JP2015117655A - 燃料噴射弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】油密室内が燃料蒸気圧以下に低下することを抑制する。
【解決手段】大径ピストンを、アクチュエータ4の伸縮に伴ってアクチュエータ4と一体的に作動する第1大径ピストン52と、一端側が第1大径ピストン52と当接可能で且つ他端側が油密室57に露出する第2大径ピストン53に分割する。そして、ピストンスプリング56のセット荷重等を適宜に設定することにより、アクチュエータ4の収縮時には、第2大径ピストン53を第1大径ピストン52よりも低速で移動させることができるため、油密室57内が燃料蒸気圧以下に低下することを抑制することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、燃料を内燃機関の燃焼室に噴射するための燃料噴射弁に関する。
従来、この種の燃料噴射弁として、例えば特許文献1に記載されたものがある。この特許文献1に記載された燃料噴射弁は、噴孔を開閉するノズルニードルを備え、制御室の燃料圧力によりノズルニードルが閉弁向きに付勢され、制御弁機構にて制御室の圧力を制御してノズルニードルの開閉弁作動を制御するようになっている。
また、ピエゾ素子積層体の伸縮変位を変位伝達機構で拡大して制御弁機構の弁体に伝達するようになっている。この変位伝達機構は、燃料が充填された油密室を形成するピストンシリンダと、ピエゾ素子積層体により駆動され、ピエゾ素子積層体の伸長時に油密室の圧力を上昇させる大径ピストンと、油密室の圧力を受けて作動する小径ピストンとを備えている。さらに、大径ピストンはスプリングによりピエゾ素子積層体側に付勢されており、ピエゾ素子積層体はそのスプリングにより予荷重が与えられている。
そして、この燃料噴射弁は、ピエゾ素子積層体が伸長すると大径ピストンが駆動されて油密室の圧力が上昇し、その圧力を受けて小径ピストンが駆動され、さらに小径ピストンにより制御弁機構の弁体が駆動され、制御室内の圧力が低下して内燃機関の燃焼室に燃料が噴射されるようになっている。
一方、ピエゾ素子積層体が収縮すると大径ピストンが駆動されて油密室の圧力が低下し、その圧力低下により小径ピストンおよび制御弁機構の弁体が元の位置に戻され、制御室内の圧力が上昇して燃料噴射が終了するようになっている。
特許第3827003号明細書
しかしながら、従来の燃料噴射弁は、大径ピストンが高応答なピエゾ素子積層体と一体的に移動するため、ピエゾ素子積層体の収縮時には油密室内が急速に減圧され、その結果、油密室内の燃料が減圧沸騰により一部気化する場合がある。
そして、油密室内の燃料が気化した場合、次の燃料噴射開始時に、すなわちピエゾ素子積層体の伸長時に、油密室内の燃料圧力の回復遅れが発生する。このため、小径ピストンおよび制御弁機構の弁体の作動遅れが発生し、ひいては燃料噴射が遅れるという問題が発生する。
また、一般に気泡が急速に崩壊する際には、強い衝撃波の発生を伴うことから、上記衝撃波を繰返し受けることにより油密室を構成する部材にエロージョン(壊食)が生じることもある。
本発明は上記点に鑑みて、油密室内が燃料蒸気圧以下に低下することを抑制することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、高圧燃料を内燃機関の燃焼室に噴射するための噴孔(211)を有するノズルボデー(21)と、ノズルボデー内で往復動して噴孔を開閉するノズルニードル(22)と、燃料が充填された油密室(57、88)を形成するピストンシリンダ(51、81)と、低圧の収容室(13)に配置されて伸縮する駆動手段(4)と、駆動手段により駆動され、駆動手段の伸長時に油密室の圧力を上昇させる大径ピストン(52、53、83、84)と、大径ピストンよりも小径で、油密室の圧力を受けて作動する小径ピストン(54、85)とを備え、小径ピストンの作動に応じてノズルニードルが作動して噴孔が開閉される燃料噴射弁において、大径ピストンは、駆動手段の伸縮に伴って駆動手段と一体的に作動する第1大径ピストン(52、83)と、一端側が第1大径ピストンと当接可能で且つ他端側が油密室に露出する第2大径ピストン(53、84)とからなり、さらに、第2大径ピストンを第1大径ピストンに向かって付勢するピストンスプリング(56、87)を備えることを特徴とする。
これによると、大径ピストンを第1大径ピストンと第2大径ピストンに分割しているため、駆動手段の収縮時には、第1大径ピストンと第2大径ピストンは離れて移動することができる。
そして、ピストンスプリングのセット荷重等を適宜に設定することにより、駆動手段の収縮時には、第2大径ピストンを第1大径ピストンよりも低速で移動させることができるため、油密室内が燃料蒸気圧以下に低下することを抑制することができる。
したがって、油密室内の燃料の減圧沸騰による燃料噴射遅れやエロージョンを防止することができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態に係る燃料噴射弁の構成を示す断面図である。 第1実施形態に係る燃料噴射弁の他の作動状態を示す断面図である。 第1実施形態に係る燃料噴射弁のさらに他の作動状態を示す断面図である。 第1実施形態に係る燃料噴射弁および従来の燃料噴射弁の作動特性を比較するためのタイムチャートである。 本発明の第2実施形態に係る燃料噴射弁の構成を示す断面図である。 図5の燃料噴射弁の要部の拡大断面図である。 本発明の第2実施形態に係る燃料噴射弁の他の作動状態を示す断面図である。 図7の燃料噴射弁の要部の拡大断面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。
図1に示す本実施形態の燃料噴射弁は、コモンレール(図示せず)から供給される高圧燃料を、圧縮着火式内燃機関(以下、内燃機関という。図示せず)の燃焼室に噴射するものである。
燃料噴射弁は、インジェクタボデー1、ノズル2、制御弁機構3、アクチュエータ4、変位伝達機構5、リテーニングナット6を、主要構成要素として備えている。
略有底円筒状のインジェクタボデー1には、コモンレールから供給される高圧燃料が流通する高圧燃料通路11、図示しない燃料タンクに接続されて常に低圧になっている低圧燃料通路12、アクチュエータ4および変位伝達機構5が収納される収納室13、および低圧燃料通路12と収納室13とを連通させる低圧連通孔14が形成されている。なお、低圧燃料通路12および収納室13は、本発明の低圧部に相当する。
ノズル2は、略有底円筒状のノズルボデー21、ノズルボデー21に摺動自在に挿入された略円柱状のノズルニードル22、ノズルニードル22を閉弁向きに付勢するノズルスプリング23、およびノズルシリンダ24を備えている。
ノズルボデー21には、高圧燃料を内燃機関の燃焼室に噴出させる噴孔211が形成され、ノズルニードル22の先端部(すなわち、噴孔側端部)がノズルボデー21に接離することにより噴孔211が開閉されるようになっている。
ノズルボデー21内には、コモンレールから高圧燃料が常時供給される燃料溜まり室25が形成され、コモンレールからの高圧燃料は燃料溜まり室25を介して噴孔211に向かって流れるようになっている。
円筒状のノズルシリンダ24は、ノズルスプリング23によって後述する第2中間ボデー32に押し付けられ、ノズルニードル22の後端部(すなわち、反噴孔側端部)がノズルシリンダ24に挿入されている。
このノズルシリンダ24内には、内部の燃料圧力が高圧と低圧に切り替えられる制御室26が形成されている。そして、ノズルニードル22は、制御室26内の燃料圧力により閉弁向きに付勢されるとともに、燃料溜まり室25の燃料圧力により開弁向きに付勢される。
制御室26の圧力を制御する制御弁機構3は、インジェクタボデー1とノズル2との間に配置されている。そして、インジェクタボデー1とリテーニングナット6とを螺合させることにより、燃料噴射弁の構成要素が一体化されている。
制御弁機構3は、第1中間ボデー31、第2中間ボデー32、弁体33、弁体スプリング34、およびロッド35を備えている。
第1中間ボデー31と第2中間ボデー32は積層され、第1中間ボデー31がインジェクタボデー1と当接し、第2中間ボデー32がノズルボデー21と当接している。
第1中間ボデー31および第2中間ボデー32には、インジェクタボデー1の高圧燃料通路11とノズルボデー21内の燃料溜まり室25とを連通させる高圧燃料通路311、321が形成されている。
第1中間ボデー31における第2中間ボデー32側には、凹形状の弁室312が形成されている。第1中間ボデー31には、収納室13と弁室312とを連通させ、且つロッド35が摺動自在に挿入されたロッド挿入孔313が形成されている。第1中間ボデー31には、ロッド挿入孔313における弁室312側の開口部周囲に、テーパ状の低圧シート面314が形成されている。第1中間ボデー31には、低圧燃料通路12とロッド挿入孔313とを連通させる排出通路315が形成されている。
第2中間ボデー32には、制御室26と弁室312とを常時連通させる連絡通路322が形成されている。第2中間ボデー32には、燃料溜まり室25と弁室312とを連通させる高圧供給通路323が形成されている。第2中間ボデー32には、高圧供給通路323における弁室312側の開口部周囲に、高圧シート面324が形成されている。
弁体33は、弁室312に配置され、低圧シート面314と接離して制御室26と排出通路315との間を開閉するとともに、高圧シート面324と接離して制御室26と高圧供給通路323との間を開閉するようになっている。
弁体スプリング34は、制御室26に配置され、弁体33を低圧シート面314に向かって付勢している。
駆動手段としてのアクチュエータ4は、ピエゾ素子が多数積層されて電荷の充放電により伸縮する円柱状のピエゾ素子積層体にて構成されている。
変位伝達機構5は、ピストンシリンダ51、第1大径ピストン52、第2大径ピストン53、小径ピストン54、ピエゾスプリング55、およびピストンスプリング56を備えている。
円筒状のピストンシリンダ51内には、円柱状空間の大径シリンダ孔511と、大径シリンダ511よりも小径の円柱状空間である小径シリンダ孔512が形成されている。また、大径シリンダ孔511および小径シリンダ孔512の空間のうち、第2大径ピストン53と小径ピストン54との間は、燃料が充填された油密室57になっている。
段付き円柱状の第1大径ピストン52は、ピストン部521と鍔部522とを備えている。ピストン部521の一端側は、大径シリンダ孔511に摺動自在に挿入され、鍔部522は、収納室13に露出している。
そして、鍔部522とピストンシリンダ51との間に配置されたピエゾスプリング55により、第1大径ピストン52はアクチュエータ4に向かって付勢されている。これにより、アクチュエータ4に予荷重が与えられるとともに、アクチュエータ4の伸縮に伴って第1大径ピストン52がアクチュエータ4と一体的に作動するようになっている。
円柱状の第2大径ピストン53は、大径シリンダ孔511に摺動自在に挿入され、一端側が第1大径ピストン52と当接可能で、且つ他端側の端面が油密室57に露出している。そして、油密室57に配置されたピストンスプリング56により、第2大径ピストン53は第1大径ピストン52に向かって付勢されている。
円柱状で且つ第2大径ピストン53よりも小径の小径ピストン54は、小径シリンダ孔512に摺動自在に挿入され、一端側の端面が油密室57に露出し、ピストンスプリング56によりロッド35に向かって付勢されている。そして、ロッド35は小径ピストン54と弁体33との間に配置されており、小径ピストン54の変位がロッド35を介して弁体33に伝達されるようになっている。
次に、上記燃料噴射弁の作動を説明する。まず、図1に示すニードル閉弁状態のときに、アクチュエータ4に電荷が充電されると、アクチュエータ4が伸長する。それに伴い、第1大径ピストン52および第2大径ピストン53がアクチュエータ4から遠ざかる向きに駆動され、第2大径ピストン53により油密室57の圧力が高められる。
また、高圧化された油密室57の圧力により、小径ピストン54がアクチュエータ4から遠ざかる向きに駆動され、さらにロッド35を介して弁体33がアクチュエータ4から遠ざかる向きに駆動される。このように、本実施形態の燃料噴射弁は、アクチュエータ4の伸長に伴う第2大径ピストン53の移動向きと小径ピストン54の移動向きが一致している。
そして、図2に示すように、弁体33の移動により、弁体33が低圧シート面314から離れて制御室26と排出通路315との間が開かれるとともに、弁体33が高圧シート面324に当接して制御室26と高圧供給通路323との間が閉じられる。
したがって、制御室26の高圧の燃料は、連絡通路322、弁室312、排出通路315、および低圧燃料通路12を介して、燃料タンク側に逃がされる。
その結果、制御室26の圧力が低下してノズルニードル22を閉弁向きに付勢する力が小さくなるため、ノズルニードル22が開弁向きに移動し、噴孔211から燃料が噴射される。
このとき、アクチュエータ4の長さの変化量は、第2大径ピストン53と小径ピストン54の受圧面積比分拡大されて、弁体33に伝達される。
一方、図2に示すニードル開弁状態のときに、アクチュエータ4の電荷を放電させると、アクチュエータ4が収縮する。それに伴い、ピエゾスプリング55に付勢される第1大径ピストン52は、アクチュエータ4に追従して、アクチュエータ4側に向かって移動する。
また、第2大径ピストン53もピストンスプリング56に付勢されてアクチュエータ4側に向かって移動し、油密室57の圧力が低下する。したがって、小径ピストン54、ロッド35、および弁体33は、弁体スプリング34の付勢力により、アクチュエータ4側に向かって駆動される。このように、本実施形態の燃料噴射弁は、アクチュエータ4の収縮に伴う第2大径ピストン53の移動向きと小径ピストン54の移動向きが一致している。
弁体33の移動により、弁体33が低圧シート面314に当接して制御室26と排出通路315との間が閉じられるとともに、弁体33が高圧シート面324から離れて制御室26と高圧供給通路323との間が開かれる。
したがって、燃料溜まり室25の高圧の燃料が、高圧供給通路323、弁室312、および連絡通路322を介して、制御室26に導入される。
その結果、制御室26の圧力が上昇してノズルニードル22を閉弁向きに付勢する力が大きくなるため、ノズルニードル22が閉弁向きに移動し、噴孔211が閉じられて燃料噴射が終了する。
ところで、アクチュエータ4の収縮に伴って第2大径ピストン53がアクチュエータ4側に向かって移動する際、油密室57の圧力が低下するため、第2大径ピストン53をアクチュエータ4側に向かって付勢する力が小さくなる。その結果、図3に示すように、第2大径ピストン53は、第1大径ピストン52から離れて、第1大径ピストン52よりも低速で移動する。これにより、油密室57の急速な減圧が防止され、油密室57の燃料の減圧沸騰が防止される。
ここで、ピストンスプリング56のセット荷重をFs、油密室57の燃料圧力をPin、収容室13の燃料圧力をPl、燃料の蒸気圧をPv、第2大径ピストン53の受圧面積をSとする。
そして、アクチュエータ4が収縮する際(すなわち、図3に示すように、第2大径ピストン53が第1大径ピストン52から離れている状態)の第2大径ピストン53にかかる力の釣り合いは、Fs+Pin・S=Pl・S…(式1)である。
式1より、アクチュエータ4が収縮する際のPinは、Pin=Pl−Fs/S…(式2)である。また、油密室57の燃料の減圧沸騰が生じない条件は、Pin>Pv…(式3)である。式2、式3より、Pin=Pl−Fs/S>Pv…(式4)である。
式4より、Fs<S・(Pl−Pv)…(式5)が得られ、式5の条件を満足するようにピストンスプリング56のセット荷重Fsを設定することにより、油密室57の燃料の減圧沸騰を防止することができる。
次に、本実施形態の燃料噴射弁および従来の燃料噴射弁の作動特性の違いを、図4に基づいて説明する。
なお、この図4では、パイロット噴射とメイン噴射を行う噴射パターンでの作動特性を示している((a)指令値を参照)。また、図4において、実線は本実施形態に係る燃料噴射弁の特性線であり、一点鎖線は従来の燃料噴射弁の特性線である。さらに、図4において、Plは収容室13の燃料圧力、Pvは燃料の蒸気圧である。
まず、従来の燃料噴射弁は、パイロット噴射指令が終了した後に大径ピストンが高速で移動し((b)大径ピストン変位を参照)、油密室内が急速に減圧されて油密室内の燃料圧力は燃料の蒸気圧Pvまで低下し((c)油密室圧を参照)、油密室内の燃料が減圧沸騰により一部気化する。
そして、油密室内の燃料気化の影響により、メイン噴射の際、大径ピストンの移動開始直後に油密室内の燃料圧力の回復遅れが発生するため、小径ピストンおよび制御弁の弁体の作動遅れが発生し、ひいては燃料噴射が遅れる。
一方、本実施形態の燃料噴射弁は、パイロット噴射指令が終了した後に、第2大径ピストン53は第1大径ピストン52よりも低速で移動するため((b)大径ピストン変位を参照)、油密室57の圧力は緩やかに低下し、燃料の蒸気圧Pvまで低下せず((c)油密室圧を参照)、油密室57の燃料の減圧沸騰は発生しない。
そして、油密室57の燃料の減圧沸騰は発生しないため、メイン噴射の際、第1大径ピストン52および第2大径ピストン53の移動開始直後に油密室57内の燃料圧力はすぐに上昇し((c)油密室圧を参照)、小径ピストン54および弁体33の作動遅れが発生しない((d)弁体変位を参照)。したがって、本実施形態の燃料噴射弁は、従来の燃料噴射弁よりも、噴射開始が早くなる((e)ノズルニードルリフト、および(f)噴射率を参照)。
以上述べたように、本実施形態では、アクチュエータ4の収縮時には、第2大径ピストン53を第1大径ピストン52よりも低速で移動させることができるため、油密室57内が燃料蒸気圧以下に低下することを抑制することができる。したがって、油密室57内の燃料の減圧沸騰による燃料噴射遅れやエロージョンを防止することができる。
なお、本実施形態において、制御弁機構3を廃止し、小径ピストン54をノズルニードル22に当接させる構成とし、アクチュエータ4の伸長に伴って小径ピストン54によりノズルニードル22を閉弁向きに移動させ、アクチュエータ4の収縮に伴う小径ピストン54の移動にノズルニードル22を追従させてノズルニードル22を開弁向きに移動させるようにしてもよい。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。
第1実施形態では、アクチュエータ4の伸縮に伴う第2大径ピストン53の移動向きと小径ピストン54の移動向きが一致し、且つアクチュエータ4の伸長により弁体33が押されるようにしたが、本実施形態は、アクチュエータ4の伸縮に伴う第2大径ピストンの移動向きと小径ピストンの移動向きが逆向きとなり、且つアクチュエータの伸長により弁体が引かれるようにしたものである。
なお、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図5〜図8に示すように、インジェクタボデー1は、低圧連通孔14が廃止され、低圧燃料通路12と収納室13が直接的に連通されている。
制御弁機構7は、中間ボデー71、弁体72、制御プレート73、およびプレートスプリング74を備えている。
円板状の中間ボデー71は、インジェクタボデー1とノズルボデー21に挟持されている。そして、中間ボデー71におけるノズルボデー21側の端面に、ノズルスプリング23によってノズルシリンダ24が押し付けられている。
また、中間ボデー71には、インジェクタボデー1の高圧燃料通路11とノズルボデー21内の燃料溜まり室25とを連通させる高圧燃料通路711、高圧燃料通路711と制御室26とを連通させる高圧供給通路712、および収納室13と制御室26とを連通させる排出通路713が形成されている。
制御室26内には、円板状の制御プレート73、および制御プレート73を中間ボデー71側に向かって付勢するプレートスプリング74が配置されている。
ノズルシリンダ24には、制御室26を区画する内壁面にストッパ面241が形成されている。そして、制御プレート73は、このストッパ面241と中間ボデー71との間で往復変位するようになっている。
なお、制御プレート73がストッパ面241に当接した状態では、制御プレート73により制御室26は2つの空間に分離される。具体的には、中間ボデー71側の空間である中間ボデー側制御室26aと、ノズルニードル2側の空間であるニードル側制御室26bとに分離される。以下、必要に応じて、制御室26と、中間ボデー側制御室26aと、ニードル側制御室26bを、使い分ける。
制御プレート73の径方向中心部には、制御プレート73の軸方向に貫通する連通孔731が形成されている。
そして、制御プレート73が中間ボデー71に当接することにより、高圧供給通路712が閉塞されて、高圧燃料通路711と制御室26との連通が遮断されるようになっている。また、制御プレート73が中間ボデー71に当接した状態のとき、連通孔731と排出通路713は連通している。
弁体72は、収納室13内に配置され、中間ボデー71と接離して収納室13と排出通路713との間を開閉するようになっている。
変位伝達機構8は、第1ピストンシリンダ81、第2ピストンシリンダ82、第1大径ピストン83、第2大径ピストン84、小径ピストン85、ピエゾスプリング86、およびピストンスプリング87を備えている。
円筒状の第1ピストンシリンダ81内には、円柱状空間の大径シリンダ孔811が形成されている。
この大径シリンダ孔811の空間のうち、第2ピストンシリンダ82と第2大径ピストン84との間で、且つ小径ピストン85の外周側の空間は、燃料が充填された油密室88になっている。
円筒状の第2ピストンシリンダ82内には、大径シリンダ孔811よりも小径の円柱状空間である小径シリンダ孔821が形成されている。
そして、ピエゾスプリング86により、第1ピストンシリンダ81が第2ピストンシリンダ82に向かって付勢され、第1ピストンシリンダ81の端面が第2ピストンシリンダ82の端面に押し付けられている。
段付き円柱状の第1大径ピストン83は、大径ピストン部831と鍔部832とを備え、収納室13内に配置されている。そして、鍔部832と第1ピストンシリンダ81との間に配置されたピエゾスプリング86により、第1大径ピストン83はアクチュエータ4に向かって付勢されている。これにより、アクチュエータ4に予荷重が与えられるとともに、アクチュエータ4の伸縮に伴って第1大径ピストン83がアクチュエータ4と一体的に作動するようになっている。
有底円筒状の第2大径ピストン84は、大径シリンダ孔811に摺動自在に挿入され、ピストンスプリング87により第1大径ピストン83に向かって付勢され、第1大径ピストン83と当接可能になっている。
第2大径ピストン84内には、円柱状空間の大径ピストン孔841が形成されている。この大径ピストン孔841の一部は、小径ピストン85が摺動する摺動部になっており、大径ピストン孔841の残部は、ピストンスプリング87が配置されたスプリング室842になっている。このスプリング室842は、第2大径ピストン84に形成された連通孔843により、収納室13に連通されている。また、第2大径ピストン84における開口部側端面844は、油密室88に露出している。
段付き円柱状の小径ピストン85は、大径ピストン孔841に摺動自在に挿入された第1小径ピストン部851と、第1小径ピストン部851よりも小径で、小径シリンダ孔821に摺動自在に挿入された第2小径ピストン部852とを備えている。
第1小径ピストン部851と第2小径ピストン部852との境界部である段差面853は、油密室88に露出している。
第2小径ピストン部852の先端側は、小径シリンダ孔821から突出して収納室13内に位置している。そして、第2小径ピストン部852の先端部には、弁体72が装着されている。
小径ピストン85は、ピストンスプリング87により中間ボデー71に向かって付勢されている。
次に、上記燃料噴射弁の作動を説明する。まず、図5、図6に示すニードル閉弁状態のときに、アクチュエータ4に電荷が充電されると、アクチュエータ4が伸長する。それに伴い、第1大径ピストン83および第2大径ピストン84がアクチュエータ4から遠ざかる向きに駆動され、第2大径ピストン84により油密室88の圧力が高められる。
また、高圧化された油密室88の圧力が、小径ピストン85の段差面853に作用し、小径ピストン85および弁体72がアクチュエータ4側に向かって駆動される。このように、本実施形態の燃料噴射弁は、アクチュエータ4の伸長に伴う第2大径ピストン84の移動向きと小径ピストン85の移動向きが逆向きとなり、且つアクチュエータ4の伸長に伴い小径ピストン85により弁体72が引かれるようになっている。
そして、弁体72の移動により、弁体72が中間ボデー71から離れて排出通路713が開かれると、排出通路713の燃料が収納室13に流出して排出通路713および中間ボデー側制御室26aの圧力が下がる。これにより、中間ボデー側制御室26aの圧力にて制御プレート73がノズルニードル2側に向かって付勢される力よりも、ニードル側制御室26bの圧力にて制御プレート73が中間ボデー71側に向かって付勢される力の方が大きくなるため、制御プレート73が中間ボデー71側に向かって移動する。
そして、図7、図8に示すように、制御プレート73が中間ボデー71に当接し、制御プレート73により高圧供給通路712が閉塞されて、高圧燃料通路11と制御室26との連通が遮断される。また、制御室26の燃料が、連通孔731および排出通路713を介して収納室13に流出し、制御室26の圧力が下がる。これにより、ノズルニードル22を閉弁向きに付勢する力が小さくなるため、ノズルニードル22が開弁向きに移動し、噴孔211から燃料が噴射される。
このとき、アクチュエータ4の長さの変化量は、第2大径ピストン84の開口部側端面844と小径ピストン85の段差面853の受圧面積比分拡大されて、小径ピストン85および弁体72に伝達される。
一方、図7、図8に示すニードル開弁状態のときに、アクチュエータ4の電荷を放電させると、アクチュエータ4が収縮する。それに伴い、ピエゾスプリング86に付勢される第1大径ピストン83は、アクチュエータ4に追従して、アクチュエータ4側に向かって移動する。
また、第2大径ピストン84もピストンスプリング87に付勢されてアクチュエータ4側に向かって移動し、油密室88の圧力が低下する。したがって、小径ピストン85および弁体72は、ピストンスプリング87の付勢力により、中間ボデー71側に向かって移動する。このように、本実施形態の燃料噴射弁は、アクチュエータ4の収縮に伴う第2大径ピストン84の移動向きと小径ピストン85の移動向きが逆向きとなる。
この弁体72の移動により、弁体72が中間ボデー71に当接して排出通路713が閉じられると、排出通路713の燃料の流出が止まり、排出通路713と制御室26が同圧になる。これにより、制御室26の圧力にて制御プレート73が中間ボデー71側に向かって付勢される力よりも、排出通路713および高圧供給通路712の圧力にて制御プレート73がノズルニードル2側に向かって付勢される力の方が大きくなるため、制御プレート73がノズルニードル2側に向かって移動する。
そして、制御プレート73がストッパ面241に当接し、高圧供給通路712から中間ボデー側制御室26aに流入した高圧燃料は、連通孔731を介してニードル側制御室26bに流入する。
このように、ニードル側制御室26bに高圧燃料が流入することにより、ノズルニードル2が閉弁向きに移動し、噴孔211が閉じられて燃料噴射が終了する。
ところで、アクチュエータ4の収縮に伴って第2大径ピストン84がアクチュエータ4側に向かって移動する際、油密室88の圧力が低下するため、第2大径ピストン84をアクチュエータ4側に向かって付勢する力が小さくなる。その結果、第2大径ピストン84は、第1大径ピストン83から離れて、第1大径ピストン83よりも低速で移動する。これにより、油密室88の急速な減圧が防止され、油密室88の燃料の減圧沸騰が防止される。
したがって、本実施形態によると、油密室88内の燃料の減圧沸騰による燃料噴射遅れやエロージョンを防止することができる。
なお、本実施形態において、制御弁機構7を廃止し、小径ピストン85とノズルニードル22が連結された構成とし、アクチュエータ4の伸長に伴う小径ピストン85の移動によりノズルニードル22を開弁向きに移動させ、アクチュエータ4の収縮に伴う小径ピストン85の移動にノズルニードル22を追従させてノズルニードル22を閉弁向きに移動させるようにしてもよい。
(他の実施形態)
上記各実施形態では、アクチュエータ4としてピエゾ素子を用いたが、アクチュエータ4として磁歪素子を用いてもよい。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。
また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。
また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。
また、上記各実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されるものではない。
4 アクチュエータ(駆動手段)
13 収容室
21 ノズルボデー
22 ノズルニードル
51 ピストンシリンダ
52 第1大径ピストン
53 第2大径ピストン
54 小径ピストン
56 ピストンスプリング
57 油密室
81 ピストンシリンダ
83 第1大径ピストン
84 第2大径ピストン
85 小径ピストン
87 ピストンスプリング
88 油密室
211 噴孔

Claims (7)

  1. 高圧燃料を内燃機関の燃焼室に噴射するための噴孔(211)を有するノズルボデー(21)と、
    前記ノズルボデー内で往復動して前記噴孔を開閉するノズルニードル(22)と、
    燃料が充填された油密室(57、88)を形成するピストンシリンダ(51、81)と、
    低圧の収容室(13)に配置されて伸縮する駆動手段(4)と、
    前記駆動手段により駆動され、前記駆動手段の伸長時に前記油密室の圧力を上昇させる大径ピストン(52、53、83、84)と、
    前記大径ピストンよりも小径で、前記油密室の圧力を受けて作動する小径ピストン(54、85)とを備え、
    前記小径ピストンの作動に応じて前記ノズルニードルが作動して前記噴孔が開閉される燃料噴射弁において、
    前記大径ピストンは、前記駆動手段の伸縮に伴って前記駆動手段と一体的に作動する第1大径ピストン(52、83)と、一端側が前記第1大径ピストンと当接可能で且つ他端側が前記油密室に露出する第2大径ピストン(53、84)とからなり、
    さらに、前記第2大径ピストンを前記第1大径ピストンに向かって付勢するピストンスプリング(56、87)を備えることを特徴とする燃料噴射弁。
  2. 前記駆動手段の伸縮に伴う前記第2大径ピストン(53)の移動向きと前記小径ピストン(54)の移動向きが一致していることを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射弁。
  3. 前記ノズルニードルの一端側が挿入され、前記ノズルニードルに閉弁向きの燃料圧力を作用させる制御室(26)を有するノズルシリンダ(24)と、
    前記制御室と常時連通される弁室(312)、前記弁室の燃料を低圧部(12、13)に排出させる排出通路(315)、および前記弁室に高圧燃料を供給する高圧供給通路(323)を有する中間ボデー(31、32)と、
    前記弁室に配置され、前記小径ピストンに連動して前記排出通路および前記高圧供給通路を開閉する弁体(33)とを備えることを特徴とする請求項2に記載の燃料噴射弁。
  4. 前記ピストンスプリング(56)のセット荷重をFs、前記収容室の燃料圧力をPl、燃料の蒸気圧をPv、および前記第2大径ピストン(53)の受圧面積をSとしたとき、Fs<S・(Pl−Pv)であることを特徴とする請求項3に記載の燃料噴射弁。
  5. 前記駆動手段の伸縮に伴う前記第2大径ピストン(84)の移動向きと前記小径ピストン(85)の移動向きが逆向きであることを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射弁。
  6. 前記ノズルニードルの一端側が挿入され、前記ノズルニードルに閉弁向きの燃料圧力を作用させる制御室(26)を有するノズルシリンダ(24)と、
    前記制御室の燃料を低圧部(12、13)に排出させる排出通路(713)を有する中間ボデー(71)と、
    前記収容室に配置され、前記小径ピストンに連動して前記排出通路を開閉する弁体(72)とを備えることを特徴とする請求項5に記載の燃料噴射弁。
  7. 前記駆動手段は、電荷の充放電により伸縮するピエゾ素子積層体であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の燃料噴射弁。
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