JP2015113899A - 防振装置 - Google Patents

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村山 隆
Takashi Murayama
隆 村山
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Abstract

【課題】防振部材の軸方向に対して垂直な方向の振動を伝達し難くする。【解決手段】ブラケット対向面32、第1プレート対向面42、および第2プレート対向面52に形成した凹部33、43、53に、潤滑剤8を充填する。これにより、各対向面25、26、32、42、52の接触部において、摩擦により軸垂直方向の力を伝達可能な最大摩擦力が小さくなる。換言すると、加振源である第1部材1Aが軸垂直方向に振動した場合に、第1部材1Aから防振装置を介して車体1Bに伝達される力の最大値が小さくなる。【選択図】図1

Description

本発明は、加振源である第1部材の振動の伝達を抑制する防振装置に関するものである。
従来、この種の装置として、例えば特許文献1に記載されたものがある。この特許文献1に記載された装置は、ゴム製の防振部材の軸方向両端部にブラケットを配置し、防振部材およびブラケットをボルトで締め付けている。
特開平8−326811号公報
しかしながら、ボルトの締め付けにより防振部材とブラケットの間に荷重が作用する。このため、防振部材の軸方向に対して垂直な方向(軸垂直方向)の振動が発生した場合、防振部材とブラケットとの間の摩擦により軸垂直方向の力が振動として伝達されてしまう。
本発明は上記点に鑑みて、防振部材の軸方向に対して垂直な方向の振動を伝達し難くすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、加振源である第1部材(1A)と第1部材が取り付けられる被装着部材(1B)との間での振動の伝達を抑制する防振装置であって、ゴムよりなり、軸方向に予圧縮され、軸方向に貫通する防振部材貫通孔(21)および外周に形成された防振部材溝(22)を有する防振部材(2)と、防振部材溝に嵌合されて、防振部材を被装着部材に取り付けるブラケット(3)と、軸方向に貫通するプレート貫通孔(41、51)を有するとともに、防振部材における軸方向の端部に配置されたプレート(4、5)と、防振部材貫通孔およびプレート貫通孔に挿入されるとともに第1部材に螺合されて、第1部材との間に防振部材およびプレートを挟持するボルト(6)とを備え、防振部材のうちブラケットと軸方向に重なって対向する面を防振部材第1対向面(25)とし、防振部材のうちプレートと軸方向に重なって対向する面を防振部材第2対向面(26)とし、ブラケットのうち防振部材と軸方向に重なって対向する面をブラケット対向面(32)とし、プレートのうち防振部材と軸方向に重なって対向する面をプレート対向面(42、52)としたとき、防振部材第1対向面、防振部材第2対向面、ブラケット対向面、およびプレート対向面のうち少なくとも1つに形成された凹部(27、33、43、53)と、凹部に充填された潤滑剤(8)とを備えることを特徴とする。
これによると、潤滑剤とそれに接する部材との摩擦係数は小さいため、摩擦により伝達可能な力の最大値が小さくなり、防振部材の軸方向に対して垂直な方向の振動を伝達し難くなる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態に係る防振装置を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る防振装置を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。
図1に示すように、加振源である第1部材1Aは、車両におけるブレーキ液圧を制御するアクチュエータであり、ハウジング、ブレーキ液を加圧するポンプ、そのポンプを駆動する電動機等を備えている。また、第1部材1Aは、振動の伝達を抑制する防振装置を介して、被装着部材としての車体1Bに取り付けられる。
防振装置は、防振部材2と、ブラケット3と、第1プレート4と、第2プレート5と、ボルト6と、内部金具7と、充填材8とを備えている。
防振部材2は、ゴムよりなり、図1の紙面上下方向を軸方向とする円筒状に形成されている。以下、本明細書では、防振部材2の軸方向を単に軸方向といい、その軸方向に対して垂直な方向を単に軸垂直方向という。
防振部材2の径方向中心部には、軸方向に貫通する防振部材貫通孔21が形成されている。防振部材2の外周には、環状の防振部材溝22が形成されている。そして、防振部材は、防振部材溝22の内側が小径円筒部23になっており、小径円筒部23の軸方向両側が小径円筒部23よりも大径の大径円筒部24になっている。
ブラケット3は、板状で、金属よりなり、小径円筒部23が挿入されるブラケット溝31が形成されている。そして、ブラケット溝31に小径円筒部23が挿入されるようにしてブラケット3が防振部材溝22に嵌合されている。ブラケット3の板厚は、防振部材溝22の軸方向寸法と略同一である。また、ブラケット3の端部は、車体1Bに固定されている。
第1プレート4は、円板状で、金属よりなり、径方向中心部には、軸方向に貫通する第1プレート貫通孔41が形成されている。第1プレート4は、防振部材2の軸方向一端面と第1部材1Aとの間に挟持されている。
第2プレート5は、円板状で、金属よりなり、径方向中心部には、軸方向に貫通する第2プレート貫通孔51が形成されている。第2プレート5は、防振部材2の軸方向他端面とボルト6の頭部61との間に挟持されている。
内部金具7は、円筒状で、金属よりなり、径方向中心部には、軸方向に貫通する内部金具貫通孔71が形成されている。
そして、防振部材貫通孔21、第1プレート貫通孔41、および第2プレート貫通孔51に内部金具7が挿入され、ボルト6の軸部62が内部金具貫通孔71に挿入され、ボルト6が第1部材1Aに螺合されている。これにより、第1部材4と頭部61との間に、防振部材2、第1プレート4、および第2プレート5が挟持されている。
内部金具7の軸方向長さは、防振部材2、第1プレート4、および第2プレート5の軸方向長さの和よりも短くなっている。したがって、第1部材4と頭部61との間に防振部材2等が挟持された状態では、防振部材2は軸方向に予圧縮されている。
ここで、防振部材2のうちブラケット3と軸方向に重なって対向する面を防振部材第1対向面25とし、防振部材2のうち各プレート4、5と軸方向に重なって対向する面を防振部材第2対向面26とし、ブラケット3のうち防振部材2と軸方向に重なって対向する面をブラケット対向面32とし、第1プレート4のうち防振部材2と軸方向に重なって対向する面を第1プレート対向面42と、第2プレート5のうち防振部材2と軸方向に重なって対向する面を第2プレート対向面52とする。
なお、各対向面25、26、32、42、52は、軸垂直方向に拡がる平面であり、対向する面同士は接触している。
そして、ブラケット対向面32、第1プレート対向面42、および第2プレート対向面52には、それぞれ複数の凹部33、43、53が形成されている。これらの凹部33、43、53には、潤滑剤8が満杯状態に充填されている。なお、潤滑剤8は、グリス等の半固体潤滑剤を用いるのが望ましい。
上記構成になる防振装置において、防振部材2、ブラケット3、第1プレート4、および第2プレート5には、ボルト6の締め付けにより軸方向の荷重が作用しており、その荷重をFとする。
また、各対向面25、26、32、42、52の接触部において、摩擦により軸垂直方向の力を伝達可能な最大摩擦力をfとし、各対向面25、26、32、42、52の接触部の摩擦係数をμとし、各対向面25、26、32、42、52の面積をSとし、各対向面32、42、52の凹部33、43、53の面積をSoとする。
そして、凹部33、43、53を備えていない従来の防振装置では、f=μFとなる。一方、凹部33、43、53内の潤滑剤8と各対向面25、26の接触部の摩擦係数は極めて小さく、その部位の摩擦係数はほぼ0とみなすことができる。したがって、凹部33、43、53を備えている本実施形態の防振装置では、f=μF*(S−So)/Sとなる。
すなわち、本実施形態の防振装置の最大摩擦力fは、従来の防振装置の最大摩擦力fよりも小さくなる。換言すると、加振源である第1部材1Aが軸垂直方向(すなわち、水平方向)に振動した場合に、第1部材1Aから防振装置を介して車体1Bに伝達される力の最大値が小さくなる。したがって、第1部材1Aの軸垂直方向の振動が伝達され難くなる。
なお、第1部材1Aの振動による軸垂直方向の力が最大摩擦力fを超えた場合は、複数箇所の各対向面25、26、32、42、52の接触部のうち、少なくとも一部において滑りが発生する。その結果、ブラケット3におけるブラケット溝31を形成する面が小径円筒部23に衝突するが、小径円筒部23は薄肉であるため軸方向に容易に変形して衝撃が吸収される。
以上述べたように、本実施形態では、凹部33、43、53に潤滑剤8を充填しているため、第1部材1Aの軸垂直方向の振動が伝達され難くなる。
また、潤滑剤8として半固体潤滑剤を用いる場合、液体潤滑剤を用いる場合よりも凹部33、43、53から洩れにくい。
なお、本実施形態では、ブラケット対向面32、第1プレート対向面42、および第2プレート対向面52の何れにも凹部33、43、53を形成し、それらの凹部33、43、53に潤滑剤8を充填したが、ブラケット対向面32、第1プレート対向面42、および第2プレート対向面52のうち一部の対向面のみに凹部を形成し、その凹部に潤滑剤を充填してもよい。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。以下、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図2に示すように、防振部材第1対向面25および防振部材第2対向面26に、それぞれ複数の凹部27が形成され、これらの凹部27に潤滑剤8が満杯状態に充填されている。
これによっても、最大摩擦力fは従来の防振装置の最大摩擦力fよりも小さくなる。したがって、本実施形態によると、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本実施形態では、防振部材第1対向面25および防振部材第2対向面26に、それぞれ複数の凹部27を形成し、これらの凹部27に潤滑剤8を充填したが、防振部材第1対向面25および防振部材第2対向面26のうち一方の対向面のみに凹部を形成し、その凹部に潤滑剤を充填してもよい。
(他の実施形態)
上記各実施形態において、第1プレート4を廃止し、防振部材2と第1部材1Aとを直接当接させてもよい。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。
また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。
また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。
また、上記各実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されるものではない。
2 防振部材
3 ブラケット
4 第1プレート
5 第2プレート
6 ボルト
8 潤滑剤
21 防振部材貫通孔
22 防振部材溝
25 防振部材第1対向面
26 防振部材第2対向面
27 凹部
32 ブラケット対向面
33 凹部
41 第1プレート貫通孔
42 第1プレート対向面
43 凹部
51 第2プレート貫通孔
52 第2プレート対向面
53 凹部
1A 第1部材
1B 車体(被装着部材)

Claims (2)

  1. 加振源である第1部材(1A)と前記第1部材が取り付けられる被装着部材(1B)との間での振動の伝達を抑制する防振装置であって、
    ゴムよりなり、軸方向に予圧縮され、前記軸方向に貫通する防振部材貫通孔(21)および外周に形成された防振部材溝(22)を有する防振部材(2)と、
    前記防振部材溝に嵌合されて、前記防振部材を前記被装着部材に取り付けるブラケット(3)と、
    前記軸方向に貫通するプレート貫通孔(41、51)を有するとともに、前記防振部材における前記軸方向の端部に配置されたプレート(4、5)と、
    前記防振部材貫通孔および前記プレート貫通孔に挿入されるとともに前記第1部材に螺合されて、前記第1部材との間に前記防振部材および前記プレートを挟持するボルト(6)とを備え、
    前記防振部材のうち前記ブラケットと前記軸方向に重なって対向する面を防振部材第1対向面(25)とし、
    前記防振部材のうち前記プレートと前記軸方向に重なって対向する面を防振部材第2対向面(26)とし、
    前記ブラケットのうち前記防振部材と前記軸方向に重なって対向する面をブラケット対向面(32)とし、
    前記プレートのうち前記防振部材と前記軸方向に重なって対向する面を前記プレート対向面(42、52)としたとき、
    前記防振部材第1対向面、前記防振部材第2対向面、前記ブラケット対向面、および前記プレート対向面のうち少なくとも1つに形成された凹部(27、33、43、53)と、
    前記凹部に充填された潤滑剤(8)とを備えることを特徴とする防振装置。
  2. 前記潤滑剤は、半固体潤滑剤であることを特徴とする請求項1に記載の防振装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11578769B2 (en) 2018-04-10 2023-02-14 Robert Bosch Gmbh Brake hydraulic pressure controller

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