JP2015227128A - 車載インバータ用防振装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】加速度や荷重が加わった際に防振装置を構成する緩衝体が大きく変形し、緩衝体が損傷したり、油、薬品、金属の飛散、熱の印加により劣化が発生するなどの課題があった。
【解決手段】インバータや制御ユニットを収納するインバータハウジングと、このインバータハウジングを車両に取付けるための車両取付部と、前記インバータハウジングおよび前記車両取付部間に介在して配置された防振装置とを備えた車載インバータ用防振装置であって、前記防振装置は、弾性変形可能な緩衝体を有し、前記緩衝体の上下に設けられ、前記緩衝体の変形を抑制する保護部材を備えたものである。
【選択図】図1
【解決手段】インバータや制御ユニットを収納するインバータハウジングと、このインバータハウジングを車両に取付けるための車両取付部と、前記インバータハウジングおよび前記車両取付部間に介在して配置された防振装置とを備えた車載インバータ用防振装置であって、前記防振装置は、弾性変形可能な緩衝体を有し、前記緩衝体の上下に設けられ、前記緩衝体の変形を抑制する保護部材を備えたものである。
【選択図】図1
Description
この発明は、ハイブリッド式電気自動車等に用いられる車載インバータ用防振装置の構造に関するものである。
従来のハイブリッド式電気自動車等においては、電動機を動力とする駆動装置と、電動機を制御するためのインバータと、インバータと駆動装置を統括制御する制御装置とからなる制御ユニット部を搭載した電動式駆動装置が知られている。このような制御ユニット部を車両のエンジンルーム内に搭載する場合、車両走行時の振動やエンジン振動を受けることから、搭載された電子部品の耐震性が懸念されるため、防振装置を介して制御ユニット部を車体に固定することが提案されている。(特許文献1参照)
しかしながら、特許文献1に示されるような従来の防振装置においては、防振装置を構成するゴム等からなる弾性体の緩衝部材が周辺部材より剛性が低いため、加速度や荷重が加わった際に大きく変形することになり、この結果、防振装置の損傷や防振装置のインバータハウジングからの脱落、インバータハウジングが周辺部品と衝突し、あるいは油、薬品、金属の飛散、熱の印加により弾性体の特性変化若しくは劣化が発生するなどの課題があった。
この発明は、かかる問題点を解決するためになされたもので、インバータに加速度や荷重を加えた際に防振装置の防振材が大きく変位せず、かつ、油、薬品、金属の飛散、熱の印加により防振材の特性変化若しくは劣化を抑制する構造の防振装置を提供するものである。
この発明に係る車載インバータ用防振装置においては、インバータや制御ユニットを収納するインバータハウジングと、このインバータハウジングを車両に取付けるための車両取付部と、前記インバータハウジングおよび前記車両取付部間に介在して配置された防振装置とを備えた車載インバータ用防振装置であって、前記防振装置は、弾性変形可能な緩衝体を有し、前記緩衝体の上下に設けられ、前記緩衝体の変形を抑制する保護部材を備えたことを特徴とするものである。
この発明によれば、防振装置の過剰な変位を抑制させることができ、防振装置の損傷およびインバータの周辺部品への衝突を防ぐことができ、かつ、油、薬品、金属の飛散、熱の印加により緩衝体の特性変化若しくは劣化を抑制させることができる。
実施の形態1
以下、この発明を実施の形態である図1〜図5を参照して説明する。
なお、各図中、同一符号は、同一あるいは相当部分を示すものとする。
以下、この発明を実施の形態である図1〜図5を参照して説明する。
なお、各図中、同一符号は、同一あるいは相当部分を示すものとする。
図1は、この発明の実施の形態1における車載インバータ用防振装置を示す展開図、図2は、図1の車載インバータ用防振装置における組み立て後の状態を示す断面図である。図において、インバータや制御ユニットを収納するインバータハウジング1の取付け穴1aに防振装置2が取り付けられ、この防振装置2を介してインバータハウジング1は、車両取付部3に固定ボルト4によってねじ止めされている。ここで、防振装置2は、インバータハウジング1の取付け穴1aに結合されるアウターカラー2aと、固定ボルト4が挿通されるインナーカラー2bと、アウターカラー2aおよびインナーカラー2b間に設けられた弾性変形可能な緩衝体2cとから構成されており、金型にアウターカラー2a、インナーカラー2bを配置した後、緩衝体2cとなるゴム、スポンジ等の樹脂を充填することにより製造される。また、防振装置2の上下には、保護カバーなどの保護部材5が設けられ、車両取付部3に固定ボルト4によって一体にねじ止めされている。
このように防振装置2の上下に保護部材5を設けることにより、インバータハウジング1に大きな加速度や荷重がかかった際でも保護部材5がインバータハウジング1と車両の相対変位を抑制することが可能となり、緩衝体2cの損傷や防振装置2のインバータハウジング1からの脱落を防止することができる。また、保護部材5により油、薬品、金属、放射熱等から防振装置2を保護することも可能となる。
実施の形態2.
図3は、この発明の実施の形態2における車載インバータ用防振装置を示す断面図である。
実施の形態2においては、実施の形態1に対してアウターカラー2aを削除したもので、図3に示すように、円筒状の緩衝体2cの上下外周に突部を設け、この突部間にインバータハウジング1を嵌合させるとともに、保護部材5を軸方向に突出する皿形状とすることにより、大きな加速度や荷重がかかった際、保護部材5をインバータハウジング1に衝合させることができ、この結果、実施の形態1と同様に緩衝体2cの損傷や保護機能を担保することができる。
図3は、この発明の実施の形態2における車載インバータ用防振装置を示す断面図である。
実施の形態2においては、実施の形態1に対してアウターカラー2aを削除したもので、図3に示すように、円筒状の緩衝体2cの上下外周に突部を設け、この突部間にインバータハウジング1を嵌合させるとともに、保護部材5を軸方向に突出する皿形状とすることにより、大きな加速度や荷重がかかった際、保護部材5をインバータハウジング1に衝合させることができ、この結果、実施の形態1と同様に緩衝体2cの損傷や保護機能を担保することができる。
実施の形態3.
図4は、この発明の実施の形態3における車載インバータ用防振装置を示す断面図である。
実施の形態3においては、実施の形態1に対してインナーカラー2bを保護部材5の代用としたもので、図4に示すように、筒状のインナーカラー2bの上下端を軸方向と直角に延長させてつば部2dを設け、固定ボルト4を車両取付部3に結合することにより、つば部2dに緩衝体2cの保護作用を行わせることができ、実施の形態1と同様の作用効果を期待することができる。また、保護部材5を省略することができる利点がある。
図4は、この発明の実施の形態3における車載インバータ用防振装置を示す断面図である。
実施の形態3においては、実施の形態1に対してインナーカラー2bを保護部材5の代用としたもので、図4に示すように、筒状のインナーカラー2bの上下端を軸方向と直角に延長させてつば部2dを設け、固定ボルト4を車両取付部3に結合することにより、つば部2dに緩衝体2cの保護作用を行わせることができ、実施の形態1と同様の作用効果を期待することができる。また、保護部材5を省略することができる利点がある。
実施の形態4.
図5は、この発明の実施の形態3における車載インバータ用防振装置を示す断面図である。
実施の形態4においては、図5に示すように、固定ボルト4の外周につば部4aを形成するとともに車両取付部3の大きさを防振装置2に対向させるように構成したもので、この
ように構成することによりつば部4aおよび車両取付部3によって防振装置2を挟持させ、保護部材としての作用を行わせることができ、実施の形態1と同様の作用効果を期待することができる。また、別部材である保護部材5を省略することができる利点がある。
以上のように、この発明による車載インバータ用防振装置においては、保護部材により緩衝体が大きく変形することを防止することが可能となり、緩衝体自身の損傷、防振装置のインバータハウジングからの脱落、インバータの周辺部品との衝突、また油、薬品、金属、放射熱等から防振装置を保護することができる。
図5は、この発明の実施の形態3における車載インバータ用防振装置を示す断面図である。
実施の形態4においては、図5に示すように、固定ボルト4の外周につば部4aを形成するとともに車両取付部3の大きさを防振装置2に対向させるように構成したもので、この
ように構成することによりつば部4aおよび車両取付部3によって防振装置2を挟持させ、保護部材としての作用を行わせることができ、実施の形態1と同様の作用効果を期待することができる。また、別部材である保護部材5を省略することができる利点がある。
以上のように、この発明による車載インバータ用防振装置においては、保護部材により緩衝体が大きく変形することを防止することが可能となり、緩衝体自身の損傷、防振装置のインバータハウジングからの脱落、インバータの周辺部品との衝突、また油、薬品、金属、放射熱等から防振装置を保護することができる。
なお、上述の実施形態におけるアウターカラー2a、インナーカラー2bの材料としては、鉄、アルミニウムなどの金属あるいは樹脂を用いることができる。また、緩衝体2cとしては、ゴム、スポンジ等の樹脂以外にメッシュ状金属を積層しても同様の効果を得ることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜、変形、省略することが可能である。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜、変形、省略することが可能である。
1:インバータハウジング、 2:防振装置、 2a:アウターカラー、
2b:インナーカラー、 2c:緩衝体、 3:車両取付部、
4:固定ボルト、 4a:つば部 5:保護部材。
2b:インナーカラー、 2c:緩衝体、 3:車両取付部、
4:固定ボルト、 4a:つば部 5:保護部材。
Claims (5)
- インバータや制御ユニットを収納するインバータハウジングと、このインバータハウジングを車両に取付けるための車両取付部と、前記インバータハウジングおよび前記車両取付部間に介在して配置された防振装置とを備えた車載インバータ用防振装置であって、
前記防振装置は、弾性変形可能な緩衝体を有し、前記緩衝体の上下に設けられ、前記緩衝体の変形を抑制する保護部材を備えたことを特徴とする防振装置。 - 請求項1に記載の車載インバータ用防振装置において、
前記緩衝体は円筒状に形成されたことを特徴とする車載インバータ用防振装置。 - 請求項2に記載の車載インバータ用防振装置において、
前記緩衝体の上下外周に突部を設け、この突部間にインバータハウジングを嵌合させるとともに、前記保護部材を軸方向に突出する皿形状に形成したことを特徴とする車載インバータ用防振装置。 - 請求項1または2に記載の車載インバータ用防振装置において、
前記防振装置を、円筒状のインナーカラーおよびアウターカラーとこれらインナーカラーおよびアウターカラー間に充填されたゴム、スポンジまたは金属から成る緩衝体とから構成したことを特徴とする車載インバータ用防振装置。 - 請求項1に記載の車載インバータ用防振装置において、
前記防振装置を前記車両取付部に固定する固定ボルトとしてつば部を有するものとし、前記防振装置に対向する前記車両取付部および前記固定ボルトのつば部により前記防振装置を挟持させ、前記保護部材の作用を行わせるようにしたことを特徴とする車載インバータ用防振装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014113927A JP2015227128A (ja) | 2014-06-02 | 2014-06-02 | 車載インバータ用防振装置 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018070041A (ja) * | 2016-11-01 | 2018-05-10 | トヨタ自動車株式会社 | 電気機器の車載構造 |
CN112776581A (zh) * | 2021-03-03 | 2021-05-11 | 四川建安工业有限责任公司 | 一种新能源汽车副车架悬置衬套装配结构 |
US11890992B2 (en) | 2021-03-23 | 2024-02-06 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Vehicle electric fluid machine |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002088803A (ja) * | 2000-09-19 | 2002-03-27 | Kubota Corp | エンジンの防振構造 |
JP2004215343A (ja) * | 2002-12-27 | 2004-07-29 | Aisin Aw Co Ltd | 電動駆動装置制御ユニット部の防振グランド装置 |
JP2011115013A (ja) * | 2009-11-30 | 2011-06-09 | Toyota Motor Corp | インバータの設置構造 |
-
2014
- 2014-06-02 JP JP2014113927A patent/JP2015227128A/ja active Pending
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