JP2015109883A - 注射針組立体、注射器、およびキャップの操作方法 - Google Patents

注射針組立体、注射器、およびキャップの操作方法 Download PDF

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Abstract

【課題】取り外しを簡単に行うことができ、かつ取り外し時に注射針の破損を好適に防止することができ、もってユーザーの利便性の向上が図られたキャップを備える注射針組立体、並びに当該注射針組立体および当該注射針組立体とともに使用される液体容器を備える注射器、並びに注射針を保護するキャップの操作方法を提供することを目的とする。
【解決手段】注射針組立体10は、生体に穿刺される注射針20と、注射針を保持し、かつ液体が収容保持された液体容器60に着脱可能に取り付けられるハブ40と、ハブから露出される注射針の穿刺部21を覆うようにハブに取り付けられる保護キャップ30と、を有しており、保護キャップには、ハブ側に配置される底面から底面に連なる少なくとも一の側面にかけて開口するとともに注射針が収容可能な収容部35が設けられており、キャップは、注射針を収容部内に位置させた状態で注射針の側方へ移動可能に設けられており、移動に伴ってハブから取り外される。
【選択図】図3

Description

本発明は、注射針を保護するキャップを備える注射針組立体、並びに当該注射針組立体および当該注射針組立体とともに使用される液体容器を備える注射器、並びに注射針を保護するキャップの操作方法に関する。
生体への薬液等の注入に用いられる注射器が知られている。近年は、薬液などの液体を保持する容器と、容器への着脱が自在な注射針組立体とが別体で設けられ、注射時にこれらの容器および注射針組立体を組み付けて使用されるペン型注射器が広く普及している(例えば、特許文献1を参照)。
ペン型注射器に使用される注射針組立体は、注射針、および注射針を容器に取り付けるためのハブなどの構成部材を備える。注射器を使用するユーザーは、この注射針組立体を単独で持ち運ぶことができ、使用時には別体の容器に手作業で取り付けることができる。このため、注射針組立体には使用者が注射針を誤って操作しないように、また注射針の破損を防止するために未使用時の注射針を保護するキャップが取り付けられている。このキャップには、例えば、針先を覆う状態から針の延伸方向に沿って移動させることによって針組立体から取り外すことが可能なキャップが使用されている。
特表2001−527435号公報
しかしながら、注射器の使用に際して上記キャップを取り外す作業を行うと、キャップが針の延伸方向に対して斜めに抜けてしまうことがある。キャップが斜めに抜けてしまうと、針先が傷められたり注射針が曲げられたりして、注射針の破断や、注射針の針表面を痛めるなどによる穿刺抵抗の増加に伴う穿刺時の痛みの増加といった問題が生じる。例えば、近年は注射器の組み付け、および注射針の穿刺を自ら行う糖尿病患者が増加しているが、糖尿病患者は小児から高齢者まで年齢層が幅広く、また、種々の合併症を患っていることもある。このため、指先による細かな作業を自由に行うことができない場合があり、糖尿病患者にとってキャップを針の延伸方向に沿って正確に移動させる操作は容易に行い難い場合があった。
そこで本発明は、取り外しを簡単に行うことができ、かつ取り外し時に注射針の破損を好適に防止することができ、もってユーザーの利便性の向上が図られたキャップを備える注射針組立体、並びに当該注射針組立体および当該注射針組立体とともに使用される液体容器を備える注射器、並びに注射針を保護するキャップの操作方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明に係る注射針組立体は、生体に穿刺される注射針と、前記注射針を保持し、かつ液体が収容された液体容器に着脱可能に取り付けられるハブと、前記ハブから露出される前記注射針の先端を覆うように前記ハブに取り付けられるキャップとを有している。そして前記キャップには、前記ハブ側に配置される底面から当該底面に連なる少なくとも一の側面にかけて開口するとともに前記注射針が収容可能な収容部が設けられており、前記キャップは、前記注射針を前記収容部内に位置させた状態で前記注射針の側方へ移動可能に設けられており、当該移動に伴って前記ハブから取り外されることを特徴とする。
本発明に係る注射針組立体によれば、キャップを注射針の延伸方向に沿って正確に移動させることなく針組立体から取り外すことができるため、キャップを取り外す際に生じ得る注射針の破損を好適に防止し、かつキャップの取り外しに要するユーザーの負担を軽減することができる。このため、注射針組立体を使用するユーザーの利便性を向上させることができる。また、キャップを注射針の側方へ押したり、引っ張ったりする簡単な操作によって取り外しを行うができるため、キャップの取り外しをより一層簡単に行うことが可能になる。
また、キャップが、注射針の延伸方向と交差する方向に伸びる押圧部を有しており、この押圧部が注射針の先端側から押圧されることによってキャップが移動可能に設けられている場合には、注射針を使用する際に押圧部を押圧することでキャップを取り外すことができるため、取り外す際にユーザーがキャップを押し引きする操作を行うことが不要になり、キャップの取り外しをより一層簡単かつ迅速に行うことが可能になる。
また、押圧部が、開口した側面と反対側の面に設けられ、かつ、注射針の先端側の外方へ傾斜して設けられている場合には、当該押圧部を押圧することによって当該押圧部とハブとの当接部分を支点にしてキャップを回動させることができる。そして、この回動によって注射針からキャップを抜け出させることができるため、押圧部を利用したキャップの取り外しを円滑に行うことが可能になる。
また、生体への各種の液体の注射を行うための注射器に、上記の注射針組立体、および注射針組立体が着脱可能な液体容器を備えさせることにより、当該注射器の使用に際して注射針を覆うキャップの取り外しを簡単に行うことが可能になり、かつ、キャップの取り外しを行う際に生じ得る注射針の破損を好適に防止することが可能になる。
また、生体に穿刺される注射針と液体を収容する液体容器とを有する注射器の使用に先立って注射針を覆うキャップを取り外すためのキャップの操作方法であって、キャップの取り外しを簡単に行うことができ、かつ、キャップの取り外しの際に生じ得る注射針の破損を好適に防止することが可能なキャップの操作方法を提供することができる。
また、注射針、注射針を保持するハブ、および液体を保持する液体容器が予め一体化された注射器であって、当該注射器の使用に際して注射針を覆うキャップの取り外しを簡単に行うことができ、かつ、キャップの取り外しを行う際に生じ得る注射針の破損を好適に防止することができる注射針一体型の注射器を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る注射器の全体構成を簡略化して示す図であって、図1(A)は、注射器が備える注射針組立体を液体容器に取り付ける前の状態を示す図、図1(B)は、注射針組立体を液体容器に取り付けた状態を示す図である。 第1実施形態に係る注射針の保護に用いられるキャップを説明するための図であって、図2(A)は、キャップの概観斜視図、図2(B)は、注射針組立体が備えるハブにキャップを取り付けた状態を示す平面図である。 第1実施形態に係る注射針組立体の作用を説明するための図であって、図3(A)は、ハブからキャップが取り外される前後の状態を示す拡大断面図、図3(B)は、図3(A)の矢印3Bから見た矢視図である。 本発明の第2実施形態に係る注射針組立体の作用を説明するための図であって、図4(A)は、ハブからキャップが取り外される前後の状態を示す拡大断面図、図3(B)は、図3(A)の矢印4Bから見た矢視図である。 本発明の第3実施形態に係る注射器の全体構成を簡略化して示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、図面の寸法比率は、説明の都合上、誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
<第1実施形態>
図1は、本実施形態に係る注射器の全体構成を示す図、図2は、注射器が備える注射針の保護に用いられるキャップの説明に供する図である。
図1(A)、(B)に示すように、概説すれば、注射器100は、生体に穿刺される注射針20が設けられた注射針組立体10と、薬液等の液体を収容保持するとともに注射針組立体10が着脱可能に取り付けられる液体容器60とを有している。なお、本明細書中においては、図1中の左側、すなわち注射針20の延伸方向の前方側を「先端側」と称し、図1中の右側、すなわち注射針20の延伸方向の後方側を「基端側」と称する。
注射針組立体10は、生体に穿刺される注射針20と、注射針組立体10を保持するハブ40と、ハブ40に保持された状態の注射針20を覆う保護キャップ30(本願の「キャップ」に相当する)と、注射針組立体10の全体を覆うように取り付けられる外挿キャップ50とを有している。
実施形態に係る注射針20には、生体への液体の注射が可能な公知の注射針を用いることが可能であり、その形状、寸法、および材質等について特に制限はないが、一例として、以下のような注射針を使用することができる。注射針20には、先端部に開口部23aが形成され、基端部にも開口部23bが形成され、かつ、内部に液体が流通可能な中空針を用いることができる(図3(A)を参照)。注射針20の先端には、内径および外径が先細るテーパー形状の穿刺部21を設けることができ、注射針20の基端には、後述する弾性部材67を貫通するために刃先24を設けることができる。穿刺部21の外径は、例えば、外径が最も小さな部位を0.2mm程度に形成することができ、穿刺部21の内径は、内径が最も小さな部位を80μm程度に形成することができる。穿刺部21の長さは、例えば、5mmから12mm程度に形成することができる。注射針20の材料には、ステンレス鋼を用いることができる。なお、注射針20には、図3(A)に示すように、ハブ40に対する固着力を向上させるために、所定の部位に凹凸部分25を設けることもできる。
ハブ40の内面には、液体保持部61の液体注入口63が備える支持部65との接続を行うための雌ネジ部41を設けている。ハブ40には、さらに、注射針20の所定の部位を固着させるための取り付け孔43と、取り付け孔43よりも先端側において注射針20が固着される円筒形状のボス部45とを設けている。
注射針20とハブ40との固着には、例えば、取り付け孔43およびボス部45に注射針20を挿通させた状態で注射針20およびハブ40を接着させる方法を採用することができる。また、図3(A)に示すように、ボス部45が備える開口部46をテーパー形状に形成することにより、ボス部45内への注射針20の挿通を簡単に行うことが可能になる。また、注射針20とハブ40との固着は、例えば、ハブ40の製造時に注射針20とハブ40を一体的に固着させるインサート成形によって行うこともできる。
ハブ40は、例えば、ポリプロピレンやポリエチレンなどのプラスチック、あるいはガラス等の材料を使用した成形加工により製造することができる。
保護キャップ30は、注射針20においてハブ40から露出される先端(穿刺部21)を覆う保護部材である。注射器100の未使用時に穿刺部21を保護キャップ30によって覆わせることにより、注射針20が不用意に穿刺されたり、注射針20が破損したりすることを防止することができる。
図2(A)、(B)に示すように、保護キャップ30は、注射針20を覆う際にハブ40側に配置される底面32および当該底面32に連なる側面33が形成されたキャップ本体部31と、キャップ本体部31に設けられ、注射針20が収容可能な収容部35とを有している。この収容部35は、例えば、キャップ本体部31の底面32から側面33にかけて開口する凹状の溝によって構成することができる。
収容部35が底面32および側面33にかけて開口しているため、注射針20に臨むように収容部35を位置させた状態で、保護キャップ30を注射針20の側方から注射針20に近付けることにより、注射針20を保護キャップ30によって覆わせることができる。また、収容部35内に注射針20を位置させた状態から保護キャップ30を注射針20の側方へ離すように移動させることにより、保護キャップ30を取り外すことができる。なお、図示例のキャップ本体部31は、底面32が略矩形形状に形成され、側面33が略矩形形状に形成されているが、キャップ本体部31の形状は特に限定されず、ハブ40側に配置される底面32に相当する面と、この面に連なる少なくとも一つの側面33に相当する面とを備える限りにおいて変更することが可能である。例えば、注射針20の延伸方向に伸びる円錐形状、角錐形状、楕円形状などに形成してもよい。
保護キャップ30は、収容部35内に注射針20を収容させた状態でハブ40に対して取り付けることが可能に設けられる。取り付け方法には、螺合や嵌合など様々な方法を採用し得るが、例えば、図2(B)に示すように、収容部35の側面33側の開口部分の幅w1を、ハブ40のボス部45の外径d1と同程度の寸法、または若干小さく形成することにより、ハブ40のボス部45に対して保護キャップ30を嵌合させて取り付けることが可能な構成を採用することができる。このような構成によれば、保護キャップ30を引っ張ることによってハブ40からの取り外しを行うことができる。
キャップ本体部31には、保護キャップ30の取り外しを簡単な操作で行うことを可能にするためのつまみ部分36を、開口した側面33と反対の面側に設けることもできる。つまみ部分36の形状や設置位置は、図示される形態に限定されず、変更することが可能である。
保護キャップ30は、例えば、ポリプロピレンやポリエチレンなどのプラスチック、あるいはガラス等の材料を使用した成形加工により製造することができる。なお、保護キャップ30には、目視によって注射針20の種類や外径、形状等を識別可能にするための色を付すこともできる。
外挿キャップ50は、未使用状態の注射針組立体10を運搬等する際に、注射針組立体10の各構成部材が誤って分離したり、注射針組立体10の内部が汚染したりすることを防止するものである。外挿キャップ50にはシート状の保護部材(不図示)が接着や融着によって取り付けられており、この保護部材によって注射針組立体10の内部への塵や汚染物質の侵入が防止される。なお、ハブ40への外挿キャップ50の取り付け方法には、外挿キャップ50の底部をハブ40に嵌合させる方法や螺合によって取り付ける方法などを採用することができる。
外挿キャップ50は、保護キャップ30と同様の材料で構成することができる。また、外挿キャップ50は、取り付けた状態で外部から注射針20を視認することができるように、例えば、透明な材料で形成することが好ましい
図1(A)、(B)に示すように、液体容器60は、生体に注射される液体を収容保持する液体保持部61と、液体保持部61の先端側に配置されており、注射針組立体10のハブ40が着脱可能に取り付けられる液体注入口63と、液体注入口63へ向けて液体を押し出すためのプランジャ70とを有している。
液体保持部61は、略円筒形状に形成されており、種々の液体が保持可能に設けられている。液体保持部61の基端には、当該液体保持部61の内部空間へプランジャ70を挿入させることを可能にする開口部64が設けられている。プランジャ70は、液体保持部61の内部に挿入可能に設けられている。また、プランジャ70は、液体保持部61の長手方向(図中の左右方向)に沿って往復移動可能に設けられている。
プランジャ70は、操作者がプランジャ70を移動させる際に手元操作部として用いることが可能な本体部71と、本体部71の先端に設けられ、液体保持部61の内壁に密着するガスケット73とを有している。ガスケット73は、プランジャ70を液体保持部61内において移動させる際に、シールとして機能し、液体を前方に押し出す機能を有する。
液体容器60の液体注入口63には、注射針組立体10のハブ40が取り付けられる支持部65を設けている。支持部65の外表面には、ハブ40に設けられた雌ネジ部41が螺合可能な雄ネジ部66が設けられている。
支持部65の内部には、注射器100の未使用時に液体注入口63から液体が漏洩することを防止するための弾性部材67が配置されている。注射器100の使用に際して、図1(B)に示すように、注射針組立体10と液体容器60とを上記の各ネジ部41、66を介して接続させると、注射針組立体10が備える注射針20に設けられた刃先24が、液体容器60に設けられた弾性部材67を貫通する。刃先24が弾性部材67を貫通することにより、注射針20の基端側に設けられた開口部23bが液体保持部61内に配置され(図3(A)を参照)、注射針20の基端側の開口部23bと注射針20の先端側の開口部23aが液体保持部61の内部に連通する。この状態でプランジャ70を先端側へ前進移動させることによって、注射針20を介して液体を注射することが可能になる。
プランジャ70の本体部71および液体容器60は、例えばポリプロピレン、ポリエチレンなどのプラスチック、あるいはガラス等の材料を使用して、成形加工により作られる。なお、液体容器60は、その全部または一部を透明な材料によって形成してもよい。
弾性部材67とガスケット73は、例えばブチルゴム、シリコンゴム、あるいはエラストマー等の材料を使用して、成形加工により作られる。
次に、図3を参照して、本実施形態に係る保護キャップ30の作用を説明する。図3は、注射針組立体10に設けられた保護キャップ30を取り外す際の保護キャップ30の操作方法を説明するための図である。図中の実線で示された保護キャップ30は、注射針組立体10に取り付けられた状態を示し、図中の二点鎖線で示された保護キャップ30は、注射針組立体10から取り外される状態を示している。なお、注射器の使用準備は、例えば、針組立体10のハブ40の底面側に取り付けられたシート状の保護部材の取り外し、注射針組立体10と液体容器60の接続、外挿キャップ50の取り外し、保護キャップ30の取り外しの順に行われる。図示した状態は、シート状の保護部材と外挿キャップ50の取り外しが既に行われた後の状態である。
図3(A)、(B)に示すように、注射器100の使用に際して、注射針組立体10は、液体容器60に対して接続される。未使用状態の注射針20の穿刺部21は、保護キャップ30によって覆われる。
注射針20を使用する際には、保護キャップ30が取り外される。保護キャップ30は、例えば、図示するように、注射針20の側方へ移動させることによって取り外される。なお、取り外す際の側方への移動とは、図示するような、注射針20の延伸方向(図中の上下方向)と厳密に直交する方向(図中の左右方向)への移動でなくともよく、例えば、斜め上方や斜め下方への移動であってもよい。
ここで、従来の注射針組立体が備える保護キャップには、注射針の延伸方向と同軸方向に沿って伸びる穴形状の収容部が設けられているため、保護キャップを取り外す際には、保護キャップを注射針の延伸方向と同軸方向に沿って正確に持ち上げる必要がある。この際、注射針から保護キャップが斜めに抜け出て、保護キャップが注射針と接触すると、注射針の針先が傷められたり、注射針が曲げられたりしてしまう。このため、注射針を使用するユーザーには、保護キャップの取り扱いについて過度な負担が掛けられる。これに対して、本実施形態に係る保護キャップ30によれば、前述したように、保護キャップ30を注射針20の延伸方向に沿って正確に移動させることなく保護キャップ30の取り外しを行うことができるため、保護キャップ30を取り外す際に生じ得る注射針20の破損を好適に防止し、かつ、保護キャップ30の取り外しに要するユーザーの負担を軽減することができる。また、保護キャップ30が、注射針20を収容部35内に位置させた状態で注射針20の側方へ移動可能に設けられており、かつ、当該移動に伴ってハブ40から取り外し可能に設けられているため、保護キャップ30を注射針20の側方へ押したり、引っ張ったりする簡単な操作によって取り外しを行うができ、保護キャップ30の取り外しをより一層簡単に行うことが可能になる。
また、生体への各種の液体の注射を行うための注射器100に、注射針組立体10、および注射針組立体10が着脱可能な液体容器60を備えさせることにより、当該注射器100の使用に際して注射針20を覆う保護キャップ30の取り外しを簡単に行うことができ、かつ、保護キャップ30の取り外しを行う際に生じ得る注射針20の破損を好適に防止することができる。
また、生体に穿刺される注射針20と液体を収容する液体容器60とを有する注射器100の使用に先立って注射針20を覆う保護キャップ30を取り外すためのキャップ30の操作方法であって、保護キャップ30の取り外しを簡単に行うことができ、かつ、保護キャップ30の取り外しの際に生じ得る注射針20の破損を好適に防止することが可能な保護キャップ30の操作方法を提供することができる。
<第2実施形態>
図4は、本発明の第2実施形態に係る注射針組立体210の説明に供する図である。図中において、第1実施形態と同一の部材には同一の番号を付して、その説明を省略する。なお、図中の実線で示された保護キャップ30は、注射針組立体210に取り付けられた状態を示し、図中の二点鎖線で示された保護キャップ30は、注射針組立体210から取り外される状態を示す点は図3と同様である。
図4(A)、(B)に示す保護キャップ30には、当該保護キャップ30の取り外しに用いられる押圧部240が設けられており、この押圧部240を有する点において上述した第1実施形態と相違する。
押圧部240は、注射針20の延伸方向と交差する方向に伸びて形成されている。また、押圧部240は、図示するように、開口した側面33と反対の面側に設け、さらに、注射針20の先端側への外方へ傾斜させて設けることができる。なお、押圧部240は、キャップ本体部31と一体的に製造してもよいし、キャップ本体部31と別体で製造されたものを後から取り付けてもよい。
注射器100を使用するユーザーは、押圧部240を注射針20の先端側から押圧することによって保護キャップ30を移動させることができる。より詳細には、押圧部240が押圧されると、当該押圧部240とハブ40との当接部分を支点にして保護キャップ30を回動(図中矢印rで示す)させることができ、この回動によって注射針20から保護キャップ30を抜け出させることができる。
このように、押圧部240が注射針20の先端側から押圧されることによって保護キャップ30が移動可能に設けられている場合には、注射針20を使用する際に押圧部240を押圧することで保護キャップ30を取り外すことができるため、取り外す際にユーザーが保護キャップ30を押し引きする操作を行うことが不要になり、保護キャップ30の取り外しをより一層簡単かつ迅速に行うことができる。
また、押圧部240が、開口した側面33と反対の面側に設けられ、かつ、注射針20の先端側の外方へ傾斜して設けられている場合には、当該押圧部240を押圧することによって当該押圧部240とハブ40との当接部分を支点にして保護キャップ30を回動させることができる。そして、この回動によって注射針20から保護キャップ30を抜け出させることができるため、押圧部240を利用した保護キャップ30の取り外しを円滑に行うことができる。
なお、本実施形態に示すように、押圧部240を先端側へ傾斜して設けることにより、保護キャップ30の取り外しをより一層円滑に行うことが可能になるが、押圧部240は、押圧されることによって保護キャップ30の側方への移動を生じさせる構成を備えていればよく、例えば、基端側へ傾斜させて形成したり、注射針20の延伸方向と直交する方向へ伸びて形成したりしてもよい。
<第3実施形態>
図5は、本発明の第3実施形態に係る注射器300の全体構成を示す図である。図中において、第1実施形態および第2実施形態と同一の部材には同一の番号を付して、その説明を省略する。
本実施形態に係る注射器300は、注射針20、注射針20を保持するハブ40、および液体を保持する液体容器60が予め一体化された注射針一体型の注射器である。したがって、当該注射器300の使用に際して、注射針20を液体容器60に取り付ける作業を行うことが不要であり、使用時の手間を省くことができる。このような注射針一体型の注射器300においても、注射針20の保護に保護キャップ30を適用することにより、保護キャップ30の取り外しを簡単に行うことができ、かつ、保護キャップ30の取り外しを行う際に生じ得る注射針20の破損を好適に防止することができる。なお、保護キャップ30に上述した第2実施形態において説明した押圧部240を設けることも当然に可能である。
以上、本発明に係る注射針組立体を複数の実施形態を通じて説明したが、本発明は特許請求の範囲の記載に基づいて種々改変することができ、説明した実施形態のみに限定されるものではない。例えば、収容部は、注射針が収容可能な限りにおいて形状や寸法を変更することが可能であるし、注射針の形状や材質、各寸法等も任意に変更することが可能である。注射針組立体を備える注射器、および注射針組立体に取り付けられたキャップの操作方法についても、同様に、特許請求の範囲の記載に基づいて変更することが可能である。
10、210 注射針組立体、
20 注射針、
21 穿刺部(注射針の先端)、
23 刃先、
30 保護キャップ(キャップ)、
32 底面、
33 側面、
35 収容部、
40 ハブ、
60 液体容器、
61 液体保持部、
63 液体注入口、
100、300 注射器、
240 押圧部。

Claims (6)

  1. 生体に穿刺される注射針と、
    前記注射針を保持し、かつ液体が収容保持された液体容器に着脱可能に取り付けられるハブと、
    前記ハブから露出される前記注射針の先端を覆うように前記ハブに取り付けられるキャップと、を有し、
    前記キャップには、前記ハブ側に配置される底面から当該底面に連なる少なくとも一の側面にかけて開口するとともに前記注射針が収容可能な収容部が設けられており、
    前記キャップは、前記注射針を前記収容部内に位置させた状態で前記注射針の側方へ移動可能に設けられており、当該移動に伴って前記ハブから取り外されることを特徴とする注射針組立体。
  2. 前記キャップは、前記注射針の延伸方向と交差する方向に伸びる押圧部を有し、
    前記押圧部が前記注射針の先端側から押圧されることによって前記キャップが移動することを特徴とする請求項1に記載の注射針組立体。
  3. 前記押圧部は、前記開口する側面と反対の面側に設けられ、かつ、前記注射針の先端側の外方へ傾斜して設けられていることを特徴とする請求項2に記載の注射針組立体。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の注射針組立体と、
    液体を収容保持する液体保持部および前記注射針組立体のハブが着脱可能に取り付けられる液体注入口を備える液体容器と、を有することを特徴とする注射器。
  5. 生体に穿刺される注射針と液体を収容保持する液体容器とを有する注射器の使用に先立って前記注射針を覆うキャップを取り外すためのキャップの操作方法であって、
    前記キャップに設けられ前記注射針が収容される収容部は、前記キャップの底面から当該底面に連なる少なくとも一の側面にかけて開口しており、
    前記注射針を前記収容部内に位置させることにより前記注射針を前記キャップによって覆わせた状態から、前記キャップを側方へ移動させることによって前記キャップを取り外すキャップの操作方法。
  6. 液体を内部に収容する液体収容部と、
    前記液体収容部の内部と連通し、前記液体収容部の一端に設けられた生体に穿刺される注射針と、
    前記注射針を保持するハブと、
    前記ハブから露出される前記注射針の先端を覆うように前記ハブに取り付けられるキャップと、を有し、
    前記キャップには、前記ハブ側に配置される底面から当該底面に連なる少なくとも一の側面にかけて開口するとともに前記注射針が収容可能な収容部が設けられており、
    前記キャップは、前記注射針を前記収容部内に位置させた状態で前記注射針の側方へ移動可能に設けられており、当該移動に伴って前記ハブから取り外されることを特徴とする注射針一体型の注射器。
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