JP2015115995A - 電源供給回路、表示装置 - Google Patents

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Koji Kanzawa
功治 神澤
裕高 百枝
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Abstract

【課題】消費電力を大きくすることができない部位においても、過電流からの保護を行うことができる電源供給回路を提供することを目的とする。【解決手段】トランスの2次側と前記供給ラインとの間には、前記供給ラインに流れる電流が過電流状態になった場合、前記供給ラインに接続された回路を保護する保護回路が接続されている。また、前記保護回路は、前記供給ラインに接続された検出抵抗と、前記検出抵抗と順方向で並列に接続されたダイオードと、前記検出抵抗の出力側に接続され、前記検出抵抗に流れる電流値が閾値以上である場合、前記供給ラインに接続された回路を過電流から保護するスイッチ回路と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、過電流に対する保護機能を備えた電源供給回路、およびこの電源供給回路を備える表示装置に関する。
従来、電子機器には、電子機器内の回路へ電力を供給する電源供給回路が備えられている。このような電源供給回路では、後段の回路へ過電流を流さないようにするため、保護回路が組み込まれている(例えば、特許文献1−3参照)。
また、保護回路が過電流を検出する方法として、検出部位の電圧変化を利用して、過電流検出を行うものが一般的である。即ち、過電流が生じていない通常状態での電圧値と、過電流によって電圧降下が生じた場合の電圧値との差を検出し、過電流検出を行う。
特開2000−175345号公報 特開平05−095674号公報 特開2002−305840号公報
しかし、検出部位の消費電力を大きく出来ない製品では、電圧変化をもとに過電流を検出する手法が適用できない場合があった。即ち、電圧変化の検出が可能となるまで過電流を流す必要があるため、検出する部位の消費電力を大きくさせてしまい、製品に発熱等の問題を生じる場合があった。また、電圧変化が少ない状態で、従来の保護回路を機能させると、回路が誤操作を生じさせる場合もある。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、消費電力を大きくすることができない部位においても、過電流からの保護を行うことができる電源供給回路を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様では、トランスと、前記トランスの2次側に接続され電力を供給する供給ラインとを有する電源供給回路であって、前記トランスの2次側と前記供給ラインとの間には、前記供給ラインに流れる電流が過電流状態になった場合、前記供給ラインに接続された回路を保護する保護回路が接続されており、前記保護回路は、前記供給ラインに接続された検出抵抗と、前記検出抵抗と順方向で並列に接続されたダイオードと、前記検出抵抗の出力側に接続され、前記検出抵抗に流れる電流値が閾値以上である場合、前記供給ラインに接続された回路を過電流から保護するスイッチ回路と、を有する。
上記のように構成された発明では、保護回路の供給ラインに接続された検出抵抗には、ダイオードが順方向で並列に接続されている。つまり、供給ラインに流れる電流は、ダイオード側に多く流れるため、検出抵抗側に流れる電流が少なくなる。そのため、検出抵抗が検出を行う供給ラインの消費電力を大きくしない。また、検出抵抗の出力側にはスイッチ回路が接続されており、このスイッチ回路は検出抵抗に流れる電流値が閾値以上である場合、回路を過電流から保護する。
そのため、消費電力を大きくすることができない部位においても、過電流から回路を保護することができる。
また、本発明の一態様では、前記スイッチ回路は、前記供給ラインに接続された前記回路の負荷を低減させる。
上記のように構成された発明では、供給ラインに接続された回路の負荷を低減させることで、過電流保護を行うことができる。回路の負荷を低減させるとは、例えば、回路に供給される電源供給を低下させることで、回路の駆動を低下させる場合を含む。
そして、本発明の一態様では、前記スイッチ回路は、前記供給ラインと、前記供給ラインに接続された回路との接続を遮断する。
上記のように構成された発明では、供給ラインと回路との間の導通を遮断することで、過電流保護を行うことができる。
さらに、本発明の一態様では、前記スイッチ回路は、前記ダイオードのカソードとエミッタで接続し、前記検出抵抗の出力側とベースで接続するpnpトランジスタを有し、前記pnpトランジスタは、前記検出抵抗に流れる電流値が前記閾値以上である場合にオンし、前記供給ラインに接続された回路を過電流から保護する。
上記のように構成された発明では、pnpトランジスタを用いる具体的な構成により本発明を具体化することができる。
また、本発明は、電源供給回路のみならず、この電源供給回路を有する表示装置としても捉えることができる。
そして、本発明の一態様では、表示モジュールと、前記供給ラインと接続し、前記表示モジュールに電源を供給する表示モジュール用電源回路と、前記表示モジュールと、前記表示モジュール用電源回路と、を電気的に接続する配線と、を有する構成としてもよい。
上記のように構成された発明では、表示装置の使用者が手に触れ易い配線の発熱を抑制することができ、使用者が安全に表示装置を使用することができる。
表示装置のブロック構成図 過電圧保護回路の回路図 電源供給回路20の動作を説明する図である。 第2の実施形態に係る表示装置100のブロック構成図である。 第2の実施形態に係る保護回路10の回路図を示す。 電源供給回路20の動作を説明する図である。
以下、下記の順序に従って本発明の実施形態を説明する。
1.第1の実施形態:
(1)表示装置の構成
(2)電源供給回路の構成
(3)保護回路の構成
(4)電源供給回路の動作
2.第2の実施形態:
3.第3の実施形態:
4.その他の実施形態:
1.第1の実施形態:
(1)表示装置の構成
図1は、表示装置100の構成を説明するブロック構成図である。
表示装置100は、図示しない筺体内部に、電源供給回路20と、プロテクトIC30と、LCDモジュールVLED回路80と、ALL電源レギュレート回路82と、P−ON電源レギュレート回路83と、表示モジュール84と、SOCブロック85と、備えている。表示装置100は、例えば、液晶型の表示装置であり、表示モジュール84により映像を表示させることができる。
電源供給回路20は、AC電源110をもとに直流(DC)の安定化電源を生成する。また、電源供給回路20は、入力側で図示しないプラグを通じてAC電源110に着脱可能に接続され、出力側でLCDモジュールVLED回路(表示モジュール用電源回路)80、ALL電源レギュレート回路82、P−ON電源レギュレート回路83にそれぞれ接続されている。そのため、電源供給回路20で生成された安定化電源は、LCDモジュールVLED回路80、ALL電源レギュレート回路82、P−ON電源レギュレート回路83に供給される。
LCDモジュールVLED回路80は、電源供給回路20から供給された安定化電源をもとに表示モジュール84を駆動するための駆動電圧を生成する。また、LCDモジュールVLED回路80は、配線81を介して出力側で表示モジュール84に接続されており、生成した駆動電圧を表示モジュール84に供給する。
配線81は、LCDモジュールVLED回路80と表示モジュール84とを繋ぐ配線である。配線81は、例えば、駆動電圧を供給するためのケーブルである。本実施形態では、配線81は一部が筺体から露出しており、利用者が接触できるようになっている。
また、表示モジュール84は、液晶型の表示パネルやこの表示パネルを駆動するためのドライバ回路を有している。表示モジュール84は、配線81を通じて供給される駆動電圧により駆動する。
ALL電源レギュレート回路82およびP−ON電源レギュレート回路83は、出力側でSOCブロック85に接続されている。ALL電源レギュレート回路82は、SOCブロック85を駆動するためのALL電圧を供給する。また、P−ON電源レギュレート回路83は、SOCブロックをパワーオンするためのP−ON電圧を供給する。
SOCブロック85は、表示装置100が映像を出力するための駆動を制御するCPU、ROM、RAM、更には映像データを処理するための映像処理ブロックを備えている。また、SOCブロック85は、LVDSケーブル等により表示モジュール84に接続されており、映像データを表示モジュール84に出力する。さらに、SOCブロック85は、P−ON電源がローレベルに変化したことを検出すると、表示装置100を待機モードに移行させる。待機モードでは、表示装置100を構成する各回路80、82、83に供給する電源を低下させ、駆動を停止させる。
電源供給回路20には、プロテクトIC30が接続されている。このプロテクトIC30は、P−ON電源レギュレート回路83にも接続されている。プロテクトIC30は、電源供給回路20が過電流状態を検出した場合に、回路80、82、83の負荷を低減する。本実施形態では、プロテクトIC30は、表示装置100を強制的に待機モードに移行させることで、負荷の低減を行う。
(2)電源供給回路の構成
次に、電源供給回路20の構成を詳細に説明する。電源供給回路20は、整流回路22と、トランス23と、保護回路10と、モード切替え回路21と、を有する。図示しないが、電源供給回路20は、FET(Field-Effect Transistor)を備え、発振回路として機能する。
整流回路22は、ダイオードブリッジ等の回路を有し、AC電源110から供給される交流電源を整流する。整流回路22は、図示しないプラグと接続されている。また、整流回路の出力側は、トランス23の一次側と接続されている。
トランス23は一次側の巻線に供給された電源に応じて、二次側の巻線から巻き線比に応じた電圧(電源)を取り出す。また、トランス23の二次側には、LCDモジュールVLED回路80、ALL電源レギュレート回路82、P−ON電源レギュレート回路83のそれぞれに電源を供給する供給ラインL1が接続されている。
また、供給ラインL1には、モード切替え回路21が接続されている。モード切替え回路21は、表示装置100の駆動モードが待機モードに移行した場合、供給ラインL1に流れる安定化電源の電圧値を低下させる。モード切替え回路21は、例えば、P−ON電源レギュレート回路83から出力されるP−ON信号の信号変化に応じて、分圧比を切替えることができる。一例として、モード切替え回路21は、分圧比を切替えることで、供給ラインL1を通じて供給される安定化電源の電圧を60Vから10Vに変化させる。
また、供給ラインL1には保護回路10が接続されている。保護回路10は、供給ラインL1に流れる電流を監視し、供給ラインL1が過電流状態になった場合に、供給ラインL1に接続された回路80、82、83を過電流から保護する。さらに、保護回路10はプロテクトIC30にも接続されている。
(3)保護回路の構成
次に、保護回路10の構成について詳細に説明する。図2は、保護回路10の構成を説明する回路図である。保護回路10は、検出抵抗11と、調整用ダイオード12と、スイッチ回路13と、を有する。
検出抵抗11は、供給ラインL1の入力側(Vin)に直列に接続されており、供給ラインL1に流れる電流を検出電流Idとして検出する。また、検出抵抗11の入力側には、調整用ダイオード12が並列に接続されている。図2では、調整用ダイオード12は、検出抵抗11の入力側に順方向に接続されている。検出抵抗11に電流が流れることで規定される電圧(ベース側電圧)は、調整用ダイオード12に電流が流れることで規定される順方向電圧Vf(エミッタ側電圧)と比べて小さくなるよう各値が設定されている。また、調整用ダイオード12は、複数のダイオードを直列に接続するものであってもよい。
調整用ダイオード12は、検出抵抗11と順方向に並列に接続されているため、供給ラインL1の入力側(Vin)を通じて電流が流れると、検出抵抗11と比べて多くの電流が流れる。そのため、検出抵抗11に流れる電流値は大きくならず、消費電力を高くしない。また、ダイオードを直列に接続して順方向電圧Vfを設定することができるため、抵抗を用いる場合に比べて、検出抵抗11の設定電流値を容易に設定することができる。さらに、調整用ダイオード12を用いて設定電流値を設定することで、抵抗を用いる場合に比べて、素子のサイズを小さくすることができ、保護回路10のサイズを小さくすることができる。
検出抵抗11の出力側には、スイッチ回路13が接続されている。また、スイッチ回路13は、プロテクトIC30に接続されており、検出電流Idの値に応じた検出信号DSをプロテクトIC30に出力する。スイッチ回路13は、検出電流Idの値が閾値Itを超えない場合、ハイレベルの検出信号DSを出力する。一方、スイッチ回路13は、検出電流Idの電流値が閾値Itを超えた場合、検出信号DSのレベルをローレベルに変化させる。
一例として、閾値Itの値は、例えば、通常の状態で検出抵抗11に流れる電流の2倍の電流値としている。
図2では、スイッチ回路13は、トランジスタ13a、13b、抵抗13c、ダイオード13d、グランド13eとを含む。トランジスタ13aはpnpトランジスタである。また、トランジスタ13bはnpnトランジスタである。
トランジスタ13aのベースは検出抵抗11の出力側に接続され、エミッタは調整用ダイオード12のカソードに接続され、コレクタはトランジスタ13bのベースに接続されている。
トランジスタ13bは、コレクタが抵抗13cを介して供給ラインL1に接続され、エミッタがグランド13eに接続されている。また、トランジスタ13bのコレクタと抵抗13cとの接点にはダイオード13dが順方向に接続されている。そして、ダイオード13dのカソードは、プロテクトIC30(図1)に接続されている。
上記構成の保護回路10が検出電流Idの変化に応じて検出信号DSのレベルを変化させる仕組みを説明する。
まず、トランジスタ13aのベースには、検出抵抗11に流れる電流(検出電流Id)に応じたベース電流が流れる。ここで、検出抵抗11に流れる電流が閾値Itを超えない場合、トランジスタ13aには、十分なベース電流が流れず、エミッタ−コレクタ間に電流が流れない。そのため、トランジスタ13aはオンせず、トランジスタ13bにベース電流が流れない。そのため、供給ラインL1と抵抗13cを通じて接続されたダイオード13dから出力される検出信号DSはハイレベルを維持する。
一方、検出抵抗11に流れる検出電流Idが閾値Itを超える場合、トランジスタ13aのベースに十分なベース電流が流れ、トランジスタ13aをオンする。トランジスタ13aのオンにより、トランジスタ13bのベースにベース電流が流れ、トランジスタ13bをオンする。トランジスタ13bがオンすることで、エミッタ−コレクタ間に電流が流れ、ダイオード13dからの検出信号DSをローレベルに変化させる。
なお、トランジスタ13aのエミッタ−コレクタ間に電流が流れることで、検出抵抗11に流れる電流値も少なくなる。
(4)電源供給回路の動作
図3は、電源供給回路20の動作を説明する図である。図3(a)は、横軸を時間とし縦軸を電流値(A)とした場合の、検出電流Idの変化を示す。図3(b)は、横軸を時間とし縦軸を信号レベル(電圧)とした場合の、検出信号DSの変化を示す。図3(c)は、横軸を時間とし、縦軸を信号レベル(電圧)とした場合の、P−ON信号の変化を示す。図3(d)は、横軸を時間とし、縦軸を負荷(W)とした場合のLCDモジュールVLED回路80の負荷の変化を示す。
まず、検出抵抗11に流れる検出電流Idが閾値It以下の期間t0−t1では(図3(a))、保護回路10から出力される検出信号DSはハイレベルを維持している(図3(b))。そのため、プロテクトIC30から出力されるP−ON信号はハイレベルを維持し(図3(c))、表示装置100の駆動モードは通常状態となっている(図3(d))。
図3では、期間t1以後、SOCブロック85の異常により、LCDモジュールVLED回路80の負荷が高くなっている。供給ラインL1に接続された回路の負荷が上昇することで、検出抵抗11に流れる検出電流Idが上昇している(図3(a))。そして、期間t2で検出電流Idが閾値Itを超えると、保護回路10から出力される検出信号DSがローレベルに変化する(図3(b))。プロテクトIC30は、検出信号DSがハイレベルからローレベルに変化したことを検出すると、P−ON信号をローレベルに変化させる(図3(c))。そのため、モード切替え回路21は、期間t3でP−ON信号の変化を検出し、表示装置100の駆動モードを、待機モードに変化させる(図3(d))。
待機モードでは、切替え回路21は供給ラインL1に流れる安定化電源を60Vから10Vに低下させるため、LCDモジュールVLED回路80は、駆動を停止する。なお、保護回路10の検出により切替えられた待機モードは、通常の待機モードとは異なり、SOCブロック85が待機モードから復帰させる条件の成立を検出しても復帰しない。
以上説明したように、この第1の実施形態では、供給ラインL1に接続された検出抵抗11には、調整用ダイオード12が順方向で並列に接続されている。つまり、検出抵抗に流れる電流は、ダイオードの順方向電圧によって規定され、検出抵抗の消費電力を大きくしない。また、検出抵抗の出力側にはスイッチ回路が接続されており、このスイッチ回路は検出抵抗に流れる電流値が閾値以上である場合、供給ラインに流れる電流を低下させる。そのため、消費電力を大きくすることができない部位においても、過電流から回路を保護することができる。
また、表示モジュール84とLCDモジュールVLED回路80とを繋ぐ配線81のような使用者が手に触れる箇所の消費電力を抑えることができるため、配線81の発熱を抑制しつつ、過電流から保護することができる。その結果、使用者が安全に表示装置100を使用することができる。
2.第2の実施形態:
この第2の実施形態では、保護回路10のスイッチ回路の機能が、第1の実施形態と比べて異なる。即ち、この第2の実施形態では、スイッチ回路が、供給ラインL1に流れる安定化電源の供給を遮断する機能を有している。そのため、この第2の実施形態では、表示装置100はプロテクトIC30を有していない。なお、同様の符号を付した箇所は、第1の実施形態と同様のものであり、その説明は省略する。
図4は、第2の実施形態に係る表示装置100のブロック構成図である。表示装置100は、電源供給回路20と、LCDモジュールVLED回路80、ALL電源レギュレート回路82、P−ON電源レギュレート回路83と、表示モジュール84と、SOCブロック85と、を有する。図4に示す各部の接続関係は、プロテクトICが存在しない以外は第1の実施形態と同様である。
図5は、第2の実施形態に係る保護回路10の回路図を示す。保護回路10は、検出抵抗11と、調整用ダイオード12と、スイッチ回路130と、を有する。図5においても、保護回路10は、供給ラインL1に接続され、この供給ラインL1の電流を監視している。
検出抵抗11の出力側には、スイッチ回路130が接続されている。また、スイッチ回路130は、供給ラインL1に接続されており、検出電流Idの値に応じて供給ラインL1とグランド130eとの接続を切替える。即ち、スイッチ回路130は、検出電流Idの値が閾値Itを超えない場合、供給ラインL1とグランド130eとを接続させない。一方、スイッチ回路130は、検出電流Idの電流値が閾値Itを超えた場合、供給ラインL1をグランド130eに接続する。
図2では、スイッチ回路130は、トランジスタ130a、130b、抵抗130c、130d、グランド130e、を含む。この第2の実施形態では、トランジスタ130a、130bは、共に、pnpトランジスタである。
トランジスタ130aのベースは検出抵抗11の出力側に接続され、エミッタは調整用ダイオード12のカソードに接続され、コレクタはトランジスタ130bのベースに接続されている。
トランジスタ130bは、エミッタが供給ラインL1の出力側に接続され、コレクタがLCDモジュールVLED回路80、ALL電源レギュレート回路82、P−ON電源レギュレート回路83にそれぞれ接続されている。即ち、供給ラインL1と、各回路80、82、83との導通は、トランジスタ130bのオン・オフにより切替えられる。また、トランジスタ13bのベースは、抵抗130dを通じて、検出抵抗11の入力側に接続され、抵抗130cを介してグランド130eに接続されている。
上記構成の保護回路10が検出電流Idの変化に応じて供給ラインL1とグランド130eとの接続を切替える仕組みを説明する。図6は、電源供給回路20の動作を説明する図である。図6(a)は、横軸を時間とし縦軸を電流値(A)とした場合の、検出電流Idの変化を示す。図6(b)は、横軸を時間とし、縦軸を負荷(W)とした場合のLCDモジュールVLED回路80の負荷の変化を示す。
まず、期間t0−t1では、検出抵抗11に流れる電流が閾値Itを超えず(図6(a))、トランジスタ130aのベースには十分なベース電流が流れず、エミッタ−コレクタ間に電流が流れない。一方、トランジスタ130bには、抵抗130dを通じてベース電流が流れるため、トランジスタ130bはオンしており、エミッターコレクタ間に電流を流す。そのため、供給ラインL1は回路80、82、83と導通し、安定化電源を供給する(図6(b))。
一方、期間t1以後、供給ラインL1に流れる電流が増加し、期間t2で、検出抵抗11に流れる検出電流Idが閾値Itを超えると(図6(a))、トランジスタ130aに十分なベース電流が流れる。すると、トランジスタ130aのエミッタ−コレクタ間に電流が流れ、トランジスタ130bのベース電流を低下させる。その後、期間t3において、トランジスタ130bがオフし、供給ラインL1と、回路80、82、83との導通は遮断される(図6(b))。そのため、回路80、82、83を過電流から保護することができる。
なお、検出抵抗11に流れる電流が閾値Itを下回った場合、トランジスタ130aは再度オフするため、トランジスタ130bもオフし、供給ラインL1からの安定化電源の供給が再開される。
以上説明したようにこの第2の実施形態では、供給ラインL1と回路80、82、83との間の導通を遮断することで、過電流保護を行うことができる。
3.第3の実施形態:
また、保護回路10の検出抵抗11が接続される箇所は、供給ラインL1に限定されない。例えば、トランス23の巻線(コイル)に直接接続されるものであってもよい。トランス23は、経年劣化により巻線同士が接触し過電流を生じさせる場合がある。そのため、保護回路10の検出抵抗11をトランス23の巻線に直接接続することで、トランス23の経年劣化にもとづく過電流の発生から各回路を保護することができる。
4.その他の実施形態:
本発明は様々な実施形態が存在する。
スイッチ回路13を、電源供給回路20のフィードバックライン(図示しない)に接続し、過電流が検出された場合に、フィードバックラインを通じてフィードバック信号を出力するものであってもよい。
また、電源供給回路20を有する電子機器として表示装置を用いることは一例にすぎない。
なお、本発明は上記実施例に限られるものでないことは言うまでもない。
即ち、
上記実施例の中で開示した相互に置換可能な部材および構成等を適宜その組み合わせを変更して適用すること、
上記実施例の中で開示されていないが、公知技術であって上記実施例の中で開示した部材および構成等と相互に置換可能な部材および構成等を適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること、
上記実施例の中で開示されていないが、公知技術等に基づいて当業者が上記実施例の中で開示した部材および構成等の代用として想定し得る部材および構成等と適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること、
は本発明の一実施例として開示されるものである。
10…保護回路、11…検出抵抗、12…調整用ダイオード、13…スイッチ回路、13a、13b…トランジスタ、13c…抵抗、13d…ダイオード、13e…グランド、20…電源供給回路、21…モード切替え回路、22…整流回路、23…トランス、80…LCDモジュールVLED回路、81…配線、82…ALL電源レギュレート回路、83…P−ON電源レギュレート回路、84…表示モジュール、85…SOCブロック、100…表示装置、110…AC電源、130…スイッチ回路、130a、130b…トランジスタ、130c、130d…抵抗、130e…グランド

Claims (6)

  1. トランスと、前記トランスの2次側に接続され電力を供給する供給ラインとを有する電源供給回路であって、
    前記トランスの2次側と前記供給ラインとの間には、前記供給ラインに流れる電流が過電流状態になった場合、前記供給ラインに接続された回路を保護する保護回路が接続されており、
    前記保護回路は、
    前記供給ラインに接続された検出抵抗と、
    前記検出抵抗と順方向で並列に接続されたダイオードと、
    前記検出抵抗の出力側に接続され、前記検出抵抗に流れる電流値が閾値以上である場合、前記供給ラインに接続された回路を過電流から保護するスイッチ回路と、を有することを特徴とする電源供給回路。
  2. 前記スイッチ回路は、前記供給ラインに接続された前記回路の負荷を低減させる、ことを特徴とする請求項1に記載の電源供給回路。
  3. 前記スイッチ回路は、前記供給ラインと、前記供給ラインに接続された回路との接続を遮断する、ことを特徴とする請求項1に記載の電源供給回路。
  4. 前記スイッチ回路は、前記ダイオードのカソードとエミッタで接続し、前記検出抵抗の出力側とベースで接続するpnpトランジスタを有し、
    前記pnpトランジスタは、前記検出抵抗に流れる電流値が前記閾値以上である場合にオンし、前記供給ラインに接続された回路を過電流から保護する、ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電源供給回路。
  5. 前記請求項1に記載した電源供給回路を有する表示装置。
  6. 表示モジュールと、
    前記供給ラインに接続され、前記表示モジュールに電源を供給する表示モジュール用電源回路と、
    前記表示モジュールと、前記表示モジュール用電源回路と、を電気的に接続する配線と、を有することを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
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