JP2015118022A - 電池温度推定システム - Google Patents
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Abstract
【課題】コスト抑制を図ることができる電池温度推定システムを提供する。【解決手段】電池温度推定システム電池1の電流及び端子電圧に基づいて、電池2の第1の内部抵抗値を演算する内部抵抗演算装置32と、第1の内部抵抗値と、基準温度における電池2の初期内部抵抗値と、の比に基づいて、電池2の温度を推定する温度推定装置33と、を備えたことを特徴とする。【選択図】 図4
Description
本発明は、電池の温度を推定する電池温度推定システムに関するものである。
並列に接続された各二次電池の温度を均一化し、当該各二次電池に流れる充放電電流を均等にする技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
一般に電気自動車等においては、駆動のための十分な電力を確保するために100個〜200個の二次電池が電気的に接続された組電池を搭載している。これに対し、上記の技術では、二次電池の温度を検出するための温度検出器を各二次電池に対して直接取り付ける必要があり、組電池のコスト増大を招く場合があるという問題がある。
本発明が解決しようとする課題は、コスト抑制を図ることができる電池温度推定システムを提供することである。
本発明は、電池の電流及び電圧に基づいて演算した第1の内部抵抗値と、基準温度における電池の初期内部抵抗値と、の比に基づいて、当該電池の温度を推定する温度推定手段を備えたことによって上記課題を解決する。
本発明によれば、電池の電流及び電圧を基にして当該電池の温度を推定するため、電池の近傍に温度検出装置等を設ける必要が無く、電池温度推定システムのコスト抑制を図ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<<第1実施形態>>
図1は本実施形態における電池温度推定システムの構成を示すブロック図であり、図2は本実施形態におけるコントロールユニットの構成を説明するためのブロック図であり、図3は本実施形態における第1の記憶部が記憶しているマップである。
図1は本実施形態における電池温度推定システムの構成を示すブロック図であり、図2は本実施形態におけるコントロールユニットの構成を説明するためのブロック図であり、図3は本実施形態における第1の記憶部が記憶しているマップである。
本実施形態における電池温度推定システム1は、電気自動車等に搭載され、当該電気自動車等が備える組電池21が有する電池2の温度を推定するシステムであり、図1に示すように、各電池2に接続されたコントロールユニット3と、データ表示部4と、を備えている。
本実施形態におけるコントロールユニット3は、図2に示すように、電流・電圧測定装置31と、内部抵抗演算装置32と、温度推定装置33と、を備えている。
なお、本実施形態における電池2は、例えばリチウムイオン二次電池やニッケル水素電池等から構成されており、組電池21は、複数の当該電池2を電気的に直列又は並列に複数接続することにより構成されている。電池温度推定システム1を搭載した電気自動車等は、この組電池21の電力をモータ等(不図示)に放電することにより、当該電気自動車を駆動させることが可能となっていると共に、当該モータ等によって回生された電力を組電池21に充電することが可能となっている。因みに、組電池21を構成する電池2の数は特に限定されない。
電流・電圧測定装置31は、電流計や電圧計等から構成され、電池2の電流及び端子電圧を測定する機能を有している。測定した電流及び端子電圧は内部抵抗演算装置32に送出する。
内部抵抗演算装置32は、電池2の電流・電圧測定装置31が測定した電池2の電流及び端子電圧に基づいて、当該電池2の内部抵抗値を演算する機能を有している。本実施形態における内部抵抗演算装置32が、本発明の内部抵抗演算手段の一例に相当する。
温度推定装置33は、図2に示すように、第1の記憶部331と、第1の推定部332と、を備えている。本実施形態における温度推定装置33が本発明の温度推定手段の一例に相当する。
第1の記憶部331は、電池2のV−I特性に基づいて得られる内部抵抗値(以下、第1の内部抵抗値とも称する。)を、基準温度(例えば25℃)における初期の電池2の内部抵抗値(以下、初期内部抵抗値とも称する。)で除算した値(以下、第1の抵抗比とも称する。)と、第1の抵抗比の各値における当該電池2の温度と、の関係を規定するマップM1を予め記憶している。電池の温度が低下すると電解液中のイオンの熱運動が抑制されるため、当該電池の内部抵抗値は上昇する。このため、このマップM1は、図3に示すように、電池2の温度が減少するにつれて第1の抵抗比が直線的に上昇する傾向を有している。なお、初期の電池2とは、例えば、劣化度(SOH:State of Health)が100%である場合の電池2を示す。
第1の推定部332は、第1の抵抗比の算出を行う機能を有していると共に、第1の記憶部331が記憶しているマップM1を参照して電池2の温度を推定する機能を有している。第1の推定部332が推定した電池2の温度は、データ表示部4に送出される。
データ表示部4は、図1に示すように、電池温度推定システム1を構成する複数のコントロールユニット3の温度推定装置33から送出される各電池2の温度に関する情報を、電池温度推定システム1を搭載した電気自動車のドライバ等に報知する機能を有している。これにより、当該ドライバに対して電池2への適切な処置(修理、交換等)を促すことが可能となっている。
次に、本実施形態における電池温度推定システム1のコントロールユニット3が、電池2の温度を推定する際のフローについて説明する。図4は本実施形態において電池温度推定システムが電池の温度を推定する方法を説明するためのフローチャートであり、図5は本実施形態における内部抵抗演算装置が電池の内部抵抗を算出する際のイメージ図である。
まず、図4に示すように、ステップS01では、電流・電圧測定装置31が電池2の電流及び端子電圧を測定し、当該測定結果を内部抵抗演算装置32に送出する。そして、内部抵抗演算装置32において、電池2の内部抵抗値(第1の内部抵抗値)の演算を行う。
電池2の第1の内部抵抗値を演算する際は、まず、電池2の開放電圧E0[V]の推定を行う。そして、推定した開放電圧E0と、充放電電流Ib[A]及び電池電圧Vb[V]に基づき、下記(1)式に従って第1の内部抵抗値R1[Ω]の算出を行う。
Vb=E0−Ib×R1・・・(1)
Vb=E0−Ib×R1・・・(1)
具体的には、例えば、電池温度推定システム1を搭載した電気自動車の駆動中において、電流・電圧測定装置31が測定した電池2の電流と端子電圧における特性(V−I特性)を、図5に示すように、V−Iグラフにプロットする。なお、回生充電中の電池2についてV−I特性をサンプリングしてもよい。
この場合において、電池2は、充放電時の内部抵抗がほぼ一致すると共に、V−I特性を直線回帰することができる。この様にして得られる回帰直線の縦軸切片は電池2の開放電圧E0を示すと共に、当該回帰直線の傾きR1は電池2の第1の内部抵抗値を表す。次いで、内部抵抗演算装置32は、演算した第1の内部抵抗値を温度推定装置33の第1の推定部332に送出する。
次いで、ステップS02では、第1の推定部332において、まず、内部抵抗演算装置32から送出された第1の内部抵抗値を初期内部抵抗値で除算することにより得られる第1の抵抗比を算出する。
そして、ステップS03において、第1の記憶部331が記憶しているマップM1を参照することにより、第1の抵抗比から電池2の温度を推定する。次いで、推定した電池2の温度をデータ表示部4に出力し(ステップS04)、電池2の温度を推定する際のコントロールユニット3おけるフローを終了する。
なお、電池2の温度推定に際し、第1の抵抗比と電池2の推定温度との関係が下記(2)式を満たすものとしてマップM1を作成してもよい。
R1/R0=1+D(T−T0)・・・(2)
ただし、上記(2)式において、R1は電池2の第1の内部抵抗値[Ω]であり、R0は基準温度における電池2の初期内部抵抗値[Ω]であり、Tは電池2の温度(推定値、[℃])であり、T0は基準温度(例えば25℃、[℃])であり、Dは単位温度あたりの第1の抵抗比の変化率(電池2を構成する材料等によって定まる定数)である。なお、この場合、上記(2)式における左辺(R1/R0)が第1の抵抗比に相当する。
R1/R0=1+D(T−T0)・・・(2)
ただし、上記(2)式において、R1は電池2の第1の内部抵抗値[Ω]であり、R0は基準温度における電池2の初期内部抵抗値[Ω]であり、Tは電池2の温度(推定値、[℃])であり、T0は基準温度(例えば25℃、[℃])であり、Dは単位温度あたりの第1の抵抗比の変化率(電池2を構成する材料等によって定まる定数)である。なお、この場合、上記(2)式における左辺(R1/R0)が第1の抵抗比に相当する。
次に、本実施形態における電池温度推定システム1の作用について説明する。
本実施形態の電池温度推定システム1では、コントロールユニット3において、電池2の電流及び端子電圧に基づいて、当該電池2の温度を精度良く推定することができる。この際、電池2の近傍に温度検出装置等を設ける必要がないため、電池温度推定システム1のコスト抑制を図ることができると共に、複数の当該電池2を備えた組電池21の小型化を図ることができる。
<<第2実施形態>>
図6は、本実施形態における電池温度推定システムが有するコントロールユニットの構成を説明するためのブロック図であり、図7は本実施形態における第2の記憶部が記憶しているマップである。本実施形態における電池温度推定システム1Bは、図6に示すように、コントロールユニット3BがSOH検出装置34、内部抵抗推定装置35及び温度推定装置33Bを備えている点で、第1実施形態の電池温度推定システム1と異なる。それ以外については、第1実施形態と同様であるので、第1実施形態と相違する部分についてのみ説明し、第1実施形態と同一の部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図6は、本実施形態における電池温度推定システムが有するコントロールユニットの構成を説明するためのブロック図であり、図7は本実施形態における第2の記憶部が記憶しているマップである。本実施形態における電池温度推定システム1Bは、図6に示すように、コントロールユニット3BがSOH検出装置34、内部抵抗推定装置35及び温度推定装置33Bを備えている点で、第1実施形態の電池温度推定システム1と異なる。それ以外については、第1実施形態と同様であるので、第1実施形態と相違する部分についてのみ説明し、第1実施形態と同一の部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
SOH検出装置34は、図6に示すように、SOC検出部341と、ΔSOC測定部342と、充放電電流積算部343と、SOH検出部344と、を備えている。本実施形態におけるSOH検出装置34が、本発明の劣化度検出手段の一例に相当する。
SOC検出部341は、電流・電圧測定装置31が測定した電池2の端子電圧と、電池2の充電状態(以下、SOCとも称する。)と、の関係を表すマップM2(不図示)を予め備えている。そして、電池2の端子電圧及び当該マップM2に基づいて、電池2のSOCを検出し、検出した電池2のSOCをΔSOC測定部に送出する。
ΔSOC測定部342は、SOC検出部341から前回送出された電池2のSOCを記憶する機能を有していると共に、SOC検出部341から送出された前回のSOCと、最新のSOCと、の差(以下、ΔSOCとも称する。)を測定する機能を有している。そして、測定した当該ΔSOCをSOH検出部344に送出する。
充放電電流積算部343は、電池2の充電イベントや放電イベントが終了する度に、当該イベントにおいて電池2の端子間に流れた充放電電流を積算する機能を有している。すなわち、前回の測定時taから、最新の測定時tbまでの間に、電池2の端子間に流れた充放電電流の積算量(∫Idt(ただし、左記積分は時間taからtbまでの定積分))を測定し、当該測定結果をSOH検出部344に送出する。
SOH検出部344は、ΔSOC測定部342が検出したΔSOCと、充放電電流積算部343が測定した充放電電流の積算量(∫Idt)と、SOH検出部344に予め記憶された電池2の使用初期における満充電量Qiと、に基づいて、電池2のSOHを検出し、当該検出結果を内部抵抗推定装置35に送出する。
内部抵抗推定装置35は、図6に示すように、第2の記憶部351と、第2の推定部352と、を有している。本実施形態における内部抵抗推定装置35が、本発明の内部抵抗推定手段の一例に相当する。
第2の記憶部351は、電池2のSOHと内部抵抗値の関係を規定するマップM3を予め記憶している。このマップM3は、図7に示すように、電池2のSOHが減少(電池2が劣化)するにつれて、電解液の減少等により電池2の内部抵抗値が直線的に上昇する傾向を有している。第2の推定部352は、第2の記憶部351が記憶する当該マップM3を参照して、電池2の内部抵抗値を推定し(以下、第2の推定部352によって推定された内部抵抗値を、第2の内部抵抗値とも称する。)、当該第2の内部抵抗値を温度推定装置33Bの第1の推定部332Bに送出する。本実施形態におけるマップM3が本発明の第2のマップの一例に相当し、本実施形態における第2の記憶部351が本発明の第2の記憶手段の一例に相当する。
温度推定装置33Bは、図6に示すように、第1の記憶部331Bと、第1の推定部332Bと、を備えている。
第1の記憶部331Bは、電池2のV−I特性に基づいて得られる内部抵抗値(第1の内部抵抗値)を第2の内部抵抗値で除算した値(以下、第2の抵抗比とも称する。)と、第2の抵抗比の各値における電池2の温度と、の関係を規定するマップM4を予め記憶している。なお、マップM4は、第1実施形態で説明したマップM1と同様の傾向を有しており(図10参照)、本実施形態におけるマップM4が本発明の第1のマップの一例に相当する。
第1の推定部332Bは、第2の抵抗比の算出を行う機能を有していると共に、第1の記憶部331Bが記憶しているマップM4を参照して電池2の温度を推定する機能を有している。そして、第1の推定部332Bが推定した電池2の温度を、データ表示部4に送出する。
次に、本実施形態における電池温度推定システム1Bのコントロールユニット3Bが、電池2の温度を推定する際のフローについて説明する。図8は本実施形態において電池温度推定システムが電池の温度を推定する方法を説明するためのフローチャートである。
まず、ステップS0Aとして、電流・電圧測定装置31が測定した電池2の電流に基づいて、充放電電流積算部343が前回の測定時taから、最新の測定時tbまでの間に、電池2の端子間に流れた充放電電流の積算量(∫Idt)を測定する。また、SOC検出部341が電池2のSOCを検出し、ΔSOC測定部342はΔSOCを測定する。
次いでステップS0Bでは、まず、SOH検出部344において、下記(3)式に基づいて、電池2の満充電容量Qmaxを求める。なお、この満充電容量Qmaxは、SOC=100%のときの電池2の容量を意味する。
Qmax=(∫Idt)/ΔSOC×100・・・(3)
なお、上記(3)式において、∫Idt[Ah]は、電池2が前回の測定時taから、最新の測定時tbまでの間の定積分であり、充放電電流積算部343によって測定された値である。また、上記(3)式のΔSOCは、ΔSOC測定部で測定された値である。
なお、上記(3)式において、∫Idt[Ah]は、電池2が前回の測定時taから、最新の測定時tbまでの間の定積分であり、充放電電流積算部343によって測定された値である。また、上記(3)式のΔSOCは、ΔSOC測定部で測定された値である。
そして、下記(4)式に基づいて、SOH検出部344は電池2のSOHの算出を行い、当該算出結果を内部抵抗推定装置35に送出する。
SOH=Qmax/Qi・・・(4)
なお、上記(4)式において、Qiは電池2の使用初期における満充電量である。
SOH=Qmax/Qi・・・(4)
なお、上記(4)式において、Qiは電池2の使用初期における満充電量である。
次いで、ステップS0Cでは、内部抵抗推定装置35の第2の推定部352において、第2の記憶部351に記憶されたマップM3を参照することにより、SOH検出装置34から送出された電池2のSOHから電池2の内部抵抗値(第2の内部抵抗値)の推定を行う。そして、当該推定結果を基準温度における電池2の内部抵抗値として、温度推定装置33Bに送出する。
次いで、ステップS01では内部抵抗演算装置35が電池2の内部抵抗値(第1の内部抵抗値)の演算を行う。そして、ステップSO2Bでは、温度推定装置33Bの第1の推定部332Bにおいて、第1の内部抵抗値を第2の内部抵抗値で除算して第2の抵抗比を算出する。次いで、第1の記憶部33Bに予め記憶されたマップM4を参照することにより、第2の抵抗比から電池2の温度の推定を行う(ステップS03B)。当該推定結果は、データ表示部4に送出される(ステップS04)。
本実施形態における電池温度推定システム1Bにおいても、電池2の温度を推定する際、電池2の近傍に温度検出装置等を設ける必要がないため、電池温度推定システム1Bのコスト抑制を図ることができると共に、複数の当該電池2を備えた組電池21の小型化を図ることができる。
また、本実施形態では、SOH検出装置34において電池2のSOHを検出し、当該SOHに基づいて算出された第2の抵抗比から電池2の温度を推定する。このように、電池2の温度推定に際して当該電池2のSOHが加味されるため、より精度良く電池2の温度を推定することができる。
<<第3実施形態>>
図9は、本実施形態における電池温度推定システムが有するコントロールユニットの構成を説明するためのブロック図であり、図10は本実施形態における第1の記憶部が記憶しているマップである。本実施形態における電池温度推定システム1Cは、図9に示すように、コントロールユニット3Cの温度推定装置33Cが第1の記憶部331C及び選定部333を備えている点で、第2実施形態の電池温度推定システム1Bと異なる。それ以外については、第2実施形態と同様であるので、第2実施形態と相違する部分についてのみ説明し、第2実施形態と同一の部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図9は、本実施形態における電池温度推定システムが有するコントロールユニットの構成を説明するためのブロック図であり、図10は本実施形態における第1の記憶部が記憶しているマップである。本実施形態における電池温度推定システム1Cは、図9に示すように、コントロールユニット3Cの温度推定装置33Cが第1の記憶部331C及び選定部333を備えている点で、第2実施形態の電池温度推定システム1Bと異なる。それ以外については、第2実施形態と同様であるので、第2実施形態と相違する部分についてのみ説明し、第2実施形態と同一の部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
第1の記憶部331Cは、図10に示すように、複数の異なるSOHの条件下における電池2について、それぞれ予め作成された複数のマップM4(図10においてM4A〜M4C)から構成されるマップM5を記憶している。電池2の劣化が進行(SOHが低下)すると、電解液中におけるイオン濃度の低下に伴って電池温度の単位低下量当たりの内部抵抗上昇率は増大する。このため、このマップM5を構成するそれぞれのマップ4における直線は、SOHの低下(電池2の劣化の進行)に伴ってその傾きが急になる傾向を有している(図10において、K1<K2<K3)。なお、マップM5を構成するマップM4の数は特に限定されない。本実施形態における第1の記憶部331Cが本発明の第1の記憶手段の一例に相当する。
選定部333は、SOH検出装置34が検出した電池2のSOHに基づいて、第1の記憶部331Cが記憶するマップM5の中から、当該SOHに最も近い条件下で作成されたマップM4を選定する。
次に、本実施形態における電池温度推定システム1Cのコントロールユニット3Cが、電池2の温度を推定する際のフローについて説明する。図11は本実施形態において電池温度推定システムが電池の温度を推定する方法を説明するためのフローチャートである。
まず、第2実施形態と同様にして、電池2における第2の抵抗比の算出を行う(図11中のステップS0A〜S02B)。
次いで、ステップS02Cにおいて、第1の記憶部331Cが記憶するマップM5の中から、SOH検出装置34が検出した電池2のSOHと最も近い条件下において作成されたマップM4を選定する。
そして、ステップS03Bにおいて、選定部333で選定したマップM4を参照することにより、第2の抵抗比から電池2の温度の推定を行い、当該推定結果はデータ表示部4に送出される(ステップS04)。
本実施形態における電池温度推定システム1Cにおいても、電池2の温度を推定する際、電池2の近傍に温度検出装置等を設ける必要がないため、電池温度推定システム1Cのコスト抑制を図ることができると共に、複数の当該電池2を備えた組電池21の小型化を図ることができる。
また、本実施形態においても、電池2の温度推定に際して当該電池2のSOHが加味されるため、電池2の温度の推定精度を向上することができる。
また、本実施形態では、複数の異なるSOHの条件下における電池2についてそれぞれ予め作成したマップM4から構成されるマップM5を第1の記憶部331Cが記憶しており、電池2のSOHに応じて温度推定時に参照する最適なマップM4を選定部333が選定する。このため、電池2の温度の推定精度をさらに向上することができる。
<<第4実施形態>>
図12は、本実施形態における電池温度推定システムが有するコントロールユニットの構成を説明するためのブロック図である。本実施形態における電池温度推定システム1Dは、図12に示すように、コントロールユニット3Dが加重平均装置36を備えている点で、第3実施形態の電池温度推定システム1Cと異なる。それ以外については、第3実施形態と同様であるので、第3実施形態と相違する部分についてのみ説明し、第3実施形態と同一の部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図12は、本実施形態における電池温度推定システムが有するコントロールユニットの構成を説明するためのブロック図である。本実施形態における電池温度推定システム1Dは、図12に示すように、コントロールユニット3Dが加重平均装置36を備えている点で、第3実施形態の電池温度推定システム1Cと異なる。それ以外については、第3実施形態と同様であるので、第3実施形態と相違する部分についてのみ説明し、第3実施形態と同一の部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
加重平均装置36は、SOH検出装置34が検出したSOHを記憶する機能を有していると共に、下記(5)式に基づいてSOHの加重平均値SOHn,aveを演算する機能を有している。
SOHn,ave=((n−1)×SOHn−1,ave+SOHn)/n・・・(5)
なお、上記(5)式において、SOHn,aveは加重平均装置36が行う最新(n回目)の演算結果であり、SOHnはSOH検出装置34による最新の検出結果であり、SOHn−1,aveは加重平均装置36が演算して記憶した前回(n−1回)の演算結果である。
なお、上記(5)式において、SOHn,aveは加重平均装置36が行う最新(n回目)の演算結果であり、SOHnはSOH検出装置34による最新の検出結果であり、SOHn−1,aveは加重平均装置36が演算して記憶した前回(n−1回)の演算結果である。
同様にして、加重平均装置36に記憶された最新の演算結果が、次回(n+1回目)のSOHの加重平均値の演算に用いられる。加重平均装置36による演算結果は、温度推定装置33C及び内部抵抗推定装置35に送出される。本実施形態における加重平均装置36が本発明の加重平均手段の一例に相当する。
なお、特に図示しないが、電池温度推定システム1Dを搭載した車両とデータ通信可能なデータセンタを外部に設け、当該データセンタが加重平均装置36の機能を担うこととしてもよい。この場合には、当該車両において記憶すべきデータの量を軽減することができる。
次に、本実施形態における電池温度推定システム1Dのコントロールユニット3Dが、電池2の温度を推定する際のフローについて説明する。図13は本実施形態において電池温度推定システムが電池の温度を推定する方法を説明するためのフローチャートである。
本実施形態では、第2実施形態と同様にして、SOH検出装置34で電池2のSOHの検出を行う(ステップS0A、S0B)。
次いで、ステップS0B2として、加重平均装置36が、上記(5)式に基づいて、電池2の加重平均値SOHn,aveの演算を行う。その後、内部抵抗推定装置35の第2の推定部352が、マップM3を参照することにより加重平均値SOHn,aveからが第2の内部抵抗値の推定を行う(ステップS0C)。
次いで、ステップS01において第1の内部抵抗値を演算した後、第1の推定部332Bが第2の抵抗比の算出を行う(ステップS02B)。そして、選定部333がマップM5から選定したマップM4(ステップS02C)を参照することにより、第1の推定部332Bが電池2の温度を推定する(ステップS03B)。なお、この場合において選定部333は、第1の記憶部331Cが記憶するマップM5の中から、加重平均装置36が演算したSOHn,aveと最も近い条件下において作成されたマップM4を選定する。次いで、電池2の温度推定結果はデータ表示部4に送出される(ステップS04)。
本実施形態における電池温度推定システム1Dにおいても、電池2の温度を推定する際、電池2の近傍に温度検出装置等を設ける必要がないため、電池温度推定システム1のコスト抑制を図ることができると共に、組電池21の小型化を図ることができる。
また、本実施形態においても、第2の抵抗比の算出に際して電池2のSOHが加味されるため、電池2の温度の推定精度を向上することができる。
また、本実施形態においても、複数の異なるSOHの条件下における電池2についてそれぞれ予め作成したマップM4から構成されるマップM5を第1の記憶部331Cが記憶しており、電池2のSOHに応じて温度推定に用いる最適なマップM4を選定部333が選定する。このため、電池2の温度の推定精度をさらに向上することができる。
さらに、本実施形態では、SOH検出装置34が検出したSOHを、加重平均装置36が加重平均値SOHn,aveを算出し、当該算出結果に基づいて、内部抵抗推定装置35の第2の推定部352が第2の内部抵抗値を推定すると共に、温度推定装置の選定部333がマップM4の選定を行う。そして、当該選定結果に基づいて、第1の推定部332Bが電池2の温度の推定を行う。これにより、SOH検出装置34におけるSOHの検出データのバラツキを軽減することができるため、電池2の温度の推定精度をより一層向上することができる。
なお、以上に説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
以下に、本発明をさらに具体化した実施例により、本発明の効果を確認した。以下の実施例は、上述した実施形態における電池の温度の推定精度を確認するためのものである。
<実施例1>
実施例1では、第1実施形態において説明した電池温度推定システムを作製した。
実施例1では、第1実施形態において説明した電池温度推定システムを作製した。
具体的には、まず、ラミネート型リチウムイオン二次電池の外装をアルミ缶で覆い、これを電池2とした。そして、10個の当該電池2(単電池1〜10)を電気的に直列に接続すると共に、電流センサや内部抵抗や温度の測定機能を備えたバッテリコントローラを各電池に接続し、これを組電池21とした。
また、第1の抵抗比と電池2の温度との関係式(マップM1)は、下記(6)式を用いた。
Y=a1×X+b1・・・(6)
ただし、上記(6)式において、Yは第1の抵抗比であり、Xは電池2の温度[℃]である。また、定数a1及び定数b1は、電池2を構成する材料や電極板の積層数等に応じてそれぞれ適宜選択する値であり、本例ではa1=−0.076、b1=3.07とした。
Y=a1×X+b1・・・(6)
ただし、上記(6)式において、Yは第1の抵抗比であり、Xは電池2の温度[℃]である。また、定数a1及び定数b1は、電池2を構成する材料や電極板の積層数等に応じてそれぞれ適宜選択する値であり、本例ではa1=−0.076、b1=3.07とした。
以上に説明した実施例1のサンプルに対して、以下の2つの試験(試験1及び試験2)を行った。
[試験1]
1つ目の試験は、電池2の温度の推定精度確認試験である。具体的には、作製した組電池21を25℃、定電流方式(CC、電流:1C)により、電圧が4.2Vとなるまで充電を行い、その後1分休止した後、下記(7)式に従い、推定精度を算出した。
S=(TP−TR)/TR×100・・・(7)
ただし、上記(7)式において、Sは推定精度[%]であり、TPは電池温度推定システムによる電池2の温度の推定値であり、TRは温度検出器による電池2の温度の実測値である。
1つ目の試験は、電池2の温度の推定精度確認試験である。具体的には、作製した組電池21を25℃、定電流方式(CC、電流:1C)により、電圧が4.2Vとなるまで充電を行い、その後1分休止した後、下記(7)式に従い、推定精度を算出した。
S=(TP−TR)/TR×100・・・(7)
ただし、上記(7)式において、Sは推定精度[%]であり、TPは電池温度推定システムによる電池2の温度の推定値であり、TRは温度検出器による電池2の温度の実測値である。
[試験2]
また、2つ目の試験は、充放電サイクル後における電池2の温度の推定精度確認試験である。具体的には、作製した組電池21を、45℃、定電流方式(CC、電流:1C)により電圧が4.2Vとなるまで充電し、1分休止の後、45℃、定電流方式(CC、電流:1C)により電圧が2.5Vとなるまで放電し、これを1サイクルとする。そして、このサイクルを100サイクル繰り返した後、30℃、定電流方式(CC、電流:1C)により電圧が4.2Vとなるまで充電し、1分休止の後、上記(7)式に従い、推定精度を算出した。
また、2つ目の試験は、充放電サイクル後における電池2の温度の推定精度確認試験である。具体的には、作製した組電池21を、45℃、定電流方式(CC、電流:1C)により電圧が4.2Vとなるまで充電し、1分休止の後、45℃、定電流方式(CC、電流:1C)により電圧が2.5Vとなるまで放電し、これを1サイクルとする。そして、このサイクルを100サイクル繰り返した後、30℃、定電流方式(CC、電流:1C)により電圧が4.2Vとなるまで充電し、1分休止の後、上記(7)式に従い、推定精度を算出した。
<実施例2>
実施例2では、第2実施形態において説明した電池温度推定システムを作製した。電池2及び組電池21は、実施例1と同様に作製し、電池2のSOHと第2の内部抵抗値との関係式(マップM3)は下記(8)式を用いた。
Y=a2×X+b2・・・(8)
ただし、上記(8)式において、Yは電池2の第2の内部抵抗値であり、Xは電池2のSOHである。また、定数a2及び定数b2は、電池2を構成する材料や電極板の積層数等に応じてそれぞれ適宜選択する値であり、本例ではa2=−34.9、b2=45.6とした。
実施例2では、第2実施形態において説明した電池温度推定システムを作製した。電池2及び組電池21は、実施例1と同様に作製し、電池2のSOHと第2の内部抵抗値との関係式(マップM3)は下記(8)式を用いた。
Y=a2×X+b2・・・(8)
ただし、上記(8)式において、Yは電池2の第2の内部抵抗値であり、Xは電池2のSOHである。また、定数a2及び定数b2は、電池2を構成する材料や電極板の積層数等に応じてそれぞれ適宜選択する値であり、本例ではa2=−34.9、b2=45.6とした。
また、第2の抵抗比と電池2の温度との関係式(マップM4)は、上記(6)式を用いた。上記(6)式において、Yは第2の抵抗比、Xは電池2の温度[℃]であり、a1=−0.076、b1=3.07とした。
この電池温度推定システムについては、実施例1と同様の条件で、上記の試験1を行った。
<実施例3>
実施例3では、第3実施形態において説明した電池温度推定システムを作製した。電池2及び組電池21は、実施例1と同様に作製し、電池2のSOHと第2の内部抵抗値との関係式(マップM3)は実施例2と同様とした。
実施例3では、第3実施形態において説明した電池温度推定システムを作製した。電池2及び組電池21は、実施例1と同様に作製し、電池2のSOHと第2の内部抵抗値との関係式(マップM3)は実施例2と同様とした。
また、第2の抵抗比と電池2の温度との関係式(マップM4)は上記(6)式を用いた。上記(6)式において、Yは第2の抵抗比であり、Xは電池2の温度[℃]である。また、上記(6)式における定数a1及び定数b1は、電池2のSOHが91%以上である場合にはa1=−0.076、b1=3.07とし、電池2のSOHが87%以上91%未満である場合にはa1=−0.080、b1=3.09とし、電池2のSOHが87%未満である場合にはa1=−0.082、b1=3.24とした。
この電池温度推定システムについても、実施例1と同様の条件で、上記の試験2を行った。
<実施例4>
実施例4では、第4実施形態において説明した電池温度推定システムを作製した。電池2及び組電池21は、実施例1と同様に作製し、電池2のSOHと第2の内部抵抗値との関係式(マップM3)及び第2の抵抗比と電池2の温度との関係式(マップM4)は、実施例3と同様とした。
実施例4では、第4実施形態において説明した電池温度推定システムを作製した。電池2及び組電池21は、実施例1と同様に作製し、電池2のSOHと第2の内部抵抗値との関係式(マップM3)及び第2の抵抗比と電池2の温度との関係式(マップM4)は、実施例3と同様とした。
この電池温度推定システムについても、実施例1と同様の条件で、上記の試験2を行った。なお、本例では、充放電サイクルを1回(1サイクル)行う度に電池2のSOHの検出を行うと共に、上記(5)式に従う加重平均値SOHn,aveの演算を行った。
実施例1における試験1の結果を表1に示し、実施例1〜4における試験2の結果を表2に示す。
表1によると、実施例1の電池温度推定システムにおいて、各電池2における推定精度は±4%程度に収まっていることが分かった。
また、表2によると、充放電サイクル後における実施例1〜4の電池温度推定システムにおいて、各電池2における推定精度は、±9%程度、±5%程度、±3.5%程度、±3程度にそれぞれ収まっていることが分かった。
以上のように、実施例1の電池温度推定システムによれば、精度良く各電池2の温度を推定することができることが確認された。
また、充放電サイクル後において、実施例2の電池温度推定システムが実施例1の電池温度推定システムよりも電池2の温度の推定精度が向上していることが確認された。また、実施例2の電池温度推定システムよりも実施例3の電池温度推定システムが、電池2の温度の推定精度がより向上していることが確認された。さらに、実施例3の電池温度推定システムよりも実施例4の電池温度推定システムが、電池2の温度の推定精度が更により向上していることが確認された。
1、1B、1C、1D・・・電池温度推定システム
2・・・電池
3、3B、3C・・・コントロールユニット
31・・・電流・電圧測定装置
32・・・内部抵抗演算装置
33、33B、33C・・・温度推定装置
331、331B、331C・・・第1の記憶部
333・・・選定部
34・・・SOH検出装置
35・・・内部抵抗推定装置
351・・・第2の記憶部
36・・・加重平均装置
4・・・データ表示部
2・・・電池
3、3B、3C・・・コントロールユニット
31・・・電流・電圧測定装置
32・・・内部抵抗演算装置
33、33B、33C・・・温度推定装置
331、331B、331C・・・第1の記憶部
333・・・選定部
34・・・SOH検出装置
35・・・内部抵抗推定装置
351・・・第2の記憶部
36・・・加重平均装置
4・・・データ表示部
Claims (5)
- 電池の電流及び端子電圧に基づいて、前記電池の第1の内部抵抗値を演算する内部抵抗演算手段と、
前記第1の内部抵抗値と、基準温度における前記電池の初期内部抵抗値と、の比に基づいて、前記電池の温度を推定する温度推定手段と、を備えたことを特徴とする電池温度推定システム。 - 電池の電流及び端子電圧に基づいて、前記電池の第1の内部抵抗値を演算する内部抵抗演算手段と、
前記電池の劣化度を検出する劣化度検出手段と、
少なくとも前記劣化度に基づいて、前記電池の第2の内部抵抗値を推定する内部抵抗推定手段と、
前記第1の内部抵抗値と、前記第2の内部抵抗値と、の比に基づいて、前記電池の温度を推定する温度推定手段と、を備えたことを特徴とする電池温度推定システム。 - 請求項2に記載の電池温度推定システムであって、
前記温度推定手段は、前記比と前記温度との関係を規定する第1のマップを、前記劣化度に応じて予め複数記憶する第1の記憶手段を有しており、
前記温度推定手段は、前記劣化度検出手段が検出した前記劣化度に対応する前記第1のマップを参照して、前記温度を推定することを特徴とする電池温度推定システム。 - 請求項2又は3に記載の電池温度推定システムであって、
前記内部抵抗推定手段は、前記第2の内部抵抗値と前記劣化度との関係を規定する第2のマップを記憶する第2の記憶手段を有しており、
前記内部抵抗推定手段は、前記第2のマップを参照して、前記第2の内部抵抗値を推定することを特徴とする電池温度推定システム。 - 請求項2〜4の何れか1項に記載の電池温度推定システムであって、
最新の前記劣化度と、過去の前記劣化度と、の加重平均値を算出する加重平均手段をさらに備え、
前記内部抵抗推定手段は、前記荷重平均値に基づいて、前記第2の内部抵抗値を推定することを特徴とする電池温度推定システム。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2013
- 2013-12-19 JP JP2013261983A patent/JP2015118022A/ja active Pending
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