制御部130とが導通され、記憶媒体制御部130に子機200A、子機200B、及びマイク41からの音声データが出力される。よって、内蔵記憶媒体137又は外部記憶媒体170に、子機200A、子機200B、及びマイク41からの音声データを含む保存データを保存できる。
図6に示した第1例によれば、録音設定の内容と、トークボタン214又はページボタン215がONである子機200と、に応じて、子機200A,200B、及びオーダーポスト40からの音声データを録音できる。これにより、店員と客との通話、及び店員間の通話を、録音対象とすることができる。また、客側からは、店員間の通話を聴取できず、店舗内のプライバシーを保護できる。
なお、図6では、録音対象の音声データを1つの録音用の出力チャネルを用いて録音することを例示したが、例えば子機200A〜200D及びマイク41毎に、複数の録音用の出力チャネルが設けられてもよい。これにより、録音されるデータが1つの入力チャネルに対応するので、各人が発した音声データの内容を容易に確認できる。
なお、図6では、トークボタン214又はページボタン215が押下された場合には、同報用のチャネルを用いて音声データを出力することを例示したが、メイン制御部110は、子機200A〜200D用の出力チャネルを個別に指定してもよい。これにより、必要箇所に限定して音声データを出力でき、音声出力の効率を向上でき、プライバシーを保護できる。
図7は、音声ミキシングマトリクス部120の各接点のON/OFFの第2例を示す模式図である。
図7では、子機200A〜200Dにおける録音開始ボタン213、トークボタン214、及びページボタン215の押下状態は図6の場合と同様であるが、録音設定の情報が図6の場合と異なる。図7では、録音設定として、トークボタン214に応じて子機200及びマイク41からの音声データを録音し、ページボタン215に応じて子機200からの音声データを録音しないよう、設定されることを例示する。
図6に示した第1例と異なる点は、子機200A〜200Dにおける各ボタンの押下状態が同じでも、親機100の音声ミキシングマトリクス部120の接点M2−7がONにされないことである。つまり、音声ミキシングマトリクス部120が、図6の第1例では、ページボタン215が押下された子機200Bからの音声データを録音したが、図7の第2例では、ページボタン215が押下された子機200Bからの音声データを録音しない。
図7に示した第2例によれば、録音設定の内容と、トークボタン214又はページボタン215がONである子機200と、に応じて、子機200A及びオーダーポスト40からの音声データを録音できる。これにより、例えば、トークボタン214を押下した子機200Aを使用する店員及び客からの音声データを録音対象とし、ページボタン215を押下した子機200Bを使用する店員からの音声データを録音対象から除外できる。また、店員間の通話を聴取できず、店舗内のプライバシーを保護できる。
次に、親機100の動作例について説明する。
図8は、メイン制御部110の動作例を示すフローチャートである。
まず、メイン制御部110は、複数の条件を満たすか否かを判別する(S101)。この複数の条件は、制御信号検出部134若しくは制御信号検出部139からの制御信号を受けたか、又は、録音終了若しくは録画終了に係るトリガが発生したか、を含む。
なお、ここでは、子機200からの制御信号等、録音、録画、メール送信に関連する制御信号のフローチャートについて説明する。例えば、車両検知センサ30により検知されて単に来客を知らせる制御信号など、ログに記録するだけで録音、録画、メール送信に関連しない制御信号については、説明を省略する。
制御信号は、例えば、子機200又は外部接点(例えば、車両検知センサ30、緊急ボタン60、扉開放検知センサ80)により所定の事象、イベントが発生した場合に、通知される。録音終了又は録画終了に係るトリガは、例えば録音又は録音の終了指示、タイマの満了(所定期間の満了)を含む。例えば、メイン制御部110は、所定時間の満了を、内蔵RTC143を監視する時刻制御部144から通知される時刻情報に基づいて判別する。
メイン制御部110は、制御信号を受けた場合、タイマが起動中であるか否かを判別する(S102)。このタイマは、録音又は録画を終了する終了時刻を計時するためのタイマである。
タイマが起動中でない場合、メイン制御部110は、録音、録画、又はメール送信に関する設定データを、例えば内蔵記憶媒体137から読み込む(S103)。この設定データは、例えば、設定データに含まれる録音設定、録画設定、又はメール送信設定の情報を含む。
メイン制御部110は、読み込まれた設定データに含まれる録音設定の情報を参照し、録画設定内容を判別する。例えば、メイン制御部110は、録音設定が録画を実施する設定であるか否かを判別する(S104)。
録画設定において、録画するよう設定されている場合、メイン制御部110の録画制御部111は、監視カメラ50による撮像された画像の録画を開始させる(S105)。この場合、メイン制御部110の録画制御部111は、画像記録指示を記憶媒体制御部130へ送る。記憶媒体制御部130は、画像記録指示に応じて、画像デコード部142からの画像を、内蔵記憶媒体137又は外部記憶媒体170に記録させる。
録画対象の画像は、無線通信システム1000が有する全ての監視カメラ50の画像でもよい。この場合、例えば、いずれかのボタンが押下された子機200を身に付けた店員が、店舗10内を動き回っても、当該店員が映り込んだ画像を録画できる可能性が高い。また、扉開放検知センサ80が扉開放を検知した場合、店舗10内に不審者が存在する可能性があるが、不審者が動き回っても、当該不審者が映り込んだ画像を録画できる可能性が高い。従って、セキュリティを向上できる。
また、録画対象の画像は、無線通信システム1000が有する少なくとも1台の監視カメラ50の画像でもよい。例えば、車両検知センサ30が車両検知した場合、来客が存在する可能性が高い。この場合、オーダーポスト40付近の1台又は複数の監視カメラ50により撮像された画像を録画してもよい。これにより、例えば、接客中のトラブルを録画し、後に録画内容を検証できる。従って、セキュリティを向上できる。録画対象の1台又は複数の監視カメラ50は、例えば、監視カメラの識別情報(例えばIPアドレス、MACアドレス)により判別されてもよい。
一方、録画設定において、録画しないよう設定されている場合、メイン制御部110の録画制御部111は、監視カメラ50による撮像された画像の録画を開始させない。
メイン制御部110は、読み込まれた設定データに含まれる録音設定の情報を参照し、録音設定内容を判別する(S106)。
録音設定において、トークボタン214の押下時に録音開始するよう設定されている場合、メイン制御部110の録音制御部114は、録音開始ボタン213の押下に応じて、トークボタン214の押下に係る録音(トーク録音)を開始させる(S107)。この場合、メイン制御部110の録音制御部114は、音声記録指示を記憶媒体制御部130へ送る。記憶媒体制御部130は、音声記録指示に応じて、音声ミキシングマトリクス部120からの音声データを、内蔵記憶媒体137又は外部記憶媒体170に記録させる。
録音対象となる子機200の音声データは、例えば、どの子機200のトークボタン214が押下されたかに依存する。マイク41からの音声データは、録音対象となる。例えば、図6又は図7に例示した録音対象の音声データが録音される。
録音設定において、ページボタン215の押下時に録音開始するよう設定されている場合、メイン制御部110の録音制御部114は、録音開始ボタン213の押下に応じて、ページボタン215の押下に係る録音(ページ録音)を開始させる(S108)。この場合、メイン制御部110の録音制御部114は、音声記録指示を記憶媒体制御部130へ送る。記憶媒体制御部130は、音声記録指示に応じて、音声ミキシングマトリクス部120からの音声データを、内蔵記憶媒体137又は外部記憶媒体170に記録させる。
録音対象となる子機200の音声データは、例えば、どの子機200のページボタン215が押下されたかに依存する。マイク41からの音声データは、録音対象とならない。例えば、図6に例示した録音対象の音声データが録音される。
録音設定において、録音しないよう設定されている場合、メイン制御部110の録音制御部114は、録音を開始しない(S109)。
メイン制御部110は、読み込まれた設定データに含まれるメール送信設定の情報を参照し、メール送信設定内容を判別する。例えば、メイン制御部110は、メール送信設定がメール送信を実施する設定であるか否かを判別する(S110)。
メール送信設定において、メール送信するよう設定されている場合、メイン制御部110は、メール送信指示をメール送信制御部141へ通知する(S111)。メール送信制御部141は、ネットワーク制御部138を介して、所定のイベントが発生した旨を送信先にメール通知するため、電子メールサーバ190へメールを送信する。このメールには、録音データ又は録画データを含むファイルが添付されてもよい。
一方、メール設定において、メール送信しないよう設定されている場合、メイン制御部110は、メール送信指示を通知しない。
S104、S105における録画設定に係る処理、S106〜S109における録音設定に係る処理、及び、S110,S111におけるメール送信設定に係る処理、の3つの処理の処理順序は、入れ替わってもよい。
メイン制御部110は、録音又は録画を開始したか否かを判別する(S112)。例えば、メイン制御部110は、S105,S107,S108のいずれかの処理を実施したか否かを判別する。
メイン制御部110は、録音又は録画を開始した場合、タイマをスタートさせる(S113)。
メイン制御部110のイベントログ制御部113は、イベントログを保存させる(S114)。この場合、メイン制御部110のイベントログ制御部113は、ログ記録指示を記憶媒体制御部130へ送る。記憶媒体制御部130は、イベントログの情報を、内蔵記憶媒体137又は外部記憶媒体170に記録させる。S113では、例えば、図9に示す「Rec Start」のイベントログを保存させる。
S102において、タイマが起動中である場合、メイン制御部110は、タイマを再スタートさせる(S115)。例えば、子機200において一度録音開始ボタン213が押下された後、所定時間(例えば2分)経過する前に、録音開始ボタン213が再度押下されることがある。この場合、録音開始ボタン213が再度押下された際に、タイマが再スタートする。これにより、必要に応じて録音時間又は録画時間を延長できる(例えば、最長5分)。
また、子機200のようなヘッドセット形状では、録音開始ボタン213等が通常店員から見えないため、録音開始ボタン213によって、録音開始、録音終了を行うと、誤操作により録音できない恐れがある。しかし、上記のように所定時間経過後にしか録音が終了しないため、店員が2回押下した場合でも問題なく録音することができる。
S115の処理後、S114の処理に進む。
S102において、メイン制御部110が、録音若しくは録画の終了指示、又は、タイマの満了を検知した場合、録音制御部114又は録画制御部111は、録音又は録画を終了させる(S116)。この場合、録音制御部114が、音声記録の停止を記憶媒体制御部130へ指示し、又は、録画制御部111が、画像記録の停止を記憶媒体制御部130へ指示する。
また、録音を終了させる場合、メイン制御部110は、音声ミキシングマトリクス部120に対して、マトリクス制御信号を送る。このマトリクス制御信号は、録音用の出力チャネルと録音対象であった入力チャネルとの接点をOFFにさせる信号を含む。
続いて、メイン制御部110は、録音ファイル又は録画ファイルを生成させる(S117)。この場合、録音制御部114又は録画制御部111は、記憶媒体制御部130へファイル作成を指示する。記憶媒体制御部130は、例えば、録音開始又は録音開始から録音終了又は録画終了までの音声データ又は画像データを、1つのファイルとして生成する。記憶媒体制御部130は、S114において保存されたイベントログの情報に応じて、録音ファイル又は録画ファイルを生成する。
メイン制御部110は、例えば、該当するイベントの日時を録音ファイル又は録画ファイルのファイル名にしたり、イベントログデータにファイルのリンクを貼ったりして、ログ情報に関連付けて記録を行う。特に、子機200を操作した結果である場合、子機200からのイベントログに関連付けてファイルを生成する。ファイルのリンクの情報は、例えば、URL(Uniform Resource Locator))を含む。URLは、録音ファイルにアクセス可能なアドレスの情報の一例である。
S117の処理後、S114の処理に進む。
なお、S101〜S114の処理は、所定の反復条件を満たす場合、反復して実行される。所定の反復条件は、例えば、実行回数、実行期間、を含む。所定の反復条件が特に設けられず、定期的に反復されてもよいし、反復されなくてもよい。
メイン制御部110の動作例によれば、客とのトラブル、店舗10の内外でのイベント(例えば異常)発生時に録音又は録画でき、セキュリティを確保できる。また、常時録音又は常時録画しないので、例えば店員又は客のプライバシーを保護できる。
図8では、録音設定において、トークボタン214及びページボタン215のいずれかと連動するよう設定されることを例示したが(S107,S108参照)、トークボタン214及びページボタン215の双方と連動するよう設定され、録音されてもよい。
次に、ログデータと録音ファイルとの形式例について説明する。
図9は、ログデータ及び録音ファイルの一例を示す模式図である。
ログデータは、親機100におけるイベントログの情報を含むデータである。ログデータは、例えば、イベントが発生した時刻(例えば、年月日、時分秒)、イベントの種別の情報、を含む。イベントの種別の情報は、例えば、緊急ボタン60の押下(ON)、録音開始、録画開始、録音終了、録画終了、子機200(例えばヘッドセット)からの警告受信、メール送信、親機100の設定変更(制御信号による録音・録画動作の変更等)の情報を含む。イベントが発生した時刻は、録音開始の指示の時刻に相当する。
メイン制御部110は、録音ファイルを生成する場合、例えば、ログデータの時刻情報を参照し、録音ファイルのファイル名に、ログデータの時刻情報を含ませる。これにより、例えば、無線通信システム1000の管理者又はユーザがファイル名を入力する手間を省略できるので、ユーザの利便性を向上できる。また、録音ファイルのファイル名に、ログデータの少なくとも一部が用いられることで、ログデータとファイル名とが紐付けられ、ログデータとの対比が容易となり、ファイル管理を容易化できる。
なお、図9では、録音ファイルについて例示したが、録画ファイルについても同様である。
次に、無線通信システム1000のバックアップについて説明する。
メイン制御部110の設定データ制御部112は、システム設定(設定データ)を一括バックアップし、リストアするための制御を行ってもよい。このシステム設定は、無線通信システム1000において扱われる各種の設定データを含んでよい。このシステム設定は、例えば、スケジュールに関する設定データ、店舗10の音響に関する設定データ、イベント発生時の無線通信システム1000の挙動を示す設定データ(例えば録音設定、録画設定、メール送信設定の情報)を含む。バックアップ又はリストアは、例えば、外部記憶媒体170(例えばSDカード)を用いて行われる。
システム設定のバックアップ又はリストアを行うことで、複数の店舗が存在する場合に、無線通信システム1000が設置された店舗10のシステム設定を他の店舗の無線通信システムに容易に複製できる。例えば、時刻10:30の「レジ確認」の店員向け音声メッセージを複数店舗共通で一斉に時刻11:00に変更する場合、変更作業を容易化できる。また、例えば、複数店舗において、イベント発生時の録音、録画、メール送信に関するポリシーを統一する場合に、統一作業を容易化できる。また、例えば、季節毎に客に提示するグリーターメッセージ(例えば来客を検知した場合にスピーカ42から放送する推奨商品の紹介)を、季節に応じて複数店舗共通で切り換える場合、この切換作業を容易化できる。
従って、例えば、複数店舗を経営するオーナーが、各店舗に対して一斉かつ簡単にシステム設定を切り換えできる。また、例えば、親機100が故障した場合でも、新たに設置された親機100に対して、外部記憶媒体170を介してリストアすることで、故障した親機100が有していたシステム設定を容易に復元できる。
次に、無線通信システム1000の構成の変形例について説明する。
図1では、1台の親機100と複数台の子機200とを含む無線通信システム1000を例示したが、複数台の親機100と複数台の子機200とを含む無線通信システムでもよい。この場合、1台の子機200に対して複数の親機100が対応付けられてもよい。
この場合の無線通信システムでは、子機200が複数の親機100を登録する。複数の親機100の登録情報は、例えば、子機200の記憶部(不図示)に記憶される。登録情報は、例えば、親機100の識別情報(例えばDECT ID、IPアドレス、MACアドレス)を含む。例えば、子機200は、図示しない操作部を介して所定の操作(例えば所定のサーチ用ボタンの押下)を受け付けた場合、親機100の登録情報を参照し、子機200に最も近い親機100をサーチする。子機200に最も近い親機100は、例えば、子機200による信号の受信レベルが最大の親機100である。
これにより、事前に登録された親機100の登録情報を削除することなく、サーチされた親機100との間で通信セッションを確立できる。従って、例えば、店舗Aにおいて使用されていた子機200を、店舗Bにおいて使用する場合でも、店舗間の移動時に改めて親機100の登録作業を行うことなく、子機200を継続して簡単に使用できる。例えば24時間営業の店舗においても、無線通信システムを停止させることなく他店舗の子機200を使用できる。
よって、例えば、故障、一時的な客の増加に対する他店舗応援に伴い、店舗間において子機200を貸し借りする場合でも、容易に子機200を使用できる。また、子機200の返却時にも、特別な親機100の登録作業が不要である。このように、柔軟な店舗運用を支援できる。
次に、無線通信システム1000における親機100に対する子機200の登録について説明する。
無線通信システム1000では、例えば、事前に、親機100に子機200の情報(例えばIPアドレス、MACアドレス)が登録される。子機200の情報は、例えば、内蔵記憶媒体137又は外部記憶媒体170に記憶される。この場合、子機200の情報は、親機100と子機200との間で有線通信又は無線通信することにより、登録される。つまり、子機200の情報は、遠隔地から、ネットワークを経由して親機100に登録(ペアリング)されてもよい。
これにより、例えば、ディーラーは、子機200に故障が発生し、子機200の故障品と新品とを入れ替える場合、新品が保管された倉庫においてネットワークを介して子機200を親機100に登録でき、店舗10へ出張して新品の登録操作を行う必要がない。また、信頼のおける特定の作業員により子機200を容易に親機100に登録できるので、登録作業の安全性を向上できる。
従って、例えば、親機100に新品の子機200の情報を登録し、新品の子機200の記憶部(不図示)に、操作部(不図示)を介して、親機100の登録情報を保持させ、宅配者が新品の子機200を店舗10へ宅配する。店舗10では、店員が新品の子機200の電源をONにする操作をすると、親機100の子機として新品の子機200が動作する。よって、店舗10における子機200の登録操作を省略でき、納品後即時に新品の子機200を使用できる。
上述した特許文献に記載されたインターカムシステムは、インターカムシステムにおける複数の無線子機間における会話を録音する機能を有していない。また、単純に親機のアナログ端子等から、複数の無線子機間における会話を常時録音する場合には、録音容量が膨大となり、メモリを有効活用することが困難であり、プライバシーの保護も不十分となる。また、常時録音する場合、複数の無線子機間における特定の時間帯の会話を抽出することが困難である。
これに対し、親機100によれば、何らかの警告イベント(例えば、子機200におけるボタン押下、センサ検知)がある場合に録音又は録画することで、プライバシーの保護とセキュリティの確保とを両立できる。また、常時録音又は常時録画する場合と比較すると、録音又は録画の容量を抑制でき、メモリを有効利用できる。また、親機100が所定のタイミングにおいて取得するログの情報と、録音データを含むファイルと、を紐付けるので、ファイルの管理が容易になり、過去に収音され録音された音声を容易に確認できる。
子機200によれば、簡単な操作により、他の子機200又はオーダーポスト40との間で通話でき、録音開始も指示できるので、ユーザの利便性を向上できる。
無線通信システム1000によれば、何らかの警告イベント(例えば、子機200におけるボタン押下、センサ検知)がある場合に録音又は録画することで、プライバシーの保護とセキュリティの確保とを両立できる。また、常時録音又は常時録画する場合と比較すると、録音又は録画の容量を抑制でき、メモリを有効利用できる。また、親機100が所定のタイミングにおいて取得するログの情報と、録音データを含むファイルと、を紐付けるので、ファイルの管理が容易になり、過去に収音され録音された音声を容易に確認できる。
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られるものではなく、特許請求の範囲で示した機能、または本実施形態の構成が持つ機能が達成できる構成であればどのようなものであっても適用可能である。
例えば、上記実施形態では、無線通信システム1000が、1つの店舗10内において形成されることを例示したが、複数の店舗にわたって形成されてもよい。また、無線通信システム1000が公衆電話網に接続されてもよく、無線通信システム1000における少なくとも一部の通信回線が、公衆回線を含んでもよい。
例えば、上記実施形態では、監視カメラ50により撮像された画像に対しても、所定のポリシーに応じて、音声ミキシングマトリクス部120と同様の画像ミキシングマトリクス部を適用してもよい。これにより、監視カメラ50により撮像された画像を、効率的に活用できる。
例えば、上記実施形態では、親機100が設定データに応じて、音声データを録音することを主に例示したが、録音の代わりに、監視カメラ50による撮像画像の録画のみ行ってもよいし、メール送信のみ行ってもよい。親機100は、録音、録画、及びメール送信のうちの少なくとも1つを実施すればよい。
親機100が録画を行う場合、子機200が録画開始ボタンを備えてもよいし、親機100が録画開始の指示を検出してもよい。
例えば、上記実施形態では、子機200のトークボタン214又はページボタン215が押下された後に録音開始ボタン213が押されることを例示したが、録音開始ボタン213の押下が、トークボタン214又はページボタン215の押下を含んでもよい。つまり、1度の録音開始ボタンの押下により、他の装置におけるスピーカによる音声出力の指示を含んでもよい。
例えば、上記実施形態では、メール送信制御部141は、メール本文又はメールのタイトルを、ログの情報に応じて生成してもよい。
(本発明の一態様の概要)
本発明の一態様の無線通信装置は、マイクロホンと通信する無線通信装置であって、前記マイクロホンからの音声データを取得する音声取得部と、前記マイクロホンからの録音開始の指示を検出する録音指示検出部と、前記録音開始の指示に応じて、前記マイクロホンにより収音された音声データを録音し、前記録音開始の指示から所定時間後に録音を終了する録音部と、当該無線通信装置における前記マイクロホンとの通信に関するログ情報と関連付けて、前記録音部により録音された録音データを含む録音ファイルを生成するファイル生成部と、を備える。
この構成によれば、録音開始の指示がある場合に限り録音することで、プライバシーを保護でき、セキュリティを確保できる。また、常時録音する場合と比較すると、録音量を抑制でき、メモリを有効利用できる。また、無線通信装置が所定のタイミングにおいて取得するログの情報と、録音データを含むファイルと、を紐付けるので、複数のマイクロホンにおいて過去に収音された音声を容易に確認できる。
また、本発明の一態様の無線通信装置は、前記ファイル生成部が、前記録音ファイルのファイル名に、前記録音開始の指示の時刻の情報を含む録音ファイルを生成する。
この構成によれば、例えば、無線通信装置が所定のタイミングにおいて取得するログの情報を用いるので、容易に録音ファイルとログに対応するイベントとを紐付けできる。また、ファイルを後日検索する場合でも、ファイルがログに対応するイベントと紐付けられているので、ファイルの検索を容易化できる。
また、本発明の一態様の無線通信装置は、前記録音ファイルにアクセス可能なアドレスを含む。
この構成によれば、ログ情報に含まれるアドレスの情報から、録音ファイルの保存場所を容易に特定できる。従って、ファイルを後日検索する場合でも、ファイルがログのアドレスの情報と紐付けられているので、ファイルの検索を容易化できる。
また、本発明の一態様の無線通信装置は、前記録音部が、前記録音開始の指示から所定時間内に前記録音開始の指示を再度検出すると、前記再度検出したときから所定時間後に録音を終了する。
この構成によれば、必要に応じて録音時間を延長できる。また、例えばヘッドセット型の無線通信機を使用し、誤操作により録音指示を複数回行っても、録音時間が短縮されないので、誤操作時のセキュリティを向上できる。
また、本発明の一態様の無線通信装置は、前記録音指示検出部が、所定のイベントの発生を検知した場合、録音開始の指示を検出する。
この構成によれば、例えば、警戒イベントが発生した場合に、簡単な操作により、又は特別な操作を行うことなく、録音開始でき、セキュリティを向上できる。
また、本発明の一態様の無線通信装置は、前記ファイル生成部により生成されたファイルを記憶媒体へ記憶させる記憶制御部を備える。
この構成によれば、例えば、録音データを含むファイルを記憶媒体に保存して持ち出しでき、無線通信装置が設置された場所とは別の場所において、録音データを検証できる。
また、本発明の一態様の無線通信装置は、撮像装置により撮像された画像データを取得する画像取得部と、前記撮像装置からの録画開始の指示を検出する録画指示検出部と、前記録画開始の指示に応じて、前記撮像装置により撮像された画像データを録画し、前記録画開始の指示から所定時間後に録画を終了する録画部と、を備え、前記ファイル生成部は、当該無線通信装置における前記撮像装置との通信に関するログ情報と関連付けて、前記録画部により録画された録画データを含む録画ファイルを生成する。
この構成によれば、録画開始の指示がある場合に限り録画することで、プライバシーを保護でき、セキュリティを確保できる。また、常時録画する場合と比較すると、録画量を抑制でき、メモリを有効利用できる。また、無線通信装置が所定のタイミングにおいて取得するログの情報と、録画データを含むファイルと、を紐付けるので、複数の撮像装置において過去に撮像された画像を容易に確認できる。
また、本発明の一態様の無線通信システムは、マイクロホンに接続された無線通信装置と、前記マイクロホンを有する無線通信機と、を含む無線通信システムであって、無線通信機は、録音開始の操作を受け付ける操作部と、前記録音開始の操作を受け付けた旨の情報を含む制御データを送信する送信部と、を備え、前記無線通信装置は、前記マイクロホンからの音声データを取得する音声取得部と、前記無線通信機からの前記制御データを受信する受信部と、前記制御データに応じて、録音開始の指示を検出する録音指示検出部と、前記録音開始の指示に応じて、前記マイクロホンにより収音された音声データを録音し、前記録音開始の指示から所定時間後に録音を終了する録音部と、前記無線通信装置における前記無線通信機との通信に関するログ情報と関連付けて、前記録音部により録音された録音データを含む録音ファイルを生成するファイル生成部と、を備える。
この構成によれば、録音開始の指示がある場合に限り録音することで、プライバシーを保護でき、セキュリティを確保できる。また、常時録音する場合と比較すると、録音量を抑制でき、メモリを有効利用できる。また、無線通信装置が所定のタイミングにおいて取得するログの情報と、録音データを含むファイルと、を紐付けるので、複数のマイクロホンにおいて過去に収音された音声を容易に確認できる。
また、本発明の一態様の無線通信システムは、前記無線通信機が備えるマイクロホンとは別のマイクロホンを備え、前記録音部が、前記無線通信機が有するマイクロホンからの音声データと、前記別のマイクロホンからの音声データと、から選択して録音する。
この構成によれば、例えば、無線通信機以外からの音声データを取得し、録音対象とすることができる。
また、本発明の一態様の無線通信システムは、前記無線通信機が備えるマイクロホンとは別のマイクロホンを備え、前記録音部が、前記無線通信機が有するマイクロホンからの音声データと、前記別のマイクロホンからの音声データとを、異なる録音チャネルを用いて録音する。
この構成によれば、例えば、無線通信機からの音声データと無線通信機以外からの音声データとを別々に録音できる。従って、後日音声データを検索する場合、各々の音声データを容易に確認できる。
また、本発明の一態様のデータ処理方法は、マイクロホンと通信する無線通信装置におけるデータ処理方法であって、前記マイクロホンからの音声データを取得するステップと、前記マイクロホンからの録音開始の指示を検出するステップと、前記録音開始の指示に応じて、前記マイクロホンにより収音された音声データを録音し、前記録音開始の指示から所定時間後に録音を終了するステップと、前記無線通信装置における前記マイクロホンとの通信に関するログ情報に応じて、前記録音された録音データを含む録音ファイルを生成するステップと、を有する。
この方法によれば、録音開始の指示がある場合に限り録音することで、プライバシーを保護でき、セキュリティを確保できる。また、常時録音する場合と比較すると、録音量を抑制でき、メモリを有効利用できる。また、無線通信装置が所定のタイミングにおいて取得するログの情報と、録音データを含むファイルと、を紐付けるので、複数のマイクロホンにおいて過去に収音された音声を容易に確認できる。
本発明は、複数の装置間において過去に収音された音声を容易に確認できる無線通信装置、無線通信システム、及びデータ処理方法等に有用である。
1000 無線通信システム
10 店舗
20 車両
30 車両検知センサ
40 オーダーポスト
41 マイク
42 スピーカ
50 監視カメラ
60 緊急ボタン
70 スイッチングハブ
80 扉開放検知センサ
90 受渡口
100 親機
110 メイン制御部
111 録画制御部
112 設定データ制御部
113 イベントログ制御部
114 録音制御部
120 音声ミキシングマトリクス部
121 入力バス
122 出力バス
123 マトリクス部
130 記憶媒体制御部
131 無線制御部
132 変調部
133 復調部
134 制御信号検出部
135 A/Dコンバータ部
136 D/Aコンバータ部
137 内蔵記憶媒体
138 ネットワーク制御部
139 制御信号検出部
141 メール制御部
142 画像デコード部
143 内蔵RTC
144 時刻制御部
145 表示制御部
146 内蔵LCD
147 外部表示デバイス制御部
150 無線回線
160 表示デバイス
170 外部記憶媒体
180 アンテナ
190 電子メールサーバ
200 子機
201 無線制御部
202 変調部
203 復調部
204 音声制御部
205 A/Dコンバータ部
206 D/Aコンバータ部
207 制御信号検出部
208 通話制御部
211 スピーカ
212 マイク
213 録音開始ボタン
214 トークボタン
215 ページボタン
216 アンテナ
217 音量調整ボタン

Claims (11)

  1. マイクロホンと通信する無線通信装置であって、
    前記マイクロホンからの音声データを取得する音声取得部と、
    前記マイクロホンからの録音開始の指示を検出する録音指示検出部と、
    前記録音開始の指示に応じて、前記マイクロホンにより収音された音声データを録音し、前記録音開始の指示から所定時間後に録音を終了する録音部と、
    当該無線通信装置における前記マイクロホンとの通信に関するログ情報と関連付けて、前記録音部により録音された録音データを含む録音ファイルを生成するファイル生成部と、
    を備える無線通信装置。
  2. 請求項1に記載の無線通信装置であって、
    前記ファイル生成部は、前記録音ファイルのファイル名に、前記録音開始の指示の時刻の情報を含む録音ファイルを生成する無線通信装置。
  3. 請求項1に記載の無線通信装置であって、
    前記ログ情報は、前記録音ファイルにアクセス可能なアドレスの情報を含む無線通信装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の無線通信装置であって、
    前記録音部は、前記録音開始の指示から所定時間内に前記録音開始の指示を再度検出すると、前記再度検出したときから所定時間後に録音を終了する無線通信装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に無線通信装置であって、
    前記録音指示検出部は、所定のイベントの発生を検知した場合、録音開始の指示を検出する無線通信装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の無線通信装置であって、更に、
    前記ファイル生成部により生成されたファイルを記憶媒体へ記憶させる記憶制御部を備える無線通信装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の無線通信装置であって、更に、
    撮像装置により撮像された画像データを取得する画像取得部と、
    前記撮像装置からの録画開始の指示を検出する録画指示検出部と、
    前記録画開始の指示に応じて、前記撮像装置により撮像された画像データを録画し、前記録画開始の指示から所定時間後に録画を終了する録画部と、
    を備え、
    前記ファイル生成部は、当該無線通信装置における前記撮像装置との通信に関するログ情報と関連付けて、前記録画部により録画された録画データを含む録画ファイルを生成する無線通信装置。
  8. マイクロホンに接続された無線通信装置と、前記マイクロホンを有する無線通信機と、を含む無線通信システムであって、
    無線通信機は、
    録音開始の操作を受け付ける操作部と、
    前記録音開始の操作を受け付けた旨の情報を含む制御データを送信する送信部と、
    を備え、
    前記無線通信装置は、
    前記マイクロホンからの音声データを取得する音声取得部と、
    前記無線通信機からの前記制御データを受信する受信部と、
    前記制御データに応じて、録音開始の指示を検出する録音指示検出部と、
    前記録音開始の指示に応じて、前記マイクロホンにより収音された音声データを録音し、前記録音開始の指示から所定時間後に録音を終了する録音部と、
    前記無線通信装置における前記無線通信機との通信に関するログ情報と関連付けて、前記録音部により録音された録音データを含む録音ファイルを生成するファイル生成部と、
    を備える無線通信システム。
  9. 請求項8に記載の無線通信システムであって、
    前記無線通信機が備えるマイクロホンとは別のマイクロホンを備え、
    前記録音部は、前記無線通信機が有するマイクロホンからの音声データと、前記別のマイクロホンからの音声データと、から選択して録音する無線通信システム。
  10. 請求項8または9に記載の無線通信システムであって、
    前記無線通信機が備えるマイクロホンとは別のマイクロホンを備え、
    前記録音部は、前記無線通信機が有するマイクロホンからの音声データと、前記別のマイクロホンからの音声データとを、異なる録音チャネルを用いて録音する無線通信システム。
  11. マイクロホンと通信する無線通信装置におけるデータ処理方法であって、
    前記マイクロホンからの音声データを取得するステップと、
    前記マイクロホンからの録音開始の指示を検出するステップと、
    前記録音開始の指示に応じて、前記マイクロホンにより収音された音声データを録音し、前記録音開始の指示から所定時間後に録音を終了するステップと、
    前記無線通信装置における前記マイクロホンとの通信に関するログ情報に応じて、前記録音された録音データを含む録音ファイルを生成するステップと、
    を有するデータ処理方法。
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