JP2015104809A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヘッド交換時における装置内へのインク漏れを最小限にする。【解決手段】供給ポンプ63とヘッドタンク12の間に液体の流路(供給チューブ64)を開閉する開閉弁(チョーク弁66)を配置する。記録ヘッド11及びヘッドタンク12からなるヘッド部を取り外す際には、前記開閉弁66を閉める動作を行うヘッド交換シーケンスを実施することにより、記録ヘッド11の上流側にある開閉弁66を閉じた状態でヘッド部を取り外すため、圧力の均衡が保たれた状態でヘッド部を取り外すことができる。これにより、ヘッド部交換の際に機内にインクが漏れることを防止ないしは最小限とする。【選択図】図2

Description

本発明は、吐出ヘッドから液滴を吐出して記録する画像形成装置に関する。
記録媒体に、吐出ヘッド(記録ヘッド)から液滴を吐出して記録する画像形成装置として、インクジェット記録装置が知られている。インクジェット記録装置におけるインク供給方式としては、ヘッドに送るインクを一時的に蓄えておくヘッドタンクの負圧状態に応じて変位するフィルムに連動して開閉する弁を用いて、カートリッジ(メインタンク)からヘッドタンク(サブタンク)にインクを供給する方式(以下、負圧連動弁式常時供給方式と称す)が知られている。
例えば特許第3606282号公報(特許文献1)には、負圧に応じてインクを供給する目的で、圧力室に取り付けられたバルブと付勢部材と、圧力室の液体の減少に伴って発生する負圧に基づいて変位し、その変位をバルブに直接伝達することにより、付勢部材の付勢力に抗してバルブを動作させる可撓性フィルム部材とを備えるという構成が開示されている。
しかしながら、上記特許文献1に記載のものを含め、従来の構成では、ヘッド交換時に、加圧されたインクチューブをヘッドから抜く際に、インクが漏れて装置内部を汚してしまうという問題や、電装基板等にインク等の液体が付着することで装置が故障してしまうという問題があった。
そこで本発明は、従来のインクジェット記録装置における上述の問題を解決し、ヘッド交換時における装置内へのインク漏れを最小限にすることのできる画像形成装置を提供することを課題とする。
この課題を解決するため、本発明は、液体を吐出する吐出ヘッドと、前記吐出ヘッドの近傍で液体を一時的に貯留するヘッドタンクと、前記ヘッドタンクに供給する液体を収容するメインタンクと、前記メインタンクから前記ヘッドタンクに液体を供給する供給ポンプとを備え、前記吐出ヘッドと前記ヘッドタンクが一体的に装置本体から取り外し可能な画像形成装置において、前記供給ポンプと前記吐出ヘッドの間に液体の流路を開閉する流路開閉手段を設け、前記吐出ヘッドと前記ヘッドタンクを装置本体から取り外す際に、前記流路開閉手段により流路を閉鎖するヘッド交換シーケンスを実施することを特徴とする。
本発明によれば、記録ヘッド及びヘッドタンクを取り外す際には、流路開閉手段を閉めるヘッド交換シーケンスを実施することにより、記録ヘッドの上流側にある流路開閉手段を閉じた状態で取り外すため、圧力の均衡が保たれた状態で記録ヘッド及びヘッドタンクを取り外すことができる。これにより、ヘッド交換の際に機内にインクが漏れることを防止ないしは最小限とでき、画像形成装置内部をインクで汚したりすることがなく、また、電装基板にインクが付着することによる装置故障を防止することができる。
本発明に係るインクジェット記録装置の概略構成を示す、機構部の斜視図である。 そのインクジェット記録装置におけるインク供給系の構成を示す模式図である。 ヘッドタンクの内部構成を示す断面図である。 チョーク弁の断面図である。 記録ヘッドとヘッドタンクからなるヘッド部の側面図である。 ヘッドタンクに供給チューブを接続した様子を示す部分斜視図である。 吸引ポンプによるインク吸引の様子を示す模式図である。 吸引ポンプの構造を示す断面図である。 ヘッドタンクへのインクの初期充填シーケンスを示すフローチャートである。 記録ヘッドの交換手順を示すフローチャートである。 記録ヘッド交換手順の別例を示すフローチャートである。 記録ヘッド交換手順の更に別の例を示すフローチャートである。 記録ヘッド交換手順の更にまた別の例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明に係る画像形成装置の一例であるインクジェット記録装置の概略構成を示す、機構部の斜視図である。本実施形態のインクジェット記録装置は、装置本体の内部に、画像を形成するための記録装置エンジンを有し、装置本体の底部に設けた給紙部から記録媒体を給紙して、副走査搬送手段によって、記録媒体を搬送しながら、記録ヘッドを搭載したキャリッジによって、記録媒体にインクを吐出して画像を形成する。
より詳細には、図1に示すように、、左右の側板に架け渡した案内部材である板状部材からなるガイド部材3にてキャリッジ4を主走査方向に移動可能に支持し、主走査モータ5によって、駆動プーリと従動プーリとの間に張った状態で掛け回されたタイミングベルト(図示せず)を介してキャリッジ4を主走査方向に移動走査する。
図2は、本実施形態のインクジェット記録装置におけるインク供給系の構成を示す模式図である。
上記したキャリッジ4には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色の液滴を吐出する画像形成手段としての液体吐出ヘッからなる記録ヘッド11が搭載されている。記録ヘッド11(吐出ヘッド)の上部には、一時的にインクを貯留するヘッドタンク12があり、装置本体のカートリッジ装着部61に装着されたカートリッジ62(メインタンク)からのインクを供給ポンプ63によりヘッドタンク12に供給する。なお、記録ヘッド11(吐出ヘッド)とヘッドタンク12は、一体的に装置本体から取り外し可能に構成されている。
インクを吐出する記録ヘッド11内のインクが乾燥などにより正常にインクを吐出できなくなったときに、維持回復機構であるメンテナンスユニット41(図1)内に設けられた吸引ポンプ46により記録ヘッド内の乾燥インクなどを強制的に吸引する。吸引されたインクは吸引ポンプ46を通り廃液タンク47(図7)へ貯蔵される。記録ヘッド11からインクを吸引するとヘッドノズル面にインクが付着するためそれをワイパで払拭する動作を行う。このようにすることで、記録ヘッド11にフレッシュなインクが送られ正常な印字ができるようになる。なお、メンテナンスユニット41による維持回復を行なうときには、キャップ部材42により記録ヘッド11をキャッピングする。
本実施形態のインクジェット記録装置におけるインク供給系は、負圧連動弁式常時供給方式であり、図2のように構成されている。すなわち、メインタンクであるカートリッジ62から加圧ポンプ(供給ポンプ)63によりインクを圧力バッファ65、チョーク弁(流路開閉手段)66、インクチューブ64を介してヘッドタンク12へ供給する。なお、カートリッジ62と供給ポンプ63の間、および、供給ポンプ63と圧力バッファ65の間には、それぞれ逆止弁67,68が配置されている。
ヘッドタンク12内は、負圧連動弁13よりも上流側は正圧がかかった加圧室となっており、下流側は負圧室となっている。このため、ヘッド交換(ヘッド11+ヘッドタンク12を交換)の際は、ヘッドタンク12からインクチューブ64を抜く必要があるが、そのまま抜いてしまうと内部は(インクチューブ64が装着される加圧室内部は)正圧状態であるためインクがチューブから噴出して機内を汚してしまう。
また、ヘッドタンク12内に気泡が所定量以上ある場合は、記録ヘッド11からインクが吐出できなくなるため気泡を除去する必要があるが、通常の吸引ポンプからの吸引では内部の気泡を除去できない。そのときに、圧力バッファ65の下流に設けられた弁(チョーク弁)66を閉めたあとに、吸引ポンプ46で記録ヘッド11からインクを吸引し、ヘッド及びヘッドタンク内部を高い負圧状態にした後にチョーク弁66を開けることで、インクが勢いよく流れ内部の気泡を除去することができる。
図3は、ヘッドタンク12の内部構成を示す断面図である。
ヘッドタンク12内には、回動軸14aを支点として揺動自在に設けられたテコ部材14が備えられている。このテコ部材14の一端側には封止部材15が取り付けられている。封止部材15は、バネ16により、インク供給口18を封止する方向に付勢されている。また、テコ部材14の他端側は、ヘッドタンク12の側面に設けられた可撓性フィルム17に当接して、テコ部材14が可撓性フィルム17の変位に連動するように設けられている。このような構成が、ヘッドタンク12が備える負圧連動弁である。
図3(a)は、ヘッドタンク12内にインクが充満されて負圧連動弁が閉じた(封止部材15がインク供給口18を封止した)状態を示している。そして、記録ヘッド11から液滴を吐出してインクを消費すると、ヘッドタンク12内の負圧が高くなり(負圧室の圧力が低下し)、可撓性フィルム17がタンク内側方向に凹んでくる。すると、可撓性フィルム17と連動するテコ部材14が図中反時計回りに回動し、図3(b)に示すように、封止部材15がインク供給口18から離間し、負圧連動弁が開いてカートリッジからインクがヘッドタンク12内に供給される。なお、図3(b)には、インク供給口18からヘッドタンク12内にインクが流入する様子を曲線の矢印により示してある。
インクがヘッドタンク12に供給されると、可撓性フィルム17がタンク外側方向に次第に膨らみ、それに連動してテコ部材14が図中時計回りに回動し、封止部材15がインク供給口18を封止して負圧連動弁が閉まり、インクの供給がストップする。
図4は、流路開閉手段としてのチョーク弁66の断面図である。
チョーク弁66は、内部に弁体66aを有している。この弁体66aは、少なくとも本体部が磁石に吸着される金属材料からなり、その先端(図の下端)に弾性部材が装着されている。また、弁体66aは、流路を開閉する方向(図では上下方向)に移動可能となっており、周囲に巻装されたバネ66bにより、流路を閉鎖する方向に常に付勢されている。図は、バネ66bが弁体66aを下方に付勢して、入口と出口の間の流路が閉じた(チョーク弁が閉じている)状態を示している。
弁体66aの上方外部には、弁体66aを移動させる移動部材としての磁石66cが移動可能に(チョーク弁本体に近づきまた遠ざかる方向に移動可能に)設けられている。磁石66cをチョーク弁本体に近づけることで磁力が働き、弁体66aが上昇して流路を開放する。また、磁石を遠ざけることで弁体66aに磁力が作用しなくなりあるいは弱くなり、バネ66bに付勢された弁体66aが下降して流路を閉鎖することで、チョーク弁66が閉じる。このように磁石66cを近づけることで弁が開き、遠ざけることで弁を閉めることが出来る。
図5は、記録ヘッドとヘッドタンクからなるヘッド部の側面図である。
この図において、ヘッドタンク12の左側に位置して負圧室12aがあり、その下に記録ヘッド11が位置している。また、ヘッドタンク12の右側には、供給チューブ64が接続される、供給チューブ連通口12bが凸設されている。なお、符号20は、ヘッド回路基板である。
図6は、ヘッドタンク12に供給チューブ64を接続した様子を示す部分斜視図である。本実施形態では、ゴムジョイント19を用いて、供給チューブ64を供給チューブ連通口12bに接続している。このように、供給チューブとヘッドタンクの接続にゴムジョイントを用いることで、加圧状態でもインク漏れを防止することができる。また、供給チューブ64をヘッドタンク12から抜く際には、ゴムジョイント19と供給チューブ64のセットの状態でヘッドタンク12からゴムジョイント19を抜くことで、供給チューブのヘッドタンクからの取り外しを簡単に行うことが出来る。
図7は、吸引ポンプによるインク吸引の様子を示す模式図である。
インク吸引を行うときには、記録ヘッド11を搭載するキャリッジ4を、メンテナンスユニット41に対向する位置に移動して、吸引キャップ42を記録ヘッド11に密着させてから吸引ポンプ46を駆動することで、ヘッド内のインクを吸引する。吸引されたインクは、チューブ48を通って廃インク収容容器47に流れる。
図8は吸引ポンプ46の構造を示す断面図である。
この図に示す吸引ポンプ46はチュービングポンプとして構成されたものであり、ポンプ内部にチューブ48がはい回されている。ポンプ内には、コロ保持軸49が回転可能に支持されており、図示しないモータ(駆動手段)によりコロ保持軸49が回転駆動される。なお、チューブ48は、入口側から出口側にかけて繋がったもの(1本のチューブ)であるが、コロ保持軸49に隠れた部分を点線で示してある。コロ保持軸49には切り欠き49aが設けられており、この切り欠き49aにチューブ押圧コロ50の軸50aがはめ込まれることで、チューブ押圧コロ50がコロ保持軸49によって保持されている。
このように構成された吸引ポンプ46は、図示しないモータにより駆動されてコロ保持軸49が回転し、チューブ押圧コロ50がチューブ48を押圧しながら回転することで、ポンプとして機能する。
コロ保持軸49の切り欠き49aは、コロ保持軸49が図中反時計回りに回転するときにチューブ押圧コロ50の軸50aを押してコロを移動させる押圧部と、図中時計回りに回転するときにチューブ押圧コロ50の軸50aを押してコロを移動させる押圧部とを有しており、図中に長短2本の矢印にて示すように、コロ保持軸49の回転中心から各押圧部までの距離が異なっている。そのため、コロ保持軸49が図中反時計回りに回転駆動されたときは、チューブ押圧コロ50はコロ保持軸49の回転中心から遠い位置に保持されて、チューブ押圧コロ50がチューブ48を押圧しながら回転することで吸引できる。一方、コロ保持軸49が図中時計回りに回転駆動されたときは、チューブ押圧コロ50はコロ保持軸49の回転中心から近いほうの位置に保持され、チューブ押圧コロ50がチューブ48から逃げる位置となるため、ポンプとして機能せず、吸引しない。
ヘッド交換時に、キャップ42をヘッド11に密着させて吸引ポンプ46を左回転させてインク吸引したとき、キャップ内は高い負圧状態となる。そのままの状態で放置していればインクが吸引されて負圧状態は徐々に解除されるが、非常に時間がかかる。
負圧が高い状態でキャップ42をヘッド11から離間させるには、強い動力が必要であるとともに、離間した瞬間に外部からキャップ内に空気が混入しそれと同時にヘッドノズル面に空気が入り込みノズルダウンにつながるため、負圧状態ではキャップ42をヘッド11から離間させないことが望ましい。
しかし、画像形成装置における生産性を考慮すると待ち時間はなるべく少ないほうがよいため、キャップ内がある程度の負圧状態になったと判断したら、吸引ポンプ46を右回転させることでチューブ押圧コロ50によるチューブ押圧が解除されて、キャップ内は大気開放状態となる。その状態でキャップ42をヘッド11から離間させることで、上記のような問題は解消される。
ところで、ヘッドタンクが負圧連動弁を備える場合、供給ポンプをオンするだけでは負圧連動弁が開かないのでヘッドタンクにインクが供給されない。インク吸引をすることでヘッドタンク負圧室が負圧になり、ヘッドタンクに付設された可撓性フィルム17が凹むことで負圧連動弁が開き、供給ポンプ63をONすることでヘッドタンク12にインクを供給することが出来る。しかし、供給チューブ64、ヘッドタンク12内部に気泡がある場合は、インクの供給効率が落ちることがある。そこで、図9のフローチャートに示すように、インク吸引の前にチョーク弁66を閉める動作を行う。こうすることでヘッドタンク12、供給チューブ64を高い負圧状態にし、その後にチョーク弁66を開けることでインクが勢いよくに流れ込み、気泡を除去しながらインク供給することが出来る。
なお、図9は、本実施形態におけるヘッドタンク12へのインクの初期充填シーケンスを示すフローチャートである。初期充填がスタートすると、まず供給ポンプ63をONし(S1)、チョーク弁66を閉める(S2)。その後にキャッピングをしてインク吸引を行い(S3)、チョーク弁66を開ける(S4)。続いてワイパ部材によりヘッドノズル面をワイピングし(S5)、供給ポンプ63をオフする(S6)。
図10は、ヘッド交換の際に実施されるヘッド交換シーケンスを示すフローチャートである。
ヘッド交換の際には、まずチョーク弁66を閉める動作を行う。こうすることによってヘッドタンク12から供給チューブ64を外してもインクが垂れてくることが少なくなり容易にヘッド交換が可能になる。ヘッド交換をしたあとは、ヘッドにインクを充填させる必要があるためヘッド初期充填動作を実行することでマシンを使用可能な状態に戻すことが出来る。
フローに沿って手順を記すと、チョーク弁66を閉める(S11)、ヘッドタンク12から供給チューブ64を外す(S12)、記録ヘッド11を交換する(S13)。ヘッドタンク12に供給チューブ64を取り付ける(S14)。ヘッド初期充填動作を実行する(S15)となる。
図11は、ヘッド交換シーケンスの別例を示すフローチャートである。
この別例では、チョーク弁66を閉めてから吸引ポンプ46を用いてヘッド11からインクを吸引してヘッドタンク12、供給チューブ64内の正圧状態を解除した後に、ヘッドタンク12から供給チューブ64を外すことで、より確実に供給チューブ64からのインク漏れを防止することが出来る。
フローに沿って手順を記すと、チョーク弁66を閉める(S21)、吸引ポンプ46によりインクを吸引する(S22)。ヘッドタンク12から供給チューブ64を外す(S23)、記録ヘッド11を交換する(S24)。ヘッドタンク12に供給チューブ64を取り付ける(S25)。ヘッド初期充填動作を実行する(S26)となる。
図12は、ヘッド交換シーケンスの更に別の例を示すフローチャートである。
記録ヘッド11からインク吸引するとキャップ42、記録ヘッド11、ヘッドタンク12が高い負圧状態となる。その状態でキャッピングを解除するとキャップ内の負圧は、図8で説明したとおりチューブ押圧コロ50の押圧を解除することで解除されるが、記録ヘッド11及びヘッドタンク12の負圧は解除されない。そのためこの状態でキャップを離間するとヘッドノズル面から空気を内部に吸い込み、記録ヘッドのコンディションが悪くなってしまう。
これを防ぐために、キャッピング解除の前にヘッドタンク12から供給チューブ64を外すことで内部の負圧は解除されるため、キャッピングを解除してもヘッド内部に空気が入り込むことを防止することが出来る。
フローに沿って手順を記すと、チョーク弁66を閉める(S31)、吸引ポンプ46によりインクを吸引する(S32)。ヘッドタンク12から供給チューブ64を外す(S33)、キャッピングを解除する(S34)。記録ヘッド11を交換する(S35)。ヘッドタンク12に供給チューブ64を取り付ける(S36)。ヘッド初期充填動作を実行する(S37)となる。
なお、記録ヘッド交換後に、ヘッド(ヘッドタンク含む)を捨てる(再利用しない)のであれば図12のようにする必要はないが、交換したヘッド(ヘッドタンク含む)を再利用する(別の機械に取り付けたりする)場合には、ヘッドノズル面のコンディションを整えておくことができるため、有利な手順である。
図13は、ヘッド交換シーケンスの更にまた別の例を示すフローチャートである。
フローに沿って手順を記すと、チョーク弁66を閉め(S41)、次に記録ヘッド11から所定量のインクを吐出する(S42)。そして、ヘッドタンク12から供給チューブ64を外し(S43)、記録ヘッド11を交換する(S44)。続いてヘッドタンク12に供給チューブ64を取り付け(S45)、ヘッド初期充填動作を実行する(S46)となる。
この手順では、チョーク弁66を閉めてからヘッド11よりインクを吐出し、ヘッドタンク12及び供給チューブ64内の正圧状態を解除してからヘッドタンク12から供給チューブ64を外すことで、より確実に供給チューブ64からのインク漏れを防止することが出来る。なお、吸引ポンプを備えていない構成ではこの手順が適している。
ここまで説明したように、本発明においては、供給ポンプとヘッドタンクの間に液体の流路(供給チューブ64)を開閉する流路開閉手段(チョーク弁66)を備えており、記録ヘッド及びヘッドタンクを取り外す際には、前記流路開閉手段を閉めるヘッド交換シーケンスを実施することにより、記録ヘッドの上流側にある流路開閉手段を閉じた状態で取り外す(供給チューブ64を外す)ため、圧力の均衡が保たれた状態で記録ヘッド及びヘッドタンクを取り外すことができる。これにより、ヘッド(記録ヘッド及びヘッドタンク)交換の際に機内にインクが漏れることを防止ないしは最小限とすることができる。したがって、インクジェット記録方式の画像形成装置内部をインクで汚したりすることがなく、また、電装基板にインクが付着することによる装置故障を防止することができる。
また、記録ヘッド及びヘッドタンクを取り外す際に、ヘッドからインクを吸引することで、ヘッドタンク及び流路内の加圧状態を解除してから取り外すため、インク漏れをより確実に防止することができる。
また、記録ヘッド及びヘッドタンクを取り外す際に、ヘッドのキャッピングを解除する前に取り外す(キャッピングをした状態で記録ヘッド及びヘッドタンクを取り外す)ことで、内部の負圧が解除された後にキャッピングを解除することになるため、ヘッド内部に空気が入り込むことを防止できる。
また、ヘッドへの初期充填に際し、流路開閉手段を閉鎖してヘッドからインクを吸引することで、ヘッドタンク及び流路(インクチューブ)を高い負圧状態とし、その後に流路開閉手段を開放することでインクが勢いよくヘッドタンクに流れ込み、気泡を除去しながらインク供給(初期充填)することができる。
また、記録ヘッド及びヘッドタンクを取り外す際に、流路開閉手段を閉鎖してヘッドからインクを吐出することで、ヘッドタンク及び流路(インクチューブ)内の正圧状態を解除してから取り外すので、インク漏れをより確実に防止することができる。
また、流路開閉手段を、磁力を有する移動部材を接離させることで弁体を移動させ、これにより流路の開閉を行うように構成することで、簡単な構成で低コストに、信頼性に優れた流路開閉手段を実現することが可能となる。
以上、本発明を図示例により説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、流路開閉手段としては任意な構成のものを採用可能である。吐出ヘッドも、本発明を適用可能であれば適宜な構成とすることができる。また、ヘッドタンクや供給ポンプなども、適宜な構成を採用可能である。さらに、インクジェット記録装置としての画像形成装置は、各部の構成や形態等も本発明の範囲内で適宜変更可能である。
4 キャリッジ
11 記録ヘッド(吐出ヘッド)
12 ヘッドタンク
13 負圧連動弁
17 可撓性フィルム
41 メンテナンスユニット
42 キャップ部材
46 吸引ポンプ
48 チューブ
49 コロ保持軸
50 チューブ押圧コロ
61 カートリッジ装着部
62 インクカートリッジ(メインタンク)
63 供給ポンプ
64 インクチューブ(供給チューブ)
66 チョーク弁(流路開閉手段)
特許第3606282号公報

Claims (6)

  1. 液体を吐出する吐出ヘッドと、前記吐出ヘッドの近傍で液体を一時的に貯留するヘッドタンクと、前記ヘッドタンクに供給する液体を収容するメインタンクと、前記メインタンクから前記ヘッドタンクに液体を供給する供給ポンプとを備え、前記吐出ヘッドと前記ヘッドタンクが一体的に装置本体から取り外し可能な画像形成装置において、
    前記供給ポンプと前記吐出ヘッドの間に液体の流路を開閉する流路開閉手段を設け、
    前記吐出ヘッドと前記ヘッドタンクを装置本体から取り外す際に、前記流路開閉手段により流路を閉鎖するヘッド交換シーケンスを実施することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記吐出ヘッドから液体を吸引する吸引ポンプを有し、
    前記吐出ヘッドと前記ヘッドタンクを装置本体から取り外す際に、前記吸引ポンプにより前記吐出ヘッドから液体を吸引することを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記吐出ヘッドと前記ヘッドタンクを装置本体から取り外す際は、前記吐出ヘッドのキャッピングを解除する前に前記吐出ヘッドと前記ヘッドタンクを装置本体から取り外すことを特徴とする、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記吐出ヘッドに液体を初期充填する場合、前記流路開閉手段により流路を閉鎖した状態で前記吸引ポンプにより前記吐出ヘッドから液体を吸引し、その後に前記流路開閉手段により流路を開放することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記吐出ヘッドと前記ヘッドタンクを装置本体から取り外す際は、前記流路開閉手段により流路を閉鎖した後、前記吐出ヘッドから所定量のインクを吐出させることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記流路開閉手段は、流路を開閉する方向に移動可能な弁体と、該弁体を流路閉鎖方向に付勢する付勢部材と、該弁体を移動させる移動部材とを有しており、
    前記弁体は少なくとも本体部が磁石に吸着される材料からなり、前記移動部材が磁力を有しており、前記移動部材を前記弁体に対して離間又は近づけることにより流路を開閉させるよう構成されていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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