JP2015107787A - 走行曲線作成装置および走行支援装置 - Google Patents

走行曲線作成装置および走行支援装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015107787A
JP2015107787A JP2014125851A JP2014125851A JP2015107787A JP 2015107787 A JP2015107787 A JP 2015107787A JP 2014125851 A JP2014125851 A JP 2014125851A JP 2014125851 A JP2014125851 A JP 2014125851A JP 2015107787 A JP2015107787 A JP 2015107787A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
travel
curve
unit
travel curve
creation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014125851A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6305238B2 (ja
Inventor
彩恵 木村
Sae Kimura
彩恵 木村
高橋 理
Osamu Takahashi
理 高橋
健詞 上田
Kenji Ueda
健詞 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2014125851A priority Critical patent/JP6305238B2/ja
Priority to US14/513,850 priority patent/US9457820B2/en
Publication of JP2015107787A publication Critical patent/JP2015107787A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6305238B2 publication Critical patent/JP6305238B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B61RAILWAYS
    • B61LGUIDING RAILWAY TRAFFIC; ENSURING THE SAFETY OF RAILWAY TRAFFIC
    • B61L15/00Indicators provided on the vehicle or train for signalling purposes
    • B61L15/0062On-board target speed calculation or supervision
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B61RAILWAYS
    • B61LGUIDING RAILWAY TRAFFIC; ENSURING THE SAFETY OF RAILWAY TRAFFIC
    • B61L27/00Central railway traffic control systems; Trackside control; Communication systems specially adapted therefor
    • B61L27/10Operations, e.g. scheduling or time tables
    • B61L27/16Trackside optimisation of vehicle or train operation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B61RAILWAYS
    • B61LGUIDING RAILWAY TRAFFIC; ENSURING THE SAFETY OF RAILWAY TRAFFIC
    • B61L25/00Recording or indicating positions or identities of vehicles or trains or setting of track apparatus
    • B61L25/02Indicating or recording positions or identities of vehicles or trains
    • B61L25/025Absolute localisation, e.g. providing geodetic coordinates
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B61RAILWAYS
    • B61LGUIDING RAILWAY TRAFFIC; ENSURING THE SAFETY OF RAILWAY TRAFFIC
    • B61L25/00Recording or indicating positions or identities of vehicles or trains or setting of track apparatus
    • B61L25/02Indicating or recording positions or identities of vehicles or trains
    • B61L25/026Relative localisation, e.g. using odometer

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】所定の目標走行時分に応じて、制限速度を守りつつ、運転士が運転操作を行う位置を把握しやすい走行曲線を作成する走行曲線作成装置を提供する。
【解決手段】列車性能、路線情報、ランドマークに関する情報、走行曲線作成の開始位置及び終了位置、並びに走行曲線の開始時刻及び目標終了時刻を入力する入力部12、13、14、11と、ランドマークの位置を基準にして列車の走行モードが切り替わる走行曲線を入力部に入力された情報に基づき作成する走行曲線作成部16とを備えた。
【選択図】図1

Description

この発明は、列車走行曲線を作成する走行曲線作成装置および走行支援装置に関するものである。
鉄道システムでは、安全、正確、快適な列車運行を実現するために、列車が駅間をどのように走行するかをあらかじめ計画している。列車の走行計画を表すものとして、列車の位置と速度、時刻の関係を図示したものを走行曲線と呼び、運転士は走行曲線に列車の走行を追随させるように運転操作を実施する。なお、走行曲線は、運転曲線、運転曲線図、ランカーブとも呼ばれている。
従来、この走行曲線は車両性能、勾配、制限速度などの情報に加え、余裕時分を考慮した駅間走行時分のもとで、走行曲線作成者が経験やマニュアルに基づいて設計している。しかしながら、ダイヤ乱れ等の理由により、列車が計画された走行曲線通りに走行できない場合には、運転士が経験に基づき、適切な運転操作を判断する必要がある。このため、ダイヤ乱れに対して適切でない走行を行ったり、運転士の負担が増大したりするといった問題が生じる。
このような問題を解決するために、現在時刻から計画上の次駅到着時刻までの時間を新たな目標走行時分に設定し、駅間の目標走行時分を満たすような走行曲線を自動作成して、運転士や車掌を支援する手法が提案されている。特許文献1では、各種情報から走行曲線および運転操作指示や客用案内等に用いる情報を自動的に作成、記憶媒体に記憶させている。記憶媒体に記憶された各位置において、運転操作指示や客用案内放送をディスプレイや音声で自動的に出力している。
特開平5−105081
従来の走行曲線はキロ程や駅からの相対距離を基準に表されている。しかしながら、実際の列車運行において、運転士が現在の正確なキロ程や相対距離を把握しながら運転操作を行う事は困難である。その代わりに、信号機や標識といった鉄道設備、周囲の建造物の位置を目安として運転操作を記憶し、列車を走行させる場合が多い。この運転操作の目安となる鉄道設備や建造物をランドマークと呼ぶ。従来の走行曲線作成装置や走行支援装置では、ランドマークの位置を考慮せずに走行曲線を作成しているため、計画時の走行曲線では運転操作を意図していない位置で運転士が運転操作を行う可能性があり、運転士にとって運転操作を行う位置を把握することが難しくなることが考えられる。
本発明に係る走行曲線作成装置は、列車性能、路線情報、ランドマークに関する情報、走行曲線作成の開始位置及び終了位置、並びに走行曲線の開始時刻及び目標終了時刻を入力する入力部と、ランドマークの位置を基準にして列車の走行モードが切り替わる走行曲線を入力部に入力された情報に基づき作成する走行曲線作成部とを備えたものである。
本発明により、所定の目標走行時分に応じて、制限速度を守りつつ、運転士が運転操作を行う位置を把握しやすい走行曲線を作成することができる。また、そのような走行曲線を用いて運転士に運転操作を通知し、走行支援をすることで、走行曲線に沿った列車走行の実現が容易となる。
本発明の実施の形態1における走行曲線作成装置の構成図である。 本発明の実施の形態1におけるランドマーク入力部で受け付ける情報の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1における走行曲線作成部の構成図である。 本発明の実施の形態1における走行曲線作成部のフローチャートである。 本発明の実施の形態1における走行曲線作成部での運転操作案の例を示す図である。 本発明の実施の形態1における走行曲線作成部で作成する走行曲線の例を示す図である。 本発明の実施の形態2における走行曲線作成装置の構成図である。 本発明の実施の形態2におけるランドマーク入力部で受け付ける情報の一例である。 本発明の実施の形態3における走行曲線作成装置の構成図である。 本発明の実施の形態3における走行曲線作成部の構成図である。 本発明の実施の形態3における走行曲線作成部のフローチャートである。 本発明の実施の形態4における走行支援装置の構成図である。 本発明の実施の形態4における運転操作指示の例を示す図である。 本発明の実施の形態5における走行支援装置の構成図である。 本発明の実施の形態6における走行支援装置の構成図である。 本発明の実施の形態6における走行曲線作成装置の構成図である。 本発明の実施の形態6における走行曲線作成部の構成図である。 本発明の実施の形態6における走行曲線作成部で作成する走行曲線の例を示す図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による走行曲線作成装置の構成図を示したものである。なお、図において、同一の符号を付したものは、同一またはこれに相当するものであり、このことは明細書の全文、図面の全図において共通することである。さらに、明細書全文に表れている構成要素の形態は、あくまで例示であってこれらの記載に限定されるものではない。
図1を用いて、実施の形態1に係る走行曲線作成装置1の構成を説明する。走行曲線作成装置1は作成条件入力部11、列車性能入力部12、路線情報入力部13、ランドマーク入力部14、記憶部15、走行曲線作成部16から構成される。
作成条件入力部11は、走行曲線を作成する開始位置(開始駅)及び終了位置(終了駅)、開始速度及び終了速度、並びに開始時刻及び目標終了時刻などの作成条件の入力を受け付ける。列車性能入力部12は、列車長や列車重量、加速性能や減速性能、走行抵抗を含む列車性能などの入力を受け付ける。路線情報入力部13は制限速度、勾配、カーブの位置とその曲率半径、制限速度を含む対象路線などに関する情報の入力を受け付ける。
図2は、ランドマーク入力部14で受け付ける情報の一例を示す図である。ランドマーク入力部14は、運転士が運転操作の目安とする位置と種類を含むランドマークに関する情報の入力を受け付ける。例えば、ランドマークの位置とは、起点からの距離(キロ程等)で示され、信号機、建造物といったランドマークの種類が入力されることになる。このように、ランドマークとは、運転士が列車の走行中に信号機や標識といった鉄道設備、周囲の建造物の位置を運転操作の目安とする鉄道設備、建造物等のことである。運転士はランドマークと関連づけて運転操作を記憶し、列車を走行させることが多いからである。なお、図2のランドマークの位置の例では、起点からのメートル単位の距離で示している。
なお、先行技術では、信号機の位置は、速度制限の変化位置を求めるために走行曲線を作成する際に用いられているものに過ぎない。すなわち、信号機本来の使用方法である速度制限が変化する位置に、本来の役割である速度制限を知らせる装置である。これに対して、本発明は、速度制限の変化位置を求める信号機本来の使用方法だけでなく、運転操作の切り替え位置を限定するために、信号機を本来の役割とは別に単なる構造物の位置と捉えて、ランドマークの位置として用いている。
記憶部15は、作成条件入力部11、列車性能入力部12、路線情報入力部13、ランドマーク入力部14で受け付けた入力情報を他の処理部から参照できるように保持する。走行曲線作成部16は記憶部15が保持する情報を利用し、ランドマークの位置を基準に走行モードが切り替わるような走行曲線を作成する。
次に、本形態における走行曲線作成部16の詳細を図3の構成図、及び図4のフローチャートを用いて説明する。具体例として、目標走行時分を守りつつ、ランドマークの位置付近で走行モードを切り替える走行曲線を作成したり、終了位置を起点とするブレーキパターンと抵触する位置でブレーキに切り替える走行曲線を作成したりする例で説明する。このため、運転操作案では、ある走行モードの開始位置と終了位置とは、周辺にランドマークが存在する位置、またはブレーキパターンと抵触する位置となる。ここで、走行モードは、加速モード、定速モード、惰行モード、減速モードの4つの走行モードとする。
ここでは、説明を分かりやすくするために、ランドマークの位置付近で走行モードを切り替えるとして説明したが、ランドマークが視界に入ってくる箇所や、列車位置とランドマークとの相対的な位置関係が特定の関係となる箇所をランドマークと関連づけた基準位置(箇所)としてもよく、このような場合を含めて、ランドマークによる位置情報であり、ランドマークの位置を基準としたものである。
走行曲線作成部16は、図3に示すように、運転操作案作成部17、シミュレーション部18、走行曲線記憶部19、走行曲線評価部20、運転操作案修正部21、走行曲線選択部22、出力部23から構成される。
まず、運転操作案作成部17において、記憶部15が保持するランドマーク位置に到達した時点や、終了位置を起点としたブレーキパターンに抵触する時点で走行モードが切り替わる運転操作案を走行モードの組み合わせごとにすべて生成する(図4のステップ101)。
図5は、走行曲線作成部17での運転操作案の例を示す図である。例えば、図5の案2では、起点からの位置(距離)が0mから250mの区間は加速モードで走行し、起点からの位置(距離)が250mから500mの区間は定速モードで走行し、起点からの位置(距離)が500mから850mの区間は惰行モードで走行し、起点からの位置(距離)が850mから1000mの区間は減速モードで走行する運転操作案になる。ここでは、位置を起点からのメートルを単位として管理したが、位置を起点からの距離であるkmを単位とするキロ程で管理することもできる。
次に、ステップ101で生成した各運転操作案に従って走行した場合の走行曲線を記憶部15が保持する勾配や制限速度の情報を考慮しながら、シミュレーション部18において各案について走行曲線を作成する(図4のステップ102)。ここで、終了位置を起点としたブレーキパターンと抵触する場合は、そのパターンに沿って走行する。走行曲線記憶部19において、作成した各走行曲線を開始位置、終了位置、開始時刻、終了時刻とともに記憶する。
図6は、走行曲線作成部16で作成する走行曲線の例を示す図である。図6の201、202、203は、それぞれ図5の3つの運転操作案の走行曲線を示している。ここでは、開始位置が0m、開始速度が0km/h、終了位置が1000m、終了速度が0km/hで、ランドマークが250m、350m、500m、750m、800m、850mの位置にある。また、列車の制限速度は、100km/hになっている。また、図6の204は終了駅を起点とするブレーキパターンである。
次に、作成した各走行曲線が作成条件を満たすかどうかを評価、すなわち、走行曲線記憶部19で保持されている走行曲線のうち、走行曲線評価部20においてまだ評価していない走行曲線について、目標終了時刻を満たすかどうかを評価する(図4のステップ103)。
次に、走行曲線選択部21で、目標終了時刻と一致していると評価された走行曲線を選択する。そして、出力部23で、現在選択されている走行曲線および運転操作案と共に出力し、処理を終了する。目標終了時刻と一致する走行曲線が存在しない場合、終了時刻が目標終了時刻に最も近い走行曲線とその運転操作案を選択する(図4ステップの104)。
次に、満たす走行曲線が存在しない場合、現在選択されている走行曲線の終了時刻と、目標終了時刻との差に基づき、運転操作案修正部22において、運転操作案の走行モードを切り替える位置の一部を変更して、運転操作案を修正する(図4のステップ105)。
次に、ステップ105で変更を加えた運転操作案に対し、シミュレーション部18において走行曲線を作成し、走行曲線記憶部19で開始位置、終了位置、開始速度、終了速度、開始時刻、終了時刻とともに記憶する。そして、ステップ103に戻る(図4ステップの106)。走行曲線評価部で作成条件を満たす走行曲線案が存在しない場合は、運転操作を変更する位置を修正する運転操作案を作成して再評価することになる。
以上の構成によれば、走行モードが切り替わる位置は、終了位置を起点としたブレーキパターンに沿って走行する場合を除き、ランドマーク入力部14に含まれるいずれかの位置からある距離の範囲内となるため、ランドマークを基準として走行モードが切り替わりつつ、走行時間を守った走行曲線が生成可能となる。
なお、ステップ101において考慮する運転操作案をランドマーク位置に到達した時点で走行モードを切り替える場合に加え、ランドマークの位置の間である速度に到達した時点で走行モードを切り替える場合も考慮することで、運転操作案を増やすことが可能となり、作成条件を満たす解を探索することがより容易となる。
また、全速力で走行した場合や最低速度で走行した場合には、起こりえないような運転操作案を排除することで、ステップ101から103の計算を高速化することができる。
さらに、作成条件入力部11に入力する情報は、駅名やキロ程などの位置情報を用いてもよいし、出発速度や通過速度を指定してもよい。また、開始時刻と目標終了時刻のかわりに目標走行時分を与えてもよい。
また、作成条件入力部11、列車性能入力部12、路線情報入力部13、ランドマーク入力部14を備えているが、記憶部15がこれらの入力部で受け付ける情報を保持できるのであれば、これらの入力部はなくてもよい。さらに、作成条件入力部11、列車性能入力部12、路線情報入力部13、ランドマーク入力部14のなかのいずれか、または複数の入力部を備えるようにしてもよい。また、別々の入力部を用いるかわりに、1個の入力部を使用して入力するようにしてもよい。
以上のことは、繰り返しになるため、他の実施の形態の説明では説明しないが、他の実施の形態でもあてはまることである。
以上のように、列車性能、路線情報、位置情報を含むランドマークに関する情報、走行曲線作成の開始位置及び終了位置、並びに走行曲線の開始時刻及び目標終了時刻を入力する入力部と、ランドマークの位置を基準にして列車の走行モードが切り替わる走行曲線を入力部に入力された情報に基づき作成する走行曲線作成部とを備えた走行曲線作成装置である。これによって、目標走行時分を守りつつ、運転操作を実施する目安となる位置を基準として走行モードが切り替わる走行曲線の作成ができる。
また、走行曲線作成部は、ランドマークの位置を基準にした運転操作案、及び終了位置を起点としたブレーキパターンに抵触する時点で走行モードをブレーキパターンに切り替える運転操作案を複数作成する運転操作案作成部と、列車性能、路線情報、運転操作案から走行曲線案を作成するシミュレーション部と、走行曲線案が開始位置及び終了位置、並びに開始時刻及び目標終了時刻の作成条件を満たすか否かを評価する走行曲線評価部と、走行曲線評価部で作成条件を満たすと評価された走行曲線案を走行曲線として出力する出力部とを備えた走行曲線作成装置である。これによって、所定の目標走行時分に応じて、制限速度を守りつつ、運転士が運転操作を行う位置を把握しやすい走行曲線を作成することができる。
実施の形態2.
実施の形態1においては、目標走行時分を満たしつつ、ランドマーク入力部14で受け付けた位置を基準として運転操作を実施する走行曲線を作成する。しかしながら、ランドマークによっては、夜間に視認できないといった使用可能な時間帯が異なることが想定される。このため、作成条件入力部11で受け付けた開始時刻に合わせて、適切なランドマークを選択することで、どのような時間帯においても運転士が運転操作を行う位置を把握できる走行曲線を作成することが可能となる。
図7を用いて、実施の形態2のシステム構成を説明する。走行曲線作成装置1Aは作成条件入力部11、列車性能入力部12、路線情報入力部13、ランドマーク入力部14A、記憶部15A、走行曲線作成部16Aに加え、ランドマーク選定部24から構成される。条件入力部11、列車性能入力部12、路線情報入力部13は実施の形態1と同様とする。なお、記憶部15Aは記憶部15と、走行曲線作成部16Aは走行曲線作成部16と同様の働きをするものである。
ランドマーク入力部14Aは、図8に示すようにランドマークの位置、ランドマークの種類に加え、ランドマークが使用可能な時間帯を含んでいる。ランドマーク選定部24は、ランドマーク入力部14Aで入力されたランドマークが使用可能な時間帯に、作成条件入力部11で与えられた開始時刻から終了時刻までの時間を含むようなランドマークを選定してから記憶部15Aに渡す。そして走行曲線作成部16Aが保持する情報を利用し、当該時間帯で使用可能なランドマークの位置を基準に走行モードが切り替わるような走行曲線を作成する。
すなわち、ランドマークに関する情報は、時間帯情報によって使用の有無が異なることになる。これによって、目標走行時分を守りつつ、走行する時間帯において運転操作を実施する目安となる位置を基準として走行モードが切り替わる走行曲線の作成ができる。
なお、季節によって日照条件が異なることから、ランドマークが使用可能な時間帯が、季節によって異なる場合がある。このような場合には、ランドマーク入力部14Aへの入力条件に季節条件等を更に付加してもよい。
実施の形態2は、実施の形態1と比較して、ランドマーク選定部24が付加されていることが大きく異なる点であるが、その余については、実施の形態1と同様である。なお、他の実施の形態を含めて、符号の数字にA、Bといった符号が添えられているものは、符号の数字のみのものと基本機能、基本動作は同様のものであるが、各実施の形態に応じて一部が異なるものである。
以上の構成によれば、走行モードが切り替わる位置は、使用可能なランドマークのいずれかの位置周辺となるため、どのような時間帯でも、運転操作を行う位置を把握できる走行曲線が生成可能となる。
実施の形態3.
実施の形態1および2においては、目標走行時分を満たしつつ、ランドマーク入力部14、14Aが受け付けた位置を基準として運転操作を実施する走行曲線を作成している。このような走行曲線は複数候補がある場合には、消費電力量や乗り心地などを考慮することで、より適切な走行曲線を作成することが可能である。
図9を用いて、実施の形態3に係る走行曲線作成装置1Bの構成を説明する。走行曲線作成装置1Bは作成条件入力部11B、列車性能入力部12、路線情報入力部13、ランドマーク入力部14、記憶部15B、走行曲線作成部16Bから構成される。作成条件入力部11Bでは、走行曲線を作成する開始位置と終了位置、開始速度と終了速度、開始時刻と目標終了時刻に加え、目的関数が消費電力量と乗り心地といった複数の評価指標から構成される場合における評価指標の重みに関するパラメータも受け付ける。記憶部15Bでは、作成条件として、開始時刻、目標終了時刻、開始位置、終了位置、開始速度、終了速度に加え、目的関数のパラメータも保持する。
次に、本形態における走行曲線作成部16Bの詳細を図10の構成図に示す。走行曲線作成部16Bでは、運転操作案作成部17、シミュレーション部18、走行曲線記憶部19、走行曲線評価部20B、走行曲線選択部21B、運転操作案修正部22、出力部23から構成される。走行曲線評価部20Bでは、作成条件入力部11Bで入力された目標終了時刻などを満たしているかを評価し、満たしている場合にはさらに目的関数により走行曲線を評価する。走行曲線選択部21Bは、走行曲線記憶部19で記憶している走行曲線のなかから、走行曲線評価部20Bで目標終了時刻を満たし、なおかつ目的関数の値が最も小さくなる走行曲線を選択し、出力部23に渡す。目標終了時刻を満たす走行曲線が存在しない場合には、目標終了時刻に最も近い終了時刻となった走行曲線を選択し、その走行曲線の運転操作案を、運転操作案修正部22に渡す。
次に、本形態における走行曲線作成部16Bの詳細な動作を図11のフローチャートを用いて述べる。本形態では、ランドマークの位置付近で走行モードを切り替える、または終了位置を起点とするブレーキパターンと抵触する位置でブレーキに切り替えるような走行曲線のうち、目標走行時分を守りつつ、消費電力量で定義される目的関数を最小化する走行曲線を作成する。
まず、運転操作案作成部17において、記憶部15が保持するランドマーク位置に到達した時点や、終了位置を起点としたブレーキパターンに抵触する時点で走行モードが切り替わる運転操作案を、走行モードの組み合わせごとにすべて生成する(図11のステップ101)。
次に、ステップ101で生成した各運転操作案に従って走行した場合の走行曲線を記憶部15が保持する勾配や制限速度の情報を考慮しながら、シミュレーション部18において各案について走行曲線を作成する(図11のステップ102)。ここで、終了位置を起点としたブレーキパターンと抵触する場合は、そのパターンに沿って走行する。走行曲線記憶部19において、作成した各走行曲線を開始位置、終了位置、開始速度、終了速度、開始時刻、終了時刻とともに記憶する。
次に、ステップ102で生成した走行曲線のうち、目標終了時刻などの作成条件を満たしているかどうか評価していないものについて、走行曲線評価部20Bにおいて、作成条件を満たしているかどうか評価する(図11のステップ103)。
次に、走行曲線選択部21で、目標終了時刻と一致していると評価された走行曲線を走行曲線選択部21Bで選択する。目標終了時刻と一致する走行曲線が存在しない場合、終了時刻が目標終了時刻に最も近い走行曲線とその運転操作案を選択する(図11のステップの104B)。
次に、満たす走行曲線が存在しない場合、現在選択されている走行曲線の終了時刻と、目標終了時刻との差に基づき、運転操作案修正部22において、運転操作案の走行モードを切り替える位置の一部を変更して、運転操作案を修正する(図11のステップ105)。
次に、ステップ105で変更を加えた運転操作案に対し、シミュレーション部18において走行曲線を作成し、走行曲線記憶部19で開始位置、終了位置、開始速度、終了速度、開始時刻、終了時刻とともに記憶する。そして、ステップ103に戻る(図11ステップの106)。走行曲線評価部20Bで作成条件を満たす走行曲線案が存在しないと評価される場合は、運転操作を変更する位置を修正する運転操作案を作成して再評価することになる。
次に、図11のステップ104Bにおいて目標終了時刻と一致していると評価された走行曲線が複数存在する場合、走行曲線評価部20Bで目的関数を用いて走行曲線を評価する。ここでは、消費電力量の値を計算する。そして、目的関数の値を最小化する走行曲線を走行曲線選択部21Bで選択し、出力部23でその運転操作案と共に出力する(図11のステップ107)。
以上の構成によれば、目標走行時分を守りつつ、ランドマークを基準として走行モードが切り替わり、消費電力量や乗り心地を考慮した走行曲線が生成可能である。
また、本実施の形態においてもランドマークの位置の間である速度に到達した時点で走行モードが切り替わるような走行曲線も作成可能である。
さらに、以上の例では目的関数を消費電力量としているが、乗り心地と消費電力量の両方を考慮することも可能である。乗り心地は例えばジャークなどの評価指標により評価する。このとき、作成条件入力部11Bにおいて受け付けた消費電力量の重みをμ(0から1までの実数)とするとき、目的関数は次のように定義される。
Figure 2015107787
なお、走行曲線作成には今回の方法以外にも、動的計画法や遺伝アルゴリズムなどのヒューリスティックを応用する手法も適用可能である。
以上のように、走行曲線評価部で作成条件を満たすと評価された複数の走行曲線案を所定の評価指標に基づく目的関数で評価して最も小さくなる走行曲線案を走行曲線とすることになる。また、評価指標は、消費電力量および乗り心地のいずれか一方を少なくとも含んだものとすることができる。
これによって、目標走行時分を守りつつ、運転操作を実施する目安となる位置を基準として走行モードが切り替わり、消費電力量や乗り心地が良い走行曲線の作成ができる。走行する時間帯を条件として運転操作を行う目安とする位置を選定しているからである。
実施の形態4.
本実施の形態では、実施の形態1から3の走行曲線作成装置を含む走行支援装置を説明する。図12を用いて本実施の形態を説明する。走行支援装置3は走行曲線作成装置1、走行曲線作成条件入力部31、現在速度入力部32、現在位置入力部33、データベース34、運転指示作成部35、出力部36から構成される。また、走行支援条件入力部37、速度発電機38、地上子検知装置39、スピーカー40、ディスプレイ41と接続される。
走行支援条件入力部37は、乗務員が設定した走行曲線の作成対象を指定する開始位置、終了位置、開始速度、終了速度などの走行曲線作成条件に関する入力を受け付ける。現在速度入力部32は速度発電機38と接続され、現在の速度を得る。同様に、現在位置入力部33は速度発電機38と地上子検知装置39とに接続され、現在の位置を得る。なお、現在の列車速度の求め方は、この方法に限らず車輪速、GPS(Global Positioning System)等を利用したものであっても良い。また、列車の現在位置もGPSを利用したり、基準となる位置からの走行距離の積算で求めたりすることができ、求め方はこの方法に限られるものではない。
走行曲線作成条件入力部31は、走行支援条件入力部37で受け付けた開始時刻、目標終了時刻、開始駅、終了駅などの作成条件を受け付ける。作成条件は、現在速度入力部32で受け付けた速度と現在位置入力部33で受け付けた位置とを開始速度、開始位置としてもよい。これらの作成条件を、走行曲線作成装置1に受け渡す。
データベース34は、現在のダイヤ情報、列車性能、制限速度や勾配、カーブの位置とその曲率半径など路線に関する情報、ランドマークに関する情報を含み、走行曲線作成装置1と運転指示作成部35と接続される。ここで、ダイヤ情報には、列車の走行開始位置及び開始時刻、列車の走行の終了位置及び終了時刻に関する情報が含まれている。
走行曲線作成装置1は走行曲線作成条件入力部31が受け付けた作成条件と、データベース34が保持する列車性能、路線、ランドマークに関する情報を考慮して、走行曲線を作成する。
運転指示作成部35では、走行曲線に沿って走行するための運転操作指示をランドマークに関する情報を参照しながら作成する。これまでに述べた実施の形態では、説明を分かりやすくするために、ランドマークの位置付近で走行モードを切り替えるとして説明したが、ランドマークが視界に入ってくる箇所や、列車位置とランドマークとの相対的な位置関係が特定の関係となる箇所をランドマークと関連づけた基準位置(箇所)としてもよい。このため走行モードが切り替わる予定時刻は、ランドマークを実際に通過する予定時刻に一致するとは限らず、ランドマークを通過する予定時刻よりも前となる可能性がある。そこで、運転操作指示は、図13に示すように走行曲線作成装置1が作成した走行曲線から算出した走行モードが切り替わる位置と、切り替わる予定時刻と、切り替わる走行モードの種類に関する情報を含む。
なお、ランドマーク位置に到達した時点で走行モードを切り替える場合に加え、ランドマークの位置の間である速度に到達した時点で走行モードを切り替える場合も考慮する場合には、運転操作指示に走行モードが切り替わる速度等を更に付加してもよい。
出力部36は、スピーカー40やディスプレイ41などの運転士への通知手段と接続される。そして、現在位置入力部33で受け付けた位置と、現在速度入力部32で受け付けた速度とを用いて、運転指示作成部35で作成した運転操作指示のうち、現在時刻と走行モードが切り替わる予定時刻との時間差が、所定の閾値以下となった場合に、通知手段に対して運転操作指示を出力する。
また、列車の現在位置を走行曲線作成の開始位置とし、前記列車の現在速度を走行曲線の開始速度として扱う場合、通常の運行状態でない場合であっても、リアルタイムで適切な走行曲線が得られ、運転士に運転操作指示がなされることになる。
ここで、運転士が実際にどのようにして列車の走行モードを切り替えているかを簡単に説明しておく。列車性能、路線情報、走行曲線作成の開始位置及び終了位置、前記走行曲線の開始時刻及び目標終了時刻等を用いて、ランドマークとは全く関係なく求まる走行曲線による運転支援技術は従来から行われている。
同じ路線で何度も列車を運転してきた運転士は、通常、どこで走行モードを切り替えるかは、運転士の視界に入ってくる目印をきっかけにしている。運転士として新人の頃に、先輩の運転士から指導を受ける際にも、走行モードが切り替わるタイミングを運転士の視界に入ってくる目印を基準にして指導を受けたり、走行モードを切り替えるタイミングが新人運転士の視界に焼き付いたりして、記憶するからである。この際の記憶の対象となる目印がランドマークであったり、ランドマークとの相対的な位置関係であったりする。
このように、運転士は何等かの運転操作の目安を決めて走行モードを切り替えている。この目安に該当するものが、本願のランドマークの位置情報であり、ランドマークの位置を基準にした列車の走行モードの切り替えである。このような基準の取り方をすることで、運転士が受け入れやすい運転操作指示となっている。
以上の構成によれば、ランドマークを基準として走行モードが切り替わる走行曲線を用いて、運転士が運転操作を行う位置を把握しやすい鉄道システムが実現可能である。
また、運転士への通知手段はディスプレイやスピーカーとしているが、これに限らない。さらに、通知手段を走行支援装置に内包してもよい。
また、現在の速度や位置を取得する手段は、速度発電機及び地上子検知装置としているが、これに限られるものではない。
以上のように、列車性能、路線情報、位置情報を含むランドマークに関する情報、時刻表情報を含むデータベースと、データベースの情報が入力部に入力される走行曲線作成装置と、走行曲線作成装置で作成された走行曲線から運転操作指示を作成する運転操作指示作成部とを備えた走行支援装置である。また、列車の現在位置を走行曲線作成の開始位置とし、列車の現在速度を走行曲線の開始速度として入力部に入力している。
これによって、運転操作を実施する目安となる位置を基準として走行曲線が切り替わる走行曲線を用いて、運転操作を行う直前に運転士に通知することで、運転士が運転操作を行う位置を把握しやすい鉄道システムとなる。
実施の形態5.
実施の形態4においては、走行支援装置3の構成を地上と車上に分割して配置しても良い。図14を用いてこの実施の形態を説明する。
走行支援装置は地上側走行支援装置42と車上側走行支援装置43から構成される。地上側走行支援装置42は走行曲線作成装置1、走行曲線作成条件入力部31、データベース34、運転指示作成部35、無線送受信部44から構成される。また、地上側走行支援装置42は走行支援条件入力部37と接続される。車上側走行支援装置43は現在速度入力部32、現在位置入力部33、出力部36、無線送受信部44Aから構成される。また速度発電機38、地上子検知装置39、スピーカー40、ディスプレイ41と接続される。ここで、走行曲線作成装置1、現在速度入力部32、現在位置入力部33、データベース34、運転指示作成部35、速度発電機38、地上子検知装置39、スピーカー40、ディスプレイ41は、実施の形態4と同様である。
走行曲線作成条件入力部31は、走行支援条件入力部37で受け付けた開始時刻、目標終了時刻、開始駅、終了駅などの作成条件を受け付ける。また、現在速度入力部32および現在位置入力部33で取得された速度および位置は無線送受信機44Aおよび44を介して、作成条件として用いることも可能である。また、運転指示作成部35で作成された運転操作指示は、無線送受信部44および44Aを介して出力部36に受け渡される。
以上の構成によれば、車上側の処理負荷を軽減しつつ、運転士が運転操作を行う位置を把握しやすい鉄道システムが実現可能である。
実施の形態6.
実施の形態4においては、すべてのランドマークが走行モードを切り替える位置の基準として用いられている。このため、開始位置から最初のランドマークにおいて走行モードが切り替わる走行曲線が作成される可能性がある。ところが、開始位置と最初のランドマークまでの距離が近い場合には、走行曲線作成後に運転士が直ちに運転操作を実施する必要があり、走行曲線に従って走行できない可能性が高くなる。例えば、各駅に停車する普通列車と、駅で停止することなく通過する急行列車とでは、駅直後のランドマークの位置付けが異なることがある。そこで、本実施の形態では、列車の現在位置から所定の距離内のランドマークについては、走行モードを切り替える位置の基準として用いないことで、運転しやすい走行曲線を得る。
本実施の形態の構成を図15に示す。走行曲線作成条件入力部31Aは、走行支援条件入力部37で受け付けた目標終了時刻、終了駅、現在速度入力部32で受け付けた速度と現在位置入力部33で受け付けた位置に加え、モータやブレーキなどの駆動装置45から現在走行モード入力部46で受け付けた走行モードであるスキップ走行モードも作成条件として受け付ける。これらの作成条件は図16に示す、走行曲線作成装置1Cの作成条件入力部11Cに渡される。
また、走行曲線作成装置1Cはランドマーク選定部24Cを備えるものとする。ランドマーク選定部24Cでは、ランドマーク入力部14が受け付けたランドマークのうち、作成条件入力部11Cにおいて入力された現在位置(走行曲線の開始位置)から所定の距離以内のランドマークを除外する。また、図17に示すように、走行曲線作成部16Cの運転操作案作成部17Cでは、ランドマーク選定部24で選定したランドマークのうち、現在位置から最も近いランドマークまで、作成条件入力部11Cが受け付けた走行モード、すなわちスキップ走行モードで走行するような運転操作案を作成する。
図18は運転操作案作成部17Cで作成する走行曲線の例を示す図である.開始位置は200m、開始速度は60km/h、現在の走行モードは定速モードとなっている。開始位置から最も近いランドマークは250mにあるが、開始位置との距離が近いと判断されているため、作成された走行曲線では次のランドマーク(350m)まで定速走行モード(スキップ走行モード)としている。
以上のように、入力部には、さらにスキップ走行モードを入力し、走行曲線作成部は、走行曲線の開始位置から所定の距離以上離れたランドマークまでの間は、スキップ走行モードで走行する走行曲線を作成することになる。
以上の構成によれば、駅間走行中にあらかじめ作成された走行曲線と、実績の走行曲線とにずれが生じ、再作成が必要となった場合においても、再作成後に運転士に運転操作を通知する時間が確保できるため、運転しやすい走行曲線を得ることができる。
1、1A、1B 走行曲線作成装置、11、11B、11C 作成条件入力部、12 列車性能入力部、13 路線情報入力部、14 ランドマーク入力部、15、15A、15B 記憶部、16、16A、16B、16C 走行曲線作成部、17、17C 運転操作案作成部、18 シミュレーション部、19 走行曲線記憶部、20、20B 走行曲線評価部、21、21B 走行曲線選択部、22 運転操作案修正部、23 出力部、24、24C ランドマーク選定部、 3 走行支援装置、31 走行曲線作成条件入力部、32 現在速度入力部、33 現在位置入力部、34 データベース、35 運転指示作成部、36 出力部、37 走行支援条件入力部、38 速度発電機、39 地上子検知装置、40 スピーカー、41 ディスプレイ、42 地上側走行支援装置、43 車上側走行支援装置、44、44A 無線送受信部、45 駆動装置、46 現在走行モード入力部。

Claims (9)

  1. 列車性能、路線情報、位置情報を含むランドマークに関する情報、走行曲線作成の開始位置及び終了位置、並びに前記走行曲線の開始時刻及び目標終了時刻を入力する入力部と、
    前記ランドマークの位置を基準にして列車の走行モードが切り替わる前記走行曲線を前記入力部に入力された情報に基づき作成する走行曲線作成部とを備えたことを特徴とする走行曲線作成装置。
  2. 走行曲線作成部は、
    ランドマークの位置を基準にした運転操作案、及び終了位置を起点としたブレーキパターンに抵触する時点で走行モードを前記ブレーキパターンに切り替える運転操作案を複数作成する運転操作案作成部と、
    列車性能、路線情報、前記運転操作案から走行曲線案を作成するシミュレーション部と、
    前記走行曲線案が開始位置及び終了位置、並びに開始時刻及び目標終了時刻の作成条件を満たすか否かを評価する走行曲線評価部と、
    前記走行曲線評価部で作成条件を満たすと評価された前記走行曲線案を走行曲線として出力する出力部とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の走行曲線作成装置。
  3. 走行曲線評価部で作成条件を満たす走行曲線案が存在しない場合は、運転操作を変更する位置を修正する運転操作案を作成して再評価することを特徴とする請求項2に記載の走行曲線作成装置。
  4. ランドマークに関する情報は、時間帯情報によって使用の有無が異なることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の走行曲線作成装置。
  5. 走行曲線評価部で作成条件を満たすと評価された複数の走行曲線案を所定の評価指標に基づく目的関数で評価して最も小さくなる走行曲線案を走行曲線とすることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の走行曲線作成装置。
  6. 評価指標は、消費電力量および乗り心地のいずれか一方を少なくとも含んだことを特徴とする請求項5に記載の走行曲線作成装置。
  7. 入力部には、さらにスキップ走行モードを入力し、
    走行曲線作成部は、走行曲線の開始位置から所定の距離以上離れたランドマークまでの間は前記スキップ走行モードで走行する走行曲線を作成することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の走行曲線作成装置。
  8. 列車性能、路線情報、位置情報を含むランドマークに関する情報、時刻表情報を含むデータベースと、
    前記データベースの情報が入力部に入力される請求項1から7のいずれか1項に記載の走行曲線作成装置と、
    前記走行曲線作成装置で作成された走行曲線から運転操作指示を作成する運転操作指示作成部とを備えたことを特徴とする走行支援装置。
  9. 列車の現在位置を走行曲線作成の開始位置とし、前記列車の現在速度を走行曲線の開始速度として入力部に入力することを特徴とする請求項8に記載の走行支援装置。
JP2014125851A 2013-10-25 2014-06-19 走行曲線作成装置および走行支援装置 Expired - Fee Related JP6305238B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014125851A JP6305238B2 (ja) 2013-10-25 2014-06-19 走行曲線作成装置および走行支援装置
US14/513,850 US9457820B2 (en) 2013-10-25 2014-10-14 Speed profile generation apparatus and driver assistance system

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013222036 2013-10-25
JP2013222036 2013-10-25
JP2014125851A JP6305238B2 (ja) 2013-10-25 2014-06-19 走行曲線作成装置および走行支援装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015107787A true JP2015107787A (ja) 2015-06-11
JP6305238B2 JP6305238B2 (ja) 2018-04-04

Family

ID=52996293

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014125851A Expired - Fee Related JP6305238B2 (ja) 2013-10-25 2014-06-19 走行曲線作成装置および走行支援装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9457820B2 (ja)
JP (1) JP6305238B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9387867B2 (en) * 2013-12-19 2016-07-12 Thales Canada Inc Fusion sensor arrangement for guideway mounted vehicle and method of using the same
US9327743B2 (en) * 2013-12-19 2016-05-03 Thales Canada Inc Guideway mounted vehicle localization system
US10279823B2 (en) * 2016-08-08 2019-05-07 General Electric Company System for controlling or monitoring a vehicle system along a route
IT202100007961A1 (it) * 2021-03-31 2022-10-01 Hitachi Rail S P A Procedimento e sistema di controllo per generare un profilo di guida ottimale per veicoli provvisti di propulsione elettrica

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05105081A (ja) * 1991-10-14 1993-04-27 Toshiba Corp 列車運転支援システム
JPH07232643A (ja) * 1994-02-23 1995-09-05 Hitachi Ltd 列車ダイヤ作成装置及びその方法
JPH07327302A (ja) * 1994-05-30 1995-12-12 Toshiba Corp 自動列車運転システム
JP2006044492A (ja) * 2004-08-05 2006-02-16 Toshiba Corp 路面電車の運行支援装置
US20080125924A1 (en) * 2006-10-02 2008-05-29 Wolfgang Daum System, method, and computer software code for optimized fuel efficiency emission output, and mission performance of a diesel powered system
WO2013057969A1 (ja) * 2011-10-19 2013-04-25 三菱電機株式会社 走行計画作成装置および自動列車運転装置

Family Cites Families (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4566067A (en) * 1983-04-29 1986-01-21 Westinghouse Electric Corp. Speed control apparatus and method for rapid transit vehicles
US5239472A (en) * 1988-09-28 1993-08-24 Techsearch Incorporated System for energy conservation on rail vehicles
JP2576719B2 (ja) * 1991-07-19 1997-01-29 株式会社日立製作所 鉄道システム
JP2857027B2 (ja) 1993-06-30 1999-02-10 三菱電機株式会社 列車ダイヤ作成装置
US7539624B2 (en) * 1994-09-01 2009-05-26 Harris Corporation Automatic train control system and method
US6332107B1 (en) * 1999-04-14 2001-12-18 San Francisco Bay Area Rapid Transit District Efficient high density train operations
US6873962B1 (en) * 1999-12-30 2005-03-29 Ge-Harris Railway Electronics Llc Train corridor scheduling process
JP3919553B2 (ja) 2002-02-07 2007-05-30 株式会社東芝 自動列車運転装置
US9233696B2 (en) * 2006-03-20 2016-01-12 General Electric Company Trip optimizer method, system and computer software code for operating a railroad train to minimize wheel and track wear
US8924049B2 (en) * 2003-01-06 2014-12-30 General Electric Company System and method for controlling movement of vehicles
US8998617B2 (en) * 2006-03-20 2015-04-07 General Electric Company System, method, and computer software code for instructing an operator to control a powered system having an autonomous controller
US8295993B2 (en) * 2006-03-20 2012-10-23 General Electric Company System, method, and computer software code for optimizing speed regulation of a remotely controlled powered system
US8370006B2 (en) * 2006-03-20 2013-02-05 General Electric Company Method and apparatus for optimizing a train trip using signal information
US9527518B2 (en) * 2006-03-20 2016-12-27 General Electric Company System, method and computer software code for controlling a powered system and operational information used in a mission by the powered system
US8788135B2 (en) * 2006-03-20 2014-07-22 General Electric Company System, method, and computer software code for providing real time optimization of a mission plan for a powered system
US8398405B2 (en) * 2006-03-20 2013-03-19 General Electric Company System, method, and computer software code for instructing an operator to control a powered system having an autonomous controller
US8370007B2 (en) * 2006-03-20 2013-02-05 General Electric Company Method and computer software code for determining when to permit a speed control system to control a powered system
US8290645B2 (en) * 2006-03-20 2012-10-16 General Electric Company Method and computer software code for determining a mission plan for a powered system when a desired mission parameter appears unobtainable
US8473127B2 (en) * 2006-03-20 2013-06-25 General Electric Company System, method and computer software code for optimizing train operations considering rail car parameters
US8630757B2 (en) * 2006-03-20 2014-01-14 General Electric Company System and method for optimizing parameters of multiple rail vehicles operating over multiple intersecting railroad networks
US8180544B2 (en) * 2007-04-25 2012-05-15 General Electric Company System and method for optimizing a braking schedule of a powered system traveling along a route
US9233622B2 (en) * 2008-03-11 2016-01-12 General Electric Company System and method for managing an amount of stored energy in a powered system
US8676410B2 (en) * 2008-06-02 2014-03-18 General Electric Company System and method for pacing a plurality of powered systems traveling along a route
US8234023B2 (en) * 2009-06-12 2012-07-31 General Electric Company System and method for regulating speed, power or position of a powered vehicle
JP5586308B2 (ja) * 2010-04-01 2014-09-10 株式会社東芝 目標速度算出機能を備えた列車制御装置
JP5539590B2 (ja) * 2011-06-23 2014-07-02 三菱電機株式会社 列車運行制御システム
US8670890B2 (en) * 2012-07-09 2014-03-11 General Electric Company Method and system for timetable optimization utilizing energy consumption factors
US9108652B2 (en) * 2012-07-09 2015-08-18 General Electric Company Method and system for timetable optimization utilizing energy consumption factors

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05105081A (ja) * 1991-10-14 1993-04-27 Toshiba Corp 列車運転支援システム
JPH07232643A (ja) * 1994-02-23 1995-09-05 Hitachi Ltd 列車ダイヤ作成装置及びその方法
JPH07327302A (ja) * 1994-05-30 1995-12-12 Toshiba Corp 自動列車運転システム
JP2006044492A (ja) * 2004-08-05 2006-02-16 Toshiba Corp 路面電車の運行支援装置
US20080125924A1 (en) * 2006-10-02 2008-05-29 Wolfgang Daum System, method, and computer software code for optimized fuel efficiency emission output, and mission performance of a diesel powered system
WO2013057969A1 (ja) * 2011-10-19 2013-04-25 三菱電機株式会社 走行計画作成装置および自動列車運転装置

Also Published As

Publication number Publication date
US9457820B2 (en) 2016-10-04
US20150120101A1 (en) 2015-04-30
JP6305238B2 (ja) 2018-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105424052B (zh) 随机可行驶里程
WO2017169181A1 (ja) デマンド型運行システム
EP2365285A2 (en) Route planning device and route planning system
JP6305238B2 (ja) 走行曲線作成装置および走行支援装置
JP6007929B2 (ja) 移動支援装置、移動支援方法、及び運転支援システム
JP2019053099A (ja) 情報システム、運転支援情報提供方法、車載端末
KR20160057756A (ko) 차량 자율주행 시스템 및 이를 이용한 차량 주행 방법
WO2010109597A1 (ja) 経路案内システム、経路案内サーバ及び経路案内方法
JP2016033500A (ja) 出発地・目的地抽出装置、出発地・目的地抽出方法
JP2011214895A (ja) 車両乗換案内装置及び車両乗換案内方法
JP2012063260A (ja) カーナビゲーションシステム
KR20160135808A (ko) 배터리의 충전 상태에 의해 허용되는 범위에서 상이한 주행 구간들에 따른 주행 모드들의 디스플레이에 기반하는 이동 지원 장치, 이동 지원 방법, 및 운전 지원 시스템
JP2015209113A (ja) 移動支援装置、移動支援方法、及び運転支援システム
JP2015157566A (ja) 移動支援装置、移動支援方法、及び運転支援システム
JP4685083B2 (ja) ナビゲーションシステム、端末装置および経路探索サーバならびに経路探索方法
JP2021167823A (ja) 経路探索装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体
JP6805717B2 (ja) 車載装置、ルート案内システム、及び車載側プログラム
KR102197199B1 (ko) 교차로 회전 통행 속도를 산출하여 교통 정보를 생성하는 방법
JP6413869B2 (ja) 車両環境情報提供システム
JP5599620B2 (ja) ナビゲーション装置
JP6136976B2 (ja) 移動支援装置、移動支援方法、及び運転支援システム
JP5822364B2 (ja) 経路案内システム、経路案内サーバ、経路案内方法および経路案内プログラム
WO2013179447A1 (ja) ナビゲーション装置
JP2012163511A (ja) ナビゲーション装置
JP5493943B2 (ja) 案内提供サーバ、方法、プログラムおよびシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160923

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170719

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170725

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170905

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180306

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6305238

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees