JP2015112824A - 液体吐出装置、および液体吐出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】液体吐出ヘッド内及び液体貯留室内で発生した異物に汚染された液体が吐出対象物へ吐出されることを抑制することが可能な液体吐出装置を提供する。【解決手段】本発明の液体吐出装置は、タンク7と、液体貯留室4と、供給動作を行う液体供給部5と、吐出動作を行う液体吐出ヘッド3と、液体貯留室4から液体吐出ヘッド3に供給された液体を、液体吐出ヘッド3から吐出対象物以外に向けて排出させる排出部6と、液体供給部5と液体吐出ヘッド3と排出部9を制御する制御部10とを有する。制御部10は、吐出信号が入力されると、排出部9に排出動作を一定時間実行させることによって、液体貯留室内における液体の最大容量と液体吐出ヘッド3内における液体の最大容量との総量以上の液体を排出させ、液体供給部5に供給動作を実行させ、その後、液体吐出ヘッド3に吐出動作を実行させる。【選択図】 図1

Description

本発明は、液体吐出ヘッドから液体を吐出する液体吐出装置、および液体吐出方法に関する。
液体吐出ヘッドから液体を吐出する液体吐出装置は、近年、プリンターなどの民生用機器だけでなく半導体製造装置のような産業用機器にも利用されている。産業用機器として用いられる液体吐出装置が特許文献1、2に開示されている。
特許文献1には、吐出不良を防ぐために液体吐出ヘッドとインクタンクとの間でインクを循環する構成を有する液滴噴射吐出装置が開示されている。
特許文献2には、インクタンクと液体吐出ヘッドとの間に位置し、インクタンクから供給されたインクを一時的に貯留するインク貯留室を有するインク供給装置が開示されている。このインク供給装置には、インク貯留室内のインクがインクタンクへ逆流しないようにするためにインク貯留室内におけるインク面の高さを制御する構成が設けられている。
特開2008−264767号公報 特開2010−36418号公報
液体吐出装置では、インクが液体吐出ヘッド内や液体貯留室(インク溜め)内に長期間貯留されていると、インクとの接触により液体吐出ヘッドヘッド内や液体貯留室内から異物が溶出し、その異物でインクが汚染される場合がある。産業用機器用の液体吐出装置では、異物に汚染されたインクが吐出対象物に付着すると、当該インクが吐出対象物に悪影響を及ぼす可能性がある。
特許文献1に記載の液滴噴射吐出装置は、インクが液体吐出ヘッドからインクタンクに戻る構成を有している。そのため、液体吐出ヘッド内で発生した異物がインクタンク内に拡散する場合が想定される。この場合、インクタンク内のインクが異物に汚染され、その汚染されたインクが液体吐出ヘッドから吐出対象物に吐出される可能性がある。
一方、特許文献2に記載のインク供給装置では、インク貯留室内のインクがインクタンクへ逆流しないようにインク貯留室内における液面の高さが制御されている。そのため、インクタンク内のインクがインク貯留室内および液体吐出ヘッド内で発生した異物で汚染される事態を回避できる。しかし、インクタンク内のインクはインク貯留室内および液体吐出ヘッド内において異物に汚染されたインクと混ざる(接触する)。したがって、このインク供給装置においても、異物に汚染されたインクが吐出対象物に吐出されることが懸念される。
そこで、本発明は、液体吐出ヘッド内及び液体貯留室内で発生した異物に汚染された液体が吐出対象物へ吐出されることを抑制することが可能な液体吐出装置、液体吐出方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の液体吐出装置は、液体が貯留されているタンクと、前記タンクに連通している液体貯留室と、前記タンクと前記液体貯留室との間に位置し、前記タンクに貯留されている液体を前記液体貯留室に供給する供給動作を行う液体供給部と、前記液体貯留室に連通し、前記液体貯留室から供給された液体を吐出対象物に向けて吐出する吐出動作を行う液体吐出ヘッドと、前記液体貯留室から前記液体吐出ヘッドに供給された液体を、前記液体吐出ヘッドから前記吐出対象物以外に向けて排出させる排出動作を行う排出部と、前記液体供給部と前記液体吐出ヘッドと前記排出部を制御する制御部とを有する。この制御部は、吐出信号が入力されると、前記排出部に前記排出動作を一定時間実行させることによって、前記液体貯留室内における液体の最大容量と前記液体吐出ヘッド内における液体の最大容量との総量以上の液体を前記液体吐出ヘッドから排出させ、前記液体供給部に前記供給動作を実行させ、その後、前記液体吐出ヘッドに前記吐出動作を実行させる。
上記目的を達成するため、本発明の液体吐出方法は、液体が貯留されているタンクと、前記タンクに連通している液体貯留室と、前記液体貯留室に連通し、前記液体貯留室から供給された液体を吐出対象物に向けて吐出する吐出動作を行う液体吐出ヘッドとを有する液体吐出装置で行われる液体吐出方法である。この液体吐出方法では、吐出信号が前記液体吐出装置に入力されると、前記液体貯留室から前記液体吐出ヘッドに供給された液体を、前記液体吐出ヘッドから前記吐出対象物以外に向けて排出する動作を一定時間実行することによって、前記液体貯留室内における前記液体の最大容量と前記液体吐出ヘッド内における前記液体の最大容量との総量以上の液体を前記液体吐出ヘッドから排出する排出ステップと、前記タンクに貯留されている液体を前記液体貯留室に供給する供給ステップと、前記排出ステップと前記供給ステップの後に前記液体吐出ヘッドが前記吐出動作を行う吐出ステップと、を含む。
本発明では、吐出信号が入力されると、液体貯留室内および液体吐出ヘッド内に残っていた液体が全て排出され、タンク内の液体が液体貯留室内に新たに供給される。その後、液体吐出ヘッドが、新たに供給された液体を吐出対象物に向けて吐出する。
本発明によれば、液体吐出ヘッド内及び液体貯留室内で発生した異物に汚染された液体が吐出対象物へ吐出されることを抑制することが可能となる。
実施形態1に係る液体吐出装置の要部の構成を示す図である。 検知部の構成を示すブロック図である。 実施形態1に係る液体吐出装置の動作手順を示すフローチャートである。 図1に示す液体吐出装置とは異なる排出形態を示す図である。 実施形態2に係る液体吐出装置の動作手順を示すフローチャートである。
(実施形態1)
本発明の実施形態1について説明する。図1は、実施形態1に係る液体吐出装置の要部の構成を示す図である。
図1に示す液体吐出装置1は、ステージ2と、液体吐出ヘッド3と、液体貯留室4と、液体供給部5と、検知部6と、タンク7と、圧力計測部8と、圧力調整部9と、制御部10と、を有している。
タンク7には、液体11が貯留されている。この液体11は、液体供給部5によって液体貯留室4に供給される。本実施形態では、液体11はインクである。
液体供給部5は、逆止弁51と、フィルタ52と、パイプ53と、シリンジ54と、ピストン55と、液体供給制御機構56と、を有している。逆止弁51は、液体11が液体貯留室4からタンク7に逆流しないようにするための部材であり、パイプ53の一端側(タンク7側)に取り付けられている。フィルタ52は、液体11に含まれているパーティクル(不純物)を除去するための部材であり、パイプ53の他端側(液体貯留室4側)に取り付けられている。パイプ53の他端には、供給口57が形成されている。
シリンジ54は、逆止弁51とフィルタ52との間でパイプ53に連通している。ピストン55は、シリンジ54内を往復移動する。液体供給制御機構56は、ピストン55の往復動作を制御する。ピストン55がシリンジ54の外側に向かって移動すると、タンク7に貯留されている液体11がシリンジ54内に流れ込んで貯留される。反対に、ピストン55がシリンジ54の内側に向かって移動すると、シリンジ54内に貯留されている液体11が、パイプ53内を流れて供給口57から液体貯留室4内に滴下する。
本実施形態では液体11はインクであるため、液体供給部5の構成部材の材料はインク耐性の高い材料(例えばフッ素系の樹脂)であることが望ましい。
液体貯留室4には、供給口57から滴下された液体11が一時的に貯留される。この液体11は、液体吐出ヘッド3に供給される。
液体吐出ヘッド3は、液体貯留室4に連通した複数の吐出口31を備える。液体貯留室4から供給された液体11は、各吐出口31から吐出対象物である基板20に向けて吐出される。
基板20はステージ2上に搭載されている。ステージ2には、基板20を固定させるための吸着手段(不図示)や、液体吐出ヘッド3から排出された液体を回収する排出トレイ(不図示)などが設けられている。ステージ2は、所定の方向(図1では左右方向)に移動可能に構成されている。ステージ2の移動により、液体吐出ヘッド3は、基板20における所望の位置に液体11を付着させることが可能になる。
検知部6は、液体貯留室4における液体11の液面の高さを検知するための部材であり、液体貯留室4の側面に設けられている(図1参照)。以下、図2を参照しながら検知部6の構成について説明する。図2は、検知部6の構成を示すブロック図である。なお、図2は、検知部6の一構成例であり、本発明では検知部6の構成は図2に示す構成に限定されない。
図2に示す検知部6は、光学センサ61と、光学センサ62と、を有している。光学素子61は、液体貯留室4における液体11の液面の高さが下限値以下になったことを検知するセンサであり、発光素子61aと、受光素子61bとを有する。本実施形態では、液体貯留室4における液体11の液面の高さが下限値以下になったときに発光素子61aの光が受光素子61bに受光される構成となっている。
一方、光学センサ62は、液体貯留室4における液面の高さが上限値以上になったことを検知するセンサであり、発光素子62aと受光素子62bとを有する。本実施形態では、液体貯留室4における液体11の液面の高さが上限値以上になったときに発光素子62aから放出された光が受光素子62bに受光される構成となっている。また、この液面の高さの上限値は、液体貯留室4内で液体11が供給口57に接触しない高さに設定されている。液面の高さが上限値になったときの液体貯留室4における液体11の液量が、液体貯留室内における液体11の最大容量に相当する。
本実施形態では、受光素子61bおよび受光素子62bは、受光した光を電気信号に変換し、その電気信号を液体供給制御機構56に送る。液体供給制御機構56は、各受光素子から入力された電気信号に応じてピストン55の動作を制御する。
圧力計測部8は、液体貯留室4内の圧力を計測する。圧力調整部9は、圧力計測部8の計測結果に応じて液体貯留室4内の圧力を調整する。液体吐出装置1では、ピストン55の動作によって、液体貯留室4内の圧力が変動する場合がある。この圧力変動を抑えるために、圧力計測部8と、圧力調整部9とが設けられている。液体貯留室4内の圧力変動を抑えることによって、各吐出口31における液体11のメニスカスの状態が安定し、良好な吐出を確保することが可能となる。
制御部10は、液体吐出ヘッド3と圧力調整部9と液体供給制御機構56とを制御する。
次に、本実施形態の液体吐出装置1の動作を説明する。図3は、実施形態1の液体吐出装置の動作手順を示すフローチャートである。
液体吐出ヘッド3の吐出動作の内容を示す吐出信号が制御部10に入力されると、制御部10は、休止時間が予め規定された時間よりも長いか否か判断する(ステップS11)。この休止時間は、液体吐出ヘッド3による前回の吐出動作が終了してからの経過時間に相当する。また、規定時間は、液体貯留室4内および液体吐出ヘッド3内において、液体11との接触により溶出した異物が発生する可能性が高い時間に相当する。
休止時間が規定時間よりも長い場合、制御部10は、圧力調整部9に、液体貯留室4内および液体吐出ヘッド3内に残っている液体11を全て排出させる。休止時間が規定時間以下の場合、後述するステップS17の動作に移行する。
以下、休止時間が規定時間よりも長い場合に実行される動作について説明する。
圧力調整部9は、まず、液体貯留室4内の負圧状態を停止する(ステップS12)。続いて、圧力調整部9は、予め定められた加圧時間が経過するまで液体貯留室4内を加圧する(ステップS13)。この加圧時間は、一定時間であり、液体貯留室4内における液体11の最大容量と液体吐出ヘッド3における液体11の最大容量の総量以上の液体11を吐出口31から基板20以外(吐出対象物以外)に向けて排出可能な時間に相当する。この加圧動作によって、液体吐出ヘッド内3及び液体貯留室4内に残っていた液体11が全て排出される。排出された液体は、ステージ2に設けられた排出トレイ(不図示)に回収される。
予め定められた加圧時間が経過すると、圧力調整部9は、加圧動作を停止する(ステップS14)。これにより圧力調整部9による排出動作が終了する。
排出動作の終了後、制御部10は、液体供給部5に、タンク7に貯留されている液体11を液体貯留室4に供給する供給動作を実行させる(ステップS15)。この供給動作では、液体供給制御機構56が、まず、ピストン55をシリンジ54の外側に引き出す。これにより、タンク7内の液体11がシリンジ54内に流れ込む。続いて、液体供給制御機構56がピストン55をシリンジ54の内側に押し込む。これにより、シリンジ54内の液体11が供給口57から液体貯留室4内に滴下される。
上述した供給動作とほぼ同時に制御部10は、圧力調整部9に対し、液体貯留室4内の負圧状態を再開させる(ステップS16)。これにより、液体貯留室4に液体11が貯留されていくので液面が上昇する。その後、検知部6の光源センサ62が、液体貯留室4内で液体11の液面の高さが上限値以上になったか否か判断する(ステップS17)。
液面の高さが上限値に達すると、光源センサ62は検知結果を液体供給制御機構56に通知する。液体供給制御機構56は、ピストン56の動作を停止させてインク貯留室4への液体供給を停止するとともに、液面の高さが上限値に達した旨を制御部10に通知する(ステップS18)。
制御部10は、上記通知を受け付けると、液体吐出ヘッド3に対し、液体11を基板20上へ吐出する吐出動作を実行させる(ステップS19)。液体吐出ヘッド3の吐出動作により、液体貯留室4内で液面が低下する。その後、検知部6の光源センサ61が、液体貯留室4内で液体11の液面の高さが下限値以下になったか否か判断する(ステップS20)。液面の高さが下限値まで低下すると、上述したステップS15の動作(供給動作)に戻る。
本実施形態の液体吐出装置1では、図1に示すように、圧力調整部9が排出動作を行う排出部として機能する形態であったが、本発明は、この形態に限定されない。図4は、図1に示す液体吐出装置とは異なる排出形態を示す図である。図4では、吸引ポンプ30が新たに設けられている。この吸引ポンプ30は、ステージ2に設置されていてもよいし、液体吐出ヘッド3の真下に設置されていてもよい。吸引ポンプ30が、液体吐出ヘッド3の吐出動作の前に吐出口31から液体11を吸引することによって、圧力調整部9の加圧動作と同様に液体吐出ヘッド3内および液体貯留室4内にそれぞれ残っていた液体11が全て排出される。
上述したように、本実施形態の液体吐出装置1では、吐出信号が制御部10に入力されると、圧力調整部9の排出動作が一定時間実行された後、液体供給部5の供給動作が実行される。この排出動作によって、液体貯留室4および液体吐出ヘッド3に残っていた液体11が全て排出される。また、この供給動作によって、タンク7から液体貯留室4に液体11が新たに供給される。その後、液体吐出ヘッド3は、新たに供給された液体を基板20に向けて吐出する。そのため、液体吐出ヘッド3内又は液体貯留室4内に異物に汚染された液体が存在したとしても、当該液体は排出され、その後、異物に汚染されていない新たな液体が基板20に付着する。その結果、基板20における液体の良質な付着状態を確保することが可能となる。
また、本実施形態の液体吐出装置1では、ステップS11において休止時間が規定時間以下の場合には排出動作が実行されない。すなわち、液体吐出ヘッド3内又は液体貯留室4内で液体11が異物に汚染されていない可能性が高い場合には排出動作が実行されない。これにより、液体11の無駄な排出を抑制することが可能となる。
さらに、本実施形態の液体吐出装置1には、タンク7から液体貯留室4までの液体11の流路の途中にフィルタ52が取り付けられている。そのため、タンク7内の液体11にパーティクル(不純物)が含まれていたとしても、当該パーティクルはフィルタ52で除去される。これにより、液体吐出ヘッド3からより一層良質な液体11を基板20に吐出することが可能となる。
(実施形態2)
本発明の実施形態2について説明する。実施形態2の液体吐出装置の構成は、図1に示す実施形態1の液体吐出装置1と同様である。そのため、装置の構成については詳細な説明を省略する。
本実施形態の液体吐出装置の動作について図5を参照して説明する。図5は、実施形態1の液体吐出装置の動作手順を示すフローチャートである。
吐出信号が制御部10に入力されると、制御部10は、上述したステップS11と同様に、休止時間が予め規定された時間よりも長いか否か判断する(ステップS21)。
休止時間が規定時間よりも長い場合、制御部10は、圧力調整部9に、実施形態1と同様に排出動作を実行させる。休止時間が規定時間以下の場合、ステップS28の動作に移行する。ステップS28の動作内容は、上述した実施形態1のステップS17と同様である。
以下、休止時間が規定時間よりも長い場合に実行される動作について説明する。圧力調整部9は、液体貯留室4内の負圧状態を停止する(ステップS22)。続いて、圧力調整部9は、実施形態1のステップ23と同様に、液体貯留室4内を一定時間加圧する(ステップS23)。ステップS23では、圧力調整部9による加圧動作の代わりに、吸引ポンプ30(図4参照)が液体吐出ヘッド3から液体11を吸引する吸引動作を実行してもよい。
圧力調整部9による加圧動作の開始後、検知部6の光学センサ61が、液面の高さが下限値に達したことを検知すると(ステップS24)、制御部10は、実施形態1のステップ15と同様に液体供給部5に供給動作を実行させる(ステップS25)。このとき、圧力調整部9による加圧動作(排出動作)は継続している。実施形態1の液体吐出装置1では圧力調整部9の排出動作の後に液体供給部5の供給動作が実行されるのに対し、本実施形態では、圧力調整部9の排出動作に並行して液体供給部5の供給動作が実行される。
加圧時間が経過すると、圧力調整部9は加圧動作を停止する(ステップS26)。その後、制御部10は、圧力調整部9に液体貯留室4内の負圧状態を再開させる(ステップS27)。
ステップS28以降は、実施形態1で説明したステップS17〜ステップS20と同様の動作が実行される。
本実施形態の液体吐出装置では圧力調整部9の排出動作に並行して液体供給部5の供給動作が実行される。そのため、液体吐出ヘッド3内および液体貯留室4内で発生した異物に汚染された液体が、タンク7から液体貯留室4内に新たに供給された液体11に押し出されるように排出される。すなわち、汚染液体が実施形態1に比べて強い力で排出される。よって、液体吐出ヘッド3内および液体貯留室4内に存在する汚染液体をより確実に排出することが可能となる。
本実施形態の液体吐出装置では、圧力調整部9の排出動作に並行して液体供給部5の供給動作が実行されるので、タンク7から液体貯留室4内に新たに供給された液体11の一部が汚染された液体と混ざる(接触する)。しかし、圧力調整部9の排出動作では、液体貯留室4内における液体11の最大容量と液体吐出ヘッド3における液体11の最大容量の総量以上の液体11を排出できるように加圧時間が設定されている。これにより、汚染された液体と混ざった液体11の一部は、当該汚染された液体と一緒に排出される。よって、液体吐出ヘッド3が吐出動作を行う際には、異物に汚染されていない液体11が液体貯留室4から液体吐出ヘッド3に新たに供給されるので、異物に汚染された液体が基板20に吐出されることを抑制することが可能となる。
また、本実施形態では、圧力調整部9の排出動作に並行して液体供給部5の供給動作が実行されるので、実施形態1に比べて液体11の排出量が増加してしまう。そこで、本実施形態では、液体貯留室4内における液体11の液面の高さが下限値以下になったときに圧力調整部9の排出動作を開始することによって、液体11の排出量を必要最低限に抑えている。
3 液体吐出ヘッド
4 液体貯留室
5 液体供給部
7 タンク
9 圧力調整部(排出部)
10 制御部
20 基板(吐出対象物)

Claims (13)

  1. 液体が貯留されているタンクと、前記タンクに連通している液体貯留室と、前記タンクと前記液体貯留室との間に位置し、前記タンクに貯留されている液体を前記液体貯留室に供給する供給動作を行う液体供給部と、前記液体貯留室に連通し、前記液体貯留室から供給された液体を吐出対象物に向けて吐出する吐出動作を行う液体吐出ヘッドと、前記液体貯留室から前記液体吐出ヘッドに供給された液体を、前記液体吐出ヘッドから前記吐出対象物以外に向けて排出させる排出動作を行う排出部と、前記液体供給部と前記液体吐出ヘッドと前記排出部を制御する制御部とを有し、
    前記制御部は、吐出信号が入力されると、前記排出部に前記排出動作を一定時間実行させることによって、前記液体貯留室内における液体の最大容量と前記液体吐出ヘッド内における液体の最大容量との総量以上の液体を前記液体吐出ヘッドから排出させ、前記液体供給部に前記供給動作を実行させ、その後、前記液体吐出ヘッドに前記吐出動作を実行させる、液体吐出装置。
  2. 前記制御部は、前記吐出信号が入力されると、前回の吐出動作が終了してからの経過時間が予め規定された時間よりも長い場合に前記排出部に前記排出動作を実行させる、請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記液体供給部は、前記液体に含まれているパーティクルを除去するためのフィルタを有する、請求項1または2に記載の液体吐出装置。
  4. 前記排出部が、前記排出動作の際に前記液体貯留室内を加圧する圧力調整部である、請求項1から3のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  5. 前記排出部が、前記排出動作の際に前記液体吐出ヘッドから前記液体を吸引する吸引ポンプである、請求項1から3のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  6. 前記制御部は、前記排出部の前記排出動作に並行して前記液体供給部に前記供給動作を実行させる、請求項1から5のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  7. 前記液体貯留室内における前記液体の液面の高さを検知する検知部をさらに有し、前記排出部が前記排出動作を開始した後に前記検知部が前記液面の高さが下限値以下になったことを検知したときに前記制御部は前記液体供給部に前記供給動作を開始させる、請求項6に記載の液体吐出装置。
  8. 液体が貯留されているタンクと、前記タンクに連通している液体貯留室と、前記液体貯留室に連通し、前記液体貯留室から供給された液体を吐出対象物に向けて吐出する吐出動作を行う液体吐出ヘッドとを有する液体吐出装置で行われる液体吐出方法であって、
    吐出信号が前記液体吐出装置に入力されると、前記液体貯留室から前記液体吐出ヘッドに供給された液体を、前記液体吐出ヘッドから前記吐出対象物以外に向けて排出する動作を一定時間実行することによって、前記液体貯留室内における前記液体の最大容量と前記液体吐出ヘッド内における前記液体の最大容量との総量以上の液体を前記液体吐出ヘッドから排出する排出ステップと、前記タンクに貯留されている液体を前記液体貯留室に供給する供給ステップと、前記排出ステップと前記供給ステップの後に前記液体吐出ヘッドが前記吐出動作を行う吐出ステップと、を含む液体吐出方法。
  9. 前記吐出信号が前記液体吐出装置に入力されると、前記液体吐出ヘッドによる前回の吐出ステップが終了してからの経過時間が予め規定された時間よりも長い場合に前記排出ステップおよび前記供給ステップを実行する、請求項8に記載の液体吐出方法。
  10. 前記液体貯留室内を加圧することによって前記排出ステップを実行する、請求項8または9に記載の液体吐出方法。
  11. 前記液体吐出ヘッドから前記液体を吸引することによって前記排出ステップを実行する、請求項8または9に記載の液体吐出方法。
  12. 前記排出ステップに並行して前記供給ステップを実行する、請求項8から11のいずれか1項に記載の液体吐出方法。
  13. 前記液体貯留室内における前記液体の液面の高さを検知する検知ステップをさらに有し、前記排出ステップの開始後に前記検知ステップにおいて前記液面の高さが下限値以下になったことを検知したときに前記供給ステップを開始する、請求項12に記載の液体吐出方法。
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