JP2015112466A - 清掃具及び口腔内清掃具とその製造方法 - Google Patents

清掃具及び口腔内清掃具とその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】清掃部に使用されるポリウレタン等のフォームにおいては、従来品のように使い捨てタイプではなく、繰り返し使用でき且つ、清掃効率の向上を考察し、捩りブラシを使用した商品においては第一に抜け毛の減少を課題とし、清掃効率の向上、芯線(金属線)による不快感の排除と使用感の向上を図る。
【解決手段】清掃部にポリウレタン等のフォームを使用する場合においては、板形状樹脂製フォームを、芯線2において上下より挟み断面が円形になるまで捩った加工品を基材として使用し、糸束1を捩り加工した捩りブラシにおいては、糸束部半面を軟化又は溶解冷却する方法などで抜け毛の減少を実現した。
【選択図】図1

Description

本発明は清掃具及び口腔内清掃具とその製造方法に関する。
現在、樹脂製フォーム例えばポリウレタンフォームを樹脂製のハンドルに差し込み固定した介護用口腔内清掃具や、二つ折りにしたポリウレタンフォームを板状のハンドルに固定した商品が清掃具、介護用における痰除去、口腔内清掃用品として販売されている。
又 化学繊維糸束を二本の芯線の間に挟み、芯線を捩って糸束を放射状に配して成る捩りブラシを二つ折り又は渦巻き形状に形成した後、専用ハンドル一方端に固定した清掃具、介護用における痰除去、口腔内清掃用品も多数販売されている。。
実登3015124号公報 特許第4358341号公報 特許第4963552号公報
発明者が解決しようとする課題
樹脂製フォームであるウレタンフォームにおいては、柔軟であり弾性体で引っ張り強度にも優れ、安全面から考察しても口腔内使用に大きな問題点は見当たらない。しかし、あまりにも弾性に富み柔軟である物性と板形状であることから清掃効率が低く、特に糸束を使用するブラシ類と比較した場合、細部における清掃効率は大きく劣るものであった。又、介護用として喉に詰まった痰等の除去能力や洗浄しての再利用性においては糸束を用いたブラシ類が優れている。
しかし、現在市販される捩り形状のブラシにおいては糸束が抜け落ちる欠点があり、特に芯線を湾曲させた場合、その湾曲部分の芯線が開き糸束の抜け落ちが顕著となり、介護用は元より口腔内、食品関係、精密機械類における使用は不可能とされてきた。
本発明者は、平成24年12月11日特許出願、名称「口腔内清掃具とその製造方法」に記載された開発内容を基に、清掃効率に優れ、糸束を使用した場合においても抜け毛等が現在市販される清掃用ブラシと比較して減少する安全、安心な清掃具の開発を課題とした。
課題を解決するための手段
二本の芯線の間に糸束を挟み、芯線を捩って製造された捩りブラシにおいて、抜け毛を最小限に抑える方法は本発明において下記した二種類である。
第一に、捩りブラシ完成品の糸束半面及び全面と芯線に、ゴム系樹脂を主成分とする熱硬化性樹脂を塗布した後、余剰量を削除する。次に完全に乾燥させ芯線縄目状部に含浸固定後、任意の形状(二つ折り、渦巻き、バネ状、その各三次元形状等)に加工し樹脂製ハンドル一方端面に固定し商品とした。
第二に、捩りブラシ完成品の糸束半面を軟化又は溶解成形後、冷却することで芯線部に固定し、任意の形状(二つ折り、渦巻き、バネ状、その各三次元形状等)に加工し樹脂製ハンドル一方端面に固定し商品とした。
第三に、異色、異物性(ゴム系樹脂)の板形状樹脂製フォームを、芯線において上下より挟み、断面が円形になるまで捩り、硬化させた後、任意の形状(二つ折り、渦巻き、バネ状、その各三次元形状等)に加工し樹脂製ハンドル一方端面に固定し商品とした。
発明の効果
捩りブラシにおいては、糸束は直線方向に放射状に開くことを原理として考察した方法が第一と第二の抜け毛防止方法である。つまり、少なくとも半面(180度部分)を固定すれば抜け毛は著しく減少し、今までの商品のように、芯線を湾曲させた場合においても有効な方法である。それに加え、一本が抜けることで空間が生じ連鎖して抜け落ちることも減少した。
抜け毛対策に関しては第二の方法が優れており、ゴム系樹脂を使用しない点と乾燥工程が必要ないためコスト面に優れ、量産が可能である。第一の方法の優れている点は、ゴム系樹脂を使用するため、糸束にゴムによる薄い膜が生じ、清掃効率向上と使用感に優れている。又、芯線表面においてもゴム系樹脂が含浸固定されることにより、金属による特有の違和感が抑えられる。
第三の樹脂製フォームを使用した場合は、現在市販される樹脂製フォーム使用の清掃具と比較し、強度・硬度に優れ,使い捨てタイプではなく、くり返し使用することが可能になった。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図をもって順に説明する。
まず、図1において二本の芯線2Aの間に糸束1を挟み、芯線を捩って製造された捩りブラシの側面図を示した。
糸束1を捩り放射状に開くことで、その糸束は必ず糸束延長部1A(180度対象)方向に直進し開き、この原理を利用して抜け毛の少ない捩りブラシを開発した。
第一の方法を示したものが図2である。捩り芯線2を中心としてなる捩りブラシ糸束1(芯線を含む)の半面又は全面に、柔軟であることを特徴とする熱硬化性樹脂であるゴム質材3を塗布した後、軟化状態である間にシゴキゴム板4を捩り芯線2に通し、矢印方向に移動させることにより糸束1及び捩り芯線2に付着したゴム質材3の余剰部分を掻き落とし完全乾燥させる。
これにより、ゴム質材3が薄く糸束1を覆い又は隣接する糸束1がゴム質材3により接合する。それに加え、捩り芯線2の表面縄目状空間に入り込むことにより乾燥後、実験においては抜け毛は大きく減少する結果となった。
使用するゴム質材3においては、安全面、強度面から色々なサンプルを使用したが、例えば、哺乳瓶の口元に使用されるシリコン系のゴム材が好適であり、完全乾燥後においては無害であり金属に対する接合力に優れている素材を選択することが重要であった。
第二の方法を示したものが図3である。捩り芯線2を中心としてなる捩りブラシ糸束1(芯線は溶解液6には接触させない)の半円を、溶解液6の入った水槽5に漬け、毛細管現象を利用して均等に糸束1を軟化又は溶解することにおいて固定する方法である。
この方法を具体的に説明すると下記に示すようになる。今回の開発及び実験においては口腔内清掃用ブラシとして多く使用されるナイロン610素材、芯線には直径0.9mmのSUS材を使用した。
ナイロン610(糸束直径0.2mm以下)の糸束においては、140℃位の温度において軟化が始まり、190℃位の温度において形状に変化が著しく現れる。その温熱源が金属板等であり糸束1と接触している場合においては貼り付き焦げてしまい、非接触又は炎や温風の場合においては高温となる糸束1先端部分のみが球形状となる。この原理を利用し(ヒンジ固定)抜け毛を防止することも可能であるが、糸束1における前後面により温度に差が生じ、商品価値の低下、平均化、量産が現状では難しかった。
本発明においては糸束1半面部に均等に温度をかける方法として液体を使用した。
人体において無害であり同時に、ナイロン610等における軟化及び溶解温度190〜210℃位に上昇ができ、保温状態でキープできる、食用油(無色に近い物性)を溶解液6とし水槽5に挿入し加熱した後、図3で示すように捩りブラシを漬け糸束1を軟化及び溶解することで、図4で示す半面が糸束固定部1Bで固定された抜け毛の心配のないブラシとなった。
今回において食用油を使用したが、容易に液体温度を200℃前後迄上昇でき且つ、糸束1に対し物性変化を生じさせない液体であれば好適であり、食用油の場合は最終工程として洗浄が必要であるが、その必要のない液体であればより好適と言える。
次に、第三の方法を示した図が、図5乃至9である。二種類の樹脂製フォーム7及び異質樹脂製フォーム7Aを芯線2Aで挟んだ状態を示した正面図が図5であり、その芯線2A一方端を固定し上記捩りブラシの製造と同じく他方を図5矢印が示すように捩った完成品が図6である。
この工程により、樹脂製フォームにおいては密度上昇に伴い、強度及び硬度が上昇し現在まで、使い捨てタイプとされてきた商品が繰り返して使用可能となると同時に、清掃効率も向上しネック部8、ハンドル本体9に取り付け商品になった。
又、使用目的、清掃対象により平面において中央部より二つ折り(図7)平面において渦巻き状に巻き込む(図8)、平面においてバネ状に巻き込む(図9)等の加工が可能となり三次元方向への加工もできる。
この加工は、同様の方法において製造される上記した二種類の捩りブラシにおいても可能であり、その理由は抜け毛が減少したことにある。
このような形状に加工したことにより、芯線が少々開いたとしても、糸束1が接合、軟化及び溶解、ヒンジ原理において固定されていることにより連鎖的な抜け毛は減少した。
将来においては、第二の方法において糸束1を軟化及び溶解固定した面に対し、エラストマー樹脂(熱可塑性樹脂)を成形することにより、新タイプの歯ブラシの製造も考えられる。捩りブラシにおいては従来の歯ブラシと比較して、ブラシ部が螺旋形状であり清掃効率おいては優れており、電動歯ブラシ等使用には、毛量増加が実現できれば好適である。
二本の芯線の間に糸束を挟み、芯線を捩って製造された捩りブラシの側面図 捩りブラシ反面にゴム質等樹脂を塗布した後、余剰部を削除する方法を示した正面図 捩りブラシ半面を糸束軟化温度以上の液体に漬け、溶解固定する方法を示めした正面図 図3で製造された半面の糸束を溶解固定してなる捩りブラシの形状示した正面図 樹脂製フォームを芯線で挟んだ状態を示した正面図 二種類の樹脂製フォームを芯線を中心に捩った状態を示した正面図 捩り終わった樹脂製フォームを二つ折りし樹脂製ハンドルに取り付けた形状を示した平面図 捩り終わった樹脂製フォームを平面状に巻き込み、樹脂製ハンドルに取り付けた形状を示した平面図 捩り終わった機能性フォームをバネ状に巻き込み、樹脂製ハンドルに取り付けた形状を示した平面図
1. 糸束
1A.糸束延長部
1B.糸束固定部
2. 捩り芯線
2A.芯線
3. ゴム質材
4. シゴキゴム板
5. 水槽
6. 溶解液
7. 樹脂製フォーム
7A.異質樹脂製フォーム
8. ネック部
9. ハンドル本体

Claims (10)

  1. 二本の芯線の間に糸束を挟み、芯線を捩って糸束を放射状に配して成る捩りブラシにおいて、放射線上に開いた糸束の半面及び全面と芯線の全面に抜け毛防止の目的からゴム系樹脂を塗布、余剰量を削除、乾燥、固定した後、平面において中央部より二つ折りし、樹脂製ハンドルの一方端に形成したしたことを特徴とする清掃具。
  2. 二本の芯線の間に糸束を挟み、芯線を捩って糸束を放射状に配してなる捩りブラシにおいて、放射状に開いた糸束の半面までを軟化又は溶解冷却することにより固定した後、平面において中央部より二つ折りし樹脂製ハンドルの一方端に形成したことを特徴とする清掃具。
  3. 請求項2の捩りブラシにおいて、放射状に開いた糸束の半面までを軟化又は溶解冷却することにより固定した後、その面をゴム系樹脂により成形し平面において中央部より二つ折りし樹脂製ハンドルの一方端に形成したことを特徴とする清掃具。
  4. 異色の板形状樹脂製フォームを、芯線において上下より挟み断面が円形になるまで捩った樹脂製フォームを平面において中央部より二つ折りし樹脂製ハンドルの一方端に形成したことを特徴とする清掃具。
  5. 請求項1乃至4において、清掃面の形状が平面において渦巻き状に巻き込んであることを特徴とする清掃具。
  6. 請求項1乃至4において、清掃面の形状が平面においてバネ状に巻き込んであることを特徴とする清掃具。
  7. 請求項1乃至6において、清掃面の形状が口腔内に挿入して口腔内清掃可能な寸法に設定されていることを特徴とする口腔内清掃具。
  8. 二本の芯線の間に糸束を挟み、芯線を捩って糸束を放射状に配して成る捩りブラシにおいて、放射線上に開いた糸束の半面及び全面と芯線の全面に抜け毛防止の目的からゴム系樹脂を塗布する工程と、余剰量を削除後、乾燥、固定する工程を備えた請求項1,5,6、7における清掃面部分の製造方法。
  9. 二本の芯線の間に糸束を挟み、芯線を捩って糸束を放射状に配して成る捩りブラシにおいて、放射線上に開いた糸束の半面を軟化又は溶解する工程と、冷却固定する工程を備えた請求項2,3,5,6、7における清掃面部分の製造方法。
  10. 異色の板形状樹脂製フォームを、芯線において上下より挟み込む工程と断面が円形になるまで捩る工程を備えた請求項4,5,6、7における清掃面部分の製造方法。
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