JP2015103537A - 電子部品の冷却構造 - Google Patents

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文洋 岡▲崎▼
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文洋 岡▲崎▼
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Abstract

【課題】フェライトコア12に発生した熱をより効率良く放熱することが可能な電子部品の冷却構造を提供する。【解決手段】トランス11に生じる熱を放熱する放熱構造であり、トランス11に設けられたフェライトコア12に接触する伝熱冷却板15を有し、フェライトコア12の4つの隅部には、それぞれスリット13a〜13dが穿設される。また、伝熱冷却板15は、切欠部13a〜13dに挿入する突起部21a〜21dを有する。こうすることにより、フェライトコア12に生じる熱を効率良く放熱させることが可能となる。【選択図】 図1

Description

本発明は、トランス等の電子部品に生じる熱を効率良く放熱して冷却する電子部品の冷却構造に関する。
トランス等の電子部品に生じる熱を放熱する放熱構造として、従来より、例えば特許文献1に記載されているものが知られている。図4は、特許文献1に開示された放熱構造を示す側面図、図5は伝熱冷却板104の構成を示す斜視図である。
図4に示すように、基板103の上面には電力変換用のトランス101が設置されている。該トランス101の上面、及び側面の一部にはフェライトコア102が設けられ、更に、該フェライトコア102の外周部には、放熱シート106が設けられている。また、基板103の近傍には、ケース105が設けられている。そして、図5に示すように、平板L字形状を成す伝熱冷却板104の、一方の面104aをフェライトコア102上面の放熱シート106に接触させ、他方の面104bをケース105に接触させる。
こうすることにより、フェライトコア102に生じた熱をケース105に逃がすことができるので、トランス101の放熱効率を向上させることができる。
特開2012−164703号公報
しかしながら、フェライトコア102の材料であるフェライトは、熱伝導特性が低いのでフェライトコア102の内部の熱が伝熱冷却板104に伝わり難く、より放熱効率の向上が望めないという問題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、フェライトコアに発生した熱をより効率良く放熱することが可能な電子部品の冷却構造を提供することにある。
上記目的を達成するため、本願請求項1に記載の発明は、トランス(11,11a)に生じる熱を放熱する放熱構造において、前記トランスに設けられたフェライトコア(12,12a)に接触する伝熱冷却板(15,15a,15b)を有し、前記フェライトコアには少なくとも一つの切欠部(13a〜13d,41a〜41d)が穿設され、前記伝熱冷却板は、前記切欠部に挿入する突起部(21a〜21d,31a〜31d,42a〜42d)を有することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、前記切欠部は、長方形状のスリットであり、前記突起部は、前記伝熱冷却板の一部を折り曲げて形成されることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、前記切欠部は、長方形状のスリットであり、前記突起部は、前記伝熱冷却板に固定され、前記スリット内に挿入可能な平板形状を成す突起部材であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、前記スリットは、前記フェライトコアに生じる磁束の方向と平行になるように形成されることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、前記切欠部は、円形状の開口部(41a〜41d)であり、前記突起部は、前記伝熱冷却板に固定され、前記開口部に挿入可能な円筒形状をなすピン(42a〜42d)であることを特徴とする。
本発明に係る電子部品の冷却構造では、トランスのフェライトコアに切欠部を設け、伝熱冷却板の上板に形成された突起部を各切欠部内に挿入する構成としているので、フェライトコアに生じた熱を効率良く放熱冷却板に伝達することができ、フェライトコアの冷却効率を高めることができる。
本発明の第1実施形態に係る放熱構造を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る放熱構造を示す斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る放熱構造を示す斜視図である。 従来における放熱構造を示す説明図である。 従来における放熱構造に用いられる伝熱冷却板の構成を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態の説明]
図1は、本発明の第1実施形態に係る放熱構造が採用されたトランス11及び伝熱冷却板15の構成を示す斜視図である。図1に示すように、トランス11には、フェライトコア12が設けられ、該フェライトコア12には電線14が巻回されている。そして、該フェライトコア12の上面の4つの隅部には、長方形状のスリット13a〜13d(切欠部)が穿設されている。この際、各スリット13a〜13dは、フェライトコア12に生じる磁束の方向に対して平行となる向きに形成されている。
更に、該フェライトコア12の上面、及び2つの側面に接するように、伝熱冷却板15が設けられている。該伝熱冷却板15は、アルミニウムや銅等の平板形状の金属製板材をクランク形状に折り曲げた形状を成しており、フェライトコア12の上面に接する上板16と、フェライトコア12の側面に接する側板17,18と、トランス11を収納するケース(図示省略)等に接する底板19,20と、を有している。
また、伝熱冷却板15の上板16の4箇所には、該上板16の一部を切り欠き、更に、これを略直角に折り曲げた突起部21a〜21dが設けられている。そして、各突起部21a〜21dは、フェライトコア12の上面に形成された各スリット13a〜13d内に挿入可能とされている。
そして、組み付け時には、伝熱冷却板15の上板16と、フェライトコア12の上面が接するように伝熱冷却板15をフェライトコア12にかぶせる。この際、伝熱冷却板15に形成された4個の突起部21a〜21dが、フェライトコア12の上面に形成された4つのスリット13a〜13dに挿入される。
そして、上記のように伝熱冷却板15をフェライトコア12に接触させることにより、熱伝導特性の低いフェライトコア12の内部に生じた熱を、突起部21a〜21dにより伝熱冷却板15に効率良く伝達させることができる。また、伝熱冷却板15の底板19,20は、トランス11のケース等に接しているので、フェライトコア12に生じた熱を、効率良くケース等に逃がすことができる。その結果、トランス11の放熱特性を飛躍的に高めることが可能となる。
このように、第1実施形態に係る電子部品の放熱構造では、トランス11のフェライトコア12にスリット13a〜13dを設け、伝熱冷却板15の上板16に形成された突起部21a〜21dを各スリット13a〜13d内に挿入する構成としているので、フェライトコア12に生じた熱を効率良く伝熱冷却板15に伝達することができ、フェライトコア12の冷却効率を高めることができる。
また、スリット13a〜13dを、フェライトコア12に生じる磁束方向に対して平行に形成するので、渦電流が生じることを抑制することができ、損失を最小にすることができる。
[第2実施形態の説明]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図2は、本発明の第2実施形態に係る放熱構造が採用されたトランス11及び伝熱冷却板15aの構成を示す斜視図である。図2に示すトランス11は、前述の図1に示したトランス11と同様の構成を有しているので同一符号を付して構成説明を省略する。なお、図2では、電線14の記載を省略している。
フェライトコア12の上面、及び2つの側面に接するように、伝熱冷却板15aが設けられている。該伝熱冷却板15aは、第1実施形態と同様に、アルミニウムや銅等の平板形状の金属製板材をクランク形状に折り曲げた形状を成しており、フェライトコア12の上面に接する上板16aと、フェライトコア12の側面に接する側板17,18と、トランス11を収納するケース(図示省略)等に接する底板19,20と、を有している。
上板16aの4つの隅部には、長方形状の開口部23a〜23dが形成されており、更に、各開口部23a〜23dには、平板形状の突起部材31a〜31dが挿入され、溶接等により固定されている。該突起部材31a〜31dは、フェライトコア12の上面に形成された各スリット13a〜13dに挿入可能とされている。
そして、組み付け時には、伝熱冷却板15aの上板16aと、フェライトコア12の上面が接するように伝熱冷却板15aをフェライトコア12にかぶせる。この際、伝熱冷却板15aの4つの隅部に設けられた各突起部材31a〜31dが、フェライトコア12の上面に形成された4つのスリット13a〜13dに挿入される。
そして、伝熱冷却板15aをフェライトコア12に接触させることにより、熱伝導特性の低いフェライトコア12の内部に生じた熱を、突起部材31a〜31dにより伝熱冷却板15aに効率良く伝達させることができる。また、伝熱冷却板15aの底板19,20は、トランス11のケース等に接しているので、フェライトコア12に生じた熱を、効率良くケース等に逃がすことができる。
このように、第2実施形態に係る電子部品の放熱構造では、トランス11のフェライトコア12にスリット13a〜13dを設け、伝熱冷却板15aの上板16aに設けた突起部材31a〜31dを各スリット13a〜13d内に挿入する構成としているので、フェライトコア12に生じた熱を効率良く伝熱冷却板15aに伝達することができ、フェライトコア12の冷却効率を高めることが可能となる。また、伝熱冷却板15aの上板16aを切り欠かないので、伝熱冷却板15aの面積が減少することはなく、冷却効率を高い状態に維持することができる。
また、スリット13a〜13dを、フェライトコア12に生じる磁束方向に対して平行に形成するので、渦電流が生じることを抑制することができ、損失を最小にすることができる。
[第3実施形態の説明]
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図3は、本発明の第3実施形態に係る放熱構造が採用されたトランス11及び伝熱冷却板15bの構成を示す斜視図である。図3に示すトランス11aは、フェライトコア12aの上面の4つの隅に、それぞれ3個ずつの円形状の開口部41a〜41d(切欠部)が形成されている。それ以外の構成は、図1、図2に示したトランス11と同様である。なお、図3では、フェライトコア12aに巻回される電線14(図1参照)の記載を省略している。
フェライトコア12aの上面、及び2つの側面に接するように、伝熱冷却板15bが設けられている。該伝熱冷却板15bは、第1、第2実施形態と同様に、アルミニウムや銅等の平板形状の金属製板材をクランク形状に折り曲げた形状を成しており、フェライトコア12aの上面に接する上板16bと、フェライトコア12aの側面に接する側板17,18と、トランス11aを収納するケース(図示省略)等に接する底板19,20と、を有している。
伝熱冷却板15bの上板16bの4つの隅部には、円形状の開口部45a〜45dが形成されており、更に、各開口部45a〜45dには、円筒形状のピン42a〜42d(突起部材)が挿入され、溶接等により固定されている。該ピン42a〜42dは、フェライトコア12の上面に形成された各開口部41a〜41dに挿入可能とされている。
そして、組み付け時には、伝熱冷却板15bの上板16bと、フェライトコア12aの上面が接するように伝熱冷却板15bをフェライトコア12aにかぶせる。この際、伝熱冷却板15bの4つの隅部に設けられた各ピン42a〜42dが、フェライトコア12aの上面に形成された各開口部41a〜41d内に挿入される。
そして、伝熱冷却板15bをフェライトコア12aに接触させることにより、熱伝導特性の低いフェライトコア12aの内部に生じた熱を、ピン42a〜42dを経由して伝熱冷却板15bに伝達させることができる。また、伝熱冷却板15bの底板19,20は、トランス11aのケース等に接しているので、フェライトコア12aに生じた熱を、効率良くケース等に逃がすことができる。その結果、前述した第1、第2実施形態と同様に、トランス11aの放熱特性を高めることが可能となる。
このように、第3実施形態に係る電子部品の放熱構造では、トランス11aのフェライトコア12aに開口部41a〜41dを設け、伝熱冷却板15bの上板16bに設けたピン42a〜42dを各開口部41a〜41d内に挿入する構成としているので、フェライトコア12aに生じた熱を効率良く伝熱冷却板15bに伝達することができ、フェライトコア12aの冷却効率を高めることが可能となる。
以上、本発明の電子部品の放熱構造を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置き換えることができる。
例えば、上述した各実施形態では、フェライトコア上面の、4つの隅部に隅部或いは開口部を形成する例について説明したが、本発明は4つに限定されるものではなく、少なくとも1つとすることができる。
11,11a トランス
12,12a フェライトコア
13a〜13d スリット(切欠部)
14 電線
15,15a,15b 伝熱冷却板
16,16a,16b 上板
17,18 側板
19,20 底板
21a〜21d 突起部
23a〜23d 開口部
31a〜31d 突起部材(突起部)
41a〜41d 開口部(切欠部)
42a〜42d ピン(突起部)
45a〜45d 開口部

Claims (5)

  1. トランス(11,11a)に生じる熱を放熱する放熱構造において、
    前記トランスに設けられたフェライトコア(12,12a)に接触する伝熱冷却板(15,15a,15b)を有し、
    前記フェライトコアには少なくとも一つの切欠部(13a〜13d,41a〜41d)が穿設され、
    前記伝熱冷却板は、前記切欠部に挿入する突起部(21a〜21d,31a〜31d,42a〜42d)を有すること
    を特徴とする電子部品の放熱構造。
  2. 前記切欠部は、長方形状のスリットであり、前記突起部は、前記伝熱冷却板の一部を折り曲げて形成されることを特徴とする請求項1に記載の電子部品の放熱構造。
  3. 前記切欠部は、長方形状のスリットであり、前記突起部は、前記伝熱冷却板に固定され、前記スリット内に挿入可能な平板形状を成す突起部材であることを特徴とする請求項1に記載の電子部品の放熱構造。
  4. 前記スリットは、前記フェライトコアに生じる磁束の方向と平行になるように形成されることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の電子部品の放熱構造。
  5. 前記切欠部は、円形状の開口部(41a〜41d)であり、前記突起部は、前記伝熱冷却板に固定され、前記開口部に挿入可能な円筒形状をなすピン(42a〜42d)であることを特徴とする請求項1に記載の電子部品の放熱構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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TWI705224B (zh) * 2019-06-06 2020-09-21 海韻電子工業股份有限公司 變壓器的散熱結構

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