JP2015103899A - 無線通信制御システム、通信接続制御装置、プログラム、及び、通信接続制御方法 - Google Patents

無線通信制御システム、通信接続制御装置、プログラム、及び、通信接続制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】外部機器と通信接続が可能な携帯型無線通信機器の通信接続先を容易且つ適切に選択可能な無線通信制御システム、通信接続制御装置、プログラム及び通信接続制御方法を提供する。【解決手段】複数の外部機器の機器情報を記憶する接続先記憶手段、外部機器との近接状態を検出する検出手段、外部機器と接続して無線通信を行うことが可能な携帯型無線通信機器の通信接続先を選択する選択制御手段及び第2無線通信手段を備え、選択制御手段は、携帯型無線通信機器と通信接続設定された状態で外部機器の近接状態が検出された場合には、携帯型無線通信機器にその外部機器情報を送信して外部機器との通信接続への設定の切り替えを要求する。【選択図】図4

Description

この発明は、無線通信制御システム、近距離無線通信が可能な携帯型無線通信機器の通信接続制御装置、プログラム及び通信接続制御方法に関する。
従来、到達範囲が数m〜数百m程度の近距離無線通信を用いて情報の送受信を行う無線通信機器がある。近距離無線通信には、予め通信相手を特定する設定(通信接続)を行ってから通信を行うものがある。この近距離無線通信では、一の無線通信機器が状況に応じて適宜複数の無線通信機器と通信接続を確立して並列にデータの送受信を行ったり、一部の通信接続を解除したりすることが出来る場合がある。
しかしながら、小型の携帯型無線通信機器では、複数の無線通信機器と同時に通信接続をすることで、必要以上に送受信する情報量が増加して負荷が増大したり、電力消費が増大したりするという問題がある。これに対し、携帯型無線通信機器の中には、択一的に無線通信機器を選択して通信接続を行うことが出来るものがある。また、当該携帯型無線通信機器がスレイブ側(ペリフェラル)の端末として用いられる場合には、複数の外部機器と同時に通信接続が出来ない通信規格がある。特許文献1には、他の無線通信手段により一の無線通信機器と通信接続がなされた場合に、近距離無線通信の通信接続先を当該一の無線通信機器に変更する技術について開示されている。
一方、近年、ユーザが電子腕時計、スマートフォン、携帯電話、或いは携帯ゲーム機といった複数の携帯型無線通信機器を同時に携帯して併用する場合が増えている。このような場合、これら複数の携帯型無線通信機器は、ほぼ恒常的に近接状態にあり、近距離無線通信による通信接続状態を永続的に保つことが可能となる。
特開2011−147004号公報
しかしながら、無線通信機器が一度に一台の外部機器との通信接続しか可能ではない場合には、従来、一度外部機器と通信接続がなされると、他の外部機器と接続されることがより望ましい場合であってもその判別を行うことが出来なくなる。従って、この無線通信機器では、最適な通信接続先を選択して切り替えることが出来ず、ユーザが別途判断して切り替えなければならないという課題がある。
この発明の目的は、外部機器と通信接続が可能な携帯型無線通信機器の通信接続先を容易且つ適切に選択して行わせることの出来る無線通信制御システム、通信接続制御装置、プログラム及び通信接続制御方法を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、
外部機器と接続して無線通信を行う第1無線通信手段と、
複数の外部機器の中から前記第1無線通信手段による通信接続先を設定する通信設定手段と、
を備える携帯型無線通信機器と、
前記通信設定手段により通信接続先として設定可能な前記複数の外部機器の機器情報を記憶する接続先記憶手段と、
前記機器情報に基づいて前記複数の外部機器との近接状態を検出する検出手段と、
前記携帯型無線通信機器の通信接続先を選択する選択制御手段と、
無線通信を行う第2無線通信手段と、
を備える通信接続制御装置と、
を含む無線通信制御システムであって、
前記通信設定手段は、
前記選択制御手段による前記外部機器の選択に係る情報が前記第1無線通信手段により前記通信接続制御装置から受信された場合には、当該選択された外部機器を通信接続先として設定し、
当該選択された外部機器との通信接続に係る設定がなされない場合及び設定が解除された場合には、前記通信接続制御装置を通信接続先として設定し、
前記選択制御手段は、
前記通信接続制御装置と前記携帯型無線通信機器との間で通信接続に係る設定がなされている状態で、前記検出手段により前記複数の外部機器のうち何れかが通信接続可能な近接状態になったことが検出された場合には、前記第2無線通信手段により前記携帯型無線通信機器に当該通信接続可能な外部機器に係る情報を送信して当該外部機器との通信接続への設定の切り替えを要求する
ことを特徴とする無線通信制御システムである。
本発明に従うと、外部機器と通信接続が可能な携帯型無線通信機器の通信接続先を容易且つ適切に選択して行わせることが出来るという効果がある。
本発明の実施形態の無線通信システムを示す全体構成図である。 電子腕時計の内部構成を示すブロック図である。 スマートフォンの内部構成を示すブロック図である。 第1実施形態における通信接続設定の流れを示すシーケンス図である。 通信接続設定の流れの他の例を示すシーケンス図である。 第1実施形態のスマートフォンにおける接続制御処理の制御手順を示すフローチャートである。 第1実施形態の電子腕時計における接続制御処理の制御手順を示すフローチャートである。 第2実施形態における通信接続設定の流れを示すシーケンス図である。 第2実施形態のスマートフォンにおける位置検出処理の制御手順を示すフローチャートである。 第2実施形態のスマートフォンにおける接続制御処理の制御手順を示すフローチャートである。 第3実施形態の無線通信システムにおけるPCの内部構成を表すブロック図である。 第3実施形態の無線通信システムにおける通信接続設定の流れを示すシーケンス図である。 第3実施形態の電子腕時計における接続制御処理の制御手順を示すフローチャートである。 第3実施形態のスマートフォンにおける接続制御処理の制御手順を示すフローチャートである。 第3実施形態のPCにおける接続制御処理の制御手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の無線通信システムの第1実施形態の全体構成を示す図である。
この無線通信システム1(無線通信制御システム)は、携帯型無線通信機器としての電子腕時計40と、通信接続制御装置又はコンピュータとしてのスマートフォン10と、外部機器としてのPC70(Personal Computer)を含む。電子腕時計40は、スマートフォン10及びPC70との間で択一的にBluetooth(登録商標)による無線通信を行うことが出来る。一方、スマートフォン10及びPC70は、何れも、複数の他の無線通信機器との間で並行にブルートゥース通信を行うことが出来る。
図2は、電子腕時計40の内部構成を示すブロック図である。
この電子腕時計40は、CPU(Central Processing Unit)41(通信設定手段)と、ROM(Read Only Memory)42と、RAM(Random Access Memory)43と、操作部44と、計時回路45と、表示部51及びその表示ドライバ52と、Bluetoothモジュール53及びそのアンテナAN4と、UART(Universal Asynchronous Receiver/Transmitter)54と、振動モータ56及びそのドライバ57と、照明部58及びそのドライバ59と、ブザー部60及びそのドライバ61と、バス62などを備えている。
CPU41は、種々の演算処理を行い、電子腕時計40の全体動作を統括制御する。CPU41は、ROM42から電子腕時計40の動作に係る各種プログラムを読み出して実行する。
ROM42には、電子腕時計40の動作に係る各種制御プログラム及び初期設定データが格納されている。この制御プログラムの中には、外部機器から取得された報知情報に基づく報知動作を行うための接続制御プログラム421が含まれている。
RAM43は、CPU41に作業用のメモリ空間を提供し、また、一時データを記憶する。また、RAM43は、Bluetoothによる通信接続先として設定可能な、又は、過去に設定された外部機器の情報をリスト記憶して外部機器リスト431として保持している。
操作部44は、外部からの入力を受け付ける機構、例えば、操作キーや押しボタンスイッチを有し、ユーザによる入力操作に応じた電気信号を発生させて入力信号としてCPU41に出力する。或いは、この操作部44は、タッチセンサなどの他の入力操作の検出方法を用いるものであっても良い。
計時回路45は、図示略の発振回路から入力された所定の周波数信号を計数して初期時刻データに加算することにより現在時刻を保持するカウンタである。或いは、CPU41やRTC(Real Time Clock)の制御によりソフトウェア的に計数された現在時刻が計時回路45に記憶される構成であっても良い。
表示部51は、表示画面、例えば、LCD(液晶ディスプレイ)を備え、表示ドライバ52からの駆動信号に応じて現在時刻やその他種々の内容の表示を行う。この表示部51の表示画面は、特には限られないが、ドットマトリクス形式での表示が可能となっている。表示ドライバ52は、この表示部51のLCDを駆動する液晶ドライバである。表示画面がその他の方式によるものである場合には、表示ドライバ52は、その方式に応じたドライバが選択されて備えられる。
Bluetoothモジュール53は、アンテナAN4を介してスマートフォン10やPC70などの外部機器との間でブルートゥース通信を行うための制御モジュールである。CPU41から送られた送信データは、UART54でシリアル/パラレル変換などの処理が行われて、Bluetoothモジュール53から外部機器に送信される。また、アンテナAN4及びBluetoothモジュール53により受信された受信データは、UART54でシリアル/パラレル変換などの処理が行われて、CPU41へ出力される。
Bluetoothモジュール53及びアンテナAN4により第1無線通信手段が構成される。
振動モータ56は、ドライバ57から入力される駆動信号に応じて振動を発生する。振動モータ56は、例えば、回転式の振動モータである。照明部58は、ドライバ59から入力される駆動信号に応じて表示部51を照明する。照明部58には、例えば、表示画面を上部から照明するLED(発光ダイオード)や、表示画面を背面から照明する有機ELD(有機ELダイオード)などが用いられる。ブザー部60は、ドライバ61から入力される駆動信号に応じてブザー音を発生する。このブザー部60には、例えば、PZTなどのピエゾ素子が用いられる。
ドライバ57、59、61は、それぞれ、振動モータ56、照明部58、ブザー部60に駆動信号を出力して動作させる。CPU41からドライバ57、59、61にそれぞれ制御信号が送られると、ドライバ57、59、61は、それぞれ、振動モータ56、照明部58、ブザー部60を当該制御信号に応じて動作させるのに必要な駆動電圧信号を出力する。
本実施形態のCPU41や各部は、図示略の電源部から供給される電力により駆動される。この電源部のバッテリとしては、小型軽量であり、且つ、長期間に亘り安定的に電力供給の可能なものが望ましく、例えば、小型円盤状の一次電池が用いられる。或いは、バッテリには、ソーラー発電部と二次電池とを組み合わせたものが用いられ、又は、併用されても良い。
図3は、スマートフォン10の内部構成を示すブロック図である。
スマートフォン10は、CPU11(選択制御手段)と、ROM12と、RAM13と、記憶部14と、内蔵時計15と、表示部16及びそのドライバ17と、操作部18と、スピーカ19と、マイク20と、コーデック21と、RF送受信回路22と、RF通信電波の送受信用のアンテナAN11と、通信回路23と、Bluetoothモジュール24と、UART25と、ブルートゥース通信電波の送受信用のアンテナAN12と、GPS受信処理部26と、GPS衛星からの電波受信用のアンテナAN13と、NFC通信モジュール27と、NFC通信用アンテナAN14と、振動モータ28及びそのドライバ29と、CPU11と各部とを接続するバス30などを備えている。
これらのうち、RF送受信回路22及びアンテナAN11、Bluetoothモジュール24及びアンテナAN13、並びにNFC通信モジュール27及びアンテナAN14は、第2無線通信手段に含まれる。
CPU11は、各種演算処理を行い、スマートフォン10の全体動作の統括制御を行う。また、CPU11は、後述する接続制御プログラム141に基づいてBluetoothモジュール24に通信接続の設定を行わせる外部機器の識別情報と共に制御信号を送り、電子腕時計40に対して、当該外部機器へ接続先の設定、即ち、当該外部機器を通信接続先として特定する処理(通信接続に係る設定)の要求を送信させる。
RAM13は、CPU11に作業用のメモリ空間を提供し、作業用の一時データを記憶する。RAM13には、電子腕時計40の接続先情報131が記憶される。
ROM12は、CPU11が実行する種々のプログラムや初期設定データを格納する。
記憶部14は、読み書き可能な不揮発性のメモリであり、例えば、フラッシュメモリやEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)である。この記憶部14には、接続制御プログラム141と、外部機器リスト記憶部142(接続先記憶手段)とが記憶されている。接続制御プログラム141(プログラム)は、電子腕時計40のブルートゥース通信による通信接続先を設定するためのアプリケーションプログラムであり、ユーザが適宜インストール可能である。外部機器リスト記憶部142には、電子腕時計40が接続可能に設定された複数の外部機器の固有識別情報といった機器情報が記憶されている。この複数の外部機器には、スマートフォン10が含まれる。
内蔵時計15は、現在時刻を計数して保持するカウンタである。スマートフォン10では、この現在時刻が読み出されて、表示部16に表示される。また、当該現在時刻データと各種機能に係る設定時刻データとが比較されて種々の動作が行われたりする。この内蔵時計15の現在時刻データは、RF送受信回路22による携帯電話の基地局との通信時に、随時当該基地局から取得される時刻データにより修正される。
表示部16は、例えば、LCD(液晶ディスプレイ)を有する。CPU11から送られた制御信号により動作するドライバ17(液晶ドライバ)は、LCDを駆動してスマートフォン10の各種機能に係る表示を行わせる。この表示部16は、他の表示方式を用いたもの、例えば、有機ELD(Electro-Luminescent Display)であっても良く、ドライバ17には、当該表示方式に応じたものが適宜選択される。
操作部18は、タッチセンサを備え、表示部16のLCD画面上におけるユーザのタッチ操作位置と操作内容とを検出して当該操作に応じた電気信号を発生させて、入力信号としてCPU11に出力する。操作部18は、更に、複数の操作キーやスイッチを備え、ユーザが当該操作キーやスイッチに対して行った操作に基づく入力信号をCPU11に出力する構成であっても良い。
スピーカ19は、コーデック21からの信号に基づいて電気信号を音声信号に変換して音声を出力する。また、マイク20は、音波を検知して電気信号に変換し、コーデック21に出力する。コーデック21は、符号化圧縮されたデジタル音声信号をデコードしてアナログ信号としてスピーカ19へ送るとともに、マイク20から取得された音声信号をエンコードしてCPU11や通信回路23へ出力する。なお、通話用のスピーカと音声を外部に出力するためのスピーカとを別個に備えることとしても良い。
RF送受信回路22は、RF通信の送受信用のアンテナAN11を用いて携帯電話の通信基地局との間で行われる電話通信データやメール通信データの送受信処理を行ったり、無線LAN(IEEE802.11)による通信データの送受信処理を行ったりする。また、通信回路23は、RF送受信回路22により送受信される送受信データの各種処理を行い、CPU11やコーデック21との間でデータの受け渡しを行う。
Bluetoothモジュール24は、アンテナAN12を介して電子腕時計40などの外部機器との間でブルートゥース通信を行うための制御モジュールである。CPU11から送られた送信データは、UART25でシリアル/パラレル変換などの処理が行われて、Bluetoothモジュール24から外部機器に送信される。また、外部機器からBluetoothモジュール24を用いて受信された受信データは、UART25でパラレル/シリアル変換などの処理が行われて、CPU11へ出力される。
GPS受信処理部26は、GPS(Global Positioning System)測位に係る複数のGPS衛星からアンテナAN13を介して電波を受信して信号を復号するとともに、当該複数の信号に基づいて現在位置を算出して、所定の規格、例えば、NMEA−0183(National Marine Electronics Association)に従ったフォーマットによりCPU11へ出力する。
これらのGPS受信処理部26及びアンテナAN13により位置情報取得手段が構成される。
NFC通信モジュール27は、NFC(近接場型無線通信)による他の外部機器との非接触通信を行うためのモジュールである。通信対象の外部機器が備える所定の接触面(タッチ面)に接近させることで、スマートフォン10の固有識別情報やブルートゥース通信の接続状態に係る情報などを送受信することが可能となる。アンテナAN14は、NFC通信により外部機器と通信を行うためのアンテナであり、通信周波数帯(例えば、13.5MHz)や通信方式などに応じて適宜形状やサイズが定められる。
また、NFC通信モジュール27は、NFC通信用のデータメモリ領域が設けられている。このデータメモリ領域には、フラッシュメモリや各種不揮発性メモリが用いられ、外部機器から受信された情報に基づき、及び、CPU11が実行するNFCアプリケーションプログラムにより内容の書き換えが可能となっている。
振動モータ28は、振動を発することでユーザに報知を行うためのものである。CPU11からドライバ29に制御信号が送られると、ドライバ29は、振動モータ28を動作させるのに必要な駆動電圧信号に変換して出力する。振動モータ28としては、例えば、回転モータが用いられる。
スマートフォン10の電源には、例えば、充電可能なリチウムイオン電池が用いられる。
RF送受信回路22、Bluetoothモジュール24及びGPS受信処理部26に対しては、スマートフォン10全体の電源操作とは別個に電源供給をオンオフする制御が可能となっている。
次に、スマートフォン10を用いた電子腕時計40の通信接続制御動作について説明する。
図4は、本実施形態の無線通信システム1における電子腕時計40、スマートフォン10及びPC70の通信接続の流れを示すシーケンス図である。
この無線通信システム1では、通常状態では、電子腕時計40とスマートフォン10との間で通信接続の設定がなされている。この状態で、スマートフォン10が外部機器リスト記憶部142に記憶された外部機器のうち何れか、ここでは、PC70のブロードキャスト、例えば、Bluetooth Low Energyにおけるアドバタイズを受信すると、スマートフォン10は、電子腕時計40に対してこのPC70に通信接続先を切り替えるように要求した後に電子腕時計40との通信接続を解除(切断)する。
即ち、本実施形態のスマートフォン10では、Bluetoothモジュール24、アンテナAN12、外部機器リスト記憶部142及びCPU11により検出手段が構成される。
電子腕時計40では、スマートフォン10から通信接続先の変更要求が受信されると、スマートフォン10との通信接続が解除された後に、PC70との間で通信接続の設定を行う。その後、電子腕時計40がPC70から離隔するなどにより、PC70との間でリンクロスが生じると、所定時間経過後にPC70との通信を終了し、再びスマートフォン10との間で通信接続の設定を行い、通信を再開する。
図5は、本実施形態の無線通信システム1における電子腕時計40、スマートフォン10及びPC70の通信接続の流れの他の例を示すシーケンス図である。
この例では、電子腕時計40とPC70との間の通信接続は、PC70からの通信接続の解除要求によって開始され、正常に通信接続が解除された後に、電子腕時計40とスマートフォン10との間で通信接続の設定がなされる。
即ち、電子腕時計40の通信接続先は、基本状態では、スマートフォン10に設定され、スマートフォン10から切り替えの要求を受けて当該要求に係る接続先の外部機器との通信接続が設定されてから解除されるまでの間には、当該外部機器と通信接続される。
図6は、本実施形態のスマートフォン10が実行する接続制御処理のCPU11による制御手順を示すフローチャートである。この接続制御処理は、スマートフォン10のBluetoothモジュール24が動作を開始する際に立ち上げられ、Bluetoothモジュール24の動作中に亘り継続的に実行される処理である。
接続制御処理が開始されると、先ず、CPU11は、電子腕時計40と通信接続の設定を行う。また、CPU11は、電子腕時計40が自機と接続中である旨、接続先情報131の内容を更新する(ステップS101)。
続いて、CPU11は、イベントの入力を待ち受け、イベントが検出されたか否かを判別する(ステップS102)。イベントが検出されていないと判別された場合には(ステップS102で“NO”)、CPU11は、ステップS102の処理を繰り返す。
イベントが検出されたと判別された場合には(ステップS102で“YES”)、CPU11は、当該検出されたイベントが外部機器リスト記憶部142に記憶された外部機器のうち何れかとの接近を示すもの(近接状態になったことの検出)であるか否かを判別する(ステップS103)。接近を示すものであるかの判別動作としては、具体的には、CPU11は、Bluetoothモジュール24が外部機器から送信されたブロードキャストを受信したか否かを判別する。即ち、スマートフォン10及び電子腕時計40のユーザが稼働中のPC70におけるブルートゥース通信の可能範囲に入る場合、及び、当該ユーザが停止中のPC70の本来のブルートゥース通信の可能範囲に入った後に当該PC70やBluetoothモジュール24を起動した場合が含まれる。外部機器の何れかとの接近を示すものではないと判別された場合には(ステップS103で“NO”)、CPU11は、当該イベントに対応する処理を行い(ステップS104)、処理をステップS102に戻す。
検出されたイベントが外部機器のうち何れかとの接近を示すものであると判別された場合には(ステップS103で“YES”)、CPU11は、受信されたブロードキャストに基づいて当該外部機器の情報を取得した後、電子腕時計40に対して、ブルートゥース通信の通信接続先を当該外部機器に切り替える要求を、Bluetoothモジュール24を介して送信する(ステップS105)。
CPU11は、電子腕時計40からの応答を待ち受け、この応答を受信すると(ステップS106)、電子腕時計40とのブルートゥース通信に係る通信接続を解除する(ステップS107)。
CPU11は、PC70から電子腕時計40との通信接続の設定完了を伝える通知を取得し、接続先情報131を、PC70との接続中を示す情報に更新する(ステップS108)。
ここで、CPU11は、電子腕時計40とブルートゥース通信の接続に係る設定がなされたPC70(第1外部機器)からの通知を種々の通信方法で取得することが出来る。例えば、スマートフォン10は、PC70がインターネット上の所定のサーバに登録した通信接続情報を、RF送受信回路22により無線LANを用いて当該サーバにインターネット接続(TCP/IP)して取得することとすることが出来る。或いは、スマートフォン10は、電子腕時計40と共にPC70をマスタ(セントラル)とするBluetoothによる通信接続の設定を行い、PC70から情報を取得可能とすることが出来る。
CPU11は、イベントの入力を待ち受け、イベントが検出されたか否かを判別する(ステップS111)。イベントが検出されていないと判別された場合には(ステップS111で“NO”)、CPU11は、ステップS111の処理を繰り返す。
イベントが検出されたと判別された場合には(ステップS111で“YES”)、CPU11は、このイベントが電子腕時計40からの通信接続の設定要求であるか否かを判別する(ステップS114)。電子腕時計40からの通信接続の設定要求ではないと判別された場合には(ステップS114で“NO”)、CPU11は、当該イベントに対応する他の処理を実行し(ステップS115)、処理をステップS111に戻す。
電子腕時計40からの通信接続の設定要求であると判別された場合には(ステップS114で“YES”)、CPU11は、処理をステップS101に戻し、腕時計との通信接続に係る設定を行う。
図7は、電子腕時計40で実行される接続制御処理のCPU41による制御手順を示すフローチャートである。
この接続制御処理は、電子腕時計40が起動されると共に接続制御プログラム421が読み出されて開始され、継続的に実行される。
接続制御処理が開始されると、先ず、CPU41は、スマートフォン10との通信接続の設定を行う(ステップS201)。続いて、CPU41は、イベントの入力を待ち受け、イベントが検出されたか否かを判別する(ステップS202)。
イベントが検出されていないと判別された場合には(ステップS202で“NO”)、CPU41は、ステップS202の処理を繰り返す。イベントが検出されたと判別された場合には(ステップS202で“YES”)、CPU41は、当該イベントが、スマートフォン10からの通信接続先の切り替え要求の受信であるか否かを判別する(ステップS203)。通信接続先の切り替え要求の受信ではないと判別された場合には(ステップS203で“NO”)、CPU41は、当該イベントに対応する他の処理を実行し(ステップS204)、その後、処理をステップS202に戻す。
検出されたイベントが、通信接続先の切り替え要求の受信であると判別された場合には(ステップS203で“YES”)、CPU41は、スマートフォン10に対して当該要求に対する応答を送信する(ステップS205)と共に、スマートフォン10との通信接続を解除する処理を行う(ステップS206)。
それから、CPU41は、PC70に対して通信接続の設定要求を送信し、PC70との間で通信接続を設定する処理を行う(ステップS207)。CPU41は、PC70に対してスマートフォン10へのアクセス情報を送信する(ステップS208)。
CPU41は、イベントの入力を待ち受け、イベントが検出されたか否かを判別する(ステップS221)。イベントが検出されていないと判別された場合には(ステップS221で“NO”)、CPU41は、ステップS221の処理を繰り返す。
イベントが検出されたと判別された場合には(ステップS221で“YES”)、CPU41は、当該イベントがPC70とのリンクロスを示すものであるか否かを判別する(ステップS222)。具体的には、CPU41は、PC70との通信が途切れてから所定の時間が経過したことを示す信号が入力されたか否かを判別する。
リンクロスを示すイベントであると判別された場合には(ステップS222で“YES”)、CPU41は、リンクロスに係る処理を行う(ステップS223)。CPU41は、PC70との通信接続を解除する処理を行う。それから、CPU41の処理は、ステップS201に戻り、CPU41は、スマートフォン10との通信接続の設定を行う。
リンクロスを示すイベントではないと判別された場合には(ステップS222で“NO”)、次に、CPU41は、検出されたイベントがPC70からの通信接続の解除要求の受信であるか否かを判別する(ステップS224)。通信接続の解除要求の受信であると判別された場合には(ステップS224で“YES”)、CPU41は、PC70との通信接続解除に係る処理を行う(ステップS225)。それから、CPU41の処理は、ステップS201に戻り、CPU41は、スマートフォン10との間で通信接続の設定を行う。
検出されたイベントがPC70からの通信接続の解除要求の受信ではないと判別された場合には(ステップS224で“NO”)、CPU41は、当該イベントに対応する他の処理を実行し(ステップS226)、その後、処理をステップS221に移行させる。
以上のように、第1実施形態の無線通信システム1は、電子腕時計40とスマートフォン10とを含み、電子腕時計40は、一度に一台の外部機器と接続してブルートゥース通信を行うBluetoothモジュール53及びアンテナAN53を備え、CPU41は、接続制御プログラム421により外部機器リスト431に記憶された複数の外部機器の中からBluetoothモジュール53及びアンテナAN53による通信接続先を設定する。また、スマートフォン10は、電子腕時計40の通信接続先として設定可能な複数の外部機器の機器情報を外部機器リスト記憶部142に記憶し、当該記憶された複数の外部機器がブルートゥース通信が可能な距離以内で近接した状態にあるか否かを検出する。
スマートフォン10は、電子腕時計40とブルートゥース通信の接続設定がなされている状態で、複数の外部機器のうち何れかが通信接続可能な近接状態になったことが検出された場合には、Bluetoothモジュール24及びアンテナAN12を用いて電子腕時計40にこの通信接続可能な外部機器に係る情報を送信して、電子腕時計40に対し、この外部機器との通信接続への設定の切り替えを要求する。
電子腕時計40は、通信接続可能な外部機器に係る情報がスマートフォン10から受信された場合には、この選択された外部機器を通信接続先として設定する。そして、この通信接続の設定が失敗した場合や、一度なされた設定が解除された場合には、再びスマートフォン10を通信接続先として設定する。
即ち、電子腕時計40を基準状態ではスマートフォン10と通信接続させておき、スマートフォン10が好適な接続先の有無を判別して電子腕時計40に切り替え指示をすることで、電子腕時計40で好適な接続先を認識することが出来なくても、適切に接続先を切り替えることが出来る。
また、スマートフォン10は、電子腕時計40の基準状態で当該電子腕時計40とブルートゥース通信の接続設定がなされるので、電子腕時計40に対して好適な接続先外部機器が検出された場合には、速やかに電子腕時計40に対して当該外部機器を接続先として設定するように伝えて電子腕時計40の接続先を好適に保つことが出来る。
また、Bluetoothモジュール24及びアンテナAN12を備えたスマートフォン10に電子腕時計40の通信接続先を選択するための接続制御プログラム421をインストールして動作させることで、電子腕時計40に対して好適な接続先外部機器を容易に検出して電子腕時計40に通知することが出来る。
また、スマートフォン10において、外部機器が送信するブロードキャスト(アドバタイズ)をBluetoothモジュール24及びアンテナAN13により受信することで電子腕時計40と接続可能な外部機器が近接状態にあるか否かを判別するので、追加の構成が必要なく簡便に外部機器が通信可能距離内にあることを認識することが出来る。また、外部機器においてBluetoothモジュール24が起動されており、且つ、当該外部機器がブルートゥース通信による接続が可能な状態にあることが知得されるので、接続要求に失敗する可能性を低減することが出来る。
また、PC70との通信接続への設定の切り替えをスマートフォン10から電子腕時計40に対して要求する際に、この電子腕時計40に対して、スマートフォン10の識別情報をPC70に送信させる要求と、電子腕時計40とPC70とで通信接続の設定がなされたことを示す情報をPC70からこの識別情報を用いて送信させる要求と、を行う。
従って、電子腕時計40の現在の通信接続設定状況を確認した上で接続先情報131として確実に保持することが出来る。
また、電子腕時計40の通信接続についての設定の切り替えをスマートフォン10により行うことが出来るので、電子腕時計40自体で切り替えに必要な表示及び操作を行う場合と比較して、ユーザがとても容易に設定等を行うことが出来る。また、通常、電力容量の小さい電子腕時計40に不要な負荷をかけることがない。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態の無線通信システム1について説明する。
第2実施形態の無線通信システム1の構成は、第1実施形態の無線通信システム1の構成と同一であるので、説明を省略する。
次に、この第2実施形態の無線通信システム1におけるスマートフォン10を用いた電子腕時計40の通信接続制御動作について説明する。
図8は、電子腕時計40、スマートフォン10及びPC70の通信接続の流れを示すシーケンス図である。
本実施形態のスマートフォン10は、外部機器リスト記憶部142にPC70などの据え置き型外部機器の設置位置に係る情報(この設置位置には、ラップトップPCなどで、通常では定められた位置、部屋や建物での利用が想定されるものの平均的な配置位置や移動頻度の低いものの最新位置などを含む)を併せて記憶させておく。そして、GPS受信処理部26により取得された現在位置がPC70の位置から所定の距離以内に接近した場合に、スマートフォン10から電子腕時計40に通信接続先をPC70に切り替える要求を送信する。
即ち、本実施形態のスマートフォン10では、GPS受信処理部26、アンテナAN13、外部機器リスト記憶部142及びCPU11により検出手段が構成される。
また、スマートフォン10は、接続先情報131に記憶されている接続先、即ち、PC70の位置が現在位置から所定の距離以上に離隔した場合や、スマートフォン10から電子腕時計40に対して優先的に送信すべき情報が生じた場合には、スマートフォン10からPC70に対して電子腕時計40との通信接続を解除するように要求する通知を行う。この通知は、ブルートゥース通信に限らず、スマートフォン10とPC70との間で略リアルタイムで送受信可能な任意の通信方法、例えば、インターネット接続(TCP/IPなど)で行うことが出来る。PC70は、この要求を受けて電子腕時計40との間の通信接続を解除するように電子腕時計40に要求し、電子腕時計40は、当該通信接続に係る設定を解除する。PC70との通信接続が解除されると、電子腕時計40は、スマートフォン10との間で通信接続の設定を行う。
図9は、スマートフォン10において実行される位置検出処理のCPU11による制御手順を示すフローチャートである。
この位置検出処理は、接続制御処理が起動される際に共に起動されて並行に継続実行される処理である。
位置検出処理が開始されると、CPU11は、所定の時間間隔でGPS受信処理部26から現在位置情報を取得する(ステップS161)。CPU11は、取得された現在位置と外部機器リスト記憶部142に記憶された各外部機器の位置とを比較して、距離をそれぞれ計算する(ステップS162)。
CPU11は、計算された距離の中で、所定の距離以内のものがあったか否かを判別する(ステップS163)。所定の距離以内のものがなかったと判別された場合には(ステップS163で“NO”)、CPU11の処理は、ステップS161に戻る。
所定の距離以内のものがあったと判別された場合には(ステップS163で“YES”)、CPU11は、当該距離以内の外部機器に接近したことを示す外部機器接近イベントを発生させる(ステップS164)。それから、CPU11の処理は、ステップS161に戻る。
図10は、スマートフォン10において実行される本実施形態の接続制御処理のCPU11による制御手順を示すフローチャートである。
この接続制御処理は、第1実施形態のスマートフォン10において実行される接続制御処理と比較して、ステップS103の処理がステップS103aの処理に置換された点と、ステップS111の処理の後にステップS112、S113の処理が追加された点を除き、第1実施形態の接続制御処理と同一であり、同一の処理については同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
ステップS102の判別処理でイベントが検出されたと判別された場合には(ステップS102で“YES”)、CPU41は、そのイベントが、外部機器に接近したことを示すイベント(外部機器接近イベント)であるか否かを判別する(ステップS103a)。外部機器接近イベントではないと判別された場合には(ステップS103aで“NO”)、CPU41の処理は、ステップS104に移行し、外部機器接近イベントであると判別された場合には(ステップS103aで“YES”)、CPU41の処理は、ステップS105に移行する。
また、CPU11は、ステップS111の判別処理において、イベントが検出されたと判別された場合には(ステップS111で“YES”)、CPU11は、当該イベントがPC70と電子腕時計40との間の通信接続の解除に係るイベントであるか否かを判別する(ステップS112)。具体的には、CPU11は、イベントが、PC70との距離が所定距離以上離隔したことを示すイベントや、スマートフォン10から電子腕時計40への優先度の高い情報送信の発生イベントであるか否かを判別する。
PC70と電子腕時計40との間の通信の切断に係るイベントであると判別された場合には(ステップS112で“YES”)、CPU11は、PC70に対し、予め設定された通信方法で電子腕時計40との間のBluetoothによる通信接続を切断するよう要求する通知を送信する(ステップS113)。それから、CPU11の処理は、ステップS111に戻る。
PC70と電子腕時計40との間の通信接続の解除に係るイベントではないと判別された場合には(ステップS112で“NO”)、CPU11の処理は、ステップS114に移行する。
一方、電子腕時計40で実行される接続制御処理の制御手順は、図7で示した第1実施形態の接続制御処理と同様であり、詳しい説明を省略する。但し、ステップS207の処理で、PC70との通信接続の設定が所定時間内になされなかった場合、例えば、PC70の電源がオフであった場合などには、PC70との間の通信接続に係る処理を終了して、CPU41は、処理をステップS201に戻す。
以上のように、第2実施形態の無線通信システム1におけるスマートフォン10は、GPS受信処理部26及びそのアンテナAN13を備えて自機の位置情報を取得することが可能であり、また、外部機器リスト記憶部142には、予め外部機器の設置位置情報が記憶されている。そして、CPU11は、GPS測位により取得された位置と外部機器リスト記憶部142に記憶された各外部機器の位置との距離が近接状態にあるか否かを判別して、近接状態にある外部機器が検出された場合には、電子腕時計40に対し、ブルートゥース通信に係る通信接続先の設定を当該外部機器に切り替える要求を送信する。
従って、スマートフォン10の処理単独で容易にユーザの位置に基づいて近接する外部機器を検出することが出来る。特に、移動されることの無い据え置き型の外部機器に関しては、容易に電子腕時計40の接続先設定を切り替えることが出来る。
また、スマートフォン10は、電子腕時計40と通信接続に係る設定がなされている外部機器(PC70)と通信接続が可能であり、CPU11は、電子腕時計40の通信接続先をPC70から他の外部機器又はスマートフォン10に切り替える場合に、PC70に対して電子腕時計40との通信接続に係る設定を解除する要求を送信する。
即ち、電子腕時計40がPC70との通信接続中には、その接続相手のPC70に通信接続解除の要求を行って電子腕時計40に通信解除を行わせるので、スマートフォン10は、電子腕時計40に直接要求を送信出来ない場合であっても速やかに要求を送信出来る状況に移行し、適切に電子腕時計40の通信接続先を切り替える処理を実行することが出来る。
また、特に、スマートフォン10とPC70との間では、ブルートゥース通信ではなく、他の通信プロトコル、例えば、HTTPなどを用いて通信を行うことが出来る。或いは、Zigbee(登録商標)など他の近距離無線通信を用いても良い。従って、スマートフォン10やPC70におけるブルートゥース通信の接続が1台に限られる場合や既に他の外部機器と接続困難な状況であっても、インターネットなどの一般回線を用いて速やかに必要な情報をPC70に伝達して通信接続先を最適な状態に設定することが出来る。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態の無線通信システム1について説明する。
この無線通信システム1を構成するスマートフォン10及び電子腕時計40の内部構成は、第1実施形態及び第2実施形態と同一であり、同一の符号を用いることとして説明を省略する。
図11は、第3実施形態の無線通信システム1におけるPC70の内部構成を表すブロック図である。
このPC70は、据え置き型(デスクトップ型)のものであり、CPU71と、RAM72と、記憶部73と、内蔵時計74と、操作部75と、表示部76及びそのドライバ77と、通信部78と、Bluetoothモジュール80、UART81及びブルートゥース通信用のアンテナAN72と、NFCリーダ/ライタ82及びNFC通信用のアンテナAN74などを備える。
CPU71は、各種演算処理を行い、PC70の全体動作の統括制御を行う。また、CPU71は、後述する接続制御プログラム731に基づいてBluetoothモジュール80に制御信号を送り、電子腕時計40に対して接続先の設定要求を送信させる。
RAM72は、CPU71に作業用のメモリ空間を提供し、作業用の一時データを記憶する。
記憶部73は、電源状態に関係なくデータを読み書き可能に格納、保存する。記憶部73は、例えば、HDDやSSDである。この記憶部73には、接続制御プログラム731が含まれる。接続制御プログラム731は、ブルートゥース通信に係る処理を制御するためのアプリケーションプログラムである。
内蔵時計74は、PC70の電源とは別個の電源により、PC70の動作状態とは関係なく現在時刻を計数して保持するRTC(Real Time Clock)と、PC70の電源がオンの間にRAM72を用いてソフトウェア的に時刻情報を計数するタイマーとを有する。PC70は、電源がオンされて起動されたときにRTCから時刻情報を取得してタイマーを動作させ、PC70では、このタイマーが計数する現在時刻が読み出されて、表示部76に表示されたり、時刻設定を含む各種動作に用いられたりする。タイマーによる現在時刻データは、通信部78を介して接続されるインターネット上のNTP(Network Time Protocol)サーバから取得される時刻データにより適宜修正される。PC70の電源がオフされる際には、必要に応じて、タイマーが計数する時刻情報によりRTCの時刻情報が修正される。
操作部75は、例えば、キーボードとマウスとを備え、ユーザの入力操作を電気信号に変換してCPU71に出力する。操作部75は、更に、PC70本体に設けられた電源スイッチや、ディスク状着脱可能メディアのトレイ開閉ボタンなどを備えていても良い。
表示部76は、例えば、LCD(液晶ディスプレイ)を有する。この表示部76は、PC70の本体とは別個に備えられたディスプレイ装置をPC70の本体から出力されたディスプレイ出力信号により動作させるものであっても良い。CPU71から送られた制御信号は、ドライバ77(液晶ドライバ)によりLCDを駆動する駆動信号に変換されて、LCDに各種表示を行わせる。この表示部76は、他の方式の表示画面、例えば、有機ELD(Electro-Luminescent Display)を有するものであっても良く、ドライバ77には、当該表示方式に応じたものが用いられる。
通信部78は、外部機器との間でTCP/IPによるネットワーク接続やUSBケーブルなどを用いた接続を行うためのインタフェイスである。例えば、通信部78は、LAN接続(無線LANを含む)のためのネットワークカードを備える。
Bluetoothモジュール80は、アンテナAN72を介して電子腕時計40などの外部機器との間でブルートゥース通信を行うための制御モジュールである。また、UART81は、外部機器とCPU71との間での送受信データに対し、シリアル/パラレル変換などの処理を行う。このBluetoothモジュール80及びUART81は、PC70に内蔵されたものであっても良いし、USB接続などにより外付けされたものであっても良い。
NFCリーダ/ライタ82は、NFC通信に係るRFIDタグのタッチ画面を有し、当該タッチ画面に近接配置されたRFIDタグを起動させてデータを読取り、又、必要に応じてデータを書き込む。ここでは、NFCリーダ/ライタ82は、スマートフォン10の固有識別情報やブルートゥース通信の接続先となる電子腕時計40との通信接続に必要な情報などを送受信して読み書きすることが可能である。アンテナAN74は、NFC通信により外部機器と通信を行うためのアンテナであり、通信周波数帯(例えば、13.5MHz)や通信方式などに応じて適宜形状やサイズが定められる。
このNFCリーダ/ライタ82は、特には限られないが、USB接続などを用いてPC70に周辺機器として接続されており、読み取られた情報は、接続制御プログラム731により電子腕時計40とのブルートゥース通信の接続設定に用いられると共に、セキュリティ上問題のない範囲で記憶部73に格納されたアプリケーションプログラムを用いて履歴などの閲覧が可能となっている。
次に、本実施形態の無線通信システム1におけるスマートフォン10を用いた電子腕時計40の通信接続制御動作について説明する。
図12は、本実施形態の無線通信システム1における電子腕時計40、スマートフォン10及びPC70の通信接続設定の流れを示すシーケンス図である。
この無線通信システム1では、電子腕時計40とスマートフォン10との間で通信接続の設定がなされている状態で、スマートフォン10をPC70のNFCリーダ/ライタ82の読取部にタッチする(接近させる)動作が行われると、スマートフォン10のNFC通信モジュール27とPC70のNFCリーダ/ライタとの間での近接場型無線通信(NFC)による通信が行われて、デバイス情報の交換が行われる。ここで交換される情報には、スマートフォン10からPC70に対して、当該PC70が電子腕時計40とのブルートゥース通信の接続設定を行う要求及び当該要求に必要な情報が含まれる。当該デバイス情報の交換が終了すると、NFCは速やかに終了される。
即ち、本実施形態のスマートフォン10では、NFC通信モジュール27、アンテナAN14、外部機器リスト記憶部142及びCPU11により検出手段が構成される。
電子腕時計40では、スマートフォン10から通信接続先の変更要求が受信されると、スマートフォン10との通信接続が解除された後に、PC70との間で通信接続の設定を行う。
その後、スマートフォン10がNFCリーダ/ライタ82へのタッチ動作が行われると、再度スマートフォン10とPC70との間でデバイス情報の交換が行われる。ここで交換される情報には、スマートフォン10からPC70に対して、当該PC70が電子腕時計40とのブルートゥース通信の接続設定を解除して電子腕時計40の通信接続先をスマートフォン10に戻させる要求及び当該要求に必要な情報が含まれる。当該デバイス情報の交換が終了すると、NFCは速やかに終了する。
このデバイス情報の交換を受けて、PC70は、電子腕時計40に対し、ブルートゥース通信による通信接続の設定解除と、接続先のスマートフォン10への切替とを要求する。電子腕時計40は、この要求に対応してPC70との通信接続の設定を解除し、続いて、スマートフォン10との通信接続の設定を行う。
図13は、本実施形態の無線通信システムの電子腕時計40において実行される接続制御処理のCPU41による制御手順を示すフローチャートである。
この接続制御処理は、第1実施形態の無線通信システム1の電子腕時計40において実行される接続制御処理(図7)と比較して、ステップS208の処理が省略され、また、ステップS224の処理がステップS224aの処理に変更された点を除いて同一であり、同一の処理については、同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
この接続制御処理では、CPU41は、PC70との通信接続設定が行われた(ステップS207)後に、当該PC70に対してスマートフォン10の情報を送信しない。PC70は、既にNFCによりスマートフォン10から情報を取得しているので、再度スマートフォン10の情報を取得する必要が無い。CPU41の処理は、そのままステップS221に移行する。
また、CPU41は、ステップS222の判別処理において、検出されたイベントがPC70とのリンクロスではないと判別された場合には(ステップS222で“NO”)、イベントの内容がPC70からの明示的な通信接続先のスマートフォン10への変更要求であるか否かを判別する(ステップS224a)。通信接続先の変更要求であると判別された場合には(ステップS224aで“YES”)、第1実施形態の電子腕時計40同様に、CPU41は、PC70との通信接続設定を解除する(ステップS225)。
なお、この接続制御処理では、電子腕時計40の通信接続設定先をPC70からスマートフォン10に戻すだけではなく、他の外部機器に直接切り替えることも可能であるが、この場合、最終的にユーザが通信接続設定先をスマートフォン10に戻す場合には、その時点で通信接続の設定がなされている外部機器に対してNFCを用いてその旨通知するか、又は、電子腕時計40と当該外部機器との間の通信接続設定をリンクロスなどにより意図的に解除させる。
図14は、本実施形態の無線通信システム1のスマートフォン10において実行される接続制御処理のCPU11による制御手順を示すフローチャートである。
この接続制御処理は、第2実施形態のスマートフォン10において実行される接続制御処理(図10)と比較して、ステップS103aの処理がステップS103bの処理に変更されると共にステップS103cの処理が追加され、また、ステップS108、S112、S113の各処理がそれぞれステップS108b、S112b、S113bの処理に変更された点を除き同一である。同一の処理については同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
ステップS102の判別処理でイベントが検出されたと判別された場合(ステップS102で“YES”)、CPU11は、検出されたイベントがPC70との間でのNFCの接続がなされたこと示すものであるか否かを判別する(ステップS103b)。PC70との間でのNFCの接続がなされたものではないと判別された場合には(ステップS103bで“NO”)、CPU11の処理は、ステップS104に移行する。PC70との間でのNFCの接続がなされたものであると判別された場合には(ステップS103bで“YES”)、CPU11は、NFCでPC70との間でデバイス情報を交換し、PC70に対して電子腕時計40との間でブルートゥース通信の通信接続の設定を行うように要求する(ステップS103c)。それから、CPU11の処理は、ステップS105に移行する。
また、ステップS107の処理において、電子腕時計40との通信接続設定が解除されると、CPU11は、そのまま電子腕時計40の接続状況を更新して、PC70との接続状態である旨変更する(ステップS108b)。
更に、ステップS111の処理でイベントが検出されたと判別された場合(ステップS111で“YES”)、CPU11は、当該イベントが、PC70とのNFCの接続を示すものであるか否かを判別する(ステップS112b)。NFCの接続を示すものであると判別された場合には(ステップS112bで“YES”)、CPU11は、NFCを用いてPC70に対して電子腕時計40のブルートゥース通信の接続設定先をスマートフォン10に切り替えるように要求する(ステップS113b)。それから、CPU11の処理は、ステップS111に戻る。
イベントがNFCの接続を示すものではないと判別された場合には(ステップS112bで“NO”)、CPU11の処理は、ステップS114に移行する。
図15は、本実施形態の無線通信システム1のPC70において実行される接続制御処理のCPU71による制御手順を示すフローチャートである。
この接続制御処理は、PC70においてNFCリーダ/ライタ82が起動されている間に自動的に、又は、ユーザの手動操作によって開始されて、処理の中止が命令されるまで繰り返し実行される。
接続制御処理が開始されると、CPU71は、先ず、イベントが検出されたか否かを判別する(ステップS301)。検出されていないと判別された場合には(ステップS301で“NO”)、CPU71は、ステップS301の処理を繰り返し実行する。
イベントが検出されたと判別された場合には(ステップS301で“YES”)、CPU71は、当該イベントがスマートフォン10との間でNFCの接続がなされたことを示すものであるか否かを判別する(ステップS302)。NFCの接続がなされたことを示すものであると判別された場合には(ステップS302で“YES”)、CPU71は、NFCによりスマートフォン10との間でデバイス情報を交換し、取得された電子腕時計40とのブルートゥース通信を可能とする(ステップS303)。このときのCPU71の動作には、Bluetoothモジュール80に電力が供給されていない(電源がオフ)場合に電力供給を開始させたり、他の外部機器とブルートゥース通信接続されている場合に解除させたりする処理が含まれても良い。それから、CPU71の処理は、ステップS301に戻る。
スマートフォン10との間でNFCの接続がなされたことを示すものではないと判別された場合には(ステップS302で“NO”)、CPU71は、次に、イベントが電子腕時計40からのブルートゥース通信接続の設定要求であるか否かを判別する(ステップS304)。設定要求ではないと判別された場合には(ステップS304で“NO”)、CPU71は、他の処理を実行して(ステップS305)、処理をステップS301に戻す。
設定要求であると判別された場合には(ステップS304で“YES”)、CPU71は、電子腕時計40との間でブルートゥース通信の通信接続設定を行う(ステップS306)。
CPU71は、イベントが検出されたか否かを判別する(ステップS307)。イベントが検出されていないと判別された場合には(ステップS307で“NO”)、CPU71は、ステップS307の処理を繰り返す。
イベントが検出されたと判別された場合には(ステップS307で“YES”)、CPU71は、イベントの内容がスマートフォン10とのNFCの接続を示すものであるか否かを判別する(ステップS308)。
スマートフォン10とのNFCの接続を示すものであると判別された場合には(ステップS308で“YES”)、CPU71は、NFCを利用してスマートフォン10との間でデバイス情報を交換する(ステップS309)。このときCPU71は、スマートフォン10から電子腕時計40とのブルートゥース通信接続の設定を解除して、電子腕時計40に接続設定先をスマートフォン10に切替させるように要求される。
CPU71は、ブルートゥース通信により、電子腕時計40に対してブルートゥース通信の接続設定先をスマートフォン10に切り替える要求を送信する(ステップS310)。それから、CPU71の処理は、ステップS307に戻る。
一方、ステップS308の判別処理でスマートフォン10とのNFCの接続を示すものではないと判別された場合には(ステップS308で“NO”)、CPU71は、検出されたイベントが電子腕時計40からのブルートゥース通信の接続設定を解除する要求であるか否かを判別する(ステップS311)。ブルートゥース通信の接続設定解除に係る要求ではないと判別された場合には(ステップS311で“NO”)、CPU71は、その他の処理を実行して(ステップS313)、処理をステップS307に戻す。
ブルートゥース通信の接続設定を解除する要求であると判別された場合には(ステップS311で“YES”)、CPU71は、電子腕時計40との間でのブルートゥース通信の接続設定を解除し(ステップS312)、処理をステップS301に戻す。
以上のように、第3実施形態の無線通信システム1では、スマートフォン10がNFC通信モジュール27及びアンテナAN14を備え、また、外部機器であるPC70がNFCリーダ/ライタ82及びアンテナAN74を備える。そして、スマートフォン10がユーザにより主体的にNFCリーダ/ライタ82の読取部にタッチされることでPC70とデバイス情報の交換がなされた(PC70から必要な情報がNFCにより取得された)後に電子腕時計40の通信接続先設定がスマートフォン10からPC70に切り替えられる。従って、偶然又は一時的にPC70の近辺を通行したなどにより意図せず電子腕時計40の通信接続先の設定が切り替えられてしまうことを防ぎ、ユーザが意図した場合にのみ適切に、且つ、スマートフォン10のタッチ操作のみという簡易な処理で、電子腕時計40の通信接続先の設定を切り替えることが出来る。
また、反対に、電子腕時計40の接続先をPC70からスマートフォン10に戻したい場合にも、スマートフォン10がユーザにより主体的にNFCリーダ/ライタ82の読取部にタッチされることで行われるNFCにより、PC70に対して電子腕時計40との通信接続の設定を解除するように要求することが出来る。即ち、ユーザが必要なタイミングでユーザのタッチ操作に基づいて通信接続の設定が切り替えられるので、切り替える必要が無い場合に不要に切り替えられることがない。また、切り替え操作は、非常に単純であり、ユーザに煩雑な手間を要求しなくて良い。
なお、本発明は、上記実施の形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、上記実施の形態では、スマートフォン10を用いて電子腕時計40の通信接続先を制御することとしたが、ユーザに通常携帯される他の携帯型外部機器、例えば、携帯電話(フィーチャーフォン)であっても良い。
また、上記実施の形態では、外部機器との近接状態を当該外部機器のブロードキャストの受信により取得する例と、GPSを用いて判別する例と、NFCを用いたタッチ操作を利用する例とを挙げて示したが、これらを組み合わせても良い。或いは、これらに限られず、他の方法、例えば、携帯電話の基地局から位置情報を取得する方法などを用いても良い。
また、上記実施の形態では、外部機器との通信接続の設定解除を、リンクロスの場合及び他の通信手段(NFCを含む)を用いてスマートフォン10から外部機器に要求が合った場合を例に挙げて説明したが、これらを組み合わせても良い。
また、更に、近接状態の検出と、通信接続の設定解除とに係る上記各例及び他の方法を適宜組み合わせて利用しても良い。
また、上述のGPS測位データに基づく近接状態の検出では、単に所定の距離以内に入った場合だけではなく、当該所定の距離以内での所定時間の経過といった付加条件を加えても良い。また、直線距離だけではなく、特定の地点、例えば、オフィスの入口や自宅の玄関の通過などを条件としても良い。
また、上記実施の形態では、リンクロスの場合に所定時間の経過を通信接続解除の条件としたが、これに限られない。例えば、GPSによってスマートフォン10が特定の位置、例えば、オフィスの入口や自宅の玄関から出たことが検出された場合には、リンクロスから所定時間が経過しなくてもPC70との通信接続を解除する処理を行うこととしても良い。
また、上記実施の形態では、単一のPC70との近接状態に基づいて通信接続先の切り替えに係る処理を行わせたが、複数の外部機器と同時に近接状態となり得る場合が含まれても良い。この場合、先に接続状態の設定がなされた外部機器と通信接続が維持されている間には、当該外部機器との接続を優先させても良いし、或いは、外部機器リスト記憶部142に記憶された外部機器に優先度を設定しておき、電子腕時計40と通信接続の設定がなされている外部機器よりも優先度の高い外部機器が近接状態であると検出された場合には、現在の接続設定を解除させて一度スマートフォン10との接続を再開させた後に、当該優先度の高い外部機器との接続に切り替えさせることとしても良い。
また、上記実施の形態では、スマートフォン10は、外部機器であるPC70から接続設定がなされたことに係る通知を通信で取得することとしたが、必ずしも当該通知を取得しなくても良い。電子腕時計40から再度の通信接続に係る設定要求が受信されるまでは、当該PC70と接続設定がなされているものとして接続先情報131に登録しても良い。この場合には、スマートフォン10からPC70に直接通信接続の設定要求を行うことが出来ず、且つ、スマートフォン10からPC70に対して電子腕時計40との通信接続に係る設定の解除を要求する可能性がある場合を除き、電子腕時計40からPC70にスマートフォン10の情報を送信させる必要が無い。
また、上記実施の形態では、電子腕時計40では、予め外部機器との通信接続の設定解除時には、スマートフォン10との通信接続に復帰するように設定されているが、毎回スマートフォン10から外部機器への通信接続先の設定変更を要求する際に、当該設定変更先との通信接続の設定解除時の通信接続先としてスマートフォン10を指定することとしても良い。
また、上記実施の形態では、電子腕時計40の外部機器リスト431に接続可能な複数の外部機器の情報がリスト記憶されているが、全て又は所定期間以上古い履歴のみの接続先外部機器については、スマートフォン10の外部機器リスト記憶部142で管理することとして、スマートフォン10から通信接続先の設定変更要求が行われる際に、必要に応じて当該通信接続先の情報を取得することとしても良い。
また、以上の説明では、本発明に係る接続制御プログラム141のコンピュータ読み取り可能な媒体としてフラッシュメモリやEEPROMといった記憶部14を使用した例を開示したが、これに限定されない。その他のコンピュータ読み取り可能な媒体として、他の不揮発性メモリ、SSD(Solid State Drive)、HDD(Hard Disk Drive)、ROMや、CD−ROMなどの可搬型記録媒体を適用することが可能である。また、本発明に係るプログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウェーブ(搬送波)も本発明に適用される。
その他、上記実施の形態の説明で示した具体的な構成や処理などの細部は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
[付記]
<請求項1>
外部機器と接続して無線通信を行う第1無線通信手段と、
複数の外部機器の中から前記第1無線通信手段による通信接続先を設定する通信設定手段と、
を備える携帯型無線通信機器と、
前記通信設定手段により通信接続先として設定可能な前記複数の外部機器の機器情報を記憶する接続先記憶手段と、
前記機器情報に基づいて前記複数の外部機器との近接状態を検出する検出手段と、
前記携帯型無線通信機器の通信接続先を選択する選択制御手段と、
無線通信を行う第2無線通信手段と、
を備える通信接続制御装置と、
を含む無線通信制御システムであって、
前記通信設定手段は、
前記選択制御手段による前記外部機器の選択に係る情報が前記第1無線通信手段により前記通信接続制御装置から受信された場合には、当該選択された外部機器を通信接続先として設定し、
当該選択された外部機器との通信接続に係る設定がなされない場合及び設定が解除された場合には、前記通信接続制御装置を通信接続先として設定し、
前記選択制御手段は、
前記通信接続制御装置と前記携帯型無線通信機器との間で通信接続に係る設定がなされている状態で、前記検出手段により前記複数の外部機器のうち何れかが通信接続可能な近接状態になったことが検出された場合には、前記第2無線通信手段により前記携帯型無線通信機器に当該通信接続可能な外部機器に係る情報を送信して当該外部機器との通信接続への設定の切り替えを要求する
ことを特徴とする無線通信制御システム。
<請求項2>
外部機器と接続して無線通信を行うことが可能な携帯型無線通信機器の通信接続先の選択に係る通信接続制御装置であって、
複数の外部機器の機器情報を記憶する接続先記憶手段と、
前記機器情報に基づいて前記複数の外部機器との近接状態を検出する検出手段と、
前記携帯型無線通信機器の通信接続先を選択する選択制御手段と、
無線通信を行う第2無線通信手段と
を備え、
前記選択制御手段は、
前記携帯型無線通信機器との間で通信接続に係る設定がなされている状態で、前記検出手段により前記複数の外部機器のうち何れかが通信接続可能な近接状態になったことが検出された場合には、前記第2無線通信手段により前記携帯型無線通信機器に当該通信接続可能な外部機器に係る情報を送信して当該外部機器との通信接続への設定の切り替えを要求する
ことを特徴とする通信接続制御装置。
<請求項3>
無線通信を行う第2無線通信手段を備え、外部機器と接続して無線通信を行うことが可能な携帯型無線通信機器の通信接続先の選択に係る通信接続制御装置として用いられるコンピュータを、
複数の外部機器の機器情報を記憶する接続先記憶手段、
前記機器情報に基づいて前記複数の外部機器との近接状態を検出する検出手段、
前記携帯型無線通信機器の通信接続先を選択する選択制御手段、
として機能させるためのプログラムであって、
前記選択制御手段は、
前記コンピュータと前記携帯型無線通信機器との間で通信接続に係る設定がなされている状態で、前記検出手段により前記複数の外部機器の何れかが通信接続可能な近接状態になったことが検出された場合には、前記第2無線通信手段により前記携帯型無線通信機器に当該通信接続可能な外部機器に係る情報を送信して当該外部機器との通信接続への設定の切り替えを要求する
ことを特徴とするプログラム。
<請求項4>
前記検出手段は、前記複数の外部機器の送信電波を前記第2無線通信手段により受信することにより当該受信された外部機器が通信接続可能な近接状態にあることを検出することを特徴とする請求項3記載のプログラム。
<請求項5>
前記第2無線通信手段には、近接場型無線通信による通信が含まれ、
前記送信電波は、前記コンピュータが前記外部機器に備えられた近接場型無線通信の読取部に近接した際に行われる当該近接場型無線通信による前記外部機器からの送信波である
ことを特徴とする請求項4記載のプログラム。
<請求項6>
前記コンピュータを、自機の現在位置を取得する位置情報取得手段として更に機能させ、
前記接続先記憶手段は、前記複数の外部機器の設置位置に係る情報を記憶し、
前記検出手段は、前記位置情報取得手段により取得された現在位置と、前記設置位置との間の距離に基づいて前記近接状態を検出する
ことを特徴とする請求項3〜5の何れか一項に記載のプログラム。
<請求項7>
前記第2無線通信手段は、前記携帯型無線通信機器と通信接続に係る設定がなされている第1外部機器と通信接続が可能であり、
前記選択制御手段は、前記携帯型無線通信機器の通信接続先を当該第1外部機器から他の外部機器又は前記コンピュータに切り替える場合に、前記第1外部機器に対して前記携帯型無線通信機器との通信接続に係る設定を解除する要求を送信する
ことを特徴とする請求項3〜6の何れか一項に記載のプログラム。
<請求項8>
前記第2無線通信手段は、前記携帯型無線通信機器との接続に係る通信規格とは異なる通信規格に基づく通信方法で前記第1外部機器と通信を行うことを特徴とする請求項7記載のプログラム。
<請求項9>
前記選択制御手段は、外部機器との通信接続への設定の切り替えを前記携帯型無線通信機器に対して要求する際に、当該携帯型無線通信機器に対して、前記コンピュータの識別情報を前記外部機器に送信させる要求と、前記携帯型無線通信機器と前記外部機器とで通信接続の設定がなされたことを示す情報を前記外部機器から前記識別情報を用いて送信させる要求と、を行うことを特徴とする請求項7又は8記載のプログラム。
<請求項10>
前記第2無線通信手段には、近接場型無線通信による通信が含まれ、
前記選択制御手段は、前記コンピュータが前記外部機器に備えられた近接場型無線通信の読取部に近接した際に行われる当該近接場型無線通信により、前記第1外部機器に対して前記携帯型無線通信機器との通信接続に係る設定を解除する要求を行う
ことを特徴とする請求項8記載のプログラム。
<請求項11>
前記携帯型無線通信機器は、電子腕時計であることを特徴とする請求項3〜10の何れか一項に記載のプログラム。
<請求項12>
外部機器と接続して無線通信を行うことが可能な携帯型無線通信機器の通信接続先を、無線通信が可能な通信接続制御装置を用いて設定する通信接続制御方法であって、
複数の外部機器の機器情報を記憶する接続先記憶ステップ、
前記機器情報に基づいて前記複数の外部機器との近接状態を検出する検出ステップ、
前記携帯型無線通信機器の通信接続先を選択する選択制御ステップ
を含み、
前記選択制御ステップは、
前記通信接続制御装置と前記携帯型無線通信機器との間で通信接続に係る設定がなされている状態で、前記検出ステップにおいて前記複数の外部機器の何れかが通信接続可能な近接状態になったことが検出された場合には、前記無線通信により前記通信接続制御装置から前記携帯型無線通信機器に前記通信接続可能な外部機器に係る情報を送信して当該外部機器との通信接続への設定の切り替えを要求する
ことを特徴とする通信接続制御方法。
1 無線通信システム
10 スマートフォン
11 CPU
12 ROM
13 RAM
131 接続先情報
14 記憶部
141 接続制御プログラム
142 外部機器リスト記憶部
15 内蔵時計
16 表示部
17 ドライバ
18 操作部
19 スピーカ
20 マイク
21 コーデック
22 RF送受信回路
23 通信回路
24 Bluetoothモジュール
25 UART
26 GPS受信処理部
27 NFC通信モジュール
28 振動モータ
29 ドライバ
30 バス
40 電子腕時計
41 CPU
42 ROM
421 接続制御プログラム
43 RAM
431 外部機器リスト
44 操作部
45 計時回路
51 表示部
52 表示ドライバ
53 Bluetoothモジュール
54 UART
56 振動モータ
57 ドライバ
58 照明部
59 ドライバ
60 ブザー部
61 ドライバ
62 バス
70 PC
71 CPU
72 RAM
73 記憶部
731 接続制御プログラム
74 内蔵時計
75 操作部
76 表示部
77 ドライバ
78 通信部
80 Bluetoothモジュール
81 UART
82 NFCリーダ/ライタ
AN11 アンテナ
AN12 アンテナ
AN13 アンテナ
AN14 アンテナ
AN4 アンテナ
AN72 アンテナ
AN74 アンテナ

Claims (12)

  1. 外部機器と接続して無線通信を行う第1無線通信手段と、
    複数の外部機器の中から前記第1無線通信手段による通信接続先を設定する通信設定手段と、
    を備える携帯型無線通信機器と、
    前記通信設定手段により通信接続先として設定可能な前記複数の外部機器の機器情報を記憶する接続先記憶手段と、
    前記機器情報に基づいて前記複数の外部機器との近接状態を検出する検出手段と、
    前記携帯型無線通信機器の通信接続先を選択する選択制御手段と、
    無線通信を行う第2無線通信手段と、
    を備える通信接続制御装置と、
    を含む無線通信制御システムであって、
    前記通信設定手段は、
    前記選択制御手段による前記外部機器の選択に係る情報が前記第1無線通信手段により前記通信接続制御装置から受信された場合には、当該選択された外部機器を通信接続先として設定し、
    当該選択された外部機器との通信接続に係る設定がなされない場合及び設定が解除された場合には、前記通信接続制御装置を通信接続先として設定し、
    前記選択制御手段は、
    前記通信接続制御装置と前記携帯型無線通信機器との間で通信接続に係る設定がなされている状態で、前記検出手段により前記複数の外部機器のうち何れかが通信接続可能な近接状態になったことが検出された場合には、前記第2無線通信手段により前記携帯型無線通信機器に当該通信接続可能な外部機器に係る情報を送信して当該外部機器との通信接続への設定の切り替えを要求する
    ことを特徴とする無線通信制御システム。
  2. 外部機器と接続して無線通信を行うことが可能な携帯型無線通信機器の通信接続先の選択に係る通信接続制御装置であって、
    複数の外部機器の機器情報を記憶する接続先記憶手段と、
    前記機器情報に基づいて前記複数の外部機器との近接状態を検出する検出手段と、
    前記携帯型無線通信機器の通信接続先を選択する選択制御手段と、
    無線通信を行う第2無線通信手段と
    を備え、
    前記選択制御手段は、
    前記携帯型無線通信機器との間で通信接続に係る設定がなされている状態で、前記検出手段により前記複数の外部機器のうち何れかが通信接続可能な近接状態になったことが検出された場合には、前記第2無線通信手段により前記携帯型無線通信機器に当該通信接続可能な外部機器に係る情報を送信して当該外部機器との通信接続への設定の切り替えを要求する
    ことを特徴とする通信接続制御装置。
  3. 無線通信を行う第2無線通信手段を備え、外部機器と接続して無線通信を行うことが可能な携帯型無線通信機器の通信接続先の選択に係る通信接続制御装置として用いられるコンピュータを、
    複数の外部機器の機器情報を記憶する接続先記憶手段、
    前記機器情報に基づいて前記複数の外部機器との近接状態を検出する検出手段、
    前記携帯型無線通信機器の通信接続先を選択する選択制御手段、
    として機能させるためのプログラムであって、
    前記選択制御手段は、
    前記コンピュータと前記携帯型無線通信機器との間で通信接続に係る設定がなされている状態で、前記検出手段により前記複数の外部機器の何れかが通信接続可能な近接状態になったことが検出された場合には、前記第2無線通信手段により前記携帯型無線通信機器に当該通信接続可能な外部機器に係る情報を送信して当該外部機器との通信接続への設定の切り替えを要求する
    ことを特徴とするプログラム。
  4. 前記検出手段は、前記複数の外部機器の送信電波を前記第2無線通信手段により受信することにより当該受信された外部機器が通信接続可能な近接状態にあることを検出することを特徴とする請求項3記載のプログラム。
  5. 前記第2無線通信手段には、近接場型無線通信による通信が含まれ、
    前記送信電波は、前記コンピュータが前記外部機器に備えられた近接場型無線通信の読取部に近接した際に行われる当該近接場型無線通信による前記外部機器からの送信波である
    ことを特徴とする請求項4記載のプログラム。
  6. 前記コンピュータを、自機の現在位置を取得する位置情報取得手段として更に機能させ、
    前記接続先記憶手段は、前記複数の外部機器の設置位置に係る情報を記憶し、
    前記検出手段は、前記位置情報取得手段により取得された現在位置と、前記設置位置との間の距離に基づいて前記近接状態を検出する
    ことを特徴とする請求項3〜5の何れか一項に記載のプログラム。
  7. 前記第2無線通信手段は、前記携帯型無線通信機器と通信接続に係る設定がなされている第1外部機器と通信接続が可能であり、
    前記選択制御手段は、前記携帯型無線通信機器の通信接続先を当該第1外部機器から他の外部機器又は前記コンピュータに切り替える場合に、前記第1外部機器に対して前記携帯型無線通信機器との通信接続に係る設定を解除する要求を送信する
    ことを特徴とする請求項3〜6の何れか一項に記載のプログラム。
  8. 前記第2無線通信手段は、前記携帯型無線通信機器との接続に係る通信規格とは異なる通信規格に基づく通信方法で前記第1外部機器と通信を行うことを特徴とする請求項7記載のプログラム。
  9. 前記選択制御手段は、外部機器との通信接続への設定の切り替えを前記携帯型無線通信機器に対して要求する際に、当該携帯型無線通信機器に対して、前記コンピュータの識別情報を前記外部機器に送信させる要求と、前記携帯型無線通信機器と前記外部機器とで通信接続の設定がなされたことを示す情報を前記外部機器から前記識別情報を用いて送信させる要求と、を行うことを特徴とする請求項7又は8記載のプログラム。
  10. 前記第2無線通信手段には、近接場型無線通信による通信が含まれ、
    前記選択制御手段は、前記コンピュータが前記外部機器に備えられた近接場型無線通信の読取部に近接した際に行われる当該近接場型無線通信により、前記第1外部機器に対して前記携帯型無線通信機器との通信接続に係る設定を解除する要求を行う
    ことを特徴とする請求項8記載のプログラム。
  11. 前記携帯型無線通信機器は、電子腕時計であることを特徴とする請求項3〜10の何れか一項に記載のプログラム。
  12. 外部機器と接続して無線通信を行うことが可能な携帯型無線通信機器の通信接続先を、無線通信が可能な通信接続制御装置を用いて設定する通信接続制御方法であって、
    複数の外部機器の機器情報を記憶する接続先記憶ステップ、
    前記機器情報に基づいて前記複数の外部機器との近接状態を検出する検出ステップ、
    前記携帯型無線通信機器の通信接続先を選択する選択制御ステップ
    を含み、
    前記選択制御ステップは、
    前記通信接続制御装置と前記携帯型無線通信機器との間で通信接続に係る設定がなされている状態で、前記検出ステップにおいて前記複数の外部機器の何れかが通信接続可能な近接状態になったことが検出された場合には、前記無線通信により前記通信接続制御装置から前記携帯型無線通信機器に前記通信接続可能な外部機器に係る情報を送信して当該外部機器との通信接続への設定の切り替えを要求する
    ことを特徴とする通信接続制御方法。
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