JP2015103251A - コイン計数装置 - Google Patents

Abstract

【課題】本発明は、コインの出口に応じて構成を簡単に調節することができるコイン計数装置を提供する。【解決手段】第１のベースプレート２１の第１のコイン通路２４の下流側には、上下方向の中央軸線Ｌに左右に対称する取付溝２５、２５が形成され、カウントユニット４は取付溝２５、２５のいずれかの一方に着脱可能に取り付けられる。位置決め部材３１には、複数の係留部３１１ａを有する係止部３１１が設けられ、コイン６の外径に応じて、弾性部材３５の他端部３５２を適当な係留部３１１ａに掛けることができる。コイン６がコイン払出し口２４０から出るときにカウントユニット４を通過するので、カウントユニット４でコイン６を正確に計数することができる。【選択図】図２

Description

本発明は、計数装置に関し、特にはコイン計数装置に関する。

図１０、図１１には、コインを一枚ずつ計数して出す従来のコイン払い出し機構１が示されている（例えば特許文献１参照）。このコイン払い出し機構１は、対向するように設けられる２枚のベースプレート１１、１１と、２枚のベースプレート１１、１１の間に挟まれて設けられた第１のレールプレート１２、１３とを含み、それらは複数のねじなどの固定部材によって筐体状に構成される。その筐体内には、コイン１００が払出し口１４０から出るようにガイドするコイン通路１４が形成されている。１枚のベースプレート１１の払出し口１４０側には、コイン１００を計数する計数ユニット１６が取り付けられている。計数ユニット１６が設けられたベースプレート１１には、計数ユニット１６と所定の間隔を空けて払出し口１４０側に延伸する貫通孔１５が形成されている。計数ユニット１６は、ベースプレート１１に設置されたカウンター１６１と、カウンター１６１に接離するように揺動自在に枢着され、かつカウンター１６１と接触可能な一端部を有するレバー１６２と、レバー１６２の一端部の反対側の他端部と枢結され、かつ貫通孔１５に移動可能に設けられるころ部材１６３と、レバー１６２の一端部が常にカウンター１６１に接触されようにころ部材１６３を押圧付勢し、かつレバー１６２に連結されるばね１６４とを有する。レバー１６２は、カウンター１６１と接触したり、カウンター１６１から離れたりするように揺動する。

図１０に示されているように、コイン１００がコイン通路１４に払出し口１４０に向かって移動するとき、ころ部材１６３と接触する。図１１に示されているように、払出し口１４０側に移動するコイン１００によりころ部材１６３が動くとき、レバー１６２の他端部はころ部材１６３に連動され、レバー１６２の一端部はカウンター１６１から離れる。それにより、コイン１００を計数して出すことができる。

台湾登録実用新案第２７１２１２号明細書

従来のコイン払い出し機構１は、レバー１６２の揺動によって払出し口１４０側に移動するコイン１００を計数して出すことができるが、第１のレールプレート１２、１３、コイン通路１４、払出し口１４０、貫通孔１５の設置により方向が決められた払出し口１４０からコイン１００を出すので、コイン払い出し機構１の設置場所を考慮しなければならなく、使い勝手がよくない問題点がある。また、コイン１００の計数は、ばね１６４の付勢力でレバー１６２を揺動させることによって行うため、ばねの劣化によってそれが変形する場合、コイン１００を正確にカウントすることができないおそれもある。また、計数されたコイン１００が後レバー１６２を押さえながら外に出る。しかし、複数種類のコイン１００が来るとき、コイン１００の外径によってレバー１６２を充分に押圧する力が発生しない場合、コイン１００を正確に計数して出すことができない。

本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、コインの払出しに応じて構成を簡単に組み立てることができるコイン計数装置を提供することを目的とする。

上記目的を達成するため、本発明は下記のようなコイン計数装置を提供する。本発明に係るコイン計数装置は、ベースと、カウントユニットと、レールユニットと、ガイドユニットとを備える。ベースは、前後方向の所定の間隔を空けて対向するように設けられる第１のベースプレート及び第２のベースプレートと、前記第１のベースプレート及び前記第２のベースプレートの間に左右方向の所定の間隔を空けて並列に設けられる２本の第１のレールプレートとを含み、かつそれらによりコインが通過する上下方向の第１のコイン通路が画成される。前記第１のベースプレートの前記第１のコイン通路の下流側には、前記第１のコイン通路の前記上下方向の中央軸線Ｌに左右に対称する２つの取付溝が設けられ、その２つの取付溝は、前記第１のベースプレートと前記第２のベースプレートとを前後方向へ貫通する。カウントユニットは、前記１つの取付溝に着脱可能に取り付けられる。レールユニットは、前記カウントユニットから離れる方向に沿って前記ベースに連結される。カウントユニットには、前記第１のコイン通路と連通すると共に、前記コインが前記第１のコイン通路を通過した後前記カウントユニットに移動するようにガイドする前記上下方向の第２のコイン通路が画成されている。ガイドユニットは、前記第１のベースプレートの前記第１のコイン通路が設けられた内板面の反対側にある外板面に着脱可能に設けられ、前記第１のベースプレートの前記外板面に平行に形成され、かつ板体で形成される位置決め部材を備える。前記位置決め部材は、前記位置決め部材の前記第１のコイン通路の側縁から前記第１のコイン通路に向かってフォーク状に突出する複数の係止部を有する。前記ガイドユニットには、前記第２のコイン通路から離れる前記第１のコイン通路の下流側に設けられ、かつ前記第１のベースプレートを向かう方向へ貫通されるガイド孔と、前記第１のベースプレートの前記外板面に前記位置決め部材に相対して揺動可能に枢設されるレバーと、前記ガイド孔によって前記第１のコイン通路側に突出し、かつ前記レバーを動かせるように前記レバーに枢結されるころ部材と、前記ころ部材と前記位置決め部材との間を連結するように前記第１のベースプレートの前記外板面に設けられる弾性部材と、前記第２のベースプレート側に突出するように前記第１のベースプレートの前記第１のコイン通路の下流側を貫通する定位部材と、前記第１のベースプレートの前記内板面に配置され、かつ弾性を有するブロック部材とが更に設けられる。前記ブロック部材は、前記第１のコイン通路から来る前記コインを押動することによりそれが前記カウントユニット側から出るように案内し、かつ前記ころ部材と前記定位部材との間において、前記ころ部材側に傾斜すると共に、該ころ部材に接触される自由端部と、前記定位部材に着脱可能に連結される固定端部とを有する。

本発明に係るコイン計数装置において、２つの取付溝が中央軸線に左右に対称するように形成されているので、カウントユニットをコイン計数機の設置スペースに応じて２つの取付溝のうちいずれかの一つに取り付けることができる。従って、本発明に係るコイン計数装置は、コイン計数機の設置スペースを考慮しなくてもよく、汎用性が高い。また、コインの外径に応じて、弾性部材を対応する係止部ところ部材との間に取り付けることができるので、使い勝手が良い。

本発明に係るコイン計数装置の好ましい実施の形態を示す組立斜視図である。 本発明に係るコイン計数装置の好ましい実施の形態をレールユニットを省略して示す分解斜視図である。 図１のレールユニットを省略した構成を示す正面図である。 レールユニットの構成を示す分解斜視図である。 レールユニットの内部を示す正面図である。 レールユニットにおいてコインが逆戻りすることを防止する状態を示す図である。 ベースの外部から見た、第１のコイン通路を通過したコインを排出するようにガイドユニットによって案内しながら計数する状態を示す正面図である。 ベースの内部から見た、ガイドユニットによって第１のコイン通路を通過したコインを排出する状態を示す正面図である。 カウントユニットを他方の取付溝に取り付けた構成を示す正面図である。 従来のコイン払出し機構の一例を示し、コインを計数する状態を説明する図である。 図１０においてコインを払い出す状態を説明する図である。

以下、添付図面に従って本発明に係るコイン計数装置の一つの実施形態について詳説する。

（第１の実施形態）
図１〜３には、本発明の一つの実施形態に係るコイン計数装置が示されている。こ実施の形態に係るコイン計数装置は、コインを計数して払いだすようにコイン計数機（図示せず）に取り付けて用いるものであり、コイン計数機に設置されるベース２と、該ベース２に着脱可能に設けられているガイドユニット３と、該ベース２に着脱可能に設けられるカウントユニット４と、コイン計数機の機体（図示せず）及び該ベース２を連結するようにこの両者の間に取り付けられるレールユニット５とを備えている。

ベース２は、前後方向の所定の間隔を空けて対向するように設けられる扁平状の第１のベースプレート２１及び第２のベースプレート２２と、第１のベースプレート２１及び第２のベースプレート２２の間において左右方向の所定の間隔を空けて並列に設けられる２本の第１のレールプレート２３、２３とにより、コイン６が通過して外部に出るように上下方向の第１のコイン通路２４が画成される筐体状である。ベース２内の第１のコイン通路２４の下流側には、上下方向の中央軸線Ｌに左右に対称する２つのコイン払出し口２４０、２４０が設けられ、２つのコイン払出し口２４０、２４０は第１のコイン通路２４及び外部と連通するように設けられる。なお、前後方向、上下方向、左右方向とは図１での方向を意味し、この実施形態のコイン６は、上流側の第１のコイン通路２４を通過して下流側のカウントユニット４に向かって移動する。

第１のベースプレート２１の第１のコイン通路２４の下流側には、カウントユニット４を取り付けるための、第１のコイン通路２４の上下方向の中央軸線Ｌに左右に対称する２つの取付溝２５、２５が設けられている。各取付溝２５は、第１のベースプレート２１の板面を前後に貫通する。第２のベースプレート２２の第１のコイン通路２４の下流側に、上下方向の中央軸線Ｌに左右に対称する２つの取付溝２５、２５が設けられている。各取付溝２５は、第２のベースプレート２２の板面を前後に貫通する。第１のベースプレート２１の２つの取付溝２５、２５の間と第２のベースプレート２２の２つの取付溝２５、２５の間には、ガイドユニット３を定位するための固定孔２７と位置決め孔２８とがそれぞれ設けられている。

ガイドユニット３は、第１のベースプレート２１の第１のコイン通路２４が設けられた内板面の反対側にある外板面に着脱可能に設けられる。ガイドユニット３は、第１のベースプレート２１の外板面と平行に取り付けられ、かつ例えば扁平状の板体で形成される位置決め部材３１を備える。位置決め部材３１には、（それを第１のベースプレート２１に取り付けるとき）位置決め孔２８と連通するようになり、かつ第１のベースプレート２１を向かう方向へ貫通されるガイド孔３２が設けられている。

位置決め部材３１には、第１のベースプレート２１の外板面に位置決め部材３１に相対して揺動可能に枢設されるレバー３３と、ガイド孔３２によって第１のコイン通路２４側に突出し、かつレバー３３を移動させるようにレバー３３と枢結されるロール状のころ部材３４と、ころ部材３４と位置決め部材３１との間を連結するように第１のベースプレート２１の外板面に設けられる弾性部材３５と、第２のベースプレート２２側に突出するように第１のベースプレート２１の第１のコイン通路２４の下流側を貫通する複数の定位部材３６と、第１のベースプレート２１の内板面に配置されかつ弾性を有するブロック部材３７とが設けられている。

レバー３３は、ころ部材３４を連動させるようにころ部材３４に連結される枢結端部３３１と、位置決め部材３１に回動可能に連結される枢着端部３３２とを有する。

位置決め部材３１は、例えば第１のベースプレート２１の外板面と平行に延伸する扁平体であり、かつ固定孔２７に対応する箇所に連結孔３１４が設けられているので、ねじ、ボルトなどで第１のベースプレート２１に取り付けることができる。ころ部材３４は、ガイド孔３２を通して第２のベースプレート２２の位置決め孔２８側に突出する。

位置決め部材３１には、第１のコイン通路２４の側縁から第１のコイン通路２４に向かってフォーク状に突出する複数の係止部３１１が設けられ、係止部３１１の突出端縁には、係留部３１１ａが第１のベースプレート２１の外板面に直立に突出するように設けられている。

位置決め部材３１の取付溝２５、２５の両側の保持アーム３１２、３１２は、取付溝２５に取り付けられるカウントユニット４の位置に対応するように設けられる。具体的に、保持アーム３１２、３１２は、位置決め部材３１の取付溝２５、２５の両側縁から第２のベースプレート２２の反対側の方向に直立すると共に、取付溝２５に取り付けられるカウントユニット４の横幅に応じて第１のベースプレート２１の外板面と平行に左右方向に延伸する。したがって、位置決め部材３１の保持アーム３１２、３１２によって取付溝２５に取り付けられるカウントユニット４を定位させることができる。

カウントユニット４は、取付溝２５、２５のうちいずれかの一つに着脱可能に突出状に取り付けられる。図１〜図３に示されるとおり、取付溝２５に挿入されるカウントユニット４の側縁部が取付溝２５から露出するとともに、保持アーム３１２に当接することにより、カウントユニット４の位置を決めることができる。また、カウントユニット４の側縁部の両側には、左右方向に突出し、かつ第１のベースプレート２１に係止される張出部４１が形成されている。カウントユニット４は、第１のコイン通路２４を通過した後、コイン払出し口２４０から外部に出るコイン６を計数することができ、上下方向に延伸するその縦溝４２はコイン払出し口２４０の一部となるように設けられ、カウントユニット４における縦溝４２の内側部には、コイン払出し口２４０を通過するコイン６を検出して計数する検知素子（図示せず）が設けられている。検知素子は、例えば光学式、磁気式のセンサなどである。

位置決め部材３１の２つの保持アーム３１２にそれぞれ対応する係止部３１１の間には、レバー３３の枢着端部３３２を回動可能に連結させる枢支ピン３１３が設けられている。枢支ピン３１３は、第１のベースプレート２１の板面に直立に設けられている。

弾性部材３５は、例えばレバー３３の枢結端部３３１に係脱可能に連結されるループ状の一端部３５１と、係留部３１１ａに係脱可能に連結されるループ状の他端部３５２とを有するコイルばねである。

位置決め部材３１におけるガイド孔３２は、取付溝２５、２５にそれぞれ向かう略円弧状の第１の凹部３２１、３２２を画成する２つの第１のガイド孔縁部と、第１のガイド孔縁部の間において第１のコイン通路２４側へ窪む第２の凹部３２３を画成する第２のガイド孔縁部とにより、略ハート形状に画成されている。２つの第１の凹部３２１、３２２は、上下方向の中央軸線Ｌに左右対称に形成されている。

ブロック部材３７は、例えば弾性片であり、第１のコイン通路２４に沿って移動するコイン６をいずれかのコイン払い出し口２４０側に案内するものである。ブロック部材３７は、第１のコイン通路２４から来るコイン６を押動することにより、コイン６がコイン払い出し口２４０及びカウントユニット４側から出るように案内する。ブロック部材３７は、ころ部材３４と定位部材３６との間における第１のベースプレート２１の内板面に架設され、かつころ部材３４側へ傾斜すると共にころ部材３４と接触する自由端部３７１と、定位部材３６に着脱可能に連結される固定端部３７２と、自由端部３７１と固定端部３７２との間に位置し、かつころ部材３４側へ傾斜する架設部３７３とを有する。

レールユニット５は、この実施の形態において、図１、図４、図５に示されるように、カウントユニット４から離れる上下方向に沿ってベース２に連結される。レールユニット５は、前後方向の所定の間隔を空けて対向するように設けられる２枚の第３のベースプレート５１、５１と、２枚の第３のベースプレート５１の間において左右方向の所定の間隔を空けて並列に設けられる２本の第２のレールプレート５２、５２とを含む。それにより、第１のコイン通路２４と連通し、かつコイン６が通過する上下方向の第２のコイン通路５４が形成される。２本の第２のレールプレート５２、５２には、第２のコイン通路５４の側縁から下向きの傾斜方向に形成され、第２のコイン通路５４を開放し、かつ側面が略Ｕ字形である切り欠き５２１、５２１がそれぞれ形成されている。各切り欠き５２１には、コイン６の逆戻りを防止する逆戻り防止具５３がそれぞれ設置される。

逆戻り防止具５３は、曲げても元の形状に戻ることができる適度な弾性力を有する１本の弾性片で作製したものであり、対向するように形成される２本の脚部５３１、５３２と、脚部５３１及び５３２の一端部を連結するＵ字形に形成される角部５３３とを含む。逆戻り防止具５３は、２本の脚部５３１のうち１つが第２のコイン通路５４の下流側に向き、他の１つが第２のコイン通路５４の上流側に向くように、角部５３３と共に切り欠き５２１内に取り付けられる。第２のコイン通路５４の上流側に配置される脚部５３２は、切り欠き５２１の開放口から第２のコイン通路５４に向かうように突出する。

レールユニット５は、複数のコイン６がカウントユニット４側に移動するように案内するものである。この実施形態において、例えば図６に示されるように、１つのレールユニット５を用いたが、２つ以上のレールユニット５を連結して用いてもよい。

レールユニット５に逆戻り防止具５３、５３が設けられているので、コイン６が第２のコイン通路５４を通過するとき、コイン２の運動エネルギーにより逆戻り防止具５３、５３の他方の脚部５３２、５３２側に案内されると共に、この脚部５３２、５３２を乗り越えることができる。それにより、コイン６が順番にコイン通路５４、２４を通過することができ、かつ各逆戻り防止具５３、５３の他方の脚部５３２、５３２を乗り越えたコイン６が逆戻ることを防止することができる。従って、コイン６の詰まりなどのトラブルを低減することができ、コイン６の計数を正確に行うことができる。

図７は、第１のベースプレート２１の外板面から位置決め部材３１を見るときの状態を示す図であり、図８は、第１のベースプレート２１の内板面から第１のコイン通路２４を見るときの状態を示す図である。コイン６は、２本のレールプレート２３、２３に案内されてレールプレート２３、２３の間の第１のコイン通路２４を通過するとともに、カウントユニット４側に移動する。コイン６が第１のコイン通路２４の下流側に移動してころ部材３４に当接するとき、第２の凹部３２３に挿入されるころ部材３４が第１の凹部３２１へ移動される。レバー３３の枢結端部３３１と弾性部材３５は、ころ部材３４が第１の凹部３２１へ移動することにより移動する（図７参照）。そして、弾性部材３５が弾性復元力によって元の長さに戻るとき、ころ部材３４とレバー３３も連動されるので、ころ部材３４が第２の凹部３２３に挿入される（図３参照）。レバー３３ところ部材３４の移動によってコイン６がカウンタユニット４を通過するとき、計数される共にコイン払出し口２４０から排出される。また、ブロック部材３７によって第１のコイン通路２４の下流側に移動するコイン６が、カウントユニット４を取り付けられていない側へ移動することを防止することができる。上記のように、コイン６を一枚ずつコイン払出し口２４０を通過させることにより、カウントユニット４でそれを精確に計数することができる。

また、位置決め部材３１に、複数の係留部３１１ａを有する係止部３１１が設けられているので、コイン６の外径に応じて、弾性部材３５の他端部３５２を適当な係留部３１１ａに結合させることができる。従って、使い勝手がよい。

また、コイン計数機の設置位置に応じて、コイン払出し口２４０の左右方向を切り替えることができる。すなわち、一方の取付溝２５に取り付けられたカウントユニット４を外して他方の取付溝２５に取り付け、かつころ部材３４と一方の定位部材３６、３６に取り付けられるブロック部材３７を、ころ部材３４と他方の定位部材３６、３６に取り付けることにより、簡単にコイン６を他方のコイン払出し口２４０から排出することができる。従って、本発明に係るコイン計数装置は、コイン計数機の設置場所に応じる機動性がよく、設置場所に係らず、汎用性が高い。

上述したとおりに構成された本発明に係るコイン計数装置は、コイン計数機の設置スペースに応じてコイン６の排出方向を切り替えることができる。すなわち、カウントユニット４を、上下方向の中央軸線Ｌに左右対称に設けられた取付溝２５、２５の一方に着脱可能に取り付け、またブロック部材３７を、着脱可能に取り付けることができる。

そして、計数するコインの外径に応じて弾性部材３５を対応する係留部３１１ａところ部材３４との間に取り付けることができるので、弾性部材３５を取り替える必要がなく、コストを低減することができる。また、弾性部材３５を適当な係留部３１１ａに取り付けれることにより、コイン６の速度を調節することができる。

そして、コイン６がコイン払出し口２４０から排出されるとき、カウントユニット４を通過するので、カウントユニット４でコイン６の計数を正確に行うことができる。

本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を加えることも可能である。図面に示す構成は、一例を説明するためのもので、同様な機能を達成できる構成であれば、適宜変更可能である。

本発明に係るコイン計数装置は、コイン計数機の設置スペースを選ばず汎用性が高いものである。

２ ベース
２１ 第１のベースプレート
２２ 第２のベースプレート
２３ 第１のレールプレート
２４ 第１のコイン通路
２４０ コイン払出し口
２５ 取付溝
２７ 固定孔
２８ 位置決め孔
３ ガイドユニット
３１ 位置決め部材
３１１ 係止部
３１１ａ 係留部
３１２ 保持アーム
３１３ 枢支ピン
３１４ 連結孔
３２ ガイド孔
３２１、３２２ 第１の凹部
３２３ 第２の凹部
３３ レバー
３３１ 枢結端部
３３２ 枢着端部
３４ ころ部材
３５ 弾性部材
３５１ 一端部
３５２ 他端部
３６ 定位部材
３７ ブロック部材
３７１ 自由端部
３７２ 固定端部
３７３ 架設部
４ カウントユニット
４１ 張出部
５ レールユニット
５１ 第３のベースプレート
５２ 第２のレールプレート
５２１ 切り欠き
５３ 逆戻り防止具
５３１、５３２ 脚部
５３３ 角部
５４ 第２のコイン通路
６ コイン
Ｌ 中央軸線

Claims (7)

1. 前後方向の所定の間隔を空けて対向するように設けられる第１のベースプレート及び第２のベースプレートと、前記第１のベースプレート及び前記第２のベースプレートの間において左右方向の所定の間隔を空けて並列に設けられる２本の第１のレールプレートとにより、コインが通過する上下方向の第１のコイン通路が画成され、前記第１のベースプレートの前記第１のコイン通路の下流側には前記第１のコイン通路の上下方向の中央軸線Ｌに左右に対称する２つの取付溝が設けられ、該２つの取付溝は前記第１のベースプレートと前記第２のベースプレートを前後方向へ貫通するベースと、
   前記１つの取付溝に着脱可能に取り付けられるカウントユニットと、
   前記カウントユニットから離れる方向に沿って前記ベースに連結され、かつ前記第１のコイン通路と連通すると共に、前記コインが前記第１のコイン通路を通過した後前記カウントユニットに移動するように案内する前記上下方向の第２のコイン通路が画成されるレールユニットと、
   前記第１のベースプレートの前記第１のコイン通路が設けられる内板面の反対側にある外板面に着脱可能に設けられ、前記第１のベースプレートの前記外板面と平行に形成されかつ板体で形成される位置決め部材を備えるガイドユニットと、を備え、
   前記位置決め部材は、前記位置決め部材の前記第１のコイン通路の側縁から前記第１のコイン通路に向かってフォーク状に突出する複数の係止部を有し、
   前記ガイドユニットには、前記第２のコイン通路から離れる前記第１のコイン通路の下流側に設けられ、かつ前記第１のベースプレートを向かう方向へ貫通されるガイド孔と、前記第１のベースプレートの前記外板面に前記位置決め部材に相対して揺動可能に枢設されるレバーと、前記ガイド孔によって前記第１のコイン通路側に突出し、かつ前記レバーを動かせるように前記レバーに枢結されるころ部材と、前記ころ部材と前記位置決め部材との間を連結するように前記第１のベースプレートの前記外板面に設けられる弾性部材と、前記第２のベースプレート側に突出するように前記第１のベースプレートの前記第１のコイン通路の下流側を貫通する定位部材と、前記第１のベースプレートの前記内板面に配置され、かつ弾性を有するブロック部材とが更に設けられ、
   前記ブロック部材は、前記第１のコイン通路から来る前記コインを押動することによりそれが前記カウントユニット側から出るように案内し、かつ前記ころ部材と前記定位部材との間において、前記ころ部材側に傾斜すると共に該ころ部材と接触する自由端部と、前記定位部材に着脱可能に連結される固定端部とを有することを特徴とするコイン計数装置。
2. 前記位置決め部材の前記取付溝寄りの両側には、前記取付溝にそれぞれ対応するように突出する保持アームが設けられ、
   前記カウントユニットは、前記１つの取付溝に突出状に着脱可能に取り付けられ、前記取付溝に挿入される前記カウントユニットの側縁部が前記取付溝から露出し、かつ前記保持アームに当接することにより、前記カウントユニットの位置を決めることを特徴とする請求項１に記載のコイン計数装置。
3. 前記レールユニットは、前記前後方向の所定の間隔を空けて対向するように設けられる２枚の第３のベースプレートと、前記第３のベースプレートの間において前記左右方向の所定の間隔を空けて並列に設けられる２本の第２のレールプレートとを含み、かつそれらにより前記第２のコイン通路を画成し、
   前記第２のレールプレートの前記第２のコイン通路の側縁には、前記カウントユニットに向かって移動する前記コインの逆戻りを防止する逆戻り防止具が、前記上下方向の下向きに設置されることを特徴とする請求項２に記載のコイン計数装置。
4. 前記第２のレールプレートの前記第２のコイン通路寄りの側縁には、下向きに傾斜し、前記第２のコイン通路を開放し、かつ側面が略Ｕ字形である切り欠きが形成され、
   前記逆戻り防止具は、曲げても元の形状に戻ることができる適度な弾性力を有する１本の弾性片で製作したものであり、互いに対向するように形成される２本の脚部と、前記２本の脚部の一端部を連結するＵ字形状の角部とを有し、
   前記逆戻り防止具は、２本の前記脚部のうち一方が前記第２のコイン通路の下流側に向き、他方が前記第２のコイン通路の上流側に向くように、前記角部と共に前記切り欠きに取り付けられ、前記他方の脚部は前記切り欠きの開放口から前記第２のコイン通路に向かうように突出することを特徴とする請求項３に記載のコイン計数装置。
5. 前記位置決め部材における前記ガイド孔は、前記取付溝にそれぞれ向かう円弧状の第１の凹部を画成する２つの第１のガイド孔縁部と、２つの前記第１のガイド孔縁部の間において前記第１のコイン通路側に窪む第２の凹部を画成する第２のガイド孔縁部とを含み、
   ２つの前記第１の凹部は、前記上下方向の中央軸線に左右対称に形成されることを特徴とする請求項４に記載のコイン計数装置。
6. 前記弾性部材は、前記レバーに係脱可能に連結される一端部と、前記複数の係止部のいずれかに係脱可能に連結される他端部とを有するコイルばねであることを特徴とする請求項１〜５のうちいずれか一項に記載のコイン計数装置。
7. 前記ベース内の前記第１のコイン通路の下流側には、前記上下方向の中央軸線に左右対称のコイン払出し口が前記第１のコイン通路及び外部とに連通するように設けられ、
   前記カウントユニットは、前記コイン払出し口を通過するコインを計数することができ、前記上下方向の縦溝は前記コイン払出し口の一部となるように形成されていることを特徴とする請求項１〜６のうちいずれか一項に記載のコイン計数装置。

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