JP2015115176A - 高温用ヒーターユニット - Google Patents

高温用ヒーターユニット Download PDF

Info

Publication number
JP2015115176A
JP2015115176A JP2013256085A JP2013256085A JP2015115176A JP 2015115176 A JP2015115176 A JP 2015115176A JP 2013256085 A JP2013256085 A JP 2013256085A JP 2013256085 A JP2013256085 A JP 2013256085A JP 2015115176 A JP2015115176 A JP 2015115176A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support rod
support
heater
heater wire
heater unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013256085A
Other languages
English (en)
Inventor
田中 寛人
Hiroto Tanaka
寛人 田中
好喜 岩田
Yoshiki Iwata
好喜 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JNC Corp
JX Nippon Mining and Metals Corp
Toho Titanium Co Ltd
Original Assignee
JNC Corp
JX Nippon Mining and Metals Corp
Toho Titanium Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JNC Corp, JX Nippon Mining and Metals Corp, Toho Titanium Co Ltd filed Critical JNC Corp
Priority to JP2013256085A priority Critical patent/JP2015115176A/ja
Publication of JP2015115176A publication Critical patent/JP2015115176A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Resistance Heating (AREA)
  • Silicon Compounds (AREA)

Abstract

【課題】高温用ヒーターユニットにおいて、接着剤とヒーター線との化学反応による劣化破断、熱膨張に伴い固定された支持板とヒーター線との干渉による機械的破断を防止し、ヒーター線の交換を容易にする。【解決手段】ヒーター線支持機構18を、支持棒12、複数のさや管14、及び複数の支持板16とを有する構成とし、支持棒を通して複数の支持板とさや管を交互に配置し、複数のさや管及び複数の支持板を支持棒に固定する目的で、一部のさや管を支持棒とボルト44及びナット42を用いて締結するとともに、支持板を支持棒にもさや管にも固定しない構造とし、ヒーター線支持機構及びU字形ヒーター線20が挿入される保護管22、支持棒、さや管、支持板、並びに支持棒とさや管とを接続するボルトおよびナットの材質を同一のものとする。U字形ヒーター線の端子部20aは全て、端子箱内に露出し、全てのU字形ヒーター線が電源と直列接続されるようにする。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば亜鉛還元法多結晶シリコン製造設備などのように、腐食性のガスが存在する反応容器内及び/又は配管内等の空間を高温に加熱するための高温用ヒーターユニットに関する。
太陽電池用のシリコンウェーハは、シーメンス法、亜鉛還元法などにより得られたシリコンインゴットの他、半導体用単結晶シリコンを引き上げた後のルツボ残渣や、単結晶シリコンインゴットの切削屑などのスクラップ品などを溶融し、不純物を除去後、冷却し結晶化させることにより得られるシリコンインゴットより製造される。
特許文献1,2には、上部から下方に向かって挿入された石英ガラス製のシリコン塩化物ガス供給ノズル、還元剤ガス供給ノズル及び排気ガス抜き出しパイプを備え、外周面に加熱手段を備えた縦型反応器を用いて、シリコン塩化物ガス供給ノズルの先端部に高純度多結晶シリコンを管状に凝集成長させる製造方法・装置が記載されている。
これらの特許文献に記載の方法で得られる多結晶シリコンは、多結晶シリコンが管状に凝集した形状をしているので容易に解砕することができ、高純度の針状もしくは樹枝状の多結晶シリコンを得ることができる。
この多結晶シリコンは、例えばそのままCZ法による単結晶インゴット引き上げ用や多結晶シリコンインゴットの原料として用いることができる。また、多結晶シリコンインゴット製造の際、塊状シリコン間の隙間充填用としても有用である。
特開2007−145663号公報 特開2007−223822号公報
特許文献1,2に記載の亜鉛還元法においては、800〜1200℃の反応温度での平衡反応によってシリコンを製造している。
この反応器からの排気ガス中には、反応ガスである塩化亜鉛ガスの他、未反応原料ガスである亜鉛ガスと四塩化ケイ素ガス(腐食性)が含まれる。万一この排気ガスの温度が、塩化亜鉛の凝縮温度である732℃以下に低下すると、排気ガス抜き出しパイプ中において平衡反応の条件が崩れ、追反応と称される新たな還元反応によりシリコンが生成され、遂には排気ガス抜き出しパイプの閉塞に至ってしまう。
このため、排気ガスの温度を少なくとも四塩化ケイ素の凝縮温度以上に保つため、ヒーターユニットを排気ガス抜き出しパイプ中に挿入して、上述の亜鉛還元反応が進められている。
従来の高温用ヒーターユニットとしては、例えば、複数の支持板を1本の支持棒に差し連ねた後、支持棒に接着剤等を用いて固定したヒーター線支持機構及びこれに支持されたヒーター線を腐食性ガスとの接触を避けるため保護管に挿入してなるヒーター本体と、端子箱とからなる高温用ヒーターユニットが知られている。
このような高温用ヒーターユニットは、例えば、円形の中心部に支持棒を通すための中央貫通孔と板上にヒーター線を通すための2以上の偶数個のヒーター用貫通孔を持つ支持板と、支持棒とを、東亜合成株式会社製の耐熱性無機接着剤アロンセラミックなどのような接着剤を用いて接着固定し、ヒーター線支持機構を構成している。
なお、支持板、支持棒の材質には、使用温度に対する耐熱性を備えていればよく、例えば、ジルコニア、アルミナ、炭化ケイ素、窒化ケイ素などを始めとする一般的なセラミックが用いられる。
また、このような高温用ヒーターユニットでは、例えば、4本の直線状ヒーター線を保護管内にセットする場合、ヒーター線支持機構の支持板の4個のヒーター用貫通孔に、直線状ヒーター線を4本セットした後、ヒーター線支持機構の一端において4本のヒーター線の先端を2本一組としてU字形に溶接し、ヒーター線支持機構の他端、すなわち端子箱側において、2組のU字形のヒーター線の各々の一端をU字形に溶接して電気的に直列回路を構成し、残った2本のヒーター線の先端を端子箱に取り出して、外部電源接続用の端子とする構造になっている。すなわち、ヒーター線は3回の溶接によって支持棒と一体化した構造となる。
なお、ヒーター線の材質としては、例えば、アルミナ、窒化ケイ素、二珪化モリブデン(MoSi2)を始めとする一般的なセラミックが用いられる。
しかしながら、この従来の高温用ヒーターユニットの構造には、次のような問題点があり、これらの課題を解決する必要がある。
(1)支持板を支持棒に固定するための接着剤との化学反応により、ヒーター線材料が劣化破断に至ることがある。
(2)支持板が固定されていることにより、ヒーター線の変形に対する追従性が不足し、偏応力によるヒーター線の機械的破断を招くことがある。
(3)ヒーター線支持機構で支持された複数のヒーター線を溶接して支持機構と一体化した構造であったため、一部に破損があった場合、全てのヒーター線を取り換える必要がある。
(4)ヒーター線支持機構と保護管の材質が同一では無い場合に、材料の熱膨張係数が異なることによる機械的干渉が生じる危険性がある。
ヒーター線支持機構を、支持棒、複数のさや管、及び複数の支持板とを有する構成とし、支持棒を通して複数の支持板とさや管を交互に配置し、複数のさや管及び複数の支持板を支持棒に固定する目的で、一部のさや管を支持棒とボルト及びナットを用いて締結するとともに、支持板を支持棒にもさや管にも固定しない構造とする。
そして、ヒーター線支持機構及びU字形ヒーター線が挿入される保護管、支持棒、さや管、支持板、並びに支持棒とさや管とを接続するボルトおよびナットの材質を同一のものとする。
さらに、加工済みの端子部と加熱部とからなるU字形ヒーター線を用い、ヒーター線支持機構に装着して、U字形ヒーター線の端子部は全て、端子箱内に露出し、全てのU字形ヒーター線が電源と直列接続されるようにする。
すなわち、本発明の要旨は、次に示す[1]から[9]で示すとおりである。
[1]管構造を有する支持棒と、該支持棒の外周部に設けられる複数のさや管と、該さや管によって挟持された状態で設けられる複数の支持板と、から構成されるヒーター線支持機構と、前記ヒーター線支持機構に支持されたU字形ヒーター線と、を保護管に挿入してなるヒーター本体と、
前記支持棒を吊り下げて固定するための、管構造を有する吊り下げ金具と、
前記ヒーター本体とフランジを介して設けられた端子箱と、
を備える高温用ヒーターユニットであって、
前記支持板は、前記支持棒を挿通させるための中央貫通孔と、前記U字形ヒーター線を挿通させるための2個以上の偶数個のヒーター用貫通孔とを有し、
前記U字形ヒーター線は、加熱部と端子部とを有し、前記加熱部は前記保護管内に配置されるとともに、前記端子部は前記端子箱内に露出され、前記端子箱に設けられた外部接続端子と前記U字形ヒーター線とが、取り外し可能な渡り配線を用いて電気的に直列接続されていることを特徴とする高温用ヒーターユニット。
[2] 管構造を有する前記吊り下げ金具の開口端から、不活性ガスを注入することにより、前記ヒーター本体内をガスシール可能に構成される[1]に記載の高温用ヒーターユニット。
[3] 前記複数のさや管のうち、少なくとも、前記支持棒の前記吊り下げ金具と固定されていない先端部の外周に設けられたさや管が、前記支持棒の管内に内装されたナットと、ボルトとを用いて、支持棒に固定される[1]または[2]に記載の高温用ヒーターユニット。
[4] 前記支持棒が、複数の支持棒により構成され、前記支持棒の管内に内装されたナットと、ボルトとを用いて、前記複数の支持棒が継ぎ足される[1]から[3]のいずれかに記載の高温用ヒーターユニット。
[5] 前記保護管内において、前記支持棒の前記吊り下げ金具と固定されている端部側に、断熱材が配置される[1]から[4]のいずれかに記載の高温用ヒーターユニット。
[6] 前記保護管、前記支持棒、前記さや管、前記支持板、前記ボルト、および前記ナットの材質が同一である[1]から[5]のいずれかに記載の高温用ヒーターユニット。
[7] 前記保護管、前記支持棒、前記さや管、前記支持板、前記ボルト、および前記ナットが窒化ケイ素製である[6]に記載の高温用ヒーターユニット。
[8] 前記U字形ヒーター線がセラミック製である[1]から[7]のいずれかに記載の高温用ヒーターユニット。
[9] 前記U字形ヒーター線が二珪化モリブデン製である[8]に記載の高温用ヒーターユニット。
本発明に係る高温用ヒーターユニットによれば、接着剤を用いない構造としたことにより、接着剤との化学反応によるヒーター線の劣化破断を防止できる。
また、支持板を自由に回転できる構造としたことにより、この支持板のヒーター用貫通孔を通してセットされるヒーター線への偏応力が生じることがなく、ヒーター線の変形や機械的破断を防止できる。
また、不具合となったヒーター線のみをヒーター線支持機構から単独で取り外すことができ、ヒーター線の取り換えが容易となる。
また、ヒーター線支持機構と保護管の材質を同一として、線膨張係数を合わせることにより、機械的干渉を防ぐことができる。
図1は、本発明の高温用ヒーターユニットの一実施例における内部の全体図を示す概略断面図である。 図2は、図1の高温用ヒーターユニットの先端部における構造を説明するための図であって、図2(a)は、A部の拡大断面図、図2(b)は、図2(a)におけるB−B部分の断面図である。 図3は、図1の高温用ヒーターユニットの中間部における構造を説明するための図であって、図3(a)は、C部の拡大断面図、図3(b)は、図3(a)におけるD−D部の断面図である。 図4は、図1の高温用ヒーターユニットの端子箱内部の平面図である。
以下、本発明の実施の形態(実施例)を図面に基づいて、より詳細に説明する。
図1は、本発明の高温用ヒーターユニットの一実施例における内部の全体図を示す概略断面図、図2は、図1の高温用ヒーターユニットの先端部における構造を説明するための図であって、図2(a)は、A部の拡大断面図、図2(b)は、図2(a)におけるB−B部分の断面図、図3は、図1の高温用ヒーターユニットの中間部における構造を説明するための図であって、図3(a)は、C部の拡大断面図、図3(b)は、図3(a)におけるD−D部の断面図、図4は、図1の高温用ヒーターユニットの端子箱内部の平面図である。
本発明において、U字形ヒーター線の設備本数は限定されることは無いが、本実施例においては、U字形ヒーター線を2本用いた例を示す。
図1から4に示すように、本実施例の高温用ヒーターユニット10は、支持棒12とさや管14と支持板16とから構成されるヒーター線支持機構18及びこれに支持されたU字形ヒーター線20を保護管22に挿入してなるヒーター本体24と、フランジ26を介して設けられた端子箱28とを備えている。
フランジ26は、上側フランジ26aと下側フランジ26bを備えており、下側フランジ26bは、高温用ヒーターユニット10を反応容器内及び/又は配管などに取り付けるのにも用いることができる。
また、本実施例の高温用ヒーターユニット10は、端子箱28を貫通するように設けられた吊り下げ金具30を備え、この吊り下げ金具30は、支持棒吊り下げ機構30aと、上側フランジ26a面への固定機構30bとを備え、支持棒吊り下げ用ボルト31によって支持棒12を吊り下げた状態で固定されるとともに、上側フランジ26aの上面にボルト(図示せず)によって固定されている。
また、保護管22はフランジ部22aを有し、このフランジ部22aを上側フランジ26a及び下側フランジ26bによって挟持することで、保護管22はフランジ26に吊り下げられた状態で固定されている。
また、支持棒12及び吊り下げ金具30は、管構造を有しており、吊り下げ金具30の上部開口端は、チッ素ガスなどのガス導入口32として兼用することができる。これにより、本実施例のヒーター本体24内を必要に応じて、チッ素ガスなどの不活性ガスでガスシールすることができる。
U字形ヒーター線20は、セラミック製の絶縁ソケット34によって、電気的にフランジ26などから絶縁されている。U字形ヒーター線20は、導線36を経て外部接続端子38と接続され、引いては図示しない外部電源のプラス及びマイナス電極に接続される。
なお、保護管22内において、支持棒12の吊り下げ金具30と固定されている端部側には、断熱材40が配置される。このように断熱材40を配置することによって、ヒーター本体24で発生した熱が、高温用ヒーターユニット10が取り付けられた反応容器や配管などの外部へ放熱されることを防止できる。
支持板16の中心部には、支持棒12を挿通させるための中心貫通孔16aが設けられ、また、支持板16上にはU字形ヒーター線20を挿通させるためのヒーター用貫通孔16bが4個設けられている。
このような支持板16の中心貫通孔16aに、管構造を有する支持棒12が挿通され、この支持棒12の外周部にはさや管14が設けられている。そして、支持棒12の管内に内装されたナット42とボルト44を用いて、支持棒12とさや管14とが締結されている。
また、U字形ヒーター線20は、支持板16のヒーター用貫通孔16bに挿通されるとともに、支持板16、支持棒12及びさや管14を備えるヒーター線支持機構18に支持された状態で設けられている。
なお、本実施例においては、2本のU字形ヒーター線20を用いているため、支持板16には4個のヒーター用貫通孔16bが設けられているが、U字形ヒーター線20を1本だけ用いる場合には、2個のヒーター用貫通孔16bを設ければよく、また、3本のU字形ヒーター線20を用いる場合には、6個のヒーター用貫通孔16bを設ければよい。
すなわち、用いるU字形ヒーター線20の数に応じて、支持板16には2個以上の偶数個のヒーター用貫通孔16bが設けられていればよい。また、少なくとも、U字形ヒーター線20を挿通可能な数のヒーター用貫通孔16bが設けられていればよく、例えば、2本のU字形ヒーター線20を用いる場合に、6個のヒーター用貫通孔16bを設けるなど、余分にヒーター用貫通孔16bを設けても構わない。
なお、本実施例において、保護管22、支持棒12、さや管14、支持板16、並びに支持棒12とさや管14とを接続するボルト44、および支持棒12中に内装されているナット42の材質は、特に限定されるものではないが、亜鉛還元法の反応温度(800℃から1200℃)において、機械的強度を失わず、耐熱衝撃性に優れ、最も熱膨張しにくい寸法安定性に優れたセラミックスであることから、窒化ケイ素を用いることが好ましい。
また、保護管22、支持棒12、さや管14、支持板16、並びに支持棒12とさや管14とを接続するボルト44、および支持棒12中に設置されているナット42の材質を同一のものとすることで、線膨張係数を統一して部品同士の干渉を回避できる。
本実施例における高温用ヒーターユニット10では、図3に示すように、この中間部において、支持棒12の管内に内装されたナット42とボルト44とを用いて支持棒12を継ぎ足している。このように、支持棒12の継ぎ足しをすることによって、長い支持棒を用意する必要がなくなる。
なお、継ぎ足すことができる支持棒12の数は、図3に示すような接続方法によって、支持棒12としての機械的強度が保たれていれば、特に限定されるものではない。
図1から図3に示すように、本実施例における高温用ヒーターユニット10のヒーター線支持機構18は、支持板16、支持棒12及びさや管14を備えており、さや管14は、支持棒12にボルト44及びナット42によって締結されたさや管14と、支持棒12に締結されていないさや管14とを有している。
これらのさや管14と支持板16は、全体として交互に配置されているものの、すべての支持板16は、支持棒12にもさや管14にも固定されておらず、自由に回転可能に設けられている。すなわち、支持板16は、さや管14によって挟持されて設けられている。
このように、支持板16が支持棒12を中心に自由に回転できる構造とすることで、U字形ヒーター線20の熱変形による支持板16との内部干渉に伴う偏応力が緩和され、U字形ヒーター線20の変形や破損を回避することができる。
また、上述するように、本実施例におけるヒーター線支持機構18の組み立てには、例えば、接着剤などを必要とせず、接着剤との化学反応等によるU字形ヒーター線20の劣化破断を防止することができる。
本実施例におけるU字形ヒーター線20は、U字形ヒーター線20の始点と終点である端子部20aと、U字部分の加熱部20bとを有し、加熱部20bは支持板16のヒーター用貫通孔16bを通して、保護管22内に配置される。
また、図4に示すように、端子部20aのすべては、例えば、セラミック製の絶縁ソケット34でフランジ26等から絶縁されて端子箱28内に露出され、外部接続端子38とU字形ヒーター線20とが、取り外し可能な導線36により構成される渡り配線を用いて電気的に直列接続されている。
なお、図4において、2本のU字形ヒーター線20の端子部20aは、それぞれ符号21a,21b,21c,21dによって示される。
このように、従来の高温用ヒーターユニットが溶接によってヒーター線を接続していたのに対し、本実施例の高温用ヒーターユニット10では、すべてのU字形ヒーター線20が、端子部20aにおいてのみ導線36によって電気的に直列に接続され、かつ、取り外し可能であるため、1本のU字形ヒーター線20が不具合となった場合に、端子部20aの導線36を解除さえすれば、ヒーター線支持機構18から単独で引き抜くことができる。
本実施例において、高温用ヒーターユニット10のU字形ヒーター線20としては、特に限定されるものではないが、例えば、二珪化モリブデン(MoSi2)製ヒーターは、ヒーター線表面でのスケール発生が少なく長寿命であり、表面電力密度が大きいので線径を細くでき、かつ、軽量であるので急速昇降温が容易であるため好ましい。
以上、本発明の好ましい実施例を説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、上述する実施例では、亜鉛還元法多結晶シリコン製造設備で用いることが想定されているが、例えば、腐食性ガスの加熱装置などで用いることもできるなど、本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
10 高温用ヒーターユニット
12 支持棒
14 さや管
16 支持板
16a 中心貫通孔
16b ヒーター用貫通孔
18 ヒーター線支持機構
20 U字形ヒーター線
20a 端子部
20b 加熱部
21a,21b,21c,21d 端子部
22 保護管
22a フランジ部
24 ヒーター本体
26 フランジ
26a 上側フランジ
26b 下側フランジ
28 端子箱
30 吊り下げ金具
30a 支持棒吊り下げ機構
30b 固定機構
31 支持棒吊り下げ用ボルト
32 ガス導入口
34 絶縁ソケット
36 導線
38 外部接続端子
40 断熱材
42 ナット
44 ボルト

Claims (9)

  1. 管構造を有する支持棒と、該支持棒の外周部に設けられる複数のさや管と、該さや管によって挟持された状態で設けられる複数の支持板と、から構成されるヒーター線支持機構と、前記ヒーター線支持機構に支持されたU字形ヒーター線と、を保護管に挿入してなるヒーター本体と、
    前記支持棒を吊り下げて固定するための、管構造を有する吊り下げ金具と、
    前記ヒーター本体とフランジを介して設けられた端子箱と、
    を備える高温用ヒーターユニットであって、
    前記支持板は、前記支持棒を挿通させるための中央貫通孔と、前記U字形ヒーター線を挿通させるための2個以上の偶数個のヒーター用貫通孔とを有し、
    前記U字形ヒーター線は、加熱部と端子部とを有し、前記加熱部は前記保護管内に配置されるとともに、前記端子部は前記端子箱内に露出され、前記端子箱に設けられた外部接続端子と前記U字形ヒーター線とが、取り外し可能な渡り配線を用いて電気的に直列接続されていることを特徴とする高温用ヒーターユニット。
  2. 管構造を有する前記吊り下げ金具の開口端から、不活性ガスを注入することにより、前記ヒーター本体内をガスシール可能に構成される請求項1に記載の高温用ヒーターユニット。
  3. 前記複数のさや管のうち、少なくとも、前記支持棒の前記吊り下げ金具と固定されていない先端部の外周に設けられたさや管が、前記支持棒の管内に内装されたナットと、ボルトとを用いて、支持棒に固定される請求項1または2に記載の高温用ヒーターユニット。
  4. 前記支持棒が、複数の支持棒により構成され、前記支持棒の管内に内装されたナットと、ボルトとを用いて、前記複数の支持棒が継ぎ足される請求項1から3のいずれかに記載の高温用ヒーターユニット。
  5. 前記保護管内において、前記支持棒の前記吊り下げ金具と固定されている端部側に、断熱材が配置される請求項1から4のいずれかに記載の高温用ヒーターユニット。
  6. 前記保護管、前記支持棒、前記さや管、前記支持板、前記ボルト、および前記ナットの材質が同一である請求項1から5のいずれかに記載の高温用ヒーターユニット。
  7. 前記保護管、前記支持棒、前記さや管、前記支持板、前記ボルト、および前記ナットが窒化ケイ素製である請求項6に記載の高温用ヒーターユニット。
  8. 前記U字形ヒーター線がセラミック製である請求項1から7のいずれかに記載の高温用ヒーターユニット。
  9. 前記U字形ヒーター線が二珪化モリブデン製である請求項8に記載の高温用ヒーターユニット。
JP2013256085A 2013-12-11 2013-12-11 高温用ヒーターユニット Pending JP2015115176A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013256085A JP2015115176A (ja) 2013-12-11 2013-12-11 高温用ヒーターユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013256085A JP2015115176A (ja) 2013-12-11 2013-12-11 高温用ヒーターユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015115176A true JP2015115176A (ja) 2015-06-22

Family

ID=53528804

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013256085A Pending JP2015115176A (ja) 2013-12-11 2013-12-11 高温用ヒーターユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015115176A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105072722A (zh) * 2015-09-16 2015-11-18 中国恩菲工程技术有限公司 加热装置
CN109005610A (zh) * 2017-06-06 2018-12-14 塔克及海林阁有限公司 用于具有加热元件的电加热装置的内部结构和电加热装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105072722A (zh) * 2015-09-16 2015-11-18 中国恩菲工程技术有限公司 加热装置
CN109005610A (zh) * 2017-06-06 2018-12-14 塔克及海林阁有限公司 用于具有加热元件的电加热装置的内部结构和电加热装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5973728B2 (ja) バッチ式熱処理装置及び該装置に適用されるヒータ
JP5415914B2 (ja) 炭素電極および多結晶シリコン棒の製造装置
KR101600651B1 (ko) Cvd 반응기에서 전극 홀더를 위한 보호 장치
CN103046135B (zh) 一种大规格尺寸蓝宝石炉双加热器结构
JP6373724B2 (ja) 芯線ホルダ及びシリコンの製造方法
JP2015115176A (ja) 高温用ヒーターユニット
JP5653830B2 (ja) 多結晶シリコン製造装置および多結晶シリコン製造方法
JP6356243B2 (ja) ポリシリコン製造装置
JP2010155782A (ja) 多結晶シリコンロッド
JP5293615B2 (ja) 単結晶製造装置
KR101133151B1 (ko) 증착 공정용 전극 제조 방법
JP6014237B1 (ja) サファイア単結晶部材製造装置
JP5272485B2 (ja) 基板支持部材
WO2016002232A1 (ja) 多結晶シリコン棒製造用のシリコン芯線および多結晶シリコン棒の製造装置
JP2022166478A (ja) 多結晶シリコンの製造装置
JP5776587B2 (ja) 単結晶製造方法
JP2018065717A (ja) 多結晶シリコン反応炉
JP5642857B2 (ja) 炭素電極および多結晶シリコン棒の製造装置
TWI504306B (zh) 一種高溫長晶爐所使用的三相電阻式加熱器
KR20130104041A (ko) 씨브이디 반응장치용 절연 슬리브 및 그 절연 슬리브가 구비된 씨브이디 반응장치
JP2022182269A (ja) 多結晶シリコン製造用電極
CN102321914A (zh) 一种泡生法蓝宝石晶体生长炉水冷电极
CN213335572U (zh) 一种带支撑工艺管功能件的加热炉体
KR101380767B1 (ko) 폴리실리콘 제조용 화학기상증착 반응기
US20240188194A1 (en) High density electric furnace heating module