JP2015103362A - 車両用灯具 - Google Patents

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啓輔 五十嵐
Hirosuke Igarashi
啓輔 五十嵐
健二 駒野
Kenji Komano
健二 駒野
将太 弘中
Shota Hironaka
将太 弘中
侑佑 藤田
Yusuke Fujita
侑佑 藤田
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Abstract

【課題】光源の指向性が強い車両用灯具であっても、当該光源の発する光の一部によって、灯体近傍に配設されたガーニッシュが備える導光体を十分に発光させることができ、装飾的効果や外観意匠性を格段と向上させる。
【解決手段】複数のLED10…から出射された光を前方へ照射するリフレクタ11が、左右方向に略沿った焦線FLを有すると共に、LED10の発光面10aに対向配置されているフロントフォグランプ1と、その周囲に配置されたガーニッシュ2とを備え、ガーニッシュ2が備える導光体3は、長手方向端部に配置され、複数のLED10…から出射された光の一部を導入する導入部31と、当該導入部31と連通し、導入した光を長手方向に沿って案内する導光部32と、を有している。よって、LED10の発する光をリフレクタ11によって左右方向に拡散させ、導光体3を効果的に発光させることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、自動車等の車両前部に搭載されるフォグランプ等の車両用灯具に関する。
従来、この種の車両用灯具として、例えば、光源の周囲に反射部材としてのリフレクタを配置し、当該光源から出射される光を光軸方向前方に向かって反射させるフォグランプが知られている。かかるフォグランプには、光源として、外部から給電されることにより発光するハロゲンランプ等が適用されると共に、アウターレンズ(またはアウターカバー)が、リフレクタの光軸方向前方を覆うように配置されている。つまり、このフォグランプは、光源がアウターレンズとリフレクタとによって画設された灯室内に配設され、光源から出射された光を、直接またはリフレクタによって反射させ、アウターレンズを介して灯具の前方に照射するようになっている。
そして、近年では、このような車両用灯具において意匠性を向上させる観点から、車両用灯具の周辺(例えば、ヘッドランプのアウターレンズ上部など)に配設される樹脂製などの化粧部材であるガーニッシュに導光体を更に設け、ヘッドランプの光源から出射された光の一部によって当該導光体を発光させるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このような車両用灯具では、アクセントとなるガーニッシュの導光体が発光することで、昼夜問わず装飾的効果が得られ、外観意匠性を向上させることができる。
特開2002−293189号公報
ところで、上述の導光体を有する車両用灯具では、光源として出射する光の放射範囲が広いハロゲンランプ等のバルブ(電球)を用いた場合、当該光源から発せられた光が拡散することによって、その拡散した光の一部が導光体へと導入(入射)されるため、当該導光体を十分に発光(点灯)させる効果を発揮できる。
しかしながら、かかる車両用灯具において、光源として指向性(配光特性)が強いLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)を用いた場合、出射される光の放射範囲が狭いため、光源から発せられた光を広範囲に拡散させることは難しい。このため、バルブを光源とする場合と比較して、光が導光体へと入射され難く、当該導光体を十分に発光させる効果を発揮できない虞があった。従って、導光体に対する視認性を確保することが困難となり、装飾的効果や外観意匠性の向上を望めない場合があった。
そこで、本発明は上述した事情を鑑みてなされたもので、光源の指向性が強い車両用灯具であっても、当該光源の発する光の一部によって、灯体近傍に配設されたガーニッシュが備える導光体を十分に発光させることができ、装飾的効果や外観意匠性を格段と向上させることを目的とするものである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
光源と、当該光源から出射された光を前方へ照射する光学部材と、を有し、前記前方に光源像を左右方向に広げた配光パターンとして形成する灯具本体と、
前記灯具本体の周囲に配設され、外観を化粧するガーニッシュと、
前記ガーニッシュにおける前記灯具本体の側方に配置され、前記光源から出射された光の一部を導入して発光する長尺な導光体と、を備える車両用灯具であって、
前記光源がLEDからなり、
前記光学部品が、前記左右方向に略沿った焦線を有すると共に、前記LEDの発光面に対向配置されており、
前記導光体は、
長手方向端部に配置され、前記光源から出射された光の一部を導入するための導入部と、
前記導入部と連通し、前記導入した光を長手方向に沿って案内するための導光部と、を有することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用灯具において、
前記導入部が、光軸方向の正面から見て、前記灯具本体における前記光学部材の左右方向端部と、所定寸法以下の範囲で位置するように配置されていることを特徴とする。
このとき、灯具本体と導光体とが別体の灯具と判断されるのを回避するため、かかる所定寸法以下の範囲としては、15mm以下であることが望ましい。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の車両用灯具において、
前記光源の光軸と、当該光軸から前記導入部に向けた垂線とのなす角度が40°〜75°であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用灯具において、
前記導入部が、平面視略L字形状からなることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両用灯具において、
前記ガーニッシュにおける前記導入部との対向位置に反射部が設けられていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の車両用灯具において、
前記光学部材が、前記光源から出射された光を前方へ反射させるリフレクタからなり、
前記リフレクタは、前記焦線を有する放物柱面状の反射面を有していることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の車両用灯具において、
前記リフレクタは、
前方斜め上方へ開口するように湾曲した板状の縦断面を左右方向に延在させた形状からなる湾曲板部と、
前記湾曲板部の左右両端にそれぞれ立設された略扇形状からなる一対の側板部と、を有していることを特徴とする。
本発明によれば、灯具本体において光源がLEDからなり、当該光源から出射された光を前方へ照射する光学部品が、左右方向に略沿った焦線を有すると共に、LEDの発光面に対向配置されている。また、灯具本体の周囲に配置されたガーニッシュが備える導光体は、長手方向端部に配置され、光源から出射された光の一部を導入するための導入部と、当該導入部と連通し、導入した光を長手方向に沿って案内するための導光部と、を有するようにした。
従って、光源として指向性(配光特性)が強いLEDを用いても、当該LEDから出射された光を光学部品によって左右方向に拡散させることができ、バルブを光源とした場合のように、光を導光体の導入部へと入射させることができる。このため、導光体を十分に発光させる効果を発揮でき、導光体に対する視認性を確保すると共に、装飾的効果や外観意匠性を向上させることができる。しかも、光源が従来のバブルと比較して低消費電力・低発熱・長寿命なLEDであるので、格段と優れた省エネルギー化も図ることができる。
かくして、本発明によれば、光源の指向性が強い車両用灯具であっても、当該光源の発する光の一部によって、灯体近傍に配設されたガーニッシュが備える導光体を十分に発光させることができ、装飾的効果や外観意匠性を格段と向上させることができる。
本発明に係る車両用灯具の一実施形態を示す斜視図である。 図1の車両用灯具の平面図である。 図2の車両用灯具の断面図である。 図1の車両用灯具におけるフォグランプの要部を示す斜視図である。 図4のフォグランプの斜視図である。 図4のフォグランプの平面図である。 図4のフォグランプの縦断面図である。 図4のフォグランプが前方の仮想スクリーン上に形成する配光パターンを示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
なお、以下の説明において、「前」「後」「左」「右」「上」「下」との記載は、特に断りのない限り、本実施形態の車両用灯具から見た方向を意味するものとする。
図1〜図3に示すように、本実施形態の車両用灯具100は、図示しない車両の前部(例えば、フロントバンパー下部)に搭載される灯具本体としてのフロントフォグランプ1(前部霧灯)を備えている。このフロントフォグランプ1は、光源としての複数のLED(発光ダイオード)10…と、当該複数のLED10…から出射された光を前方へ照射する光学部材としてのリフレクタ11とを有し(後述の図4〜図7参照)、前方に光源像を左右方向に広げた配光パターンP(後述の図8参照)として形成する。なお、この場合、光源として複数のLED10…を用いているが、本発明はこの限りではない。
また、車両用灯具100は、フロントフォグランプ1の周囲に配設され、外観を化粧するガーニッシュ2と、当該ガーニッシュ2におけるフロントフォグランプ1の側方に配置され、複数のLED10…から出射された光の一部を導入して発光する長尺な導光体3と、を備えている。具体的にフロントフォグランプ1は、車両の両端部側に配置され、ガーニッシュ2および導光体3は、車両の両端部側から車両中心側に向けて延在するように配置されている。そして、導光体3は、本実施形態の場合、ガーニッシュ2に対して左右方向に延在するように、上下方向に3本並列して配設されている。なお、導光体3の設置数や設置方向はこの限りではない。
ここで、フロントフォグランプ1について、図4〜図7を参照しながら説明する。このフロントフォグランプ1は、複数のLED10…や、リフレクタ11を収容する前方に向けて開口したハウジング4と、当該ハウジング4の開口を閉塞する(すなわち、リフレクタ11の光軸方向前方を覆う)ように配置されたアウターレンズ5と、を備えている。すなわち、フロントフォグランプ1は、ハウジング4とアウターレンズ5とによって灯室6が画設されており、この灯室6内に複数のLED10…や、リフレクタ11が配設されている。
アウターレンズ5は、例えば、ガラスや樹脂材料等の無色透明または半透明の透光性部材からなり、レンズまたはカバーとして構成され、ハウジング4の開口した前面全体を覆うように配設されている。また、これらハウジング4およびアウターレンズ5は、この場合、いずれも正面視円形状に形成されており、それぞれの周縁部で互いに固定されている。
なお、ここでは、ハウジング4およびアウターレンズ5が、いずれも正面視円形状に形成されている場合について述べるが、一例であってこれに限られず、その形状は、この他種々(例えば、矩形状や楕円状)の形状を広く適用することができる。
複数のLED10…は、各発光面10aを下方へ向けた状態で、左右方向に略沿って等間隔で配列されている。各LED10は、半導体発光素子と、当該半導体発光素子の前面に配設された蛍光体と(何れも図示せず)によって発光面10aから白色光を出射させる、従来より公知のものである。当該LED10では、半導体発光素子から蛍光体の励起光としての青色光が出射され、この青色光が例えばYAG(Y3Al5O12:Ce3+)からなる蛍光体を励起して当該蛍光体から黄色光が出射される結果、これら青色光と黄色光とが混合(混色)されて白色光が出射される。このとき、半導体発光素子からの青色光は蛍光体中での光路長が長いものほど黄色光との混合が促進されるため、各LED10の発光面10aからは、端部に近い部分ほど、より黄みがかった白色光が出射される。
また、複数のLED10…は、主として配光パターンPを形成する複数の第一LED101…と、配光パターンPの色ムラを抑制するための1つの第二LED102とから構成されている。
このうち、複数の第一LED101…は、複数のLED10…から1つの第二LED102を除いた残りのLED10…であり、後述するリフレクタ11の第一反射面12aに対して所定の状態に配置されている。具体的には、複数の第一LED101…は、第一反射面12aが有する左右方向に略沿った後述の焦線FL上に各発光面101aの前端を略一致させた状態で配列されている。
一方、第二LED102は、複数のLED10…のうち何れか任意の1つのLED10であり、本実施形態においては、複数のLED10…のうちの略中央のものである。この第二LED102は、その発光面102aの前端を焦線FLよりも前側に位置させて、当該発光面102aのうち前後両端よりも内側の部分が焦線FL上に位置するように配置されている。このとき、発光面102aの前端と焦線FLとの距離Lは、後述するように、前後方向に沿った当該発光面102aの発光面長さWの半分よりも小さくなっていることが好ましい。
なお、第一LED101および第二LED102は、それぞれ少なくとも一つ設けられていればよく、各数量が特に限定されるものではない。但し、第一LED101は、主として配光パターンPを形成するものであるため、その輝度(複数の場合は合計の輝度)が第二LED102のものよりも高くなければならず、1.5倍以上に高いことがより好ましい。従って、第一LED101および第二LED102が同一の輝度で発光する同種のものである場合には、第一LED101の数量が第二LED102の数量よりも多ければよく、1.5倍以上の数量であることがより好ましい。
リフレクタ11は、複数のLED10…から下方へ出射された白色光を前方へ反射させる光学部材であり、複数のLED10…の下方に配置されている。このリフレクタ11は、前方斜め上方へ開口する湾曲板状の湾曲板部12と、当該湾曲板部12の左右両端に立設された一対の側板部としてのサイドリフレクタ13,13とを有している。
湾曲板部12は、上端の上下方向位置を複数のLED10…の各発光面10aと略一致させつつ当該複数のLED10…の下方に位置しており、その開口内面(上面)が複数のLED10…の各発光面10aに対向している。そして、この開口内面が、複数のLED10…から出射された白色光を前方へ反射させる第一反射面12aとなっている。第一反射面12aは、縦断面形状が左右方向に一様な放物柱面状に形成されており、左右方向に略沿った焦線FLを有している。この焦線FLは、上述したように、複数のLED10…の各発光面10a上を通っている。
一対のサイドリフレクタ13,13は、上端および前端が湾曲板部12と一致した側面視略扇形状に形成されており、左右方向と直交するように立設されている。各サイドリフレクタ13の内側面(灯具内側の側面)は、複数のLED10…から出射された白色光を第一反射面12aに向けて反射させる第二反射面13aとなっている。
続いて、車両用灯具1による配光パターンPの形成態様について説明する。
図8は、灯具前方の仮想スクリーン上に形成される配光パターンPを示す図である。
車両用灯具1において、複数のLED10…を発光させると、当該複数のLED10…から下方へ出射された白色光がリフレクタ11の第一反射面12aおよび第二反射面13aによって前方へ反射される。より詳しくは、複数のLED10…から下方へ出射された白色光は、直接または第二反射面13aを介して間接的に、左右方向に沿った焦線FLを有する放物柱面状の第一反射面12aによって前方へ反射される。そのため、この反射光は、左右方向へ広く拡散されつつ前方へ照射されて、図8に示すように、左右方向に長尺な配光パターンPを形成する。
このとき、複数のLED10…のうちの複数の第一LED101…から出射された白色光が第一配光パターンP1を形成し、残る1つの第二LED102から出射された白色光が第二配光パターンP2を形成することで、これら二つの配光パターンP1,P2が重畳したものとして配光パターンPが形成される。
第一配光パターンP1は、当該第一配光パターンP1を形成するための複数の第一LED101…が、第二配光パターンP2を形成するための第二LED102よりも高い輝度を有するため、第二配光パターンP2よりも高光度で形成され、配光パターンPの輪郭をなす。また、複数の第一LED101…が各発光面101aの前端を第一反射面12aの焦線FL上に略一致させているため、当該前端から出射された白色光が、第一反射面12aによって第一配光パターンP1の上端に強く集光されつつ照射される結果、当該第一配光パターンP1の上端(すなわち、配光パターンPの上端)に、明瞭なカットオフライン(明暗境界線)CLが形成される。
一方、第二配光パターンP2は、第二LED102が複数の第一LED101…よりも低い輝度を有しているため、第一配光パターンP1よりも低光度で形成され、配光パターンPの輪郭をなすことはない。また、第二LED102が、発光面102aのうち前後両端よりも内側の部分を焦線FL上に位置させているため、第二配光パターンP2は、カットオフラインCLを跨ぎつつ第一配光パターンP1よりも上方に形成される。
これにより、全てのLED10…の各発光面10aの前端を焦線FL上に一致させた場合に比べ、当該前端を焦線FL上からずらした第二LED102の分だけ、当該第二LED102の前端から出射される黄みがかった白色光がカットオフラインCLに照射されなくなるため、当該カットオフラインCLの黄みがかりが薄れることになる。
また同時に、第二LED102が発光面102aの内側の部分を焦線FL上に位置させていることにより、発光面102aの前端からのものよりも青みがかった白色光がカットオフラインCLに照射されるため、複数の第一LED101…の各発光面101aの前端からの黄みがかった白色光が、第二LED102からの青みがかった白色光によって、その色味が相殺され、より一層カットオフラインCLの黄みがかりが薄れることになる。
ここで、第二配光パターンP2の形成にあたっては、第二LED102の発光面102aの前端と焦線FLとの距離L、つまり、第二LED102を複数の第一LED101…よりも前側へ移動させるその移動量は、前後方向に沿った発光面102aの発光面長さWの半分よりも小さくなっていることが好ましい。この距離Lが発光面長さWの半分よりも大きいと、第二配光パターンP2が第一配光パターンP1よりも大きく上方に移動して、発光面102aの中央から出射される強い光がカットオフラインCLよりも上方に照射されてしまい、配光パターンPが各種規格の光度要件を満足しなくなる恐れがある。
次に、上述したフロントフォグランプ1から発せられる光の一部を用いて発光する導光体3について、図1〜図3を参照しながら詳細に説明する。
かかる導光体3は、長手方向端部に配置され、複数のLED10…から出射された光の一部を導入するための導入部31と、当該導入部31と連通し、導入した光を長手方向に沿って案内するための導光部32と、を備えている。
導入部31は平面視略L字形状からなり、フロントフォグランプ1側の端部が、光軸方向の正面から見て、フロントフォグランプ1におけるリフレクタ11の左右方向端部と、所定寸法以下の範囲で位置するように配置されている。このとき、かかる所定寸法以下の範囲としては、15mm以下であることが望ましい。また、複数のLED10…の光軸と、当該光軸から導入部31に向けた垂線とのなす角度αは、40°〜75°であることが好ましい。
このように、導入部31を平面視略L字形状とすることで、当該導入部31が柱形状とし、その端部に位置する入射面が、フロントフォグランプ1に対して平面状に対向する場合と比較して、当該フロントフォグランプ1から発せられた光が全反射となるため、当該導入部31を、あたかもリフレクタのように機能させることが可能となる。よって、フロントフォグランプ1から発せられた光を、導光部32へと効率的に入射させてスムーズに導光させる効果を期待できる。
また、導入部31が平面視略L字形状であれば、トータルの光の入射量が同じであったとしても入射角度が深くなることから、導光体3のより遠くまで(すなわち、導入部31とは反対の長手方向端部33まで)発光させるために有効である。
さらに、導入部31の車両前方に露出する外側面に鋸刃状のカット31aを設ければ、導入部31部分も有効に発光させることが可能となる。
導光部32は、全体としてガーニッシュ2の形状に沿って車両後方に向けて開口するように湾曲しており、その内面側における導入部31から当該導入部31とは反対の長手方向端部33に掛けて鋸刃状のカット32aが設けられている。これにより、入射した光が反射する範囲を増やし、導光部32全体を発光(すなわち、導光体3を全面発光)させ易くすることが可能となる。
なお、導入部31のカット31aおよび導光部32のカット32aは、必ずしも鋸刃状である必要はなく、この他種々の形状を広く適用できるのは言うまでもない。
以上、説明したように、本実施形態の車両用灯具100によれば、フォグランプ1において光源が複数のLED10…からなり、当該複数のLED10…から出射された光を前方へ照射するリフレクタ11が、左右方向に略沿った焦線FLを有すると共に、LED10の発光面10aに対向配置されている。また、フロントフォグランプ1の周囲に配置されたガーニッシュ2が備える導光体3は、長手方向端部に配置され、複数のLED10…から出射された光の一部を導入するための導入部31と、当該導入部31と連通し、導入した光を長手方向に沿って案内するための導光部32と、を有するようにした。
従って、光源として指向性(配光特性)が強いLED10を用いても、当該LED10から出射された光をリフレクタ11によって左右方向に拡散させることができ、バルブを光源とした場合のように、光を導光体3の導入部31へと入射させることができる。このため、導光体3を十分に発光させる効果を発揮でき、導光体3に対する視認性を確保すると共に、装飾的効果や外観意匠性を向上させることができる。しかも、光源が従来のバブルと比較して低消費電力・低発熱・長寿命なLED10であるので、格段と優れた省エネルギー化も図ることができる。加えて、フロントフォグランプ1の発する光の一部を用いて導光体3を発光させるため、当該導光体3を発光させるために新たな回路等を設置して光源を別途設ける必要がない。
かくして、本発明によれば、光源として指向性が強いLEDを用いた車両用灯具100であっても、当該LEDの発する光の一部によって、灯体(フロントフォグランプ1)近傍に配設されたガーニッシュ2が備える導光体3を十分に発光させることができ、装飾的効果や外観意匠性を格段と向上させることができる。
また、導入部31が、光軸方向の正面から見て、フロントフォグランプ1におけるリフレクタ11の左右方向端部と、所定寸法以下の範囲で位置するように配置されているので、これらフロントフォグランプ1と導光体3とが、それぞれ別体の灯具として判断(認識)されるのを未然に回避できる。換言すれば、これらフロントフォグランプ1と導光体3とを一体的な車両用灯具100として認識させることができる。このとき、かかる所定寸法以下の範囲としては、15mm以下であることが望ましい。これにより、フロントフォグランプ1と導光体3とが、それぞれ別体の灯具として判断(認識)されるのを確実に回避できる。
さらに、複数のLED10…の光軸と、当該光軸から導入部31に向けた垂線とのなす角度αは、40°〜75°であることが好ましい。このとき、当該角度αが40°以上であるので、欧州の配光規格(例えば、ECE No.19)の光度要件において、配光を阻害することなく、水平位置LR35°で要件を満たすことができる。また、当該角度αが75°以下であるので、導光体3における導入部31とは反対の長手方向端部33まで光を導光することができ、当該導光体3を導入部31とは反対の長手方向端部33まで均一に発光させることができる。なお、本実施形態では、縦型LEDを用いて光度10cdの光が照射されることを確認した。
加えて、導入部31が平面視略L字形状からなるので、当該導入部31が柱形状からなる(すなわち、その端部に位置する入射面が、フロントフォグランプ1に対して平面状に対向する)場合と比較して、当該導入部31があたかもリフレクタのように機能し、フロントフォグランプ1から発せられた光を、導光部32へと効率的に入射させてスムーズに導光させる効果を期待できる。
このとき、ガーニッシュ2における導入部31との対向位置に反射部21が設けられていることが好ましい。これにより、フロントフォグランプ1から発せられる光が、当該反射部21にて反射されるので、導入部31へ格段と効率的に光を照射でき、導光部32への光の入射をより一段とスムーズにできる。
さらに、複数のLED10…から出射された光を前方へ反射させるリフレクタ11が、左右方向に略沿った焦線FLを有する放物柱面状の第一反射面12aを有しているので、複数のLED10…から出射された白色光を有効に前方へ反射させることができる。
しかも、リフレクタ11は、前方斜め上方へ開口するように湾曲した板状の縦断面を左右方向に延在させた形状からなる湾曲板部12と、当該湾曲板部12の左右両端にそれぞれ立設された略扇形状からなる一対のサイドリフレクタ13,13と、を有している。このため、湾曲板部12の開口内面が、複数のLED10…から出射された光(白色光)を前方へ反射させる第一反射面12aとして機能すると共に、各サイドリフレクタ13の内側面(灯具内側の側面)が、複数のLED10…から出射された光を第一反射面12aに向けて反射させる第二反射面13aとして機能する。よって、複数のLED10…から出射された光が左右方向に反射を繰り返すことで、前方に左右方向に広げた(長尺な)配光パターンPを形成することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上述した実施形態では、車両用灯具100において、フロントフォグランプ1を車両の両端部側に配置し、ガーニッシュ2および導光体3を車両の両端部側から車両中心側に向けて延在するように配置した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、フロントフォグランプ1を車両中心側に配置し、ガーニッシュ2および導光体3を車両中心側から車両の両端部側に向けて延在するように配置しても良い。
1…フロントフォグランプ
2…ガーニッシュ
3…導光体
31…導入部
32…導光部
31a,32a…カット
33…端部(導入部31とは反対の長手方向端部)
4…ハウジング
5…アウターレンズ
6…灯室
10…LED(光源)
101…第一LED(光源)
102…第二LED(光源)
101a,102a…発光面
11…リフレクタ(光学部品)
12…湾曲板部
12a…第一反射面
13…サイドリフレクタ(側板部)
13a…第二反射面
100…車両用灯具
FL…焦線
P…配光パターン

Claims (7)

  1. 光源と、当該光源から出射された光を前方へ照射する光学部材と、を有し、前記前方に光源像を左右方向に広げた配光パターンとして形成する灯具本体と、
    前記灯具本体の周囲に配設され、外観を化粧するガーニッシュと、
    前記ガーニッシュにおける前記灯具本体の側方に配置され、前記光源から出射された光の一部を導入して発光する長尺な導光体と、を備える車両用灯具であって、
    前記光源がLEDからなり、
    前記光学部品が、前記左右方向に略沿った焦線を有すると共に、前記LEDの発光面に対向配置されており、
    前記導光体は、
    長手方向端部に配置され、前記光源から出射された光の一部を導入するための導入部と、
    前記導入部と連通し、前記導入した光を長手方向に沿って案内するための導光部と、を有することを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記導入部が、光軸方向の正面から見て、前記灯具本体における前記光学部材の左右方向端部と、所定寸法以下の範囲で位置するように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記光源の光軸と、当該光軸から前記導入部に向けた垂線とのなす角度が40°〜75°であることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用灯具。
  4. 前記導入部が、平面視略L字形状からなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用灯具。
  5. 前記ガーニッシュにおける前記導入部との対向位置に反射部が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両用灯具。
  6. 前記光学部材が、前記光源から出射された光を前方へ反射させるリフレクタからなり、
    前記リフレクタは、前記焦線を有する放物柱面状の反射面を有していることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の車両用灯具。
  7. 前記リフレクタは、
    前方斜め上方へ開口するように湾曲した板状の縦断面を左右方向に延在させた形状からなる湾曲板部と、
    前記湾曲板部の左右両端にそれぞれ立設された略扇形状からなる一対の側板部と、を有していることを特徴とする請求項6に記載の車両用灯具。
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