JP2018188155A - 封筒用紙および封筒用紙の製造方法 - Google Patents

封筒用紙および封筒用紙の製造方法 Download PDF

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【課題】表面に凹凸が少ない紙質の用紙が用いられた場合でも強い接着強度を達成する。【解決手段】感圧接着剤塗工領域101,103に感圧接着剤が塗工された感圧接着剤塗工部119,121を有し、封入封緘装置により、内容物が封入された状態で感圧接着剤塗工部119,121を内側にして折り畳まれ感圧接着剤塗工部119,121が押圧されることにより封緘される封筒用紙であって、感圧接着剤塗工領域101,103の表面に凹部が設けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、表面に凹凸が少ない紙質の用紙が用いられた場合でも強い接着強度を達成する封筒用紙および封筒用紙の製造方法に関する。
近年、ダイレクトメール等の封筒の利用拡大に伴い、封筒自動作成システムによって封筒を作成する際に用いられる封筒用紙についても種々の開発がなされている(特許文献1,特許文献2参照)。そして、先行技術に係る封筒用紙の構成について説明すると、次のようになる。
先行技術に係る封筒用紙は、封筒展開方向に直交する方向の両端側に、感圧接着剤を塗工した感圧接着剤塗工部が封筒展開方向に沿って連続してそれぞれ形成されている。
封筒自動作成システムは、上述した封筒用紙及び内包するための内容物用紙に画像を形成する画像形成装置と、内容物用紙を用いて作成された内容物を、封筒用紙を用いて作成された封筒に封入封緘する封入封緘装置とを有する。
この封入封緘装置は封筒を封緘するための封緘ローラ対を備えている。そして、封筒は、封緘ローラ対によって挟持して押圧されることにより、封筒用紙の感圧接着剤塗工部に予め塗布した感圧接着剤の接着作用によって封緘される。
特開2013−71759号公報 特開2014−61895号公報
上述した封筒用紙は特殊印刷用紙であるファンシーペーパーや包装用紙であるクラフト紙が用いられることがある。このような用紙は表面の凹凸が少なく感圧接着剤塗工部に予め塗布した感圧接着剤が用紙に接着し難い傾向がある。そのため、確実に接着力を強化する必要があった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、表面に凹凸が少ない紙質の用紙が用いられた場合でも強い接着強度を有する封筒用紙および封筒用紙の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る封筒用紙の第1の特徴は、
接着剤塗工領域に接着剤が塗工された接着剤塗工部を有し、前記接着剤塗工部を内側にして折り畳まれ前記接着剤塗工部が押圧されることにより封緘される封筒用紙であって、
前記接着剤塗工領域の表面に凹部が形成されたことにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る封筒用紙の製造方法の第1の特徴は、
接着剤塗工領域に接着剤が塗工された接着剤塗工部を有し、前記接着剤塗工部を内側にして折り畳まれ前記接着剤塗工部が押圧されることにより封緘される封筒用紙の製造方法であって、
前記接着剤塗工領域の表面に前記接着剤が塗工された後に、前記接着剤塗工部および前記接着剤塗工領域の表面に凹部を形成することにある。
ことを特徴とする封筒用紙の製造方法。
本発明に係る封筒用紙および封筒用紙の製造方法によれば、表面に凹凸が少ない紙質の用紙が用いられた場合でも強い接着強度を達成することができる。
本発明に係る実施形態1の封筒用紙を用いて封筒を作成する画像形成システムの概略構成を示した図である。 本発明に係る実施形態1の封筒用紙を説明した図である。 本発明に係る実施形態1の封筒用紙を説明した図である。 本発明に係る実施形態1の封筒用紙において凹部の形成動作を説明した説明図である。 本発明に係る実施形態1の封筒用紙の感圧接着剤塗工部の一例の断面図である。 本発明に係る実施形態2の封筒用紙の感圧接着剤塗工部の一例の断面図である。
以下、本発明に係る実施形態の封筒用紙について、図面を参照して説明する。なお、以下に示す実施形態では、この発明の技術的思想を具体化するために例示したものであって、この発明の技術的思想は、各構成部品の配置等を下記のものに特定されるものではなく、種々の変更を加えることができる。
<実施形態1>
図1は、本発明に係る実施形態1の封筒用紙を用いて封筒を作成する画像形成システム100の概略構成を示した図である。図1に示すように、画像形成システム100は、印刷装置1と、この印刷装置1に接続された封入封緘装置2と、印刷装置1にネットワーク4を介して接続されたコンピュータ5とを備えている。
コンピュータ5は、制御プログラムに基づいて各種の処理を実行するCPU(図示しない)等を有する一般的なコンピュータの構成を備えている。このCPUには、ワーキングエリアとして機能するRAMや、データを格納するROM等が接続されているとともに、各種インターフェイスを介して、キーボードやマウス等から構成される入力部や、液晶ディスプレイ等から構成される出力部などが接続されている。
そして、コンピュータ5のCPUが、ユーザ操作に基づいて封筒作成アプリケーションを実行することにより、印刷装置1と封入封緘装置2とに封筒を作成させるための封筒作成ジョブを生成し、ネットワーク4を介して、生成した封筒作成ジョブを印刷装置1へ送信する。
印刷装置1は、封筒用紙及び内容物の印刷用紙に対し、コンピュータ5により生成された封筒作成ジョブに含まれる画像データに基づいて印刷を行って排出する装置であり、図1に示すように、各部を収納する筐体10の内部又は側面等に、複数種類の用紙(内容物の印刷用紙や封筒用紙)を収納した複数の給紙トレイ(P1〜P3)と、複数の給紙トレイ(P1〜P3)から内容物の印刷用紙や封筒用紙を取り出す導入路11と、導入路11からの封筒用紙および印刷用紙を搬送するループ状の搬送路12とを有する。
また、実施形態の印刷装置1は、搬送路12によって搬送された封筒用紙および内容物の用紙に対し、シアン(C)、ブラック(K)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色のインクをそれぞれ吐出する4つのインクジェットヘッドC、K、M、Yからなる印刷実行部13と、印刷済みの封筒用紙や内容物を封入封緘装置2へ排出する第1排出路14と、印刷済みの用紙を封入封緘装置2へ排出せず、印刷装置1で排出する第2排出路15と、搬送路12を搬送されてきた印刷済みの用紙を受け入れた後に逆行させて搬送路12に戻して用紙の上下を反転させるスイッチバック路16と、この印刷装置1および封入封緘装置2の全体の各構成の動作を制御する制御部17とを備える。
封入封緘装置2は、印刷装置1の第1排出路14から送られた印刷済みの封筒用紙および内容物を受け入れ、印刷済みの封筒用紙に内容物を折り畳んで封入して封緘する装置であり、印刷装置1の第1排出路14から斜め下方に延設される内容物を搬送する搬送経路21と、封筒用紙を搬送する搬送経路22と、搬送経路22に印刷済みの封筒用紙を順次供給する封筒供給部24と、搬送経路21に印刷済みの内容物(封入物)を封筒用紙に対して順次供給する内容物供給部23とを備える。
また、封入封緘装置2は、各搬送経路21,22を搬送された内容物(封入物)を折り畳み、搬送されてきた封筒用紙に封入し、内容物(封入物)が封入された封筒を封緘する封入封緘部25と、封緘された封筒(封書)が排出されて貯められる貯留部26と、封筒用紙の表面に凹部を設ける凹部形成部28とを備える。
封入封緘部25は、封筒用紙を挟持して押圧する封緘ローラ対(図示省略)を備えており、この封緘ローラ対は、適宜の封緘モータ(図示省略)の駆動により回転可能である。ここで、封筒用紙は、封緘ローラ対によって挟持して押圧されることにより、封筒用紙に予め塗布した感圧接着剤の接着作用によって封緘されるようになっている。
凹部形成部28は、搬送経路上の封入封緘部25の上流側に設けられている。凹部形成部28は、後述する感圧接着剤が塗工された感圧接着剤塗工部に対応する位置に回転針28aを有している。回転針28aは円形の外周部に所定の間隔で複数の針が設けられて構成されている。そして、搬送される封筒用紙の感圧接着剤塗工部に対して、回転針28aが回転しながら回転針28aの針先が押圧されることにより、封筒用紙の感圧接着剤塗工部に凹部が形成される。
なお、この封入封緘装置2では、図示はしないが、以上の構成部材の他に、封緘された封書を貯留部26へ搬送する搬送手段等を備える。
次に、本発明の実施形態1に係る封筒用紙について図2〜図3を参照して説明する。
図2及び図3に示すように、本発明の実施形態1に係る封筒用紙S1は、封入封緘装置2によって内容物を封入した封筒Mを作成する際に用いられるものであって、矩形の第1構成紙107を備えている。また、第1構成紙107には、矩形の第2構成紙109が第1折り部111を介して封筒展開方向(封筒搬送方向)EDに沿って連設されており、この第2構成紙109には、矩形の第3構成紙113が第2折り部115を介して封筒展開方向EDに沿って連設されている。換言すれば、3個の構成紙107,109,113が2つの折り部111,115を介して封筒展開方向EDに沿って連設されている。
そして、第1構成紙107は、封筒展開方向EDの一端側に、開閉可能なフラップ部117を有している。更に、各構成紙107,109,113の封筒内側面及び封筒外側面は、印刷実行部13によって文書、図形等が印刷されるようになっており、第1折り部111および第2折り部115が封入封緘部25により折られることによって、封筒用紙が折り畳まれるようになっている。
各構成紙107,109,113の封筒内側面における封筒展開方向に直交する方向(用紙短辺方向)SDの両側縁には、感圧接着剤塗工領域101,103が封筒展開方向EDに沿って連続してそれぞれ形成されている。そして、この感圧接着剤塗工領域101,103それぞれに感圧接着剤(圧着糊)が塗工された感圧接着剤塗工部119,121が封筒展開方向EDに沿って連続して形成されている。なお、各感圧接着剤塗工部119,121が封筒展開方向EDに沿って形成されていれば、不連続であっても構わない。
第3構成紙113の封筒外側面の一部であって第2折り部115の折り曲げによってフラップ部117と接触する部位には、フラップ部117を閉じるための水糊(接着剤の一例)を塗工した接着剤塗工部123が直交する方向SDに沿って形成されており、接着剤塗工部123は、一対の感圧接着剤塗工部119,121の先端に挟まれている。
第3構成紙113における封筒展開方向に直交する方向(用紙短辺方向)SDの両端側であって、感圧接着剤塗工部119,121の延長方向へ伸びた位置には、封筒展開方向に直交する方向に平行な直線部分を有する切欠き部128,130が形成されている。
また、一対の感圧接着剤塗工部119,121には、表面に所定の間隔で凹部が設けられている。これは、凹部形成部28により形成される。
封筒用紙S1は、感圧接着剤塗工領域101,103それぞれに感圧接着剤(圧着糊)が塗工された状態で、凹部形成部28に搬送される。凹部形成部28では、回転針28aが回転しながら回転針28aの針先が、搬送された封筒用紙S1の感圧接着剤塗工部119,121を押圧する。これにより感圧接着剤塗工部119,121に所定間隔で凹部が形成される。この所定間隔は、回転針28aの針先の径および針先ピッチにより適切な間隔として定められている。例えば、回転針28aの針先の径が1(mm)であり、針先ピッチが2.5(mm)である場合、1(mm)の凹部が2.5(mm)間隔で形成されるので、凹部の外周から隣接する凹部の外周までの間隔が1.5(mm)となる。すなわち、感圧接着剤塗工部119,121には、封筒展開方向EDに沿って所定間隔で凹部が複数形成される。
図4は、本発明に係る実施形態1の封筒用紙S1において凹部の形成動作を説明した説明図である。ここでは、感圧接着剤塗工部119を例に挙げて説明するが、感圧接着剤塗工部121も同様である。
図4(a)に示すように、封筒用紙S1には、感圧接着剤塗工領域101に感圧接着剤(圧着糊)104が塗工され、感圧接着剤塗工部119が形成されている。
そして、封入封緘装置2内で封筒用紙S1が凹部形成部28に搬送されると、図4(b)に示すように、回転針28aが回転しながら回転針28aの針先が、感圧接着剤塗工部119は表面から押圧される。これにより、回転針28aの針先は、感圧接着剤(圧着糊)104および第1構成紙107を貫通する。
その後、回転針28aが回転し、回転針28aの針先が感圧接着剤(圧着糊)104および第1構成紙107から抜かれると、図4(c)に示すように、第1構成紙107の感圧接着剤塗工領域101と、感圧接着剤(圧着糊)104とを貫通した凹部105が形成される。
このように、第1構成紙107の感圧接着剤塗工領域101の表面に凹部105が設けられると、感圧接着剤(圧着糊)104が凹部105に入り込み、第1構成紙107の感圧接着剤塗工領域101と感圧接着剤(圧着糊)104との接着性が向上する。
そのため、封入封緘装置2内で搬送された封筒用紙S1が、折り畳まれ封入封緘部25の封緘ローラ対によって感圧接着剤塗工部119,121が押圧されて接着されると、十分な接着強度を得ることが出来きる。
これにより、第1構成紙107が、表面の凹凸が少ない紙質の用紙が用いて製造されている場合においても、強い接着強度を有することができるので、例えば、郵送中などに接着面がはがれてしまうことを防止できる。
なお、本発明に係る実施形態1の封筒用紙S1では、凹部形成部28の回転針28aの針先が、感圧接着剤塗工部119は表面から押圧されて、感圧接着剤(圧着糊)104および第1構成紙107を貫通したがこれに限らない。
図5は、本発明に係る実施形態1の封筒用紙S1の感圧接着剤塗工部119の一例の断面図である。
図5に示した感圧接着剤塗工部119では、同様に、凹部形成部28の回転針28aの針先が、感圧接着剤塗工部119の表面から押圧されるが、回転針28aの針先が感圧接着剤(圧着糊)104および第1構成紙107を貫通することなく、凹部106が形成される。
このように、凹部106が感圧接着剤(圧着糊)104および第1構成紙107を貫通していない場合においても、感圧接着剤(圧着糊)104は凹部106に入り込み、第1構成紙107の感圧接着剤塗工領域101と感圧接着剤(圧着糊)104との接着性が向上する。
そのため、封入封緘装置2内で搬送された封筒用紙S1が、折り畳まれ封入封緘部25の封緘ローラ対によって感圧接着剤塗工部119,121が押圧されて接着されると、十分な接着強度を得ることが出来きる。
なお、本発明に係る実施形態1では、封入封緘装置2内で、感圧接着剤塗工領域101,103それぞれに感圧接着剤(圧着糊)が塗工された状態で凹部形成部28に搬送され、凹部形成部28において、回転針28aが回転しながら回転針28aの針先が、搬送された封筒用紙S1に押圧されて凹部が形成された感圧接着剤塗工部119,121を有する封筒用紙S1を例に挙げて説明したが、これに限らない。印刷装置1の複数の給紙トレイ(P1〜P3)に収納する前に、凹部形成部28を有する凹部形成装置(図示省略)内で、封筒用紙S1を搬送して、回転針28aが回転しながら回転針28aの針先を搬送された封筒用紙S1に押圧して感圧接着剤塗工部119,121に予め凹部を形成するようにしてもよい。
このように感圧接着剤塗工部119,121に予め凹部を形成する場合、封入封緘装置2の構成として凹部形成部28を省略することができる。
なお、ここでは、感圧接着剤(圧着糊)104および第1構成紙107を貫通した貫通孔として形成された凹部105も、感圧接着剤(圧着糊)104および第1構成紙107を貫通してない凹部106も、いずれも凹部という。
凹部105は、凹部106より紙厚方向に深く形成されているので、より感圧接着剤(圧着糊)104が入り込み、第1構成紙107の感圧接着剤塗工領域101と感圧接着剤(圧着糊)104との接着性をより向上させることができる。
また、本発明に係る実施形態1の封筒用紙S1は、針先で押圧することにより凹部105,106を形成するので、研磨による紙粉を発生することがないという効果もある。
さらに、本発明に係る実施形態1の封筒用紙S1は、上述したように、感圧接着剤塗工領域101,103それぞれに感圧接着剤(圧着糊)104が塗工された後に、凹部形成部28の回転針28aの針先により感圧接着剤塗工部119,121が押圧されることにより、感圧接着剤塗工領域101,103および感圧接着剤塗工部119,121の表面に所定間隔で凹部が形成される。
そのため、感圧接着剤(圧着糊)104が塗工された際は、凹部が形成されていないので、感圧接着剤(圧着糊)104の水分が第1構成紙107に浸透し難いので、第1構成紙107が変形し難いという効果もある。
<実施形態2>
本発明に係る実施形態1では、感圧接着剤塗工部119,121に所定間隔で凹部が形成された封筒用紙S1を例に挙げて説明したが、これに限らない。
本発明に係る実施形態2では、印刷装置1の複数の給紙トレイ(P1〜P3)に収納する前に、予め第1構成紙107の感圧接着剤塗工領域101,103の表面をヤスリなどの研磨部材により研磨することにより感圧接着剤塗工領域101,103の表面に凹部を形成し、その上に感圧接着剤(圧着糊)が塗工され感圧接着剤塗工部が形成された封筒用紙を例に挙げて説明する。
図6は、本発明に係る実施形態2の封筒用紙の感圧接着剤塗工部の一例の断面図である。ここでは、感圧接着剤塗工部119を例に挙げて説明するが、感圧接着剤塗工部121も同様である。
図6に示すように、本発明に係る実施形態2の封筒用紙S2において、第1構成紙107の感圧接着剤塗工領域101全体に渡って、予めヤスリなどの研磨部材により研磨することにより複数の凹部131が形成されている。
そのため、複数の凹部131の深さや間隔はヤスリの研磨材の目の粗さによって定まる。このヤスリの研磨材の目の粗さは、粗すぎず細かすぎない適切な粗さのものを使用する。目が粗すぎると、第1構成紙107の感圧接着剤塗工領域101の表面の削れが大きく、削れ度合いにムラができ、また紙粉の発生が多くなる。その一方、目が細かすぎると、第1構成紙107の感圧接着剤塗工領域101の表面の削れが小さく凹部の形成が十分ではなく、アンカー効果による接着強度の向上が十分ではない。
そして、形成された凹部131の表面に感圧接着剤(圧着糊)104が塗工されることにより感圧接着剤塗工部119が形成されている。
このように、第1構成紙107の感圧接着剤塗工領域101の表面に凹部131が設けられると、感圧接着剤(圧着糊)104が凹部131に入り込み、第1構成紙107の感圧接着剤塗工領域101と感圧接着剤(圧着糊)104との接着性が向上する。
そのため、封入封緘装置2内で搬送された封筒用紙S2が、折り畳まれ封入封緘部25の封緘ローラ対によって感圧接着剤塗工部119,121が押圧されて接着されると、十分な接着強度を得ることが出来きる。
なお、本発明に係る実施形態2では、第1構成紙107の感圧接着剤塗工領域101全体に渡って、予めヤスリなどの研磨部材により研磨することにより凹部131を形成したが、必ずしも感圧接着剤塗工領域101全体に渡って研磨する必要はなく、感圧接着剤塗工領域101の一部を研磨するようにしてもよい。
本発明に係る実施形態2によれば、感圧接着剤塗工領域101全体に渡って、または一部の領域を研磨することにより面として凹部131を形成するので、感圧接着剤(圧着糊)104が凹部131に入り込み、所謂アンカー効果によって第1構成紙107の感圧接着剤塗工領域101と感圧接着剤(圧着糊)104との接着性がより向上する。
なお、本発明に係る実施形態1,2では、感圧接着剤塗工領域101,103それぞれに感圧接着剤が塗工された感圧接着剤塗工部119,121が形成された封筒用紙を例に挙げて説明したが、感圧接着剤塗工領域101,103それぞれに塗工される接着剤は感圧式に限らず、どのような接着剤でもよい。
ただし、感圧接着剤は接着力が低い場合が多いので、本発明により接着力をより高めることができる感圧接着剤が好適である。
(付記)
本出願は、以下の発明を開示する。
(付記1)
接着剤塗工領域に接着剤が塗工された接着剤塗工部を有し、前記接着剤塗工部を内側にして折り畳まれ前記接着剤塗工部が押圧されることにより封緘される封筒用紙であって、
前記接着剤塗工領域の表面に凹部が形成された
ことを特徴とする封筒用紙。
(付記2)
前記凹部は、本封筒用紙を表裏に貫通している
ことを特徴とする(付記1)記載の封筒用紙。
(付記3)
接着剤塗工領域に接着剤が塗工された接着剤塗工部を有し、前記接着剤塗工部を内側にして折り畳まれ前記接着剤塗工部が押圧されることにより封緘される封筒用紙の製造方法であって、
前記接着剤塗工領域の表面に前記接着剤が塗工された後に、前記接着剤塗工部および前記接着剤塗工領域の表面に凹部を形成する
ことを特徴とする封筒用紙の製造方法。
1 印刷装置
2 封入封緘装置
5 コンピュータ
13 印刷実行部
17 制御部
23 内容物供給部
24 封筒供給部
25 封入封緘部
26 貯留部
28 凹部形成部
28a 回転針
100 画像形成システム
101,103 感圧接着剤塗工領域
104 感圧接着剤(圧着糊)
105,106,131 凹部
107 第1構成紙
109 第2構成紙
113 第3構成紙
117 フラップ部
119,121 感圧接着剤塗工部
123 接着剤塗工部

Claims (3)

  1. 接着剤塗工領域に接着剤が塗工された接着剤塗工部を有し、前記接着剤塗工部を内側にして折り畳まれ前記接着剤塗工部が押圧されることにより封緘される封筒用紙であって、
    前記接着剤塗工領域の表面に凹部が形成された
    ことを特徴とする封筒用紙。
  2. 前記凹部は、本封筒用紙を表裏に貫通している
    ことを特徴とする請求項1記載の封筒用紙。
  3. 接着剤塗工領域に接着剤が塗工された接着剤塗工部を有し、前記接着剤塗工部を内側にして折り畳まれ前記接着剤塗工部が押圧されることにより封緘される封筒用紙の製造方法であって、
    前記接着剤塗工領域の表面に前記接着剤が塗工された後に、前記接着剤塗工部および前記接着剤塗工領域の表面に凹部を形成する
    ことを特徴とする封筒用紙の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS51138425U (ja) * 1975-04-22 1976-11-08
JP2004017644A (ja) * 2002-06-12 2004-01-22 Shinichi Umeda 紙片用離脱機構親展用シート
JP2017007316A (ja) * 2015-06-22 2017-01-12 ケイディケイ株式会社 フィルムシートの被覆手段及びそれを用いた情報通信体の製造方法

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