JP2015111973A - 電動機制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】一次磁束指令値の変動に対する一次磁束の追従を向上させる。
【解決手段】電動機制御装置1は、座標変換部101、第1計算部102、座標変換部104を備えている。座標変換部101は、三相電流[I]を、一次磁束制御を行うδc−γc回転座標系における電機子電流[i]に変換する。第1計算部102はδc−γc回転座標系における電圧指令値[v*]を求める。座標変換部104は、電圧指令値[v*]を座標変換して、回転電動機3に印加する電圧の他の座標系における電圧指令値[V*]へ変換する。第1計算部102は電圧指令値[v*]を求めるとき、一次磁束指令値の変動に応じた過渡項を盛り込んで計算する。
【選択図】図1

Description

この発明は、電機子と、電機子に対して相対的に回転する回転子とを備える回転電動機を制御する技術に関する。
特に、電機子と回転子との間の空隙を流れる磁束(以下「空隙磁束」ともいう)に基づいて、同期電動機を制御する技術に関する。
従来から、一次磁束に基づいた回転電動機の制御、いわゆる一次磁束制御が種々提案されている。一次磁束制御は、簡単に言えば、回転電動機の一次磁束をその指令値に従って制御することにより、回転電動機を安定に制御する技術である。
一次磁束は、界磁たる回転子が発生する界磁磁束と、電機子巻線に流れる電機子電流によって発生する電機子反作用の磁束との合成であり、空隙磁束として現れる。
例えば界磁磁束Λ0の位相を回転座標系のd軸に採用し、一次磁束[λ1](記号[](角括弧:square bracket)はベクトルであることを示す。以下同様)の位相を他の回転座標系のδ軸に採用し、δ軸のd軸に対する位相差を負荷角φとして考える。但しここではγ軸をδ軸に対して90度進相の位相において採用する。また、一次磁束の制御で採用する回転座標系の制御軸としてδc軸及びγc軸と定義する。δc軸及びγc軸はそれぞれδ軸及びγ軸に対応しており、δc軸のd軸に対する位相差をφcとする。
一次磁束制御では、一次磁束[λ1]を、その指令値(以下「一次磁束指令値」と称す)に等しくすることにより、位相差φcが負荷角φと等しくなり、δc軸がδ軸に一致する。よって一次磁束制御においては、通常、一次磁束指令値のγc軸成分が零に選定される。
このような一次磁束制御では、回転電動機のトルクを、その回転角速度に依らずに電機子電流のγc軸成分に比例させて制御することができる。
なお、特許文献2、非特許文献2、非特許文献4では、特許文献1、非特許文献1、非特許文献3とは回転座標系の座標軸の名称(δ軸、γ軸)が入れ替わって採用されている。
特許第3672761号公報 特許第3860031号公報
角、山村、常広、「DCブラシレスモータの位置センサレス制御法」、電気学会論文誌D、平成3年、111巻8号、p.639−644 矢部、坂廼辺、「過変調PWMを併用したIPMモータのセンサレス駆動」、電気学会研究会資料. RM、 回転機研究会 2001(159)、p.7−12 上里、他3名、「リラクタンスモータの回転子位置センサレスベクトル制御法」、平成6年電気学会産業応用部門全国大会講演論文集、p.59−64 伊東、豊崎、大沢、「永久磁石同期電動機のV/f制御の高性能化」、電気学会論文誌D、平成14年、122巻3号、p.253−259 坂田、藤本、「電流ループとPWMホールドを考慮した厳密モデルに基づくサーボモータの完全追従制御法」、電気学会論文誌D、平成19年、127巻6号、p.587−593
一次磁束制御にて電動機を高効率に駆動するには負荷に応じて一次磁束指令を変更させる必要がある。しかし従来の技術では、一次磁束指令値の変動に対する一次磁束の過渡的な振る舞いを考慮した制御を行っていない。そのゆえに、一次磁束指令値の変動に対する一次磁束の追従が十分ではないという問題があった。
また、一次磁束制御では回転速度が安定するような制御軸速度を速度指令と電流から生成する。これは制御軸の回転に同期して一次磁束が回転していることを前提にしている。しかし従来の技術では、一次磁束指令値を変動させる際に一次磁束の過渡的な振る舞いを考慮した制御を行っていない。そのゆえに、制御軸と一次磁束の回転が非同期になり、かかる速度の安定化が正しく作用しない恐れがある。
かかる問題に鑑みて、この発明は、一次磁束指令値の変動に対する一次磁束の追従を向上させることを目的とする。
この発明にかかる電動機制御装置の第1の態様は、電機子電流([i])が流れる電機子巻線を有する電機子と、前記電機子と相対的に回転する回転子とを含む回転電動機を、第1軸(δc)と前記回転子の回転方向について前記第1軸に対して90度進相の第2軸(γc)とを有して回転する回転座標系において制御する装置である。当該装置は前記電機子と前記回転子との間の空隙を流れる磁束たる空隙磁束([λ1])を制御する。
前記電動機制御装置は、計算部(102)と、位相算出部(106)と、第1座標変換部(104)とを備える。
前記電動機制御装置は、前記回転子が回転する第1角速度(ω0)の指令値(ω*)と前記電機子電流とに基づいて、前記回転座標系が回転する第2角速度(ω1)を求める速度算出部(108,109,110)を更に備えても良い。
前記計算部は、前記空隙磁束の前記回転座標系における指令値たる磁束指令値([Λ1*])及びその微分値と、前記回転座標系が回転する角速度(ω1)とを用いて、前記回転電動機に印加する電圧の、前記回転座標系における指令値たる第1電圧指令値([v*],[v*’])を求める。
前記位相算出部は、前記角速度を積分して前記回転座標系の位相(θ)を求める。
前記第1座標変換部は、前記第1電圧指令値を前記位相(θ)で座標変換して、前記回転電動機に印加する電圧の他の座標系における指令値たる第2電圧指令値([V*])を求める。
この発明にかかる電動機制御装置の第2の態様は、その第1の態様であって、前記計算部(102)は、更に前記電機子巻線の抵抗値と前記電機子電流との積をも用いて前記第1電圧指令値を求める。
この発明にかかる電動機制御装置の第3の態様は、その第2の態様であって、前記電機子電流を前記位相(θ)で座標変換して、前記電機子電流の前記第1軸の成分たる第1電流値(iδc)と、前記電機子電流の前記第2軸の成分たる第2電流値(iγc)とを求める第2座標変換部(101)を更に備える。
前記計算部(102)は、前記抵抗値(R)と前記第1電流値との積と、前記磁束指令値の前記第1軸の成分たる第1軸磁束指令値(λ1δc*)を微分して得られる第1微分値(sλ1δc*)との和から、前記磁束指令値の前記第2軸の成分たる第2磁束指令値(λ1γc*)と前記角速度との積を減じて、前記第1電圧指令値の前記第1軸の成分(vδc*,vδc*’)を求める。
また前記計算部は、更に、前記抵抗値と前記第2電流値(iγc)との積と、前記第2磁束指令値を微分して得られる第2微分値(sλ1γc*)と、前記第1磁束指令値と前記角速度との積とを加算して、前記第1電圧指令値の前記第2軸の成分(vγc*,vγc*’)を求める。
この発明にかかる電動機制御装置の第4の態様は、その第1乃至第3の態様のいずれかであって、前記空隙磁束([λ1])の前記磁束指令値([Λ1*])に対する偏差を比例積分微分制御した結果を用いて前記第1電圧指令値([v*’])を補正する補正部(103)を更に備える。
この発明にかかる電動機制御装置の第5の態様は、その第4の態様であって、前記空隙磁束([λ1])の推定値([λ1^])を求め、前記補正部に与える磁束推定部(105)を更に備える。
この発明にかかる電動機制御装置の第1乃至第3の態様によれば、回転座標系での電動機制御において一次磁束指令値が変動した際、一次磁束の追従性を、従来よりも高めることができる。
この発明にかかる電動機制御装置の第4の態様によれば、一次磁束についてのフィードバックを制御に組み込むことができる。
この発明にかかる電動機制御装置の第5の態様によれば、一次磁束の直接的な検出が不要となる。
第1の実施の形態にかかる電動機制御装置の構成及びその周辺装置を示すブロック図である。 第1計算部の構成を例示するブロック図である。 第2の実施の形態にかかる電動機制御装置の構成及びその周辺装置を示すブロック図である。 第2計算部の構成を例示するブロック図である。 第3の形態にかかる電動機制御装置の構成及びその周辺装置を示すブロック図である。 一次磁束推定部の構造を例示するブロック図である。 第1計算部及び第2計算部に相当する部分についての、離散時間系の処理を示すブロック図である。
この発明の基本的思想.
実施の形態の詳細な説明に入る前に、この発明の基本的思想について説明する。もちろん、この基本的思想も本発明に含まれる。
一次磁束制御では、界磁磁束の位相を基準としたd−q座標系(d軸は界磁磁束と同相、q軸はd軸に対して90度進相)に対して(つまり回転電動機の回転子の回転に対して)位相差φcで進相となるδc−γc座標系を設定する。そして一次磁束と同相のδ軸にδc軸が一致するように、回転電動機に対して印加する電圧を調節する。
これら二つの回転座標系の関係を考慮すると、d−q座標系における電圧方程式から、以下のようにしてδc−γc座標系における電圧方程式が得られる。
まずd−q座標系における電圧方程式は、回転電動機に印加される電圧のd軸成分たるd軸電圧vd、回転電動機に印加される電圧のq軸成分たるq軸電圧vq、回転電動機が備える電機子巻線のインダクタンスのd軸成分たるd軸インダクタンスLd、電機子巻線のインダクタンスのq軸成分たるq軸インダクタンスLq、電機子巻線の抵抗成分R、電機子電流のd軸成分たるd軸電流id、電機子電流のq軸成分たるq軸電流iq、界磁磁束Λ0、回転電動機の回転角速度ω0、時間微分の演算子sを導入して、下式(1)で表される。
Figure 2015111973
界磁磁束Λ0は時間に依存しないことを考慮して、式(1)は式(2)に変形できる。ここでベクトル[Λ0 0](括弧の後の上付の“t”は行列の転置を示す:以下同様)はd−q座標系における界磁磁束Λ0を表す。式(2)の右辺第2項の記号{}(波括弧:curly brace)内の数式はd−q座標系における一次磁束[λ1]を表す。
Figure 2015111973
さて、δc−γc座標系がd−q座標系に対して位相差φcで進相であるので、式(2)を位相差φcで進相した表現を求める。具体的には式(2)に対して式(3)で示される回転行列Cを用いて回転変換を行う。これにより式(4)が得られる。
Figure 2015111973
Figure 2015111973
回転電動機に印加される電圧のδc軸成分たるδc軸電圧vδc、回転電動機に印加される電圧のγc軸成分たるγc軸電圧vγcで得られるベクトル[vδc vγc]は、式(4)の左辺と一致する。よって当該ベクトルは式(5)で表される。
Figure 2015111973
次に、式(5)の右辺第2項の記号{}内の数式を変形する。この数式はδc−γc座標系における一次磁束[λ1]を表す。当該数式に対して式(3)を代入して、式(6)が得られる。
Figure 2015111973
式(6)の右辺第1項は電機子電流[i]が流れることによって発生する磁束(電機子反作用)であり、第2項は界磁磁束Λ0に起因する磁束である。
更に、式(7)を導入して、式(8)が得られる。
Figure 2015111973
Figure 2015111973
式(8)を式(5)の右辺第2項の記号{}内の数式に代入して、式(9)が得られる。
Figure 2015111973
式(9)の右辺第2項の記号{}内の数式が一次磁束[λ1]を表すので、そのδc軸成分λ1δc及びγc軸成分λ1γcを導入して式(10)を得る。
Figure 2015111973
式(10)は更に、式(11)を経て式(12)に変形できる。
Figure 2015111973
Figure 2015111973
但し、式(12)はδc−γc座標系についての式であるものの、回転電動機の回転角速度ω0に依存している。δc−γc座標系において一次磁束[λ1]を制御するためには、δc−γc座標系の回転角速度ω1に基づいて制御する必要がある。一次磁束指令値が変動した直後には、過渡的に、回転角速度ω0は回転角速度ω1に一致せず、位相差φcも時間的に変動することを考慮しなければならない。
この点に注意して式(12)を変形する。まず式(3)を参照して回転行列C−1を具体的に示して式(13)が得られる。
Figure 2015111973
そして演算子sを作用させて式(14)を得る。上述のように位相差φcも時間的に変動することを考慮し、式(3)を参照して回転行列Cを具体的に示して式(15)が得られる。但し、位相差φcの上に付記された点(ドット)は時間微分を示す。
Figure 2015111973
Figure 2015111973
式(15)の一次磁束[λ1δc λ1γc]の係数となる行列を計算して式(16)が得られる。
Figure 2015111973
位相差φcの時間微分は、δc−γc座標系のd−q座標系に対する相対的な角速度であるので、角速度差(ω1−ω0)として把握できる。これにより式(16)は式(17)へ変形される。
Figure 2015111973
式(17)の右辺第2項と第4項とを纏めて式(18)が得られる。これにより、δc−γc座標系において一次磁束[λ1]を制御するための、電圧方程式が導かれた。式(18)は過渡状態をも反映した電圧方程式である。
Figure 2015111973
δc−γc座標系において一次磁束[λ1]を制御するためには、δc軸成分λ1δc及びγc軸成分λ1γcのそれぞれの指令値λ1δc*,λ1γc*に基づいてδc軸電圧vδc及びγc軸電圧vγcのそれぞれの指令値vδc*,vγc*を得ることになる。よって式(18)に基づいて、ベクトル[vδc* vγc*]は式(19)で得られる。これは電機子巻線に印加される電圧の指令値(以下「電圧指令値」と称す)[v*]を表している。また、ベクトル[λ1δc* λ1γc*]は一次磁束指令値を表している。
Figure 2015111973
式(19)の右辺第1項及び第2項は時間微分を含まず、第3項は時間微分を含む。従来の技術では、電圧指令ベクトル[vδc* vγc*]を求めるに際し、定常的な動作のみを考慮していた。よって右辺第2項で一次磁束[λ1δc λ1γc]の係数となる行列において採用される回転角速度ω1は回転角速度ω0と同一視されたり、第3項が無視されたりしていた。第3項は一次磁束指令値の変動に応じた過渡項と見ることができる。
例えば特許文献1では、電圧指令値を設定する式(8)の導出において、定常状態での一次磁束制御を前提としており、一次磁束指令値の変動に対する一次磁束の過渡的な振る舞いを考慮できていない。
また特許文献2では、電圧方程式を示す式(8)において、定常状態を前提としている。
また非特許文献1では、電圧指令値を設定する式(8)の導出において、本願の式(18)に相当する式から出発してはいるものの、一次磁束指令値の時間的変動が正確に反映されていない。
また非特許文献2では、電圧指令値を設定する式(13)の導出において、本願の式(18)に相当する式(7)から出発してはいるものの、その式(12a),(12b)において一次磁束指令値を一定値としている。
また非特許文献3では、回転子角速度(ωr)と制御を行うための回転座標系(本願にいうδc−γc座標系)とが区別されておらず、過渡状態を十分に考慮できていない。
また非特許文献4では、定常状態での制御を前提とした電圧指令生成式を採用しており、過渡状態を考慮できていない。
これらの従来技術とは異なり、式(19)に基づいて得られる電圧指令ベクトルで表される電圧指令値[v*]を用いることにより、δc−γc座標系での電動機制御において一次磁束指令値が変動した際、一次磁束の追従性を、従来よりも高めることができる。
もちろん、本発明のように一次磁束指令値の時間的変動に基づいて得られた電圧指令値に対し、特許文献1にいう電流フィードバックの項や、特許文献2にいう補正項や、非特許文献2にいう磁束誤差をフィードバックする項を、フィードバック項として追加してもよい。
式(19)の右辺は、電機子巻線の抵抗成分Rという既知量、電機子電流[i](=[iδc iγc])という可観測量、δc−γc座標系の回転角速度ω1、及び一次磁束指令値[Λ1*](=[λ1δc* λ1γc*])という入力に基づいて決定されるフィードフォワード量として把握される。よって式(19)の左辺を[vδc*_F vγc*_F]と書き改めてフィードフォワード項として把握し、フィードバック項を[vδc*_B vγc*_B]と表現すると、一次磁束指令値の時間的変動のみならず、そのフィードバックをも考慮した電圧指令値[vδc* vγc*]は式(20)で表される。
Figure 2015111973
以上のようにして一次磁束についてのフィードバックを制御に組み込むことができる。
なお、以下の実施の形態では、回転電動機の回転角速度ω0の指令値(以下「回転角速度指令値」と称す)ω*を導入して説明をおこなう。
第1の実施の形態.
図1は本実施の形態にかかる電動機制御装置1の構成及びその周辺装置を示すブロック図である。
回転電動機3は不図示の電機子と、界磁たる回転子とを備える。技術的な常識として、電機子は電機子巻線を有する。回転電動機3は例えば埋込磁石型の三相の電動機であり、界磁には界磁磁石が埋め込まれる。回転電動機3において、回転子は電機子に対して相対的に回転する。
電圧供給源2は例えば電圧制御型インバータ及びその制御部を備え、三相の電圧指令値[V*]=[Vu* Vv* Vw*]に基づいて、三相電圧を回転電動機3に印加する。これにより、回転電動機3には三相電流[I]=[Iu Iv Iw]が流れる。但し、電圧指令値[V*]や三相電流[I]が有する成分は、例えばU相成分、V相成分、W相成分の順に記載されている。
電動機制御装置1は、回転電動機3に対し、一次磁束指令値[Λ1*]及び電機子電流[i]に基づいて回転角速度ω0を制御する装置である。
電動機制御装置1は、座標変換部101,104、第1計算部102、積分器106、定数倍部108、減算器109、ハイパスフィルタ110を備えている。
座標変換部101は、三相電流[I]を、一次磁束制御(但し通常の一次磁束制御のように一次磁束指令値のγc軸成分を零にする場合には限定されない)を行うδc−γc回転座標系における電機子電流[i]に変換する。このような回転座標系への回転変換は公知の技術であるので、その詳細な説明を省略する。
第1計算部102はδc−γc回転座標系における電圧指令値[v*]を、式(19)に則って求める。具体的な構成は後述する。
座標変換部104は、電圧指令値[v*]を座標変換して、回転電動機3に印加する電圧の他の座標系における電圧指令値[V*]へ変換する。この「他の座標系」は例えばd−q回転座標系であっても良いし、α−β固定座標系(例えばα軸はU相と同相に設定される)であっても良いし、UVW固定座標系であっても良いし、極座標系であっても良い。いずれの座標系を「他の座標系」として採用するかは、電圧供給源2がどのような制御を行うかに依存する。例えば電圧指令値[V*]がα−β固定座標系で設定される場合、[V*]=[Vα* Vβ*](但し先に示された成分がα軸成分であり、後に示された成分はβ軸成分である)となる。
積分器106は回転角速度ω1に基づいて、δc軸のα軸に対する位相θを計算する。つまり積分器106はδc−γc回転座標系の、より正確にはδc軸のα軸に対する位相を検出する、位相検出部として機能する。
位相θに基づいて、座標変換部101,104は、それぞれ上述の座標変換を行うことができる。
δc−γc座標系の回転角速度ω1は、減算器109の出力として設定される。電機子電流のγc軸成分iγcからその直流分をハイパスフィルタ110で除去し、更に定数倍部108で所定ゲインKm倍した値が、減算器109によって回転角速度ω0の指令値ω*から差し引かれて、回転角速度ω1が得られる。つまり、定数倍部108、減算器109、ハイパスフィルタ110は相まって、指令値ω*及び電機子電流[i]に基づいて回転角速度ω1を求める速度算出部として把握することができる。
一次磁束制御が理想的に行われ、かつ定常状態においてはγc軸成分iγcは一定であり、ω1=ω0=ω*となる。
図2は、第1計算部102の構成を例示するブロック図である。図中、円で囲まれた×は乗算器を、円で囲まれた+は加算器を、+−が付記された円は減算器を、それぞれ示している。電機子巻線の抵抗成分Rは既知であるので、第1計算部102において設定することができる。
第1計算部102は一次磁束指令値[Λ1*](=[λ1δc* λ1γc*])を入力する。通常の一次磁束制御では、λ1γc*=0に設定されるので、指令値λ1δc*のみを入力し、第1計算部102においてλ1γc*=0を設定してもよい。
第1計算部102は電機子電流[i]=[iδc iγc]も入力し、乗算器によってそれぞれ抵抗成分Rが乗じられ、値R・iγc、R・iδcが生成される。値R・iγc、R・iδcは、それぞれ加算器1022,1021に与えられる。
乗算器によって値(−ω1・λ1γc*),ω1・λ1δc*が得られ、それぞれ加算器1021,1022に与えられる。
加算器1021には更に、(微分された)値sλ1δc*が与えられる。加算器1022には更に、(微分された)値sλ1γc*が与えられる。
以上のようにして、第1計算部102において、式(19)に従った電圧指令値[v*]が得られる。
第1計算部102における計算は、一次磁束[λ1]のδc−γc回転座標系における指令値たる一次磁束指令値[Λ1*]及びその微分値と、回転角速度ω1とを用いて、回転電動機3に印加する電圧のδc−γc回転座標系における指令値たる電圧指令値[v*]を求める、と把握される。
そして電機子巻線の抵抗成分Rが無視できない場合、これと電機子電流[i]との積も加算して、電圧指令値[v*]が求められる。
第1計算部102の計算に供される一次磁束指令値[Λ1*]は、ローパスフィルタにて、高い周波数成分が除去されていることが望ましい。理由を以下に示す。
一次磁束指令値[Λ1*]の値の変動が急峻な場合、電圧指令値[v*]が、引いては電圧指令値[V*]が過渡的に大きくなる。しかしながら、電圧供給源2(例えば電圧制御型インバータ)は出力できる電圧に制限がある。よって電圧指令値[V*]が過渡的に大きくなれば、回転電動機3に実際に与えられる電圧が飽和する場合がある。このような場合には、当然、一次磁束指令値[Λ1*]に対する一次磁束[λ1]の追従性も劣化する。
そこで、そのような追従性の劣化を回避するためには、一次磁束指令値[Λ1*]の値の変動が急峻であっても、第1計算部102での計算において電圧指令値[v*]が過大にならないようにする。
他方、一次磁束指令値[Λ1*]の値の変動が急峻であるのに、その高周波成分を除去し過ぎて電圧指令値[v*]の計算に用いれば、一次磁束[λ1]の追従性を下げてしまう。
従って、回転電動機3に与える電圧の範囲と一次磁束の追従性とを考慮して、適宜に設計できる観点で、上記ローパスフィルタを設けることが望ましい。
第2の実施の形態.
図3は本実施の形態にかかる電動機制御装置1の構成及びその周辺装置を示すブロック図である。本実施の形態にかかる電動機制御装置1の構成では、第1の実施の形態にかかる電動機制御装置1の構成に対して、第2計算部103が、第1計算部102と座標変換部104との間に介在して追加されている。
第2計算部103は第1計算部102からの演算結果(これは第1の実施の形態においては電圧指令値[v*]として採用されていた)[v*’]に対し、フィードバック項を加算して電圧指令値[v*]として出力する。
具体的には、第2計算部103は一次磁束[λ1]、一次磁束指令値[Λ1*]を入力し、磁束偏差[ΔΛ](=[λ1δc*−λ1δc λ1γc*−λ1γc]を求める。そして磁束偏差[ΔΛ]に対して比例積分微分処理(PID制御)を行い、フィードバック項[B]を求める。そして演算結果[v*’]に対してフィードバック項[B]を加算し、その結果を電圧指令値[v*]として出力する。
つまり第2計算部103は、演算結果[v*’]を式(20)の第1項[vδc*_F vγc*_F]として扱い、フィードバック項[B]を式(20)の第2項[vδc*_B vγc*_B]として扱って、式(20)の左辺[vδc* vγc*]を求める処理を行う。これは第1の実施の形態で得られた電圧指令値をフィードバック項を用いて補正する処理であり、第2計算部103は当該処理を行う補正部と把握できる。
但し、本実施の形態において一次磁束[λ1]は可観測値、あるいは既に推定済みの値として取り扱う。
図4は第2計算部103の構成を例示するブロック図である。図中、円で囲まれた+は加算器を、+−が付記された円は減算器を、それぞれ示している。減算器は一次磁束指令値[Λ1*]と一次磁束[λ1]とを入力し、磁束偏差[ΔΛ]を出力する。加算器は比例積分微分処理(PID制御)の結果たるフィードバック項[B]と、演算結果[v*’]とを入力し、電圧指令値[v*]を出力する。
このようにフィードバック項を採用することにより、過渡状態であるか定常状態であるかに拘わらず、一次磁束[λ1]の一次磁束指令値[Λ1*]に対する追従性を高めることができる。
第3の実施の形態.
図5は本実施の形態にかかる電動機制御装置1の構成及びその周辺装置を示すブロック図である。本実施の形態にかかる電動機制御装置1の構成では、第2の実施の形態にかかる電動機制御装置1の構成に対して、一次磁束推定部105が追加されている。
一次磁束推定部105は第2の実施の形態において可観測値、あるいは既に推定済みの値として取り扱われていた一次磁束[λ1]を推定する。以下、一次磁束[λ1]の推定値を一次磁束推定値[λ1^]として説明する。
上述のように式(6)や式(8)は一次磁束[λ1]を示す。これらの式において、界磁磁束Λ0、d軸インダクタンスLd、q軸インダクタンスLqは既知量であり、電機子電流[i]のδc軸成分(以下「δc軸電流」と称す)iδc、γc軸成分iγc(以下「γc軸電流」と称す)は可観測量である。よって、位相差φcが得られれば式(6)あるいは式(7),(8)から一次磁束推定値[λ1^]を得ることができる。
但し、位相差φcは可観測量ではないので、これも推定する必要がある。位相差φcはδc軸電圧vδc、γc軸電圧vγc、δc軸電流iδc、γc軸電流iγc、q軸インダクタンスLq、電機子巻線の抵抗成分Rとの間に、式(21)の関係を有する。
Figure 2015111973
この際、用いられるδc軸電圧vδc、γc軸電圧vγcは、実測された電圧を座標変換部101によって変換して求めてもよい。但し図5では、既に求められた電圧指令値[v*]を採用し、新たな位相差φcの推定に用いる場合が例示されている。あるいは電圧指令値[v*]に代えて、第1計算部102の演算結果[v*’]を用いてもよい。
図6は一次磁束推定部105の構造を例示するブロック図である。一次磁束推定部105は、遅延部105a、負荷角推定部105b、電機子反作用推定部105c、界磁磁束ベクトル生成部105d、加算器105eを備えている。
電機子反作用推定部105cは位相差φc、d軸インダクタンスLd、q軸インダクタンスLq、δc軸電流iδc、γc軸電流iγcを入力し、式(6)の右辺第1項を計算する。
図6では式(6)の右辺第1項の電機子電流[i]の係数となる行列を{L}として示した。
界磁磁束ベクトル生成部105dは界磁磁束Λ0を入力し、式(6)の右辺第2項を計算する。図6では式(6)の右辺第2項をベクトル[Λ0]で示している。
加算器105eはγc軸成分とδc軸成分との二つの成分のそれぞれにおいて加算を行うことによって、式(6)の右辺の第1項と第2項の加算を実現し、一次磁束推定値[λ1^](=[λ1δc^ λ1γc^])を出力する。
位相差φcを推定するため、一つ前の制御タイミングにおいて第2計算部103で求められた電圧指令値[v*]を用いる。換言すれば、第2計算部103で求められた電圧指令値[v*]を、遅延部105aによって遅延し、一つ後の制御タイミングにおいて負荷角推定部105bで式(21)に従って位相差φcが計算される。
なお、一つ前の制御タイミングにおいて求められた電圧指令値[v*]を採用するのではなく、現時点で得られている電圧指令値[v*]を採用してもよい。この場合には遅延部105aを省略することができる。
本実施の形態によれば、一次磁束[λ1]の直接的な検出が不要となる。
上記のいずれの実施の形態においても、電動機制御装置1はマイクロコンピュータと記憶装置を含んで構成される。マイクロコンピュータは、プログラムに記述された各処理ステップ(換言すれば手順)を実行する。上記記憶装置は、例えばROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、書き換え可能な不揮発性メモリ(EPROM(Erasable Programmable ROM)等)、ハードディスク装置などの各種記憶装置の1つ又は複数で構成可能である。当該記憶装置は、各種の情報やデータ等を格納し、またマイクロコンピュータが実行するプログラムを格納し、また、プログラムを実行するための作業領域を提供する。
なお、マイクロコンピュータは、プログラムに記述された各処理ステップに対応する各種手段として機能するとも把握でき、あるいは、各処理ステップに対応する各種機能を実現するとも把握できる。また、電動機制御装置1はこれに限らず、電動機制御装置1によって実行される各種手順、あるいは実現される各種手段又は各種機能の一部又は全部をハードウェアで実現しても構わない。
例えばマイクロコンピュータでは、離散時間系で制御を処理することが多い。非特許文献5では、離散時間系でモータの制御を行う技術が開示されている。下記の処理のための変換方法として、非特許文献5で紹介されたPTC(完全追従制御法)を採用してもよい。
以下では第2の実施の形態における電圧指令値[v*]を求めるときの離散時間系の処理を説明する。
図7は、第1計算部102及び第2計算部103に相当する部分についての、離散時間系の処理を示すブロック図である。
ベクトルの各要素の末尾に丸括弧(round brackets)つきで付記された値は、制御周期Ts毎に更新される値を示す。具体的には(n−1)が付記された値は、(n)が付記された値よりも制御周期Tsの一つ分前の値を示し、(n+1)が付記された値は、(n)が付記された値よりも制御周期Tsの一つ分後の値を示す。
処理S101,S102は、いずれも遅延処理であり、一次磁束指令値[λ1δc*(n+1) λ1γc*(n+1)]を、それぞれ制御周期Tsの一つ分及び二つ分遅延させる。これらの処理により、それぞれ一次磁束指令値[λ1δc*(n) λ1γc*(n)],一次磁束指令値[λ1δc*(n−1) λ1γc*(n−1)]が得られる。
処理S103は減算処理であり、一次磁束指令値[λ1δc*(n+1) λ1γc*(n+1)]から一次磁束指令値[λ1δc*(n) λ1γc*(n)]を引き、制御周期Tsの一つ分での一次磁束指令値の差分が求められる。この差分は、処理S104によって制御周期Tsで除され、一次磁束指令値の微分値に相当する値が得られる。これは式(19)の右辺第3項に相当する。
処理S105は行列演算であり、一次磁束指令値[λ1δc*(n) λ1γc*(n)]に対して行列演算を行って、式(19)の右辺第2項に相当する値が得られる。
処理S110は乗算処理であり、電機子電流[iδc(n−1) iγc(n−1)]に抵抗成分Rを乗じ、式(19)の右辺第1項に相当する積を得る。
処理S111は減算処理であり、一次磁束指令値[λ1δc*(n−1) λ1γc*(n−1)]から一次磁束[λ1δc(n−1) λ1γc(n−1)]を差し引いて磁束偏差を得る。処理S109は当該磁束偏差に対してPI制御を行って、フィードバック項に相当する値を出力する。
処理S106,S107,S108は加算処理であり、処理S104,S105,S109,S110の処理結果を加算する。これにより、電圧指令値[vδc*(n) vγc*(n)]が得られる。
このような離散時間系での処理は、第1の実施の形態にも適用できることは明白である。また、第1の実施の形態で示されたローパスフィルタでも離散時間系での処理が可能なことは明白である。
また、離散時間系での処理を得るための変換方法としては、標準z変換の他、双一次z変換を採用することもできる。
他の技術への応用.
本件は、通常の一次磁束制御のように、λ1γc*=0に選定する場合に限定されない。上記各式の導出及び一次磁束指令値[Λ1*]の扱いからも判るように、一次磁束指令値[λ1]のγc軸成分λ1γc*が零でない場合にも適用できることは明白である。
また、非特許文献4は、一次磁束制御ではなく、永久磁石同期電動機のV/f制御を紹介している。しかしこの文献において電圧指令生成式は過渡状態が反映しておらず、過渡状態での効率は低下すると考えられる。よって本願の発明の基本的思想で説明したように、過渡状態を反映した電圧指令を求めることにより、本願と同様の効果を得ることが期待できる。
また特許文献2は一次磁束制御ではないものの、電圧指令生成式において過渡状態を反映させることで、本願と同様の効果を得ることが期待できる。
1 電動機制御装置
101,104 座標変換部
102 第1計算部
103 第2計算部
105 一次磁束推定部
106 積分器

Claims (5)

  1. 電機子電流([i])が流れる電機子巻線を有する電機子と、前記電機子と相対的に回転する回転子とを含む回転電動機を、第1軸(δc)と前記回転子の回転方向について前記第1軸に対して90度進相の第2軸(γc)とを有して回転する回転座標系において制御する装置であって、
    前記電機子と前記回転子との間の空隙を流れる磁束たる空隙磁束([λ1])の前記回転座標系における指令値たる磁束指令値([Λ1*])及びその微分値と、前記回転座標系が回転する角速度(ω1)とを用いて、前記回転電動機に印加する電圧の、前記回転座標系における指令値たる第1電圧指令値([v*],[v*’])を求める計算部(102)と、
    前記角速度を積分して前記回転座標系の位相(θ)を求める位相算出部(106)と、
    前記第1電圧指令値を前記位相(θ)で座標変換して、前記回転電動機に印加する電圧の他の座標系における指令値たる第2電圧指令値([V*])を求める第1座標変換部(104)と
    を備え、前記空隙磁束を制御する、電動機制御装置。
  2. 前記計算部(102)は、更に前記電機子巻線の抵抗値と前記電機子電流との積をも用いて前記第1電圧指令値を求める、請求項1記載の電動機制御装置。
  3. 前記電機子電流を前記位相(θ)で座標変換して、前記電機子電流の前記第1軸の成分たる第1電流値(iδc)と、前記電機子電流の前記第2軸の成分たる第2電流値(iγc)とを求める第2座標変換部(101)
    を更に備え、
    前記計算部(102)は、
    前記抵抗値(R)と前記第1電流値との積と、前記磁束指令値の前記第1軸の成分たる第1軸磁束指令値(λ1δc*)を微分して得られる第1微分値(sλ1δc*)との和から、前記磁束指令値の前記第2軸の成分たる第2磁束指令値(λ1γc*)と前記角速度との積を減じて、前記第1電圧指令値の前記第1軸の成分(vδc*,vδc*’)を求め、
    前記抵抗値と前記第2電流値(iγc)との積と、前記第2磁束指令値を微分して得られる第2微分値(sλ1γc*)と、前記第1磁束指令値と前記角速度との積とを加算して、前記第1電圧指令値の前記第2軸の成分(vγc*,vγc*’)を求める、請求項2記載の電動機制御装置。
  4. 前記空隙磁束([λ1])の前記磁束指令値([Λ1*])に対する偏差を比例積分微分制御した結果を用いて前記第1電圧指令値([v*’])を補正する補正部(103)
    を更に備える、請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の電動機制御装置。
  5. 前記空隙磁束([λ1])の推定値([λ1^])を求め、前記補正部に与える磁束推定部(105)
    を更に備える、請求項4記載の電動機制御装置。
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