JP2015119135A - 部品実装方法及び部品実装装置 - Google Patents

部品実装方法及び部品実装装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015119135A
JP2015119135A JP2013263437A JP2013263437A JP2015119135A JP 2015119135 A JP2015119135 A JP 2015119135A JP 2013263437 A JP2013263437 A JP 2013263437A JP 2013263437 A JP2013263437 A JP 2013263437A JP 2015119135 A JP2015119135 A JP 2015119135A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mounting
component
substrate
imaging
head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013263437A
Other languages
English (en)
Inventor
大輔 溝上
Daisuke Mizogami
大輔 溝上
鎌倉 賢二
Kenji Kamakura
賢二 鎌倉
川瀬 健之
Takeyuki Kawase
健之 川瀬
和行 長瀬
Kazuyuki Nagase
和行 長瀬
ドミニクジョイ ポートカラン
Joy Poothokaran Dominic
ドミニクジョイ ポートカラン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2013263437A priority Critical patent/JP2015119135A/ja
Publication of JP2015119135A publication Critical patent/JP2015119135A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】撮像手段の撮像視野に収まりきらない部品の実装ミスが検出された場合でも、一方の実装ヘッドと一体となって移動する撮像手段を用いた部品の撮像時に他方の実装ヘッドによる実装動作を継続させて生産性の低下を防止することができる部品実装方法等を提供する。
【解決手段】2つの実装作業部で実装ターンを独立して実行する過程で、第1の実装ヘッドと第2の実装ヘッドのうち何れか一方の実装ヘッドによる実装動作後になお部品が吸着ノズルに保持された状態で存在する実装ミスが検出されたとき、実装ミス確認作業部はその部品が一方の実装ヘッドと一体となって移動する基板認識カメラの撮像視野に収まるか判断する。撮像視野に収まらない場合、実装ミス確認作業部は基板認識カメラを移動させながら実装位置を複数回に分割して撮像する。この間、他方の実装ヘッドは一方の実装ヘッドとの干渉を回避しながら実装動作を継続する。
【選択図】図6

Description

本発明は、基板に部品を実装する部品実装方法及び部品実装装置に関するものである。
電子部品実装分野においては、部品供給部から供給された電子部品(以下、「部品」と称する)を実装ヘッドに備えられた吸着ノズルによって保持し、所定の実装作業位置に位置決めされた基板に実装して実装基板を製造する部品実装装置が広く知られている。吸着ノズルによる部品の保持・保持解除は、吸着ノズルの下端に設けられた吸着孔を部品の上面に当接させた状態で真空吸引をオン・オフすることにより行われる。
このような吸着ノズルを備えた部品実装装置では、部品を保持した吸着ノズルを基板に対して昇降させることにより基板に部品を搭載する搭載動作後に、基板に部品が確実に搭載されたか否かを検出する実装ミスの検出が行われる(例えば特許文献1参照)。特許文献1に示す例では、まず、実装後に、真空吸引回路の流量センサ等に基づいて吸着ノズルの下端部に部品が存在するか(保持されたままか)否かを検出する。そして部品の存在が検出された場合には、誤検出でないか確認するため、基板上における実装位置を実装ヘッドに備えられたカメラ(撮像手段)によって撮像し、取得した画像を認識することによって基板に部品が搭載されているか否かを確認する。
近年では生産性向上の観点から、基板を搬送して所定の実装作業位置に位置決めする基板搬送機構、実装対象となる部品を供給する部品供給部、前述した実装ヘッドから構成される実装作業部をそれぞれ2つ備え、各実装作業部が各部品供給部から部品を吸着して、各基板搬送機構によって個別に搬送・位置決めされた基板に対して部品を独立して実装する、いわゆるデュアル独立実装方式の部品実装装置が用いられている。このようなデュアル独立実装方式の部品実装装置では、基台の中央に2つの基板搬送機構が隣接した状態で配設されるため、それぞれの実装作業位置に位置決めされた基板上には双方の実装ヘッドが干渉する干渉領域が存在し得る。したがって、実装基板の生産においては双方の実装ヘッドが干渉領域内で干渉しないように各実装ヘッドの水平方向への移動が制御される。
特開2004−103894号公報
しかしながら、デュアル独立実装方式の部品実装装置での実装ミスの検出においては次のような問題があった。すなわち、実装ヘッドに備えられたカメラは撮像視野が固定されているため、実装ミスの対象となった部品がカメラの撮像視野に収まりきらない大型部品である場合、オペレータがタッチパネル等の操作・入力部を介してカメラを手動でインチング操作することによって基板上の実装位置を撮像していた。
このようなオペレータによる手動でのインチング操作は、カメラを備えた実装ヘッドがどのように移動するか分からない。そのため、大型部品の実装ミスが検出されてからオペレータがインチング操作により基板上の実装位置を撮像して部品が実装されているか否かを確認するまでの間は、双方の実装ヘッドの干渉を防止するため、当該実装ミスが検出された側の実装作業部での生産を停止するだけでなく、実装ミスが検出されていない側の実装作業部での生産も停止せざるを得なかった。このように従来技術においては、デュアル独立実装方式の部品実装装置によって生産性の向上を図っているにもかかわらず、実装ミスが検出されたときにオペレータが手動でカメラをインチング操作して基板上の実装位置を撮像することに起因して生産性の向上が阻害されるという問題があった。
そこで本発明は、実装ミスの検出対象となった部品が一方の実装ヘッドと一体となって移動する撮像手段の撮像視野に収まりきらない大型部品であっても、一方の実装ヘッドに備えられた撮像手段を用いた部品の撮像時に、他方の実装ヘッドによる実装動作を継続させて生産性の低下を防止することができる部品実装方法及び部品実装装置を提供することを目的とする。
本発明の部品実装方法は、基板搬送方向に基板を搬送して第1の実装作業位置に位置決めする第1の基板搬送機構と、前記第1の基板搬送機構の側方に設けられ、前記第1の実装作業位置に位置決めされた基板に実装される部品を供給する第1の部品供給部と、前記第1の部品供給部より供給される部品を吸着ノズルにより吸着し、前記第1の実装作業位置に位置決めされた基板に実装する第1の実装ヘッドと、前記第1の基板搬送機構に並行して設けられ、前記基板搬送方向に基板を搬送して第2の実装作業位置に位置決めする第2の基板搬送機構と、前記第2の基板搬送機構の側方に設けられ、前記第2の実装作業位置に位置決めされた基板に実装される部品を供給する第2の部品供給部と、前記第2の部品供給部より供給される部品を吸着ノズルにより吸着し、前記第2の部品実装位置に位置決めされた基板に実装する第2の実装ヘッドとを備えた部品実装装置において、前記第1の部品供給部より供給される部品を前記第1の実装ヘッドが有する吸着ノズルにより吸着して前記第1の実装作業位置に位置決めされた基板に実装する実装動作と、前記第2の部品供給部より供給される部品を前記第2の実装ヘッドが有する吸着ノズルにより吸着して前記第2の実装作業位置に位置決めされた基板に実装する実装動作とを並行して行う部品実装方法であって、前記第1の実装ヘッドと前記第2の実装ヘッドのうち何れか一方の実装ヘッドによる実装動作後になお部品が前記吸着ノズルに保持された状態で存在する実装ミスを検出する実装ミス検出工程と、実装ミスの検出対象となった部品の前記基板上における実装位置を前記一方の実装ヘッドと一体となって移動する撮像手段によって撮像する実装位置撮像工程とを含み、前記実装位置撮像工程において、実装ミスの検出対象となった部品が前記撮像手段の撮像視野に収まらない場合は、当該部品のサイズに基づいて前記実装位置を複数回に分割して撮像する一方、他方の実装ヘッドは前記一方の実装ヘッドとの干渉を回避して実装動作を継続する。
本発明の部品実装装置は、基板搬送方向に基板を搬送して第1の実装作業位置に位置決めする第1の基板搬送機構と、前記第1の基板搬送機構の側方に設けられ、前記第1の実装作業位置に位置決めされた基板に実装される部品を供給する第1の部品供給部と、前記第1の部品供給部より供給される部品を吸着ノズルにより吸着し、前記第1の実装作業位置に位置決めされた基板に部品を実装する第1の実装ヘッドと、前記第1の基板搬送機構と並行して設けられ、前記基板搬送方向に基板を搬送して第2の実装作業位置に位置決めする第2の基板搬送機構と、前記第2の基板搬送機構の側方に設けられ、前記第2の実装作業位置に位置決めされた基板に実装される部品を供給する第2の部品供給部と、前記第2の部品供給部より供給される部品を吸着ノズルにより吸着し、前記第2の部品実装位置に位置決めされた基板に部品を実装する第2の実装ヘッドとを備え、前記第1の部品供給部から供給された部品を前記第1の実装ヘッドが有する吸着ノズルによって吸着して前記第1の実装作業位置に位置決めされた基板に実装する実装動作と、前記第2の部品供給部から供給された部品を前記第2の実装ヘッドが有する吸着ノズルによって吸着して前記第2の実装作業位置に位置決めされた基板に実装する実装動作とを並行して行う部品実装装置であって、前記第1の実装ヘッドと前記第2の実装ヘッドのうち何れか一方の実装ヘッドによる実装動作後になお部品が吸着ノズルに保持された状態で存在する実装ミスを検出する実装ミス検出手段と、前記一方の実装ヘッドと一体となって移動し、実装ミスの検出対象となった部品の前記基板上における実装位置を撮像する撮像手段とを備え、実装ミスの検出対象となった部品が前記撮像手段の撮像視野に収まらない場合は、当該部品のサイズに基づいて前記実装位置を複数回に分割して撮像する一方、他方の実装ヘッドは前記一方の実装ヘッドとの干渉を回避して実装動作を継続する。
本発明によれば、実装ミスの検出対象となった部品が一方の実装ヘッドに備えられた撮像手段の撮像視野に収まりきらない大型部品であっても、一方の実装ヘッドに備えられた撮像手段を用いた部品の撮像時に、他方の実装ヘッドによる実装動作を継続させて生産性の低下を防止することができる。
本発明の一実施の形態における部品実装装置の平面図 本発明の一実施の形態における部品実装装置の正面図 本発明の一実施の形態における部品実装装置に備えられた吸着ノズルの真空吸引系の構成図 本発明の一実施の形態における部品実装装置の制御系の構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態における部品実装装置に配置されたモニタに表示される画面を示す説明図 本発明の一実施の形態における実装基板を生産するための工程を示すフローチャート (a)(b)(c)(d)本発明の一実施の形態における実装ミス検出処理時の動作説明図 本発明の一実施の形態における実装ミス検出処理時の動作説明図ス検出時処理の動作説明図 (a)(b)(c)(d)本発明の一実施の形態における実装ミス検出処理時の動作説明図
まず図1を参照して、本発明の実施の形態における部品実装装置の構成について説明する。部品実装装置1は基板2に部品Pを実装して実装基板を生産する機能を有するものである。基台1aの中央部には第1の基板搬送機構3Aと第2の基板搬送機構3Bが並行して隣接した状態で設けられている。第1の基板搬送機構3Aは、上流側装置から受け渡された基板2AをX方向(基板搬送方向)に搬送して部品実装作業を行うための第1の実装作業位置(図1に示す基板2Aの位置)に位置決めする。第2の基板搬送機構3Bは、同様に上流側装置から受け渡された基板2BをX方向に搬送して第2の実装作業位置(図1に示す基板2Bの位置)に位置決めする。
第1の基板搬送機構3A、第2の基板搬送機構3Bのそれぞれの側方には、第1の部品供給部4A、第2の部品供給部4Bが設けられている。第1の部品供給部4Aにはトレイフィーダ5が装着されている。第2の部品供給部4Bには、複数のテープフィーダ7が配置された台車(図示せず)が装着されている。
トレイフィーダ5は複数のトレイ5aを収納するためのトレイマガジンを有している。トレイ5aには基板2Aに実装される部品PAが格納されている。部品PAとしては、BGAやCSP等の大型部品が挙げられる。トレイフィーダ5は、トレイマガジンから所望のトレイ5aを取り出して所定の部品供給位置に移送することにより、後述する第1の実装ヘッド13Aに部品PAを供給する。すなわち第1の部品供給部4Aは、第1の基板搬送機構3Aの側方に設けられ、第1の実装作業位置に位置決めされた基板2Aに実装される部品PAを供給する。
テープフィーダ7には、基板2Bに実装される部品PBを収納したキャリアテープが装着されている。部品PBとしては、いわゆる0402や0603等の小型部品が挙げられる。テープフィーダ7は、キャリアテープをピッチ送りすることにより後述する第2の実装ヘッド13Bによる部品取り出し位置まで部品PBを供給する。すなわち第2の部品供給部4Bは、第2の基板搬送機構3Bの側方に設けられ、第2の実装作業位置に位置決めされた基板2Bに実装される部品PBを供給する。
基台1aのX方向の一端部には、リニア駆動機構を備えたY軸テーブル10がX方向と水平面内で直交するY方向に水平に配設されている。Y軸テーブル10には、同様にリニア駆動機構を備えた第1のX軸テーブル11A、第2のX軸テーブル11Bがブラケット12A,12Bを介してY方向にスライド自在に結合されている。第1のX軸テーブル11A、第2のX軸テーブル11Bにはそれぞれ第1の実装ヘッド13A、第2の実装ヘッド13Bがブラケット14A,14Bを介してX方向にスライド自在に装着されている。
Y軸テーブル10及び第1のX軸テーブル11Aを駆動することにより、第1の実装ヘッド13AはXY方向に移動する。同様に、Y軸テーブル10及び第1のX軸テーブル11Bを駆動することにより、第2の実装ヘッド13BはXY方向に移動する。Y軸テーブル10及び第1のX軸テーブル11Aは、第1の実装ヘッド13Aを水平移動させる第1のヘッド移動機構15Aを構成する。また、Y軸テーブル10及び第2のX軸テーブル11Bは、第2の実装ヘッド13Bを水平移動させる第2のヘッド移動機構15Bを構成する。
第1の実装ヘッド13A、第2の実装ヘッド13Bは、それぞれ複数の単位実装ヘッド13aを備えている。図3において、単位実装ヘッド13aは下端部に部品PA,PBを吸着する吸着ノズル13cを備えており、吸着ノズル13cは個別に昇降動作が可能となっている。第1の実装ヘッド13Aは、第1の部品供給部4Aより供給される部品PAを吸着ノズル13cにより吸着し、第1の実装作業位置に位置決めされた基板2Aに実装する。第2の実装ヘッド13Bは、第2の部品供給部4Bより供給される部品PBを吸着ノズル13cにより吸着し、第2の実装作業位置に位置決めされた基板2Bに実装する。
これまで説明したように、第1の基板搬送機構3A、第1の部品供給部4A、第1の実装ヘッド13A及び第1のヘッド移動機構15Aは、基板2Aに部品PAを実装する第1の実装作業部を構成する。また、第2の基板搬送機構3B、第2の部品供給部4B、第2の実装ヘッド13B及び第2のヘッド移動機構15Bは、基板2Bに部品PBを実装する第2の実装作業部を構成する。そして部品実装装置1は、独立して実装動作を行う2つの実装作業部を備えたデュアル独立実装方式の構造となっている。
すなわち部品実装装置1は、第1の部品供給部4Aより供給される部品PAを第1の実装ヘッド13Aが有する吸着ノズル13cにより吸着して第1の実装作業位置に位置決めされた基板2Aに実装する実装動作と、第2の部品供給部4Bより供給される部品PBを第2の実装ヘッド13Bが有する吸着ノズル13cにより吸着して第2の実装作業位置に位置決めされた基板2Bに実装する実装動作とを並行して行う。
次に図3を参照して、吸着ノズル13cから真空吸引するための構成について説明する。単位実装ヘッド13aにおいて、吸着ノズル13cが装着される装着部13bには真空バルブ16が接続されている。真空バルブ16は真空吸引源である真空ポンプ18に接続されている。装着部13bに吸着ノズル13cが装着された状態で真空ポンプ18を駆動し、さらに真空バルブ16を開状態にすることで、吸着ノズル13cの下端部の吸着面に設けられた吸着孔13dからエアが吸引される。
真空バルブ16と真空ポンプ18の間の真空吸引回路には、流量センサ17が配設されている。流量センサ17は、真空ポンプ18の駆動を介して吸着孔13dから吸引されるエアの流量を計測する。ここでは流量が小さいほど吸着孔13dからのエアの流入が小さく、真空吸引回路内の絶対圧力が低くて真空度が高いことを示している。流量センサ17の計測結果は、後述する制御部30が備える実装ミス検出部33(図4)に送られる。なお、流量センサ17に替えて、真空センサで真空吸引回路内の真空度を測定し、測定した真空度に基づいて実装ミスを検出する方法を採用してもよい。
図1において、ブラケット14A,14Bにはそれぞれ第1の基板認識カメラ20A、第2の基板認識カメラ20Bが取り付けられている(図7も併せて参照)。第1の基板認識カメラ20Aは第1の実装ヘッド13Aと一体となって移動し、基板2Aに設けられた位置認識用の認識マーク2Aaを撮像する。同様に、第2の基板認識カメラ20Bは第2の実装ヘッド13Bと一体となって移動し、基板2Bに設けられた位置認識用の認識マーク2Baを撮像する。
また、基板認識カメラ20A,20Bは、実装動作において発生する実装ミスが検出された後に行われる実装ミス検出結果の成否確認のために、基板2A,2Bに設定された実装位置を撮像する。ここでいう実装ミスとは、吸着ノズル13cが基板2A,2Bに対して上下動して実装動作を行った後に部品PA,PBが吸着ノズル13cに保持されたままとなっている状態をさす。このように基板認識カメラ20A,20Bは、実装ヘッド13A,13Bと一体となって移動し、実装ミスの検出対象となった部品PA,PAの基板2A,2B上における実装位置を撮像する撮像手段となっている。なお、基板認識カメラ20A,20Bの撮像視野は固定されており、部品PA,PBのサイズによってはその全体を撮像視野に収めることができない場合がある。
第1の基板搬送機構3Aと第1の部品供給部4A、第2の基板搬送機構3Bと第2の部品供給部4Bとの間には、それぞれ部品認識カメラ21が配設されている。部品認識カメラ21は、部品供給部4A,4Bから部品PA,PBを取り出した実装ヘッド13A,13Bが部品認識カメラ21の上方を通過する際、実装ヘッド13A,13Bに保持された部品PA,PBを撮像する。
部品認識カメラ21のX方向における両側の位置には、ノズルストッカ22と廃棄ボックス23がそれぞれ設けられている。ノズルストッカ22には実装対象となる部品PA,PBの種類に応じて複数の吸着ノズル13cが収納されている。実装ヘッド13A,13Bがノズルストッカ22に対してアクセスしてノズル交換動作を行うことにより、実装ヘッド13A,13Bの各単位実装ヘッド13aにおいて吸着ノズル13cを部品PA,PBの種類に応じて交換することができる。廃棄ボックス23は、部品認識カメラ21による認識の結果、実装ヘッド13A,13Bに保持された部品PA,Pbが不良であった場合に当該部品PA,PBを廃棄するためのものである。
図1及び図2において、オペレータが部品実装装置1にアクセスする側の面であって、部品供給部4A,4Bの側方の位置にはタッチパネル24が配置されている。タッチパネル24は、装置稼働中にオペレータが参照する各種の案内画面を表示する表示機能を備えている。また、タッチパネル24は、オペレータが案内画面にしたがって後述する制御部30(図4)への操作入力を行う操作機能も備えている。
部品実装装置1の上部カバーには、報知手段としてのシグナルタワー26が突設されている。シグナルタワー26は部品切れやマシン動作異常など、オペレータの処置を必要とする場合に、所定の表示パターンで信号灯を点灯することにより、オペレータにその旨を報知する。報知手段としては、ブザーや回転灯等を用いてもよい。
次に図4を参照して、部品実装装置1の制御系の構成について説明する。部品実装装置1に備えられた制御部30は、記憶部31、機構制御部32、実装ミス検出部33、実装ミス確認作業部34及び認識処理部35を含んで構成される。また、制御部30は第1の基板搬送機構3A、第1の部品供給部4A、第1の実装ヘッド13A、第1のヘッド移動機構15A、第2の基板搬送機構3B、第2の部品供給部4B、第2の実装ヘッド13B、真空バルブ16、流量センサ17、真空ポンプ18、第1の基板認識カメラ20A、第2の基板認識カメラ20B、部品認識カメラ21、タッチパネル24及びシグナルタワー26と接続されている。
記憶部31は、実装データ31a、撮像視野データ31b、流量データ31c及び実装ミスデータ31dを記憶する。実装データ31aは、第1の実装作業部、第2の実装作業部において基板2A,2Bにそれぞれ部品PA,PBを実装するための実装データである。この実装データ31aには、基板2A,2B上における部品PA,PBの実装位置、部品PA,PBの種類、サイズに関する情報が含まれる。撮像視野データ31bには、基板認識カメラ20A,20Bの撮像視野のサイズに関する情報が含まれている。
流量データ31cは、吸着ノズル13cが部品PA,PBを正常に吸着した状態におけるエア流量の閾値に関する情報を記録したデータである。実装ミスデータ31dは、実装ミスと検出された部品PA,PBのサイズや実装位置等の各種情報を記録したデータである。
機構制御部32は、実装データ31aに基づいて第1の実装作業部を構成する各機構を制御することにより、トレイフィーダ5から部品PAを取り出して基板2Aに実装するための動作を実行する。同様に、機構制御部32は実装データ31aに基づいて第2の実装作業部を構成する各機構を制御することにより、テープフィーダ7から部品PBを取り出して基板2Bに実装するための動作を実行する。第1の実装作業部と第2の実装作業部は、第1の実装ヘッド13Aと第2の実装ヘッド13Bが干渉しないよう機構制御部32によって制御される。
ここで、実装ヘッド13A,13Bの干渉について説明する。第1の基板搬送機構3Aと第2の基板搬送機構3Bは基台1aの中央で隣接して並行に配設されているため、基板2A,2Bをそれぞれ所定の実装作業位置に位置決めしたとき、基板2A,2Bの距離は近いものとなる。このため、第1の基板搬送機構3A、第2の基板搬送機構3Bの所定の実装作業位置に位置決めされた基板2A,2B上に対して第1の実装ヘッド13Aと第2の実装ヘッド13Bが同じタイミングで実装動作を行うとき、両者が干渉する事態が生じ得る。このように、基板2A,2Bを所定の実装作業位置にそれぞれ位置決めした状態において、基板2A,2Bの一部には、第1の実装ヘッド13Aと第2の実装ヘッド13Bが干渉し得る干渉領域EX(図1)が存在する。この干渉領域EXでの干渉を防止するため、一方の実装ヘッドが干渉領域EXに存在する場合は、他方の実装ヘッドは基板2Bに進入しないよう機構制御部32によってシーケンス制御される。
実装ミス検出部33は、流量センサ17によって計測されたエア流量値を流量データ31cに含まれる閾値と比較することにより、吸着ノズル13cによる部品PA,PBの吸着の有無を判定する。この判定結果に基づき、実装ミス検出部33は実装動作後になお部品PA,PBが吸着ノズル13cに保持された状態で存在する実装ミスを検出する。流量センサ17及び実装ミス検出部33は、第1の実装ヘッド13Aと第2の実装ヘッド13Bのうち何れか一方の実装ヘッドによる実装動作後になお部品PA,PBが吸着ノズル13cに保持された状態で存在する実装ミスを検出する実装ミス検出手段となっている。
また実装ミス検出部33は、実装ミスが検出された部品PA,PBのサイズや実装位置等の情報を含む実装ミスデータ31dを作成する。作成した実装ミスデータ31dは記憶部31に記憶される。
実装ミス確認作業部34は、実装ミス検出部33によって実装ミスが検出された実装作業部の運転(部品実装作業)を中断させ、実装ミスの検出が正しいかを確認するための作業を実行する。この実装ミス確認作業部34は、分割撮像判断部34a、実装位置撮像実行部34b、合成画像作成部34c、実装ミス確認画面表示処理部34dから構成される。
分割撮像判断部34aは、実装データ31aと撮像視野データ31bと実装ミスデータ31dを参照することにより、基板認識カメラ20A,20Bの撮像視野に部品PA,PBの全体が収まるかを判断する。撮像視野に収まらないと判断した場合、分割撮像判断部34aは部品PA,PBのサイズと撮像視野のサイズに基づき、実装位置を分割して撮像する回数を算出する。これに加え、分割撮像判断部34aは部品実装位置の上方で分割して撮像を行う際の基板認識カメラ20A,20Bの位置(XY座標)も算出し、これらの算出結果を含む分割撮像実行データを作成する。
実装位置撮像実行部34bは、実装ミスの検出対象となった基板2A,2B上の実装位置を撮像するための動作を実行する。実装位置を分割して撮像しない場合、実装位置撮像実行部34bは実装位置が撮像されるよう基板認識カメラ20A,20Bの移動を制御する。実装位置を分割して撮像する場合、分割撮像判断部34aによって作成された分割撮像実行データに基づいて基板認識カメラ20A,20Bを移動させる。これにより、基板認識カメラ20A,20Bによって実装位置の分割撮像が行われる。このとき、実装位置撮像実行部34bは分割撮像によって取得される各画像に実装位置の一部が含まれるよう基板認識カメラ20A,20Bを移動させる。
合成画像作成部34cは、分割撮像によって得られた複数の画像を合成した合成画像を作成する。実装ミス確認画面表示処理部34dは、実装位置の合成画像又は単一画像を含む実装ミス確認画面40(図5)をタッチパネル24に表示する。
ここで図5を参照して、実装ミス確認画面40について説明する。実装ミス確認画面40は、実装ミスが実際に発生しているか否かをオペレータに確認させるための案内画面であり、「実装位置画像」41、「有り」42、「無し」43、「運転再開」44が表示される。
「実装位置画像」41は、基板認識カメラ20A,20Bで撮像した実装位置の画像を表示する。実装位置を分割して撮像しなかった場合、「実装位置画像」41には実装位置の単一画像が表示される。実装位置を分割して撮像した場合、「実装位置画像」41には合成画像作成部34cによって作成された実装位置の合成画像が表示される。図5は、実装位置を4つに分割した分割画像45a,45b,45c,45dを合成した合成画像45を示している。オペレータは「実装位置画像」41を確認することにより、実装位置における部品PA,PBの有無を明確に判断することができる。図5では、合成画像に部品PAを含んだ例を示している。このように、タッチパネル24は実装位置を撮像することによって取得した画像を表示する画像表示手段となっている。
「有り」42及び「無し」43は、部品PA,PBの有無確認を行うための操作スイッチである。「実装位置画像」41に部品PA,PBの画像が表示されているとき、すなわち実装位置に部品PA,PBがあることが確認されたときには、オペレータはタッチパネル24を介して「有り」42を入力(操作)する。「実装位置画像」41に部品PA,PBの画像が表示されていないとき、すなわち実装位置に部品PA,PBがないことが確認されたときには、オペレータは「無し」43を入力する。「運転再開」44は、実装ミスが検出された実装作業部での運転を再開するための操作スイッチである。
認識処理部35は、基板認識カメラ20A,20Bによって取得した画像を認識処理することにより、認識マーク2Aa,2Baの検出及び実装位置の検出を行う。また、認識処理部35は、部品認識カメラ21によって取得した画像を認識処理することにより、実装ヘッド13A,13Bに保持された状態の部品PA,PBの位置ずれの検出を行う。
本発明の部品実装装置1は以上のような構成から成り、次に図6のフローチャートを参照しながら実装基板を生産するための工程について説明する。以下に説明する動作は、第1の実装作業部、第2の実装作業部ごとに独立して行われる。まず、各実装作業部は実装データ31aに基づき実装ターンをそれぞれ独立して実行する(ST1:実装ターン実行工程)。ここでいう実装ターンとは、第1の実装作業部においては、第1の実装ヘッド13Aによってトレイフィーダ5から部品PAを取り出して基板2Aに実装するまでの一連の動作をさす。第2の実装作業部においては、第2の実装ヘッド13Bによってテープフィーダ7から部品PBを取り出して基板2Bに実装するまでの一連の動作をさす。
図7(a),(b)を参照して、第1の実装作業部を例に挙げて実装ターンの詳細を説明する。図7(a)は、トレイフィーダ5から各単位実装ヘッド13aの吸着ノズル13cによって部品PAを取り出した第1の実装ヘッド13Aが、基板2A上に移動した状態を示している。この後、1つの単位実装ヘッド13aに保持した部品PAを実装位置に位置合わせする。次いで図7(b)に示すように、部品PAを保持した吸着ノズル13cを基板2Aに対して上下動させて、部品PAを基板2Aに実装する実装動作を行う。各単位実装ヘッド13aが実装動作を順次行うことにより1回の実装ターンが終了する。第2の実装作業部においても同様である。
このとき、実装ミス検出部33が流量センサ17でエアの流量を計測することにより、図7(c)に示すように、第1の実装ヘッド13Aと第2の実装ヘッド13Bのうち何れか一方の実装ヘッドによる実装動作後になお部品PA,PBが吸着ノズル13cに保持された状態で存在する実装ミスを検出したか判断する(ST2:実装ミス検出工程)。
実装ミスが検出されなかった場合、各実装作業部は次の実装ターンを実行する(ST1)。その一方で実装ミスが検出された場合、実装ミス検出部33は部品PA,PBのサイズと実装位置を示す情報を含む実装ミスデータ31dを作成し、記憶部31に記憶させる(ST3:実装ミスデータ記憶工程)。そして、実装ミス確認作業部34は実装ミスが検出された実装作業部の運転を中断させる。以後、第1の実装作業部で実装ミスが検出されたものと仮定したうえで説明する。
次いで、実装ミス確認作業部34は実装ミスが検出された部品PAが第1の基板認識カメラ20Aの撮像視野に収まるかを判断する(ST4:撮像視野判断工程)。撮像視野に収まると判断した場合、図7(d)に示すように、実装ミス確認作業部34は部品PAの実装位置に第1の基板認識カメラ20Aを移動させ、部品PAの有無確認のための撮像を行う。すなわち、実装ミスの検出対象となった部品PAの基板2A上における実装位置を第1の実装ヘッド(一方の実装ヘッド)13Aと一体となって移動する撮像手段によって撮像する(ST5:実装位置撮像工程)。
その一方で撮像視野に収まらないと判断した場合、実装ミス確認作業部34は実装ミスデータ31dに基づいて第1の基板認識カメラ20Aを移動させながら、実装位置を複数回に分割して撮像する(ST6:実装位置分割撮像工程)。本実施の形態では、実装位置を分割して撮像する各動作も実装位置撮像工程(ST5)に含まれる。すなわち、実装位置分割撮像工程は実装位置撮像工程を複数回に亘って実行したことと同じである。
第1の実装作業部で分割撮像が行われている間、第2の実装ヘッド13Bは第1の実装ヘッド13Aとの干渉を回避しながら実装動作を継続する。より具体的には、第1の実装作業部で分割撮像が行われている間は、図8に示すように、第2の実装ヘッド13Bを基板2Bの上方に進入させずに、所定の待機位置[T]で一時的に待機させる。そして、第1の実装作業部における分割撮像が完了したら、自動的に、第2の実装ヘッド13Bを基板2Bの上方に進入させ、実装動作を継続する。
このように、第1の実装ヘッド13A側で検出された実装ミスに起因して実装位置の分割撮像が行われている間は、第2の実装ヘッド13Bを基板2Bに進入させずに待機させることにより第1の実装ヘッド13Aとの干渉を回避して実装動作を継続させることによって、生産性の低下を防止することができる。
なお、干渉領域EX以外において第1の実装作業部で分割撮像が行われている場合は、第2の実装ヘッド13Bは、その間、基板2Bへの実装動作だけでなく、第2の部品供給部4Bからの部品PBの取り出し動作、第2の実装ヘッド13Bに保持された部品PBを部品認識カメラ21によって撮像するための撮像動作などの他の動作を実行しても良い。これらの動作は干渉領域EXへの進入を必要としないので、第1の実装ヘッド13Aとの干渉を考慮せずに実行できる。これにより、実装位置の分割撮像が行われている間の時間を有効活用して生産性の低下を抑制することができる。
第1の実装作業部において分割撮像が完了したならば、合成画像作成部34cによって合成画像を作成する(ST7:合成画像作成工程)。また、分割撮像が完了したタイミングで、第2の実装ヘッド13Bは待機状態を解除して基板2Bの上方に移動し、部品PBを基板2Bに実装する。これにより、分割撮像が完了した後に第2の実装ヘッド13Bによる部品PBの実装を速やかに行わせて生産性の低下を防止することができる。
(ST5)において実装位置を撮像した後、若しくは(ST7)において合成画像を作成した後、実装ミス確認作業部34はタッチパネル24に実装位置の単一画像又は合成画像45を含む実装ミス確認画面40を表示する(図5)。すなわち、実装位置撮像工程において実装位置を撮像することによって取得した画像を表示する(ST8:画像表示工程)。また、実装位置を複数回に分割して撮像した場合、画像表示工程において複数回に分割して撮像することによって取得した複数の画像(分割画像45a,45b,45c,45d)を合成した合成画像45を表示する。そして、シグナルタワー26を点灯させることによってオペレータを呼び出す(ST9:オペレータ呼び出し工程)。
次いで、実装ミス確認作業部34は実装ミス確認画面40を通じてオペレータに部品有無の入力を要求する。オペレータは、「実装位置画像」41に表示されている実装位置の画像を目視し、部品PAの有無を判定する。そして、オペレータは部品PAの画像が表示さている場合には「有り」42を入力し、部品PAの画像が表示されていない場合には「無し」43を入力する。
図9は、実装ミス検出結果が正しくない場合の例を示している。すなわち、図7(a)、(b)と同様に、部品PAを保持した吸着ノズル13cを基板2Aに対して上下動させた後に、図9(c)に示すように部品PAが正しく基板2Aに搭載されているにもかかわらず(部品有り)、流量センサ17による流量計測結果によれば吸着ノズル13cに部品PAが保持された状態であるとの誤った実装ミス検出結果が出力される場合がある。
このような場合においても、図9(d)に示すように、第1の基板認識カメラ20Aを部品PAの実装位置に移動させて撮像し、取得した画像を実装ミス確認画面40で表示することにより、オペレータによって部品PAの存在が確認され、この結果、実装ミス検出結果が誤りであることが正しく判定される。
オペレータが「有り」43を操作したとき、実装ミス確認作業部34は実装ミスデータ31d上でリカバリ実装完了のフラグを立てる処理を行う(ST11:フラグ立設工程)。これは、実装位置に部品PAが実装されていることから、実装ミス検出部33による実装ミスの検出が誤りであったことを意味する。これにより、全ての実装ターンを実行した後に行われる予定のリカバリ実装において、誤って実装ミスと検出された部品PAについてはリカバリ実装対象から除外される。
(ST10)においてオペレータが「無し」42を入力した後、若しくは(ST8)においてリカバリ実装完了のフラグが立てられた後、実装ミス確認作業部34は実装ミス確認画面40を通じて「運転再開」43の入力を要求する(ST12:運転再開入力要求工程)。オペレータが「運転再開」43を入力した場合、制御部30は第1の実装作業部での運転を再開する(ST13:運転再開工程)。そして、制御部30は1枚の基板2Aに対して全ての実装ターンを実行したかを判断する(ST14:実装ターン実行判断工程)。
全ての実装ターンを実行したと判断した場合、第1の実装作業部においてリカバリ実装を行う。リカバリ実装とは、実装ミスの確認作業の結果、部品PA,PBが実装されていないことが確認された基板2A,2B上の実装位置に対して部品PA,PBを実装する動作をいう。まず、制御部30は実装ミスデータ31dを参照してリカバリ実装完了のフラグがあるかを確認する(ST15:フラグ有無確認工程)。フラグ無しの場合はリカバリ実装を行う(ST16:リカバリ実装工程)。すなわち、第1の実装ヘッド13Aはトレイフィーダ5から部品PAを取り出し、リカバリ実装の対象となる実装位置に実装する。リカバリ実装を必要とする全ての実装位置に対する部品PAの実装が完了したならば、制御部30は実装ミスデータ31d上でリカバリ実装完了のフラグを立てる(ST17:フラグ立設工程)。これにより、実装基板の生産は終了する。同様に、第2の実装作業部においてもリカバリ実装を行う。
以上説明したように、本実施の形態における部品実装装置によれば、実装ミスが検出されたことによって実装位置を撮像する際、実装ミスの検出対象となった部品が撮像手段の撮像視野に収まらない場合は、当該部品のサイズに基づいて実装位置を複数回に分割して撮像する一方、他方の実装ヘッドは一方の実装ヘッドとの干渉を回避して実装動作を継続するようにしている。これにより、実装ミスの検出対象となった部品が撮像手段の撮像視野に収まりきらない大型部品であっても、一方の実装ヘッドと一体となって移動する撮像手段を用いた部品の撮像時に、他方の実装ヘッドによる実装動作を継続させて生産性の低下を防止することができる。
本発明によれば、実装ミスの検出対象となった部品が一方の実装ヘッドに備えられた撮像手段の撮像視野に収まりきらない大型部品であっても、一方の実装ヘッドに備えられた撮像手段を用いた部品の撮像時に、他方の実装ヘッドによる実装動作を継続させて生産性の低下を防止することができ、電子部品実装分野において有用である。
1 部品実装装置
2A,2B 基板
3A 第1の基板搬送機構
3B 第2の基板搬送機構
4A 第1の部品供給部
4B 第2の部品供給部
13A 第1の実装ヘッド
13B 第2の実装ヘッド
13c 吸着ノズル
17 流量センサ
33 実装ミス検出部
20A 第1の基板認識カメラ
20B 第2の基板認識カメラ
24 タッチパネル
PA,PB 部品

Claims (4)

  1. 基板搬送方向に基板を搬送して第1の実装作業位置に位置決めする第1の基板搬送機構と、前記第1の基板搬送機構の側方に設けられ、前記第1の実装作業位置に位置決めされた基板に実装される部品を供給する第1の部品供給部と、前記第1の部品供給部より供給される部品を吸着ノズルにより吸着し、前記第1の実装作業位置に位置決めされた基板に実装する第1の実装ヘッドと、
    前記第1の基板搬送機構に並行して設けられ、前記基板搬送方向に基板を搬送して第2の実装作業位置に位置決めする第2の基板搬送機構と、前記第2の基板搬送機構の側方に設けられ、前記第2の実装作業位置に位置決めされた基板に実装される部品を供給する第2の部品供給部と、前記第2の部品供給部より供給される部品を吸着ノズルにより吸着し、前記第2の部品実装位置に位置決めされた基板に実装する第2の実装ヘッドとを備えた部品実装装置において、
    前記第1の部品供給部より供給される部品を前記第1の実装ヘッドが有する吸着ノズルにより吸着して前記第1の実装作業位置に位置決めされた基板に実装する実装動作と、前記第2の部品供給部より供給される部品を前記第2の実装ヘッドが有する吸着ノズルにより吸着して前記第2の実装作業位置に位置決めされた基板に実装する実装動作とを並行して行う部品実装方法であって、
    前記第1の実装ヘッドと前記第2の実装ヘッドのうち何れか一方の実装ヘッドによる実装動作後になお部品が前記吸着ノズルに保持された状態で存在する実装ミスを検出する実装ミス検出工程と、
    実装ミスの検出対象となった部品の前記基板上における実装位置を前記一方の実装ヘッドと一体となって移動する撮像手段によって撮像する実装位置撮像工程とを含み、
    前記実装位置撮像工程において、実装ミスの検出対象となった部品が前記撮像手段の撮像視野に収まらない場合は、当該部品のサイズに基づいて前記実装位置を複数回に分割して撮像する一方、他方の実装ヘッドは前記一方の実装ヘッドとの干渉を回避して実装動作を継続することを特徴とする部品実装方法。
  2. 前記実装位置撮像工程において前記実装位置を撮像することによって取得した画像を表示する画像表示工程をさらに含み、
    前記画像表示工程において複数回に分割して撮像することによって取得した複数の画像を合成した合成画像を表示することを特徴とする請求項1に記載の部品実装方法。
  3. 基板搬送方向に基板を搬送して第1の実装作業位置に位置決めする第1の基板搬送機構と、前記第1の基板搬送機構の側方に設けられ、前記第1の実装作業位置に位置決めされた基板に実装される部品を供給する第1の部品供給部と、前記第1の部品供給部より供給される部品を吸着ノズルにより吸着し、前記第1の実装作業位置に位置決めされた基板に部品を実装する第1の実装ヘッドと、
    前記第1の基板搬送機構と並行して設けられ、前記基板搬送方向に基板を搬送して第2の実装作業位置に位置決めする第2の基板搬送機構と、前記第2の基板搬送機構の側方に設けられ、前記第2の実装作業位置に位置決めされた基板に実装される部品を供給する第2の部品供給部と、前記第2の部品供給部より供給される部品を吸着ノズルにより吸着し、前記第2の部品実装位置に位置決めされた基板に部品を実装する第2の実装ヘッドとを備え、
    前記第1の部品供給部から供給された部品を前記第1の実装ヘッドが有する吸着ノズルによって吸着して前記第1の実装作業位置に位置決めされた基板に実装する実装動作と、前記第2の部品供給部から供給された部品を前記第2の実装ヘッドが有する吸着ノズルによって吸着して前記第2の実装作業位置に位置決めされた基板に実装する実装動作とを並行して行う部品実装装置であって、
    前記第1の実装ヘッドと前記第2の実装ヘッドのうち何れか一方の実装ヘッドによる実装動作後になお部品が吸着ノズルに保持された状態で存在する実装ミスを検出する実装ミス検出手段と、
    前記一方の実装ヘッドと一体となって移動し、実装ミスの検出対象となった部品の前記基板上における実装位置を撮像する撮像手段とを備え、
    実装ミスの検出対象となった部品が前記撮像手段の撮像視野に収まらない場合は、当該部品のサイズに基づいて前記実装位置を複数回に分割して撮像する一方、他方の実装ヘッドは前記一方の実装ヘッドとの干渉を回避して実装動作を継続することを特徴とする部品実装装置。
  4. 前記実装位置を撮像することによって取得した画像を表示する画像表示手段をさらに備え、
    複数回に分割して撮像することによって取得した複数の画像を合成した合成画像を前記画像表示手段に表示することを特徴とする請求項3に記載の部品実装装置。
JP2013263437A 2013-12-20 2013-12-20 部品実装方法及び部品実装装置 Pending JP2015119135A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013263437A JP2015119135A (ja) 2013-12-20 2013-12-20 部品実装方法及び部品実装装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013263437A JP2015119135A (ja) 2013-12-20 2013-12-20 部品実装方法及び部品実装装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015119135A true JP2015119135A (ja) 2015-06-25

Family

ID=53531592

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013263437A Pending JP2015119135A (ja) 2013-12-20 2013-12-20 部品実装方法及び部品実装装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015119135A (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004103894A (ja) * 2002-09-11 2004-04-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子部品実装装置および電子部品実装方法
JP2004128400A (ja) * 2002-10-07 2004-04-22 Fuji Mach Mfg Co Ltd 部品実装装置、その作動を制御するプログラムおよび部品実装システム
JP2005064366A (ja) * 2003-08-19 2005-03-10 Yamagata Casio Co Ltd 部品搭載装置及びエラーリカバリー方法
JP2008211009A (ja) * 2007-02-27 2008-09-11 Hitachi High-Tech Instruments Co Ltd 部品ライブラリデータ作成方法
JP2010021248A (ja) * 2008-07-09 2010-01-28 Fuji Mach Mfg Co Ltd 部品画像取り込み装置及び部品画像取り込み方法
JP2011228554A (ja) * 2010-04-21 2011-11-10 Fuji Mach Mfg Co Ltd 部品画像処理装置及び部品画像処理方法
JP2013084646A (ja) * 2011-10-06 2013-05-09 Yamaha Motor Co Ltd 基板処理システム、基板供給順序決定方法、プログラム、記録媒体

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004103894A (ja) * 2002-09-11 2004-04-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子部品実装装置および電子部品実装方法
JP2004128400A (ja) * 2002-10-07 2004-04-22 Fuji Mach Mfg Co Ltd 部品実装装置、その作動を制御するプログラムおよび部品実装システム
JP2005064366A (ja) * 2003-08-19 2005-03-10 Yamagata Casio Co Ltd 部品搭載装置及びエラーリカバリー方法
JP2008211009A (ja) * 2007-02-27 2008-09-11 Hitachi High-Tech Instruments Co Ltd 部品ライブラリデータ作成方法
JP2010021248A (ja) * 2008-07-09 2010-01-28 Fuji Mach Mfg Co Ltd 部品画像取り込み装置及び部品画像取り込み方法
JP2011228554A (ja) * 2010-04-21 2011-11-10 Fuji Mach Mfg Co Ltd 部品画像処理装置及び部品画像処理方法
JP2013084646A (ja) * 2011-10-06 2013-05-09 Yamaha Motor Co Ltd 基板処理システム、基板供給順序決定方法、プログラム、記録媒体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6411028B2 (ja) 管理装置
JP4803195B2 (ja) 基板検査装置及び基板検査方法
JP6309830B2 (ja) 部品装着装置
JP2008227402A (ja) 部品実装方法
US7506434B2 (en) Electronic parts mounting method
JP5927496B2 (ja) 部品実装装置および部品実装方法
JP2008010594A (ja) 部品搬送方法、部品搬送装置および表面実装機
JP4651581B2 (ja) 部品実装方法
JP5281546B2 (ja) 電子部品の装着方法、電子部品装着装置、電子部品装着装置の電子部品装着順序決定方法及び電子部品装着装置の装着データ作成方法
US10356969B2 (en) Component mounter
JP6572437B2 (ja) 部品実装装置および部品実装方法
JP6709898B2 (ja) 部品実装装置および部品実装方法
JP5338767B2 (ja) 電子部品実装装置のキャリブレーション方法
JP2015119135A (ja) 部品実装方法及び部品実装装置
JP5408148B2 (ja) 部品実装装置及び部品実装方法
JP4682867B2 (ja) 電子部品実装方法
JP2009224442A (ja) 部品実装機及び部品実装方法
JP6975880B2 (ja) 部品装着装置および部品装着方法
JP2007287838A (ja) 部品移載装置、実装機および部品検査機用部品移載装置
JP6371129B2 (ja) 部品実装機
JP7117507B2 (ja) 部品装着方法および部品装着装置
JP2010232544A (ja) 電子部品装着装置
JP5467370B2 (ja) 部品実装方法
JP6850963B2 (ja) 部品実装装置および部品実装方法
JP7249490B2 (ja) 部品実装装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151102

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20160519

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160721

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160809

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170221