JP2015111092A - ベッド用荷重検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】キャスタ付きの脚部に限定されることなく、広くベッドの脚部を安定的に載置して荷重検出を精度よく行うことができるベッド用荷重検出装置を提供する。
【解決手段】ベッドの脚部2を載せる載置部50と、載置部50からの荷重を受けて撓み変形する起歪体40と、起歪体40に装着され、起歪体40の変形量を検出するセンサユニットと、を備え、載置部50が、脚部2の載置位置を規制する案内機構70を備えた。
【選択図】図3

Description

本発明は、ベッド上に着床した被験者の荷重変動を検出するベッド用荷重検出装置に関する。
医療施設や介護施設等では、患者、乳幼児、高齢者、被介護者等の被験者の健康を把握するために、例えばベッド上で睡眠や休息する被験者の体動等を検出する荷重検出装置が存在する。
特許文献1に示される荷重検出装置は、ベッドの脚部の載置板への載置作業と載置板からの降ろし作業とを容易にするため、載置板に形成される凹部の高さが低く抑さえられている。載置板はプレス加工による凹部を形成されており、ベッドのキャスタ部が凹部に載置される。
特許文献2に示される荷重検出装置は、キャスタ付きのベッドの荷重を検出するものであって、載置板の上面にベッドのキャスタの向きが特定される凹部が設けられている。
また、特許文献3に示される荷重検出装置についても、同じくキャスタ付きのベッドの荷重を検出するものであって、載置板の上面にベッドのキャスタの向きが特定される凹部が設けられるとともに、片持ち梁構造の起歪体によって荷重が検出される。
特開2006−266894号公報 特開2000−105884号公報 特開2008−12202号公報
特許文献1の荷重検出装置では、載置板の凹部の高さが低く抑えられているため、ベッド上での被験者の動きが大きい場合には、荷重検出装置に載置されるベッドの脚部であるキャスタが凹部からずれ落ちることがある。そうなると、荷重検出を適正に行うことが困難になる。また、載置板の凹部の高さを低くする上で、起歪体の中央部に孔が形成されており、起歪体の変形部分を形成する上で溝加工される等、荷重検出装置の構造自体も複雑である。
特許文献2及び3の荷重検出装置は、キャスタ付きのベッドに用いるものとして想定されたものである。このため、キャスタを有しないベッドの脚部を荷重検出装置に載置した場合には脚部の位置が安定せず、荷重検出の精度が低下する虞がある。キャスタ付きの脚部が載置される荷重検出装置では、荷重検出装置の適用範囲は狭くなってしまう。
本発明は、キャスタ付きの脚部に限定されることなく、広くベッドの脚部を安定的に載置して荷重検出を精度よく行うことができるベッド用荷重検出装置を提供することを目的とする。
本発明に係るベッド用荷重検出装置の特徴構成は、ベッドの脚部を載せる載置部と、
前記載置部からの荷重を受けて撓み変形する起歪体と、前記起歪体に装着され、前記起歪体の変形量を検出するセンサユニットと、を備え、前記載置部が、前記脚部の載置位置を規制する案内機構を備える点にある。
本構成の如く、載置部がベッドの脚部の載置位置を規制する案内機構を備えたことで、ベッドの脚部が載置部に安定的に載置される。これにより、起歪体は載置部からの荷重を適正に受けることとなり、ベッドの荷重検出の精度が向上する。
本発明に係るベッド用荷重検出装置の他の特徴構成は、前記案内機構が、前記載置部において複数の同心円の各円周上に分散して形成された複数の孔部と、前記孔部に一部が内挿保持されて前記載置部から突出する位置決め部とを備える点にある。
本構成によれば、案内機構が、載置部において複数の同心円の各円周上に分散して形成された複数の孔部と、孔部に一部が内挿保持される位置決め部とを備えるので、ベッドの脚部のサイズや形状に合わせて、載置部に設けられた孔部に位置決め部を配置することができる。脚部は当該載置位置から径方向外側への位置ずれが位置決め部によって規制されるため、載置部に対する脚部の位置設定が正確に行われる。これにより、脚部の外径が異なるベッドであっても荷重の検出精度を正確に維持することができる。
本発明に係るベッド用荷重検出装置の他の特徴構成は、前記案内機構が、前記載置部に形成した中央部の窪んだ同心円状の凹部である点にある。
本構成の如く、案内機構が、前記載置部に形成した中央部の窪んだ同心円状の凹部であると、ベッドの脚部の外径に拘らず脚部を載置部の中央位置に配置し易くなる。これにより、センサユニットによる荷重の検出精度がより向上する。
本発明に係るベッド用荷重検出装置の他の特徴構成は、前記同心円状の凹部が段状に形成してある点にある。
本構成の如く、載置部に形成した同心円状の凹部が段状に形成してあると、脚部は何れかの凹部に載置される。さらに、脚部は、隣接する外側段部の壁面によって当該載置位置から径方向外側への位置ずれが規制されるため、載置部に対する脚部の位置設定が正確に行われる。これにより、脚部の外径が異なるベッドであっても荷重の検出精度を正確に維持することができる。
本発明に係るベッド用荷重検出装置の他の特徴構成は、前記同心円状の凹部が連続した傾斜面で形成してある点にある。
載置部に形成した同心円状の凹部が段状に形成してある場合には、形成された段部の径と脚部の径とが合致する必要がある。しかし、本構成の如く、同心円状の凹部が連続した傾斜面で形成してあると、脚部の外径寸法に拘らず脚部は傾斜面に必ず当接した状態で載置位置が決定される。これにより、常に安定的な脚部の設置状態を得ることができ、荷重の検出精度をより向上させることができる。
本発明に係るベッド用荷重検出装置の他の特徴構成は、前記案内機構が、前記載置部に対して着脱可能な環状のスペーサである点にある。
本構成であれば、脚部の径方向への移動は常にスペーサで行われる。当該スペーサは、着脱可能であるから、脚部の外径寸法に応じて各種のものを用意しておけばよい。このような構成であれば、脚部は常に同じ載置部によって受け止められるから、ベッドの脚部の高さは一定となる。つまり、センサユニットに対して脚部は常に同じ高さ位置にあるから、ベッドに対して外力が水平方向に作用する場合でも、センサユニットに不測のモーメントが作用することがなく、測定値が脚部の高さ位置の影響を受けることがない。よって、荷重検出精度がさらに向上する。
ベッド用荷重検出装置の使用状態を示す概略斜視図である。 ベッド用荷重検出装置の斜視図である。 ベッド用荷重検出装置の側断面図である。 ベッド用荷重検出装置の平面図である。 ベッド用荷重検出装置の分解斜視図である。 第2実施形態の案内機構の構成を示す斜視図である。 案内機構の使用例を示す斜視図である。 載置部の平面図である。 載置部の孔部の配置の変形例を示す斜視図である。 案内機構の変形例を示す断面図である。 位置決め部の変形例を示す断面図である。 載置部の孔部の配置の変形例を示す平面図である。 位置決め部の変形例を示す図である。 ベースプレートの別実施形態を示す図である。 載置部の別実施形態を示す図である。 載置部の別実施形態を示す図である。 載置部の別実施形態を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態〕
図1に示すように、ベッド用荷重検出装置(以下、荷重検出装置と略称する。)10は、ベッド設置面上においてベッド1の各脚部2に対応する位置に配置され、被験者の入床、離床、及び体動等を検出するために用いられる。ベッド設置面は、病室、診察室、検査室又は寝室の床面等である。
荷重検出装置10からの出力信号は、例えば信号ケーブルを介して演算手段11に入力され、被験者の在床状況が演算される。なお、荷重検出装置10からの出力信号は例えば無線通信手段により演算手段11に送信されるよう構成してもよい。演算手段11によって演算された在床状況は、例えば通信手段や報知手段によって報知対象者に報知してもよいし、表示手段によって監視することもできる。
ベッド1上には、被験者として、健康人、病人、乳幼児、高齢者等が睡眠、休息、診察、検査等のために横臥姿勢となる。ベッド1は、睡眠用や休息用に限定されず、診察台、検査台、担架、ソファ等であってもよい。
図2〜図5に示すように、荷重検出装置10は、底部カバー20、ベースプレート30、起歪体40、センサユニット41、載置部50、カバー体60、及びスペーサ70によって構成されている。ベースプレート30には、起歪体40及びブラケット42を支持するための2本の支持軸31,32が立設されている。支持軸31,32の間には孔部33が形成される。
起歪体40は略長方形をなす板状であって、載置部50からの荷重を受けて撓み変形する。起歪体40には起歪体40の変形量を検出するセンサユニット41が装着されている。センサユニット41には、起歪体40の歪センサ(例えば、起歪体40表面に貼付される歪ゲージG1,G2)、ブラケット42、歪ゲージG1,G2からの信号を増幅するためのアンプ装置45、歪ゲージG1,G2とアンプ装置45とに接続されるFPC基板等が備えられている。
起歪体40の両端部には孔部40a,40bが形成されている。ブラケット42は起歪体40の上面に配設されている。ブラケット42には、その両端に支持孔部42a,42bが設けられ、起歪体40の側方、言い換えれば、起歪体40の伸長方向と直交する方向に延在するように形成されている。ベースプレート30の支持軸31,32が起歪体40の孔部40a,40bおよびブラケット42の支持孔部42a,42bに挿入され、ナット43,43が支持軸31,32に螺合される。こうして、起歪体40及びブラケット42はベースプレート30に固着される。
起歪体40は、ブラケット42とリング状のベース部40cとの間に挟持される。ベースプレート30に固着された起歪体40は長手方向(孔部40a、40bを結ぶ方向)に自由度を有し、かつ長手方向に交差する方向への移動が規制される。
起歪体40の中央部には載置部50を連結する連結軸(ボルト)44が立設されている。連結軸44は、起歪体40の中央部に形成された孔部に下方から挿入され、起歪体40の上側からワッシャ44aが嵌合されている。連結軸44の底部44bは孔部33によってベースプレート30との接触が回避されている。ブラケット42には、歪ゲージG1,G2からの信号を増幅するためのアンプ装置45が装着されている。また、アンプ装置45にセンサ側コネクタ46が接続されており、センサ側コネクタ46にはアンプ装置45の出力を電子制御ユニット(演算手段)11に送信するケーブル側コネクタ47が接続される。ケーブル側コネクタ47には信号ケーブル48が備えられている。
載置部50は、円形の平板部51の外周に筒状部52を備えており、中央部の窪んだ同心円状の凹部53が形成されている。平板部51には下方に突出する棒状部54が形成されている。棒状部54に形成された内溝部に連結軸44が螺合されることで、起歪体40に載置部50が連結される。
カバー体60は、ベースプレート30、起歪体40、センサユニット41、及び載置部50を収納する。カバー体60は、ブラケット42、アンプ装置45及び載置部50を収納する第1カバー部61と、センサ側コネクタ46、ケーブル側コネクタ47、及び信号ケーブル48を収納する第2カバー部62と、を有する。第1カバー部61は筒状に形成され、第2カバー部62は第1カバー部61の外周の一部に連続して形成されており上面カバー62aを備えている。第1カバー部61の内周面には上下方向のリブ63が所定間隔毎に設けられている。当該リブ63は、第1カバー部61の合成を高めると共に、リブ63の下端部がベースプレート30の上面に当接して、第1カバー部61の位置決めを行う。第1カバー部61及び第2カバー部62の底部には内方に向く爪部64が夫々形成されている。リブ63の下端部がベースプレート30の上面に当接した状態で爪部64がベースプレート30の係合部35に係合し、カバー体60がベースプレート30に固定される。載置部50には、孔部71を有する環状のスペーサ70が着脱可能に載置されている。
連結軸44を介して起歪体40に荷重が作用すると、起歪体40は両端部を支持軸31,32によって支持された状態で撓む。その際に、起歪体40の表面には、支持軸31,32と連結軸44との各間に、荷重に比例して支持軸31,32側に圧縮歪、連結軸44側に引張歪が生じる。歪ゲージG1,G2は、これらの圧縮歪、引張歪を検出する。
歪ゲージG1,G2によって例えばブリッジ回路が構成され、起歪体40の撓み、すなわち、起歪体40に作用した荷重に応じた電気信号が出力される。なお、支持軸31,32側に圧縮歪、連結軸44側に引張歪が生ずるように設定する場合だけでなく、支持軸31,32の側にのみ圧縮歪または引張歪が生ずるように設定する場合や、連結軸44の側に圧縮歪または引張歪が生ずるように設定する場合もある。
荷重検出装置10の上に配置されたベッド1においては、被験者がベッド1に着床すると、被験者の荷重が脚部2から載置部50を介して起歪体40に作用する。これにより、支持軸31,32に両端部を支持されている起歪体40の中央部が撓み、起歪体40の表面には、支持軸31,32と連結軸44との各間に、荷重に比例して支持軸31,32側に圧縮歪、連結軸44側に引張歪が生じる。これら圧縮歪及び引張歪は歪ゲージG1,G2によって検出され、歪ゲージG1,G2の検出出力は、アンプ装置45によって増幅される。アンプ装置45によって増幅された検出出力は、センサ側コネクタ46およびケーブル側コネクタ47を介して信号ケーブル48によって電子制御ユニット(演算手段)11に送信される。
こうして、起歪体40の変形量に基づいて、ベッド1に着床する被験者の荷重が検出される。そして、検出結果に基づく荷重の変化量を検知することで被験者の状態を適正に把握することができる。
載置部50の凹部53の形状がベッド1の脚部2の底部の形状に合致していない場合には、載置部50に載置された脚部2はベッド1上の被験者の動作によって位置が移動し易い状態となる。仮に載置部50において脚部2が移動してしまうと、載置部50から受ける荷重にぶれが生じることとなり、荷重検出の精度が低下する。そこで、荷重検出装置10には、ベッド1の脚部2の載置位置を規制する案内機構を備える。案内機構は例えば環状のスペーサ70によって構成される。スペーサ70の外形が平板部51と同形状であり、孔部71が脚部2の底部の外周形状と同形状に形成されている。これにより、載置部50に載置された脚部2は孔部71の内周面に当接して載置位置が規制されるため、脚部2の位置が安定的に保持される。その結果、起歪体40は載置部50からの荷重を適正に受けることとなり、ベッド1の荷重の検出精度が向上する。
孔部71の内径が異なるスペーサ70を複数用意することで、脚部の形状が異なるベッドに対して容易に対応することができる。孔部71は脚部2の形状に合わせて角状に形成されていてもよい。
載置部50には、中央部の窪んだ同心円状の凹部53が形成されている。したがって、この凹部53の形状をベッド1の脚部2の底部の形状に合致する形状にして案内機構を構成してもよい。
カバー体60には、センサユニット41に接続された信号ケーブル48をカバー体60の上方に引き出すケーブル案内部65が形成されている。ケーブル案内部65は、第1カバー部61と第2カバー部62との接続部分において上下方向に形成されている。ケーブル案内部65に信号ケーブル48を案内することで、信号ケーブル48をカバー体60の上方に確実に引き出すことができる。カバー体60の上方はベッド載置面から離間する方向であるので、信号ケーブル48をベッド載置面から容易に離間することができる。引き出された信号ケーブル48は、ベッド載置面から離間したベッドフレームに容易に沿わせることもでき、信号ケーブル48をベッド載置面から離間した状態に維持させ易い。
ケーブル案内部65には信号ケーブル48の位置ずれを防止するように把持する第1固定部66を備えている。第1固定部66は第1カバー部61側が開放されており、把持部66aが閉じ方向に付勢されて構成されている。これにより、信号ケーブル48は第1固定部66で把持されて確実にその位置に保持される。したがって、ケーブル案内部65において信号ケーブル48を上向き姿勢に維持させ易い。
仮に、第1固定部66が載置部50の筒状部52の上部位置と略同じか低い位置であると、ベッド1の脚部2は第1固定部66に乗り上がる場合がある。そうなると、第1固定部66の上方において信号ケーブル48が脚部2に接触し、信号ケーブル48が損傷してしまう虞がある。このため、第1固定部66はケーブル案内部65の上部に備えられており、第1固定部66の位置が載置部50の筒状部52の上部位置よりも高くなるよう設定してある。こうすると、ベッド1の脚部2は第1固定部66に乗り上がり難くなり、第1固定部66の上方の信号ケーブル48は脚部2との接触が防止される。
ケーブル案内部65によって上方に引き出された信号ケーブル48に引張力が付与されると、この引張力がセンサ側コネクタ46に接続されるケーブル側コネクタ47に直接作用することがある。そうなると、ケーブル側コネクタ47は引張力の影響を受けるので、ケーブル側コネクタ47から出力される検出結果が変動してしまう虞がある。
そこで、ベースプレート30に、信号ケーブル48を掛け止めする第2固定部49を備えてある。第2固定部49は閉じ方向に付勢される挟持部49aを備えており、挟持部49aに信号ケーブル48を差込むことで信号ケーブル48が保持される。第2固定部49は取付ねじ49bによってベースプレート30のねじ受け部34に取り付けられる。ベースプレート30に第2固定部49を備えることで、信号ケーブル48が上方に向けて引っ張られても、第2固定部49に掛け止めされた信号ケーブル48の位置を保持することができる。これにより、信号ケーブル48の引張力によるケーブル側コネクタ47への作用を阻止することができる。
〔第2実施形態〕
本実施形態では、図6〜図8に示すように、ベッドの脚部2の載置位置を規制する案内機構として、載置面(平板部)51において複数の同心円81〜83の各円周上に形成された複数の孔部81a〜83aと、孔部81a〜83aに一部が内挿保持されて載置面51から突出する位置決め部90と、を備えている。
載置部50の載置面(平板部)51には、脚部2の載置位置の指標として連結軸44を中心とする複数の同心円81〜83が設けられている。同心円81〜83は各種印刷技術を用いて載置面51に描かれる。最も内側の第1同心円81には円周上に孔部81aが3つ形成されている。第1同心円81の外側の第2同心円82と、第2同心円82の外側の第3同心円83にも孔部82a,83aが3つずつ形成されている。なお、同心円81〜83(円周のライン)を設けずに孔部81a〜83aのみを形成してもよい。
孔部81a〜83aは、いずれも周方向に均等に分散配置(例えば120度間隔)されている。また、孔部81a〜83aは、各同心円81〜83の径方向において重ならないよう千鳥状に配置されている。これにより、隣接する同心円の孔部同士は離間した位置に設けられるので、載置部50の強度低下を抑制することができる。また、隣接する同心円の径方向の間隔が小さい場合でも孔部同士を離間させた状態で配置できるので、載置面51が小さい荷重検出装置にも適用することもできる。
孔部81a〜83aに一部が内挿保持される位置決め部90は、頭部91と挿入部92とを有するピン部材93によって構成されている。頭部91及び挿入部92は、いずれも円柱状に形成されており、挿入部92は頭部91よりも径が小さい。挿入部92が孔部81a〜83aに挿入可能であり、頭部91の径は孔部81a〜83aの径よりも大きい。このため、ピン部材93の頭部91は載置面51から突出する状態に保持される。なお、挿入部92のネジで構成され、孔部81a〜83aの内周面に挿入部92に対応する螺合部が形成されていてもよい。
ベッド1の脚部2の載置位置を規制するために、載置面51に脚部2を載せて脚部2が載置面51の略中心位置となるよう位置合わせをする。その後、脚部2の外周側であって最も内側に位置する孔部81a〜83aにピン部材93を挿入する。例えば、小径の脚部2の場合には、第1同心円81に形成された孔部81aにピン部材93が挿入される(図7)。図示しないが、脚部2の径に合わせて、適宜、第2同心円82及び第3同心円83の孔部82a,83aが用いられる。
これにより、脚部2は周囲に配置される3本のピン部材93によって載置面51における載置位置が規制される。その結果、ベッド1の脚部2を載置面51の中央付近に保持することができ、ベッド1の荷重の検出精度を正確に維持することができる。なお、脚部2が第3同心円83よりも大きい場合にはピン部材93は不要となり、載置面51の外周壁によって脚部2の位置が保持される。
脚部2と同心円81〜83との位置関係が予め知得される場合等においては、ピン部材93を適応する孔部81a〜83aに挿入した後に、脚部2をピン部材93の内側に載置してもよい。その他、ピン部材93を孔部81a〜83aに対して部分的に挿入し脚部2を載置面51に載置した後に、残りのピン部材93を孔部81a〜83aに挿入してもよい。ピン部材93が挿入されない孔部については、別のシールやカバーを用いて塞ぐよう構成してもよい。
〔第2実施形態の変形例〕
(1)図9に示すように、複数の同心円81〜83の円周上に形成される孔部81a〜83aは、径方向に延びる直線上に配置されていてもよい。こうすると、ピン部材93が複数の同心円81〜83のうち何れの同心円の孔部に位置するかを容易に確認することができる。ただし、孔部81a〜83aが径方向に連続することから、載置部50の強度が低下する虞がある。このため、載置部50の強度を確保する上で隣接する孔部81a〜83aには適正な間隔が必要となる。
(2)載置部50に形成され孔部81a〜83aは、有底の凹部状に形成されていてもよい。その場合には、図10に示すように、ピン部材93を頭部91及び挿入部92が同径の円柱状に形成してもよい。
(3)図11に示すように、位置決め部90は、ピン部材93に代えて、孔部94を有する環状部95と環状部95の下部に設けられた挿入部96と、を備えた環状部材97であってもよい。環状部材97は、各同心円81〜83に対して個別に必要となる。挿入部96を対応する同心円81〜83の円周上の孔部81a〜83aに挿入することで、環状部材97が載置面51に装着される。載置部50に載置された脚部2は孔部94の内周面に当接して載置位置が規制されて安定的に保持される。その結果、起歪体40は載置部50からの荷重を適正に受けることとなり、ベッド1の荷重の検出精度が向上する。
(4)上記の第2実施形態(変形例を含む)では同心円及び各同心円の孔部を3つずつ設ける例を示したが、同心円及び孔部は夫々複数設けられていればよい。例えば脚部2が角脚(断面四角形)である場合にはピン部材93を挿入する孔部を4つ形成する方が好ましい。また、図12に示すように、同心円81〜83の円周上に孔部81a〜83aを6つずつ形成し、同心円81〜83を指標とする丸脚(断面円形)と、同心の四角形81´〜83´を指標とする角脚(断面四角形)との両方に対応できるよう構成してもよい。
(5)位置決め部90(ピン部材93、環状部材97)と脚部2との間には隙間が存在することがあり、その場合には脚部2の移動が若干許容されてしまう。そこで、こうした脚部2の移動を抑制するために、図13に示すように、例えばピン部材93の頭部91を弾性ゴム等により変形可能にして、ピン部材93が脚部2に当接されるよう構成してもよい。ピン部材93の頭部91に変形可能なリブを設けてもよいし、同様に環状部材97の環状部95の内周側を変形可能に構成してもよい。
こうすると、ピン部材93を脚部2に押し付けて配置したり、位置決め部90によって形成される脚部2の載置領域を脚部2よりも小さめに設定したりして、位置決め部90と脚部2とを隙間なく当接させることができる。その他、ピン部材93の頭部91の水平断面を偏心形状にして頭部91の周囲の何れかの部分が脚部2に当接するよう構成してもよい。位置決め部90がピン部材93の場合には、必ずしも全てのピン部材93が上述の脚部2に当接させる構成を備える必要はなく、少なくとも1以上のピン部材93が備えていればよい。
〔他の実施形態〕
(1)上記の実施形態では、第2固定部49を取付ねじ49bを用いてベースプレート30に固着する例を示したが、図14に示すように、第2固定部49は、ベースプレート30の周辺部の一部を曲げ加工して形成してもよい。ベースプレート30にはカバー体60の爪部64が係合する係合部35を有する。したがって、ベースプレート30を形成する際に係合部35と第2固定部49とを同時に加工することもできる。
(2)上記の実施形態では、スペーサ70を用いて脚部2の載置部50での位置を規制した例を示したが、スペーサ70に代えて、載置部50の中央部に窪んだ同心円状の凹部53によって脚部2の位置を規制してもよい。載置部50は、凹部53の径が異なるものを複数用意し交換可能に構成してもよい。
(3)図15に示すように、載置部50は、同心円状の凹部53を段状(複数の段部55)に形成してもよい。載置部50に形成した同心円状の凹部53が段状に形成してあると、脚部2は何れかの凹部53(段部55)に載置される。さらに、脚部2は、隣接する外側段部の壁面によって当該載置位置から径方向外側への位置ずれが規制されるため、載置部50に対する脚部2の位置設定が正確に行われる。これにより、脚部2の外径が異なるベッド1であっても荷重の検出精度を正確に維持することができる。
(4)上記の第2実施形態の構成において、載置部50が、同心円状の凹部53を段状に形成したものであってもよい。図16に示すように、段部55を有する載置部50では、孔部82aに内挿保持された位置決め部90(図ではピン部材93、ピン部材93に代えて環状部材97であってもよい)による脚部2の移動の規制に加え、段部55によっても脚部2の移動が規制される。これにより、脚部2を載置位置により安定的に保持することができる。
(5)図17のように、載置部50は、同心円状の凹部53が連続した傾斜面56で形成されてもよい。同心円状の凹部53が連続した傾斜面56で形成してあると、脚部2の外径寸法に拘らず脚部2は傾斜面56に必ず当接した状態で載置位置が決定される。これにより、常に安定的な脚部2の設置状態を得ることができ、荷重の検出精度をより向上させることができる。
尚、このような連続した傾斜面56は、図17のごとく円錐状に形成してもよいし、球体の如く曲面状に形成してもよい。載置部50の中央部と外縁部とで傾斜程度を任意に変更しておいてもよい。また、傾斜面56と、上記の第2実施形態における孔部81a〜83a及び位置決め部90(ピン部材93又は環状部材97)とを組み合わせて構成してもよい。
本発明に係るベッド用荷重検出装置は、脚部を備えたベッドや寝具に広く用いることができる。
1 ベッド
2 脚部
10 荷重検出装置
30 ベースプレート
40 起歪体
41 センサユニット
48 信号ケーブル
49 第2固定部
50 載置部
51 平面部(載置面)
53 凹部(案内機構)
55 段部(案内機構)
56 傾斜面(案内機構)
60 カバー体
65 ケーブル案内部
66 第1固定部
70 スペーサ(案内機構)
80 孔部(案内機構)
90 位置決め部(案内機構)
G1,G2 歪ゲージ(歪センサ)

Claims (6)

  1. ベッドの脚部を載せる載置部と、
    前記載置部からの荷重を受けて撓み変形する起歪体と、
    前記起歪体に装着され、前記起歪体の変形量を検出するセンサユニットと、を備え、
    前記載置部が、前記脚部の載置位置を規制する案内機構を備えたベッド用荷重検出装置。
  2. 前記案内機構が、前記載置部において複数の同心円の各円周上に分散して形成された複数の孔部と、前記孔部に一部が内挿保持されて前記載置部から突出する位置決め部と、を備える請求項1に記載のベッド用荷重検出装置。
  3. 前記案内機構が、前記載置部に形成した中央部の窪んだ同心円状の凹部である請求項1に記載のベッド用荷重検出装置。
  4. 前記同心円状の凹部が段状に形成してある請求項3に記載のベッド用荷重検出装置。
  5. 前記同心円状の凹部が連続した傾斜面で形成してある請求項3に記載のベッド用荷重検出装置。
  6. 前記案内機構が、前記載置部に対して着脱可能な環状のスペーサである請求項1に記載のベッド用荷重検出装置。
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