JP2015106269A - 操作装置及び操作方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】標準言語データとオプション言語データとの互換性が無い場合であっても、不正メモリーアクセスを発生させずに処理を円滑にすることが可能な操作部102を提供する。【解決手段】オプション言語データのメッセージが標準言語データのメッセージと互換するか否かを判定する互換性判定手段404と、オプション言語データのメッセージが標準言語データのメッセージと互換しない場合に、前記標準言語データのメッセージに対応するオプション言語データのメッセージが存在するか否かを判定するメッセージ存在判定手段405と、オプション言語データのメッセージが存在する場合に、当該存在するオプション言語データを参照し、オプション言語データのメッセージが存在しない場合に、前記存在しないオプション言語データのメッセージに対応する標準言語データのメッセージを参照する言語データ参照手段403とを備える操作部102。【選択図】図4
Description
本発明は、操作装置及び操作方法に関し、詳しくは、標準言語データとオプション言語データとの互換性が無い場合であっても、不正メモリーアクセスを発生させずに処理を円滑にすることが可能な操作装置及び操作方法に関する。
従来より、操作装置の言語データの移行を含むシステムの移行の効率化に関する技術が存在する。例えば、特開平8−272600号公報(特許文献1)には、異種システム間でアプリケーション資源を実行可能なように移行させるための処理を行う異種システム間移行処理システムが開示されている。このシステムでは、移行対象のアプリケーション資源を移行先システムに移植復元する復元処理部と、移植復元されたアプリケーション資源を移行先システムで実行可能にするため資源単位に変換する変換処理部と、変換された各アプリケーション資源自身の情報からアプリケーション資源の相互関係を解析する解析処理部と、解析されたアプリケーション資源の相互関係の情報から移行先システムにおける翻訳用手続きなどを生成する生成処理部と、生成された翻訳用手続きを使用してアプリケーションの翻訳を行う翻訳処理部とを備えていることを特徴とする。これにより、変換された資源の相互関係が自動的に解析されるので、ドキュメントに不備があった場合などでも、移行した資源の相互関係を一つ一つ解析する必要がなく、解析のための作業量および時間が減少するとしている。
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、システムの移行の効率化をメインとしており、例えば、言語データの移行や取り扱いについての技術ではない。
一方、近年、複合機等の画像形成装置には、複数の言語に対応し得る操作装置を備えるようになってきている。言語の種類としては、ヨーロッパ言語やアジア言語である。このような多言語対応の操作装置では、どの国を販売地域(仕向地)としても共通して使用される標準言語と、販売地域で設定されるオプション言語とが存在する。
ここで、オプション言語は、標準言語と異なるため、販売地域に応じてインストールされる。そのため、オプション言語のデータは、標準言語のデータとは別で管理されるという実情がある。この標準言語のデータは、通常、操作装置又は画像形成装置の本体ファームウェアに含まれる。
このように、オプション言語データと標準言語データとが別管理とされる場合、バージョンアップのタイミングのズレ等の理由により、互換性の無いオプション言語データが更新されずに記憶され続けるという問題が生じる。つまり、オプション言語データのうち、標準言語データの所定のメッセージに対応するメッセージが存在しないという互換性が無い問題が生じる。
このような互換性が無い状態で、例えば、管理者、サービスマン等の特定のユーザーが言語データに関するレポート印刷を実行すると、操作装置又は画像形成装置が、各言語データを相互に参照する際に、オプション言語データの所定のメッセージだけデータが存在しない状態となる。このように、メモリーのうち、データが存在しないメモリー領域を参照すると、装置が不正にメモリーアクセスしたとみなして、サービスコールとなり、装置自体の動作が停止するという二次的な問題が生じる。
本来であれば、特定のユーザーが、言語データのバージョンアップを適正に実行した上で、互換性のある状態でレポート印刷等を実行すべきであるが、現実には、そのような対応が出来ていないという問題がある。
そこで、本発明は、前記問題を解決するためになされたものであり、標準言語データとオプション言語データとの互換性が無い場合であっても、不正メモリーアクセスを発生させずに処理を円滑にすることが可能な操作装置及び操作方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る操作装置は、標準言語データとオプション言語データとが別管理である操作装置であって、以下の構成を採用する。
即ち、本発明は、オプション言語データが参照される際に、オプション言語データのメッセージが標準言語データのメッセージと互換するか否かを判定する互換性判定手段と、前記判定の結果、オプション言語データのメッセージが標準言語データのメッセージと互換しない場合に、前記標準言語データのメッセージに対応するオプション言語データのメッセージが存在するか否かを判定するメッセージ存在判定手段と、前記判定の結果、前記標準言語データのメッセージに対応するオプション言語データのメッセージが存在する場合に、当該存在するオプション言語データを参照し、前記標準言語データのメッセージに対応するオプション言語データのメッセージが存在しない場合に、前記存在しないオプション言語データのメッセージに対応する標準言語データのメッセージを参照する言語データ参照手段とを備えることを特徴とする。
又、前記互換性判定手段は、オプション言語データのメッセージの数が標準言語データのメッセージの数と同じであるか否かを判定することで、オプション言語データのメッセージが標準言語データのメッセージと互換するか否かを判定する。
又、前記メッセージ存在判定手段は、前記標準言語データのメッセージに共通するメッセージ番号であって、前記参照されるオプション言語データのメッセージに対応するメッセージ番号が、オプション言語データの数以下であるか否かを判定することで、前記標準言語データのメッセージに対応するオプション言語データのメッセージが存在するか否かを判定する。
尚、本発明は、標準言語データとオプション言語データとが別管理である操作装置の操作方法として提供することが出来る。
即ち、本発明は、オプション言語データが参照される際に、オプション言語データのメッセージが標準言語データのメッセージと互換するか否かを判定するステップと、前記判定の結果、オプション言語データのメッセージが標準言語データのメッセージと互換しない場合に、前記標準言語データのメッセージに対応するオプション言語データのメッセージが存在するか否かを判定するステップと、前記判定の結果、前記標準言語データのメッセージに対応するオプション言語データのメッセージが存在する場合に、当該存在するオプション言語データを参照し、前記標準言語データのメッセージに対応するオプション言語データのメッセージが存在しない場合に、前記存在しないオプション言語データのメッセージに対応する標準言語データのメッセージを参照するステップとを備えることを特徴とする。このような構成であっても、上述と同様の効果を得ることが可能となる。
又、本発明は、電気通信回線などを介して個別に流通する、コンピュータに実行させるためのプログラムとして提供することができる。この場合、中央演算処理装置(CPU)が、本発明のプログラムに従ってCPU以外の各回路と協働して制御動作を実現する。又、前記プログラム及びCPUを用いて実現される各手段は、専用のハードウェアを用いて構成することもできる。又、当該プログラムは、CD−ROMなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された状態で流通させることも可能である。
本発明の操作装置及び操作方法によれば、標準言語データとオプション言語データとの互換性が無い場合であっても、不正メモリーアクセスを発生させずに処理を円滑にすることが可能となる。
以下に、添付図面を参照して、本発明の操作装置(操作部)を備える画像形成装置及び操作方法の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。尚、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。又、フローチャートにおける数字の前に付されたアルファベットSはステップを意味する。
<操作部を備える画像形成装置>
図1は、本発明の実施形態に係る操作部を備える画像形成装置の概念図である。但し、本発明に直接には関係しない各部の詳細は省略している。
図1は、本発明の実施形態に係る操作部を備える画像形成装置の概念図である。但し、本発明に直接には関係しない各部の詳細は省略している。
尚、本発明の操作部を備える画像形成装置は、例えば、プリンタやスキャナ単体、あるいはプリンタ、コピー、スキャナ、ファックス等を備えた複合機等が該当し、コピー機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能等を備えた画像形成装置として機能する。
以下に、例えば、コピー機能を利用する場合の複合機100(MFP:Multi Function Peripheral)の動作を簡単に説明する。
先ず、ユーザーが複合機100を利用する場合、原稿を筐体部の上面に備えられている原稿台101に載置する。続いて、ユーザーは、前記原稿台101近傍に備えられている操作部102(操作パネル)を使用して、画像形成に関する設定条件の入力を当該操作部102の操作画面から入力する。そして、ユーザーが、前記操作部102に設けられたスタートキーを押下すると、複合機100が画像形成(印刷処理)を開始する。
次に、画像読取部103において、光源104から照射された光が、前記原稿台101に置かれた原稿に反射される。反射された光は、ミラー105、106、107によって撮像素子108に導かれる。導かれた光は前記撮像素子108により光電変換されて、前記原稿に対応する画像データが生成される。
さて、前記画像データに基づいてトナー像を形成する部分が画像形成部109である。前記画像形成部109には感光体ドラム110が備えられている。前記感光体ドラム110は、一定速度で所定の方向に回転し、その周囲には、回転方向の上流側から順に、帯電器111、露光ユニット112、現像器113、転写器114、クリーニングユニット115などが配置されている。
前記帯電器111は、前記感光体ドラム110表面を一様に帯電させる。前記露光ユニット112は、帯電された感光体ドラム110の表面に、前記画像データに基づいてレーザーを照射し、静電潜像を形成する。前記現像器114は、形成された静電潜像に、トナーを付着させてトナー像を形成する。形成されたトナー像は、前記転写器114により、記録媒体(例えば、用紙、シート)に転写される。前記クリーニングユニット115は、前記感光体ドラム110の表面に残された余分なトナーを取り除く。これらの一連のプロセスは、前記感光体ドラム110が回転することにより実行される。
前記用紙は、複合機100に備えられた複数の給紙カセット116から搬送される。搬送される時は、前記用紙は、ピックアップローラ117により何れか1つの給紙カセット116から搬送路へ引き出される。各給紙カセット116には、それぞれ異なる紙種の用紙が収容されており、画像形成に関する設定条件に基づいて用紙が給紙される。
搬送路に引き出された用紙は、搬送ローラ118やレジストローラ119により感光体ドラム110と転写器114の間に送り込まれる。送り込まれると、前記用紙は前記転写器114により前記トナー像が転写され、定着装置120に搬送される。
前記トナー像が転写された用紙が、前記定着装置120に備えられた加熱ローラと加圧ローラの間を通過すると、前記トナー像に熱と圧力が印加されて、可視像が用紙に定着される。前記加熱ローラの熱量は、紙種に応じて最適に設定され、前記定着が適切に行われる。前記可視像が用紙に定着されて画像形成が終了し、当該用紙は搬送ローラ118により、経路切替部121へ導かれる。
前記経路切替部121では、前記複合機100による切り替え指示により、前記用紙を、前記筐体部の側面に設けられた排紙トレイ122へ案内したり、排紙口123を介して、前記筐体部の胴内に設けられた胴内トレイ124へ案内したりする。前記用紙は、前記排紙トレイ122か胴内トレイ124に積載され、収容される。前記手順により、複合機100はコピー機能をユーザーに提供する。
次に、図2は、本発明の実施形態に係る操作部の全体構成を示す概念図である。ユーザーは、前記操作部102を用いて、上述のような画像形成についての設定条件を入力したり、入力された設定条件を確認したりする。前記設定条件が入力される場合、前記操作部102に備えられたタッチパネル201(操作パネル)、タッチペン202、操作キー203が用いられる。
前記タッチパネル201には、設定条件を入力する機能と当該設定条件を表示する機能が兼ね備えられている。即ち、タッチパネル201上に表示された画面内のキーを押下することによって、当該押下されたキーに対応する設定条件が入力される。
前記タッチパネル201の背面には、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示部が設けられており、当該表示部が、例えば、前記初期画面等の操作画面を表示する。前記タッチパネル201の近傍には、タッチペン202が備えられており、ユーザーがそのタッチペン202の先をタッチパネル201に接触させると、タッチパネル201下に設けられたセンサーが接触先を検知する。
更に、前記タッチパネル201近傍には、所定数の操作キー203が設けられ、例えば、テンキー204、スタートキー205、クリアキー206、ストップキー207、リセットキー208、電源キー209が備えられている。
次に、図3を用いて、複合機100の制御系ハードウェアの構成を説明する。図3は、本発明に係る複合機100の制御系ハードウェアの構成を示す図である。ただし、本発明に直接には関係しない各部の詳細は省略している。
複合機100の制御回路は、CPU(Central Processing Unit)301、ROM(Read Only Memory)302、RAM(Random Access Memory)303、HDD(Hard Disk Drive)304、各駆動部に対応するドライバ305、操作部102を内部バス306によって接続している。
前記CPU301は、例えば、RAM303を作業領域として利用し、前記ROM302、HDD304等に記憶されているプログラムを実行し、当該実行結果に基づいて前記ドライバ306と前記操作部102からのデータや指示、キーに対応する信号、命令等を授受し、図1に示した各駆動部の動作を制御する。尚、操作部102の制御回路も、複合機100の制御回路と同等であるため、その表示、説明を省略する。
又、前記駆動部以外の後述する各手段(図4に示す)についても、複合機100、操作部102のCPUがプログラムを実行することで当該各手段を実現する。ROM、HDD等には、以下に説明する各手段を実現するプログラムやデータが記憶されている。
<本発明の実施形態>
次に、図4、図5を参照しながら、本発明の実施形態に係る構成及び実行手順について説明する。図4は、本発明の実施形態における複合機の機能ブロック図である。又、図5は、本発明の実施形態の実行手順を示すためのフローチャートである。
次に、図4、図5を参照しながら、本発明の実施形態に係る構成及び実行手順について説明する。図4は、本発明の実施形態における複合機の機能ブロック図である。又、図5は、本発明の実施形態の実行手順を示すためのフローチャートである。
先ず、ユーザーが、複合機100の電源を投入すると、当該複合機100が起動し、複合機100の操作部102の表示受付手段401が、タッチパネル201上に操作画面(初期画面)を表示する(図5:S101)。
ここで、前記操作画面には、例えば、予め設定された標準言語から、他の標準言語と、オプション言語とのいずれかの言語に表示言語を切り替える言語切替キーが表示され、操作部102は、複数の言語に対応可能に構成されている。
操作部102の表示受付手段401は、起動時には、予め設定された標準言語(例えば、英語)の標準言語データに基づいて操作画面を表示する。
ここで、ユーザーが、前記操作画面を見ながら、所定のキー操作をすることで、システム画面へ移行し、当該システム画面のうち、標準言語及びオプション言語から作成されるレポートキーを押下(選択)する。このレポートキーが押下されると、操作部102に登録されている標準言語データ及びオプション言語データが全て参照されて、各言語データ毎のレポートが出力されることになる(コピー機能)。
表示受付手段401は、当該レポートキーの押下を受け付けて、その旨を複合機100本体のレポート作成手段402に通知する。当該レポート作成手段402は、レポートの作成を開始する(図5:S102)。
レポート作成手段402がレポートの作成を開始すると、各言語データを取得するために、その旨を操作部102の言語データ参照手段403に通知する。当該通知を受けた言語データ参照手段403は、先ず、操作部102の所定のメモリーに記憶された言語データテーブルを参照する。
前記言語データテーブル600には、図6(A)に示すように、所定のメッセージ番号601(例えば、「1」等)と、標準言語データのメッセージ(文字列、表示文字)602(例えば、標準言語が英語であれば、「Status Page」)と、オプション言語データのメッセージ603(例えば、オプション言語がイタリア語であれば、「Pagina de status」)とが関連付けて記憶されている。
このメッセージ番号601は、所定の画面又は所定のレポートデータのうち、メッセージを配置する配置位置を意味し、当該メッセージ番号601に関連付けられたメッセージ602、603は、所定のメッセージ番号601と共通して関連付けられて、当該メッセージ番号601の配置位置に配置される。
又、所定のメッセージ番号601に関連付けられた標準言語データのメッセージ602と、オプション言語データのメッセージ603とは、相互に同じ意味を有し、例えば、メッセージ番号「1」に対する標準言語データのメッセージ「Status Page」をオプション言語で翻訳したものが、メッセージ番号「1」に対するオプション言語データのメッセージ「Pagina de status」に対応することになる。このように、一のメッセージ番号601に対して、各言語毎に同じ意味を有するメッセージが関連付けられている。
又、前記言語データテーブル600の標準言語データのメッセージ602とオプション言語データのメッセージ603とは別管理されている。例えば、操作部102のファームフェアのバージョンアップの際には、前記言語データテーブル600のメッセージ番号601と標準言語データのメッセージ602とが更新されたり、新たに追加されたりする。一方、オプション言語データのメッセージ603は、管理者やサービスマン等の特定のユーザーが特定の処理によりオプション言語データ(ファームウェア)のバージョンアップを実行することで、初めて更新されたり、新たに追加されたりする。
従って、殆どの場合、メッセージ番号601と、標準言語データのメッセージ602との更新と追加が、オプション言語データのメッセージ603の更新と追加よりも先だって実行されることになる。
尚、図6(A)に示す言語データテーブル600では、一の標準言語データと一のオプション言語データの場合を示したが、複数の標準言語データと一又は複数のオプション言語データの場合であっても、同様である。
さて、前記言語データテーブル600を参照した言語データ参照手段403は、先ず、各メッセージ番号601毎に標準言語データのメッセージ602を参照する(図5:S103)。ここで、上述のように、メッセージ番号601と、標準言語データのメッセージ602との更新と追加が先立っているため、標準言語データのメッセージ602を先に参照しても、問題が生じることなく、確実に標準言語データのメッセージ602を取得することが可能となる。
次に、言語データ参照手段403は、オプション言語データのメッセージ603を参照する際に、その旨を互換性判定手段404に通知する。当該通知を受けた互換性判定手段404は、オプション言語データのメッセージ603が標準言語データのメッセージ602と互換するか否か(オプション言語データの互換性があるか否か)を判定する(図5:S104)。
互換性判定手段404が、オプション言語データの互換性があるか否かを判定する方法は、どのような方法でも構わないが、例えば、以下のようになされる。即ち、互換性判定手段404が、前記言語データテーブル600を参照し、オプション言語データのメッセージ603の数と、標準言語データのメッセージ602の数とをそれぞれカウントし、オプション言語データのメッセージ603の数が標準言語データのメッセージ602の数と同じであるか否かを判定する。
これは、オプション言語データの互換性がある場合、オプション言語データのメッセージ603の数(総数)が標準言語データのメッセージ602の数と一致することを利用するのである。
例えば、前記言語データテーブル600のように、メッセージ番号「10」における標準言語データのメッセージ「IPv6」があるにもかかわらず、オプション言語データのメッセージが無い場合は、前記オプション言語データのメッセージ603の数が「9」となり、標準言語データのメッセージ602の数が「10」となり、同一にならない。この場合は、オプション言語データのバージョンアップが進んでおらず、オプション言語データの互換性がないと判定するのである。
前記判定の結果、オプション言語データのメッセージ603の数が標準言語データのメッセージ602の数と同じでない場合、つまり、オプション言語データのメッセージ603が標準言語データのメッセージ602と互換しない場合(図5:S104NO)、互換性判定手段404は、このままオプション言語データのメッセージが参照されると不正メモリーアクセスが生じる可能性があると判定し、その旨をメッセージ存在判定手段405に通知する。当該メッセージ存在判定手段405は、標準言語データのメッセージ602に対応するオプション言語データのメッセージ603が存在するか否かを判定する(図5:S105)。
メッセージ存在判定手段405が、前記標準言語データのメッセージ602に対応するオプション言語データのメッセージ603が存在するか否かを判定する方法は、どのような方法でも構わないが、例えば、以下のようになされる。即ち、メッセージ存在判定手段405は、先ず、所定のメッセージ番号(例えば、「1」)を選択し、当該選択したメッセージ番号「1」がオプション言語データの数(例えば、「9」)以下であるか否かを判定する。
前記判定の結果、前記メッセージ番号「1」がオプション言語データの数(「9」)以下である場合(図5:S105YES)、メッセージ存在判定手段405は、当該メッセージ番号「1」に対応するオプション言語データのメッセージ603は存在すると判定し、その旨を言語データ参照手段403に通知する。当該通知を受けた言語データ参照手段403は、前記メッセージ番号「1」に対応する(存在した)オプション言語データのメッセージ603(「Pagina de status」)を参照する(図5:S106)。これにより、オプション言語データの存在を予め確認した上でメッセージ603を参照させることが出来るため、不正メモリーアクセスが生じる可能性を回避することが可能となる。
言語データ参照手段403が、所定のオプション言語データのメッセージ603を参照すると、オプション言語データのメッセージ603を全て参照したか否かを判定する(図5:S107)。前記判定は、例えば、標準言語データを基準として、参照したオプション言語データのメッセージ603の数が、標準言語データのメッセージ602の数と同じか否かを判定することでなされる。
前記判定の結果、オプション言語データのメッセージ603を全て参照していない場合(図5:S107NO)、言語データ参照手段403は、その旨をメッセージ存在判定手段405に通知し、S105に戻って、メッセージ存在判定手段405が、次の順番のメッセージ番号(例えば、「2」)を選択し、当該選択したメッセージ番号「2」がオプション言語データの数(「9」)以下であるか否かを判定することになる(図5:S105)。
ところで、S105からS107までのステップが繰り返された結果、前記メッセージ番号が、オプション言語データのメッセージ603が存在しないメッセージ番号「10」になった場合には、以下のようになる。即ち、S105において、前記判定の結果、前記メッセージ番号「10」がオプション言語データの数(「9」)以下でない場合(図5:S105NO)、メッセージ存在判定手段405は、当該メッセージ番号「10」に対応するオプション言語データのメッセージ603は存在しないと判定し、その旨を言語データ参照手段403に通知する。当該通知を受けた言語データ参照手段403は、前記メッセージ番号「10」(存在しないオプション言語データのメッセージ603)に対応する標準言語データのメッセージ602(「IPv6」)を参照する(図5:S108)。つまり、オプション言語データのメッセージ603の代わりに、確実に存在する標準言語データのメッセージ602を参照させる。これにより、強制的に標準言語データのメッセージ602を参照させることになるものの、オプション言語データが存在しないことによる不正メモリーアクセスが生じる可能性を確実に回避することが可能となる。そのため、従来から存在していた不正メモリーアクセスによるサービスコール、複合機100又は操作部102の強制的な動作停止を確実に防止することが可能となる。
又、このように、標準言語データのメッセージ602を代わりに参照させることで、オプション言語データのためのメモリー領域の確保が必要無くなり、例えば、組込み開発等により装置全体でメモリー制限が必要な場合に、小規模のメモリー領域で対応することが可能となる。
さて、S105からS108までのステップが繰り返された結果、オプション言語データのメッセージ603が全て参照された場合(図5:S107YES)、言語データ参照手段403が、その旨をレポート作成手段402に通知する。当該通知を受けたレポート作成手段402は、前記参照された標準言語データとオプション言語データのメッセージ602、603に基づいてレポートを出力する(図5:S109)。
レポート作成手段402がレポートを作成する方法は、どのような方法でも構わないが、例えば、以下のようになされる。即ち、図6(B)に示すように、所定のメモリーには、各メッセージ番号が所定の位置に配置されたレポート画像が予め記憶されており、レポート作成手段402が、標準言語データのメッセージ602を、自身のメッセージ番号に対応するレポート画像のメッセージ番号に配置することで、標準言語データのレポート画像を作成する。又、レポート作成手段402が、オプション言語データのメッセージ603を、自身のメッセージ番号に対応するレポート画像のメッセージ番号に配置することで、オプション言語データのレポート画像を作成する。
尚、オプション言語データのメッセージ603が存在しないメッセージ番号「10」については、標準言語データのメッセージ番号「10」のメッセージ602「IPv6」が代わりに配置されることになる。これにより、オプション言語データのレポートであっても、違和感無く出力させることが可能となる。
レポート作成手段402は、作成したレポート画像に基づいて画像形成を実行すれば、各言語データ毎のレポートを作成することが出来る。このように、オプション言語データのバージョンが古い場合であっても、不正メモリーアクセスを発生させることなく、レポート印刷を適切に実行させることが可能となる。
ところで、S104において、オプション言語データのメッセージ603の数が標準言語データのメッセージ602の数と同じ場合、つまり、オプション言語データのメッセージ603が標準言語データのメッセージ602と互換する場合(図5:S104YES)、互換性判定手段404は、オプション言語データのメッセージを参照しても不正メモリーアクセスが生じる可能性がないと判定し、その旨を言語データ参照手段403に通知する。当該通知を受けた言語データ参照手段403は、標準言語データのメッセージ602の参照と同様に、各メッセージ番号601毎にオプション言語データのメッセージ603を参照する(図5:S110)。この場合は、不正メモリーアクセスが生じ得ないので、そのままオプション言語データのメッセージ603の参照を実行させる。
そして、言語データ参照手段403が、全てのオプション言語データのメッセージ603を参照すると、その旨をレポート作成手段402に通知すれば、上述のように、S109において、レポート作成手段402は、前記参照された標準言語データとオプション言語データのメッセージ602、603に基づいてレポートを出力することになる(図5:S109)。
このように、本発明では、オプション言語データが参照される際に、オプション言語データのメッセージが標準言語データのメッセージと互換するか否かを判定する互換性判定手段404と、前記判定の結果、オプション言語データのメッセージが標準言語データのメッセージと互換しない場合に、前記標準言語データのメッセージに対応するオプション言語データのメッセージが存在するか否かを判定するメッセージ存在判定手段405と、前記判定の結果、前記標準言語データのメッセージに対応するオプション言語データのメッセージが存在する場合に、当該存在するオプション言語データを参照し、前記標準言語データのメッセージに対応するオプション言語データのメッセージが存在しない場合に、前記存在しないオプション言語データのメッセージに対応する標準言語データのメッセージを参照する言語データ参照手段403とを備えることを特徴とする。
これにより、標準言語データとオプション言語データとの互換性が無い場合であっても、不正メモリーアクセスを発生させずに処理を円滑にすることが可能となる。
尚、本発明の実施形態では、レポート作成の処理について説明したが、オプション言語データのメッセージの参照を必要とする処理であれば、どのような処理でもよく、画面表示処理等であっても適用することが可能である。
又、本発明の実施形態では、英語を標準言語とし、イタリア語をオプション言語としたが、言語の種類に特に限定は無い。
又、本発明は、操作部102を複合機100に適用した場合について説明したが、データの無いメモリー領域を参照すると、不正メモリーアクセスとなる装置であれば、どのような装置でも良く、例えば、タッチパネルを有する操作部102(操作装置)を備えた各種画像形成装置、各種画像処理装置、各種画像加工装置、各種画像表示装置等に適用しても、同一の作用効果を奏する。
又、本発明の実施形態では、複合機100(操作部102)が各手段を備えるよう構成したが、当該各手段を実現するプログラムを記憶媒体に記憶させ、当該記憶媒体を提供するよう構成しても構わない。当該構成では、前記プログラムを複合機100(操作部102)に読み出させ、当該複合機100(操作部102)が前記各手段を実現する。その場合、前記記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の作用効果を奏する。さらに、各手段が実行するステップをハードディスクに記憶させる方法として提供することも可能である。
以上のように、本発明に係る操作装置及び操作方法は、操作部はもちろん、それを備えた複合機、複写機、プリンタ等に有用であり、標準言語データとオプション言語データとの互換性が無い場合であっても、不正メモリーアクセスを発生させずに処理を円滑にすることが可能な操作装置及び操作方法として有効である。
100 複合機
102 操作部
401 表示受付手段
402 レポート作成手段
403 言語データ参照手段
404 互換性判定手段
405 メッセージ存在判定手段
102 操作部
401 表示受付手段
402 レポート作成手段
403 言語データ参照手段
404 互換性判定手段
405 メッセージ存在判定手段
Claims (4)
- 標準言語データとオプション言語データとが別管理である操作装置であって、
オプション言語データが参照される際に、オプション言語データのメッセージが標準言語データのメッセージと互換するか否かを判定する互換性判定手段と、
前記判定の結果、オプション言語データのメッセージが標準言語データのメッセージと互換しない場合に、前記標準言語データのメッセージに対応するオプション言語データのメッセージが存在するか否かを判定するメッセージ存在判定手段と、
前記判定の結果、前記標準言語データのメッセージに対応するオプション言語データのメッセージが存在する場合に、当該存在するオプション言語データを参照し、前記標準言語データのメッセージに対応するオプション言語データのメッセージが存在しない場合に、前記存在しないオプション言語データのメッセージに対応する標準言語データのメッセージを参照する言語データ参照手段と
を備えることを特徴とする操作装置。 - 前記互換性判定手段は、オプション言語データのメッセージの数が標準言語データのメッセージの数と同じであるか否かを判定することで、オプション言語データのメッセージが標準言語データのメッセージと互換するか否かを判定する
請求項1に記載の操作装置。 - 前記メッセージ存在判定手段は、前記標準言語データのメッセージに共通するメッセージ番号であって、前記参照されるオプション言語データのメッセージに対応するメッセージ番号が、オプション言語データの数以下であるか否かを判定することで、前記標準言語データのメッセージに対応するオプション言語データのメッセージが存在するか否かを判定する
請求項1又は2に記載の操作装置。 - 標準言語データとオプション言語データとが別管理である操作装置の操作方法であって、
オプション言語データが参照される際に、オプション言語データのメッセージが標準言語データのメッセージと互換するか否かを判定するステップと、
前記判定の結果、オプション言語データのメッセージが標準言語データのメッセージと互換しない場合に、前記標準言語データのメッセージに対応するオプション言語データのメッセージが存在するか否かを判定するステップと、
前記判定の結果、前記標準言語データのメッセージに対応するオプション言語データのメッセージが存在する場合に、当該存在するオプション言語データを参照し、前記標準言語データのメッセージに対応するオプション言語データのメッセージが存在しない場合に、前記存在しないオプション言語データのメッセージに対応する標準言語データのメッセージを参照するステップと
を備えることを特徴とする操作方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013247819A JP2015106269A (ja) | 2013-11-29 | 2013-11-29 | 操作装置及び操作方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013247819A JP2015106269A (ja) | 2013-11-29 | 2013-11-29 | 操作装置及び操作方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2015106269A true JP2015106269A (ja) | 2015-06-08 |
Family
ID=53436333
Family Applications (1)
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JP2013247819A Pending JP2015106269A (ja) | 2013-11-29 | 2013-11-29 | 操作装置及び操作方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2015106269A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10003709B1 (en) | 2017-02-10 | 2018-06-19 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Image processing apparatus and program |
-
2013
- 2013-11-29 JP JP2013247819A patent/JP2015106269A/ja active Pending
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US10003709B1 (en) | 2017-02-10 | 2018-06-19 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Image processing apparatus and program |
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