JP2015113594A - ドア用ロック機構 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ノブ30のプッシュ操作によってドアを開くときに、互いに同期して摺動する両閂ロッド12をロック解除位置に摺動させた状態で保持し、この保持がドアを開閉するときに閂ロッド12の側から作用するロック解除方向の外力によって解放される。
【選択図】図1
Description
両閂ロッドのロック位置においてドアは閉じた状態に保持されており、ノブをプッシュ操作することにより、両閂ロッドが個々の先端部をロック孔から退出させたロック解除位置に摺動し、ドアを開くことができる。
ドアの両側に配置された一対の閂ロッドが互いに同期して摺動するとともに、個々の先端部が相手部材のロック孔にそれぞれ進入したロック位置においてドアを閉じた状態に保持し、ノブのプッシュ操作によって両閂ロッドをロックスプリングの付勢力に抗して摺動させ、個々の先端部が相手部材のロック孔からそれぞれ退出したロック解除位置においてドアを開くことができるドア用ロック機構であって、両閂ロッドの基端部に、これらの閂ロッドの摺動に同期機能をもたせるためのステーが個別に結合されている。
これらのステーは、プッシュ操作によるノブの作動を受けて両閂ロッドをロック位置からロック解除位置に向けて摺動させる方向へ移動するように設定されている。ノブは、そのプッシュ操作によってリターンスプリングの弾性力に抗しながら作動し、両閂ロッドをロック解除位置に摺動させたときに両ステーのうちの少なくとも一方に係合して両ステーと共にその位置に保持されるように構成されている。ノブとステーとの係合は、ドアを開閉するときに閂ロッドの側からステーに作用するロック解除方向の外力によって解放されるように構成されている。
ドアに固定されたケースに対してノブ、リターンスプリングおよび両ステーがそれぞれ組み付けられている。このノブが、そのプッシュ操作によってステーを移動させるとともに、両閂ロッドをロック解除位置に摺動させたときにステーに係合してノブおよびステーをその位置に保持する少なくとも4個の爪部を備え、これらの爪部をケース内の四隅に接触させた状態でノブが作動するように構成されている。
そして、両閂ロッドをロック解除位置に摺動させた状態の保持が、ドアを開閉するときに閂ロッドの側からステーに作用するロック解除方向の外力によって解放され、かつ、両閂ロッドが互いに同期して摺動することにより、ドアを閉じるときに両閂ロッドの一方にだけロック解除方向の外力が働いたとしても、両閂ロッドの保持が共に解放される。この結果、ドアを閉じた状態で両閂ロッドの一方だけが相手部材のロック孔に進入した片掛かりを回避でき、車両の走行中にドアが開くことや片掛かりによるドアの変形を防止することができる。
図面では、グラブボックスのドア用ロック機構が示されている。図3,4に示されているドア10は、その相手部材であるインストルメントパネル(インパネ)16に対してヒンジ(図示省略)を支点とする回転操作による開閉が可能に組み付けられている。そして本実施の形態のロック機構は、左右一対の閂ロッド12がドア10の内側において左右方向へ摺動可能に組み付けられている。両閂ロッド12は、個々の先端部12aがインパネ16のロック孔18にそれぞれ進入したロック位置においてドアを閉じた状態に保持することができる。また、両閂ロッド12の先端部12aがインパネ16のロック孔18から退出したロック解除位置においては、ドア10を開くことができる。
なお、図3において一方(図面左方)の閂ロッド12のロック位置が実線で示され、ロック解除位置が仮想線Aで示されている。
両閂ロッド12における個々の基端部12bには、球形状の連結部12cがそれぞれ設けられている(図2)。これらの連結部12cが、つぎに説明する一対のステー22の端部に設けられた断面「U」字形状の連結部22aに個別にはめ込まれることにより、両閂ロッド12の基端部12bが両ステー22に個別に結合される。
なお、ノブ30に作用しているリターンスプリング34の付勢力と、閂ロッド12に作用しているロックスプリング14の付勢力とを比較したとき、後述の理由によって前者の方が小さく設定されている。
各爪部32は、両ステー22における各突片24の凸部24aと個別に係合可能な凹部32aと、各突片24の斜面24bと個別に接触した斜面32bとをそれぞれ備えている(図4)。なお、爪部32の凹部32aと斜面32bとは、互いに連続している。
いま、両閂ロッド12はそれぞれの先端部12aがインパネ16のロック孔18に進入したロック位置にあり、ドア10は閉じた常態に保持されているものとする。そこで、ドア10を開くために、図4で示す復帰位置にあるノブ30をプッシュ操作すると、各爪部32の斜面32bと両ステー22における各突片24の斜面24bとの接触作用により、両ステー22が両閂ロッド12と共にロック解除方向へ摺動する。
これにより、両閂ロッド12がロック解除位置に保持され、ノブ30をプッシュ操作する方向とドア10を開く方向とが相反するにもかかわらず、ドア10が開く前に閂ロッド12の先端部12aがインパネ16のロック孔18に再び進入することが防止される。
また、ノブ30のプッシュ操作においては、前述のように4個の爪部32をケース20内の四隅に接触させた状態で作動させることにより、該ノブ30をプッシュ操作するときの押す位置が偏っていても安定した作動が得られる。
例えば、図5で示すようにロック解除位置に保持されている両閂ロッド12側から両ステー22に外力を作用させることで、両ステー22の各突片24とノブ30の各爪部32との係合を解放する手段は、ドア10を閉じるときのオーバーストロークを利用することに限るものではない。これに代わる手段としては、両閂ロッド12がロック解除位置に保持された状態でドア10を開く過程において、両閂ロッド12の先端部12aがインパネ16のロック孔18を通過した後に、該先端部12aをインパネ16の一部に干渉させて両ステー22にロック解除方向の外力を作用させることも可能である。
12 閂ロッド
12a 先端部
12b 基端部
14 ロックスプリング
16 インパネ(相手部材)
18 ロック孔
20 ケース
22 ステー
30 ノブ
32 爪部
34 リターンスプリング
Claims (2)
- ドアの両側に配置された一対の閂ロッドが互いに同期して摺動するとともに、個々の先端部が相手部材のロック孔にそれぞれ進入したロック位置においてドアを閉じた状態に保持し、ノブのプッシュ操作によって両閂ロッドをロックスプリングの付勢力に抗して摺動させ、個々の先端部が相手部材のロック孔からそれぞれ退出したロック解除位置においてドアを開くことができるドア用ロック機構であって、
両閂ロッドの基端部に、これらの閂ロッドの摺動に同期機能をもたせるためのステーが個別に結合され、これらのステーは、プッシュ操作によるノブの作動を受けて両閂ロッドをロック位置からロック解除位置に向けて摺動させる方向へ移動するように設定され、ノブは、そのプッシュ操作によってリターンスプリングの弾性力に抗しながら作動し、両閂ロッドをロック解除位置に摺動させたときに両ステーのうちの少なくとも一方に係合して両ステーと共にその位置に保持されるように構成され、ノブとステーとの係合は、ドアを開閉するときに閂ロッドの側からステーに作用するロック解除方向の外力によって解放されるように構成されたドア用ロック機構。 - 請求項1に記載されたドア用ロック機構であって、
ドアに固定されたケースに対してノブ、リターンスプリングおよび両ステーがそれぞれ組み付けられており、このノブが、そのプッシュ操作によってステーを移動させるとともに、両閂ロッドをロック解除位置に摺動させたときにステーに係合してノブおよびステーをその位置に保持する少なくとも4個の爪部を備え、これらの爪部をケース内の四隅に接触させた状態でノブが作動するように構成されたドア用ロック機構。
Priority Applications (1)
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JP2013255034A JP6169487B2 (ja) | 2013-12-10 | 2013-12-10 | ドア用ロック機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013255034A JP6169487B2 (ja) | 2013-12-10 | 2013-12-10 | ドア用ロック機構 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP6169487B2 JP6169487B2 (ja) | 2017-07-26 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109690002A (zh) * | 2016-09-08 | 2019-04-26 | 株式会社利富高 | 锁定装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH03161680A (ja) * | 1989-11-20 | 1991-07-11 | Osaka Kanagu Kk | 扉の左右両開装置 |
JPH0960385A (ja) * | 1995-08-24 | 1997-03-04 | Bunka Shutter Co Ltd | シャッター用施錠装置 |
WO2013129100A1 (ja) * | 2012-03-02 | 2013-09-06 | 株式会社パイオラックス | 開閉体のロック装置 |
-
2013
- 2013-12-10 JP JP2013255034A patent/JP6169487B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN109690002A (zh) * | 2016-09-08 | 2019-04-26 | 株式会社利富高 | 锁定装置 |
CN109690002B (zh) * | 2016-09-08 | 2021-03-02 | 株式会社利富高 | 锁定装置 |
Also Published As
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JP6169487B2 (ja) | 2017-07-26 |
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