JP2015110959A - 車体部材の接合構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】特段の後処理を行う必要がなく、接合部での錆の発生を防止することができる車体部材の接合構造を提供することを課題とする。
【解決手段】第1の金属板材(10)における接合部(50)の縁部に、第2の金属板材(20)側に立ち上がる第1の壁部(12)が設けられており、かつ、接着剤は、第1の壁部(12)と第2の金属板材(20)との間に第1の金属板材(10)の接合面(11a)から隙間(G)の厚みを超えて充填されていることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両用の車体部材の接合構造、特に、ウェルドボンド接合による車体部材の接合構造の技術分野に属する。
近年、車両における車体の製造において、車体の強度、剛性、NVH性能の向上等のために、例えば特許文献1に記載されているように、接合部を接着剤で接着した後、スポット溶接によって接合する、いわゆる「ウェルドボンド接合」を用いて車体部材である2枚の金属板材を互いに接合する製造方法が採用されるようになっている。
このウェルドボンド接合のスポット溶接の際、車体部材の接合部には、図9、図10に示すように、一対の溶接電極601(以下、単に「電極」という)間で重ね合わせた車体部材602、603のうち最も高温となる中央部分において温度が融点を超えるので、ここに溶融金属が溜まった溶融部604(いわゆるナゲット)が形成される。また、この溶融部604の周囲には、融点より温度が低いため溶融しないが、十分軟化し、電極601による加圧力(図中矢印)によりいわゆる「固相接合」を生じるリング状の部分である固相接合部605(いわゆる「コロナボンド」)が形成される。さらに、この固相接合部605の周囲における車体部材602、603間の隙間には、先に充填された接着剤からなる接着部606が形成される。
ところが、電極601による加圧力の大きさが不適切であったり、一対の電極601の中心のずれ、電極601の汚れなどにより、溶融部604周囲の固相接合部605が均等かつ十分に形成されないと、図9、図10に示すように、溶融部604に対する加圧力により、溶融金属がチリ(金属粒)607となって固相接合部605の接合が不十分な個所を破って外部に飛び散る。このチリ607は、固相接合部605の周囲の接着部606を突き抜けて接合部600の外部に飛散し、接合部600に外部に連通した貫通穴608が形成される。その結果、このように製造された車体で構成された車両が、例えば、濡れた路面の走行時や洗車時等、水分のある環境に置かれた際、この外部に連通した貫通穴608を介して水分が接合部600の内部にまで侵入し、金属からなる接合部600に錆が発生する懸念がある。
従来は、この錆の発生を防止するために、ウェルドボンド接合後、外部に露出する接合部600には、外側からシーラ等を塗布し、外部に露出しない閉断面内側の接合部600には、この閉断面内側に通じる車体部材の穴に外側からノズルを挿入して防錆用のワックスを吹き付けるなど、外部に連通した貫通穴608からの水分の侵入を防ぐ後処理を行っていた。しかし、この後処理によって製造工数が増えてしまうという課題があった。特にワックス吹き付けは、シーラ塗布に比しコストや生産性の面で不利なので、外部に露出しない閉断面内側の接合部についてはより課題となっていた。
特開2008−215423号公報
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、このような後処理を行う必要がなく、接合部での錆の発生を防止することができる車体部材の接合構造を提供するものである。
前記課題を解決するため、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
まず、本願の請求項1に記載の発明は、
第1の金属板材と第2の金属板材が溶接と接着とにより接合された車体部材の接合構造であって、
前記第1の金属板材および前記第2の金属板材が接合された接合部が、溶接により接合された溶接部と、その周囲に設けられて前記第1の金属板材と前記第2の金属板材間の隙間に接着剤が充填されてなる接着部とを有すると共に、
前記第1の金属板材における前記接合部の縁部に、前記第2の金属板材側に立ち上がる第1の壁部が設けられており、かつ、
前記接着剤は、前記第1の壁部と前記第2の金属板材との間に前記第1の金属板材の接合面から前記隙間の厚みを超えて充填されている
ことを特徴とする車体部材の接合構造。
また、請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、
前記第1の金属板材の前記第1の壁部は、前記第1の金属板材の前記接合面となす角が略90度または鋭角である
ことを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、前記請求項1または前記請求項2のいずれか1項に記載の発明において、
前記第2の金属板材における前記接合部の縁部に、前記第1の金属板材と反対側に立ち上がり、前記第1の壁部に対向する第2の壁部が設けられており、
前記第1の壁部と前記第2の壁部の間隔が、前記第1の金属板材の前記接合面から離れるほど狭くなるように形成されている
ことを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、前記請求項1または前記請求項2のいずれか1項に記載の発明において、
前記第2の金属板材における前記接合部の縁部に、前記第1の金属板材と反対側に立ち上がり、前記第1の壁部に対向する第2の壁部が設けられており、
前記第2の壁部には、前記第1の金属板材の前記接合面と対向する段部が設けられており、
前記接着剤は、前記第2の壁部の前記段部と前記第1の金属板材の前記接合面と前記第1の壁部とで囲まれた空間に充填されている
ことを特徴とする。
上述の各請求項に係る発明によれば、次の効果が得られる。
まず、請求項1に記載の発明によれば、第1の金属板材における接合部の縁部に、第2の金属板材側に立ち上がる第1の壁部が設けられているので、スポット溶接の際に溶接部で発生したチリが第1の金属板材の接合面に略平行に飛び出して接着部を貫通しても、その先にある第1の壁部に当たって止まる。このとき、接着剤は、第1の壁部と第2の金属板材との間に第1の金属板材の接合面から隙間の厚みを超えて充填されているので、溶接部から接着部が当接している第1の壁部に至るまでチリは、接着剤が充填された空間の外部に飛び出すことがない。したがって、チリが通った跡の貫通穴は外部と連通していない。これによれば、当該車体が水分のある環境に置かれたとしても、この貫通穴を介して水分が外部から侵入できないので、接合部での錆の発生を確実に防止することができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、第1の金属板材の第1の壁部は、第1の金属板材の接合面となす角が略90度または鋭角であるので、スポット溶接の際に溶接部で発生したチリが第1の壁部に当たっても止まらずに反射したとしても、このチリは第1の金属板材の接合面と略平行または接合面側に斜めに反射されるので、接着剤が充填された空間から外部には飛び出しにくい。したがって、この場合にもチリが通った跡の貫通穴は外部と連通しにくい。これによれば、接合部での錆の発生をより確実に防止することができる。
請求項3に記載の発明によれば、第2の金属板材における接合部の縁部に、第1の金属板材と反対側に立ち上がり、第1の壁部に対向する第2の壁部が設けられており、第1の壁部と第2の壁部の間隔が、第1の金属板材の接合面から離れるほど狭くなるように形成されているので、スポット溶接の際に溶接部で発生したチリが第1の壁部に当たっても止まらずに反射したとしても、このチリはその先にある第2の壁部に当たる。この第2の壁部で止まらなかったチリも、徐々に間隔が狭くなる第1の壁部と第2の壁部の間で反射を繰り返すこととなるので、接着剤が充填された第1の壁部と第2の壁部の間の空間から外部に飛び出しにくい。したがって、この場合にもチリが通った跡の貫通穴は外部と連通しにくい。これによれば、接合部での錆の発生をより確実に防止することができる。
請求項4に記載の発明によれば、第2の金属板材における接合部の縁部に、第1の金属板材と反対側に立ち上がり、第1の壁部に対向する第2の壁部が設けられており、第2の壁部には、第1の金属板材の接合面と対向する段部が設けられており、接着剤は、第2の壁部の段部と第1の金属板材の接合面と第1の壁部とで囲まれた空間に充填されているので、スポット溶接の際に溶接部で発生したチリが第1の壁部に当たっても止まらずに反射したとしても、このチリはその先にある第2の壁部の段部に当たる。この段部で止まらなかったチリも、第1の壁部の接合面と第2の壁部の間で反射を繰り返すこととなるので、接着剤が充填されたこの段部と第1の金属板材の接合面と第1の壁部とで囲まれた空間から外部に飛び出しにくい。したがって、この場合にもチリが通った跡の貫通穴は外部と連通しにくい。これによれば、接合部での錆の発生をより確実に防止することができる。
本発明の車体部材の接合構造の第1実施例を示す概略断面図である。 図1のA部の拡大断面図である。 本発明の車体部材の接合構造の第2〜第5実施例を示す概略断面図である。 本発明の第6実施例を示す概略断面図である。 本発明の第7実施例を示す概略断面図である。 本発明の第8実施例を示す概略断面図である。 本発明の第9実施例を示す概略断面図である。 本発明の第10実施例を示す概略断面図である。 従来の車体部材の接合構造におけるスポット溶接時のチリの発生について説明する概略断面図である。 図9の接合構造を電極の加圧方向から見た概略平面図である。
以下、本発明の第1実施例に係る車体部材の接合構造について説明する。
図1に示すように、本実施例に係る車体部材の接合構造は、共に金属板材からなる一方の車体部材10および他方の車体部材20を重ね合わせて接着剤で接着した後、スポット溶接で溶接した、いわゆるウェルドボンド接合したものであって、両車体部材10、20の隙間Gで硬化した接着部30とスポット溶接により両車体部材10、20の一部が一体化された溶接部40とからなる接合部50を有する。なお、本実施例の場合、車体部材10、20は、閉断面55を形成しており、以下、特に断りがない限り、接合部50に対して閉断面55側を「内側」(図1、図2の右側)、接合部50に対して閉断面55と反対側を「外側」(図1、図2の左側)という。
本実施例の場合、一方の車体部材10は、パネル状部材であり、他方の車体部材20と接合される平坦な接合面11aを有する第1の接合面部11と、接合部50の縁部に設けられ、第1の接合面部11から他方の車体部材20側に立ち上がる第1の内側壁部12と、同じく接合部50の縁部に設けられ、第1の接合面部11から他方の車体部材20側に立ち上がる第1の外側壁部13と、第1の内側壁部12から内側方向に延びる平坦な第1の内側パネル部14と、第1の外側壁部13から外側方向に延びる平坦な外側パネル部15と、を有している。
また、他方の車体部材20は、断面ハット状部材であり、一方の車体部材10と接合される平坦な接合面21aを有する第2の接合面部21と、接合部50の縁部に設けられ、第2の接合面部21から一方の車体部材10と反対側に立ち上がる第2の内側壁部22と、同じく接合部50の縁部に設けられ、第2の接合面部21から一方の車体部材10と反対側に立ち上がる第2の外側壁部23と、第2の内側壁部22から内側方向に延びる平坦な第2の内側パネル部24と、を有している。
一方の車体部材10の第1の接合面部11と他方の車体部材20の第2の接合面部21は、両接合面11a、21aが隙間Gを介して互いに略平行に対向して設けられている。なお、この隙間Gの厚みは、この隙間Gに充填された接着剤による接着部30によって必要な接合強度が得られるように設定されている。
また、一方の車体部材10の第1の内側壁部12と他方の車体部材20の第2の内側壁部22は、互いに直接当接しないように、所定の隙間を介して互いに対向して設けられている。同様に、一方の車体部材10の第1の外側壁部13と他方の車体部材20の第2の外側壁部23は、所定の隙間を介して互いに対向して設けられている。
さらに、一方の車体部材10の第1の内側パネル部14と他方の車体部材20の第2の内側壁部22と第2の内側パネル部24で囲まれた空間には閉断面55が形成されている。
ここで、本実施例の車体部材の接合構造による作用について以下に説明する。
両車体部材10、20をウェルドボンド接合する場合、一方の車体部材10の接合面11aと他方の車体部材20の接合面21aに熱硬化性の接着剤を予め塗布する。
次に、一方の車体部材10の第1の接合面部11と他方の車体部材20の第2の接合面部21を重ね合わせる。
ここで、接着剤の塗布条件は次のように設定する。つまり、図1に示すように、一方の車体部材10の第1の接合面部11と他方の車体部材20の第2の接合面部21を重ね合わせた状態で、接着剤の端部が、一方の車体部材10の第1の内側壁部12と他方の車体部材20の第2の内側壁部21とで挟まれた空間内に位置すると共に、一方の車体部材10の第1の外側壁部13と他方の車体部材20の第2の外側壁部23とで挟まれた空間内に位置するように塗布する。すなわち、接着剤は、第1の内側壁部12と他方の車体部材20との間、および第1の外側壁部13と他方の車体部材20との間に、一方の車体部材10の接合面11aから隙間Gの厚みを超えて充填されている。
次に、一方の車体部材10の第1の接合面部11と他方の車体部材20の第2の接合面部21のうち、接着剤を塗布して互いに重ね合わせた部分を一対の電極で挟持してスポット溶接を行う。このスポット溶接の際、溶接部40でチリ70が発生することがある。
このとき、上述のように、一方の車体部材10における接合部50の縁部に、他方の車体部材20側に立ち上がる第1の内側壁部12および第1の外側壁部13が設けられているので、スポット溶接の際に溶接部40で発生したチリ70は、一方の車体部材10の接合面11aに略平行に飛び出して接着部30を貫通しても、その先にある第1の内側壁部12または第1の外側壁部13に当たって止まる。この際、接着部30にはチリ70が通った跡に貫通穴60が形成される。もっとも、接着剤は、第1の内側壁部12と他方の車体部材20との間、または第1の外側壁部13と他方の車体部材20との間に、一方の車体部材10の接合面11aから隙間Gの厚みを超えて充填されているので、溶接部40から接着部30が当接している第1の内側壁部12または第1の外側壁部13に至るまでチリ70は、接着剤が充填された空間の外部に飛び出すことがない。したがって、チリ70が通った跡の貫通穴60は外部と連通していない。
以上により、本実施例によれば、当該車体が水分のある環境に置かれたとしても、この貫通穴60を介して水分が接合部50の内部に侵入できないので、接合部50での錆の発生を防止することができる。
また、本実施例によれば、単にスポット溶接のみによる点接合に対して、スポット溶接による点接合と接着剤による面接合とが併用されるので、強度および剛性が向上すると共に、耐振動性能の向上と、耐衝突性能の向上を図ることができる。
なお、本実施例において接合部50の外側については、従来と同様に第1の外側壁部13を設けずに、接合部50に外側からシーラ等を塗布して防錆処理を行ってもよい。
また、接着剤の塗布条件は、上述の条件に限らず、遅くともスポット溶接工程において電極に通電する際に接着剤が、第1の内側壁部12と他方の車体部材20との間、および第1の外側壁部13と他方の車体部材20との間に、接合面11aから隙間Gの厚みを超えて充填されていればよい。したがって、例えば、接合面11aから隙間Gの厚みを超えない量の接着剤を予め充填しておき、電極に通電する前に同電極で両車体部材10、20を加圧することによって隙間Gが狭くなり、接着剤が外方に押し出されて接合面11aから隙間Gの厚みを超えるように設定されてもよい。
次に、本発明の第2〜第5実施例に係る車体部材の接合構造について図3を参照しながら説明する。なお、図3において、第1実施例と同様の機能を有する構成については、同じ符号を付している。
まず、図3(a)に示すように、第2実施例に係る車体部材の接合構造は、接合部50の内側において、一方の車体部材10には、接合部50の縁部に設けられ、第1の接合面部11から他方の車体部材20側に立ち上がる第1の内側壁部12が設けられているが、他方の車体部材20には、第2の接合面部21から一方の車体部材10と反対側に立ち上がる第2の内側壁部22が設けられていない。
この第2実施例の場合も第1実施例と同様に、スポット溶接の際に溶接部40で発生したチリ70は、一方の車体部材10の接合面11aに略平行に飛び出して接着部30を貫通しても、通常、その先にある第1の内側壁部12に当たって止まる。このとき、接着剤は、第1の内側壁部12と他方の車体部材20との間に一方の車体部材10の接合面11aから隙間Gの厚みを超えて充填されているので、溶接部40から接着部30が当接している第1の内側壁部12に至るまでチリ70は、接着剤が充填された空間の外部に飛び出すことがない。したがって、チリ70が通った跡の貫通穴60は外部と連通しないので、当該車体が水分のある環境に置かれたとしても、この貫通穴60を介して水分が侵入できないので、接合部50での錆の発生を第1実施例と同様に防止することができる。
もっとも、スポット溶接の際に溶接部40で発生したチリ70は、まれに第1の内側壁部に当たって止まらずに反射する場合がある。この場合、第1の内側壁部12で反射したチリ70は、図3(a)の斜め上方に向かって反射するが、その先には一方の車体部材10も他方の車体部材20も存在しないので、第1の内側壁部12で覆われていない接着部30の上面から外部に飛び出してしまう。したがって、このチリ70が通った跡の貫通穴60は外部と連通してしまう。このようにチリ70が第1の内側壁部12で反射した場合にも、チリ70が通った跡の貫通穴60が外部と連通しにくい車体部材の接合構造を以下に第3〜第5実施例として示す。
図3(b)に示すように、第3実施例に係る車体部材の接合構造は、一方の車体部材10の第1の内側壁部12が一方の車体部材10の接合面11aとなす角θが略90度または鋭角に形成されている。
この第3実施例の場合、スポット溶接の際に溶接部40で発生したチリ70が第1の内側壁部12に当たって止まらずに反射したとしても、このチリ70は一方の車体部材10の接合面11aの方向(図の斜め下方)に飛ぶので外部には飛び出しにくい。したがって、この場合にもチリ70が通った跡の貫通穴60は外部と連通しにくい。
また、図3(c)に示すように、第4実施例に係る車体部材の接合構造は、他方の車体部材20における接合部50の縁部に、一方の車体部材10と反対側に立ち上がり、第1の内側壁部12に対向する第2の内側壁部22が設けられており、第1の内側壁部12と第2の内側壁部22の間隔Wが、一方の車体部材10の接合面11aから離れるほど狭くなるように形成されている(W2<W1)。
この第4実施例の場合、スポット溶接の際に溶接部40で発生したチリ70が第1の内側壁部12に当たって止まらずに反射したとしても、このチリ70はその先にある第2の内側壁部22に当たり、この第2の内側壁部22でまた反射したとしても、第1の内側壁部12と第2の内側壁部22の間で反射を繰り返すこととなり、接着剤が充填された第1の内側壁部12と第2の内側壁部22の間の空間から外部に飛び出しにくい。したがって、この場合にもチリ70が通った跡の貫通穴60は外部と連通しにくい。
また、図3(d)に示すように、第5実施例に係る車体部材の接合構造は、他方の車体部材20における接合部50の縁部に、一方の車体部材10と反対側に立ち上がり、第1の内側壁部12に対向する第2の内側壁部22が設けられており、第2の内側壁部22の途中(図の22と22の間)には、一方の車体部材10の接合面11aと対向する段部25が設けられており、接着剤は、第2の内側壁部22の段部25と一方の車体部材10の接合面11aと第1の内側壁部12とで囲まれた空間に充填されている。
この第5実施例の場合、スポット溶接の際に溶接部40で発生したチリ70が第1の内側壁部12に当たって止まらずに反射したとしても、このチリ70はその先にある第2の内側壁部22の段部25に当たり、この段部25でまた反射したとしても、第1の内側壁部12の接合面11aと第2の内側壁部22の間で反射を繰り返すこととなり、接着剤が充填されたこの段部25と一方の車体部材10の接合面11aと第1の内側壁部12とで囲まれた空間から外部に飛び出しにくい。したがって、この場合にもチリ70が通った跡の貫通穴60は外部と連通しにくい。
以上により、これら第3乃至第5実施例によれば、当該車体が水分のある環境に置かれたとしても、この貫通穴60を介して水分が侵入できないので、接合部50での錆の発生を上述の第1実施例よりも確実に防止することができる。
なお、上述の第2乃至第5実施例について、接合部50の内側における車体部材10、20の構成について説明したが、接合部50の外側にも同様の構成を設けてもよい。
次に、実際の車両用の車体部品に本発明を適用した第6〜第10実施例について、図4〜図8を参照しながら説明する。
図4に示すように、第6実施例は、フロアパネル110とフロアフレーム120の接合構造に本発明を適用したものである。この接合構造は、接合部として、図の矢印部分でフロアパネル110とフロアフレーム120を互いにスポット溶接して形成された溶接部140と、この溶接部140の周囲に接着剤によってフロアパネル110とフロアフレーム120を互いに接着して形成された接着部130とを有している。この接合によって、フロアパネル110とフロアフレーム120で囲まれた空間には閉断面155が形成されている。なお、本実施例は、図の左右に同様の構成を備えているので、以下、図の左側についてのみ説明する。
フロアパネル110は、パネル状部材であり、フロアフレーム120と接合される平坦な接合面を有する接合面部111と、該接合面部111の閉断面155側に設けられ、フロアフレーム120側に突出したビード部112と、を有している。このビード部112は、接合面部111からフロアフレーム120側に立ち上がる壁部112aを有している。また、フロアフレーム120は、断面ハット状部材であり、フロアパネル110と接合されるフランジ状に設けられた平坦な接合面を有する接合面部121と、接合部150の縁部に設けられ、接合面部121からフロアパネル110と反対側に立ち上がる側壁部122と、を有している。
本実施例の場合も、上述の第1実施例と同様に、フロアパネル110の接合面部111とフロアフレーム120の接合面部121は、隙間Gを介して互いに略平行に対向して設けられている。また、フロアパネル110の壁部112aとフロアフレーム120の側壁部122は、互いに直接当接しないように、所定の隙間を介して互いに対向して設けられている。そして、接着剤は、壁部112aとフロアフレーム120との間にフロアパネル110の接合面から隙間Gの厚みを超えて充填されている。
本実施例によれば、上述の第1実施例と同様の効果を得ることができる。すなわち、フロアパネル110における接合部150の縁部に、フロアフレーム120側に立ち上がる壁部112aが設けられているので、スポット溶接の際に溶接部140で発生し、閉断面155の内側に向かってフロアパネル110の接合面に略平行に飛び出したチリ(図示しない)は、接着部130を貫通しても、その先にある壁部112aに当たって止まる。この際、接着部130にはチリが通った跡に貫通穴(図示しない)が形成されるが、接着剤は、壁部112aとフロアフレーム120との間にフロアパネル110の接合面から隙間Gの厚みを超えて充填されているので、溶接部140から接着部130が当接している壁部112aに至るまでチリは、接着剤が充填された空間の外部に飛び出すことがない。したがって、チリが通った跡の貫通穴は外部と連通していない。
なお、本実施例の場合、閉断面155の外側に向かって飛び出したチリが接着部130の外部に飛び出すのを防止するために、接合部150の外側(図の左側)にはシーラ等の塗布処理をする。
また、本実施例のビード部112の代わりに、フロアパネル110におけるビード部112が設けられている部分の板厚をビード高さと同程度の肉厚に形成することで、このビード部112の壁部112aと同様の壁面を形成してもよい。これによれば、同様の効果を得ることができる。
また、図5に示すように、第7実施例は、フロアパネル210とフロアフレーム220の接合構造に本発明を適用したものである。この接合構造は、接合部250として、図の矢印部分でフロアパネル210とフロアフレーム220を互いにスポット溶接して形成された溶接部240と、この溶接部240の周囲に接着剤によってフロアパネル210とフロアフレーム220を互いに接着して形成された接着部230とを有している。この接合によって、フロアパネル210とフロアフレーム220で囲まれた空間には閉断面255が形成されている。なお、本実施例は、図の左右に同様の構成を備えているので、以下、図の左側についてのみ説明する。
フロアパネル210は、パネル状部材であり、フロアフレーム220と接合される平坦な接合面を有する接合面部211と、フロアパネル210における接合部250の縁部に、接合面部211からフロアフレーム220側に立ち上がる壁部212と、を有している。また、フロアフレーム220は、フロアパネル210と接合される平坦な接合面を有する接合面部221と、フロアフレーム220における接合部250の縁部に、接合面部221からフロアパネル210側に立ち上がる壁部222と、接合面部221からフロアパネル210と反対側に立ち上がる縦壁部223と、を有している。さらに、フロアパネル210の接合面部211とフロアフレーム220の接合面部221は、隙間Gを介して互いに略平行に対向して設けられており、これら接合面部211、221間を接着する接着剤は、壁部212とフロアフレーム220との間にフロアパネル210の接合面から隙間Gの厚みを超えて充填されていると共に、壁部222とフロアパネル210との間にフロアフレーム220の接合面から隙間Gの厚みを超えて充填されている。
本実施例において、溶接部240で発生したチリ(図示しない)は、フロアパネル210の壁部212またはフロアフレーム220の壁部222に当たる。この壁部212、222に当たった際にチリが止まれば、チリが通った跡の貫通穴(図示しない)は外部と連通しない。
また、図6に示すように、第8実施例は、フロアパネルの左右両側部で車両前後方向に延びるサイドシルであって、サイドシルインナ320とサイドシルアウタ330で囲まれた閉断面355がセンタピラーインナ310によって左右に仕切られた構造のサイドシルにおいて、センタピラーインナ310とサイドシルインナ320の接合構造と、センタピラーインナ310とサイドシルアウタ330の接合構造とに本発明を適用したものである。なお、本実施例は、図の上下に同様の構成を備えているので、以下、図の下側についてのみ説明する。
これら接合構造は、接合部361、362として、図の矢印部分でセンタピラーインナ310とサイドシルインナ320とサイドシルアウタ330を重ねた状態でスポット溶接して形成された溶接部350と、この溶接部350の周囲に接着剤によって、センタピラーインナ310とサイドシルインナ320を互いに接着して形成された接着部341と、センタピラーインナ310とサイドシルアウタ330を互いに接着して形成された接着部342とを有している。これらの接合によって、サイドシルインナ320とサイドシルアウタ330で囲まれた空間には、センタピラーインナ310によって左右に仕切られた閉断面355が形成されている。
センタピラーインナ310は、パネル状部材であり、サイドシルインナ320とサイドシルアウタ330が両側にそれぞれ接合される平坦な接合面を有する接合面部311と、センタピラーインナ310における接合部361の縁部に、接合面部311からサイドシルインナ320側に立ち上がる第1の壁部312と、該第1の壁部312からサイドシルアウタ330側に立ち上がる第2の壁部313と、を有している。また、サイドシルインナ320は、断面ハット状部材であり、センタピラーインナ310と接合される平坦な接合面を有する接合面部321と、接合面部321からセンタピラーインナ310と反対側に立ち上がる壁部322と、を有している。同様に、サイドシルアウタ330は、断面ハット状部材であり、センタピラーインナ310と接合される平坦な接合面を有する接合面部331と、接合面部331からセンタピラーインナ310と反対側に立ち上がる壁部332と、を有している。さらに、センタピラーインナ310の接合面部311とサイドシルインナ320の接合面部321は、隙間Gを介して互いに略平行に対向して設けられており、これら接合面部311、321間を接着する接着剤は、第1の壁部312とサイドシルインナ320との間にフロアパネル310の接合面から隙間Gの厚みを超えて充填されている。同様に、センタピラーインナ310の接合面部311とサイドシルアウタ330の接合面部331は、隙間Gを介して互いに略平行に対向して設けられており、これら接合面部311、331間を接着する接着剤は、第2の壁部313とサイドシルアウタ330との間にフロアパネル310の接合面から隙間の厚みを超えて充填されている。
本実施例において、溶接部350で発生したチリ(図示しない)は、センタピラーインナ310の壁部312、313に当たる。この壁部312、313に当たった際にチリが止まれば、チリが通った跡の貫通穴(図示しない)は外部と連通しない。
なお、本実施例の場合、閉断面355の外側に向かって飛び出したチリが接着部341、342の外部に飛び出すのを防止するために、接合部350の外側にはシーラ等の塗布処理をする。
また、図7に示すように、第9実施例は、サスペンションタワーの上部車幅方向外側で車体前後方向に延びるエプロンレインを構成するエプロンレインアウタ410とエプロンレインインナ420の接合構造に本発明を適用したものである。なお、図7は、エプロンレインの上側のみを図示している。
この接合構造は、接合部450として、エプロンレインアウタ410とエプロンレインインナ420を互いにスポット溶接して形成された溶接部440と、この溶接部440の周囲に接着剤によってエプロンレインアウタ410とエプロンレインインナ420を互いに接着して形成された接着部430とを有している。この接合によって、エプロンレインアウタ410とエプロンレインインナ420で囲まれた空間には閉断面455が形成されている。
エプロンレインアウタ410は、エプロンレインインナ420と接合される平坦な接合面を有する接合面部411と、該接合面部411からエプロンレインインナ420と反対側に立ち上がる縦壁部412と、を有している。また、エプロンレインインナ420は、エプロンレインアウタ410と接合される平坦な接合面を有する接合面部421と、エプロンレインインナ420における接合部450の縁部に、接合面部421からエプロンレインアウタ410側に立ち上がる壁部422と、を有している。さらに、エプロンレインアウタ410の接合面部411とエプロンレインインナ420の接合面部421は、隙間Gを介して互いに略平行に対向して設けられており、これら接合面部411、421間を接着する接着剤は、壁部422とエプロンレインアウタ410との間にエプロンレインインナ420の接合面から隙間Gの厚みを超えて充填されている。
本実施例において、溶接部440で発生して閉断面455の内側に向かって飛び出したチリ(図示しない)は、エプロンレインインナ420の壁部422に当たる。この壁部422に当たった際にチリが止まれば、チリが通った跡の貫通穴(図示しない)は外部と連通しない。
なお、本実施例の場合、閉断面455の外側に向かって飛び出したチリが接着部430の外部に飛び出すのを防止するために、接合部450に外側(図の右側)からシーラ等を塗布してもよい。
また、図8に示すように、第10実施例は、2枚のフロアパネル510、520の接合構造に本発明を適用したものである。この接合構造は、接合部550として、フロアパネル510、520を互いにスポット溶接して形成された溶接部540と、該溶接部540の周囲に接着剤によってフロアパネル510、520を互いに接着して形成された接着部530とを有している。
第1のフロアパネル510は、第2のフロアパネル520と接合される平坦な接合面を有する接合面部511と、第1のフロアパネル510における接合部550の縁部に、接合面部511から第2のフロアパネル520側に立ち上がる壁部512と、該壁部512から第2のフロアパネル520と反対側に水平方向に延びる平坦な水平面部513と、を有している。また、第2のフロアパネル520も、同様の構成のパネル状部材であり、第1のフロアパネル510と接合される平坦な接合面を有する接合面部521と、第2のフロアパネル520における接合部550の縁部に、接合面部521から第1のフロアパネル510側に立ち上がる壁部522と、該壁部522から第1のフロアパネル510と反対側に水平方向に延びる平坦な水平面部523と、を有している。さらに、フロアパネル510の接合面部511とフロアパネル520の接合面部521は、隙間Gを介して互いに略平行に対向して設けられており、これら接合面部511、521間を接着する接着剤は、壁部512とフロアパネル520との間、および壁部522とフロアパネル510との間に、フロアパネル510、520の接合面から隙間Gの厚みを超えて充填されている。
本実施例において、溶接部540で発生したチリ(図示しない)は、第1のフロアパネル510の壁部512または第2のフロアパネル520の壁部522に当たる。この壁部512、522に当たった際にチリが止まれば、チリが通った跡の貫通穴(図示しない)は外部と連通しない。
以上により、実際の車両用の車体部品に適用した第6乃至第10実施例によれば、先の第1乃至第5実施例と同様に、当該車体が水分のある環境に置かれたとしても、溶接部で発生したチリが通った跡の貫通穴を介して接合部の内部に水分が侵入できないので、接合部での錆の発生を防止することができる。
なお、本発明の車体部材の接合構造の適用先は、上述の車体部材に限らない。一般にスポット溶接で接合される車体部材に適用可能であり、例えば、エプロンレインフォースメントとエプロンパネル、ダッシュクロスメンバとダッシュロアパネル、クロスメンバとフロアパネル、リヤサイドフレームとリヤフロアパネル、リヤエンドクロスメンバとリヤエンドパネル、トンネルサイドメンバとトンネル部、フロントヘッダとルーフパネル、リヤヘッダとルーフパネル等の接合に適用してもよい。
なお、本発明は例示された実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良および設計上の変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、更なる剛性が要求される場合には、ウェルドボンド接合の際に、車体部材の長手方向に間隔を隔てた複数箇所でスポット溶接したり、ウェルドボンド接合と共に、リベットによる結合を併用してもよい。また、より確実に錆の発生を防止するために、ウェルドボンド接合後に、シーラ等の塗布、ワックスの吹き付け、電着塗膜の塗装等の公知の後処理を行ってもよい。
また、車両用の車体部材について説明してきたが、車両用の車体部材以外の金属板材のウェルドボンド接合においても同様に本発明を適用することができ、同様の作用効果が得られる。
以上のように、本発明によれば、車体部材の接合構造において、特段の後処理を行う必要なく、接合部での錆の発生を防止することができるので、この種の車両の製造技術分野において好適に利用される可能性がある。
一方の車体部材: 10(第1の金属板材)
接合面 : 11a
第1の内側壁部: 12(第1の壁部)
他方の車体部材: 20(第2の金属板材)
第2の内側壁部: 22(第2の壁部)
段部 : 25
接着部 : 30
溶接部 : 40
接合部 : 50
隙間 : G

Claims (4)

  1. 第1の金属板材と第2の金属板材が溶接と接着とにより接合された車体部材の接合構造であって、
    前記第1の金属板材および前記第2の金属板材が接合された接合部が、溶接により接合された溶接部と、その周囲に設けられて前記第1の金属板材と前記第2の金属板材間の隙間に接着剤が充填されてなる接着部とを有すると共に、
    前記第1の金属板材における前記接合部の縁部に、前記第2の金属板材側に立ち上がる第1の壁部が設けられており、かつ、
    前記接着剤は、前記第1の壁部と前記第2の金属板材との間に前記第1の金属板材の接合面から前記隙間の厚みを超えて充填されている
    ことを特徴とする車体部材の接合構造。
  2. 前記第1の金属板材の前記第1の壁部は、前記第1の金属板材の前記接合面となす角が略90度または鋭角である
    ことを特徴とする請求項1に記載の車体部材の接合構造。
  3. 前記第2の金属板材における前記接合部の縁部に、前記第1の金属板材と反対側に立ち上がり、前記第1の壁部に対向する第2の壁部が設けられており、
    前記第1の壁部と前記第2の壁部の間隔が、前記第1の金属板材の前記接合面から離れるほど狭くなるように形成されている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか1項に記載の車体部材の接合構造。
  4. 前記第2の金属板材における前記接合部の縁部に、前記第1の金属板材と反対側に立ち上がり、前記第1の壁部に対向する第2の壁部が設けられており、
    前記第2の壁部には、前記第1の金属板材の前記接合面と対向する段部が設けられており、
    前記接着剤は、前記第2の壁部の前記段部と前記第1の金属板材の前記接合面と前記第1の壁部とで囲まれた空間に充填されている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか1項に記載の車体部材の接合構造。
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