JP2015108172A - 蒸着装置および蒸着方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】蒸着膜の膜厚計測をより高精度に行う、蒸着装置及び蒸着方法の提供。【解決手段】透過窓16から入射した第1の光25を、配管部2の内部に入射する第2の光26と配管部2の内部に入射しない第3の光27とに分けるように、配管部2の壁に嵌められたビームスプリッター17と、配管部2の壁に嵌められた透過窓19と、第2の光26が配管部2の内部の気化した材料8の中を通過し、透過窓19を通って透過窓16から出射するように配管部2の壁の内側に配置されたミラー18と、透過窓16から出射した第2の光26及びビームスプリッター17によって反射され、透過窓16から出射した第3の光27を検出する検出器11及び12と、光源10から出射する第1の光25、検出された第2の光26及び検出された第3の光27を用いて気化した材料8の濃度を測定する分析部13とを備える蒸着装置。【選択図】図1

Description

本発明は、たとえば、有機EL(Electronic Luminescence)素子などの有機薄膜の製造において、気化した材料で基板に対する蒸着を行う、蒸着装置および蒸着方法に関する。
蒸着装置は、チャンバー内に材料と基板とを配置し、材料を加熱し、材料を溶融させてから蒸発させる、または材料を昇華させることによって、気化した材料を基板の表面に堆積させ、材料を基板に蒸着する。
近年、有機材料が用いられた、ディスプレイ、照明、太陽電池および半導体などの有機デバイスが、開発されている。
有機材料が用いられたこれらの有機層の成膜は一般的に、上述されたような蒸着装置を利用して行われる。
蒸着装置における有機層などの膜厚制御は、効率などの観点から所定の膜厚が得られるように高精度に行う必要がある。
このような膜厚制御に利用される膜厚計測方法においては、水晶振動子が用いられることがある(たとえば、特許文献1参照)。
そこで、図15を主として参照しながら、従来の、水晶振動子が用いられる膜厚計測方法について説明する。
ここに、図15は、従来の、水晶振動子が用いられる蒸着装置の概略断面図である。
真空チャンバー1は、真空ポンプ5で排気することによって、真空状態への減圧を行うことができる。
真空チャンバー1内部において、その上部には成膜が行われる基板4が配置されており、その下部には坩堝7が基板4に対向するように配置されている。
坩堝7内には、材料8が入っている。
そして、発熱体9に接続された電源などの発熱体制御部15を制御し、発熱体9を発熱させることによって、坩堝7を加熱することができる。
さらに、真空チャンバー1において、たとえば、石英からなる水晶振動子(QCM、Quartz Crystal Microbalance)28が基板4に隣接するように配置されている。
蒸着量に応じて減少する水晶振動子28の固有振動数の変化から間接的に計測される水晶振動子28に蒸着される薄膜の膜厚と、基板4に蒸着される薄膜の膜厚と、の間においては、一定の関係が存在する。
このため、基板4に蒸着される薄膜の膜厚を、水晶振動子28の固有振動数の計測結果から得ることができる。
そこで、水晶振動子28の固有振動数を計測し、基板4に蒸着される薄膜の膜厚を間接的に計測して、坩堝7の発熱体9の発熱温度を制御する発熱体制御部15への指示信号を送る分析部13が、設けられている。
発熱体制御部15は分析部13からの指示信号に基づいて坩堝7の発熱体9の発熱温度を制御することができ、基板4に成膜される薄膜の膜厚が制御される。
もちろん、膜厚の計測に使用される対象物は、水晶振動子28でなくてもよく、成膜が基板の場合の条件とほぼ同じ条件で行われるダミー基板などであってもよい。
つぎに、このような膜厚制御に利用される膜厚計測方法においては、気化した材料8の濃度が光学的検知手段を用いて光学的に検知されることもある(たとえば、特許文献2参照)。
そこで、図16を主として参照しながら、従来の、気化した材料8の濃度が光学的検知手段を用いて光学的に検知される膜厚計測方法について説明する。
ここに、図16は、従来の、気化した材料8の濃度が光学的検知手段を用いて光学的に検知される蒸着装置の概略断面図である。
真空チャンバー1は、真空ポンプ5で排気することによって、真空状態への減圧を行うことができる。
真空チャンバー1内部において、その上部には成膜が行われる基板4が配置されており、その下部には坩堝7が基板4に対向するように配置されている。
そして、発熱体9に接続された電源などの発熱体制御部15を制御し、発熱体9を発熱させることによって、坩堝7を加熱することができる。
坩堝7と基板4との間の、真空チャンバー1の両側面において、光源11および検出器12が配置されている。
光源11からの光は、気化した材料8中を通って検出器12において受光される。
発光時の光と受光時の光との比較から間接的に計測される気化した材料8の濃度と、基板4に蒸着される薄膜の膜厚と、の間においては、一定の関係が存在する。
このため、基板4に蒸着される薄膜の膜厚を、受光時の光の計測結果から得ることができる。
そこで、受光時の光を計測し、基板4に蒸着される薄膜の膜厚を間接的に計測して、坩堝7の発熱体9の発熱温度を制御する発熱体制御部15への指示信号を送る分析部13が、設けられている。
発熱体制御部15は分析部13からの指示信号に基づいて坩堝7の発熱体9の発熱温度を制御することができ、基板に成膜される薄膜の膜厚が制御される。
もちろん、上述された発光時の光と受光時の光との比較は気化した材料8が存在する場合について行われるが、同比較により基板4に蒸着される薄膜の膜厚を得るためには、比較結果と、気化した材料8の濃度、つまり薄膜の膜厚と、の関係をあらかじめ得ておく必要がある。
さらに、あらかじめ用意しておいた気化した材料8が存在しない場合についての同様な計測結果が、より高精度に薄膜の膜厚を得るために利用されてもよいことはいうまでもない。
特開2005−325391号公報 特開2008−169457号公報
しかしながら、上述された第一の従来の蒸着装置(図15参照)については、水晶振動子28の寿命があまり長くはないので、水晶振動子28の頻繁な交換が行われないと、膜厚計測を高精度に行うことが困難である。
さらに、同蒸着装置については、はじめに基板4の無い状態で水晶振動子28に対して蒸着を行って水晶振動子28の薄膜の膜厚を計測し、つぎに同じ条件で基板4に対して蒸着を行って基板4の薄膜の膜厚を計測し、それから二つの膜厚の関係性を特定しなければならないので、計測作業に必要な時間が非常に長く、生産効率が落ちてしまうことがある。
つぎに、上述された第二の従来の蒸着装置(図16参照)については、光源11および検出部12の温度は気化した材料の温度よりかなり低いので、気化した材料が光源11および検出部12に到達するとそこに付着し、検出部12の感度が低下し、膜厚計測を高精度に行うことが困難である。
本発明は、上述された従来の課題を考慮し、蒸着膜の膜厚計測をより高精度に行うことが可能な、蒸着装置および蒸着方法を提供することを目的とする。
第1の本発明は、真空チャンバーと、前記真空チャンバーの内部に配置された配管部と、を備え、前記配管部の内部に配置された蒸着源において気化した材料を、前記真空チャンバーの内部に配置された基板の表面に蒸着させる蒸着装置であって、
前記真空チャンバーの外部に配置された光源と、
前記真空チャンバーの壁に嵌められ、前記光源から出射した第1の光が透過する真空チャンバー透過窓と、
前記真空チャンバー透過窓から入射した前記第1の光を、前記配管部の内部に入射する第2の光と、前記配管部の内部に入射しない第3の光と、に分けるように、前記配管部の壁に嵌められたビームスプリッター手段と、
前記配管部の壁に嵌められた配管部透過窓と、
前記第2の光が、前記配管部の内部の前記気化した材料の中を通過し、前記配管部透過窓を通って、前記真空チャンバー透過窓から出射するように、前記配管部の壁の内側に配置されたミラー手段と、
前記真空チャンバー透過窓から出射した前記第2の光、および前記ビームスプリッター手段によって反射され、前記真空チャンバー透過窓から出射した前記第3の光を検出する検出手段と、
前記光源から出射する前記第1の光、前記検出された第2の光、および前記検出された第3の光を用いて、前記気化した材料の濃度を測定する測定手段と、
を備えることを特徴とする、蒸着装置である。
第2の本発明は、前記第2の光が前記真空チャンバー透過窓から出射する位置と、前記第3の光が前記真空チャンバー透過窓から出射する位置と、は同じであることを特徴とする、第1の本発明の蒸着装置である。
第3の本発明は、前記ビームスプリッター手段は、前記真空チャンバー透過窓および前記ミラー手段に対して傾斜していることを特徴とする、第2の本発明の蒸着装置である。
第4の本発明は、前記真空チャンバー透過窓が嵌められている前記真空チャンバーの壁は、外側に突出していることを特徴とする、第1の本発明の蒸着装置である。
第5の本発明は、前記第1の光の光路、前記第2の光の光路、および前記第3の光の光路は、前記気化した材料の流れの方向に垂直な同一面に含まれることを特徴とする、第1の本発明の蒸着装置である。
第6の本発明は、前記第1の光の光路、前記第2の光の光路、および前記第3の光の光路が含まれる、前記気化した材料の流れの方向に垂直な前記同一面の位置での、前記気化した材料の流れの方向における前記気化した材料のコンダクタンスは、前記気化した材料の流れの方向における前記同一面の位置を基準とした前後の位置での前記コンダクタンスに比べて大きいことを特徴とする、第5の本発明の蒸着装置である。
第7の本発明は、前記測定された気化した材料の濃度に基づいて、前記気化した材料を前記基板の表面に蒸着させるための成膜条件を制御する成膜条件制御手段を備えることを特徴とする、第1の本発明の蒸着装置である。
第8の本発明は、第1の本発明の蒸着装置を利用する蒸着方法であって、
前記真空チャンバー透過窓から出射した前記第2の光、および前記ビームスプリッター手段によって反射され、前記真空チャンバー透過窓から出射した前記第3の光を検出する検出ステップと、
前記光源から出射する前記第1の光、前記検出された第2の光、および前記検出された第3の光を用いて、前記気化した材料の濃度を測定する測定ステップと、
を備えることを特徴とする、蒸着方法である。
本発明によって、蒸着膜の膜厚計測をより高精度に行うことが可能な、蒸着装置および蒸着方法を提供することができる。
本発明における実施の形態1の蒸着装置の概略断面図 本発明における実施の形態1の蒸着装置の、気化した材料の流れの方向に垂直な断面に関する配管部中央近傍の概略断面図 本発明における実施の形態1の蒸着装置の、気化した材料の流れの方向に平行な断面に関する配管部中央近傍の概略断面図 本発明における実施の形態2の蒸着装置の、気化した材料の流れの方向に垂直な断面に関する配管部中央近傍の概略断面図 本発明における実施の形態2の蒸着装置の、気化した材料の流れの方向に垂直な断面に関する真空チャンバーの透過窓近傍の概略断面図 本発明における実施の形態2の蒸着装置の、気化した材料の流れの方向に平行な断面に関する配管部中央近傍の概略断面図 本発明における実施の形態3の蒸着装置の概略断面図 本発明における実施の形態3の蒸着装置の、気化した材料の流れの方向に垂直な断面に関する配管部中央近傍の概略断面図 本発明における実施の形態3の蒸着装置の、気化した材料の流れの方向に平行な断面に関する配管部中央近傍の概略断面図 本発明における実施の形態4の蒸着装置の概略断面図 本発明における実施の形態4の蒸着装置の、気化した材料の流れの方向に垂直な断面に関する配管部中央近傍の概略断面図(その一) 本発明における実施の形態4の蒸着装置の、気化した材料の流れの方向に垂直な断面に関する配管部中央近傍の概略断面図(その二) 本発明における実施の形態4の蒸着装置の、気化した材料の流れの方向に垂直な断面に関する配管部中央近傍の概略断面図(その三) 本発明における実施の形態4の蒸着装置の、気化した材料の流れの方向に平行な断面に関する配管部中央近傍の概略断面図 従来の、水晶振動子が用いられる蒸着装置の概略断面図 従来の、気化した材料の濃度が光学的検知手段を用いて光学的に検知される蒸着装置の概略断面図
以下、図面を参照しながら、本発明における実施の形態について詳細に説明する。
(実施の形態1)
はじめに、図1〜3を主として参照しながら、実施の形態1の蒸着装置の構成について説明する。
ここに、図1は本発明における実施の形態1の蒸着装置の概略断面図であり、図2は本発明における実施の形態1の蒸着装置の、気化した材料8の流れの方向に垂直な断面に関する配管部2中央近傍の概略断面図であり、図3は本発明における実施の形態1の蒸着装置の、気化した材料8の流れの方向に平行な断面に関する配管部2中央近傍の概略断面図である。
図2および3においては、分析部13、コンダクタンスバルブ開度制御部14および発熱体制御部15の図示は省略されている。
真空チャンバー1は、真空ポンプ5で排気することによって、真空状態への減圧を行うことができる。
真空チャンバー1の下部内には、坩堝7を内蔵した蒸着源3が配置されている。
坩堝7には、材料8が充填されている。
材料8は、任意の蒸着材料であるが、たとえば、有機エレクトロルミネッセンス材料などの有機材料である。
蒸着源3には、蒸発させた材料8を輸送する配管部2が設置されている。
蒸着源3および配管部2において、その外側に発熱体9が設けられている。
そして、発熱体9に接続された電源などの発熱体制御部15を制御し、発熱体9を発熱させることによって、坩堝7のみならず、配管部2および蒸着源3の壁を加熱することができる。
真空チャンバー1内部において、その上部には成膜が行われる基板4が配置されている。
配管部2において、コンダクタンスバルブ6が設けられている。
さらに、コンダクタンスバルブ6と基板4との間において、第1の光25、第2の光26および第3の光27の光路が設けられている。
光学的濃度計測手段100が有する分析部13は、発熱体制御部15およびコンダクタンスバルブ開度制御部14と電気的に接続されている。
発熱体制御部15は分析部13からの指示信号に基づいて坩堝7の発熱体9の発熱温度を制御することができ、コンダクタンスバルブ開度制御部14は分析部13からの指示信号に基づいてコンダクタンスバルブ6の開度を制御することができる。
真空チャンバー1の配管部2の中央近傍には、第1の光25、第2の光26および第3の光27を入射させ出射させるための透過窓16が設けられている。
配管部2の中央近傍において、透過窓16と同じ高さに付設された任意の反射率を有するビームスプリッター17と一体的に形成された透過窓19が一方の壁に設けられており、ミラー18が対向する他方の壁に設けられている。
光学的濃度計測手段100は、光源10、検出器11および12、ならびに検出器11および12でそれぞれ受光された第3の光27および第2の光26を分析する分析部13を有する。
光源10からの第1の光25は、透過窓16に入射し、ビームスプリッター17により一部が第3の光27として反射される。
反射された第3の光27は、透過窓16から真空チャンバー1外に出射され、検出器11に受光される。
ビームスプリッター17を透過した第2の光26は、配管部2内を横切り、ミラー18に到達して反射され、再び配管部2内を横切り、透過窓19を通過し、透過窓16から配管部2外に出射され、検出器12に受光される。
光学的濃度計測手段100は、光源10からの第1の光25を、配管部2内に入射する第2の光26と、入射しない第3の光27と、に分け、気体分子の光吸収、発光および散乱などによって変化した第2の光26および変化していない第3の光27を検出器12および11でそれぞれ受光し、これらの受光した光を分析部13で分析することによって、配管部2内の気体分子の濃度を高感度かつ高精度に計測することができる。
分析部13での分析手法は、たとえば、分光分析または光吸収分析によればよい。
光学的濃度計測手段100での分光分析手法は、たとえば、紫外可視分光分析、蛍光分光分析、赤外分光分析またはラマン分光分析によればよい。
第1の光25、第2の光26および第3の光27の光路は、坩堝7と基板4との間のどこに設けられていてもよい。
第1の光25、第2の光26および第3の光27の光路は、坩堝7と基板4との間に複数設けられていてもよい。
つぎに、本実施の形態の蒸着装置の動作について説明するとともに、本発明の蒸着方法についても説明する(他の実施の形態2〜4についても同様である)。
まず、蒸着源3の坩堝7に蒸着する材料8を充填してセットするとともに、基板4を蒸着源3の上方に水平にセットする。
つぎに、真空ポンプ5を作動させて真空チャンバー1内が真空状態になるように減圧を行い、配管部2の発熱体9を発熱させ、配管部2の壁を所定の温度に加熱する。
蒸着源3の発熱体9が発熱させられ、坩堝7が加熱されると、材料8は溶融し蒸発するかまたは昇華するかして気化する。
気化した材料8は、矢印(たとえば、図1参照)で示されているように、圧力勾配および濃度勾配のために圧力および濃度の低い基板4が設置している方向に配管部2を飛翔し、配管部2の開口部に到達し、真空チャンバー1内に拡散し、基板4の表面に到達する。
気化した材料8をこのように基板4の表面に到達させ堆積させることによって、基板4の表面に蒸着を行なうことができる。
材料8によって吸収される光が気化した材料8に入射すると、吸光による光の減衰量は気化した材料8の濃度に応じて変化するので、光の減衰量を計測することによって気化した材料8の濃度を間接的に計測することができる。
真空チャンバー1内に拡散する気化した材料8の一部は、基板4と反対方向に飛翔する。
加熱されている配管部2および蒸着源3には気化した材料8はほとんど付着しないが、外部と断熱されており温度が低い真空チャンバー1については、気化した材料8が透過窓16に到達して付着してしまい、光の透過率が変動する。
第2の光26および第3の光27は同じように透過窓16を通過するが、第2の光26は気化した材料8内を通過し、第3の光27は気化した材料8内を通過しない。
そこで、第2の光26の受光量および第3の光27の受光量を同時に測定し、気化した材料8が付着している透過窓16による光の透過率の変動をキャンセルさせて、気化した材料8の吸光による光の減衰量を計測することで、気化した材料8の濃度を高精度に計測することができる。
たとえば、光源10から出射した光量がQ[lm・s]である第1の光25が、ビームスプリッター17によって、光量がαQ[lm・s]である第2の光26と、光量がβQ[lm・s]である第3の光27と、に分けられる場合について具体的に説明する(α+β=1、α>0、β>0)。
前述されたように、加熱されている配管部2には、気化した材料8はほとんど付着しない。
したがって、真空チャンバー1の透過窓16に付着している材料8についての光の透過率がrであり、気化した材料8についての光の透過率がxであるとすると、検出器12によって受光される第2の光26の光量A[lm・s]、および検出器11によって受光される第3の光27の光量B[lm・s]は、それぞれ
関係式
(数1) A=r・x・αQ
(数2) B=r・βQ
を満たす。
かくして、
(数3) A/B=x・α/β
を考えることにより、透過窓16に付着している材料8についての光の透過率rをキャンセルし
(数4) x=(A/B)・(β/α)
を利用して、気化した材料8についての光の透過率xを算出することができるので、気化した材料8の吸光による光の減衰量、よって気化した材料8の濃度を計測することができる。
さらに、気化した材料8は坩堝7から基板4に向かって流れ、気化した材料8の濃度が徐々に低下するような濃度勾配が発生するので、同濃度勾配の影響が小さくなるように、反射される第1の光25、第2の光26および第3の光27の光路がいずれも蒸着源3から基板4への気化した材料8の流れの方向に垂直な面上に形成されていれば、気化した材料8の濃度をより高精度に計測することができる。
上述した実施の形態においては、気化した材料8の流れの方向は、(1)蒸着源3の表面が曲がっていない場合には蒸着源3の表面に垂直な方向にほぼ一致し、(2)基板4の表面が曲がっていない場合には基板4の表面に垂直な方向にほぼ一致し、(3)配管部2の内壁の表面に平行な方向にほぼ一致する、と考えられる。
そして、そのような気化した材料8の流れの方向は、気化した材料8は鉛直上向きに上昇していくので、鉛直方向にもほぼ一致する、と考えられる。
しかしながら、たとえば、配管部2が屈曲している部分をどこかに有している場合などには、配管部2のある部分における気化した材料8の流れの方向は水平方向であることもある。
要するに、真空チャンバー1と比較して相対的に細くなっている管状の形状をもつ配管部2においては、気化した材料8は主として、同管状の形状の、内壁の表面に平行な長さ方向に流れていく、と考えられる。
したがって、気化した材料8の流れの方向は、同管状の形状の、内壁の表面に平行な長さ方向である。
そして、第1の光25、第2の光26および第3の光27の光路がいずれもそのような長さ方向に垂直な面に含まれるように形成されていれば、気化した材料8の濃度を極めて高精度に計測することができる。
なお、気化した材料8の流れの方向は、本発明の気化した材料の流れの方向の一例である。
また、気化した材料8の流れの方向に垂直な面は、本発明の気化した材料の流れの方向に垂直な同一面の一例である。
また、透過窓16は、本発明の真空チャンバー透過窓の一例である。
また、ビームスプリッター17は、本発明のビームスプリッター手段の一例である。
また、透過窓19は、本発明の配管部透過窓の一例である。
また、ミラー18は、本発明のミラー手段の一例である。
また、検出器11および12を含む手段は、本発明の検出手段の一例である。
また、分析部13は、本発明の測定手段の一例である。
また、コンダクタンスバルブ開度制御部14および発熱体制御部15を含む手段は、本発明の成膜条件制御手段の一例である。
(実施の形態2)
つぎに、図4〜6を主として参照しながら、実施の形態2の蒸着装置の構成について説明する。
ここに、図4は本発明における実施の形態2の蒸着装置の、気化した材料8の流れの方向に垂直な断面に関する配管部2中央近傍の概略断面図であり、図5は本発明における実施の形態2の蒸着装置の、気化した材料8の流れの方向に垂直な断面に関する真空チャンバー1の透過窓16近傍の概略断面図であり、図6は本発明における実施の形態2の蒸着装置の、気化した材料8の流れの方向に平行な断面に関する配管部2中央近傍の概略断面図である。
図4〜6に関しては、図1〜3に示されている部分と同じまたは相当する部分には同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
本実施の形態においては、真空チャンバー1の光学窓である透過窓16の真空チャンバー1側の側面を通過する透過窓通過位置が、ビームスプリッター17で反射された第3の光27と、ミラー18で反射された第2の光26と、でほぼ一致しているように、ビームスプリッター17が傾斜させられている。
もちろん、光路を調節することによって、第3の光27の透過窓通過位置と、第2の光26の透過窓通過位置と、を一致させるための構成については、色々な具体例が考えられる。
すなわち、ビームスプリッター17のみが傾斜させられていてもよいし、ミラー18のみが傾斜させられていてもよいし、ビームスプリッター17およびミラー18の両方が傾斜させられていてもよい。
たとえば、ビームスプリッター17の本体は傾斜させられていないが、実際の光の反射に寄与するビームスプリッター17のビームスプリッター面は傾斜させられている構成なども、考えられる。
本実施の形態においては、透過窓16への膜付着量のバラツキが透過窓16の面内で生じている場合でも、透過窓16による光の透過率の変動が同時に測定された第2の光26の受光量および第3の光27の受光量を利用してより確実にキャンセルされるので、気化した材料8の濃度をより高精度に計測することができる。
(実施の形態3)
つぎに、図7〜9を主として参照しながら、実施の形態3の蒸着装置の構成について説明する。
ここに、図7は本発明における実施の形態3の蒸着装置の概略断面図であり、図8は本発明における実施の形態3の蒸着装置の、気化した材料8の流れの方向に垂直な断面に関する配管部2中央近傍の概略断面図であり、図9は本発明における実施の形態3の蒸着装置の、気化した材料8の流れの方向に平行な断面に関する配管部2中央近傍の概略断面図である。
図7〜9に関しては、図1〜3に示されている部分と同じまたは相当する部分には同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
本実施の形態においては、真空チャンバー1の光入出射部である透過窓16と、透過窓19と、の間のコンダクタンスが、気化した材料8の流れの方向に垂直な周囲の面の面内方向のコンダクタンスよりも小さい。
コンダクタンスは、真空ポンプ5による排気の速度に影響を及ぼす抵抗の逆数であり、気化した材料8の流れやすさを示す量である。
真空チャンバー1の、第1の光25、第2の光26および第3の光27の光路近傍の形状は、たとえば、図8および9に示されているように、真空チャンバー1の透過窓16と、配管部2の透過窓19と、の間の、気化した材料8の流れに垂直な方向の距離が大きくなるような形状である。
そして、真空チャンバー1の透過窓16と、配管部2の透過窓19と、の間の真空チャンバー1の形状は、光路に干渉しない透過窓16の径とほぼ同じ内径の円筒である。
もちろん、コンダクタンスを小さくすることによって、拡散してくる気化した材料8が透過窓16に到達しにくいようにするための真空チャンバー1の形状については、色々な具体例が考えられる。
本実施の形態においては、拡散してくる気化した材料8が透過窓16に到達しにくく、材料8の透過窓16への付着が少なくなるので、気化した材料8の濃度をより高精度に計測することができる。
(実施の形態4)
つぎに、図10〜14を主として参照しながら、実施の形態4の蒸着装置の構成について説明する。
ここに、図10は本発明における実施の形態4の蒸着装置の概略断面図であり、図11〜13は本発明における実施の形態4の蒸着装置の、気化した材料8の流れの方向に垂直な断面に関する配管部2中央近傍の概略断面図(その一から三)であり、図14は本発明における実施の形態4の蒸着装置の、気化した材料8の流れの方向に平行な断面に関する配管部2中央近傍の概略断面図である。
図10〜14に関しては、図1〜3に示されている部分と同じまたは相当する部分には同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
本実施の形態においては、気化した材料8の流れの方向に関する配管部2内部のコンダクタンスが、第2の光26の光路の位置で、気化した材料8の流れの方向に関して前後の位置に比べて大きい。
コンダクタンスは、前述の通り、真空ポンプ5による排気の速度に影響を及ぼす抵抗の逆数であり、気化した材料8の流れやすさを示す量である。
配管部2内部の第2の光26の光路近傍の形状は、第2の光26の光路における気化した材料8の濃度勾配が小さくなるような形状である。
もちろん、コンダクタンスを大きくすることによって、第3の光27の光路における気化した材料8の濃度勾配を小さくするための配管部2の形状については、色々な具体例が考えられる。
たとえば、配管部2内部の第2の光26の光路近傍の形状は、気化した材料8の流れの方向に垂直な方向についての断面積が、気化した材料8の流れの方向に関して前後の位置の断面積より大きくなるような箱状(図11および13参照)または円筒状(図12参照)の形状である。
配管部2の側端部P(図13参照)においては気化した材料8の流れの乱れが生じやすいが、箱状の形状を第2の光26の光路が側端部Pを回避するように形成することにより、そのような流れの乱れによる悪影響なしにコンダクタンスを大きくし、第3の光27の光路における気化した材料8の濃度勾配を小さくすることができる。
さらに、配管部2の透過窓19と、配管部2の中心と、の間の距離が大きく、第2の光26は配管部2の中心を含む範囲を長い距離にわたって通過するので、気化した材料8の濃度をより高精度に計測することができる。
そして、真空チャンバー1の透過窓16と、配管部2の中心と、の間の距離が大きく、透過窓16が配管部2の中心から離れており、材料8の透過窓16への付着が少なくなるので、気化した材料8の濃度をより高精度に計測することができる。
上述された実施の形態1〜4におけるが如く計測された濃度に基づいて、発熱体制御部15による坩堝7の発熱体9の発熱温度の制御、およびコンダクタンスバルブ開度制御部14によるコンダクタンスバルブ6の開度の制御を実行し、配管部2の開口部から真空チャンバー1内に噴出される気化した材料8の発生量を調整することによって、気化した材料8で基板4に対する所望の膜厚での成膜を高精度に行うことができる。
もちろん、上述された実施の形態1〜4は、同時に実施することも可能である。
そして、メンテンスフリーかつ長寿命な蒸着装置の構成によって、高歩留りかつ低コストな高効率デバイスの生産を実現することができる。
本発明における蒸着装置および蒸着方法は、たとえば、蒸着膜の膜厚計測をより高精度に行うことが可能であり、有機EL素子などの有機薄膜の製造において、気化した材料で基板に対する蒸着を行う、蒸着装置および蒸着方法に利用するために有用である。
1 真空チャンバー
2 配管部
3 蒸着源
4 基板
5 真空ポンプ
6 コンダクタンスバルブ
7 坩堝
8 材料
9 発熱体
10 光源
11、12 検出器
13 分析部
14 コンダクタンスバルブ開度制御部
15 発熱体制御部
16 透過窓
17 ビームスプリッター
18 ミラー
19 透過窓
25 第1の光
26 第2の光
27 第3の光
28 水晶振動子
100 光学的濃度計測手段

Claims (8)

  1. 真空チャンバーと、前記真空チャンバーの内部に配置された配管部と、を備え、前記配管部の内部に配置された蒸着源において気化した材料を、前記真空チャンバーの内部に配置された基板の表面に蒸着させる蒸着装置であって、
    前記真空チャンバーの外部に配置された光源と、
    前記真空チャンバーの壁に嵌められ、前記光源から出射した第1の光が透過する真空チャンバー透過窓と、
    前記真空チャンバー透過窓から入射した前記第1の光を、前記配管部の内部に入射する第2の光と、前記配管部の内部に入射しない第3の光と、に分けるように、前記配管部の壁に嵌められたビームスプリッター手段と、
    前記配管部の壁に嵌められた配管部透過窓と、
    前記第2の光が、前記配管部の内部の前記気化した材料の中を通過し、前記配管部透過窓を通って、前記真空チャンバー透過窓から出射するように、前記配管部の壁の内側に配置されたミラー手段と、
    前記真空チャンバー透過窓から出射した前記第2の光、および前記ビームスプリッター手段によって反射され、前記真空チャンバー透過窓から出射した前記第3の光を検出する検出手段と、
    前記光源から出射する前記第1の光、前記検出された第2の光、および前記検出された第3の光を用いて、前記気化した材料の濃度を測定する測定手段と、
    を備えることを特徴とする、蒸着装置。
  2. 前記第2の光が前記真空チャンバー透過窓から出射する位置と、前記第3の光が前記真空チャンバー透過窓から出射する位置と、は同じであることを特徴とする、請求項1に記載の蒸着装置。
  3. 前記ビームスプリッター手段は、前記真空チャンバー透過窓および前記ミラー手段に対して傾斜していることを特徴とする、請求項2に記載の蒸着装置。
  4. 前記真空チャンバー透過窓が嵌められている前記真空チャンバーの壁は、外側に突出していることを特徴とする、請求項1に記載の蒸着装置。
  5. 前記第1の光の光路、前記第2の光の光路、および前記第3の光の光路は、前記気化した材料の流れの方向に垂直な同一面に含まれることを特徴とする、請求項1に記載の蒸着装置。
  6. 前記第1の光の光路、前記第2の光の光路、および前記第3の光の光路が含まれる、前記気化した材料の流れの方向に垂直な前記同一面の位置での、前記気化した材料の流れの方向における前記気化した材料のコンダクタンスは、前記気化した材料の流れの方向における前記同一面の位置を基準とした前後の位置での前記コンダクタンスに比べて大きいことを特徴とする、請求項5に記載の蒸着装置。
  7. 前記測定された気化した材料の濃度に基づいて、前記気化した材料を前記基板の表面に蒸着させるための成膜条件を制御する成膜条件制御手段を備えることを特徴とする、請求項1に記載の蒸着装置。
  8. 請求項1に記載の蒸着装置を利用する蒸着方法であって、
    前記真空チャンバー透過窓から出射した前記第2の光、および前記ビームスプリッター手段によって反射され、前記真空チャンバー透過窓から出射した前記第3の光を検出する検出ステップと、
    前記光源から出射する前記第1の光、前記検出された第2の光、および前記検出された第3の光を用いて、前記気化した材料の濃度を測定する測定ステップと、
    を備えることを特徴とする、蒸着方法。
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