JP2015117657A - 可変静翼機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】耐久性に優れ、簡単な構造で低コストな軸流圧縮機の可変静翼機構を提供する。
【解決手段】軸流圧縮機2の静翼27の取付角度を調節する可変静翼機構であって、静翼27に連結されたアーム44と、アーム44の一端部44bに連結されて軸流圧縮機2のケーシング24の外周に位置する回転リング42と、回転リング42を回転させることにより、アーム44を介して静翼27を回動させる駆動機53と、ケーシング24に取り付けられた摩擦パッド67とを備え、回転リング42が摩擦パッド67に摩擦接触している。
【選択図】図5

Description

本発明は、ガスタービンエンジン、ターボ冷凍機などで用いられる軸流圧縮機の静翼の取付角度を調節する可変静翼機構に関する。
ガスタービンエンジンにおいて、気体を圧縮するために軸流圧縮機が用いられている。ガスタービンエンジンでは吸い込んだ空気を軸流圧縮機によって高圧に圧縮し、燃焼器へ導かれる。燃焼器で燃焼した高温高圧ガスはタービンで回転エネルギとして回収されたのちに排出される。ガスタービンの圧縮機は、エンジン起動中に旋回失速と呼ばれる不安定状態となる。このような不安定状態で、ガスタービンエンジンを長時間運転すると、エンジン始動渋滞となり、起動完了できない。
これを回避する方法として、圧縮機中間段での抽気や前方段の可変静翼機構を採用している。このうち、可変静翼機構は、1つないし2つのアクチェータによって静翼を支持するリングを駆動し、静翼の周方向に対する角度のばらつきを抑えようとするものがある(先行文献1,2)。
特開2013−96341号 特開2010−1821号
しかしながら、特許文献1,2に示される可変静翼機構の場合、静翼の取付角度を調節できるように静翼を支持するリングをローラによって移動可能に支持している。このため、構造が複雑となってコスト高であるうえ、経年劣化によるローラのへたりが発生しやすく、ローラの交換頻度が高くなる。
本発明の目的は、耐久性に優れ、簡単な構造で低コストな軸流圧縮機の可変静翼機構を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明に係る可変静翼機構は、軸流圧縮機の静翼の取付角度を調節する可変静翼機構であって、前記静翼に連結されたアームと、前記アームの一端部に連結されて前記軸流圧縮機のケーシングの外周に位置する回転リングと、前記回転リングを回転させることにより、前記アームを介して前記静翼を回動させる駆動機と、前記ケーシングに取り付けられた摩擦パッドとを備え、前記回転リングが前記摩擦パッドに摩擦接触する。
この構成によれば、駆動機によって回転リングが回転し、この回転リングの回転によりアームを介して静翼が回動し、静翼の取付角度が調節される。その際、前記回転リングがケーシングに取り付けた摩擦パッドに摩擦接触しているので、前記回転リングの過回転を阻止して静翼の取付角度を適正に調節できる。また、へたりやすいローラを使用せず、かつ摩擦係数の小さい摩擦パッドを使用しているので、耐久性に優れ、構造も簡単であるから、コストダウンも図れる。
本発明の可変静翼機構において、前記回転リングは横断面形状がU字形であり、径方向に対向する外側リング片と内側リング片との間に前記アームの一端部が挿入されており、前記両リング片を連結する連結片の径方向内端部に前記摩擦パッドに接触する接触片が形成された構成とすることができる。この構成によれば、簡単な構造で回転リングの過回転を効果的に阻止して静翼の取付角度を正確に調節できる。
本発明の可変静翼機構において、前記アームの一端部は前記回転リングに設けた球面座を介して前記回転リングに連結されていることが好ましい。この構成によれば、回転リングの回転によりアームが回動する際、アームの一端部が前記回転リングに設けた球面座を介して連結されているので、アームの回動が円滑になる。
本発明の可変静翼機構において、前記摩擦パッドと前記ケーシングとの間にシムが介挿されていることが好ましい。この構成によれば、厚みの異なるシムを使用することで摩擦パッドの高さ調整が容易に行える。
本発明の可変静翼機構において、前記摩擦パッドは締結部材により前記ケーシングに着脱自在に取り付けられており、前記回転リングにおける前記締結部材の径方向外方に対向する位置に、前記締結部材を操作する工具を挿通させる工具挿通孔が設けられていることが好ましい。この構成によれば、回転リングやアームを取り外すことなく、工具挿通孔から工具を挿入して摩擦パッドの締結部材を緩めることにより、摩擦パッドまたはシムを容易に交換できる。
本発明の可変静翼機構において、前記摩擦パッドは締結部材を緩めた状態で径方向と直交する方向に着脱自在に設定されていることが好ましい。この構成によれば、摩擦パッドを径方向と直交する方向から挿入または引き抜くことにより、ケーシングに対して容易かつ迅速に着脱できる。
本発明の可変静翼機構において、さらに、前記駆動機は単一の電動アクチュエータであり、前記ケーシングの上部に設置されていることが好ましい。この構成によれば、電動アクチュエータは一般に油圧シリンダよりも軽量で、しかもケーシングの上部に位置するので、狭い下部に位置する場合よりも、組付け・分解の作業性が良好となる。
本発明によれば、駆動機によって回転する回転リングがケーシングに取り付けた摩擦パッドに摩擦接触しているので、回転リングの過回転を阻止して静翼の取付角度を適正に調節できる。また、へたりやすいローラを使用せず、かつ摩擦係数の小さい摩擦パッドを使用しているので、耐久性に優れ、構造も簡単であるからコストダウンも図れる。
本発明の可変静翼機構を採用したガスタービンエンジンを示す一部を破断した概略側面図である。 軸流圧縮機の静翼の翼列を示す周方向断面図である。 図1の可変静翼機構の部分を拡大して詳細に示した縦断面図である。 図3のIV−IV線断面図である。 図3の要部である可変静翼機構の拡大図である。 同可変静翼機構の正面図である。 摩擦パッドの平面図である。 (a)はシムを示す平面図、(b)はシムの組付状態を示す平面図である。 ケーシングへの回転リングの取付状態を拡大して示す側面図である。 図9の平面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は可変静翼機構を採用したガスタービンエンジンを示す一部を破断した概略側面図を示す。同図において、ガスタービンエンジン1は、軸流圧縮機2で空気を圧縮して燃焼器3に導くとともに、都市ガスのようなガス燃料を、燃焼器3内に噴射して燃焼させ、その高温高圧の燃焼ガスのエネルギによりタービン4を駆動させる構成になっている。このタービン4は軸流圧縮機2を駆動するとともに、図示しない発電機を駆動する。
軸流圧縮機2は、回転軸22の外周面に配設された多数個の動翼23と、ケーシング24の内周面に複数段に配設された静翼27との組合せにより、吸気筒28から吸入した空気Aを圧縮して、その圧縮空気を環状に形成された車室29に送給する。
燃焼器3は、環状の車室29に、その周方向に沿って複数個(例えば6個)が等間隔で配設されており、車室29内で圧縮空気が、矢印aで示すように、先端側から流入してスワーラ33により旋回流とされたのちに燃焼器3内の燃焼領域に導かれるとともに、矢印bで示すように、燃焼器3の周壁の希釈孔(図示せず)から燃焼器3内に噴射され、この燃料が圧縮空気と混合されて燃焼し、その高温高圧の燃焼ガスGがタービン4に送られる。
軸流圧縮機2には流入空気量を調節する空気量調節機構41が設けられている。この空気量調節機構4は、図2に示すように、静翼27の流出角αを変更するよう、軸流圧縮機2の周方向断面における静翼27の取付角度θを調整することにより、軸流圧縮機2の流入空気量を調節するようになっている。ここで、上記の取付角度θは、静翼27の周方向線Hと翼弦L(前縁と後縁を結ぶライン)とがなす角度であり、この取付角度θを調整して流出角αが大きくなるように変更すると、空気の軸流速度が小さくなり、軸流圧縮機2への流入空気量が減少する。空気量調節機構41は、軸流圧縮機2の最前段から4番目までの4つの静翼27の取付角度を調整する。
つぎに、本発明の第1実施形態に係る空気量調節機構41について、要部の縦断面図である図3、および図3のIV−IV線断面図である図4を参照しながら説明する。図3に示すように、この実施形態では、軸流圧縮機2のケーシング24の周方向に沿って並んだ多数個の静翼27を1段として、4段の静翼27を連動してその取付角度θを調整するようになっている。横断面形状がU字形となった円環状の回転リング42が、各段の静翼27の配列位置に近接した位置において、ケーシング24の外部にその周方向に沿って回転自在に設けられている。静翼27は、その中心軸43の先端(図3の上端)にアーム44の基端部44aが嵌め込み固定されており、アーム44の先端部である一端部44bに前記回転リング42が連結されている。
各段の回転リング42は連動して回転されるようになっており、その機構について説明する。軸流圧縮機2の軸方向に沿ったシャフト49が、各回転リング42にまたがるように外側に位置して、その両端部をケーシング24に回転自在に支持されている。このシャフト49には4本の作動レバー50が各回転リング42に対向して固定されている。
図4に示すように、各作動レバー50の自由端と回転リング42とは、これらに両端部を回転自在に取り付けられたターンバックル51によりそれぞれ連結されている。また、シャフト49には、単一の駆動レバー52の基端部が固定されており、この駆動レバー52の自由端に、電動アクチュエータ30が連結されている。電動アクチュエータ30は、電動モータ53と、これに駆動されて進退するロッド54とを、円筒状のケース55内に収納したものである。ケース55がブラケット31を介してケーシング24の外面に支持され、ロッド54の先端部が駆動レバー52の自由端に回転自在に連結されている。
したがって、空気量調節機構41の駆動源である電動モータ53が作動して、例えばロッド54が図4のD1方向に進出すると、駆動レバー52が同図の矢印Q1方向に回動してシャフト49を回転させるので、このシャフト49に固定されている各作動レバー50が、同図の矢印Q2方向に回動して、ターンバックル51を介し、対応する回転リング42を押圧するようにして回転させる。それにより、図3に示す各回転リング42にそれぞれ連結されている各段の静翼27が互いに連動して回動し、所定の取付角度θ(図2)に調整される。
なお、ターンバックル51は、設置時にその長さを調整することにより、作動レバー50の角度を調整できるようになっている。また、一つの回転リング42に連結された1段分の静翼27は、その取付角度θが、すべて同一角度だけ調整される。この調整角度は、段ごとに異なり、例えば、後段側の静翼27ほど調整角度が小さくなるよう、作動レバー50、駆動レバー52のレバー比などが設定されている。
図5および図6により、図3の要部である可変静翼機構の詳細を説明する。図5に示すように、各静翼27に設けられた中心軸43の外周にコイルスプリングからなるばね体61とその受け座62が嵌め込まれ、その先端にアーム44の軸孔56が嵌め込まれ、ナットのような締結部材63により前記アーム44の基端部44aと中心軸43とが連結されている。この状態で、ケーシング24の外周面上の取付面24aに対するアーム44の傾斜がばね体61により抑制される。
横断面形状がU字形である回転リング42は、径方向(図5の上下方向)に対向する外側リング片42aおよび内側リング片42bと、これら両リング片42a,42bを連結する連結片42cとを有し、連結片42cの径方向内端部に接触片42dが下方に突出して形成されている。前記両リング片42a,42bの間にアーム44の一端部44bが挿入され、回転リング42に設けた球面座65を介して回転リング42に連結されている。球面座65は、径方向に中心線C1を有するボルトのような軸支持部材68により回転リング42に支持されている。
図6に示すように、ケーシング24の外周面に設けた台座35上に、ボルトのような締結部材66により摩擦パッド67が着脱自在に取り付けられている。摩擦パッド67は、例えばケーシング24の周方向に等間隔で8つ設けられ、その外面に回転リング42の接触片42dの下面である接触面が接触する。回転リング42がステンレス鋼であるのに対し、摩擦パッド67の表面材料は、例えば、黒鉛系の固体潤滑剤である。
図7は摩擦パッド67の平面図を示す。同図に示すように、この摩擦パッド67には、複数(例えば2つ)の平行な溝69が、摩擦パッド67の前側の一辺から中央部まで延びて形成されており、各溝69の奥部に、締結部材66の頭部を挿入させる凹所70が形成されている。締結部材66を溝69に挿通させ、図5のケーシング24のねじ孔72にねじ込むことにより、摩擦パッド67がケーシング24上に取り付けられている。前記溝69の存在により、締結部材66を緩めることで、摩擦パッド67を溝69と平行な方向A,B、つまりガスタービンエンジン1の径方向と直交する方向に移動させて、回転リング42の下側へ挿入および引き抜きが可能である。
図8(a)はシム73を示しており、同図の左側に示すように、摩擦パッド67とほぼ同形状となっており、複数(例えば2つ)の平行な溝74が形成されている。このシム73を、図7の摩擦パッド67の下側にA方向に差し込むことにより、図8(b)のようにセットされる。このシム73はその厚みを適宜変更することにより、摩擦パッド67の高さ、つまり摩擦パッド67の外面の径方向位置を任意に調整できる。前記A方向およびB方向はガスタービンエンジン1の軸方向に合致している。
図9および図10は、本発明の第2実施形態を示す正面図である。図9に示すように、ケーシング24における球面座65,65間の位置に、摩擦パッド73がボルトのような締結部材66によって取り付けられている。軸支持部材68の頭部の下側に、隣接する軸支持部材68と一緒に回り止めを行う回り止めプレート77が装着されている。
図10に示すように、回転リング42における、締結部材66に径方向外側で対向する位置に、周方向に長い長孔からなる工具挿通孔75が貫通して形成されている。この工具挿通孔75からドライバのような工具を差し込んで締結部材66の締め付けおよび弛緩を行う。摩擦パッド67が摩耗した場合の摩擦パッド67または/およびシム73の交換時には、工具挿通孔75から差し込んだ工具によって締結部材66を緩めて、摩擦パッド67やシム73を容易に交換できる。
上述のとおり、図4の可変静翼機構41は、電動モータ53の作動によって回転リング42が回転して、図3に示す静翼27取付角度が調節される際、図5に示す回転リング42の接触片42dが、ケーシング24に取り付けた摩擦パッド67に摩擦接触しながら回転するので、大きな摩擦抵抗によって回転リング42の過回転が阻止される。これにより、静翼27の取付角度を適正に調節できる。また、へたりやすいローラを使用せず、かつ摩擦係数の小さい摩擦パッドを使用しているので、耐久性に優れ、構造も簡単であるからコストダウンも図れる。
また、回転リング42は横断面形状がU字形であり、径方向に対向する外側および内側リング片42a,42bの間にアーム44の一端部44bが挿入されており、前記両リング片42a,42bを連結する連結片42cの径方向内端部に、摩擦パッド67に接触する接触片42dが形成されているので、簡単な構造で回転リング42の過回転を効果的に阻止して、静翼27の取付角度を正確に調節できる。
さらに、アーム44の一端部44bは回転リング42に設けた球面座65を介して前記回転リング42に連結されているので、回転リング42の回転によりアーム44が回動する際、アーム44は中心軸43の軸方向に対して若干傾斜するが、このような傾斜移動が円滑になされる。
摩擦パッド67とケーシング24との間にシム73を介挿しているので、厚みの異なるシム73を使用することで摩擦パッド67の高さ調整が容易に行える。特に、摩擦パッド67が摩耗した場合に、シム73を厚いものに交換することにより、摩擦パッド67の高さ、すなわち外面の位置を、適正な位置に戻すことができる。
図9に示す第2実施形態では、回転リング42における締結部材66の径方向外方に対向する位置に、締結部材66を操作する工具を挿通させる工具挿通孔75を設けているので、回転リング42やアーム44を取り外すことなく、工具挿通孔75からドライバのような工具を挿入して締結部材66を緩めることにより、摩擦パッド67またはシム73を容易に交換できる。
図7に示すように、摩擦パッド67およびシム73は、締結部材66(図6)を緩めた状態で径方向と直交する方向に着脱自在であるから、摩擦パッド67を径方向と直交する方向から挿入(A方向)または引き抜く(B方向)ことにより、ケーシング24に対して容易かつ迅速に着脱できる。
図4に示すように、静翼27の取付角度を調節する駆動機として単一の電動アクチュエータ30を用い、この電動アクチュエータ30をケーシング24の上部に設置している。電動アクチュエータ30は一般に油圧シリンダよりも軽量で、しかもケーシング24の上部に位置するので、床面との間隔が狭い下部に位置する場合よりも、電動アクチュエータ30のガスタービンエンジン1への組付け・分解の作業性が良好となる。
以上のとおり、図面を参照しながら好適な実施形態を説明したが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、種々の追加、変更または削除が可能である。
1…ガスタービンエンジン
2…軸流圧縮機
22…回転軸
23…動翼
24…ケーシング
27…静翼
30…電動アクチュエータ(駆動機)
41…可変静翼機構
42…回転リング
42a,42b…径方向に対向するリング片
42c…連結片
42d…接触片
43…中心軸
44…アーム
44a…一端部
53…電動モータ
65…球面座
66…締結部材
67…摩擦パッド
73…シム
75…工具挿通孔

Claims (7)

  1. 軸流圧縮機の静翼の取付角度を調節する可変静翼機構であって、
    前記静翼に連結されたアームと、
    前記アームの一端部に連結されて前記軸流圧縮機のケーシングの外周に位置する回転リングと、
    前記回転リングを回転させることにより、前記アームを介して前記静翼を回動させる駆動機と、
    前記ケーシングに取り付けられた摩擦パッドとを備え、
    前記回転リングが前記摩擦パッドに摩擦接触している可変静翼機構。
  2. 請求項1に記載の可変静翼機構において、前記回転リングは横断面形状がU字形であり、径方向に対向する外側リング片と内側リング片との間に前記アームの一端部が挿入されており、前記両リング片を連結する連結片の径方向内端部に前記摩擦パッドに接触する接触片が形成されている可変静翼機構。
  3. 請求項1または2に記載の可変静翼機構において、前記アームの一端部は前記回転リングに設けた球面座を介して前記回転リングに連結されている可変静翼機構。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の可変静翼機構において、前記摩擦パッドと前記ケーシングとの間にシムが介挿されている可変静翼機構。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の可変静翼機構において、前記摩擦パッドは締結部材により前記ケーシングに着脱自在に取り付けられており、前記回転リングにおける前記締結部材の径方向外方に対向する位置に、前記締結部材を操作する工具を挿通させる工具挿通孔が設けられている可変静翼機構。
  6. 請求項5に記載の可変静翼機構において、前記摩擦パッドは締結部材を緩めた状態で径方向と直交する方向に着脱自在に設定されている可変静翼機構。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の可変静翼機構において、前記駆動機は単一の電動アクチュエータである、前記ケーシングの上部に設置されている可変静翼機構。
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