JP2015114029A - 棚、棚を備える冷凍冷蔵庫及びこれらの製造方法 - Google Patents

棚、棚を備える冷凍冷蔵庫及びこれらの製造方法 Download PDF

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義明 藤木
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健二 別役
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Abstract

【課題】凹端部を設けた透明板に接する枠を有する棚を製造する際、枠が熱収縮しても脱離することを抑制する。
【解決手段】透明板の端面と接する枠を含む棚を備える冷凍冷蔵庫であって、前記透明板の端面は、外側端部と、該外側端部よりも内側である凹端部とを接続する接続部と、を含み、該接続部と前記外側端部とがなす角が、鋭角である冷凍冷蔵庫。
【選択図】図8

Description

本発明は、棚、棚を備える冷凍冷蔵庫及びこれらの製造方法に関する。
棚に強化ガラス板を採用した冷凍冷蔵庫の従来技術としては、特開2004−257616号公報(特許文献1がある。
特許文献1は、樹脂製の枠を強化ガラス板と一体に成形することによって強化ガラス板端面を樹脂材料で保護することができる強化ガラス板による棚を備えた冷凍冷蔵庫が開示されている。
特開2004―257616号公報
特に冷蔵室においては、冷気が各段の棚或いはドアポケットなど冷蔵室内全域に行き渡るように、冷蔵室背面に半円弧状のダクト板が上下方向に長く、かつ冷蔵室内側に張り出した格好で設けられている。このダクト板の要所々には冷気吹き出し口が設けられ、この冷気吹き出し口から各棚やドアポケットに冷気が供給される。
したがって、このようなダクト板が取り付けられた冷凍冷蔵庫の場合、特許文献1,2のようにダクト板の前面に矩形形状の強化ガラス板からなる棚を設置すると、ダクト板の両側に棚がない部分(デッドスペース)が発生してしまう。そのため、棚がない分が冷蔵室としての食品収納スペースの減少に繋がる。したがって、ガラス板の外周にダクト板の形状に合わせた切り欠き部、凹部等を設けた樹脂枠を強化ガラス板にインサート成形することでデッドスペースを埋め、食品収納スペースの減少を避けたものが考えられる。 しかし、強化ガラス板に対して樹脂枠を成形、例えばインサート成形すると、樹脂枠の熱収縮が発生した場合に切り欠き部分等に引張応力が集中的に加わり、この切り欠き部分等から樹脂枠の脱離が生じてしまう。
そこで本発明の目的の一つは、外周に取り付ける枠が切り欠き部、凹部等(凹端部)からの脱離を抑制できる透明板を有する棚、及びこの棚を有する冷凍冷蔵庫を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る冷凍冷蔵庫は、透明板の端面と接する枠を含む棚を備える冷凍冷蔵庫であって、前記透明板の端面は、外側端部と、該外側端部よりも内側である凹端部とを接続する接続部と、を含み、該接続部と前記外側端部とがなす角が、鋭角であることを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明に係る棚の製造方法は、側部が、外側端部と、該外側端部よりも内側である凹端部と、前記外側端部と前記凹端部とを接続する接続部と、を含み、該接続部と前記外側端部とがなす角が、鋭角である透明板の外周に熱収縮性のある枠を設けて、該枠を熱収縮させて前記透明板に取り付ける工程を含むことを特徴とする。
本発明によれば、凹端部を設けた透明板に枠を設けて棚を製造する際、枠が例えば熱収縮しても透明板から剥がれることを抑制することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は以下の実施形態の説明により明らかにされる。
一実施形態の冷凍冷蔵庫の正面図である。 図1のA−A断面図である。 一実施形態の冷凍冷蔵庫の冷蔵室扉開状態の正面図である。 比較例1のガラス板による棚の上面図である。 比較例2に係わるガラス板による棚の上面図である。 図5のガラス板による棚に取り付けた樹脂枠が剥がれた状態を示す上面図である。 実施例1に係るガラス板の上面図である。 図7に示したA部の拡大図である。 図7のガラス板の樹脂枠を取り付けた状態を示す上面図である。 実施例2に係り、図9のB−B断面図である。
以下、本発明の一実施形態を添付の図面を参照しながら説明する。
≪冷蔵庫≫
図1は一実施形態の冷凍冷蔵庫の正面図である。
図2は図1のA−A断面図である。
図1において、冷凍冷蔵庫本体1は食品の貯蔵室として上から冷蔵室2、製氷室3、この製氷室3と横並びの上段冷凍室4、下段冷凍室5、野菜室6の順に配置されている。そして、これらの各貯蔵室は前面の開口を閉塞するための扉2a、3a、4a、5a、6aがそれぞれ取り付けられている。冷蔵室2の前面開口を閉塞する2枚の扉2aはヒンジ(図示せず)で回動可能に保持され、観音扉式に開閉するようになっている。その他の扉3a、4a、5a、6aは前後方向に移動して各貯蔵室の開口を閉塞する引出し式扉となっている。
図2において、冷却器7は冷却器室8内に直立状態で収納されている。冷却器7の上部には冷気循環ファン(送風機)9が取り付けられている。冷凍冷蔵庫本体1を構成するのは断熱箱体10である。
冷蔵室2内の背面側には冷蔵室送風ダクト11が取り付けられている。この冷蔵室送風ダクト11は冷蔵室内の各所に冷気を供給するためのダクト板(後述する)によって形成されている。上段冷凍室4内の背面にはカバー12による上段冷凍室送風ダクト13が取り付けられている。
下段冷凍室5内の背面側には冷気ダクト14が設けられ、その下方には冷凍室戻り口15が取り付けられている。冷蔵室2と製氷室3及び上段冷凍室4との間には断熱仕切壁16が設けられ、下段冷凍室5と野菜室6との間の断熱仕切壁17には野菜室6からの戻りダクト18が形成されている。
機械室19内には圧縮機20が収納され、この圧縮機20の上部には蒸発皿21が搭載されている。この蒸発皿21は除霜ヒータ22の発熱によって冷却器7から滴下した除霜水を樋23からドレイン水排水路24を経由して受け、圧縮機20の熱で蒸発させるためのものである。
冷凍冷蔵庫本体1の上面には制御基板25が取り付けられ、この制御基板25によって冷蔵室冷却ダンパ26、冷凍室冷却ダンパ27、野菜室冷却ダンパ28の開閉が制御される。
冷凍冷蔵庫本体1を形成する外箱10aと内箱10bとの間に形成される空間には複数の真空断熱材29が実装された状態で発泡断熱材(発泡ポリウレタンフォーム)10cが充填されて断熱箱体10が形成されている。
冷蔵室2の前面を閉塞する冷蔵室用扉2aの庫内側には複数の扉ポケット30が備えられている。また、冷蔵室2内は複数の棚31によって縦方向に複数段の貯蔵スペースが区画形成されている。
上段冷凍室4と下段冷凍室5及び野菜室6とは、それぞれの室の前方に備えられた扉3a,4a,5a,6aには、収納容器3b,4b,5b,6bがそれぞれ取り付けられている。扉4a,5a,6aの前面には手掛け部(図示せず)が取り付けられ、この手掛け部に手を掛けて手前側に引き出すことにより収納容器4b,5b,6bが引き出せるようになっている。
図1に示す製氷室3にも同様に、扉3aに収納容器(図2で3bとして表示)が設けられ、扉3aの手掛け部(図示せず)に手を掛けて手前側に引き出すことにより収納容器3bが引き出せるようになっている。
また、冷却器8は下段冷凍室5の背面部に設けられた冷却器室7内に直立した状態で取り付けられている。この冷却器8の上方には冷気循環ファン9が取り付けられ、この冷気循環ファン9により冷却器7と熱交換して冷やされた空気(以下、冷却器7で冷やされてできた低温空気を冷気という)が冷蔵室送風ダクト11、上段冷凍室送風ダクト13、下段冷凍室送風ダクトである冷気ダクト14及び図示しない製氷室送風ダクトを介して、冷蔵室2、上段冷凍室4、下段冷凍室5、製氷室3の各室へ送られる。
上述したように、冷蔵庫本体1の天井壁上面側にはCPU、ROM及びRAM等のメモリ、インターフェース回路等を搭載した制御基板25が配置されている。この制御基板25は、外気温度センサ(図示せず)、冷却器温度センサ(図示せず)、冷蔵室温度センサ(図示せず)、野菜室温度センサ(図示せず)、冷凍室温度センサ(図示せず)に接続されている。さらに、扉2a,2b,3a,4a,5a,6aの各扉の開閉状態をそれぞれ検知する扉センサ(図示せず)と、冷蔵室2内壁に設けられた温度設定器(図示せず)と、下段冷凍室5内壁に設けられた温度設定器(図示せず)等とにもそれぞれ接続されている。
さらに、制御基板25は、上述のROMにあらかじめ記録されたプログラムにより、圧縮機20のON/OFF等の制御、冷蔵室冷却ダンパ26及び冷凍室冷却ダンパ27を個別に駆動するそれぞれのアクチュエータ(図示せず)の制御、冷気循環ファン9のON/OFF制御と回転速度制御、上述した扉開放状態を知らせるアラームのON/OFF等の制御を行うようになっている。
図3は一実施形態の冷凍冷蔵庫の冷蔵室扉開状態の正面図である。
図3において、冷凍冷蔵庫本体1の上部は冷蔵室2であり、左右両扉2aが全開状態となっている。この左右両扉2aの内面には飲料水或いは調味料等が収納できる扉ポケット30が複数段取り付けられている。冷蔵室2の底面部には食品の鮮度保持専用室となる減圧室32が配置されている。また、この減圧室32の隣には製氷室3と直結する吸水タンク33が配置されている。冷蔵室2の天井面にはLED照明からなる庫内灯34が取り付けられている。
冷蔵室2の下方で左側には製氷室3、右側には上段冷凍室4が配置されている。この製氷室3と上段冷凍室4の下側には下段冷凍室5が配置され、この下段冷凍室5の下側には野菜室6が配置されている。
冷蔵室2内を上下方向に複数段区画するための食品搭載用の棚31が取り付けられている。この棚31は冷蔵室2の内壁面を形成する内箱1bに形成されたレール(図示せず)上をスライドし、取り外しすることも可能となっている。
冷蔵室2内の背面壁にはダクト板35によって冷蔵室送風ダクト11が形成されている。このダクト板35は冷蔵室内側に張り出した円弧状となっており、その表面には各棚31或いは扉ポケット30に冷気が行き渡るように複数の冷気吹き出し孔35aが設けられている。
図3で示した棚31は樹脂材で形成されたものであるが、上述したように近年、透明な強化ガラス板(以下、ガラス板という)で形成された棚が製品化されている。
≪棚≫
実施例1に係る棚について説明する。
図7は実施例1に係るガラス板の上面図である。
図8は図7に示したA部の拡大図である。
図9は図7のガラス板の樹脂枠を取り付けた状態を示す上面図である。
図7、図8において、凹端部31cが設けられる透明板としてのガラス板31aの端面には、さらに、外側端部31sと接続部31eとが含まれている。透明板は、食品等の載置に対する破損の耐久性及び枠の取り付けに際する熱に対する耐久性と、透光性があればよく、例えば、ガラス板、強化ガラス板、その他透明な樹脂を採用することができる。
凹端部31cが設けられるガラス板31aの外側端部31sと凹端部31cとは、接続部31eによって接続している。
凹端部31cは、凹端部31cが設けられた端面において、ガラス板31aの内側に向かって凹む形状に設けられており、好ましくは、ダクト板35に沿った形状であり、より好ましくはダクト板35に亘って当接する形状である。
外側端部31sは、凹端部31cが設けられた端面において、凹端部31c又は接続部31e以外の部分の辺である。外側端部31sの形状は特に制限されないが、棚の設置や耐久性の観点から直線であることが好ましく、ガラス板31aの矩形状の一部をなす直線であることが好ましい。
接続部31eは、外側端部31sから凹端部31cにかけて、ガラス板31aの空隙(凹部)が広がる方向に形成されている(図7,8参照)。より具体的には、外側端部31sの端点31nを通る外側端部31sに対する垂線31vから突出せずかつ重ならない方向に接続部31eが設けられる。すなわち、外側端部31sと接続部31eとのなす角θを鋭角とする。角θは、好ましくは88.5度以下、より好ましくは87度以下とする。
これにより、接続部31e、垂線31v及び凹端部31cで囲まれた領域であるテーパ部31zが形成される。接続部31eの形状は特に制限されないが、熱収縮性のある枠としての樹脂枠31bに対するストッパーの観点から、直線状又は外側端部31sに向かって曲がる形状が好ましい。これにより、樹脂枠31bが面方向に収縮したとしても、接続部31e、端点31nがストッパーとなって凹端部31cでの樹脂枠31bの浮き上がりを阻止する。枠の材料特性としては、熱収縮するものであれば特に制限されず、樹脂などの種々公知の材料を用いることができる。透明板の側部(外周)に枠を設けて加熱し、熱収縮させることで取り付ける(側部に被着させる)ことができればよい(例えば図9参照)。
図9は実施例1のガラス板31aに樹脂枠31bをインサート成形したものを示す図である。
金型を使ってガラス板31aに樹脂枠31bをインサート成形により形成されたガラス板を金型から取り出すと、樹脂枠31bに急激な熱収縮が発生し、樹脂枠が剥がれるような応力が発生する。
実施例1では、樹脂枠31bの凹端部31c部分を中心として左右両側の樹脂枠31bが収縮しても、凹端部31cの接続部31e、テーパ部31z、端点31nに樹脂枠が食込むように収縮するため、樹脂枠31bの剥がれを食い止めることになる。そのため、本実施例では、凹端部31cにおける樹脂枠31bの浮き上がりによる剥がれを防止することができる。
このように本実施例によれば、冷蔵室内に張り出したダクト板の形状、例えば円弧状に合わせた凹端部31cを有するガラス板とし、このガラス板の周囲に樹脂枠を設けることで、樹脂枠31bの剥がれを防止するとともに、庫内灯の透過性が増し、食品の視認性が良好となる。
なお、樹脂枠31bはガラス板31aの凹端部31c形状に沿わせて湾曲した形状とすることができる。凹端部31cに合わせた樹脂枠31bであるとダクト板35との間に隙間が生じてしまい、この隙間から小さな食品が落下したり液体が滴下する可能性がある。そのため、凹端部31cを覆い、ダクト板35に接近する樹脂枠31bの曲部31b1はダクト板35の形状に沿う、例えば略円弧状であることが望ましい。
これにより、樹脂枠31bとダクト板35との間の隙間が小さくなり、この隙間からの食品の落下や液体の滴下等が防止できる。
実施例2は、以下の点を除き、実施例1の構成と同様の構成である。
図10は、図9のB−B断面図である。
図10において、ガラス板31aの外周両面には、あらかじめ凹凸部31fが形成されている。この凹凸部31fは樹脂枠31bの浮き上がりによる脱離方向に対して直交する方向に伸びる形状となっている。すなわち、凹凸部31fは、ガラス板31aの物が載置される面(載置面)に垂直な方向(図10中、上下方向)に向かって設けられ、凹端部31cに一つ以上設けられる。したがって、接続部31e、端点31nに加えて、凹凸部31fが樹脂枠31bのストッパーとなる。樹脂枠31bは、樹脂枠31bの収縮等に伴い、凹凸部31f内に食い込むため、凹端部31cからの脱離をより効率的に抑制し、成形、例えばインサート成形されることになる。凹凸部31fは、枠の熱収縮に伴い、枠に対して摩擦を生じて脱離を抑制できれば特に制限されず、錐状、突起、凸条、等であってよく、また、凸部の集合であって凹部の部分がなくともよい。
これにより本実施例によれば、熱収縮によって樹脂枠31bが脱離しようとしてもガラス板31aの凹凸部31fがストッパーとなって脱離を阻止することができる。なお、凹凸部31fは凹端部31c以外の部分、例えば接続部31e、外側端部31sに設けられても良い。
(比較例1)
次に、比較例1のガラス板による棚について図4を使って説明する。
図4は比較例1のガラス板による棚の上面図である。
図4において、外箱10aと内箱10bとの間の空間には真空断熱材29が予め取り付けられており、その空間に発泡断熱材10cが充填されている。内箱10bの冷蔵室2内側に張り出すように円弧状のダクト板35が取り付けられて冷蔵室送風ダクト11が形成されている。ダクト板35の一部には冷蔵室送風ダクト11内に送風される冷気の一部を棚31方向に供給するための冷気吹き出し孔35aが設けられている。
棚31はガラス板31aと樹脂枠31bとによって形成されている。図4に示す樹脂枠31bを幅広とし、ダクト板35の形状に合わせた円弧状の凹端部31cが形成している。この棚31は金型にセットされたガラス板31aに対して樹脂枠31bとなる樹脂材を充填して行うインサート成形によって形成されている。
樹脂枠31bの幅をこれ以上細くすると、凹端部31cからの脱離が生じてしまった。そのため、実施例と異なり、樹脂枠31bの細幅を実現しながらも凹端部31cからの脱離を抑制することができず、食品の視認性に優れた棚を提供できなかった。
(比較例2)
図5は比較例2に係わるガラス板による棚の上面図である。
比較例2は、接続部31eを設けない点で実施例1と異なる。ダクト板35の形状に合わせた凹端部31cをガラス板31a自体に設けたものである。このガラス板31aにもインサート成形により樹脂枠31bが取り付けられて、比較例1とは異なりダクト板35の周辺も透明なガラス板31aとなるため、樹脂枠31bの取付が良好であれば、庫内灯34の光が透過して食品の視認性が向上する棚を提供できる。
しかし、金型を使ってインサート成形でガラス板31aに樹脂枠31bを取り付け、金型からガラス板31aを取り出したとたん、急激な熱収縮によって樹脂枠31bが浮き上がりによる脱離によって隙間31dが生じてしまった。つまり、樹脂枠31bの凹端部31c部分を中心として左右両側の樹脂枠31bが収縮するため、凹端部31cの樹脂枠部分を引き上げるような変形となるため、図6に示すように浮き上がってしまうという結果となった。
≪まとめ≫
本発明に係る一実施形態の冷凍冷蔵庫は、透明板の端面と接する枠を含む棚を備える冷凍冷蔵庫であって、前記透明板の端面は、外側端部と、該外側端部よりも内側である凹端部とを接続する接続部と、を含み、該接続部と前記外側端部とがなす角が、鋭角であることを特徴とする。
これにより、冷気のダクト板を避けるために凹端部を設けた透明板による棚を採用したことによって冷蔵室の庫内灯の透過面積が拡大され、庫内灯34の光が透過して食品の視認性を向上させることができる。また安全のため透明板の周囲に樹脂枠をインサート成形したとしても、樹脂枠が熱収縮によって脱離することを防止した冷凍冷蔵庫を提供できる。ただし、熱収縮が微小な厚みとなった樹脂枠であれば剥がれ防止のための手段は講じなくてもよい。
また、前記透明板に設けられた凹端部は円弧状にしてもよい。
これにより、簡単な切削加工で透明板に凹端部を形成することができる。
また、前記透明板に設けられた凹端部の両端には、垂直線に対して前記凹端部の中心方向に向かってオーバーハングする直線部を設けてもよい。
これにより、熱収縮による透明板の凹端部での樹脂枠の剥がれを防止することができる。
また、前記接続部と外側端部とがなす角度θを、約88.5度以下、好ましくは87度以下の角度にしてもよい。
これにより、枠の厚みの応じた熱収縮の範囲に対応して脱離を防止することができる。
また、前記透明板の凹端部にインサート成形される樹脂枠は前記ダクト板の形状に合わせた円弧状部を備えてもよい。
これにより、枠とダクト板との間の隙間が小さくなり、この隙間からの食品の落下や液体の滴下等が防止できる。
また、前記透明板の外周に凹凸部を設け、この凹凸部に前記枠が食い込むようにインサート成形してもよい。
これにより、透明板の複雑な加工を施すことなく簡単に枠の脱離を防止することができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
11…冷蔵室用送風ダクト、 12…カバー板、
13…上段冷凍室送風ダクト、 14…冷気ダクト、
15…冷凍室戻り口、 16…断熱仕切壁、
17…断熱仕切壁、 18…戻りダクト、
29…真空断熱材、 30…扉ポケット、
31…棚、 31a…ガラス板(透明板)、
31b…樹脂枠(枠)、 31c…凹端部、
31d…隙間、 31e…接続部、
31f…凹凸部、 31n…端点、
31s…外側端部、 31v…垂線、
31z…テーパ部、 34…庫内灯、
35…ダクト板(ダクト部材)、 35a…冷気吹き出し孔。

Claims (5)

  1. 透明板の端面と接する枠を含む棚を備える冷凍冷蔵庫であって、
    前記透明板の端面は、外側端部と、該外側端部よりも内側である凹端部とを接続する接続部と、を含み、
    該接続部と前記外側端部とがなす角が、鋭角であることを特徴とする冷凍冷蔵庫。
  2. さらにダクト部材を備え、
    前記棚の前記枠の曲部の少なくとも一つは、前記ダクト部材の形状に沿うことを特徴とする請求項1に記載の冷凍冷蔵庫。
  3. 前記凹端部は、前記透明板の載置面に凹凸部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の冷凍冷蔵庫。
  4. 側部が、外側端部と、該外側端部よりも内側である凹端部と、前記外側端部と前記凹端部とを接続する接続部と、を含み、該接続部と前記外側端部とがなす角が、鋭角である透明板の外周に熱収縮性のある枠を設けて、該枠を熱収縮させて前記側部に被着させる工程を含んで、棚を製造する方法。
  5. 請求項4に記載の方法によって製造された棚を用いて冷凍冷蔵庫を製造する方法。
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