JP2015112717A - 化粧単板及びこれを備えた木質板状建材並びに化粧単板の製造方法 - Google Patents

化粧単板及びこれを備えた木質板状建材並びに化粧単板の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】幅広状の外観を呈しながらも、省資源化を図り得る化粧単板及びこれを備えた木質板状建材並びに化粧単板の製造方法を提供する。【解決手段】厚さ方向に見て長尺状とされた化粧単板10であって、単板幅方向に沿う方向に突き合わせた複数の角柱状木材11,11の少なくとも単板長手方向の一端側に、これら複数の角柱状木材の単板幅方向に沿う寸法を足し合わせた寸法と単板幅方向に沿う寸法が同一寸法とされた幅広角柱状木材12を突き合わせて集成接着された集成材13をスライスして形成されており、前記複数の角柱状木材は、互いの色調が合うように高圧水蒸気による加熱処理が施されている。【選択図】図1

Description

本発明は、化粧単板及びこれを備えた木質板状建材並びに化粧単板の製造方法に関する。
従来より、床材や壁材、天井材等の内装材や、家具材等を構成する木質板状材としては、木質系材料からなる基材に、天然銘木を薄くスライスした化粧単板(突板)を積層したものが知られている。
例えば、下記特許文献1には、原材料木材(フリッチ材)を高圧水蒸気処理して着色した後、着色後の原材料木材を組み合わせて集成接着して集成材を形成し、この集成材をスライスして化粧単板を形成する化粧単板の製造方法が開示されている。
特開2010−76194号公報
ところで、内装材、特に床材は、幅広状の外観を呈するものが好まれる場合がある。このような幅広状の外観にするには、上記のような化粧単板を構成する原材料木材自体の寸法を、幅広状の外観となる寸法に応じた寸法とする必要があるが、このような幅広の原材料木材は安定的に確保し難く、改善が望まれていた。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、幅広状の外観を呈しながらも、省資源化を図り得る化粧単板及びこれを備えた木質板状建材並びに化粧単板の製造方法を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明に係る化粧単板は、厚さ方向に見て長尺状とされた化粧単板であって、単板幅方向に沿う方向に突き合わせた複数の角柱状木材の少なくとも単板長手方向の一端側に、これら複数の角柱状木材の単板幅方向に沿う寸法を足し合わせた寸法と単板幅方向に沿う寸法が同一寸法とされた幅広角柱状木材を突き合わせて集成接着された集成材をスライスして形成されており、前記複数の角柱状木材は、互いの色調が合うように高圧水蒸気による加熱処理が施されていることを特徴とする。
本発明においては、前記集成材を、前記複数の角柱状木材及び前記幅広角柱状木材を、さらに単板幅方向に複数列状に突き合わせて集成接着されたものとしてもよい。
また、本発明においては、前記複数の角柱状木材の単板幅方向に沿う寸法を互いに同一寸法としてもよい。
また、前記目的を達成するために、本発明に係る木質板状建材は、本発明に係る化粧単板を、木質系基材に積層した構成とされていることを特徴とする。
また、前記目的を達成するために、本発明に係る化粧単板の製造方法は、厚さ方向に見て長尺状とされた化粧単板を製造する方法であって、互いの色調が合うように、複数の角柱状木材に高圧水蒸気による加熱処理を施し、これら複数の角柱状木材を、単板幅方向に沿う方向に突き合わせ、これら複数の角柱状木材の少なくとも長手方向一端側に、これら複数の角柱状木材の単板幅方向に沿う寸法を足し合わせた寸法と単板幅方向に沿う寸法が同一寸法とされた幅広角柱状木材を突き合わせて集成接着して集成材を形成し、該集成材をスライスして化粧単板を製造することを特徴とする。
本発明に係る化粧単板及びこれを備えた木質板状建材並びに化粧単板の製造方法は、上述のような構成としたことで、幅広状の外観を呈しながらも、省資源化を図ることができる。
(a)、(b)は、いずれも本発明の一実施形態に係る化粧単板の製造方法が備える工程の一例を模式的に示す概略斜視図、(c)は、同製造方法を用いて製造された本発明の一実施形態に係る化粧単板の一例を模式的に示す概略斜視図、(d)は、同化粧単板を備えた本発明の一実施形態に係る木質板状建材の一例を模式的に示す概略平面図である。 (a)は、同製造方法に用いられる装置のシステム構成の一例を模式的に示す概略側面図、(b)は、同装置を用いて加熱処理される角柱状木材を模式的に示す概略斜視図、(c)は、同装置に角柱状木材を収納させた状態を模式的に示す概略正面図である。
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図1及び図2は、本実施形態に係る化粧単板及びこれを備えた木質板状建材並びに化粧単板の製造方法の一例を模式的に示す図である。
本実施形態に係る化粧単板の製造方法を用いて製造された本実施形態に係る化粧単板10は、厚さ方向に見て長尺状とされている。また、この化粧単板10を備えた本実施形態に係る木質板状建材1は、図1(d)に示すように、厚さ方向に見て長尺状の略矩形平板状とされている。
本実施形態では、この木質板状建材1を、床材として用いられるものとしている。この木質板状建材1の長さ寸法や幅寸法、厚さ寸法等は、一般的な床材の各寸法と概ね同寸法としてもよく、例えば、厚さ方向に見て、1尺(303mm)×6尺(1818mm)程度の長尺板状体としてもよい。
木質板状建材1は、化粧単板10を、木質系基材14に積層した構成とされている。
本実施形態では、この木質板状建材1の表面に、長手方向(単板長手方向と同方向)の全体に亘って長手方向に延びる溝部15を設けている。また、この溝部15を、木質板状建材1の幅方向(単板幅方向と同方向)中心に位置するように設けている。この溝部15は、その深さ寸法が化粧単板10の厚さ寸法よりも小さい寸法とされたものとしてもよく、または、大きい寸法とされたものとしてもよい。つまり、溝部15を、化粧単板10の厚み内に設けるようにしてもよく、または、木質系基材14の層内に達するように設けるようにしてもよい。
また、本実施形態では、木質板状建材1の長手方向一方側端部及び幅方向一方側端部に、雄実部16,16をそれぞれに設け、長手方向他方側端部及び幅方向他方側端部に、雌実部17,17をそれぞれに設けている。また、木質板状建材1の四周の表面側縁部に、面取り部を設けるようにしてもよい。なお、これら溝部15、実部16,17及び面取り部のうちのいずれかまたは全部を設けないようにしてもよい。
木質系基材14は、合板やLVL(単板積層材)等の木質積層板、パーティクルボード等の木質ボード、インシュレーションボードやMDF(中密度繊維板)等の木質繊維板などの木質系材料から形成されたものとしてもよい。また、木質系基材14は、合成樹脂系材料に、木粉や無機フィラー、相溶化剤、着色剤などを所定の含有割合で含有させた木粉・プラスチック複合材(WPC)から形成されたものとしてもよい。また、木質系基材14は、これら種々の材料からなる板材を積層した複層構造とされたものとしてもよく、単層構造とされたものとしてもよい。
化粧単板10は、図1(c)に示すように、薄シート状とされている。
この化粧単板10は、厚さ寸法が100μm〜0.25mm程度とされたいわゆる突板としてもよく、また、これよりも厚い厚単板としてもよい。この化粧単板10の厚さ寸法は、コスト等の観点や木質感を付与する観点等から適宜、設定されたものとしてもよく、例えば、0.2mm〜2.0mm程度としてもよい。
また、化粧単板10は、単板幅方向に沿う方向に突き合わせた複数の角柱状木材としての複数の幅狭角柱状木材11,11の少なくとも単板長手方向の一端側に、幅広角柱状木材12を突き合わせて集成接着された集成材13をスライスして形成されている。幅広角柱状木材12は、複数の幅狭角柱状木材11,11の単板幅方向に沿う寸法を足し合わせた寸法と単板幅方向に沿う寸法が同一寸法とされている。また、複数の幅狭角柱状木材11,11は、互いの色調が合うように高圧水蒸気による加熱処理が施されている。
つまり、化粧単板10は、図1(c)に示すように、複数の幅狭角柱状木材11,11がスライスされた部位である複数の幅狭部11A,11Aと、幅広角柱状木材12がスライスされた部位である幅広部12Aと、を備えている。また、単板幅方向に隣接する複数の幅狭部11A,11Aは、色調のばらつきが抑制されて概ね同様な外観を呈してこれらが言わば一連状の外観を呈し、幅広状部を構成する。
本実施形態では、これら複数の幅狭部11A,11Aの単板幅方向に沿う寸法を互いに同一寸法としている。また、幅広部12Aの単板長手方向一端側に、2つの幅狭部11A,11Aを単板幅方向に隣接させて設けている。つまり、これら幅狭部11A,11Aの単板幅方向に沿う寸法を、幅広部12Aの単板幅方向に沿う寸法の1/2の寸法としている。
この幅広部12Aの単板幅方向に沿う寸法は、一般的な幅広状の外観を呈する床材等の幅寸法と同程度の寸法としてもよく、例えば、100mm〜300mmとしてもよく、150mm程度の寸法としてもよい。
また、本実施形態では、単板幅方向に隣接させた複数の幅狭部11A,11Aの単板長手方向両端側に、幅広部12A,12Aをそれぞれに設けた構成としている。図例では、化粧単板10の長手方向中心側に、単板幅方向に隣接する複数の幅狭部11A,11Aからなる幅広状部を設け、その単板長手方向両端側に、幅広部12A,12Aをそれぞれに設けた構成としている。
また、本実施形態では、これら複数の幅狭部11A,11A及び幅広部12A,12Aを、さらに単板幅方向に複数列状に設けた構成としている。つまりは、化粧単板10は、単板幅方向に隣接する複数の幅狭部11A,11Aからなる幅広状部と幅広部12A,12Aとによって幅広状の外観を呈する幅広状列を、単板幅方向に複数列設けた構成とされている。
本実施形態では、これら複数の幅狭部11A,11A及び幅広部12A,12Aを、単板幅方向に2列状に設けた構成としている。つまり、上記した溝部15は、互いに幅広状の外観を呈する2列の幅広状列の境界部に沿うように設けられている。また、図例では、これら2列の幅広状列の複数の幅狭部11A,11A及び幅広部12A,12A同士を単板長手方向にずらすように乱貼り状に設けた例を示している。なお、複数の幅狭部11A,11Aからなる幅広状部と幅広部12Aとの境界部に沿うように単板幅方向に延びる溝部を設けるようにしてもよい。
次に、上記構成とされた化粧単板10を製造する本実施形態に係る化粧単板の製造方法の一例について説明する。
まず、互いの色調が合うように、複数の幅狭角柱状木材11,11に高圧水蒸気による加熱処理を施す加熱処理工程を実行する。
この加熱処理工程は、例えば、図2(a)に示す加熱処理装置としての蒸気釜2を用いて実行するようにしてもよい。
この蒸気釜2は、横長円筒形状の容器本体3の開口を密閉するように閉止する開閉蓋4を設けた構成とされている。なお、図2(c)では、開閉蓋を取り外した状態を示している。この容器本体3の内部に、被処理物としての木材(幅狭角柱状木材11、幅広角柱状木材12)の容器本体3への出し入れが容易となるようにローラー部材等を設けてもよい。
容器本体3の下部には、高圧水蒸気供給源5からの高圧水蒸気を蒸気釜2内に供給する水蒸気供給管や加圧水供給源6からの加圧水を蒸気釜2内に供給する加圧水供給管、液化した水蒸気等を蒸気釜2内から排出するドレン管、排水管等が接続されている。また、容器本体3の上部には、加圧エアー供給源7からの加圧エアーを蒸気釜2内に供給する加圧エアー管や蒸気釜2内からの蒸気乃至はガスを排出する排気管等が接続されている。また、これら各配管のそれぞれの管路途中には、開閉バルブが設けられている。なお、蒸気釜2の具体的構成は、図示したものに限られず、高圧水蒸気による木材の加熱処理が可能な構成であれば、どのようなものでもよい。また、高圧水蒸気供給源5としては、高圧ボイラー等、加圧水供給源6としては、高圧水タンクや高圧ポンプ等、加圧エアー供給源7としては、エアーコンプレッサー等をそれぞれ採用してもよい。
この蒸気釜2を用いて加熱処理される幅狭角柱状木材11は、角柱状に加工された被処理木材(フリッチ材)であり、図1(a)に示すように、単板長手方向に沿って長尺角柱状とされている。また、本実施形態では、複数の幅狭角柱状木材11,11の単板幅方向に沿う寸法を互いに同一寸法としている。また、複数の幅狭角柱状木材11,11の単板長手方向に沿う寸法や単板厚さ方向に沿う寸法を互いに同一寸法としてもよい。これら幅狭角柱状木材11,11の各寸法は、加熱処理後や集成後になされる研磨等による寸法調整を考慮して適宜、設定された寸法としてもよい。また、これら幅狭角柱状木材11,11の単板厚さ方向に沿う寸法、単板幅方向に沿う寸法及び単板長手方向に沿う寸法のうちの少なくともいずれか一つを、180mm以下としてもよい。
これら幅狭角柱状木材11,11の樹種は、ブナ、カバ、ビーチ、チェリー等の散孔材としてもよい。このような構成とすれば、散孔材は木目が目立ち難いため、単板幅方向に隣接する幅狭角柱状木材11,11がスライスされた部位(幅狭部11A,11A)同士の違和感を目立ち難くすることができ、化粧単板10の外観の意匠性をより向上させることができる。なお、幅狭角柱状木材11,11の樹種としては、このような散孔材に限られず、例えば、ナラ、チーク、スギ、オーク、メープル、ウォールナット、ホワイトアッシュ、マホガニーなどの種々の樹種としてもよい。
これら幅狭角柱状木材11,11は、高圧水蒸気による加熱処理が施されれば、木材組成成分の主成分であるセルロース、ヘミセルロース及びリグニンのうち、ヘミセルロースが選択的に熱分解し、変質することによって熱着色されて濃色化する。これにより、加熱処理後の複数の幅狭角柱状木材11,11同士の色差が、加熱処理前の複数の幅狭角柱状木材11,11同士の色差よりも小さくなる。
つまり、加熱処理前の複数の幅狭角柱状木材11,11のそれぞれに色調の濃淡による色差がある場合であっても、複数の幅狭角柱状木材11,11が加熱処理によって互いに濃色化されることで、濃淡の差(色差)が小さくなる。これにより、複数の幅狭角柱状木材11,11同士の互いの色のばらつきが抑制されて色調が合わせられることとなる。
これら幅狭角柱状木材11,11の着色度を、高圧水蒸気による処理温度や処理時間を調整することで、調整するようにしてもよい。また、これら幅狭角柱状木材11,11の着色度を、化粧単板10(木質板状建材1)が用いられる対象や、樹種、加熱処理前の幅狭角柱状木材11,11同士の色差等に応じて調整するようにしてもよい。
上記構成とされた複数の幅狭角柱状木材11,11を、蒸気釜2に収納して密閉し、高圧水蒸気を供給してこれら幅狭角柱状木材11,11に高圧水蒸気による加熱処理を施す。
この際、これら幅狭角柱状木材11,11を、図2(b)に示すように、横方向に所定間隔を空けて並列させ、かつ高さ方向(厚さ方向)に桟部材8を介在させて積層させた状態で、図2(c)に示すように、蒸気釜2内に収納し、加熱処理を施すようにしてもよい。また、図2(c)に示すように、後記する冷却時に、蒸気釜2内に収納された各角柱状木材11が浮き上がらないように、重し等の適宜の浮き上がり防止手段9を配置してもよい。
また、この加熱処理工程においては、蒸気釜2内が所定の処理温度となるように高圧水蒸気を供給するようにしてもよい。例えば、この処理温度(蒸気釜2内の雰囲気温度)を、105℃〜160℃程度、好ましくは、140℃前後としてもよい。また、加熱処理工程においては、心部まで均一に着色されるように、複数の幅狭角柱状木材11,11の表面温度(実質的には釜内の雰囲気温度)と心部の温度との温度差が所定の範囲内となるように処理時間を設定するようにしてもよい。例えば、上記温度差が10℃以内となった後、より好ましくは、木材心部の温度が、上記処理温度と同程度となるまで、または、同程度となった後に10分以上程度の保持時間を設けるようにしてもよい。
この加熱処理工程は、後に集成される複数の幅狭角柱状木材11,11同士に対して、同じ条件下(処理温度や処理時間等)で実行するようにしてもよい。例えば、加熱処理前の複数の幅狭角柱状木材11,11同士の色差が所定の範囲内であれば、これらを同じ条件下で加熱処理するようにしてもよい。つまりは、加熱処理前に似通った色調とされた複数の幅狭角柱状木材11,11に対して同じ条件下で加熱処理を施すことで、色差がより小さくなり、互いの色調が合わせられることとなる。
または、後に集成される複数の幅狭角柱状木材11,11同士に対して、異なる条件下(処理温度や処理時間等)で加熱処理を施すようにしてもよい。例えば、加熱処理前の複数の幅狭角柱状木材11,11同士の色差が所定よりも大きいような場合には、加熱処理後の色差が小さくなるように、それぞれに応じた処理温度や処理時間等を設定し、それぞれに加熱処理を施すようにしてもよい。つまりは、加熱処理前に異なる色調とされた複数の幅狭角柱状木材11,11に対してそれぞれに応じた条件下で加熱処理を施すことで、色差が小さくなり、互いの色調が合わせられることとなる。
このような加熱処理前の幅狭角柱状木材11,11の色差を測定(または目視)する工程を更に設け、色差が所定の範囲内となったグループ毎に、それぞれに応じた処理温度や処理時間等で加熱処理を施すようにしてもよい。
なお、各幅狭角柱状木材11,11に加熱処理を施した後、各幅狭角柱状木材11,11を蒸気釜2内において水没させて冷却するようにしてもよい。
このような冷却や上記した加熱処理は、上記した蒸気釜2に接続された管路に設けられたバルブ等を開閉制御することでなされる。
また、各幅狭角柱状木材11,11に加熱処理を施した後、表面析出物等を除去したり、研磨等によって寸法調整を行うようにしてもよい。
次いで、これら複数の幅狭角柱状木材11,11を、単板幅方向に沿う方向に突き合わせ、これら複数の幅狭角柱状木材11,11の少なくとも長手方向一端側に、幅広角柱状木材12を突き合わせて集成接着して集成材13を形成する集成工程を実行する。
幅広角柱状木材12は、これら複数の幅狭角柱状木材11,11の単板幅方向に沿う寸法を足し合わせた寸法と単板幅方向に沿う寸法が同一寸法とされている。この幅広角柱状木材12にも高圧水蒸気による加熱処理を施すようにしてもよい。また、この幅広角柱状木材12は、長手方向一端側に突き合わせられる複数の幅狭角柱状木材11,11の色調に合わせられたたものとしてもよく、または異なる色調とされたものとしてもよい。
また、この幅広角柱状木材12も幅狭角柱状木材11と同様、角柱状に加工された被処理木材(フリッチ材)であり、本実施形態では、図1(a)に示すように、単板長手方向に沿って長尺角柱状とされている。この幅広角柱状木材12の単板長手方向に沿う寸法及び単板厚さ方向に沿う寸法を、各幅狭角柱状木材11,11の単板長手方向に沿う寸法及び単板厚さ方向に沿う寸法とそれぞれ同一寸法としてもよい。この幅広角柱状木材12の各寸法は、上記同様、加熱処理後や集成後になされる研磨等による寸法調整を考慮して適宜、設定するようにしてもよい。
また、この幅広角柱状木材12は、幅狭角柱状木材11と同種の樹種としてもよく、または、異なる樹種としてもよい。なお、図例では、各角柱状木材11,11,12の単板厚さ方向に沿う寸法を、単板幅方向に沿う寸法よりも小さい寸法とした例を示しているが、単板幅方向に沿う寸法よりも大きい寸法としてもよい。
本実施形態では、この集成工程の際に、単板幅方向に沿う寸法が互いに同一寸法とされた複数の幅狭角柱状木材11,11を、単板幅方向に突き合わせて集成材13を形成するようにしている。
また、本実施形態では、図1(b)に示すように、2つの幅狭角柱状木材11,11を単板幅方向に沿う方向に突き合わせて集成材13を形成するようにしている。このような構成とすれば、3つ以上の幅狭角柱状木材を単板幅方向に沿う方向に突き合わせるようにした場合と比べて、集成材13の構造の簡略化を図ることができ、集成時における作業性を向上させることができる。なお、このような態様に代えて、3つ以上の幅狭角柱状木材を単板幅方向に沿う方向に突き合わせた態様としてもよい。
また、本実施形態では、単板幅方向に沿う方向に突き合わせられた複数の幅狭角柱状木材11,11の長手方向両端側に、幅広角柱状木材12,12をそれぞれに突き合わせて集成接着して集成材13を形成するようにしている。
また、本実施形態では、これら複数の幅狭角柱状木材11,11及び幅広角柱状木材12,12を、さらに単板幅方向に複数列状に突き合わせて集成接着して集成材13を形成するようにしている。図例では、これら複数の幅狭角柱状木材11,11及び幅広角柱状木材12,12を、単板幅方向に2列状に突き合わせて集成接着して集成材13を形成した例を示している。また、図例では、これら2列状とされた複数の幅狭角柱状木材11,11及び幅広角柱状木材12,12同士を単板長手方向にずらすように乱貼り状に設けた例を示している。このように乱貼り状とする場合には、幅広角柱状木材12の単板長手方向に沿う寸法を、切断等によって調整するようにしてもよい。
なお、この集成工程の際に、加熱処理が施された複数の幅狭角柱状木材11,11のうちから、色調が合ったもの同士を選択し、幅広角柱状木材12の単板長手方向一端側に突き合わせて集成するようにしてもよい。
上記のように集成された集成材13の単板長手方向に沿う寸法及び単板幅方向に沿う寸法は、化粧単板10の長手寸法及び幅寸法に応じた寸法としてもよい。または、複数の化粧単板10の長手寸法及び幅寸法に応じた寸法とされた集成材を切断等する態様としてもよい。
また、上記のように集成した後、適宜、研磨等を行い寸法調整するようにしてもよい。
また、上記集成接着に使用される接着剤としては、湿潤状態の角柱状木材11,11,12同士の接着が可能な接着剤としてもよく、例えば、湿気硬化型ウレタン接着剤等としてもよい。
次いで、上記のように作製された集成材13を、スライスして化粧単板10を製造するスライス工程を実行する。
このスライス工程の際には、集成材13を湿潤状態のままでスライスするようにしてもよい。また、このスライス工程は、適宜、公知のスライサー装置を用いて実行するようにしてもよい。
次いで、このように製造された化粧単板10を、木質系基材14に積層して本実施形態に係る木質板状建材1を作製するようにしてもよい。また、適宜、溝部15や実部16,17、面取り部等を切削等によって形成し、また、表面に、所定の着色塗装や、クリアー塗装等の仕上げ塗装を施すようにしてもよい。
本実施形態に係る化粧単板10及びこれを備えた木質板状建材1並びに化粧単板の製造方法は、上述のような構成としたことで、幅広状の外観を呈しながらも、省資源化を図ることができる。
つまり、化粧単板10を、単板幅方向に沿う方向に突き合わせた複数の幅狭角柱状木材11,11の少なくとも単板長手方向の一端側に、幅広角柱状木材12を突き合わせて集成接着された集成材13をスライスして形成されたものとしている。また、複数の幅狭角柱状木材11,11を、互いの色調が合うように高圧水蒸気による加熱処理が施されたものとしている。従って、化粧単板10を構成する単板幅方向に隣り合う複数の幅狭角柱状木材11,11がスライスされた部位(幅狭部11A,11A)同士の色調が合わせられているので、これら幅狭部11A,11A同士の継目や違和感を目立ち難くすることができる。これにより、これら幅狭部11A,11Aが言わば一連状の幅広部のような外観を呈し、これらの少なくとも長手方向一端側に位置する幅広角柱状木材12がスライスされた部位(幅広部12A)と概ね同様な幅広状の外観にすることができる。また、化粧単板10を、幅広角柱状木材12とこれよりも単板幅方向に沿う寸法が小さい複数の幅狭角柱状木材11,11とを用いて形成されたものとしているので、幅広角柱状木材12のみを用いて形成されたものと比べて、省資源化を図ることができる。つまり、原料となる木材から効率的に複数の幅狭角柱状木材11,11を確保することができ、低コスト化を図ることも可能となる。
また、本実施形態では、集成材13を、複数の幅狭角柱状木材11,11及び幅広角柱状木材12を単板幅方向に複数列状に突き合わせて集成接着されたものとしている。従って、化粧単板10自体をより効率的に幅広にすることができる。なお、本実施形態では、集成材13を、単板幅方向に2列状に突き合わせて集成接着されたものとしているが、単板幅方向に3列以上に突き合わせて集成接着されたものとしてもよく、さらには、1列状に突き合わせて集成接着されたものとしてもよい。
また、本実施形態では、複数の幅狭角柱状木材11,11の単板幅方向に沿う寸法を互いに同一寸法としている。従って、例えば、それぞれに高圧水蒸気による加熱処理が施された複数の幅狭角柱状木材11,11のうちから、互いの色調がより合うものを選択して単板幅方向に突き合わせて集成するようなことができ、幅広状部を構成する幅狭部同士11A,11Aの継目や違和感をより目立ち難くすることができる。また、高圧水蒸気による加熱処理や集成する際の取扱性を向上させることができ、製造効率を向上させることができる。なお、このような態様に代えて、複数の幅狭角柱状木材11,11の単板幅方向に沿う寸法を互いに異なる寸法としてもよい。
また、本実施形態では、集成材13を、複数の幅狭角柱状木材11,11の単板長手方向両端側に幅広角柱状木材12,12を突き合わせた例、つまり、単板長手方向に3つの角柱状木材12,11,12を突き合わせた例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、単板方向に突き合わせた複数の幅狭角柱状木材11,11と幅広角柱状木材12とを、交互に単板長手方向に4つ以上突き合わせたような態様としてもよい。さらには、複数の角柱状木材11,11の単板長手方向一端側のみに幅広角柱状木材12を突き合わせた態様としてもよい。
また、本実施形態に係る化粧単板10を備えた木質板状建材1としては、床材1に限らず、天井材や壁材、建具材、家具材等としてもよい。
1 床材(木質板状建材)
10 化粧単板
11 幅狭角柱状木材(角柱状木材)
12 幅広角柱状木材
13 集成材
14 木質系基材

Claims (5)

  1. 厚さ方向に見て長尺状とされた化粧単板であって、
    単板幅方向に沿う方向に突き合わせた複数の角柱状木材の少なくとも単板長手方向の一端側に、これら複数の角柱状木材の単板幅方向に沿う寸法を足し合わせた寸法と単板幅方向に沿う寸法が同一寸法とされた幅広角柱状木材を突き合わせて集成接着された集成材をスライスして形成されており、
    前記複数の角柱状木材は、互いの色調が合うように高圧水蒸気による加熱処理が施されていることを特徴とする化粧単板。
  2. 請求項1において、
    前記集成材は、前記複数の角柱状木材及び前記幅広角柱状木材を、さらに単板幅方向に複数列状に突き合わせて集成接着されたものであることを特徴とする化粧単板。
  3. 請求項1または2において、
    前記複数の角柱状木材は、単板幅方向に沿う寸法が互いに同一寸法であることを特徴とする化粧単板。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の化粧単板を、木質系基材に積層した構成とされていることを特徴とする木質板状建材。
  5. 厚さ方向に見て長尺状とされた化粧単板を製造する方法であって、
    互いの色調が合うように、複数の角柱状木材に高圧水蒸気による加熱処理を施し、
    これら複数の角柱状木材を、単板幅方向に沿う方向に突き合わせ、これら複数の角柱状木材の少なくとも長手方向一端側に、これら複数の角柱状木材の単板幅方向に沿う寸法を足し合わせた寸法と単板幅方向に沿う寸法が同一寸法とされた幅広角柱状木材を突き合わせて集成接着して集成材を形成し、
    該集成材をスライスして化粧単板を製造することを特徴とする化粧単板の製造方法。
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