JP2015063278A - 防護カバー - Google Patents

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康雄 秋本
Yasuo Akimoto
康雄 秋本
健夫 水口
Takeo Mizuguchi
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Abstract

【課題】本発明は、連結部材に格別な加工を施すことなく当該連結部材に簡単に固定できる防護カバーを得ることにある。【解決手段】一端が車両のクロスメンバ2に形成された開口部8に挿入されるとともに、当該クロスメンバ2に筒状のブッシュ13を介して連結される連結部材10に、開口部8からクロスメンバ2内への異物の侵入を抑制する防護カバー40が設けられている。防護カバー40は、ブッシュ13の外筒24の外周に嵌合されて連結部材10に固定される環状の固定部41と、クロスメンバ2の開口部8と対向して設けられ、開口部8を塞ぐように構成されたカバー本体43と、備えている。【選択図】図6

Description

本発明は、例えば一端が車両のクロスメンバの開口部に挿入されて当該クロスメンバに連結されるロールロッドやロアアームのような連結部材に設けられ、開口部からクロスメンバ内に氷雪等の異物が侵入するのを抑制する防護カバーに関する。
前輪駆動方式を採用した自動車では、例えば特許文献1に開示されているように、エンジンおよびトランスミッションを含むパワーユニットの下部がロールロッドを介してクロスメンバに連結されている。クロスメンバは、フロントサスペンションを支持するための構造物であって、車幅方向に延びる中空の箱状に形成されている。ロールロッドの一端部は、クロスメンバの前端に開けた開口部を通じてクロスメンバの内側に挿入されている。
特許文献1によると、クロスメンバの開口部の開口縁とロールロッドとの間には、ロールロッドの変位を許容するための隙間が設けられている。このため、例えば自動車が雪道を走行した場合に、前輪が巻き上げた雪や氷が開口部からクロスメンバの内側に侵入することがある。クロスメンバ内に侵入した雪が凍結すると、凍結した雪によってロールロッドの変位が妨げられたり、パワーユニットの振動がロールロッドを介してクロスメンバに伝わるのを避けられない。
この対策として、従来では、クロスメンバの開口部をゴム製のカバー部材で覆い、雪のような異物が開口部からクロスメンバの内側に侵入するのを防いでいる。
特許文献2に開示されたカバー部材は、ロールロッドを通す挿通孔が形成された本体部を有している。本体部は、複数のピンおよびフックを介して開口部が形成されたクロスメンバの側面に直に保持されている。
一方、特許文献3は、車体と、当該車体に変位可能に支持されたロアアームとの間の隙間に雪や氷が入り込むのを防ぐゴム製の着氷プロテクタを開示している。着氷プロテクタは、プロテクタ本体と固定バンドとを一体に有している。プロテクタ本体は、ロアアームを取り囲むようにロアアームから起立されており、スリット状の切割を通じてロアアームに装着されている。固定バンドは、ロアアームに巻き付けることでプロテクタ本体をロアアームに固定するための構造物であり、その両端部が互いに締結可能に構成されている。さらに、固定バンドは、弾性アームを一体に有している。弾性アームは、ロアアームに沿って延びているとともに、その先端部に凸部が設けられている。凸部は、ロアアームに設けた嵌込孔に嵌め込まれている。この嵌め込みにより、ロアアームに対する着氷プロテクタの取り付け位置が規定される。
特開2007−253642号公報 特許第5144568号公報 特許第4650289号公報
特許文献2に記載されたカバー部材は、クロスメンバに固定されている。このような構成によると、カバー部材の貫通孔を貫通するロールロッドが変位した時に、ロールロッドがカバー部材と干渉することがある。このため、カバー部材に亀裂が生じたり、カバー部材の変形を招く要因となる。
特許文献3に記載された着氷プロテクタは、ロアアームに固定されている。このため、ロアアームが変位してもロアアームと着氷プロテクタとの相対的な位置関係が変化することはなく、ロアアームの変位に伴う着氷プロテクタの損傷を回避できる。
しかしながら、着氷プロテクタをロアアームの定位置に固定するには、固定バンドをロアアームに巻き付けた後、その両端部を互いに締結するとともに、固定バンドに付属する弾性アームの凸部をロアアームの嵌込孔に嵌め込む作業を必要とする。このため、着氷プロテクタをロアアームに取り付ける作業に手間がかかるのを否めない。
さらに、ロアアームに着氷プロテクタの取り付け位置を規定するための嵌込孔を開けなくてはならず、ロアアームに追加加工を施す必要がある。
本発明の目的は、連結部材に格別な加工を施すことなく当該連結部材に簡単に固定できる防護カバーを得ることにある。
前記目的を達成するため、本発明の一つの形態に係る防護カバーは、一端が車両のクロスメンバに形成された開口部に挿入されるとともに、当該クロスメンバに筒状のブッシュを介して連結される連結部材に設けられている。前記開口部から前記クロスメンバ内への異物の侵入を抑制する前記防護カバーは、前記ブッシュの外筒の外周に嵌合されて前記連結部材に固定される環状の固定部と、前記クロスメンバの前記開口部と対向して設けられ、前記開口部を塞ぐように構成されたカバー本体と、を備えている。
本発明の好ましい形態によると、前記カバー本体は、前記開口部との間に隙間を存して対向されている。
本発明の好ましい形態によると、前記カバー本体は、前記連結部材が貫通する貫通孔と、前記貫通孔の開口縁から前記カバー本体の外周縁に至るスリットと、を備えている。
本発明の好ましい形態によると、前記連結部材の前記ブッシュが前記クロスメンバのロアプレートとアッパプレートとの間で挟み込まれた状態で前記クロスメンバに連結されている。
さらに、本発明の好ましい形態によると、前記固定部および前記カバー本体は、弾性変形が可能な材料で一体に形成されている。
本発明によれば、防護カバーの固定部を連結部材のブッシュの外筒に嵌め込むだけの単純な作業で、防護カバーを連結部材の定位置に固定することができる。しかも、ブッシュの外筒は、連結部材が有する既存の要素であることから、連結部材に防護カバーを固定するための格別な加工を施す必要はなく、汎用性に優れた防護カバーを提供できる。
本発明の第1の実施形態において、パワーユニットとクロスメンバとの間をロールロッドで連結した状態を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態において、パワーユニット、クロスメンバおよびロールロッドの位置関係をクロスメンバの下方から見た底面図である。 本発明の第1の実施形態において、クロスメンバの開口部とロールロッドとの位置関係を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態において、ロールロッドに固定した防護カバーでクロスメンバの開口部を覆った状態をクロスメンバの上方から見た斜視図である。 本発明の第1の実施形態において、ロールロッドに固定した防護カバーでクロスメンバの開口部を覆った状態をクロスメンバの下方から見た斜視図である。 本発明の第1の実施形態において、防護カバーが固定されたロールロッドをクロスメンバに連結した状態を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態において、ロールロッドに防護カバーを固定した状態を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態において、ロールロッドの第2の防振ブッシュと防護カバーの固定部との位置関係を示す斜視図である。 (A)は、防護カバーの斜視図である。(B)は、図9(A)の防護カバーを固定部の方向から見た斜視図である。(C)は、防護カバーの平面図である。(D)は、防護カバーの底面図である。 本発明の第2の実施形態において、ロールロッドに防護カバーを固定した状態を示す斜視図である。 本発明の第3の実施形態において、クロスメンバにフロントサスペンション用のロアアームを取り付けた状態を示す斜視図である。 本発明の第3の実施形態において、防護カバーが固定されたロアアームをクロスメンバに取り付けた状態を示す断面図である。 本発明の第3の実施形態において、ロアアームの第2の防振ブッシュ、防護カバーおよびクロスメンバの位置関係を示す斜視図である。
[第1の実施形態] 以下、第1の実施形態について、図1ないし図9を参照して説明する。
図1および図2は、車両の一例である前輪駆動方式の自動車のエンジンルーム付近を下方から見た図である。図1および図2において、符号1は、エンジンおよびトランスミッションを一体化したパワーユニットを示し、当該パワーユニット1の背後に鋼板製のクロスメンバ2が配置されている。クロスメンバ2は、自動車の前輪を懸架するフロントサスペンションを支持するための構造物であると同時に、自動車の車体を構成する要素の一つである。
図1ないし図3に示すように、クロスメンバ2は、車体の下方に露出するように車体の幅方向に延びている。クロスメンバ2は、ロアプレート3とアッパプレート4とを互いに突き合わせて溶接することで構成され、中空の箱形の形状を有している。ロアプレート3とアッパプレート4との間には、車体の幅方向に延びる空間5が設けられている。
クロスメンバ2は、パワーユニット1の背後で起立された前壁6を含んでいる。前壁6は、車体の幅方向に沿う中央に開口部8を有している。開口部8は、パワーユニット1の下端に向けて開口されている。
図1ないし図3に示すように、ロールロッド10がパワーユニット1の下部とクロスメンバ2との間に亘って架け渡されている。ロールロッド10は、連結部材の一例であって、パワーユニット1が発するトルクの反力を受け止めるようにパワーユニット1を車体にマウントする機能を有している。
ロールロッド10は、長尺状のロッド本体11と、ロッド本体11に夫々設けられた第1の防振ブッシュ12および第2の防振ブッシュ13とを備えている。ロッド本体11は、例えば板金プレス加工部品によって構成された板状の要素であって、車体の前後方向に延びている。ロッド本体11は、第1の端部15、第2の端部16および中間部17を有している。
図6に示すように、ロッド本体11の第1の端部15は、円形の嵌合孔15aと、嵌合孔15aの開口縁に設けられた筒状のフランジ部15bとを有している。フランジ部15bは、第1の端部15に例えばバーリング加工を施すことにより形成され、嵌合孔15aの開口縁から第1の端部15の下方に向けて突出されている。
同様に、ロッド本体11の第2の端部16は、円形の嵌合孔16aと、嵌合孔16aの開口縁に設けられた筒状のフランジ部16bとを有している。フランジ部16bは、第2の端部16に例えばバーリング加工を施すことにより形成され、嵌合孔16aの開口縁から第2の端部16の下方に向けて突出されている。
ロッド本体11の中間部17は、第1の端部15と第2の端部16との間を一体的に結んでいる。中間部17は、その幅方向に沿う両側縁から下向きに略直角に曲げられた一対の外側フランジ部17a,17bを有している。外側フランジ部17a,17bは、第1の端部15および第2の端部16にまで達している。
第1の防振ブッシュ12は、ロッド本体10の第1の端部15に連結されている。第1の防振ブッシュ12は、円筒状の内筒19と、内筒19を取り囲むように設けられた円筒状の外筒20と、内筒19と外筒20との間に設けられた緩衝材21とを備えている。すなわち、第1の防振ブッシュ12は、外筒20の内部に緩衝材21を介して内筒19を保持した構成となっている。内筒19は、固定用の第1のボルト28(図1、図2参照)が挿通可能とされている。外筒20は、嵌合孔15aに嵌合されるとともに、フランジ部15bに溶接等の手段で固定されている。緩衝材21は、例えば天然ゴムあるいはウレタンゴムのようなゴム状弾性体で構成され、内筒19と外筒20との間に充填されている。
ロールロッド10の第2の防振ブッシュ13は、ロッド本体10の第2の端部16に連結されている。第2の防振ブッシュ13は、円筒状の内筒23と、内筒23を取り囲むように設けられた円筒状の外筒24と、内筒23と外筒24との間に設けられた緩衝材25とを備えている。すなわち、第2の防振ブッシュ13は、第1の防振ブッシュ12の構成と同様に、外筒24の内部に緩衝材25を介して内筒23を保持した構成となっている。内筒23は、固定用の第3のボルト33(図1、図2参照)が挿通可能とされている。外筒24は、嵌合孔16aに嵌合されるとともにフランジ部16bに溶接等の手段で固定されている。緩衝材25は、例えば天然ゴムあるいはウレタンゴムのようなゴム状弾性体で構成され、内筒23と外筒24との間に充填されている。
図1および図2に示すように、ロールロッド10の第1の防振ブッシュ12は、ブラケット27および第1のボルト28を介してパワーユニット1の下端の連結座部29に連結されている。具体的に述べると、第1の防振ブッシュ12の内筒19が連結座部29とブラケット27との間に介在されて第1のボルト28で固定されている。ブラケット27は、その一端がパワーユニット1の下端の取り付け座30に第2のボルト31で固定されている。第1のボルト28は、ブラケット27の他端および第1の防振ブッシュ12の内筒19を貫通して連結座部29にねじ込まれている。このため、本実施形態では、ロールロッド10の第1の防振ブッシュ12は、ブラケット27とパワーユニット1の連結座部29との間で挟み込まれた状態でパワーユニット1に締結されている。
図1、図2および図6に示すようにロールロッド10の第2の防振ブッシュ13は、クロスメンバ2の開口部8からクロスメンバ2の内側の空間5に挿入されている。第2の防振ブッシュ13の外筒24は、ロッド本体11の第2の端部16よりも上方に張り出した突出部32を有している。突出部32は、偏平な円筒状であり、クロスメンバ2の内側で開口部8と向かい合っている。
第2の防振ブッシュ13は、第3のボルト33およびナット34を介してクロスメンバ2に連結されている。具体的に述べると、図6に最もよく示されるように、第2の防振ブッシュ13の内筒23がクロスメンバ2のロアプレート3とアッパプレート4との間に介在されて第3のボルト33で固定されている。第3のボルト33は、クロスメンバ2の下方からロアプレート3、内筒23およびアッパプレート4を貫通してアッパプレート4の上に突出されている。ナット34は、第3のボルト33の上端にねじ込まれている。このねじ込みにより、ロールロッド10の第2の防振ブッシュ13がロアプレート3とアッパプレート4との間で挟み込まれた状態でクロスメンバ2に締結されている。
この結果、ロールロッド10のロッド本体11は、クロスメンバ2の開口部8を貫通した状態でパワーユニット1とクロスメンバ2との間に掛け渡されている。
パワーユニット1が運転されている時にパワーユニット1のトルクが変動すると、ロールロッド10は、パワーユニット1が発するトルクの反力を受け止める。この際、ロールロッド10からクロスメンバ2に伝わる振動は、緩衝材21,25が弾性的に変形することで吸収される。したがって、ロールロッド10は、クロスメンバ2に対し弾性的に変位可能となっている。このため、開口部8を規定するクロスメンバ2の開口縁とロールロッド10のロッド本体11との間には、ロールロッド10の変位を許容するクリアランス35が確保されている。
図4ないし図6に示すように、クロスメンバ2の開口部8の近傍には、開口部8への泥や氷雪等の異物の侵入を抑制する防護カバー40が設けられている。防護カバー40は、例えばゴム状弾性体のような柔軟な材料で構成された一体構造物であって、ロールロッド10の第2の防振ブッシュ13に固定されている。
具体的に述べると、防護カバー40は、第2の防振ブッシュ13に固定された固定部41と、固定部41から延びた連結部42と、連結部42の端部に設けられてクロスメンバ2の開口部8を塞ぐカバー本体43とを備えている。図7ないし図9に最もよく示されるように、固定部41は、第2の防振ブッシュ13を構成する外筒24の突出部32に取り外し可能に固定される要素であって、円環形の形状を有している。固定部41は、外筒24の突出部36の外径と同じ又は突出部36の外径よりも若干小さな内径を有し、突出部32の外周面にきっちりと嵌り合うように構成されている。固定部41を突出部32に嵌め込んだ状態では、固定部41は、突出部32の周方向および軸方向のいずれの方向にもずれ動かないようになっている。
連結部42は、固定部41の外周面から当該固定部41の径方向に突出されて、後述するカバー本体43と連結されている。言い換えると、連結部42は、カバー本体43と固定部41との間に介在されて、カバー本体43と固定部41との間を結んでいる。連結部42は、平坦な底板45と、底板45の両側縁に設けられた一対の起立壁46a,46bとを有している。底板45は、ロッド本体11の上面に重ねられるとともに、固定部41からクロスメンバ2の開口部8に向けて延びている。さらに、本実施形態では、底板45の中間部に水抜き用の通孔47が形成されている。起立壁46a,46bは、底板45の両側縁から立ち上がるように底板45の全長に亘って形成されており、その基端が固定部41に連なっている。このため、連結部42は、上方に向けて開放された形状を有し、起立壁46a,46bが連結部42を補強するリブとしての機能を兼ねている。
カバー本体43は、連結部45の突出端に連続して形成されている。カバー本体43は、ロールロッド10のロッド本体11と交差する方向に延びるフラットな板状であり、クロスメンバ2の開口部8に略合致するような形状を有している。カバー本体43は、連結部45よりも上方に張り出す上部領域43aと、連結部45よりも下方に張り出す下部領域43bとを有している。
カバー本体43の下部領域43bには、貫通孔49およびスリット50が形成されている。貫通孔49は、ロールロッド10のロッド本体11が貫通する要素であって、カバー本体43の略中央部においてロッド本体11の幅方向に延びている。スリット50は、貫通孔49の開口縁からカバー本体43の外周下縁に向けて縦方向に延びている。
言い換えると、スリット50は、貫通孔49およびカバー本体42の外周下縁に開口されて、カバー本体43の下部領域43bを左半部44aと右半部44bとに分断している。したがって、下部領域43bの左半部44aおよび右半部44bは、スリット50の存在により独立して自由に変形が可能であり、これら左半部44aおよび右半部44bの間を通じてロールロッド10のロッド本体11が貫通孔49に導かれるようになっている。
本実施形態の防護カバー40は、ロールロッド10をパワーユニット1とクロスメンバ2との間に架け渡す以前にロールロッド10に固定される。具体的には、防護カバー40をロールロッド10に固定するには、ロールロッド10のロッド本体11をスリット50で分断されたカバー本体43の左半部44aと右半部44bの間から貫通孔49に導く。これにより、ロッド本体11がカバー本体43を貫通した形態となる。
この後、防護カバー40の固定部41をロールロッド10の第2の防振ブッシュ13の上から外筒24に嵌め込む。外筒24の上部は、ロッド本体11の第2の端部16の上に突出された円筒状の突出部32を構成しているので、固定部41を突出部32の外周面に嵌め込む。これにより、固定部41が突出部32の外周面に対し強固に密着するとともに、連結部42がロッド本体11の中間部17の上に重なり合うように配置される。この結果、防護カバー40がロールロッド10の定位置に固定され、カバー本体43がロッド本体11を取り囲むようにロッド本体11から起立した状態に保持される。
防護カバー40の固定が完了したロールロッド10は、第2の防振ブッシュ13を先頭にした姿勢でクロスメンバ2の開口部8からクロスメンバ2の内側の空間5に差し込まれる。第2の防振ブッシュ13を第3のボルト33およびナット34を用いてクロスメンバ2に結合すると、ロッド本体11の中間部17および防護カバー40の連結部42が開口部8からクロスメンバ2の外側に突出した状態でクロスメンバ2に連結される。この結果、防護カバー40のカバー本体43がクロスメンバ2の外側で開口部8と対向するように配置され、開口部8を塞いだ状態となる。
なお、本実施形態では、カバー本体43と開口部8との間に僅かな隙間51が形成されている。つまり、カバー本体43が開口部8に対して隙間51を存して対向するように設けられている。当該隙間51の存在により、防護カバー40がロールロッド10に追従して変位した場合でも、カバー本体43とクロスメンバ2との干渉が回避される。
第1の実施形態によると、例えば自動車が雪道を走行した場合、前輪が巻き上げた雪や氷が車体の下方に露出されたクロスメンバ2に向けて飛散する。飛散する氷雪の一部は、クロスメンバ2の開口部8に向かうけれども、開口部8は、防護カバー40のカバー本体43で覆われている。
このため、開口部8に向かう氷雪は、カバー本体43によって遮られ、開口部8からクロスメンバ2の内側への氷雪の侵入が抑制される。したがって、クロスメンバ2内に侵入した氷雪の凍結に伴うロールロッド10の動作不良を防止できる。それとともに、第2の防振ブッシュ13に内蔵された緩衝材25が凍結して硬化するのを回避でき、パワーユニット1の振動がクロスメンバ2を介して車体に伝わるのを抑制できる。
一方、氷雪を遮る防護カバー40は、円環形の固定部41を有し、当該固定部41をロールロッド10の第2の防振ブッシュ13の外筒24に嵌め込むことで、防塵カバー40がロールロッド10の定位置に固定されている。このため、防護カバー40を単なる嵌め込みのような単純な作業でロールロッド10に固定することができ、防護カバー40の取り付け作業を短時間のうちに効率よく行うことができる。
しかも、固定部41は第2の防振ブッシュ13の外筒24を取り囲むような単なる円環形であるから、防護カバー40の構成および形状を簡素化することができる。したがって、防護カバー40のコストの低減に寄与する。
加えて、第2の防振ブッシュ13の外筒24は、ロールロッド10を構成する既存の要素である。このため、ロールロッド10に防護カバー40を固定するための格別な加工を施す必要はなく、汎用性に優れた防護カバー40を提供することができる。
さらに、第2の防振ブッシュ13は、クロスメンバ2のロアプレート3とアッパプレート4との間で上下から挟まれた状態でクロスメンバ2に連結されているので、防護カバー40の固定部41が第2の防振ブッシュ13の外筒24から外れることはない。すなわち、防護カバー40がロールロッド10から脱落することを確実に防止することができる。
第1の実施形態では、防護カバー40がロールロッド10に固定されているので、防護カバー40とクロスメンバ2とが相対的に変位する。この際、防護カバー40のカバー本体43とクロスメンバ2の開口部8との間に僅かな隙間51が確保されているので、ロールロッド10が変位した場合でも、カバー本体43がクロスメンバ2と干渉し合うのを回避できる。そのため、防護カバー40がロールロッド10に追従して変位するにも拘らずカバー本体43の損傷を防止でき、防護カバー40の耐久性を十分に確保できる。
さらに、第1の実施形態によると、防護カバー40の連結部42は、ロッド本体11の上面に重ねられた底板45を有し、当該底板45に通孔47が形成されている。この構成によれば、底板45の上に雨水あるいは雪が付着したとしても、雨水あるいは雪解け水を通孔47から排出することができる。このため、防護カバー40の排水性が向上し、底板45の上に付着した雪が凍結したり、大きな塊に成長するのを防止できる。
[第2の実施形態]
図10は、本発明の第2の実施形態を開示している。第2の実施形態は、ロールロッド10のロッド本体11の構成が第1の実施形態と相違しており、それ以外の構成は第1の実施形態と同様である。そのため、第2の実施形態において、第1の実施形態と同一の構成部分には同一の参照符号を付して、その説明を省略する。
図10に示すように、ロッド本体11の中間部17に貫通孔61が形成されている。貫通孔61は、ロッド本体11の長手方向に延びる長孔であって、当該貫通孔61の開口縁に内側フランジ部62が形成されている。内側フランジ部62は、ロッド本体11に例えばバーリング加工を施すことにより形成され、貫通孔61の開口縁から中間部17の下方に向けて突出されている。
さらに、内側フランジ部62を有する貫通孔61は、第1の開口端部63aおよび第2の開口端部63bを有している。第1の開口端部63aは、第1の防振ブッシュ12の直前に位置されている。第2の開口端部63aは、ロールロッド10に固定された防護カバー40のカバー本体43の直前に位置されている。すなわち、第2の開口端部63aは、カバー本体43の貫通孔49に入り込んでおらず、カバー本体43と開口部8との間の隙間51から隔てられている。
第2の実施形態によると、ロッド本体11に貫通孔61を設けたことで、ロールロッド10を軽量化することができる。さらに、貫通孔61の開口縁に形成された内側フランジ部62がロッド本体11を補強するリブとしての機能を発揮する。したがって、ロッド本体11に孔を開けたにも拘らず、ロールロッド10の強度を十分に確保することができる。
加えて、貫通孔61の第2の開口端部63bは、防護カバー40のカバー本体43の直前に位置するので、貫通孔61がカバー本体43と開口部8との間の隙間51に通じていない。このため、前輪が巻き上げた雪や氷が貫通孔61に入り込んだとしても、貫通孔61内に入り込んだ雪や氷が隙間51からクロスメンバ2の開口部8に到達することはない。よって、ロッド本体11に貫通孔61を開けたにも拘らず、クロスメンバ2内への雪や氷の侵入を防止することができる。
[第3の実施形態]
図11ないし図13は、本発明を自動車のフロントサスペンション回りに適用した第3の実施形態を開示している。図11は、クロスメンバ71の左端部と、フロントサスペンションの左側のロアアーム72との連結箇所を示している。クロスメンバ71は、自動車の車体を構成する要素の一つであって、車体の幅方向に延びている。クロスメンバ71は、ロアプレート73とアッパプレート74とを互いに突き合わせて溶接することで構成され、中空の箱形の形状を有している。ロアプレート73とアッパプレート74との間には、車体の幅方向に延びる空間75が設けられている。
図11にクロスメンバ71の左端部を代表して示すように、クロスメンバ71の左端部および右端部は、夫々第1の支持部76aおよび第2の支持部76bを備えている。第1の支持部76aは、クロスメンバ71の前端に位置されている。第1の支持部76aは、クロスメンバ71の前方に向けて開口された第1の開口部77を有するとともに、当該開口部77の開口端にロアアームブラケット78が溶接されている。
第2の支持部76bは、クロスメンバ71の後端に位置されるとともに、第1の支持部76aよりもクロスメンバ71の左側方に向けて突出されている。第2の支持部76bは、第2の開口部79を有している。第2の開口部79は、第2の支持部76bの前方に向けて開口されている。
前記ロアアーム72は、連結部材の一例であって、図示しない前輪を支持している。図11に示すように、ロアアーム72は、第1のアーム部80および第2のアーム部81を有している。第1のアーム部80は、車体の幅方向に延びている。第1のアーム部80の一端は、第1の防振ブッシュ82を介してロアアームブラケット78に連結されている。第1のアーム部80の他端は、前輪を支持している。第2のアーム部81は、第1のアーム部80の一端からクロスメンバ71の第2の支持部76bに向けて延びている。
図12および図13に示すように、第2のアーム部81の後端部は、第2の開口部79からクロスメンバ71の第2の支持部76bの内側に挿入されているとともに、第2の防振ブッシュ83を介してクロスメンバ71の第2の支持部76bに連結されている。具体的に述べると、第2の防振ブッシュ83は、第2のアーム部81の後端部に一体的に連結されて、クロスメンバ71の内側の空間75に位置されている。
第2の防振ブッシュ83は、円筒状の内筒85と、内筒85を取り囲むように設けられた円筒状の外筒86と、内筒85と外筒86との間に設けられた緩衝材87とを有している。内筒85は、ボルト90が挿通可能とされている。外筒86は、第2のアーム部81の後端部に溶接等の手段で固定されている。さらに、外筒86は、第2のアーム部81の後端部の上面よりも上方に張り出した突出部88を有している。突出部88は、偏平な円筒状であり、クロスメンバ71の第2の支持部76bの内側で第2の開口部79と向かい合っている。緩衝材87は、例えば天然ゴムあるいはウレタンゴムのようなゴム状弾性体で構成され、内筒85と外筒86との間に充填されている。
第2の防振ブッシュ83は、ボルト90およびナット91を介してクロスメンバ71の第2の支持部76bに支持されている。具体的には、第2の支持部76bにおいては、第2の防振ブッシュ83の内筒85がクロスメンバ71のロアプレート73とアッパプレート74との間に介在されてボルト90で固定されている。ボルト90は、第2の支持部76bの下方からロアプレート73、内筒85およびアッパプレート74を貫通してアッパプレート74の上に突出されている。ナット91は、ボルト90の上端にねじ込まれている。このねじ込みにより、ロアアーム72の第2の防振ブッシュ83がロアプレート73とアッパプレート74との間で挟み込まれた状態でクロスメンバ71に締結されている。したがって、ロアアーム72の第2のアーム部81は、クロスメンバ71の第2の開口部79を貫通した状態でクロスメンバ71の第2の支持部76bに揺動可能に支持され、クロスメンバ71に対し弾性的に変位可能となっている。このため、第2の開口部79の開口縁とロアアーム72の第2のアーム部81との間には、第2のアーム部81の変位を許容するクリアランス92が確保されている。
図12および図13に示すように、クロスメンバ71の第2の開口部79の近傍には、開口部79への泥や氷雪等の異物の侵入を抑制する防護カバー100が設けられている。防護カバー100は、例えばゴム状弾性体のような柔軟な材料で構成された一体構造物であって、ロアアーム72の第2の防振ブッシュ83に固定されている。具体的に述べると、防護カバー100は、第2の防振ブッシュ83に固定された固定部101と、固定部101から延びた連結部102と、連結部102の端部に設けられてクロスメンバ71の第2の開口部79を塞ぐカバー本体103とを備えている。固定部101は、第2の防振ブッシュ83を構成する外筒86の突出部88に取り外し可能に固定される要素であって、円環形の形状を有している。固定部101は、外筒86の突出部88の外径と同じ又は突出部88の外径よりも若干小さな内径を有し、突出部88の外周面にきっちりと嵌り合うように構成されている。固定部101を突出部88に嵌め込んだ状態では、固定部101は、突出部88の周方向および軸方向のいずれの方向にもずれ動かないようになっている。
連結部102は、固定部101の外周面から当該固定部101の径方向に突出されている。連結部102は、平坦な底板105と、底板105の両側縁に設けられた一対の起立壁106a,106bとを有している。底板105は、第2のアーム部81の上面に重ねられるとともに、固定部101から第2の支持部76bの第2の開口部79に向けて延びている。さらに、本実施形態では、底板105に水抜き用の通孔107が形成されている。起立壁106a,106bは、底板105の両側縁から立ち上がるように底板105の全長に亘って形成されており、その基端が固定部101に連なっている。このため、連結部102は、上方に向けて開放された形状を有し、起立壁106a,106bが連結部102を補強するリブとしての機能を兼ねている。
カバー本体103は、連結部102の突出端に連続して形成されている。言い換えると、連結部102は、カバー本体103と固定部101との間に介在されて、カバー本体103と固定部101との間を結んでいる。
カバー本体103は、ロアアーム72の第2のアーム部81と交差する方向に延びるフラットな板状であり、クロスメンバ71の第2の開口部79を覆い隠すような形状を有している。カバー本体103の中央部に貫通孔109が形成されている。貫通孔109は、ロアアーム72の第2のアーム部81が貫通する要素であって、第2のアーム部81の幅方向に延びている。貫通孔109の一端は、カバー本体103の一側縁に開口されている。そのため、第2のアーム部81は、カバー本体103の一側縁から貫通孔109に導かれる。
本実施形態の防護カバー100は、ロアアーム72をクロスメンバ71に連結する以前にロアアーム72に固定される。具体的には、防護カバー100をロアアーム72に固定するには、ロアアーム72の第2のアーム部81をカバー本体103の一側縁から貫通孔109に導く。これにより、第2のアーム部81がカバー本体103を貫通した形態となる。
この後、防護カバー100の固定部101を第2のアーム部81の第2の防振ブッシュ83の上から外筒86に嵌め込む。詳しく述べると、外筒86の上部は、第2のアーム部81の上に突出された円筒状の突出部88を構成しているので、固定部101を突出部88の外周面に嵌め込む。これにより、固定部101が突出部88の外周面に対し強固に密着するとともに、連結部102が第2のアーム部81の上に重なり合うように配置される。この結果、防護カバー100が第2のアーム部81の定位置に固定され、カバー本体103が第2のアーム部81を取り囲むように第2のアーム部81から起立した状態に保持される。
防護カバー100の固定が完了したロアアーム72は、第1のアーム部80が第1の防振ブッシュ82を介してロアアームブラケット78に連結される。さらに、第2のアーム部81が第2の防振ブッシュ83を先頭にした姿勢で第2の支持部76bの第2の開口部79からクロスメンバ71の内側の空間75に差し込まれる。第2の防振ブッシュ83をボルト90およびナット91を用いてクロスメンバ71の第2の支持部76bに結合すると、防護カバー100の連結部102が第2の開口部79からクロスメンバ71の外側に突出した状態で第2の支持部76bに連結される。この結果、防護カバー100のカバー本体103がクロスメンバ71の外側で第2の開口部79と対向するように配置され、開口部79を塞いだ状態となる。本実施形態では、図12に示すように、カバー本体103と第2の開口部79との間に僅かな隙間110が形成されている。当該隙間110の存在により、ロアアーム72が揺動した場合でも、カバー本体103とクロスメンバ71との干渉が回避される。
第3の実施形態によると、例えば自動車が雪道を走行した場合、前輪が巻き上げた雪や氷がクロスメンバ71に向けて飛散する。飛散する氷雪の一部は、クロスメンバ71の第2の支持部76bに開口された第2の開口部79に向かうけれども、第2の開口部79は、防護カバー100のカバー本体103で覆われている。
このため、第2の開口部79に向かう氷雪は、カバー本体103によって遮られ、第2の開口部79からクロスメンバ71の内側への氷雪の侵入が抑制される。したがって、第2の防振ブッシュ83に内蔵された緩衝材87が凍結して硬化するのを回避でき、ロアアーム72の振動がクロスメンバ71を介して車体に伝わるのを抑制できる。
一方、氷雪を遮る防護カバー100は、円環形の固定部101を有し、当該固定部101をロアアーム72の第2の防振ブッシュ83の外筒86に嵌め込むことで、防護カバー100がロアアーム72の定位置に固定されている。このため、防護カバー100を単なる嵌め込みのような単純な作業でロアアーム72に固定することができ、防護カバー100の取り付け作業を短時間のうちに効率よく行うことができる。
しかも、固定部101は第2の防振ブッシュ83の外筒86を取り囲むような円環形であるから、防護カバー100の構成および形状を簡素化することができる。したがって、防護カバー100のコストの低減が可能となる。
加えて、第2の防振ブッシュ83の外筒86は、ロアアーム72を構成する既存の要素である。このため、ロアアーム72に防護カバー100を固定するための格別な加工を施す必要はなく、汎用性に優れた防護カバー100を得ることができる。
それとともに、第2の防振ブッシュ83は、クロスメンバ71のロアプレート73とアッパプレート74との間で上下から挟まれた状態でクロスメンバ71の第2の支持部76bに連結されるので、防護カバー100の固定部101が第2の防振ブッシュ83の外筒86から外れることはない。すなわち、防護カバー100がロアアーム72から脱落することを確実に防止することができる。
さらに、第3の実施形態では、防護カバー100のカバー本体103とクロスメンバ71の第2の開口部79との間に僅かな隙間110が確保されているので、ロアアーム72が揺動した場合でも、カバー本体103がクロスメンバ71と干渉し合うのを回避できる。そのため、防護カバー100がロアアーム72に追従して揺動するにも拘らずカバー本体103の損傷を防止でき、防護カバー100の耐久性を十分に確保できる。
上記のように、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。例えば、防護カバーの材料は、ゴム状弾性体に特定されるものではなく、ゴム状弾性体に代えて合成樹脂を用いてもよい。さらに、第1の実施形態では、ロールロッド10の第2の防振ブッシュ13の外筒24の外周面に直接防護カバー40の固定部41を嵌め込む構成としているが、本発明はこれに限らない。例えば、外筒24が嵌合されるロッド本体11の嵌合孔16aから起立する筒状のフランジ部16bの外周面に防護カバー40の固定部41を嵌め込むようにしてもよい。
2,71…クロスメンバ、8,79…開口部(第2の開口部)、10,72…連結部材(ロールロッド、ロアアーム)、13,83…ブッシュ(第2の防振ブッシュ)、24,86…外筒、40,100…防護カバー、41,101…固定部、43,103…カバー本体。

Claims (5)

  1. 一端が車両のクロスメンバに形成された開口部に挿入されるとともに、当該クロスメンバに筒状のブッシュを介して連結される連結部材に設けられ、前記開口部から前記クロスメンバ内への異物の侵入を抑制する防護カバーであって、
    前記ブッシュの外筒の外周に嵌合されて前記連結部材に固定される環状の固定部と、
    前記クロスメンバの前記開口部と対向して設けられ、前記開口部を塞ぐように構成されたカバー本体と、を具備したことを特徴とする防護カバー。
  2. 前記カバー本体は、前記開口部との間に隙間を存して対向されることを特徴とする請求項1に記載の防護カバー。
  3. 前記カバー本体は、前記連結部材が貫通する貫通孔と、前記貫通孔の開口縁から前記カバー本体の外周縁に至るスリットと、を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の防護カバー。
  4. 前記連結部材の前記ブッシュが前記クロスメンバのロアプレートとアッパプレートとの間で挟み込まれた状態で前記クロスメンバに連結されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の防護カバー。
  5. 前記固定部および前記カバー本体は、弾性変形が可能な材料で一体に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の防護カバー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017109607A (ja) * 2015-12-16 2017-06-22 三菱自動車工業株式会社 車両のロールロッド組付構造

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