JP2015115578A - 発光装置、及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】優れた放熱特性を有する発光装置、及びその製造方法を提供することを提供すること【解決手段】本発明にかかる発光装置100は、金属基板11と、金属基板11上に設けられ、フレーク状のフィラ22を含有する絶縁層12と、絶縁層12上に配置されたLEDチップ16と、を備えたものである。絶縁層12において、フィラ22の含有率が50wt%以上となっていることが好ましい。フィラ22は、例えば、Al2O3、hBN、又はMgOによって形成されている。【選択図】図1
Description
本発明は、発光装置、及びその製造方法に関する。
近年、COB(Chip On Board)タイプのLED(Light Emitting Diode)モジュールが利用されている。例えば、特許文献1には、金属板と、樹脂板と、接着シートと、LEDチップとを備えた照明装置が開示されている(図2)。樹脂板は、良好な光の反射特性を得るために白色を呈するガラス粉末入りのエポキシ樹脂からなっている(段落0015)。また、LEDの熱を外部に放出するために、金属板はアルミニウム又はその合金によって形成されている(段落0017)。
特許文献2には、セラミック基板の上に実装されたチップ部品を、フレーク状フィラを含有する熱可塑性樹脂で封止する電子回路基板が開示されている。また、特許文献3には、金属基板と、金属基板上に設けられた絶縁層と、絶縁層上に金属配線層を介して実装されたLEDとを有する発光素子が開示されている(図4)。そして、積層圧延、転写によって、アルミニウム基板に凹凸を形成させることが記載されている(段落0047)。
特許文献1のようなCOBタイプの照明装置(発光装置)では、LEDチップから発生する熱を放熱する必要がある。さらに、上記のLEDモジュールにおいて、LEDチップをより高集積化することが望まれている。LEDチップを高集積化すると、LEDチップから発生する熱が集中するため、より効率的に放熱することが要求される。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、優れた放熱特性を有する発光装置、及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明にかかる発光装置は、金属基板と、前記金属基板上に設けられ、フレーク状のセラミックフィラを含有する絶縁層と、前記絶縁層上に配置された発光素子と、を備えたものである。この構成により、絶縁層に熱伝導異方性を付与することができるため、放熱特性を向上することができる。
上記の発光装置では、前記絶縁層において、前記セラミックフィラの含有率が50wt%以上となっていてもよい。こうすることで、面内方向の熱伝導率を高くすることができるため、より優れた放熱特性を得ることができる。
上記の発光装置では、前記セラミックフィラの比表面積が3〜15m2/gであってもよい。こうすることで、より優れた放熱特性を得ることができる。
上記の発光装置では、前記セラミックフィラの平均粒子径が0.5〜15μmであってもよい。こうすることで、より優れた放熱特性を得ることができる。
上記の発光装置では、前記絶縁層と前記金属基板との界面に凹凸が形成されていてもよい。こうすることで、絶縁層と金属基板との接触面積を広くすることができるため、より優れた放熱特性を得ることができる。
上記の発光装置では、前記セラミックフィラが、Al2O3、hBN、又はMgOによって形成されていることが好ましい。こうすることで、安価で優れた放熱特性を有する発光装置を提供することができる。
上記の発光装置では、前記絶縁層上に前記発光素子を固着する接着剤をさらに備えていてもよい。こうすることで、発光素子を確実に固着することができる。
上記の発光装置では、前記絶縁層において、前記セラミックフィラの含有率が50wt%以上となっていてもよい。こうすることで、面内方向の熱伝導率を高くすることができるため、より優れた放熱特性を得ることができる。
上記の発光装置では、前記セラミックフィラの比表面積が3〜15m2/gであってもよい。こうすることで、より優れた放熱特性を得ることができる。
上記の発光装置では、前記セラミックフィラの平均粒子径が0.5〜15μmであってもよい。こうすることで、より優れた放熱特性を得ることができる。
上記の発光装置では、前記絶縁層と前記金属基板との界面に凹凸が形成されていてもよい。こうすることで、絶縁層と金属基板との接触面積を広くすることができるため、より優れた放熱特性を得ることができる。
上記の発光装置では、前記セラミックフィラが、Al2O3、hBN、又はMgOによって形成されていることが好ましい。こうすることで、安価で優れた放熱特性を有する発光装置を提供することができる。
上記の発光装置では、前記絶縁層上に前記発光素子を固着する接着剤をさらに備えていてもよい。こうすることで、発光素子を確実に固着することができる。
本発明にかかる発光装置の製造方法は、金属基板の上に、フレーク状のフィラを含有する絶縁層を形成するステップと、前記絶縁層の上に発光素子を実装するステップと、を備えるものである。この構成により、絶縁層に熱伝導異方性を付与することができるため、放熱特性を向上することができる。
本発明により、優れた放熱特性を有する発光装置、及びその製造方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下の説明は、本発明の好適な実施の形態を示すものであって、本発明の範囲が以下の実施の形態に限定されるものではない。以下の説明において、同一の符号が付されたものは実質的に同様の内容を示している。
実施の形態1
本実施の形態にかかる発光装置は、例えば、COBタイプのLEDモジュールである。発光装置は、基板上に、LEDチップが実装された構成を有している。以下、図面を参照して実施の形態1に係る発光装置の構成について説明する。図1は、実施の形態1にかかる発光装置100の構成を示す断面図である。発光装置100は、基板10、接着剤13、配線パターン14、ダム材15、LEDチップ16、ワイヤ17、封止樹脂18を備えている。
本実施の形態にかかる発光装置は、例えば、COBタイプのLEDモジュールである。発光装置は、基板上に、LEDチップが実装された構成を有している。以下、図面を参照して実施の形態1に係る発光装置の構成について説明する。図1は、実施の形態1にかかる発光装置100の構成を示す断面図である。発光装置100は、基板10、接着剤13、配線パターン14、ダム材15、LEDチップ16、ワイヤ17、封止樹脂18を備えている。
基板10は、金属基板11と絶縁層12の2層構造となっている。すなわち、メタルベースとなる金属基板11の上に、絶縁層12が形成されている。金属基板11としては、Al又はCu、あるいはこれらの合金が用いられている。金属基板11として、熱伝導率が150W/m・K以上の金属材料を用いることが好ましい。基板10は、図示しない、ヒートシンクや照明灯具などに固定される。
絶縁層12は、例えば、白色樹脂によって形成されている。絶縁層12としては、エポキシ樹脂、又はシリコーン樹脂などを用いることができる。絶縁層12は金属基板11の表面を覆っている。例えば、絶縁層12は、金属基板11のほぼ全面に形成されている。絶縁層12の厚さは、例えば、50μm〜150μmとすることができる。さらに、絶縁層12は、無機材料からなるフレーク状フィラを含有している。絶縁層12の構成については、後述する。
絶縁層12の上には接着剤13が形成されている。接着剤13は、例えば、透明樹脂によって形成されている。接着剤13としては、熱硬化性樹脂などを用いることができる。接着剤13は、LEDチップ16を基板10に固着する。LEDチップ16は、接着剤13を介して、基板10の主面上に実装されている。基板10には、発光素子であるLEDチップ16が複数実装される。ここで、LEDチップ16が実装された領域を素子領域30とする。
素子領域30の外側において、絶縁層12の上には、配線パターン14が形成されている。配線パターン14は、LEDチップ16に給電するための給電端子となる。配線パターン14は、LEDチップ16と接続される。具体的には、LEDチップ16の上面には、電極19が設けられており、電極19と配線パターン14がワイヤ17を介して接続される。ワイヤ17は、素子領域30の最外周のLEDチップ16を配線パターン14に接続する。ワイヤ17の一端は、電極19とボンディングされ、他端は配線パターン14とボンディングされる。
また、素子領域30の中央のLEDチップ16は、隣接するLEDチップ16と接続される。したがって、ワイヤ17は、隣り合うLEDチップ16を接続する。ワイヤ17は、隣接するLEDチップ16の電極19にボンディングされている。これにより、全てのLEDチップ16がワイヤ17に接続され、配線パターン14を介して電流を供給することができる。ワイヤ17は、例えば、金線である。
さらに、LEDチップ16の上には、封止樹脂18が設けられている。LEDチップ16は、封止樹脂18によって封止されている。すなわち、封止樹脂18が、複数のLEDチップ16、及びワイヤ17を覆っている。封止樹脂18は、例えば、蛍光体入りの透光性樹脂である。基板10上に封止樹脂18を設けることで、LEDチップ16を湿気や外気から保護することができる。封止樹脂18は、例えば、熱硬化性のシリコーン樹脂である。封止樹脂18には、発光装置100からの発光が所望の波長となるように蛍光体が含まれている。換言すると、封止樹脂18が設けられている領域が、発光領域となる。
また、配線パターン14の上には、ダム材15が形成されている。ダム材15は、封止樹脂18の流出を防止するために設けられている。例えば、製造工程中において、未硬化の封止樹脂18が、ダム材15によって堰き止められる。これにより、ダム材15が素子領域30の外側に流出するのを防ぐことができる。ダム材15としては、白色樹脂を用いることができる。このように、ダム材15よりも内側に封止樹脂18が設けられる。換言すると、ダム材15が発光領域を規定する。
上記のように、絶縁層12は、フレーク状フィラを含有している。ここで、フレーク状フィラを含有する絶縁層12の構成について、図2を用いて説明する。図2は、フレーク状フィラを含有する絶縁層12の構成を模式的に示す断面図である。
図2に示すように、絶縁層12は、ベースレジン21とフレーク状のフィラ22とを有している。ベースレジン21にフレーク状のフィラ22が添加されている。ベースレジン21は上記のように、エポキシ樹脂又はシリコーン樹脂である。フィラ22は、鱗片状になっている。すなわち、フィラ22は、非球形であり、薄片状になっている。薄片状のフィラ22は、面内方向に沿って配置されている。
フレーク状のフィラ22は、セラミックフィラである。フィラ22としては、Al2O3(アルミナ)、hBN(六方晶窒化ホウ素)、又はMgO(酸化マグネシウム)等の無機材料を用いることが好ましい。これらの材料のフィラ22は入手が容易であるため、安価に入手することができる。これらの材料を用いることで、製造コストを低減することができる。もちろん、フィラ22は、上記の材料に限られるものではない。さらには、2種類以上の無機材料を混合したフィラ22を用いてもよい。フィラ22は、熱伝導率の高い材質であることが好ましい。また、フィラ22は、白色のセラミック材料であることが好ましい。
絶縁層12において、フィラ22の含有率は、例えば、50wt%以上となっている。このように、フレーク状のフィラ22をベースレジン21に高充填することで、絶縁層12に熱伝導異方性を付与することができる。例えば、面内方向(基板10の主面と平行方向)の熱伝導率は、3W/m・K以上とすることができる。一方、厚さ方向(基板10の主面と垂直方向)の熱伝導率は、面内方向の熱伝導率の1/10以下となる。このように、フレーク状のフィラ22を用いることで、面内方向に熱を伝え易い熱伝導異方性を絶縁層12に付与することができる。
hBNを用いた場合、平均粒子径を0.5μm〜15μmとすることが好ましい。平均粒子径を15μm以下とすることで、ベースレジン21に対してフィラ22を50wt%以上含有させた場合でも、クラックなどの発生を抑制することができる。また、平均粒子径を0.5μm以上とすることで、フィラ22をフレーク状にすることができ、面内方向の熱伝導率を向上することができる。なお、本明細書において、「平均粒子径」とは、一般的に用いられる「レーザー回折・散乱法」によって求めた粒度分布における積算値50%(メジアン径)での粒径を意味する。粒度分布は、フィラ22の粒子に対してレーザー光を当てたときに得られる回折/散乱光の光強度分布データから計算する。
また、hBNを用いた場合、比表面積を3〜15m2/gとすることが好ましい。比表面積を3〜15m2/gとすることで、厚さ方向における熱伝導異方性に比して、面内方向における熱伝導異方性を高くすることができる。もちろん、Al2O3(アルミナ)、又はMgOについても、hBNと同様の比表面積、及び平均粒子径としてもよい。
図3、及び図4に、LEDチップ16からの熱拡散のイメージ図を示す。図3は、フィラ22を含有していない絶縁層32を示し、図4は、フィラ22を含有している絶縁層12を示している。図3、図4では、熱拡散の様子がグラデーションで示されている。フィラ22を含有していない場合、面内方向における熱伝導率が低くなり、放射状に熱が拡散している。すなわち、LEDチップ16直下に熱が拡散しやすくなっており、LED直下の一点に熱が集中してしまう。
フィラ22を添加した場合、絶縁層12に面内方向の熱伝導異方性を付与することができる。したがって、熱がLEDチップ16直下の一点に熱が集中せずに、金属基板11の全体に熱を拡散することができる。これにより、基板10のより広い面積から放熱することができ、効果的に放熱することができる。
このように、フィラ22を含有する絶縁層12を用いることで、熱の伝わる方向を制御することができる。よって、LEDチップ16から発せされる熱を拡散させることができ、高集積で実装したLEDチップ16への熱の影響を軽減することが可能になる。優れた放熱特性を得ることができる。例えば、LEDチップ16を最小間隔100μmで高集積に実装しても、問題なく、通常通りの駆動が可能になる。よって、LEDチップ16を高密度に集積することが可能になる。小型で高輝度の発光装置100を実現することができる。このように、本実施の形態では、高性能の発光装置を提供することができる。この
次に、発光装置100の製造方法について説明する。まず、Al又はCu等の金属基板11を用意する。また、フレーク状のフィラ22を所定量含有させたベースレジン21を用意する。例えば、シリコーン樹脂又はエポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂をベースレジン21として、フィラ22を添加する。フィラ22がベースレジン21内に均一に分散するように、十分に混ぜ合わせる。
フィラ22を含有させたベースレジン21を金属基板11の上に形成する。例えば、フィラ22を含有するベースレジン21を金属基板11に塗布する。そして、ベースレジン21を加熱すると、ベースレジン21が硬化する。これにより、金属基板11上にフィラ22を含有する絶縁層12が形成される。金属基板11と絶縁層12との積層構造を有する基板10が製造される。
次に、絶縁層12の上に配線パターン14を形成する。例えば、絶縁層12の表面上に銅箔を貼り付けることによって、配線パターン14を形成する。もちろん、配線パターン14の形成は、銅箔の貼着に限らず、公知の手法を用いることができる。
次に、接着剤13を用いて、絶縁層12の上にLEDチップ16をダイボンディングする。これにより、複数のLEDチップ16が基板10の上に固着される。LEDチップ16は、素子領域30内に配置される。LEDチップ16は、電極19が上になった状態で、基板10の上に実装される。接着剤13を用いることで、LEDチップ16を基板10に確実に固着することができる。
LEDチップ16を基板10の上に実装した後、ワイヤボンディングを行う。LEDチップ16の電極19にワイヤ17がボンディングされる。上記したように、ワイヤ17は、隣接するLEDチップ16を接続している。さらに、ワイヤ17は、LEDチップ16と配線パターン14とを接続している。これにより、全てのLEDチップ16が接続される。よって、配線パターン14を介した給電が可能になる。
次に、ダム材15となる熱硬化性の白色樹脂を配線パターン14の上に形成する。例えば、ディスペンサが素子領域30を囲むように白色樹脂を塗布する。また、ダム材15は、素子領域30の外周全周に配置される。そして、白色樹脂を硬化することで、ダム材15が形成される。なお、ダム材15の形成箇所は、配線パターン14の上に限られるものではない。例えば、ダム材15を配線パターン14の外側に形成してもよく、配線パターン14上からはみ出して形成してもよい。
次に、ダム材15が形成された領域よりも内側に、封止樹脂18を形成する。例えば、ダム材15で囲まれた領域に封止樹脂18となる熱硬化性樹脂を塗布する。熱硬化性樹脂は、例えば、蛍光体を含有する透明なシリコーン樹脂である。熱硬化性樹脂は、LEDチップ16、及びワイヤ17を覆うように形成される。そして、熱硬化性樹脂を硬化することで、封止樹脂18が形成される。ダム材15が、封止樹脂の流出を防止している。すなわち、封止樹脂18が形成される領域は、ダム材15によって規定される。
このようにすることで、放熱特性の優れた発光装置100が製造される。さらに、フレーク状のフィラ22をベースレジン21に添加することで、容易に放熱特性の優れた発光装置100を製造することができる。なお、本実施の形態にかかる発光装置100の製造方法は、上記の製造方法に限られるものではない。例えば、工程の順番を適宜変更又は省略することが可能である。例えば、絶縁層12を用いてLEDチップ16を基板10に固着できる場合は、接着剤13の形成工程が不要となる。上記した材質や製法は、公的な一例であり、その他の材質や製法を用いることも可能である。
実施の形態2.
本実施の形態に係る発光装置200の構成について、図5を用いて説明する。図5は、発光装置200の構成を示す断面図である。本実施の形態では、金属基板11の表面に凸部11a、及び凹部11bが設けられている。なお、凸部11a及び凹部11b以外の構成については、実施の形態1と同様であるため、適宜説明を省略する。
本実施の形態に係る発光装置200の構成について、図5を用いて説明する。図5は、発光装置200の構成を示す断面図である。本実施の形態では、金属基板11の表面に凸部11a、及び凹部11bが設けられている。なお、凸部11a及び凹部11b以外の構成については、実施の形態1と同様であるため、適宜説明を省略する。
金属基板11の表面には、凸部11a、及び凹部11bが形成されている。複数の凸部11aと凹部11bとが、交互に配置されている。したがって、金属基板11と絶縁層12との界面に凹凸が形成されている。このように金属基板11の表面を突起状に加工して、粗面化する。こうすることで、金属基板11と絶縁層12の接触面積が広くなる。実施の形態1に比して、熱拡散能力を向上させることができる。より放熱特性の優れた発光装置200を実現することができる。
なお、金属基板11の表面に凸部11a、及び凹部11bを形成する手法は、公知の手法を用いることができる。例えば、エッチング加工、切削加工、プレス加工などにより、凸部11a、及び凹部11bを形成することができる。絶縁層12を形成する前に、金属基板11の表面を加工して、粗面化する。そして、粗面化された金属基板11の上に、絶縁層12を塗布する。こうすることで、金属基板11と絶縁層12の界面に凹凸を容易に形成することができる。
凹凸の高さは、1〜10μm程度とすることが好ましい。絶縁層12の厚さは、50〜150μm程度であり、凸部11aの高さに比べて十分に厚くなっている。これにより、絶縁層12の表面、すなわち、LEDチップ16を実装する実装面が平坦になる。よって、LEDチップ16の実装に対する影響を低減することができる。なお、凹凸は、金属基板11の全面に設けてもよく、一部のみに設けてもよい。例えば、LEDチップ16を実装する素子領域30にのみ凹凸を設けてもよい。
上記の実施の形態1、2では、発光素子として、半導体発光素子であるLEDチップ16を用いたが、LEDチップ16以外の発光素子を用いてもよい。
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記によって限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
10 基板
11 金属基板
12 絶縁層
13 接着剤
14 配線パターン
15 ダム材
16 LEDチップ
17 ワイヤ
18 封止樹脂
19 電極
21 ベースレジン
22 フィラ
30 素子領域
100、200 発光装置
11 金属基板
12 絶縁層
13 接着剤
14 配線パターン
15 ダム材
16 LEDチップ
17 ワイヤ
18 封止樹脂
19 電極
21 ベースレジン
22 フィラ
30 素子領域
100、200 発光装置
Claims (8)
- 金属基板と、
前記金属基板上に設けられ、フレーク状のセラミックフィラを含有する絶縁層と、
前記絶縁層上に配置された発光素子と、を備えた発光装置。 - 前記絶縁層において、前記セラミックフィラの含有率が50wt%以上となっている請求項1に記載の発光装置。
- 前記セラミックフィラの比表面積が3〜15m2/gである請求項1、又は2に記載の発光装置。
- 前記セラミックフィラの平均粒子径が0.5〜15μmである請求項1〜3のいずれか1項に記載の発光装置。
- 前記金属基板の表面に凹凸が形成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の発光装置。
- 前記セラミックフィラが、Al2O3、hBN、又はMgOによって形成されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の発光装置。
- 前記絶縁層上に前記発光素子を固着する接着剤をさらに備える請求項1〜6のいずれか1項に記載の発光装置。
- 金属基板の上に、フレーク状のフィラを含有する絶縁層を形成するステップと、
前記絶縁層の上に発光素子を実装するステップと、を備えた発光装置の製造方法。
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