JP2012055729A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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JP2012055729A JP2011275549A JP2011275549A JP2012055729A JP 2012055729 A JP2012055729 A JP 2012055729A JP 2011275549 A JP2011275549 A JP 2011275549A JP 2011275549 A JP2011275549 A JP 2011275549A JP 2012055729 A JP2012055729 A JP 2012055729A
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Abstract

【課題】
ガラス扉枠および前面枠の開放検知スイッチを共有化し、コストの低減化を図る。
【解決手段】
機枠1に開閉自在に設けられる前面枠2の前面側にガラス扉枠5が開閉自在に装着され、裏面側に機構板26が装着され、前面枠2およびガラス扉枠5の開閉を検知する検知スイッチ38を設けたパチンコ遊技機において、前記ガラス扉枠5および前面枠2の開閉を一つの検知スイッチ38で検知するようにしたことを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、パチンコ遊技機に開閉自在に装着される前面枠およびガラス扉枠が無用に開
放されるのを知らせる検知スイッチを備えたパチンコ遊技機に関するものある。
従来のパチンコ遊技機には、遊技客がガラス扉枠または前面枠を無断で開放し、不正に
賞球を獲得する行為を防止するため、ガラス扉枠および前面枠の開放を検知して報知する
防犯用の検知スイッチが前面枠および機枠にそれぞれ設けられていた。
しかしながら、従来のパチンコ遊技機にあっては、ガラス扉枠および前面枠の開閉を検
知する検知スイッチをそれぞれ別々に設けているので、コスト的に高くなっていた。また
、前面枠および機枠に設けられていた検知スイッチの配線を機構板側に設けた配線基板に
接続しなければならず、配線作業に非常に手間が掛かるという問題があった。
本発明は、上記した問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、ガラス
扉枠および前面枠の開放検知スイッチを共有化し、コストの低減化を図ることにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、機枠に開閉自在に設けられる前面
枠の前面側にガラス扉枠が開閉自在に装着され、裏面側に機構板が装着され、前面枠およ
びガラス扉枠の開閉を検知する検知スイッチを設けたパチンコ遊技機において、前記ガラ
ス扉枠および前面枠の開閉を一つの検知スイッチで検知するようにしたことを特徴とする
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記検知スイッチを前面
枠に設けた進退自在な触子を介して操作するようにしたことを特徴とする。
また、請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、前記検知スイッ
チを機枠に設けたことを特徴とする。
また、請求項4記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、前記機構板を機
枠に固定すると共に、前記検知スイッチを機構板に設けたことを特徴とする。
また、請求項5記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、前記検知スイッ
チを機構板に揺動自在に設けると共に、前面枠およびガラス扉枠の閉鎖時に前記触子と機
枠とにより挟持するようにしたことを特徴とする。
また、請求項6記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の発明において、前
記スイッチを取付部材を介して装着したことを特徴とする。
また、請求項7記載の発明は、請求項6記載の発明において、前記取付部材に弾性手段
を備えたことを特徴とする。
以上に述べたように本発明に係わるパチンコ遊技機は、前面枠およびガラス扉枠の開閉
を検知する検知スイッチを一つの検知スイッチで行うようにしたので、コストの低減を図
ることができる。また、検知スイッチを機構板に設けることで機構板以外に配線する必要
がなく配線作業を極めて容易にすることができる。
本発明に係わるパチンコ遊技機の正面図である。 パチンコ遊技機の裏面図である。 機構板を開放した状態のパチンコ遊技機の裏面斜視図である。 ガラス扉枠および前面板を開放して示すパチンコ遊技機の下部部分の斜視図である。 ガラス扉枠および前面枠を開放して示す要部斜視図である。 機構板の一部を断面にして示す要部正面図である。 機構板の要部裏面斜視図である。 図6の側断面図である。 ガラス扉枠の開放を示す検知スイッチ部分の要部断面図である。 前面枠の開放を示す検知スイッチ部分の要部断面図である。 前面枠の開放を示す他の実施の形態の検知スイッチ部分の要部斜視図である。 検知スイッチの分解斜視図である。 検知スイッチの取付を示す分解斜視図である。 触子部の分解斜視図である。 ガラス扉枠の開放を示す検知スイッチ部分の要部断面図である。 前面枠の開放を示す検知スイッチ部分の要部断面図である。 他の実施の形態の前面枠を開放して示すパチンコ遊技機の裏面斜視図である。 機構板の係止部を示す斜視図である。 ガラス扉枠の開放を示す検知スイッチ部分の要部断面図である。 前面枠の開放を示す検知スイッチ部分の要部断面図である。 前面枠の開放を示す他の実施の形態の検知スイッチ部分の要部斜視図である。 検知スイッチの分解斜視図である。 ガラス扉枠の開放を示す検知スイッチ部分の要部断面図である。 前面枠の開放を示す検知スイッチ部分の要部断面図である。 検知スイッチのケース体の分解斜視図である。
次に、本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。図1はパチンコ遊技機の正面
図、図2はパチンコ遊技機の裏面図、図3は機構板を開放した状態のパチンコ遊技機の裏
面斜視図である。図において、1はパチンコ遊技機の機枠であり、該機枠1の前面に額縁
状に形成された前面枠2が開閉自在に取付けられている。該前面枠2の裏面側に該前面枠
2と一体に設けられた合成樹脂製の遊技盤取付枠3を介して遊技盤4が取付けられており
、その前面を覆うようにガラス扉枠5および前面板6が着脱かつ開閉自在に装着され、該
前面板6の前面に打球を供給する上部球受皿7が装着されている。また、前面枠2の下部
には上部球受皿7の余剰球を貯留する下部球受皿8と、打球の発射強さを加減する操作ハ
ンドル9が設けられる。なお、本実施の形態では前面枠2と遊技盤取付枠3とを合成樹脂
により一体に形成したものとして例示しているが、前面枠2と遊技盤取付枠3とをそれぞ
れ別体に成形したものであってもよい。
前面枠2の左側縁部はヒンジ具88を介して機枠1の左端部に蝶着され、ガラス扉枠5
の左側縁部も前面枠2の左端部に蝶着されている。そして、自由端を施錠装置89によっ
て機枠1および前面枠2に閉止状態で施錠しており、前面枠2の前面に設けられたシリン
ダー錠Sの操作によって前記施錠装置89を作用して前面枠2およびガラス扉枠5を開閉
するようになっている。
前記遊技盤取付枠3は、図3および図4に示すように遊技盤4の下端を支持する下枠部
3aとコ字形の上枠部3bとからなり、下枠部3aの前面側に発射レール18が取着され
、該発射レール18と前記ガイドレール10との間に開設されるファール球口19から落
下するファール球および前面板6の開放時に、上部誘導路20から落下する零れ球を受け
て下部球受皿8に導くファール球樋21が形成される。該ファール球樋21は前面枠2に
形成された球導出樋22を介して下部球受皿8と連通しており、ファール球樋21に受け
られたパチンコ球は、前面枠2の後方に迂回することなく下部球受皿8に導かれる。23
は上部球受皿7に貯留されたパチンコ球が球抜きされる球抜き樋である。
前記ガラス扉枠5は、前面枠2の上半部分を全幅にわたって覆う大きさに形成され、そ
の中央部に遊技盤4の遊技領域4aが視認可能な方形状の開口が形成される合成樹脂製の
本体枠5aと、該本体枠5aの裏面側に装着される金属製の補強板5bとから構成されて
いる。
前記遊技盤4の前面に遊技球を案内するガイドレール10が設けられ、このガイドレー
ル10によって囲まれる遊技領域4aに一般入賞口11や可変表示装置12の図柄を変動
させる始動入賞口13、また可変表示装置12の予め設定された図柄の組合せにより開放
する大入賞口14等が設けられ、遊技部4aの最下端にアウト口15が設けられている。
なお、大入賞口14は、取付板16に形成した横長の開口に開閉扉17を前後方向に開閉
自在に設け、電気的駆動源により開閉扉17を開閉する周知のものである。
また、遊技盤4の裏面には入賞球集合カバー25および機構板26が配設されており、
入賞球集合カバー25の裏面に遊技内容を制御する回路基板が収納される基板ボックス2
7が装着されている。一方前記機構板26は、ヒンジ具28によって開閉自在に装着され
、図2および図3に示すように機構板26の開放側および上下に位置して遊技盤取付枠3
に設けられた固定手段としての複数の係止具29と、機構板4に設けられた係止孔30と
により、機構板26を遊技盤4の裏面に密着させた状態に圧接して固定するようにしてい
る。
前記係止具29は、図6および図8に示すように軸部31と該軸部31から両側に突出
する摘みを兼ねる係止部32,32を備え、該係止部32下面には押圧突起33を設けて
おり、遊技盤取付枠3の軸34に木ネジ35によりに回動自在に螺締めされている。そし
て、図6鎖線に示すように係止部32が係止孔30に嵌る位置と同図実線に示す係止部3
2が係止孔30に嵌合した状態とに規制突起36,37により回動規制されている。また
、係止部32が係止孔30に嵌る位置に規制する規制突起36は、前記係止孔30に臨ん
で機構板26の位置決めとなると共に荷重を支持するようにしている。
また、前記機構板26は、合成樹脂により方形状に形成されており、ほぼ中央に前記可
変表示装置12の後部が臨む窓部42が開設されており、該窓部42の上方にパチンコ球
を貯留する球タンク43が取付けられる。また、球タンク43の下方にはパチンコ球を整
列して導き出す球誘導樋44が設けられ、その下流端は、屈曲誘導樋45を介して所定数
のパチンコ球を払出す球払出装置46が接続されている。
前記球払出装置46の下方には、図6および図7に示すように該球払出装置46から払
出されたパチンコ球を球導出路47,上部誘導路20を介して上部球受皿7に導く球排出
樋48および球抜き樋49が並設されている。そして、前記開口窓42より下方の機構板
26部分は、パチンコ球の直径よりも僅かに大きい程度の前後幅寸法とした薄幅に形成さ
れ、かつ前面部が開口された凹室状の同一内側空間部として構成されている。そして、そ
の同一内側空間部に前面が開口された樋状の入賞球集合通路50と入賞球と共にアウト球
を合流して機外に排出する排出通路51と、余剰球通路52と、球抜き通路53が集約し
て形成されており、前記球排出樋48および球抜き樋49が開口54,55を介して余剰
球通路52と球抜き通路53の上流部分に連通されるようになっている。
前記余剰球通路52の下流側には球量検出機構56が設けられている。この球量検出機
構56は、下端が軸57により揺動自在に軸支された板状の検知部材58とマイクロスイ
ッチ59とを有し、余剰球通路52に賞球が充満するとその余剰球によって検知部材58
が押されて揺動し、マイクロスイッチ59を作動するもので、該マイクロスイッチ59の
作動によりその信号が制御回路に送られてパチンコ球の払出動作を停止したり打球の発射
動作を不能にする等して遊技を不能動化するようになっている。また、余剰球通路52の
終端に下部球受皿8の球出口60後面に設けられた下部誘導路61が位置している。
また、図3および図8に示すように遊技盤4および遊技盤取付枠3の下枠部3aの一部
を前記入賞球集合通路50と入賞球と共にアウト球を排出する排出通路51と、余剰球通
路52と、球抜き通路53の通路壁62としており、機構板26を前記固定手段としての
複数の係止具29により遊技盤4に密着固定することにより、前記入賞球集合通路50お
よび排出通路51,余剰球通路52,球抜き通路53にパチンコ球が流下可能な状態とな
るように構成している。特に上記通路部50〜53の近傍に機構板26の固定手段29,
30を設けることで、より密着が確実なものとなる。
また、該余剰球通路52と球抜き通路53の通路壁62部分を導電性を有する金属製の
カバー板62aとしてビス着等の適宜手段により取付けており、さらに該金属製のカバー
板62aの上縁を屈曲して不正防止用リブ63を形成して、球出口60から侵入するピア
ノ線等の不正具の侵入を防ぐようにしている。なお、金属板62aに替えて導電性素材を
混合した合成樹脂により成形してもよい。また、前記不正防止リブ63を余剰球通路52
および球抜き通路53に沿うように設けることで不正防止と共に通路部の撓み防止の効果
も生ずる。さらに、遊技盤取付枠3および遊技盤4の裏面を通路部の側壁とするだけでな
く、機構板26を側壁として遊技盤取付枠3および遊技盤4に通路部の一部を設けるよう
にして、機構板26を遊技盤4裏面に装着することによって通路部としての機能をなすよ
うにしてもよい。このとき、通路壁62を下枠部3aと別体に形成することで成形しやす
くなる。
しかして、機枠1の開放側に、ガラス扉枠5および前面枠2の開放を検知する検知スイ
ッチ38が設けられている。前記検知スイッチ38は、図5および図9に示すガラス扉枠
5に設けた触子5cを介して検知するようにしている。該触子5cは、ガラス扉枠5の補
強板5bを後方に突出して形成している。そして、図5に示すように前面枠2に貫通して
設けられた収納部2aを介して常に先端が前面枠2の後面に突出するようにしている。な
お、収納部2aは開放側に限られることなく軸支側および上下枠部に設けるようにしても
よい。
前記検知スイッチ38は、本実施の形態において常閉接点を有するマイクロスイッチで
あり、図5および図9に示すように機枠1の側板に凹窪して設けられた取付部72に取付
けられる。そして、前記触子5cの後端が直接検知スイッチ38の検知部38aを押圧す
るように対向位置が選ばれる。また、検知スイッチ38全体が取付部72の凹部に保護さ
れているので、前面枠2およびガラス扉枠5の開閉時等の諸々の衝撃があっても破損した
り緩むといったことを防止することができる。
上記構成の検知スイッチ38は、図9および図10に示すようにガラス扉枠5が前面枠
2に対して閉じられ、前面枠2が機枠1に閉じられていると、前面枠2の後面に突出した
触子5cが機枠1の取付部72に取付けられた検知スイッチ38の検知部38aを押圧し
て検知スイッチ38をオフ状態とし、前面枠2およびガラス扉枠5が閉じていることが検
出される。
一方、図9鎖線に示すようにガラス扉枠5が開けられると触子5cもから離れて、検知
部38aの押圧を解除し検知スイッチ38はオン状態となり、ガラス扉枠5が開放された
ことを直ちに知らせるようにしている。同じように、図10に示すように前面枠2が開け
られると触子5cと検知部38aの押圧が解除され、検知スイッチ38はオン状態となり
、前面枠2が開放されたことを報知手段を介して直ちに知らせることができる。報知手段
は、ランプおよび警報さらには前記可変表示装置12の表示部に表示するようにしてもよ
い。
また、本実施の形態はガラス扉枠5の補強板5bを後方に突出して触子5cを形成する
ようにしたが、本体枠5aまたは透光性のランプ用レンズ,基板保護カバー,音源手段の
保護カバー等のガラス扉枠5に設けられた部材を後方に突出して触子5cを形成して検知
部38aを直接押圧するようにしてもよい。このように、一体的に触子5cを延出しても
受ける場合、触子5cが長くなるため、強度的に強いのが望ましく、リブで補強したり補
強板5b等の金属製の部材とすることが望ましい。なお、機枠1は合成樹脂またはアルミ
,マグネシウム合金等により成形することで、検知スイッチ38の配線Hを収納する溝や
係止部を一体に設けることができる。
図11および図16に示す前面枠2に設けた触子40を介して検知スイッチ38を検知
する実施の形態を示している。該触子40は、図14に示すようにほぼ前面枠2および遊
技盤取付枠3の厚さ分の長さを有した棒状に形成され、途中に抜け止め鍔部40aを設け
ている。そして、図15および図16に示すように遊技盤取付枠3の上枠部3bに貫通し
て設けられた収納部64に付勢部材のスプリング65と共に収納され、支持蓋66をビス
着67することで、付勢部材のスプリング65によって常に先端が前面枠2の前面に突出
し、後端が支持蓋66から臨むように設けられる。なお、付勢部材により付勢された触子
40により、シリンダー錠Sの操作によって前記施錠装置89を解錠操作することにより
ガラス扉枠5を自動的に開かせることができる。
前記検知スイッチ38は、図13に示すように取付部材69を介して機枠1に取付けら
れる。該取付部材69は、図12に示すように検知スイッチ38の装着板部69aと機枠
1への取付板部69bとで断面T型をしており、検知スイッチ38を装着板部69aの位
置決めピン70で位置決めしてビス71により組付ける。そして、検知スイッチ38を組
付けた取付部材69は、図13および図15に示すように機枠1の開放側上部隅角に設け
られた取付部72に前後に貫通して設けられた取付凹部72aに後方から嵌め込み、弾性
係止片73とビス74により、機構板26の開口39を介して前記触子40の後端と検知
スイッチ38の検知部38aと対向位置するように取付けられる。なお、機枠1を合成樹
脂またはマグネシウム合金等の金属により形成することにより、機枠1と取付部72を一
体に形成するのが好ましい。また、本実施の形態において検知スイッチ38を機枠1に設
けるようにしたが、検知スイッチ38をガラス扉枠5に設けるようにしてもよく、このと
き前記触子40はスプリング65によって常に後方に突出するように設けると共に、機枠
1に該触子40と接触し前面枠2およびガラス扉枠5が閉じた際に触子40を押圧する突
出部を設けるようにすればよい。
上記構成の検知スイッチ38は、図15に示すようにガラス扉枠5が前面枠2に対して
閉じられ、前面枠2が機枠1に閉じられていると、スプリング64の付勢によって前面枠
2の前面に突出した触子40がガラス扉枠5の補強板5b裏面に当たることで触子40の
後端が後方に突出し、該触子40で検知部38aを押圧して検知スイッチ38をオフ状態
とし、前面枠2およびガラス扉枠5が閉じていることが検出される。
一方、図15鎖線に示すようにガラス扉枠5が開けられると触子40がスプリング64
の付勢によって前面枠2の前面に突出し、検知部38aの押圧を解除し検知スイッチ38
はオン状態となり、ガラス扉枠5が開放されたことを直ちに知らせるようにしている。
また、前面枠2が開けられると図16に示すように後方に突出した触子40と検知部3
8aの押圧を解除し、検知スイッチ38はオン状態となり、前面枠2が開放されたことを
直ちに知らせる。
図17ないし図20は他の実施の形態を示し、機構板26を機枠1に回動自在に装着す
ると共に、該機構板26に検知スイッチ38を設けるようにしている。なお、前記実施の
形態と同じ構成要素には同一符号を付して説明する。機構板26は、ヒンジ具28aによ
って開閉自在に装着され、機構板26の開放側および上下に位置して機構板26に設けら
れた固定手段としての複数の係止具29(通称ナイラッチ)と、機枠1に設けられた固定
具Kの係止孔30とにより、機構板26を機枠1に固定するようにしている。なお、固定
具Kには前記施錠装置89の鉤片89aの係止部92も凹欠きして一体に設けられている
。また、機構板26の開放側上部隅角に設けられた取付部72に前後に貫通して取付凹部
72aが設けられ、取付部材69に取付けた検知スイッチ38を取付凹部72aの後方か
ら嵌め込み、弾性係止片73とビス74により取付けられ、前面枠2を機枠1に閉じて施
錠装置89の鉤片89aが係止部92に係止することにより遊技盤4と機構板26が密着
状態となり、前記触子40の後端と検知スイッチ38の検知部38aと対向位置するよう
になる。そして、検知スイッチ38の配線Hは、図18に示すように機構板26前面側に
設けた配線収納溝75を介して中継基板41に接続される。
上記のように設けられた検知スイッチ38は、ガラス扉枠5が開けられると図19に示
すように触子40がスプリング64の付勢によって前面枠2の前面に突出し、検知部38
aの押圧を解除し検知スイッチ38はオン状態となり、ガラス扉枠5が開放されたことを
直ちに知らせ、前面枠2が開けられると図20に示すように後方に突出した触子40と検
知部38aの押圧を解除し、検知スイッチ38はオン状態となり、前面枠2が開放された
ことを知らせるようになっている。
図21ないし図24はさらに他の実施の形態を示し、検知スイッチ38を取付部材76
を介して機構板26に揺動自在に取付けるようにしている。該取付部材76は、図22に
示すように板状部76aに位置決めピン77が突設され、L型の側壁76b上面に軸筒部
85が形成され、他方側壁76bに弾性手段としての弾性片86が設けられている。そし
て、検知スイッチ38を前記位置決めピン77で位置決めしてビス90により組付け、図
21および図23に示すように機構板26の開放側側縁に設けた取付ボス78に軸筒部8
5を嵌挿してビス着79することで揺動自在に取付けられる。なお、検知スイッチ38は
、前面枠2を閉じた状態で作動片38aが前記触子40に対向位置すると共に、前記弾性
片86が機枠1に設けられた突部91に当接する位置関係が設定されて、検知スイッチ3
8の配線Hは、中継基板41に接続される。
上記のように設けられた検知スイッチ38は、図23に示すように前面枠2およびガラ
ス扉枠5が閉じられた状態では検知スイッチ38が触子40および弾性片86により挟持
され、オフ状態となっている。そして、ガラス扉枠5が開けられると同図鎖線に示すよう
に触子40がスプリング64の付勢によって前面枠2の前面に突出し、検知部38aの押
圧を解除し検知スイッチ38はオン状態となり、ガラス扉枠5が開放されたことを直ちに
知らせる。また、前面枠2が開けられると図24に示すように弾性片86が機枠1の突部
91から離れ、検知スイッチ38が軸筒部85を軸として揺動し、触子40と検知部38
aの押圧を解除し、検知スイッチ38はオン状態となり、前面枠2が開放されたことを知
らせる。なお、本実施の形態において、検知スイッチ38を機構板26に揺動自在に設け
るようにしたが、前面枠2に揺動自在に設けるようにしてもよい。
また、検知スイッチ38を図25に示す取付部材としてのケース体80を介して取付け
るようにしてもよく、前記取付部材76と同じ構成要素には同一符号を付して説明する。
該ケース体80は、図25に示すように側面が開放し検知スイッチ38が収納可能な箱状
本体80aと開口を閉塞する蓋体80bとからなり、箱状本体80aに検知スイッチ38
の位置決め突起84が設けられ、側壁には透孔87が形成されると共に、該透孔87から
臨んで検知部材83が設けられる。該検知部材83の側面はスムーズに作用するようにテ
ーパー面83aとしている。
上記構成のケース体80は、箱状本体80aに検知スイッチ38を位置決め突起84に
より位置決めして検知部38aと検知部材83を対向位置して収納し、該蓋体80bに設
けた係止孔81を箱状本体80aの係止爪82に係止することによりビスを使用すること
なく組立てることができる。また、検知スイッチ38がケース体80に保護されているの
で破損し難く、衝撃による支障も起こり難い。
また、取付部材76およびケース体80に弾性片86を設けることで衝撃を吸収し破損
することがなくなり経済的に長く使用することができると共に、機枠1が撓んだり変形し
たりして検知スイッチ38との位置関係がずれていても、弾性片86の弾性により取付部
材76およびケース体80が軸筒部85を軸として揺動してずれ分を吸収し確実に検知ス
イッチ38が作用することができる。なお、弾性片86はケース体80に設けることなく
、機枠1側に設けるようにしても同様の効果を得ることができる。また、弾性手段として
弾性片を使用して説明したが、スプリング,板ばね等にしてもよく弾性機能により衝撃等
を吸収するようにすればよく、例えば検知スイッチ38自体を揺動自在に装着し、機枠1
側に設けた弾性部材により衝撃等を吸収したり、取付部材に検知スイッチ38全体をスプ
リングによって可動自在に設けたりするようにすればよい。
上記したように、ガラス扉枠5および前面枠2の開閉を検知する検知スイッチ38を機
構板26に設けることで中継基板41への配線の簡略化を図ることができ、故障による検
知スイッチ38の交換も簡単に行うことができる。また、当然のことながら、機構板26
に設ける検知スイッチ38は機構板26本体に限られることなく、機構板26に設けられ
る球タンク43,球誘導樋44,屈曲誘導樋45,球払出装置46等に設けてもよく、こ
れらの部品を機構板26に取付ける際に共締めするか、あらかじめこれらの部品と検知ス
イッチ38とをユニット化しておけば、組付け作業を容易にすることができる。また、こ
れらの部品の近傍に設けられた配線基板に配線を接続すれば配線の取付作業性も向上する
また、前面枠2およびガラス扉枠5の開閉検知スイッチ38を機構板26に設けること
で、前面枠2およびガラス扉枠5の開閉を検知できるのはもちろんのこと、逆に機構板2
6が確実に固定されているかどうかを確認することも可能である。また、本実施の形態の
開閉式の機構板26であれば、運搬時におけるセットずれの確認やホールにおける球詰り
の解除や出荷前の点検後の閉鎖確認としても有効である。なお、機構板26は開閉式のも
のに限られることなく、引掛け式や固着式のものであっても機構板26のセット確認を識
別するものとして使用することができる。
なお、本実施の形態において検知スイッチ38を常閉接点を有するマイクロスイッチと
したが、発光部と受光部とからなる光学式センサとしてもよく、ガラス扉枠5および前面
枠2の閉鎖時に発光部と受光部間に検知片等が臨むことによってガラス扉枠5および前面
枠2が閉じていることを検知するようにしてもよい。
また、本発明は、封入式のパチンコ遊技機は当然のことながら複数の開閉体を備えたス
ロットマシン等の遊技機にも適用可能である。
1・・・機枠
2・・・前面枠
3・・・遊技盤取付枠
5・・・ガラス扉枠
5c・・・触子
26・・・機構板
38・・・検知スイッチ
40・・・触子
69・・・取付部材
76・・・取付部材
80・・・ケース体(取付部材)
86・・・弾性片(弾性手段)

Claims (7)

  1. 機枠に開閉自在に設けられる前面枠の前面側にガラス扉枠が開閉自在に装着され、裏面
    側に機構板が装着され、前面枠およびガラス扉枠の開閉を検知する検知スイッチを設けた
    パチンコ遊技機において、
    前記ガラス扉枠および前面枠の開閉を一つの検知スイッチで検知するようにしたことを
    特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 前記検知スイッチを前面枠に設けた進退自在な触子を介して操作するようにしたことを
    特徴とする請求項1記載のパチンコ遊技機。
  3. 前記検知スイッチを機枠に設けたことを特徴とする請求項1または2記載のパチンコ遊
    技機。
  4. 前記機構板を機枠に固定すると共に、前記検知スイッチを機構板に設けたことを特徴と
    する請求項1または2記載のパチンコ遊技機。
  5. 前記検知スイッチを機構板に揺動自在に設けると共に、前面枠およびガラス扉枠の閉鎖
    時に前記触子と機枠とにより挟持するようにしたことを特徴とする請求項1または2記載
    のパチンコ遊技機。
  6. 前記スイッチを取付部材を介して装着したことを特徴とする請求項1ないし5のいずれ
    かに記載のパチンコ遊技機。
  7. 前記取付部材に弾性手段を備えたことを特徴とする請求項6記載のパチンコ遊技機。
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