JP2015104875A - 液体吐出ヘッドの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 液体の浸食から基板を保護し、信頼性の高い液体吐出ヘッドを製造すること。
【解決手段】 液体吐出ヘッドの製造方法であって、液体供給口が形成された基板の表面に対してドライフィルムを転写し、前記ドライフィルムを前記基板の表面と前記液体供給口を形成する壁面とに接触させる工程を有し、前記ドライフィルムを、前記基板の表面から前記液体供給口を形成する壁面まで延在する膜とすることを特徴とする液体吐出ヘッドの製造方法。
【選択図】 図2

Description

本発明は、液体吐出ヘッドの製造方法に関するものである。
液体吐出ヘッドはインクジェット記録装置等の液体吐出装置に用いられ、流路形成部材と基板とを有する。液体吐出ヘッドの例として、特許文献1に記載の液体吐出ヘッドがある。液体吐出ヘッドの流路形成部材は基板上に設けられており、液体の流路や、場合によっては吐出口を形成している。基板には液体供給口が形成されており、液体供給口から流路に供給された液体は、吐出口から吐出されて紙等の記録媒体に着弾する。
特開2007−230234号公報
特許文献1に記載の液体吐出ヘッドでは、液体供給口の開口の部分において、基板が液体供給口に露出している。このような場合、使用する液体(インク)の種類によっては、液体供給口の開口に露出した基板が溶解していき、基板上に形成されたエネルギー発生素子が液体に浸食されたり、回路がショートしたりすることがある。
従って、本発明では、液体の浸食から基板を保護し、信頼性の高い液体吐出ヘッドを提供することを目的とする。
本発明は、液体吐出ヘッドの製造方法であって、液体供給口が形成された基板の表面に対してドライフィルムを転写し、前記ドライフィルムを前記基板の表面と前記液体供給口を形成する壁面とに接触させる工程を有し、前記ドライフィルムを、前記基板の表面から前記液体供給口を形成する壁面まで延在する膜とすることを特徴とする液体吐出ヘッドの製造方法である。
本発明によれば、液体の浸食から基板を保護し、信頼性の高い液体吐出ヘッドを提供することができる。
本発明で製造する液体吐出ヘッドの一例を示す図である。 本発明の液体吐出ヘッドの製造方法の一例を示す図である。 本発明の液体吐出ヘッドの一例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態を説明する。
図1に、本発明で製造する液体吐出ヘッドの一例を示す。液体吐出ヘッドは、基板4と、流路形成部材16とを有する。基板4はシリコン等で形成されている。基板4の表面(上面)を第一面とする。基板4の第一面側には、エネルギー発生素子5が形成されている。基板の第一面は結晶方位が(100)の面であることが好ましい。即ち、基板4はシリコンの(100)基板であることが好ましい。エネルギー発生素子5としては発熱抵抗体や圧電素子が挙げられ、基板の第一面と接するように形成されていても、基板の第一面に対して一部中空状に形成されていてもよい。また、基板の第一面側にはバンプ15が形成されており、バンプ15を介して基板外部から供給された電力によってエネルギー発生素子が駆動する。基板には第一面とその裏面である第二面とを貫通する液体供給口14が形成されている。液体供給口から供給された液体は、駆動したエネルギー発生素子によってエネルギーを与えられ、流路形成部材16に形成された液体吐出口13から吐出される。
次に、本発明の液体吐出ヘッドの製造方法を説明する。図2は、図1の液体吐出ヘッドのA−A´で示す部分に対応した断面図である。
まず、図2(A)に示すように、第一面側にエネルギー発生素子5を有する基板4を用意する。エネルギー発生素子5は、SiNやSiO等で形成される保護膜3で覆われている。基板4には、液体供給口14が形成されており、液体供給口14は基板4の第一面に開口している。液体供給口14の形成方法としては、レーザー加工、反応性イオンエッチング、サンドブラスト、ウェットエッチング等が挙げられる。図2(A)では、基板4がシリコンの(100)基板であり、TMAH(水酸化テトラメチルアンモニウム)を用いたウェットエッチングによって液体供給口を形成した例を示している。シリコンの(100)基板をTMAHやKOH(水酸化カリウム)等のアルカリ溶液でエッチングすると、異方性エッチングによって図2(A)に示すようなテーパー形状の液体供給口を形成することができる。このようなテーパー形状の液体供給口であれば、支持体の剥離工程におけるドライフィルムの変形を良好に抑制することができる。特に、第一面と平行な断面が第一面側から第二面側に向かって幅が広がるテーパー形状であることがより好ましい。
次に、図2(B)に示すように、支持体1で支持されたドライフィルム2を用意する。支持体1としては、フィルム、ガラス、シリコン等が挙げられる。後で剥離することを考えると、フィルムであることが好ましい。フィルムとしてはPET(ポリエチレンテレフタラート)フィルムやポリイミドフィルム、ポリアミドフィルム、ポリアラミドフィルム等が挙げられる。また、支持体1をドライフィルム2から剥離しやすくするために、支持体1の表面に離型処理を施してもよい。
ドライフィルム2は、樹脂をフィルム状にしたものである。ドライフィルム2を形成する樹脂は、感光性樹脂であることが好ましい。また、樹脂の軟化点が40℃以上120℃以下であることが好ましい。さらに、有機溶媒に溶解しやすい樹脂であることが好ましい。このような樹脂としては、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂等が挙げられる。エポキシ樹脂としてはビスフェノールA型やクレゾールノボラック型や脂環式のエポキシ樹脂、アクリル樹脂としてはポリメチルメタクリレート、ウレタン樹脂としてはポリウレタン等が挙げられる。これらの樹脂を溶解する溶媒としては、PGMEA(プロピレングリコールメチルエーテルアセテート)、シクロヘキサノン、メチルエチルケトン、キシレン等が挙げられる。樹脂を溶媒に溶解させた樹脂組成物の粘度は5cP以上150cP以下であることが好ましい。樹脂組成物を支持体上にスピンコートやスリットコート法で塗布し、これを例えば50℃以上で乾燥することで、支持体上にドライフィルム2を形成する。支持体上のドライフィルムの乾燥後の厚みは5μm以上30μm以下とすることが好ましい。
支持体1で支持されたドライフィルム2を用意した後、図2(C)に示すように、液体供給口14が形成された基板4に対して、ドライフィルム2を転写する。液体供給口14は、転写されたドライフィルム2によって塞がれる。即ち、ドライフィルム2は液体供給口14の蓋となる。ドライフィルム2は、基板4の液体供給口14を形成する壁面14´に接触させる。ドライフィルム2を壁面14´に接触させる為には、例えばドライフィルム2を基板4に接触させながら、ドライフィルム2を加熱する方法がある。加熱温度は、ドライフィルム2の軟化点を超える温度であることが好ましい。他には、ドライフィルム2を基板4に接触させながら、基板4の方向にドライフィルム2を変形させる圧力を加える方法がある。基板の方向への加圧は、気泡の排出性を考慮して、ロール方式の転写や真空下での転写で行うことが好ましい。加熱及び加圧は、同時に行うことが好ましい。このような方法により、ドライフィルム2を液体供給口14に沈み込ませ、図2(C)に示すように、ドライフィルム2を壁面14´に接触させる。ドライフィルム2は、最終的に、基板4の表面から液体供給口14を形成する壁面14´まで延在する膜となる。この点から、ドライフィルム2を壁面14´に接触させる必要がある。
ドライフィルム2を壁面14´に接触させた後、ドライフィルム2から支持体1を剥離する支持体の剥離工程を行う。この際、ドライフィルム2の一部が液体供給口14に沈み込み、ドライフィルム2が壁面14´に接触していることで、支持体を剥離した際に、ドライフィルム2が基板4の液体供給口14に引っかかって保持されるような構成となり、ドライフィルム2が変形しにくくなる。
ドライフィルム2が壁面14´に接触すると、ドライフィルム2の液体供給口14に沈み込んだ部分を含む領域(B)、即ちドライフィルム2の液体供給口の上の厚みは、それ以外の領域、例えば基板4の上の領域(C)に対して厚みが厚くなる。ドライフィルム2のうち、液体供給口の上の領域(B)の厚みは、5μm以上30μm以下とすることが好ましい。5μm以上とすることで、ドライフィルム2を壁面14´に良好に接触させることができ、支持体1の剥離時のドライフィルム2の変形を抑制することができる。より好ましくは、10μm以上である。ドライフィルム2のうち、基板4の上の領域(C)の厚みは、3μm以上25μm以下とすることが好ましい。より好ましくは、20μm以下である。ドライフィルム2は、最終的に、基板4の表面から液体供給口14を形成する壁面14´まで延在する膜となる。従って、基板4の上の領域(C)の厚みを10μm以上とすることで、エネルギー発生素子5から発生させるエネルギーをより有効に活用することができる。例えば、エネルギー発生素子5が発熱抵抗体である場合、エネルギー発生素子5によって液体に発泡が発生する。そして、ドライフィルム2の一部である保護膜がこの発泡の障壁となるので、エネルギーを吐出に有効に使うことができる。ドライフィルム2は、基板4の表面から液体供給口14の方向に2μm以上入っていることが好ましい。より好ましくは5μm以上である。また、好ましくは25μm以下であり、より好ましくは20μm以下である。尚、厚みや長さに関しては、基板4の表面と垂直方向に関する厚みや長さである。
次に、図2(D)に示すように、ドライフィルム2にパターニングを行う。パターニングは、フォトリソグラフィーやドライエッチングによって行うことができるが、精度を高める為にフォトリソグラフィーによって行うことが好ましい。図2(D)では、ドライフィルム2にフォトリソグラフィーによって露光を行う例を示している。マスク6にてドライフィルム2に光を照射し、ドライフィルム2に露光領域8と非露光領域7とを形成する。ここで、液体供給口14の開口を覆うドライフィルム2のうち、開口を覆う部分を残すようにする。即ち、ドライフィルム2をネガ型感光性樹脂で形成した場合、図2(D)に示すように、液体供給口14の開口を覆う部分の一部を露光領域8とする。液体供給口14上のドライフィルムを全て露光してしまうと、液体供給口14が塞がれてしまうので、開口の淵を覆う部分を露光領域8とし、それ以外の領域を非露光領域7とする。ドライフィルム2の液体供給口14上以外の部分についても、必要な箇所には露光を行う。ドライフィルム2には、現像液によって現像を行い、非露光領域7を除去する。
次に、図2(E)に示すように、ドライフィルム2の残した領域、ここでは露光領域8の上に、部材9を形成する。ここでは、部材9としてドライフィルム2(以下、第1のドライフィルムとする)と異なる第2のドライフィルムを用いた例を示す。第2のドライフィルムは支持体1に支持されており、第2のドライフィルムを第1のドライフィルム上に転写した後、支持体1を剥離する。部材9は、例えば液状の樹脂組成物を第1のドライフィルム上に塗布し、これを乾燥させることで形成することができる。部材9の第1のドライフィルム上への形成は、スピンコート法やスリットコート法等による塗布、或いはラミネート法やプレス法等による転写によって形成する。
次に、図2(F)に示すように、部材9をパターニングする。例えばマスク6を用い、フォトリソグラフィーによって部材9に露光領域8と非露光領域7を形成する。第1のドライフィルムと第2のドライフィルムとは、露光する光に対する感度が異なるようにし、感光波長を異ならせる。
次に、図2(G)に示すように、吐出口を形成する部材を形成し、これに液体吐出口を形成する領域を形成する。吐出口を形成する部材をネガ型感光性樹脂で形成した場合、マスク6を用いた露光を行う。他にも、レーザーや反応性イオンエッチングによって、液体吐出口を形成してもよい。
次に、図2(H)のように、現像液に浸すことで、現像を行う。これにより、液体流路10や液体吐出口13が形成される。現像液としては、PGMEA、テトラハイドロフラン、シクロヘキサノン、メチルエチルケトン、キシレン等が挙げられる。
最後に、電気的接続等を行い、液体吐出ヘッドが製造される。本発明で製造される液体吐出ヘッドは、液体供給口の開口の基板が、ドライフィルム2で形成された保護膜20で保護されている。ドライフィルム2を、基板の表面から液体供給口を形成する壁面14´まで延在する膜とすることで、保護膜20を形成できる。保護膜20によって、液体の浸食から基板を保護し、信頼性の高い液体吐出ヘッドを提供することができる。
他にも、図2(D)におけるドライフィルム2のパターニングによって、ドライフィルム2からフィルタ21を形成することができる。フィルタ21を図3に示す。図3(A)は図2と同様の部分における液体吐出ヘッドの断面図である。図3(B)は、図3(A)の液体吐出ヘッドを上部から見た図である。フィルタ21は、液体供給口14の開口部を保護しており、保護膜を兼ねている。ドライフィルム2のパターニングの際、保護膜に加えてフィルタとして残したい部分を残すことで、フィルタ21を形成することができる。
以下、本発明をより具体的に説明する。
<実施例1>
まず、図2(A)に示すように、第一面側にTaSiNからなるエネルギー発生素子5を有する基板4を用意した。基板4としてはシリコンの(100)基板を用いた。基板4は、SiNで形成された保護膜3を有する。また、基板4には、22質量%のTMAH(テトラメチルアンモニウムヒドロキシド)によって、液体供給口となる液体供給口14を形成した。液体供給口14は基板4を貫通しており、テーパー形状であった。
次に、図2(B)に示すように、支持体1と、支持体1に支持されたドライフィルム2とを用意した。支持体1はPETを用いた。ドライフィルム2は、PET上に、エポキシ樹脂(大日本インキ製、商品名;N−695)及び光酸発生剤(サンアプロ製、商品名;CPI−210S)をPGMEAに溶解させた溶液を塗布し、オーブンによって100℃で乾燥させることで形成した。支持体1上のドライフィルム2の乾燥後の厚みは20μmであった。
次に、図2(C)に示すように、液体供給口14が形成された基板4に対し、ドライフィルム2を転写した。転写は、ロール式ラミネーター(タカトリ製、商品名;VTM−200)にて行い、ドライフィルム2の温度を120℃、基板の方向への加圧による圧力を0.4MPaとした。この結果、ドライフィルム2のうち、液体供給口14に沈み込んだ部分を含む領域(B)の厚みは20μmとなった。ドライフィルム2のうち、基板4の上の領域(C)の厚みは17μmとなった。ドライフィルム2は、壁面14´に接触していた。基板4の表面と垂直方向に関して、ドライフィルム2は、基板4の表面から穴14の方向に3μm入っていた。ドライフィルム2が壁面14´に接触した状態で、25℃の環境でドライフィルム2から支持体1を剥離した。
次に、図2(D)に示すように、ドライフィルム2が壁面14´に接触した状態で、露光装置(キヤノン製、商品名;FPA−3000i5+)を用い、マスク6を介して、露光波長365nmの光を5000J/mの露光量でドライフィルム2に露光を行った。その後、50℃5分のベークを行った。これにより、液体供給口14の開口を覆う部分を露光領域8とした。その後、PGMEAによる現像を行い、非露光領域7を除去した。
次に、図2(E)に示すように、ドライフィルム2のうち残した領域の上、ここでは露光領域8の上に、部材9を形成した。部材9は、次のように形成した。まず、PET上に、エポキシ樹脂(大日本インキ製、商品名;N−695)及び光酸発生剤(サンアプロ製、商品名;CPI−210S)をPGMEAに溶解させた溶液を塗布した。これをオーブンによって100℃で乾燥させ、ドライフィルム2に温度120℃、圧力0.4MPaの条件でラミネートした。その後、PETを剥離することで、部材9を形成した。部材9の厚みは5μmであった。
次に、図2(F)に示すように、露光装置(キヤノン製、商品名;FPA−3000i5+)を用い、マスク6を介して、露光波長365nmの光を5000J/mの露光量で部材9に露光を行った。部材9には、露光領域8と非露光領域7とが形成された。その後、50℃5分のベークを行った。
次に、図2(B)で説明したドライフィルム2と同様にして、吐出口を形成する部材を形成した。これを図2(G)に示すように、ロール式ラミネーターにて貼り付け、液体吐出口を形成する領域を形成した。液体吐出口を形成する部材は、エポキシ樹脂(ジャパンエポキシレジン製、商品名;157S70)と光開始剤(サンアプロ製、商品名;LW−S1)をPGMEAに溶解させ、スリットコート法でPET上に形成し、乾燥させることで形成した。ドライフィルム2と吐出口を形成する部材には感度差を持たせ、吐出口を形成する部材に露光装置(キヤノン製、商品名;FPA−3000i5+)にて露光波長365nmの光を1000J/mの露光量でパターン露光した。その後、90℃5分のベークを行うことにより、液体吐出口13となる潜像を形成した。
次に、図2(H)に示すように、PGMEAに浸すことで、現像を行い、液体流路10及び液体吐出口13を形成した。
最後に、電気的接続等を行い、液体吐出ヘッドを製造した。製造された液体吐出ヘッドは、液体供給口の開口の基板が、ドライフィルム2で形成された保護膜20で保護されていた。

Claims (8)

  1. 液体吐出ヘッドの製造方法であって、
    液体供給口が形成された基板の表面に対してドライフィルムを転写し、前記ドライフィルムを前記基板の表面と前記液体供給口を形成する壁面とに接触させる工程を有し、
    前記ドライフィルムを、前記基板の表面から前記液体供給口を形成する壁面まで延在する膜とすることを特徴とする液体吐出ヘッドの製造方法。
  2. 前記ドライフィルムを前記壁面に接触させた後、前記ドライフィルムをパターニングすることで、前記ドライフィルムを、前記基板の表面から前記液体供給口を形成する壁面まで延在する膜とする請求項1に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  3. 前記ドライフィルムは感光性樹脂で形成されており、前記ドライフィルムのパターニングをフォトリソグラフィーによって行う請求項1または2に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  4. 前記ドライフィルムは、前記基板の表面に対して転写する前は支持体で支持されており、前記基板の表面に対して転写された後に、前記支持体は前記ドライフィルムから剥離される請求項1乃至3のいずれかに記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  5. 前記ドライフィルムを前記基板に接触させながら前記基板の方向に加圧することで、前記ドライフィルムを前記壁面に接触させる請求項1乃至4のいずれかに記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  6. 前記ドライフィルムを前記基板に接触させながら加熱する請求項1乃至5のいずれかに記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  7. 前記加熱の温度は、前記ドライフィルムの軟化点よりも高い温度である請求項6に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  8. 前記ドライフィルムによって、前記液体供給口のフィルタを形成する請求項1乃至7のいずれかに記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
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