JP6767835B2 - ベッド用荷重検出器 - Google Patents

ベッド用荷重検出器 Download PDF

Info

Publication number
JP6767835B2
JP6767835B2 JP2016196408A JP2016196408A JP6767835B2 JP 6767835 B2 JP6767835 B2 JP 6767835B2 JP 2016196408 A JP2016196408 A JP 2016196408A JP 2016196408 A JP2016196408 A JP 2016196408A JP 6767835 B2 JP6767835 B2 JP 6767835B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bed
load
mounting surface
leg
load detector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016196408A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018057549A (ja
Inventor
和男 廣瀬
和男 廣瀬
元樹 石川
元樹 石川
野口 真吾
真吾 野口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Denko KK
Original Assignee
Showa Denko KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Denko KK filed Critical Showa Denko KK
Priority to JP2016196408A priority Critical patent/JP6767835B2/ja
Publication of JP2018057549A publication Critical patent/JP2018057549A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6767835B2 publication Critical patent/JP6767835B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Invalid Beds And Related Equipment (AREA)

Description

本発明は、医療施設、介護施設、宿泊施設、一般家庭等で使用され、ベッドに掛かる荷重を検出するベッド用荷重検出器に関する。
医療施設、介護施設、宿泊施設、一般家庭等で使用されるベッドにおいて、その脚部の下端部にはベッドの移動のための回転自在なキャスタが設けられていることが多い。
このようなベッドを使用する使用者(例:病人、高齢者、被介護者、健康人)のベッド上での在床状況(例:入床、離床、上体起こし、寝返り)を計測するためなどに用いられる荷重検出器として、例えば、特許文献1〜7に開示されたベッド用荷重検出器が知られている。
上述の荷重検出器は、いずれも、片持ち梁部と片持ち梁部を支持する基板部とを備えている。片持ち梁部の先端側には荷重受け板部が形成されており、荷重受け板部の上面にはベッドの脚部のキャスタが載置される載置面が形成されている。基板部は互いに離間して対向状に配置された一対の側枠部を備えている。片持ち梁部は、荷重受け板部がベッド設置面(例:床面)に対して上側に離間した位置に配置されるように且つ荷重受け板部が基板部の両側枠部の間にて下降変位可能になるように、基板部に略水平片持ち状に支持されている。そして、荷重検出器は、基板部がベッド設置面上に載置された状態で載置面上にベッドの脚部のキャスタが載置されることにより、ベッドに掛かる荷重が検出されるように構成されている。
特開2009−22650号公報 特開2009−22648号公報 特開2008−65700号公報 特開2008−12202号公報 特開2007−167492号公報 特開2006−302266号公報 特開2011−56152号公報
しかるに、一般に市販されているベッドには、その脚部の下端部にキャスタが設けられているものの他、脚部の下端部にキャスタが設けられていないものも存在する。そのような脚部を有するベッドに掛かる荷重を上述した荷重検出器により検出する場合、次のような問題があった。
すなわち、ベッドの脚部の下面を荷重検出器の載置面上に載置する際に、脚部の下面が、基板部の両側枠部における、載置面の幅方向両外側に位置する両部分のうち少なくとも一方の上面に干渉してしまい、脚部の下面を載置面上に載置できないことがあった。
本発明は上述した技術背景に鑑みてなされたもので、本発明の解決課題はベッド用荷重検出器により荷重を検出可能なベッドの種類を増大することにある。
本発明は以下の手段を提供する。
[1] ベッドの脚部の下面が載置される載置面を有する荷重受け板部が先端側に形成された片持ち梁部と、
ベッド設置面上に載置され、且つ前記片持ち梁部を支持する基板部と、
前記片持ち梁部の歪みを検出し、ベッドに掛かる荷重の検出に用いられる信号を出力する歪み検出センサと、を備えており、
前記基板部は、互いに離間して対向状に配置された一対の側枠部を備えており、
前記片持ち梁部は、前記荷重受け板部が前記両側枠部の間にて下降変位可能になるように前記基板部に片持ち状に支持されており、
前記載置面は、前記荷重受け板部の上面に形成されており、更に、前記両側枠部における、前記載置面の幅方向両外側に位置する両部分のうち少なくとも一方の上面よりも高い位置に配置されているベッド用荷重検出器。
[2] 前記載置面が平坦状に形成されている前項1記載のベッド用荷重検出器。
[3] 前記載置面に、ベッドの脚部の下面の前記載置面からの落下を防止する落下防止手段が施されている前項1又は2記載のベッド用荷重検出器。
[4] 前記載置面に過大な荷重が掛かったとき、前記荷重受け板部が下降変位する途中で、ベッドの脚部の下面における前記載置面から幅方向外側へはみ出た部分が前記両側枠部の前記両部分のうち前記少なくとも一方の上面に衝当することにより、前記荷重受け板部の下降変位が停止されるように構成されている前項1〜3のいずれかに記載のベッド用荷重検出器。
本発明は以下の効果を奏する。
前項[1]では、荷重検出器の載置面が、基板部の両側枠部における、載置面の幅方向両外側に位置する両部分のうち少なくとも一方の上面よりも高い位置に配置されているので、載置面上にベッドの脚部の下面を載置する際にベッドの脚部の下面が側枠部の当該部分の上面に干渉する不具合を抑制することができる。これにより、荷重検出器により荷重を検出可能なベッドの種類を増大できる。
前項[2]では、載置面が平坦状に形成されることにより、ベッドの脚部の下面を安定良く受けることができる。
前項[3]では、載置面に落下防止手段が施されていることにより、載置面上に載置された脚部の下面の載置面上からの落下を防止できる。
前項[4]では、載置面に過大な荷重が掛かった場合でも、片持ち梁部が塑性変形するなどの荷重検出器の破損を抑制できる。
図1は、本発明の一実施形態に係るベッド用荷重検出器の一使用状態の斜視図である。 図2は、図1中のA部分の拡大図である。 図3は、同荷重検出器の斜視図である。 図4は、同荷重検出器の分解斜視図である。 図5は、図3中のB−B線断面図である。 図6は、同荷重検出器の別の使用状態の斜視図である。
次に、本発明の一実施形態について図面を参照して以下に説明する。
図1中の符号「1」は本発明の一実施形態に係るベッド用荷重検出器である。
図1中の符号「20」は、本発明の一実施形態に係るベッド用在床状況計測装置である。この計測装置20は、ベッド30を使用する使用者40のベッド30上での在床状況を計測するものであり、本実施形態の4個の荷重検出器1、演算器21などを具備している。
この計測装置20により計測される使用者40の在床状況としては、使用者40のベッド30上への入床、使用者40のベッド30上からの離床、使用者40の上体起こしの有無、使用者40の寝返りの有無などが挙げられる。
ベッド30は、一般に市販されているものであり、医療施設(例:病院)、高齢者施設、介護施設、宿泊施設(例:ホテル)、一般家庭などで使用されるものである。さらに、このベッド30は、病室、検査室、診察室、宿泊室、寝室等における床面からなるベッド設置面35上に設置されるものである。
ベッド30上には、使用者40として、病人、認知症患者、高齢者、宿泊客、健康人などの人が、睡眠、休息、療養、診察、検査等のために様々な姿勢(例:仰臥姿勢、伏臥姿勢、側臥姿勢)で在床する。
ここで本実施形態では、説明の便宜上、ベッド30上に使用者40が仰臥姿勢で就寝する状態において、ベッド30における使用者40の頭側を「ベッド30の頭側」、使用者40の足側を「ベッド30の足側」、使用者40の右側を「ベッド30の右側」及び使用者40の左側を「ベッド30の左側」と定義する。したがって、ベッド30の左右方向はベッド30の幅方向と一致している。
ベッド30は4本の脚部31を有している。各脚部31の下端部にはベッド30の移動のための回転自在なキャスタは設けられていない。
ベッド30の足側左脚部31の下端部とベッド30の足側右脚部31の下端部は、当該両下端部の間に配置された真直な脚連結フレーム32を介して互いに連結されている。これにより、足側左脚部31の下面(33、図2参照)の幅が荷重検出器1の後述する載置面14の幅よりも大きくなっており、また足側右脚部31の下面33の幅も荷重検出器1の後述する載置面14の幅よりも大きくなっている。
また同じく、ベッド30の頭側左脚部31の下端部とベッド30の頭側右脚部31の下端部は、当該両下端部の間に配置された真直な脚連結フレーム32を介して互いに連結されている。これにより、頭側左脚部31の下面の幅が荷重検出器1の後述する載置面14の幅よりも大きくなっており、また頭側右脚部31の下面の幅も荷重検出器1の後述する載置面14の幅よりも大きくなっている。
なお、ベッド30の各脚部31の下面33は、各荷重検出器1を使用しない場合における、各脚部31のベッド設置面35への接触面である。
各荷重検出器1は、ベッド30に掛かる荷重を検出するものであり、詳述すると、ベッド30の対応する脚部31に掛かる荷重を検出するものである。すなわち、4個の荷重検出器1において、ベッド30の頭側左脚部31の下側に配置された荷重検出器1、ベッド30の頭側右脚部31の下側に配置された荷重検出器1、ベッド30の足側左脚部31の下側に配置された荷重検出器1、及び、ベッド30の足側右脚部31の下側に配置された荷重検出器1は、それぞれ、ベッド30の頭側左脚部31に掛かる荷重、ベッド30の頭側右脚部31に掛かる荷重、ベッド30の足側左脚部31に掛かる荷重、及び、ベッド30の足側右脚部31に掛かる荷重を検出するものである。これらの荷重検出器1は互いに同一形状及び同一寸法である。
荷重検出器1の幅方向はベッド30の左右方向(即ちベッド30の幅方向)と一致している。
荷重検出器1により検出された荷重は、使用者40のベッド30上での在床状況を計測するためなどに用いられ、本実施形態では当該在床状況を上述の計測装置20により計測するために用いられる。
荷重検出器1には、荷重検出器1の定格荷重として、荷重検出器1により実際に検出可能な最大荷重が設定されている。定格荷重は例えば200kgf(1960N)に設定されている。
荷重検出器1は、図3及び4に示すように、基板部2、略板状の片持ち梁部11、歪み検出センサ19などを備えている。基板部2及び片持ち梁部11はいずれも金属製であり、詳述すると例えばアルミニウム(その合金を含む)製である。
片持ち梁部11は起歪体として機能するものであり、片持ち梁部11の先端側(遊端側)に荷重受け板部13が形成されている。荷重受け板部13の上面にはベッド30の脚部31の下面33が載置される載置面14が形成されている。載置面14は平面視四角形状で且つ平坦状に形成されている。
さらに、載置面14の先端には落下防止用凸条部15が載置面14の先端縁に沿って局部的に形成されている。この凸条部15は、ベッド30の脚部31の下面33の載置面14上からの落下を防止する落下防止手段に相当するものであり、詳述すると、ベッド30の脚部31の下面33が載置面14の先端から落下するのを防止するための部位である。
片持ち梁部11の基端部(固定端部)12には、固定ボルト8に対応する複数の雌ねじ孔16がその厚さ方向(即ち上下方向)に貫通して形成されている。本実施形態では、固定ボルト8の数は4個である。固定ボルト8は、片持ち梁部11の基端部12を基板部2(詳述すると基板部2の後述する第1連結枠部4A)に固定するためのものであり、例えば六角孔付きボルトからなる。
片持ち梁部11における基端部12と荷重受け板部13との間の部位からなる歪み発生予定部18には、片持ち梁部11の幅方向に貫通したロバーバル機構形成用貫通孔17が形成されている。これにより、片持ち梁部11の歪み発生予定部18にロバーバル機構が形成されている。
歪み検出センサ19は、片持ち梁部11に発生した歪み(その変動を含む。以下同じ)を検出し、ベッド30(詳述するとベッド30の脚部31)に掛かる荷重の検出に用いられる信号を出力するものであり、片持ち梁部11の歪み発生予定部18の上面に接着剤等により接着されて設けられている。
歪み検出センサ19としては、例えば圧電フィルムセンサが用いられる。圧電フィルムセンサは、例えば、圧電効果を有するプラスチックPVDF(PolyVinylidene DiFluoride、ポリフッ化ビニリデン)で形成されており、ピエゾフィルムセンサとも呼ばれている。そして、歪み検出センサ19は、片持ち梁部11の歪み発生予定部18に発生した歪みを検出するとともに検出した歪みの大きさに対応する電圧を、ベッド30(詳述するとベッド30の脚部31)に掛かる荷重の検出に用いられる信号として歪み検出センサ19から出力するものである。
基板部2は、図4に示すように、基板部2(荷重検出器1)の幅方向に互いに離間して対向状に配置された左右一対の側枠部3、3と、両側枠部3、3の一端部同士を連結した第1連結枠部4Aと、両側枠部3、3の他端部同士を連結した第2連結枠部4Bとを備えたものである。両連結枠部4A、4Bは基板部2(荷重検出器1)の長さ方向に互いに離間して配置されている。そして、基板部2は、両側枠部3、3と両連結枠部4A、4Bとによって平面視略口字枠状に形成されている。そのため、基板部2の中央部には、両側枠部3、3と両連結枠部4A、4Aとで包囲された平面視略四角形状の中央孔5が形成されている。
また、第1連結枠部4Aには複数の固定ボルト8用挿通孔6が上下方向に貫通して形成されている。
そして、片持ち梁部11の基端部12が基板部2の第1連結枠部4A上に複数の固定ボルト8によって固定されている。この固定状態では、各固定ボルト8は、図5に示すように、第1連結枠部4Aの挿通孔6にその下側から上方向に挿通されて片持ち梁部11の基端部12の雌ねじ孔16に螺合している。
このように片持ち梁部11の基端部12が第1連結枠部4A上に固定されることにより、片持ち梁部11は、荷重受け板部13が基板部2の両側枠部3、3の間にて下降変位可能になるように第1連結枠部4Aに略水平片持ち状に支持されている。
さらに、片持ち梁部11は、基板部2がベッド設置面(図5中に二点鎖線で示す)35上に載置された状態のときに荷重受け板部13がベッド設置面35に対して上側に離間した位置に配置されるように且つ荷重受け板部13が基板部2の第2連結枠部4Bに対して上側に少し離間した位置に配置されるように、第1連結枠部4Aに支持されている。
さらに、片持ち梁部11は、基板部2がベッド設置面35上に載置された状態のときに載置面14が略水平に配置されるように第1連結枠部4Aに支持されている。
さらに、荷重検出器1は、基板部2がベッド設置面35上に載置された状態において、載置面14の高さが、基板部2の両側枠部3、3における、載置面14の幅方向両側に位置する両部分3a、3aのうち少なくとも一方の上面3bよりも高い位置に配置されるように構成されている。この構成について以下に詳しく説明する。
図3及び4に示すように、本実施形態では、説明の便宜上、基板部2の両側枠部3、3における、載置面14の幅方向両外側に位置する両部分3a、3aを、両側枠部3、3の載置面両外側部分3a、3aと呼ぶことにする。本実施形態では、両側枠部3、3の載置面両外側部分3a、3aの両上面3b、3bの高さは互いに等しく設定されており、更に、載置面14は当該両上面3b、3bよりも高い位置に配置されている。
したがって、図5に示すように、基板部2がベッド設置面35上に載置された状態において、ベッド設置面35からの載置面14の高さを「H1」、ベッド設置面35からの側枠部3の載置面外側部分3aの上面3bの高さを「H0」とするとき、H1>H0の関係が成立している。H1とH0の間の差H1−H0は限定されるものではなく、例えば0.2〜5mmである。
そして、荷重検出器1は、図1及び2に示すように、基板部2がベッド設置面35上に載置された状態において片持ち梁部11の載置面14上にベッド30の脚部31の下面33が載置されることにより、ベッド30に掛かる荷重としてベッド30の脚部31に掛かる荷重を検出するように構成されている。
次に、荷重検出器1の使用方法及び動作について以下に説明する。
荷重検出器1の基板部2がベッド設置面35上に載置された状態(図5参照)では、載置面14は基板部2の両側枠部3、3の載置面両外側部分3a、3aの両上面3b、3bよりも高い位置にて略水平に配置される。また、荷重受け板部13はベッド設置面35に対して上側に離間した位置に配置され更に荷重受け板部13は基板部2の第2連結枠部4Bに対して上側に少し離間した位置に配置される。
次いで、各荷重検出器1の載置面14上にベッド30の対応する脚部31の下面33を載置する。すると、載置面14にベッド30の脚部31の下面33から下向きの荷重が掛かり、この荷重によって荷重受け板部13が基板部2の両側枠部3、3の間にて下降変位するように片持ち梁部11が弾性的に僅かに撓曲する。これにより、片持ち梁部11の歪み発生予定部18に歪みが発生し、この歪みが歪み検出センサ19により検出される。
歪みを検出した歪み検出センサ19は、検出した歪みの大きさに対応した電圧を、歪み検出センサ19から出力される信号として、荷重検出器1に備えられた荷重演算部(図示せず)に出力する。荷重演算部は、歪み検出センサ19から出力された電圧に基づいてベッド30の脚部31に掛かる荷重を演算(検出)する。そして、演算(検出)された荷重は、荷重検出器1から送信される信号として、荷重検出器1から所定の通信手段(例:無線通信手段)により演算器21に送信される(図1参照)。
演算器21は、RAM、ROMその他のメモリ、CPU等を有するコンピュータを備えたものであり、各荷重検出器1から送信された信号に基づいてベッド30上の使用者40の在床状況を演算(計測)するものである。コンピュータには使用者40の在床状況を演算するためのプログラムがインストールされている。
ここで本実施形態では、荷重検出器1は荷重演算部を備えているが、本発明では、その他に、荷重検出器1は荷重演算部を備えていないで演算器21が荷重演算部を備えていても良い。この場合、各荷重検出器1において歪みを検出した歪み検出センサ19は、検出した歪みの大きさに対応した電圧を、歪み検出センサ19から出力される信号として、演算器21の荷重演算部に送信する。演算器21は、各荷重検出器1から送信された信号として、各荷重検出器1の歪み検出センサ19から送信された電圧に基づいてベッド30上の使用者40の在床状況を演算(計測)するものとなる。
演算器21が使用者40の在床状況として例えば使用者40がベッド30上に入床したと演算する場合について、以下に簡単に説明する。演算器21は、各荷重検出器1から送信された信号(荷重又は電圧)に基づいてベッド30の各脚部31に掛かる荷重を合計した総荷重を演算し、そして総荷重が所定の閾値よりも大きい場合、使用者40がベッド30上に入床したと演算する。
本実施形態の荷重検出器1は、載置面14が基板部2の両側枠部3、3の載置面両外側部分3a、3aの両上面3b、3bよりも高い位置に配置されているので、載置面14上にベッド30の脚部31の下面33を載置する際に脚部31の下面33が両側枠部3、3の載置面両外側部分3a、3aの両上面3b、3bに干渉する不具合を抑制することができる。換言すると、ベッド30の脚部31の下面33が両側枠部3、3の載置面両外側部分3a、3aの両上面3b、3bに干渉しないようにベッド30の脚部31の下面33を載置面14上に載置することができる。
図6に示したベッドの各脚部131は、その形状(種類)が図1に示したベッド30の脚部31と相異しているものである。すなわち、図6に示した各脚部131の下端部には図1に示した脚連結フレーム32は連結されていないが、各脚部131の下面133の幅は脚部131単独で荷重検出器1の載置面14の幅よりも大きく設定されている。
この場合であっても、本実施形態の荷重検出器1は、載置面14が基板部2の両側枠部3、3の載置面両外側部分3a、3aの両上面3b、3bよりも高い位置に配置されているので、載置面14上にベッド30の脚部131の下面133を載置する際に脚部131の下面133が両側枠部3、3の載置面両外側部分3a、3aの両上面3b、3bに干渉しない。
本実施形態の荷重検出器1によれば、図1に示したベッド30の脚部31や図6に示したベッドの脚部131のように、ベッドの脚部31(131)の下面33(133)の幅が荷重検出器1の載置面14の幅よりも大きい場合であっても、ベッドの脚部31(131)の下面33(133)が両側枠部3、3の載置面両外側部分3a、3aの両上面3b、3bに干渉しないようにベッドの脚部31(131)の下面33(133)を載置面14上に載置することができる。そのため、この場合でも、荷重検出器1はベッド30に掛かる荷重を正確に検出することができる。
さらに、図示していないが、ベッドの脚部の下面の幅が荷重検出器1の載置面14の幅よりも小さい場合は、当然に、ベッドの脚部の下面が両側枠部3、3の載置面両外側部分3a、3aの両上面3b、3bに干渉しないようにベッドの脚部の下面を載置面14上に載置することができる。そのため、この場合でも、荷重検出器1はベッド30に掛かる荷重を正確に検出することができる。
以上のように、本実施形態の荷重検出器1によれば、載置面14上に載置可能なベッド30の脚部31(131)の種類が増大し、すなわち、荷重検出器1により荷重を検出可能なベッド30の種類を増大できる。
さらに、荷重検出器1の載置面14が平坦状に形成されているので、ベッド30の脚部31(131)の下面33(133)を安定良く受けることができる。
さらに、載置面14の先端に落下防止用凸条部15が局部的に形成されているので、載置面14上に載置された脚部31(131)の下面33(133)が載置面14の先端から落下するのを防止することができる。
さらに、本実施形態の荷重検出器1は次のような利点を有している。この点について図6を参照して以下に説明する。
本実施形態の荷重検出器1は、載置面14上にベッドの脚部131の下面133が載置された状態でベッドの脚部131に荷重検出器1の定格荷重を超える過大な下向きの荷重が掛かった場合、すなわち載置面14に荷重検出器1の定格荷重を超える過大な荷重が掛かった場合、荷重受け板部13が下降変位する途中で、ベッドの脚部131の下面133における載置面14から載置面14の幅方向外側へはみ出た部分133aが両側枠部3、3の載置面両外側部分3a、3aのうち少なくとも一方の上面3bに衝当し、これにより荷重受け板部13の下降変位が停止されるように構成されている。
したがって、載置面14に過大な荷重が掛かった場合でも、荷重受け板部13の過度の下降変位が規制されて片持ち梁部11の塑性変形が阻止される。そのため、片持ち梁部11が塑性変形するという荷重検出器1の破損は抑制される。
以上で本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で様々に変更可能である。
本発明は、医療施設、介護施設、宿泊施設、一般家庭等で使用され、ベッドに掛かる荷重を検出するベッド用荷重検出器に利用可能である。
1:荷重検出器
2:基板部
3:側枠部
3a:側枠部の載置面外側部分
3b:側枠部の載置面外側部分の上面
11:片持ち梁部
13:荷重受け板部
14:載置面
15:凸条部(落下防止手段)
19:歪み検出センサ
30:ベッド
31、131:ベッドの脚部
33、133:ベッドの脚部の下面
35:ベッド設置面
40:使用者

Claims (4)

  1. ベッドの脚部の下面が載置される載置面を有する荷重受け板部が先端側に形成された片持ち梁部と、
    ベッド設置面上に載置され、且つ前記片持ち梁部を支持する基板部と、
    前記片持ち梁部の歪みを検出し、ベッドに掛かる荷重の検出に用いられる信号を出力する歪み検出センサと、を備えており、
    前記基板部は、互いに離間して対向状に配置された一対の側枠部を備えており、
    前記片持ち梁部は、前記荷重受け板部が前記両側枠部の間にて下降変位可能になるように前記基板部に片持ち状に支持されており、
    前記載置面は、前記荷重受け板部の上面に形成されており、更に、前記両側枠部における、前記載置面の幅方向両外側に位置する両部分のうち少なくとも一方の上面よりも高い位置に配置されているベッド用荷重検出器。
  2. 前記載置面が平坦状に形成されている請求項1記載のベッド用荷重検出器。
  3. 前記載置面に、ベッドの脚部の下面の前記載置面からの落下を防止する落下防止手段が施されている請求項1又は2記載のベッド用荷重検出器。
  4. 前記載置面に過大な荷重が掛かったとき、前記荷重受け板部が下降変位する途中で、ベッドの脚部の下面における前記載置面からその幅方向外側へはみ出た部分が前記両側枠部の前記両部分のうち前記少なくとも一方の上面に衝当することにより、前記荷重受け板部の下降変位が停止されるように構成されている請求項1〜3のいずれかに記載のベッド用荷重検出器。
JP2016196408A 2016-10-04 2016-10-04 ベッド用荷重検出器 Active JP6767835B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016196408A JP6767835B2 (ja) 2016-10-04 2016-10-04 ベッド用荷重検出器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016196408A JP6767835B2 (ja) 2016-10-04 2016-10-04 ベッド用荷重検出器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018057549A JP2018057549A (ja) 2018-04-12
JP6767835B2 true JP6767835B2 (ja) 2020-10-14

Family

ID=61909077

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016196408A Active JP6767835B2 (ja) 2016-10-04 2016-10-04 ベッド用荷重検出器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6767835B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57138022U (ja) * 1981-02-25 1982-08-28
JP3614043B2 (ja) * 1999-07-16 2005-01-26 ティアック株式会社 ロードセル
JP4762611B2 (ja) * 2005-06-17 2011-08-31 株式会社Icst 荷重センサー、体重計測器
JP4652228B2 (ja) * 2005-12-26 2011-03-16 昭和電工株式会社 ベッドの荷重検出器
JP4943785B2 (ja) * 2006-09-08 2012-05-30 昭和電工株式会社 ベッドの荷重検出器
FR3052255B1 (fr) * 2016-06-03 2018-07-27 Airbus Dispositif de pesee et systeme de determination de la masse et du centre de gravite d'un aeronef

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018057549A (ja) 2018-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4829020B2 (ja) ベッドの荷重検出器
JP5086996B2 (ja) ベッドの在床状況検出方法
JP4841462B2 (ja) 寝台装置
WO2007083767A1 (ja) 離床予測・検知システムを備えた寝台装置
US20090119841A1 (en) Bed apparatus and method of determining body movement
JP4879620B2 (ja) ベッドの荷重検出器
JP6768915B2 (ja) 寝台用センサ及びそれを組み込んだ寝台
JP2012011174A (ja) 在床状態判定装置
JP4584689B2 (ja) 生体情報計測装置、生体情報計測装置用ベッド及び生体情報計測方法
JP6160265B2 (ja) 寝具上状態判定装置
JP2005253957A (ja) 生体情報計測用パネル、生体情報計測装置及び生体情報計測方法
CN108814614B (zh) 一种用于监测用户动作的方法、装置及系统
JP2006266894A (ja) ベッドの荷重検出器
JP5019908B2 (ja) 寝返り促進装置
JP2008212306A (ja) 寝台装置
JP2008206869A (ja) 寝台装置
JP2011154715A (ja) ベッドの在床監視システム
JP6706536B2 (ja) 使用者位置検出装置及び方法
JP5474471B2 (ja) 寝床の在床状況検出方法
JP6767835B2 (ja) ベッド用荷重検出器
JP4652226B2 (ja) ベッドの荷重検出器
JP4652228B2 (ja) ベッドの荷重検出器
JP2006252540A (ja) ベッド用荷重検出器、在床位置検出装置及び在床位置検出方法
JP2009022648A (ja) ベッド用荷重検出器
WO2016186067A1 (ja) 使用者位置検出装置及び方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190708

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200806

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200825

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200918

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6767835

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350