JP2015115978A - 充電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】負荷の駆動を指示してから実際に駆動するまでの時間が長くなってしまうような事態を極力抑えることができる充電装置を提供する。【解決手段】車両の使用者はスイッチSWやスマートフォンSPによって、起動優先モード、起動優先モードの際に追加する充電禁止条件、及び、充電禁止時間帯等を指示する。マイクロコンピュータ113は、車両を起動する車両の使用者の指示に基づいて追加バッテリ12からHVバッテリB11への電力供給を停止する。そのため、車両の起動を指示する前に電力供給の停止動作を開始することができる。従って、車両の起動を指示してから実際に起動するまでの時間が長くなってしまうような事態を極力抑えることができる。【選択図】図1

Description

本発明は、太陽光発電装置から第1電池に電力を供給し、第1電池を充電し、第1電池から第2電池に電力を供給し、第2電池を充電する充電装置に関する。
従来、太陽光発電装置から第1電池に電力を供給し、第1電池を充電し、第1電池から第2電池に電力を供給し、第2電池を充電する充電装置として、例えば以下に示す特許文献1に開示されている太陽充電システムがある。
この太陽充電システムは、太陽光発電装置と、低電圧バッテリと、高電圧バッテリと、DC/DCコンバータと、ハイブリッド制御装置とを備えている。低電圧バッテリは、ハイブリッド車に搭載された補機類に電力を供給するバッテリである。また、太陽光発電装置から供給される電力を蓄えておくバッテリでもある。高電圧バッテリは、負荷である電力変換装置及び車両走行用モータに電力を供給するバッテリである。DC/DCコンバータは、ハイブリッド制御装置によって制御され、太陽光発電装置から供給される電力を降圧して低電圧バッテリに供給し、低電圧バッテリを充電する。また、低電圧バッテリから供給される電力を昇圧して高電圧バッテリに供給し、高電圧バッテリを充電する。
ここで、低電圧バッテリ及び高電圧バッテリが、第1電池及び第2電池に相当する。
特表2012−515526号公報
低電圧バッテリから高電圧バッテリに電力を供給し、高電圧バッテリを充電している最中に、高電圧バッテリから電力変換装置を介して車両走行用モータに電力を供給して車両走行用モータを駆動する場合、まず、DC/DCコンバータを停止するとともに、DC/DCコンバータを高電圧バッテリから切断して、低電圧バッテリから高電圧バッテリへの電力供給を停止しなければならない。そのため、高電圧バッテリを充電していない状態で車両走行用モータを駆動する場合に比べ、駆動を指示してから実施に駆動するまでの時間が長くなってしまう。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、負荷の駆動を指示してから実際に駆動するまでの時間が長くなってしまうような事態を極力抑えることができる充電装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明は、太陽光によって発電する太陽光発電装置と、太陽光発電装置から供給される電力を蓄えておく充放電可能な第1電池と、太陽光発電装置及び第1電池に接続されるとともに、負荷に電力を供給する充放電可能な第2電池に接続され、太陽光発電装置から供給される電力を変換して第1電池に供給し、第1電池を充電し、第1電池から供給される電力を変換して第2電池に供給し、第2電池を充電する充電回路と、充電回路に接続され、充電回路を制御する制御回路と、を備えた充電装置であって、制御回路は、負荷の使用者からの指示に基づいて第1電池から第2電池への電力供給を停止することを特徴とする。
この構成によれば、負荷を駆動する負荷の使用者の指示に基づいて第1電池から第2電池への電力供給を停止する。そのため、負荷の駆動を指示する前に電力供給の停止動作を開始することができる。従って、負荷の駆動を指示してから実施に駆動するまでの時間が長くなってしまうような事態を極力抑えることができる。
第1実施形態における充電装置の回路図である。 図1に示す充電装置の動作を説明するためのフローチャートである。 図1に示す充電装置の動作を説明するための各部の状態を示すグラフである。
次に、実施形態を挙げ、本発明をより詳しく説明する。本実施形態では、本発明に係る充電装置を、ハイブリッド車に搭載された補機バッテリ及びHVバッテリを充電する充電装置に適用した例を示す。
(第1実施形態)
まず、図1を参照して第1実施形態の充電装置の構成について説明する。
図1に示す充電装置1は、太陽光によって発電し、車両に搭載された補機バッテリB10及びHVバッテリB11(第2電池)を充電する装置である。また、太陽光によって発電した電力を後述する追加バッテリ(第1電池)に蓄え、追加バッテリ12から補機バッテリB10及びHVバッテリB11を充電する装置でもある。ここで、補機バッテリB10は、車両に搭載された補機類に電力を供給する、例えば、定格電圧が12Vの充放電可能なバッテリである。HVバッテリB11は、リレーSMR10、SMR11を介して電力変換装置INV(負荷)に接続され、電力変換装置INV及び車両走行用モータM(負荷)に電力を供給する、例えば、定格電圧が200V以上の充放電可能なバッテリである。電力変換装置INV及び車両走行用モータMは、車両に搭載され、HVバッテリB11から供給される電力によって車両を走行させるための駆動力を発生させるHVシステム(駆動力発生装置)である。充電装置1は、ソーラパネル10(太陽光発電装置)と、ソーラ制御装置11と、追加バッテリ12(第1電池)と、リレー13、14とを備えている。
ソーラパネル10は、車両に搭載され、太陽光によって発電する装置である。ソーラパネル10は、太陽光が照射されている場合、出力電力が最大になるように、ソーラ制御装置11によって出力電流が制御される。その際、出力電圧が40V程度になる。
ソーラ制御装置11は、ソーラパネル10から供給される電力を所定電圧に変換して補機バッテリB10及びHVバッテリB11に供給し、補機バッテリB10及びHVバッテリB11を充電する装置である。ソーラ制御装置11は、給電コンバータ回路110(充電回路)と、補機コンバータ回路111と、昇圧コンバータ回路112(充電回路)と、マイクロコンピュータ113(制御回路)とを備えている。
給電コンバータ回路110は、マイクロコンピュータ113によって制御され、ソーラパネル10から供給される電力を20V程度に降圧して補機コンバータ回路111及び昇圧コンバータ回路112に供給するとともに、追加バッテリ12に供給して追加バッテリ12を充電する回路である。給電コンバータ回路110の入力端子はソーラパネル10の出力端子に、出力端子は補機コンバータ回路111、昇圧コンバータ回路112及び追加バッテリ12に接続されている。制御端子はマイクロコンピュータ113に接続されている。
補機コンバータ回路111は、マイクロコンピュータ113によって制御され、給電コンバータ回路110又は追加バッテリ12から供給される電力を補機バッテリB10の充電に適した電圧に降圧して補機バッテリB10を充電する回路である。補機コンバータ回路111の入力端子は、給電コンバータ回路110の出力端子に接続されるとともに、追加バッテリ12に接続されている。出力端子は補機バッテリB10の端子に接続されている。制御端子はマイクロコンピュータ113に接続されている。
昇圧コンバータ回路112は、マイクロコンピュータ113によって制御され、給電コンバータ回路110又は追加バッテリ12から供給される電力をHVバッテリB11の充電に適した電圧に昇圧してHVバッテリB11を充電する回路である。昇圧コンバータ回路112の入力端子は、給電コンバータ回路110の出力端子に接続されるとともに、追加バッテリ12に接続されている。出力端子はリレー13、14に接続されている。制御端子はマイクロコンピュータ113に接続されている。
マイクロコンピュータ113は、車両に搭載された別の装置から入力される情報に基づいて、給電コンバータ回路110、補機コンバータ回路111、昇圧コンバータ回路112及びリレー13、14を制御する素子である。マイクロコンピュータ113は、昇圧コンバータ回路112からHVバッテリB11に電力を供給する場合、リレー13、14をオン状態にして昇圧コンバータ回路112をHVバッテリB11に接続する。一方、昇圧コンバータ回路112からHVバッテリB11に電力を供給しない場合、リレー13、14をオフ状態にして昇圧コンバータ回路112をHVバッテリB11から切断する。マイクロコンピュータ113は、給電コンバータ回路110、補機コンバータ回路111及び昇圧コンバータ回路112の制御端子に接続されるとともに、リレー13、14に接続されている。また、通信線を介してメータ制御装置ECU10及びIT協調制御装置ECU11に接続されている。ここで、メータ制御装置ECU10は、車両に搭載されたメータ等を制御する装置である。メータ制御装置ECU10は、車両に設けられたスイッチSWによって設定された内容をマイクロコンピュータ113に伝達する。IT協調制御装置ECU11は、車両のIT協調制御を実施するための装置である。IT協調制御装置ECU11は、データセンターDCを介してスマートフォンSPによって設定された内容をマイクロコンピュータ113に伝達する。
追加バッテリ12は、ソーラパネル10から供給される電力を蓄えておくバッテリである。追加バッテリ12の端子は給電コンバータ回路110の出力端子、補機コンバータ回路111及び昇圧コンバータ回路112の入力端子に接続されている。
リレー13、14は、マイクロコンピュータ113によって制御され、昇圧コンバータ回路112をHVバッテリB11の端子に接続、又は、昇圧コンバータ回路112をHVバッテリB11の端子から切断する回路である。リレー13、14の一端は昇圧コンバータ回路112の出力端子に、他端はHVバッテリB11の端子に接続されている。制御端子はマイクロコンピュータ113に接続されている。
次に、図1を参照して第1実施形態の充電装置の動作の概略を説明する。
図1に示すマイクロコンピュータ113は、給電コンバータ回路110、補機コンバータ回路111、昇圧コンバータ回路112及びリレー13、14を制御する。
ソーラパネル10に充分な太陽光が照射されている場合、ソーラパネル10から給電コンバータ回路110及び補機コンバータ回路111を介して補機バッテリB10に電力が供給され、補機バッテリB10が充電される。ソーラパネル10から給電コンバータ回路110、昇圧コンバータ回路112及びリレー13、14を介してHVバッテリB11に電力が供給され、HVバッテリB11が充電される。ソーラパネル10から給電コンバータ回路110を介して追加バッテリ12に電力が供給され、追加バッテリ12が充電される。
そして、追加バッテリ12が満充電状態になると、追加バッテリ12から昇圧コンバータ回路112及びリレー13、14を介してHVバッテリB11に電力が供給され、HVバッテリB11が充電される。その際、電力変換装置INV及び車両走行用モータMの使用者、つまり、車両の使用者からの指示に基づいて、追加バッテリ12からHVバッテリB11への電力供給が停止される。また、必要に応じて、追加バッテリ12から補機コンバータ回路111を介して補機バッテリB10に電力が供給され、補機バッテリB10が充電される。
次に、図1及び図2を参照して追加バッテリからHVバッテリへの電力供給動作について詳しく説明する。
車両の使用者は、図1に示すスイッチSW又はスマートフォンSPによって、起動優先モード、起動優先モードの際に追加する充電禁止条件、充電禁止時間帯及び充電強制禁止要求を必要に応じて設定する。ここで、起動優先モードは、追加バッテリ12からHVバッテリB11への充電よりも、HVバッテリB11から電力変換装置INV及び車両走行用モータMへ電力を供給して、車両の起動することを優先するモードである。充電禁止条件は、追加バッテリ12からHVバッテリB11への充電を禁止する条件である。HVバッテリが満充電状態になったこと、又は、車両を起動するためのスタートスイッチがオン状態になったことが、充電禁止条件として、マイクロコンピュータ113に予め初期設定されている。車両の使用者は、初期設定されている充電禁止状態に対して、起動優先モードの際に追加する充電禁止条件を設定する。充電禁止時間帯は、追加バッテリ12からHVバッテリB11への充電を禁止する時間帯のことである。充電強制停止要求は、追加バッテリ12からHVバッテリB11への充電を強制的に停止するための要求である。
スイッチSWによって設定された内容は、メータ制御装置ECU10を介してマイクロコンピュータ113に伝達され、内部に設定される。スマートフォンSPによって設定された内容は、データセンターDC及びIT協調制御装置ECU11を介してマイクロコンピュータ113に伝達され、内部に設定される。
マイクロコンピュータ113は、図2に示すように、起動優先モードがオン状態か否かを判定する(S100)。ステップS100において、起動優先モードがオン状態であると判定した場合、マイクロコンピュータ113は、初期設定されている充電禁止条件に対して、車両の使用者によって設定された充電禁止条件を追加し、新たな充電禁止条件とする(S101)。
ステップS100において、起動優先モードがオン状態でないと判定した場合には、マイクロコンピュータ113は、追加バッテリ12の充電状態及び初期設定されている充電禁止条件に基づいて、ステップS101において、充電禁止条件が追加された場合には、マイクロコンピュータ113は、追加バッテリ12の充電状態及び新たな充電禁止条件に基づいて、追加バッテリ12からHVバッテリB11への充電を実施するか否かを判断する(S102)。追加バッテリ12が満充電状態であり、充電禁止条件に該当していない場合、マイクロコンピュータ113は、追加バッテリ12からHVバッテリB11への充電を実施すると判断し、充電要求をオン状態にする。一方、追加バッテリ12が満充電状態でない場合、又は、充電禁止条件に該当していた場合、マイクロコンピュータ113は、追加バッテリ12からHVバッテリB11への充電を実施しないと判断し、充電要求をオフ状態にする。その後、マイクロコンピュータ113は、充電要求がオン状態であるか否かを判定する(S103)。
ステップS103において、充電要求がオン状態であると判定した場合、マイクロコンピュータ113は、現在の時刻が充電禁止時間帯であるか否かを判定する(S104)。
ステップS104において、現在の時刻が充電禁止時間帯であると判定した場合、マイクロコンピュータ113は、昇圧コンバータ112の制御を停止するとともに、リレー13、14をオフ状態にし、追加バッテリ12からHVバッテリB11への充電を停止する(S105)。
一方、ステップS104において、現在の時刻が充電禁止時間帯でないと判定した場合、マイクロコンピュータ113は、リレー13、14をオン状態にするとともに、昇圧コンバータ112を制御し、追加バッテリ12からHVバッテリB11への充電を実施する(S106)。その後、マイクロコンピュータ113は、充電強制停止要求がオン状態に設定されているか否かを判定する(S107)。
ステップS107において、充電強制停止要求がオン状態であると判定した場合、マイクロコンピュータ113は、昇圧コンバータ112の制御を直ちに停止するとともに、リレー13、14を直ちにオフ状態にし、追加バッテリ12からHVバッテリB11への充電を直ちに停止する(S108)。一方、ステップS107において、充電強制停止要求がオン状態でないと判定した場合、マイクロコンピュータ113は、追加バッテリ12からHVバッテリB11への充電を継続する。
一方、ステップS103において、充電要求がオン状態でないと判定した場合、マイクロコンピュータ113は、昇圧コンバータ112の制御を停止するとともに、リレー13、14をオフ状態にし、追加バッテリ12からHVバッテリB11への充電を停止する(S109)。
次に、図1及び図3を参照して追加バッテリからHVバッテリへの電力供給動作についてより具体的に説明する。
図1に示すHVバッテリB11は満充電状態でなく、かつ、車両のスタートスイッチはオフ状態である。
車両の使用者は、車両の起動に先立って状態が発生する、車両のドアが開状態になったことを、起動優先モードの際に追加する充電禁止条件として、図1に示すスイッチSW又はスマートフォンSPによってマイクロコンピュータ113に設定する。また、図3に示すように、時刻t1〜t6の間、起動優先モードをオフ状態に設定する。さらに、時刻t1〜t2を充電禁止時間帯に設定する。
図1に示すソーラパネル10に充分な太陽光が照射されている場合、ソーラパネル10から給電コンバータ回路110を介して追加バッテリ12に電力が供給され、追加バッテリ12が充電される。その結果、図3に示すように、時刻t0以降、追加バッテリ12の残存容量が増加する。
起動優先モードがオフ状態であるため、図1に示すマイクロコンピュータ113は、追加バッテリ12の充電状態及び初期設定されている充電禁止条件に基づいて、追加バッテリ12からHVバッテリへの充電を実施するか否かを判断する。
初期設定されている充電禁止条件は、HVバッテリB11が満充電状態になったこと、又は、車両のスタートスイッチがオン状態になったことである。しかし、前述したように、HVバッテリB11は満充電状態でなく、車両のスタートスイッチはオフ状態である。そのため、マイクロコンピュータ113は、追加バッテリ12の充電状態に基づいて追加バッテリ12からHVバッテリB11への充電を実施するか否かを判断する。
マイクロコンピュータ113は、図3に示すように、時刻t1で追加バッテリ12の残存容量が充電開始閾値になると、充電要求をオン状態にする。しかし、時刻t2まで充電禁止時間帯であるため、マイクロコンピュータ113は、昇圧コンバータ112の制御を停止するとともに、リレー13、14をオフ状態にし、追加バッテリ12からHVバッテリB11への充電を停止する。そのため、追加バッテリ12からHVバッテリB11へ充電されない。
時刻t2で充電禁止時間帯が終了すると、充電要求がオン状態であるため、マイクロコンピュータ113は、リレー13、14をオン状態にするとともに、昇圧コンバータ112を制御し、追加バッテリ12からHVバッテリB11への充電を実施する。その結果、追加バッテリ12の残存容量が低下する。
その後、マイクロコンピュータ113は、時刻t5で追加バッテリ12の残存容量が充電開始閾値より小さい充電終了閾値になると、充電要求をオフ状態にする。そのため、図1に示すマイクロコンピュータ113は、昇圧コンバータ112の制御を停止するとともに、リレー13、14をオフ状態にし、追加バッテリ12からHVバッテリB11への充電を停止する。
ところで、時刻t3〜t4の間、車両のドア信号が開状態になり、ドアが開状態であることを検出している。しかし、起動優先モードがオフ状態であるため、ドアが開状態であることは充電禁止の条件として考慮されない。そのため、追加バッテリ12からHVバッテリB11への充電は停止されない。
その後、図1に示すソーラパネル10から給電コンバータ回路110を介して追加バッテリ12に電力が供給され、追加バッテリ12が充電される。その結果、図3に示すように、時刻t5以降、追加バッテリ12の残存容量が増加する。
車両の使用者が、時刻t6〜t9の間、起動優先モードをオン状態に設定する。起動優先モードがオン状態であるため、図1に示すマイクロコンピュータ113は、追加バッテリ12の充電状態及び新たな充電禁止条件に基づいて、追加バッテリ12からHVバッテリB11への充電を実施するか否かを判断する。
新たな充電禁止条件は、HVバッテリB11が満充電状態になったこと、車両のスタートスイッチがオン状態になったこと、又は、車両のドアが開状態になったことである。しかし、HVバッテリB11は満充電状態でなく、車両のスタートスイッチはオフ状態であり、図3に示すように、ドア信号は閉状態である。そのため、図1に示すマイクロコンピュータ113は、追加バッテリ12の充電状態に基づいて、追加バッテリ12からHVバッテリB11への充電を実施するか否かを判断する。
マイクロコンピュータ113は、図3に示すように、時刻t7で追加バッテリ12の残存容量が充電開始閾値になると、充電要求をオン状態にする。このとき、充電禁止時間帯でなくなっているため、マイクロコンピュータ113は、リレー13、14をオン状態にするとともに、昇圧コンバータ112を制御し、追加バッテリ12からHVバッテリB11への充電を実施する。その結果、追加バッテリ12の残存容量が低下する。
その後、時刻t8〜t9の間、車両のドア信号が開状態になる。起動優先モードがオン状態であるため、ドアが開状態であることが充電禁止の条件となっている。そのため、マイクロコンピュータ113は、昇圧コンバータ112の制御を停止するとともに、リレー13、14をオフ状態にし、追加バッテリ12からHVバッテリB11への充電を停止する。
このように、車両のスタートスイッチがオフ状態のときに、つまり、車両の起動を指示する前に、追加バッテリ12からHVバッテリB11への電力供給の停止動作を開始することができる。
次に、第1実施形態の充電装置の効果について説明する。
第1実施形態によれば、マイクロコンピュータ113は、車両を起動する車両の使用者の指示に基づいて追加バッテリ12からHVバッテリB11への電力供給を停止する。そのため、車両の起動を指示する前に電力供給の停止動作を開始することができる。従って、車両の起動を指示してから実際に起動するまでの時間が長くなってしまうような事態を極力抑えることができる。
第1実施形態によれば、マイクロコンピュータ113は、車両の使用者から、車両の起動の指示に先立って発生する、車両のドアが開状態になった場合に、追加バッテリ12からHVバッテリB11への電力供給を停止するように指示される。そして、その指示に従って、車両のドアが開状態になった場合に、追加バッテリ12からHVバッテリB11への電力供給を停止する。そのため、車両の起動を指示する前に電力供給の停止動作を確実に開始することができる。
第1実施形態によれば、マイクロコンピュータ113は、車両の使用者から充電禁止時間帯が指示され、時刻が充電禁止時間帯の場合、追加バッテリ12からHVバッテリB11への電力供給を停止する。そのため、車両を起動する時間帯が予め分かっている場合、車両の起動を指示する前に電力供給を確実に停止させることができる。
第1実施形態によれば、マイクロコンピュータ113は、車両の使用者から充電強制停止が指示された場合、追加バッテリ12からHVバッテリB11への電力供給を直ちに停止する。そのため、車両を突然起動するような場合、車両の起動を指示する前に電力供給の停止動作を確実に開始することができる。
第1実施形態によれば、電力変換装置INV及び車両走行用モータMは、HVバッテリB11から供給される電力によって車両を走行させるための駆動力を発生するHVシステムである。そのため、HVシステムの起動を指示してから実際に起動するまでの時間が長くなってしまうような事態を極力抑えることができる。従って、HVシステムの発生する駆動力によってすぐに車両を走行させることができる。
なお、第1実施形態では、車両のドアが開状態になった場合に、追加バッテリ12からHVバッテリB11への電力供給を停止する例を挙げているが、これに限られるものではない。シートに着座した場合に、追加バッテリ12からHVバッテリB11への電力供給を停止してもよい。車両の起動の指示に先立って発生する状態が発生した場合に、追加バッテリ12からHVバッテリB11への電力供給を停止すればよい。
1・・・充電装置、10・・・ソーラパネル(太陽光発電装置)、11・・・ソーラ制御装置、110・・・給電コンバータ回路(充電回路)、111・・・補機コンバータ回路、112・・・昇圧コンバータ回路(充電回路)、113・・・マイクロコンピュータ(制御回路)、12・・・追加バッテリ(第1電池)、13、14・・・リレー、B10・・・補機バッテリ、B11・・・HVバッテリ(第2電池)、SMR10、SMR11・・・リレー、INV・・・電力変換装置(負荷)、M・・・モータ(負荷)

Claims (5)

  1. 太陽光によって発電する太陽光発電装置(10)と、
    前記太陽光発電装置から供給される電力を蓄えておく充放電可能な第1電池(12)と、
    前記太陽光発電装置及び前記第1電池に接続されるとともに、負荷(INV、M)に電力を供給する充放電可能な第2電池に接続され、前記太陽光発電装置から供給される電力を変換して前記第1電池に供給し、前記第1電池を充電し、前記第1電池から供給される電力を変換して前記第2電池に供給し、前記第2電池を充電する充電回路(110、112)と、
    前記充電回路に接続され、前記充電回路を制御する制御回路(113)と、
    を備えた充電装置であって、
    前記制御回路は、前記負荷の使用者からの指示に基づいて前記第1電池から前記第2電池への電力供給を停止することを特徴とする充電装置。
  2. 前記制御回路は、前記負荷の使用者から、前記負荷の駆動の指示に先立って発生する状態が発生した場合に、前記第1電池から前記第2電池への電力供給を停止するように指示され、前記負荷の使用者からの指示に従って、前記第1電池から前記第2電池への電力供給を停止することを特徴とする請求項1に記載の充電装置。
  3. 前記制御回路は、前記負荷の使用者から充電禁止時間帯が指示され、時刻が前記充電禁止時間帯である場合、前記第1電池から前記第2電池への電力供給を停止することを特徴とする請求項1又は2に記載の充電装置。
  4. 前記制御回路は、前記負荷の使用者から充電強制停止が指示された場合、前記第1電池から前記第2電池への電力供給を直ちに停止することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の充電装置。
  5. 前記負荷は、車両に搭載され、前記第2電池から供給される電力によって前記車両を走行させるための駆動力を発生する駆動力発生装置であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の充電装置。
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