JP2015113148A - 封筒用紙 - Google Patents

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Akinori Maekawa
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Abstract

【課題】折り性能と接着性能を両立することができ、且つ多様な封筒形態に対応することができる封筒用紙を提供する。【解決手段】用紙を所定の搬送方向に搬送する用紙搬送手段と、用紙を所定の折り部で折り曲げる折曲手段と、再湿糊部に水を塗布する水塗布手段と、水を塗布された用紙を封緘する封緘手段とを備えた封筒作成装置100に適用され、内容物を内包するように折り曲げられて封入封緘する封筒用紙であって、封筒の表紙又は裏紙となる矩形の第1構成紙1Aaと、第1折り部2aを介して用紙長辺方向に沿って連設され封筒の裏紙又は表紙となる矩形の第2構成紙1Baと、第2折り部2bを介して用紙長辺方向に沿って連設され封筒の中折り紙となる矩形の第3構成紙1Caとを備え、折曲手段により第2折り部、第1折り部の順で折り曲げられた際に、第1構成紙と第3構成紙の対向する双方の位置に再湿糊部10、20が形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、封筒を作製する際に用いられる封筒用紙に関する。
従来より、特定の顧客層などに向けて商品案内等を郵送するダイレクトメールが広く普及している。このようなダイレクトメールの郵送に使用する封筒は、例えば封筒作製装置(或いは封筒作製システム)によって自動的に作成することができる。
即ち、封書作成装置等は、封筒となる用紙(封筒用紙)と内容物の用紙とに印刷を施し、封筒用紙を折り畳んで形成した封筒に印刷済みの内容物を封入封緘することによりダイレクトメールを作成することができる。
ここで、封書作成装置等に適用される封筒用紙は、例えば用紙上の所定の接着位置にアラビア糊やポリビニルアルコール (polyvinyl alcohol, PVA) などの接着材料から成る再湿糊部が形成され、その再湿糊部が封書作成装置が備える水塗布手段で塗布される水によって活性化されて用紙上の所定の接着位置に接着されるように構成されている。
封書作成装置に関する技術は種々提案されている(特許文献1参照)。
特許文献1に開示の技術では、内容物を包んだ状態の封筒用紙(封筒フォーム)の所定箇所を折り曲げて封書とする際に、封筒用紙の所定箇所に設けられた再湿糊に水塗布手段で水を塗布し、低圧のローラで封筒用紙のフラップ部に折り目を付けながら封筒用紙全面を加圧してフラップ部と再湿糊とを接着させるようになっている。
特開2012−91376号公報
ところで、特許文献1に開示される装置では、再湿糊部に水を塗布した直後にフラップ部に折りを施す折り工程と、折り工程によって形成されたフラップ部と再湿糊部とを接着させる接着工程とを同時に行っている。
そして、封筒フォームの折り畳み部となるフラップ部に対して確実に折り目を付けるように、折りを施すローラ対のニップ圧がある程度強めに設定されている。
このため、再湿糊部に水が塗布された直後にローラ対によってしごかれることで、再湿糊部に塗布した水が掻き出されて再湿糊部以外に逃げてしまったり、フラップ部に吸水されてしまい、水分量の不足により再湿糊部が十分に活性化されず接着不良を招くという問題があった。
このような問題を解消すべく、封筒用紙の折り稜線部のみに圧力を加え、再湿糊部については隙間を開ける構造のローラを用いた方式等が開発されている。しかしながら、この方式では対応できる封筒形状に制限があり、例えばフラップ部の長さを変えたい場合や、封筒サイズを変更したい場合に柔軟に対応できないという不都合があった。また、特殊な構造のローラ等が必要となり、機構が複雑となりコストが嵩むという問題もあった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、折り目を確実に付けるという折り性能と、接着不良を抑制するという接着性能を両立することができ、且つ多様な封筒形態に対応することができる封筒用紙を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る封筒用紙の第1の態様は、用紙を所定の搬送方向に搬送する用紙搬送手段と、前記用紙を所定の折り部で折り曲げる折曲手段と、前記用紙搬送手段により搬送された前記用紙に形成される再湿糊部に水を塗布する水塗布手段と、前記水塗布手段により前記水を塗布された前記用紙を封緘する封緘手段とを備えた封筒作成装置に適用され、内容物を内包するように折り曲げられて封入封緘する封筒用紙であって、封筒の表紙又は裏紙となる矩形の第1構成紙と、該第1構成紙と第1折り部を介して用紙長辺方向に沿って連設され封筒の裏紙又は表紙となる矩形の第2構成紙と、該第2構成紙と第2折り部を介して用紙長辺方向に沿って連設され封筒の中折り紙となる矩形の第3構成紙とを備え、前記折曲手段により前記第2折り部、前記第1折り部の順で折り曲げられた際に、前記第1構成紙と前記第3構成紙の対向する双方の位置に再湿糊部が形成されていることを特徴とする。
本発明に係る封筒用紙の第2の態様は、第1の態様に係る封筒用紙において、前記第1構成紙側または前記第3構成紙側に形成される再湿糊部の少なくとも一方は、前記封緘手段への前記搬送方向と直交する方向に沿って形成され、前記水塗布手段で塗布された水が前記搬送方向上流側に逃げることを阻止する第1の堰部を備えることを特徴とする。
本発明に係る封筒用紙の第3の態様は、第2の態様に係る封筒用紙において、前記再湿糊部において、前記第1の堰部と直交する方向に連設され、前記水塗布手段で塗布された水が前記搬送方向と直交する方向に逃げることを阻止する第2の堰部を備えることを特徴とする。
本発明に係る封筒用紙の第4の態様は、第2または第3の態様に係る封筒用紙において、前記第1の堰部および前記第2の堰部は、前記再湿糊部を構成する接着材料と同じ材料で形成されることを特徴とする。
本発明によれば以下の効果を奏することができる。
すなわち、第1の態様に係る封筒用紙では、折曲手段により第2折り部、第1折り部の順で折り曲げられた際に、第1構成紙と第3構成紙の対向する双方の位置に再湿糊部が形成されているので、水塗布手段で一方の再湿糊部に塗布された水が、第1構成紙および第3構成紙を構成する紙材に吸い取られる事態を回避することができ、再湿糊部を十分に活性化することができる。これにより、封筒に折り目を確実に付けるという折り性能と、接着不良を抑制するという接着性能を両立することができる。また、再湿糊部の形成位置を変更することにより、種々の封筒サイズ等に柔軟に対応することができる。
第2の態様に係る封筒用紙によれば、第1構成紙側または第3構成紙側に形成される再湿糊部の少なくとも一方は、封緘手段への搬送方向と直交する方向に沿って形成され、水塗布手段で塗布された水が通紙方向に逃げることを阻止する第1の堰部を備えるので、再湿糊部に水が塗布された直後にローラ対等によってしごかれる場合であっても、再湿糊部に塗布した水が掻き出されて再湿糊部以外に逃げることを抑制することができる。これにより、再湿糊部を十分に活性化することができ、折り性能と接着性能を両立することができる。
第3の態様に係る封筒用紙によれば、再湿糊部において、第1の堰部と直交する方向に連設され、水塗布手段で塗布された水が搬送方向と直交する方向に逃げることを阻止する第2の堰部を備えるので、再湿糊部に水が塗布された直後にローラ対等によってしごかれる場合であっても、再湿糊部に塗布した水が掻き出されて再湿糊部以外に逃げることを一層抑制することができる。これにより、再湿糊部を十分に活性化することができ、折り性能と接着性能を両立することができる。
第4の態様に係る封筒用紙によれば、第1の堰部および第2の堰部は、再湿糊部を構成する接着材料と同じ材料で形成されるので、第1の堰部および第2の堰部を他の材料で形成する場合に比して、再湿糊部を構成する場合と同様の工程で容易に作成することができる。また、第1の堰部および第2の堰部も水塗布手段で塗布された水によって活性化され接着性を発揮するので、接着性能を維持することができる。
実施の形態に係る封筒用紙の(a)表側、(b)裏側、(c)折り畳んだ状態を示す説明図である。 実施の形態に係る封筒用紙の第3構成紙側に形成された再湿糊部の構成例を示す平面図である。 実施の形態に係る封筒用紙の第3構成紙側に形成された再湿糊部の構成例を示す端面図である。 実施の形態に係る封筒用紙の第1構成紙側に形成された再湿糊部の構成例を示す平面図である。 比較例に係る封筒用紙の(a)表側、(b)裏側、(c)折り畳んだ状態を示す説明図である。 実施の形態に係る封筒用紙を適用可能な封入封緘装置の全体構成を示す概略構成図である。 水塗布部を示す斜視図である。 実施の形態に係る封筒用紙がローラ対で押圧される状態を示す説明図である。
以下、本発明の一例としての実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。ここで、添付図面において同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複した説明は省略されている。なお、ここでの説明は本発明が実施される最良の形態であることから、本発明は当該形態に限定されるものではない。
[実施の形態に係る封筒用紙の構成]
図1〜図4を参照して、実施の形態に係る封筒用紙の構成について説明する。
図1(a)は実施の形態に係る封筒用紙1の表側、図1(b)はその裏側、図1(c)は封筒用紙1を折り畳んだ状態をそれぞれ示す。なお、矢印D1は、後述する封筒作成装置100における封筒用紙1の搬送方向を示す。
図1(a)に示すように、封筒の表紙となる矩形の第1構成紙1Aaと、第1折り部2aを介して用紙長辺方向D2に沿って連設され封筒の裏紙となる矩形の第2構成紙1Baと、第2折り部2bを介して用紙長辺方向D2に沿って連設され封筒の中折り紙となる矩形の第3構成紙1Caとを備える。
なお、図1(b)に示すように、第1構成紙1Aaの裏面を符号1Ab、第2構成紙1Baの裏面を符号1Bb、第3構成紙1Caの裏面を符号1Cbで表す。
また、本実施の形態では、第1構成紙1Aaが表紙、第2構成紙1Baが裏紙となる場合を示すが、封筒の用途等により、第1構成紙1Aaが裏紙、第2構成紙1Baが表紙となる場合であってもよい。
また、図1に示す例では、第3構成紙1Caの搬送方向D1の両角部が切断された構成となっている。
そして、後述する封筒作成装置100が備える折曲手段により、封筒用紙1が、第2折り部2b→第1折り部2aの順で折り曲げられた際に、第1構成紙(裏面1Ab)と第3構成紙(表面1Ca)の対向する双方の位置に再湿糊部10および再湿糊部20が形成されている(図1(c)参照)。
これにより、後述する封筒作成装置100が備える水塗布手段で一方の再湿糊部(再湿糊部10または再湿糊部20)に塗布された水が、第1構成紙(裏面1Ab)および第3構成紙(表面1Ca)を構成する紙材に吸い取られる事態を回避することができ、再湿糊部10、20を十分に活性化することができる。
なお、再湿糊部10および再湿糊部20は、アラビア糊やポリビニルアルコール (polyvinyl alcohol, PVA) などの接着材料を印刷手法等によって塗布、乾燥させて形成される。
よって、本実施の形態に係る封筒用紙1によれば、封筒に折り目を確実に付けるという折り性能と、接着不良を抑制するという接着性能を両立することができる。また、再湿糊部10、20の形成位置を変更することにより、種々の封筒サイズ等に柔軟に対応することができる。
また、図1(a)、図2(a)、図3(a)に示すように、第3構成紙側(表面1Ca)に形成される再湿糊部10は、後述する封筒作成装置100が備える封緘手段への通紙方向D1と直交する方向に形成され、水塗布手段で塗布された水が通紙方向D1と反対方向に逃げることを阻止する第1の堰部12aと、第1の堰部12aと直交する方向に連設され、水塗布手段で塗布された水が通紙方向D1と直交する方向(例えば横方向)に逃げることを阻止する第2の堰部12bとを備えている。
なお、第1の堰部12aおよび第2の堰部12bは、再湿糊部10を構成する接着材料と同じ材料で形成されるようにできる。
また、図2(a)に示す例では、第1の堰部12aと第2の堰部12bとは、スクリーン印刷等の手法により、一体的に形成されている。
より具体的には、図2(a)、図3(a)に示すように、まず、封筒用紙1を構成する紙材Pの裏側(1Abに相当)と表側(1Caに相当)の所定位置に、アラビア糊やPVA等からなる接着材料をスクリーン印刷等の手法により塗布し、乾燥させて再湿糊部20と再湿糊部10を形成する。なお、再湿糊部20と再湿糊部10の厚さは、例えば20μm程度とされる。
次いで、紙材Pの表側の再湿糊部10の上に、アラビア糊やPVA等からなる接着材料をスクリーン印刷等の手法により所定のパターンで塗布し、乾燥させて第1の堰部12aおよび第2の堰部12bを形成する。なお、第1の堰部12aおよび第2の堰部12bの厚さ(高さ)は、例えば100μm程度とされる。
このようにして形成された第1の堰部12aおよび第2の堰部12bに囲われた再湿糊部10に対して後述する水塗布手段で塗布された水W(図3(a)参照)は、ローラ対等によって作成中の封筒用紙がしごかれる場合であっても、第1の堰部12aおよび第2の堰部12bによって堰き止められ、再湿糊部10以外に逃げることを抑制することができる。これにより、再湿糊部10および再湿糊部10と対向する再湿糊部20(図1(c)参照)を十分に活性化することができ、折り性能と接着性能を両立することができる。
また、図2(b)、図3(b)に示すように、第1の堰部12aのみを構成するようにしてもよい。
これにより、水塗布手段で塗布された水が少なくとも通紙方向D1に逃げることを阻止することができ、再湿糊部10および再湿糊部10と対向する再湿糊部20(図1(c)参照)を十分に活性化することができる。
図4は、実施の形態に係る封筒用紙1の第1構成紙1Ab側に形成された再湿糊部20(20a〜20c)の構成例を示す。
図4(a)に係る再湿糊部20aでは、長手方向に延設される複数のストライプ状の溝30aが形成されている。
図4(b)に係る再湿糊部20bでは、長手方向に交差する複数の斜線状の溝30bが形成されている。
図4(c)に係る再湿糊部20cでは、長手方向に延設される複数の波状の溝30aが形成されている。
このような再湿糊部20a〜20cによれば、水が塗布された再湿糊部10と対向した状態で、ローラ対等によってしごかれる場合(押圧される場合)に、水が再湿糊部10および再湿糊部20a〜20c以外に掻き出されるのをより一層抑制することができる。よって、再湿糊部10および再湿糊部10と対向する再湿糊部20a〜20cを十分に活性化することができ、折り性能と接着性能を両立することができる。
なお、再湿糊部10、20による封緘に加え、折り曲げられた封筒用紙1の短辺側(上下側)の封緘が必要な場合には、封筒用紙1の該当部分に感圧接着材等を配し、ローラ等で加圧して封緘するようにできる。
[比較例に係る封筒用紙の構成]
図5は、比較例に係る封筒用紙201の(a)表側、(b)裏側、(c)折り畳んだ状態を示す説明図である。
なお、本実施の形態に係る封筒用紙1と同様の構成については、同一符号を付して重複した説明は省略する。
比較例に係る封筒用紙201では、第3構成紙1Caの表側の所定位置にのみ再湿糊部500が形成されている。
このような構成では、再湿糊部500に水が塗布された直後にローラ対等によってしごかれると、再湿糊部500に塗布された水が掻き出されて再湿糊部500以外に逃げたり、あるいは再湿糊部500と対向する第1構成紙1Aa(図5(c)参照)に吸水されてしまい、水分量の不足により再湿糊部500が十分に活性化されず接着不良を招く虞があった。
これに対し、本実施の形態に係る封筒用紙1によれば、第1構成紙1Aaに形成した再湿糊部20によって、第1構成紙1Aa自体に水が吸収されてしまうことを回避することができる。
また、再湿糊部10に形成される第1の堰部12aと第2の堰部12bとによって、水が再湿糊部10および再湿糊部20以外に掻き出されるのを抑制することができ、再湿糊部10および再湿糊部10と対向する再湿糊部20を十分に活性化することができ、折り性能と接着性能を両立することができる。
[封入封緘装置について]
次に、図6を参照して、本実施の形態に係る封筒用紙1を適用可能な封入封緘装置について説明する。
図6に示す封筒作成装置100は、印刷装置110と、封入封緘装置120とで構成され、封筒用紙1や内容物となる用紙に印刷を施した後に封筒用紙1で内容物を封入封緘してシート成形物である封書を作製する。
[印刷装置について]
印刷装置110は、封筒用紙1及び内容物となる用紙を印刷して排出する装置であり、各部を収納する筐体の内部又は側面等に複数種類の用紙(内容物となる枚葉状の用紙や封筒用紙1)を収納可能な複数の給紙部111と、導入路112からの用紙を搬送するループ状の搬送経路(用紙搬送手段)113、シアン(C)、ブラック(K)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色のインクをそれぞれ吐出する4つのインクジェットヘッドC、K、M、Yからなる印刷手段114と、用紙を封入封緘装置(封緘手段)120に排出する第1の排出路115と、用紙をループ外に排出する第2の排出路116と、搬送経路113を搬送されてきた用紙を受け入れた後に逆行させて搬送経路113に戻して用紙の上下を反転させるスイッチバック路117とを備えている。
[封入封緘装置について]
封入封緘装置120は、内容物となる用紙を搬送しながら必要に応じて所定の折りを施す内容物折り部(折曲手段)121と、封筒となる封筒用紙1を搬送しながら折り線に沿って所定の折り(第2折り部2bにおける折り)を施す封筒用紙折り部123と、搬送に伴って封筒用紙1で内容物を包み込むように封入する封入部123と、内容物を封入した封筒用紙1に形成された再湿糊部10に水塗布部124aで水を塗布する水塗布処理部(水塗布手段)124と、水塗布後の封筒用紙1を搬送しながら折り線に沿って所定の折り(第1折り部2aにおける折り)を施す用紙折り部125と、折り込まれた封筒を封緘する封緘部126と、封緘処理された封書を装置筐体外部まで上昇搬送させた後、排出トレイ127aまで水平に排出搬送する排出部127と、封筒作成装置100の各部を統括制御する統括制御部128とを備えている。
なお、折り部122は、4つ折り封筒(即ち、封筒用紙を3回折る場合)に使用する機構である。本実施の形態に係る封筒は、3つ折り封筒であるため、折り部122は使用せず、折り部123で第2折り部2bにおける折りと封入を同時に行うこととなる。
[水塗布部について]
封入封緘装置120が備える水塗布部124aは、例えば図7に示すような構成とされる。
即ち、図7に示すように、封筒用紙1の再湿糊部10に水W(図3参照)を自動的に塗布するために、スポンジで形成される水塗布パッド300を用いて水貯留容器内の水を毛細管現象により吸い上げることができるように形成されている。なお、水塗布パッド300は、スポンジ以外に不織布などを用いてもよい。
水塗布パッド300は、本実施の形態に係る封筒用紙1の再湿糊部10の形状および第1の堰部12aと第2の堰部12bのパターンに合わせた形状とされる。
なお、水塗布パッド300の形状やパターンに合わせて、封筒用紙1の再湿糊部10の形状および第1の堰部12aと第2の堰部12bのパターンを決定するようにしてもよい。
[封筒用紙の封緘について]
図8を参照して、封筒用紙1の再湿糊部10に水が塗布された状態で封緘される状態について簡単に説明する。
図8に示すように、封筒用紙1は、水塗布部124aによって再湿糊部10に水が塗布され、内容物600を内包して折り合わされた状態(図1(c)参照)で、一対の封緘ローラ41、45の協働によって押圧される。
なお、一対の封緘ローラ41、45は、スプリング47、49の付勢力によって封筒用紙1を挟持する方向(押圧する方向)に付勢されている。
そして、封緘される際に、封筒用紙1の再湿糊部10に塗布された水は、封緘ローラ41、45の押圧力により、封筒用紙1の搬送方向D1と反対方向などに逃げようとするが、本実施の形態に係る封筒用紙1においては、再湿糊部10に第1の堰部12aと第2の堰部12bが形成されているので、水が再湿糊部10以外に掻き出されるのが抑制される。
これにより、再湿糊部10を十分に活性化することができ確実に接着、封緘することができる。
さらに、本実施の形態に係る封筒用紙1においては、折られた状態において再湿糊部10と対向する位置に再湿糊部20が形成されているので、封筒用紙自体に水が吸収されてしまうことを回避して、より確実に接着することができる。
以上本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって開示された技術に限定されるものではないと考えるべきである。すなわち、本発明の技術的な範囲は、前記の実施の形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載にしたがって解釈すべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲内でのすべての変更が含まれる。
1…封筒用紙
1Aa…第1構成紙(表側)
1Ab…第1構成紙(裏側)
1Ba…第2構成紙(表側)
1Bb…第2構成紙(裏側)
1Ca…第3構成紙(表側)
1Cb…第3構成紙(裏側)
2a…第1折り部
2b…第2折り部
10…再湿糊部
12a…第1の堰部
12b…第2の堰部
20(20a〜20c)…再湿糊部
30a、30b…溝
41、45…封緘ローラ
47、49…スプリング
100…封筒作成装置
110…印刷装置
111…給紙部
112…導入路
113…搬送経路
114…印刷手段
115…第1の排出路
116…第2の排出路
117…スイッチバック路
120…封入封緘装置
123…封入部
124a…水塗布部
126…封緘部
127…排出部
127a…排出トレイ
128…統括制御部
201…封筒用紙
300…水塗布パッド
500…再湿糊部
600…内容物
P…紙材
W…水

Claims (4)

  1. 用紙を所定の搬送方向に搬送する用紙搬送手段と、前記用紙を所定の折り部で折り曲げる折曲手段と、前記用紙搬送手段により搬送された前記用紙に形成される再湿糊部に水を塗布する水塗布手段と、前記水塗布手段により前記水を塗布された前記用紙を封緘する封緘手段とを備えた封筒作成装置に適用され、内容物を内包するように折り曲げられて封入封緘する封筒用紙であって、
    封筒の表紙又は裏紙となる矩形の第1構成紙と、該第1構成紙と第1折り部を介して用紙長辺方向に沿って連設され封筒の裏紙又は表紙となる矩形の第2構成紙と、該第2構成紙と第2折り部を介して用紙長辺方向に沿って連設され封筒の中折り紙となる矩形の第3構成紙とを備え、
    前記折曲手段により前記第2折り部、前記第1折り部の順で折り曲げられた際に、前記第1構成紙と前記第3構成紙の対向する双方の位置に再湿糊部が形成されていることを特徴とする封筒用紙。
  2. 前記第1構成紙側または前記第3構成紙側に形成される再湿糊部の少なくとも一方は、前記封緘手段への前記搬送方向と直交する方向に沿って形成され、前記水塗布手段で塗布された水が前記搬送方向上流側に逃げることを阻止する第1の堰部を備えることを特徴とする請求項1に記載の封筒用紙。
  3. 前記再湿糊部において、前記第1の堰部と直交する方向に連設され、前記水塗布手段で塗布された水が前記搬送方向と直交する方向に逃げることを阻止する第2の堰部を備えることを特徴とする請求項2に記載の封筒用紙。
  4. 前記第1の堰部および前記第2の堰部は、前記再湿糊部を構成する接着材料と同じ材料で形成されることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の封筒用紙。
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