JP2015101981A - 燃料供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、騒音を著しく低減して信頼性の高い燃料供給装置を提供するものである。【解決手段】燃料ポンプは、燃料吸入口と燃料吐出口を有するポンプベースと、ポンプベースの燃料吸入口から吸入した燃料を回転することにより加圧し燃料吐出口から送出するインペラ羽根を複数有するインペラとにより構成され、インペラ羽根上において、ポンプベースの燃料吐出口と最初に交わる点をA、ポンプベースの燃料吐出口と最後に交わる点をB、およびポンプベースの燃料吐出口において、インペラ羽根と最初に交わる点をC、インペラ羽根と最後に交わる点をD、さらにインペラの回転中心をOとした場合、OA−OBが成す角度θ1とOC−ODが成す角度θ2の関係が「θ1+θ2=360?/羽根枚数」であるものである。【選択図】図6

Description

この発明は、車両の燃料を貯蔵する燃料タンクの開口部に保持されて燃料タンク内の燃料を燃料タンクの外部へ送出するための燃料供給装置に関するものである。
従来の燃料供給装置としては、図34から図40に示すものがあり、図34は従来の燃料供給装置におけるインペラ部を示す平面図である。図35は従来の燃料供給装置における燃料吐出口部を示す平面図である。図36は従来の燃料供給装置におけるインペラ部と燃料吐出口部との状態を示す模式図である。図37は従来の燃料供給装置におけるインペラ部と燃料吐出口部との状態を示す模式図である。図38は従来の燃料供給装置におけるインペラ部と燃料吐出口部との状態を示す模式図である。図39は従来の料供給装置における脈動を示す特性図である。図40は従来の燃料供給装置における羽根次数音を示す特性図である。
インペラ羽根24aが複数設けられたインペラ24は回転軸21に固定され、R方向に回転する。燃料タンクからサクションフィルタを通してポンプベース13の燃料吸入口からポンプ室に吸い上げられた燃料は、回転軸21とともに回転するインペラ24によりポンプ室内で加圧され、ポンプベース13の燃料吐出口31からモータ室に送出される。
インペラ24のインペラ羽根24aとポンプベース13の燃料吐出口31は図36から図38に模式的に示すように、インペラ羽根24aの内周側Aとインペラ羽根24aの外周側BとのAB面は直線状であるとともに、燃料吐出口31の内周側Cと燃料吐出口31の外周側DとのCD面はインペラ羽根24aのAB面と同じ直線状であり、燃料吐出口31のCD面は半径方向線上Sと同一線上にあり、図37に示すように、インペラ羽根24aの内周側Aとインペラ羽根24aの外周側BとのAB面と燃料吐出口31の内周側Cと燃料吐出口31の外周側DとのCD面は同一な直線面で半径方向線上Sと同一線上となる。
図36はインペラ24のインペラ羽根24aがR方向に回転してインペラ羽根24aのAB面がポンプベース13の燃料吐出口31のCD面に重なる前の状態を示し、図37はインペラ羽根24aがR方向にさらに回転してインペラ羽根24aのAB面がポンプベース13の燃料吐出口31のCD面に重なった状態を示し、図38はインペラ羽根24aがR方向にさらに回転してインペラ羽根24aのAB面がポンプベース13の燃料吐出口31側のCD面からさらに進んだ状態を示している。このように、インペラ24のインペラ羽根24aの回転によりポンプ室内で加圧された燃料をポンプベース13の燃料吐出口31からモータ室に送出している。
特開2007−132196号公報 特開2007−270681号公報
上述した従来の燃料供給装置においては、インペラ24のインペラ羽根24aの内周側Aとインペラ羽根24aの外周側BとのAB面は直線状であるとともに、ポンプベース13の燃料吐出口31の内周側Cと燃料吐出口31の外周側DとのCD面はインペラ羽根24aのAB面と同じ直線状であり、燃料吐出口31のCD面は半径方向線上Sと同一線上にあり、図37に示すように、インペラ羽根24aの内周側Aとインペラ羽根24aの外
周側BとのAB面と燃料吐出口31の内周側Cと燃料吐出口31の外周側DとのCD面は同一な直線面で半径方向線上Sと同一線上となるように構成しており、インペラ羽根24aのAB面および燃料吐出口31のCD面には半径方向線上Sに対して角度が全く無い状態である。このような状態でインペラ羽根24aのAB面の全面が燃料吐出口31のCD面の全面に重なっていくので、ポンプ室内で加圧された燃料をポンプベース13の燃料吐出口31からモータ室に送出するときに、図39に示すように、燃料の燃圧脈動幅M1が大きなものとなるので、図40に示すように、羽根次数音H1も大きなものとなり、騒音の原因となるという問題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、インペラ24のインペラ羽根24aによりポンプベース13の燃料吐出口31から送出されるときの燃料の燃圧脈動幅を小さく抑えるとともに羽根次数音も小さく抑えることにより、騒音を著しく低減して信頼性の高い燃料供給装置を提供するものである。
この発明に係わる燃料供給装置は、燃料タンクに取り付けられ、前記燃料タンク内の燃料を燃料吸入口から吸入し燃料吐出口から送出する燃料ポンプを備え、前記燃料ポンプは、前記燃料吸入口と前記燃料吐出口を有するポンプベースと、前記ポンプベースの前記燃料吸入口から吸入した前記燃料を回転することにより加圧し前記燃料吐出口から送出するインペラ羽根を複数有するインペラとにより構成され、前記インペラ羽根上において、前記ポンプベースの前記燃料吐出口と最初に交わる点をA、前記ポンプベースの前記燃料吐出口と最後に交わる点をB、および前記ポンプベースの前記燃料吐出口において、前記インペラ羽根と最初に交わる点をC、前記インペラ羽根と最後に交わる点をD、さらに前記インペラの回転中心をOとした場合、OA−OBが成す角度θ1とOC−ODが成す角度θ2の関係が「θ1+θ2=360°/羽根枚数」であるものである。
この発明に係る燃料供給装置によれば、インペラのインペラ羽根によりポンプベースの燃料吐出口から送出されるときの燃料の燃圧脈動幅を小さく抑えるとともに羽根次数音も小さく抑えることにより、騒音を著しく低減して信頼性の高い燃料供給装置を得ることができる。
この発明の実施の形態1に係わる燃料供給装置を示す側面図である。 この発明の実施の形態1に係わる燃料供給装置を示す側断面図である。 この発明の実施の形態1に係わる燃料供給装置における燃料ポンプを示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係わる燃料供給装置におけるインペラ部を示す平面図である。 この発明の実施の形態1に係わる燃料供給装置における燃料吐出口部を示す平面図である。 この発明の実施の形態1に係わる燃料供給装置におけるインペラ部と燃料吐出口部との状態を示す模式図である。 この発明の実施の形態1に係わる燃料供給装置におけるインペラ部と燃料吐出口部との状態を示す模式図である。 この発明の実施の形態1に係わる燃料供給装置におけるインペラ部と燃料吐出口部との状態を示す模式図である。 この発明の実施の形態1に係わる燃料供給装置におけるインペラ部と燃料吐出口部との状態を示す模式図である。 この発明の実施の形態1に係わる燃料供給装置におけるインペラ部と燃料吐出口部との状態を示す模式図である。 この発明の実施の形態1に係わる燃料供給装置における脈動を示す特性図である。 この発明の実施の形態1に係わる燃料供給装置における羽根次数音を示す特性図である。 この発明の実施の形態2に係わる燃料供給装置におけるインペラ部を示す平面図である。 この発明の実施の形態2に係わる燃料供給装置における燃料吐出口部を示す平面図である。 この発明の実施の形態2に係わる燃料供給装置におけるインペラ部と燃料吐出口部との状態を示す模式図である。 この発明の実施の形態2に係わる燃料供給装置におけるインペラ部と燃料吐出口部との状態を示す模式図である。 この発明の実施の形態2に係わる燃料供給装置におけるインペラ部と燃料吐出口部との状態を示す模式図である。 この発明の実施の形態2に係わる燃料供給装置におけるインペラ部と燃料吐出口部との状態を示す模式図である。 この発明の実施の形態2に係わる燃料供給装置におけるインペラ部と燃料吐出口部との状態を示す模式図である。 この発明の実施の形態3に係わる燃料供給装置におけるインペラ部を示す平面図である。 この発明の実施の形態3に係わる燃料供給装置における燃料吐出口部を示す平面図である。 この発明の実施の形態3に係わる燃料供給装置におけるインペラ部と燃料吐出口部との状態を示す模式図である。 この発明の実施の形態3に係わる燃料供給装置におけるインペラ部と燃料吐出口部との状態を示す模式図である。 この発明の実施の形態3に係わる燃料供給装置におけるインペラ部と燃料吐出口部との状態を示す模式図である。 この発明の実施の形態3に係わる燃料供給装置におけるインペラ部と燃料吐出口部との状態を示す模式図である。 この発明の実施の形態3に係わる燃料供給装置におけるインペラ部と燃料吐出口部との状態を示す模式図である。 この発明の実施の形態5に係わる燃料供給装置におけるインペラ部を示す平面図である。 この発明の実施の形態5に係わる燃料供給装置における燃料吐出口部を示す平面図である。 この発明の実施の形態5に係わる燃料供給装置におけるインペラ部と燃料吐出口部との状態を示す模式図である。 この発明の実施の形態5に係わる燃料供給装置におけるインペラ部と燃料吐出口部との状態を示す模式図である。 この発明の実施の形態5に係わる燃料供給装置におけるインペラ部と燃料吐出口部との状態を示す模式図である。 この発明の実施の形態5に係わる燃料供給装置におけるインペラ部と燃料吐出口部との状態を示す模式図である。 この発明の実施の形態5に係わる燃料供給装置におけるインペラ部と燃料吐出口部との状態を示す模式図である。 従来の燃料供給装置におけるインペラ部を示す平面図である。 従来の燃料供給装置における燃料吐出口部を示す平面図である。 従来の燃料供給装置におけるインペラ部と燃料吐出口部との状態を示す模式図である。 従来の燃料供給装置におけるインペラ部と燃料吐出口部との状態を示す模式図である。 従来の燃料供給装置におけるインペラ部と燃料吐出口部との状態を示す模式図である。 従来の料供給装置における脈動を示す特性図である。 従来の燃料供給装置における羽根次数音を示す特性図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図1から図12に基づいて説明するが、各図において、同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。図1はこの発明の実施の形態1に係わる燃料供給装置を示す側面図である。図2はこの発明の実施の形態1に係わる燃料供給装置を示す側断面図である。図3はこの発明の実施の形態1に係わる燃料供給装置における燃料ポンプを示す断面図である。図4はこの発明の実施の形態1に係わる燃料供給装置におけるインペラ部を示す平面図である。図5はこの発明の実施の形態1に係わる燃料供給装置における燃料吐出口部を示す平面図である。図6はこの発明の実施の形態1に係わる燃料供給装置におけるインペラ部と燃料吐出口部との状態を示す模式図である。図7はこの発明の実施の形態1に係わる燃料供給装置におけるインペラ部と燃料吐出口部との状態を示す模式図である。図8はこの発明の実施の形態1に係わる燃料供給装置におけるインペラ部と燃料吐出口部との状態を示す模式図である。図9はこの発明の実施の形態1に係わる燃料供給装置におけるインペラ部と燃料吐出口部との状態を示す模式図である。図10はこの発明の実施の形態1に係わる燃料供給装置におけるインペラ部と燃料吐出口部との状態を示す模式図である。図11はこの発明の実施の形態1に係わる燃料供給装置における脈動を示す特性図である。図12はこの発明の実施の形態1に係わる燃料供給装置における羽根次数音を示す特性図である。
これら各図において、燃料供給装置100の蓋部材10は、例えば、熱可塑性樹脂からなり円板状に形成されたモールド成型品で構成しており、燃料タンク1に形成された開口部2を覆うように燃料タンク1の上壁に取り付けられている。燃料供給装置100の蓋部材10以外の部品は燃料タンク1内に収容されている。
蓋部材10には燃料ポンプ18から吐出された燃料を燃料タンク1の外部に供給する管である吐出パイプ12、および燃料ポンプ18に電力を供給する電気コネクタ33が配設され、電気コネクタ33から燃料ポンプ18にはリード線14が接続されており、電源から電気コネクタ33を介して入力された電力はリード線14を経由して燃料ポンプ18へ供給される。
蓋部材10には例えば一体的に形成された保持部材11の嵌挿部(図示せず)に蓋部材10側の一方端が嵌着され、他方端がサブタンク15に係合してこのサブタンク15を支持する支持部材(図示せず)を備えている。
支持部材(図示せず)には、付勢部材としてのスプリング17が嵌挿されており、このスプリング17により蓋部材10とサブタンク15とを互いに離れるように付勢しており、これにより、蓋部材10とサブタンク15とは、蓋部材10の軸方向、すなわち、図1において上下方向へ往復移動可能である。
したがって、燃料供給装置100が収容される樹脂製の燃料タンク1が温度変化により内圧の変化あるいは燃料量の変化で膨張または収縮しても、スプリング17の付勢力によりサブタンク15のサブタンク底部15aは燃料タンク1の燃料タンク底部1a内壁に常
に押し付けられる。
サブタンク15には燃料タンク1内の燃料が吸入されるとともに、サブタンク15内の燃料を吸込み、吐出する燃料ポンプ18、燃料ポンプ18が吸込む燃料を濾過するサクションフィルタ19、燃料ポンプ18が吐出する燃料を濾過する吐出フィルタ20が収容されている。
燃料ポンプ18は、燃料吸入側を図2において下方側にしてサブタンク15内に縦置きに収容されており、内部には図示しないモータ部を収容しており、モータとともに回転する図示しないインペラによりサブタンク15内の燃料を吸入し加圧する。
燃料ポンプ18で加圧された燃料は、吐出フィルタ20で異物が除去された後、プレッシャレギュレータ34に吐出される。プレッシャレギュレータ34に吐出された燃料は、所定の圧力に調整され、蛇腹管22を経由して吐出パイプ12へ供給される。そして、燃料タンク1内の燃料は吐出パイプ12から燃料タンク1の外部に供給される。
サクションフィルタ19は、燃料ポンプ18の燃料吸入口に接続され、燃料ポンプ18がサブタンク15内から吸入する燃料に含まれる比較的大きな異物を除去する。
サブタンク15内に燃料を供給するジェットポンプ23は、サブタンク15の外側に取り付けられており、プレッシャレギュレータ34から排出された余剰燃料を図示しない吸入口に向けてノズル噴出することにより発生する吸引圧によって燃料タンク1内の燃料をサブタンク15内に供給する。これにより、燃料タンク1内の燃料量が減少しても、サブタンク15内は燃料で充満される。
サブタンク15の外周面には、センダゲージ35が配設されており、このセンダゲージ35は、センサ部25、アーム26、ならびにアーム26の先端に取り付けられているフロート27を有している。
フロート27は燃料タンク1内の燃料中に浮遊可能で、アーム26はセンサ部25側の端部を中心として回動する。センサ部25には抵抗値の異なる複数の導電パターンが形成されており、アーム26の反フロート側の端部はセンサ部25の導電パターンと接触可能である。
燃料タンク1内の燃料中に浮遊するフロート27が燃料の残量に応じて浮き沈みすると、フロート27の浮き沈みにともなってアーム26が回動する。これにより、アーム26とセンサ部25の導電パターンとの接触状態は変化し、燃料タンク1内の燃料の残量が検出される。検出された燃料の残量は、電気信号として図示しないリード線および電気コネクタ33を介して図示しないECU(電子制御装置)へ出力される。
次に、燃料ポンプ18は例えば図3に示すような構成となっている。燃料ポンプ18は、燃料タンク1から燃料を吸入して加圧するポンプ部18aと、このポンプ部18aを駆動するモータ部18bと、およびポンプ部18aで加圧された燃料を燃料タンク1外に吐出する燃料吐出部18cとから構成されている。
ポンプ部18aは、ポンプカバー120とポンプベース130との間にC字状のポンプ室300を形成し、円板状に形成された燃料加圧用の回転部材としてのインペラ240がポンプ室300内に回転可能に収容されている。ポンプカバー120およびポンプベース130はアルミ製であり、円筒状に形成されたハウジング110の一端にかしめて固定されている。燃料吐出部18cは蛇腹管22を介して吐出パイプ12に接続されている。
インペラ240は、外周部近傍に複数個のインペラ羽根241が設けられている。ポンプカバー120に形成された燃料吸入口310からポンプ室300に吸入された燃料は、インペラ240の回転により加圧され、燃料吐出口311からモータ部18bのモータ室320に送出される。ポンプベース130に形成された隔壁はインペラ240の外周と近接し、燃料吸入口310と燃料吐出口311とをシールしている。
モータ部18bは回転子200と回転子200の周囲を囲むマグネット250とを有し、マグネット250の磁場中に配設されている回転子200のコイル201にコネクタ500のコネクタピン510から電流が供給されると回転子200が回転する。回転子200のスラスト方向側の回転軸210は、ポンプカバー120の中央凹部に圧入されているスラスト軸受220に軸受けされている。回転軸210は、スラスト軸受220に軸方向の荷重を支持されているとともにベアリング260に径方向を支持されている。回転子200の他方の回転軸230はベアリング270に径方向を支持されている。回転軸210の外周壁に軸方向に切欠き210aが設けられ、この切欠き210aの形成された部位にインペラ240が固定されている。
マグネット250は回転子200の外周に設けられ、回転子200と所定のエアギャップを形成している。回転子200の回転軸230側に、八個のセグメントに分割された銅製の整流子400が設置されている。吐出ケース140はハウジング110の他端にかしめて固定されている。コネクタピン510は、吐出ケース140に設けられたコネクタ500に先端を露出して埋設されている。コネクタ500はリード線14と接続される。コネクタピン510は、ブラシ、整流子400を介し回転子200に巻回されたコイル201に接続するとともに、チョークコイル520に接続されている。チョークコイル520はコイル201に供給される電流から交流成分を除くために接続されている。
燃料吐出部18cは吐出ケース140に形成される吐出口330に逆止弁340を収容し、この逆止弁340が吐出口330から吐出した燃料の逆流を防止している。
次に、燃料ポンプ18の動作について説明する。コイル201に電流が供給されると、回転子200は、スラスト軸受220およびベアリング260に回転軸210を支持されるとともにベアリング270に回転軸230を支持されて回転する。燃料タンク1からサクションフィルタ19を通してポンプ室300に吸い上げられた燃料は、回転軸210とともに回転するインペラ240によりポンプ室300内で加圧され、燃料吐出口311からモータ室320に送出される。モータ室320に送出された燃料は、吐出口330の逆止弁340を押し上げ、吐出口340から蛇腹管22を通って吐出パイプ12から燃料タンク1外に吐出される。
ところで、インペラ240のインペラ羽根241部の構成は一つの実施の形態として図4に示すようになっており、燃料吐出口311部の構成は一つの実施の形態として図5に示すようになっている。
この発明の特徴とするところは、インペラ羽根241上において、ポンプベース130の燃料吐出口311と最初に交わる点をA、ポンプベース130の燃料吐出口311と最後に交わる点をB、およびポンプベース130の燃料吐出口311において、インペラ羽根241と最初に交わる点をC、インペラ羽根241と最後に交わる点をD、さらにインペラ240の回転中心をOとした場合、OA−OBが成す角度θ1とOC−ODが成す角度θ2の関係が「θ1+θ2=360°/羽根枚数」で表すものである。この式の関係により、インペラ240のインペラ羽根241により燃料吐出口311に送出されるときの燃料の燃圧脈動幅を小さく抑えることができるとともに羽根次数音を小さく抑えることができるので、騒音を著しく低減して信頼性の高い燃料供給装置を得るものである。
この実施の形態1においては、インペラ羽根241上において、ポンプベース130の燃料吐出口311と最初に交わる点をA、ポンプベース130の燃料吐出口311と最後に交わる点をB、およびポンプベース130の燃料吐出口311において、インペラ羽根241と最初に交わる点をC、インペラ羽根241と最後に交わる点をD、さらにインペラ240の回転中心をOとした場合、OA−OBが成す角度θ1とOC−ODが成す角度θ2の関係が「θ1+θ2=360°/羽根枚数」とし、角度θ2は0とした場合を示し、θ1+θ2=360°/羽根枚数としたものである。
すなわち、例えば、羽根枚数が30枚の場合は、θ1+θ2=360°/30となり、θ1+θ2=12°となる。この実施の形態1においては、図6に示すように、角度θ2は0であるので、角度θ1は12°となる。なお、ポンプベース130の燃料吐出口311の内周側Cと外周側DとのCD面に内周側から外周側に向う角度θ2は0であるので、燃料吐出口31のCD面は半径方向線上Sと同一線上にある。
このように、インペラ240のインペラ羽根241のAB面の角度θ1と、ポンプベース130の燃料吐出口311の内周側Cと外周側DとのCD面の角度θ2とを設定することにより、インペラ240のインペラ羽根241により燃料吐出口311に送出されるときの燃料の燃圧脈動幅を小さく抑えることができるとともに羽根次数音を小さく抑えることができる。
図6はインペラ240のインペラ羽根241がR方向に回転してインペラ羽根241のAB面がポンプベース130の燃料吐出口311のCD面に重なる前の状態を示し、図7はインペラ羽根241がR方向にさらに回転してインペラ羽根241の内周側Aがポンプベース130の燃料吐出口311のCD面に重なった状態を示し、図8はインペラ羽根241がR方向にさらに回転してインペラ羽根241のAB面がポンプベース130の燃料吐出口311のCD面にクロスした状態を示し、図9はインペラ羽根241がR方向にさらに回転してインペラ羽根241の外周側Bがポンプベース130の燃料吐出口311のCD面に重なった状態を示し、図10はインペラ羽根241がR方向にさらに回転してインペラ羽根241のAB面がポンプベース130の燃料吐出口311側のCD面からさらに進んだ状態を示している。このように、インペラ240のインペラ羽根241の回転によりポンプ室300内で加圧された燃料をポンプベース130の燃料吐出口311からモータ室320に送出している。
以上のように、インペラ羽根241上において、ポンプベース130の燃料吐出口311と最初に交わる点をA、ポンプベース130の燃料吐出口311と最後に交わる点をB、およびポンプベース130の燃料吐出口311において、インペラ羽根241と最初に交わる点をC、インペラ羽根241と最後に交わる点をD、さらにインペラ240の回転中心をOとした場合、OA−OBが成す角度θ1とOC−ODが成す角度θ2の関係が「θ1+θ2=360°/羽根枚数」としたことにより、インペラ羽根241の内周側Aがポンプベース130の燃料吐出口311のCD面に重なり、インペラ羽根241のAB面がポンプベース130の燃料吐出口311のCD面にクロスしていき、インペラ羽根241の外周側Bがポンプベース130の燃料吐出口311のCD面に重なり、インペラ羽根241のAB面がポンプベース130の燃料吐出口311側のCD面からさらに進んでいくようにしたので、ポンプ室300内で加圧された燃料をポンプベース130の燃料吐出口311からモータ室320に送出するときに、図11に示すように、燃料の燃圧脈動幅M2が上述した従来装置の燃圧脈動幅M1より小さく抑えることができ、図12に示すように、羽根次数音H2も上述した従来装置の羽根次数音H1よりも小さく抑えることができるので、騒音を著しく低減して信頼性の高い燃料供給装置を得ることができる。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2を図13から図19に基づいて説明するが、これら各図において、同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。図13はこの発明の実施の形態2に係わる燃料供給装置におけるインペラ部を示す平面図である。図14はこの発明の実施の形態2に係わる燃料供給装置における燃料吐出口部を示す平面図である。図15はこの発明の実施の形態2に係わる燃料供給装置におけるインペラ部と燃料吐出口部との状態を示す模式図である。図16はこの発明の実施の形態2に係わる燃料供給装置におけるインペラ部と燃料吐出口部との状態を示す模式図である。図17はこの発明の実施の形態2に係わる燃料供給装置におけるインペラ部と燃料吐出口部との状態を示す模式図である。図18はこの発明の実施の形態2に係わる燃料供給装置におけるインペラ部と燃料吐出口部との状態を示す模式図である。図19はこの発明の実施の形態2に係わる燃料供給装置におけるインペラ部と燃料吐出口部との状態を示す模式図である。
上述した実施の形態1においては、インペラ羽根241上において、ポンプベース130の燃料吐出口311と最初に交わる点をA、ポンプベース130の燃料吐出口311と最後に交わる点をB、およびポンプベース130の燃料吐出口311において、インペラ羽根241と最初に交わる点をC、インペラ羽根241と最後に交わる点をD、さらにインペラ240の回転中心をOとした場合、OA−OBが成す角度θ1とOC−ODが成す角度θ2の関係が「θ1+θ2=360°/羽根枚数」とした場合について述べたが、この実施の形態2においては、インペラ羽根242上において、ポンプベース130の燃料吐出口312と最初に交わる点をA、ポンプベース130の燃料吐出口312と最後に交わる点をB、およびポンプベース130の燃料吐出口312において、インペラ羽根242と最初に交わる点をC、インペラ羽根242と最後に交わる点をD、さらにインペラ240の回転中心をOとした場合、OA−OBが成す角度θ1とOC−ODが成す角度θ2の関係が「θ1+θ2=360°/羽根枚数」とし、角度θ1は0として、θ1+θ2=360°/羽根枚数とした場合を示している。
すなわち、例えば、羽根枚数が30枚の場合は、θ1+θ2=360°/30となり、θ1+θ2=12°となる。この実施の形態2においては、図15に示すように、角度θ1は0であるので、角度θ2は12°となる。なお、インペラ240のインペラ羽根242の内周側Aと外周側BとのAB面に内周側から外周側に向う角度θ1は0であるので、インペラ240のインペラ羽根242のAB面は半径方向線上Sと同一線上となる。
このように、インペラ240のインペラ羽根242のAB面の角度θ1と、ポンプベース130の燃料吐出口312の内周側Cと外周側DとのCD面の角度θ2とを設定することにより、インペラ240のインペラ羽根242により燃料吐出口312に送出されるときの燃料の燃圧脈動幅を小さく抑えることができるとともに羽根次数音を小さく抑えることができる。
図15はインペラ240のインペラ羽根242がR方向に回転してインペラ羽根242のAB面がポンプベース130の燃料吐出口312のCD面に重なる前の状態を示し、図16はインペラ羽根242がR方向にさらに回転してインペラ羽根242の内周側Aがポンプベース130の燃料吐出口312のCD面に重なった状態を示し、図17はインペラ羽根242がR方向にさらに回転してインペラ羽根242のAB面がポンプベース130の燃料吐出口312のCD面にクロスした状態を示し、図18はインペラ羽根242がR方向にさらに回転してインペラ羽根242の外周側Bがポンプベース130の燃料吐出口312のCD面に重なった状態を示し、図19はインペラ羽根242がR方向にさらに回転してインペラ羽根242のAB面がポンプベース130の燃料吐出口312側のCD面からさらに進んだ状態を示している。このように、インペラ240のインペラ羽根242の回転によりポンプ室300内で加圧された燃料をポンプベース130の燃料吐出口312からモータ室320に送出している。
以上のように、この実施の形態2においても、インペラ羽根242上において、ポンプベース130の燃料吐出口312と最初に交わる点をA、ポンプベース130の燃料吐出口312と最後に交わる点をB、およびポンプベース130の燃料吐出口312において、インペラ羽根242と最初に交わる点をC、インペラ羽根242と最後に交わる点をD、さらにインペラ240の回転中心をOとした場合、OA−OBが成す角度θ1とOC−ODが成す角度θ2の関係が「θ1+θ2=360°/羽根枚数」としたことにより、インペラ羽根242の内周側Aがポンプベース130の燃料吐出口312のCD面に重なり、インペラ羽根242のAB面がポンプベース130の燃料吐出口312のCD面にクロスしていき、インペラ羽根242の外周側Bがポンプベース130の燃料吐出口312のCD面に重なり、インペラ羽根242のAB面がポンプベース130の燃料吐出口312側のCD面からさらに進んでいくようにしたので、ポンプ室300内で加圧された燃料をポンプベース130の燃料吐出口312からモータ室320に送出するときに、図11に示すように、燃料の燃圧脈動幅M2が上述した従来装置の燃圧脈動幅M1より小さく抑えることができ、図12に示すように、羽根次数音H2も上述した従来装置の羽根次数音H1よりも小さく抑えることができるので、騒音を著しく低減して信頼性の高い燃料供給装置を得ることができる。
実施の形態3.
この発明の実施の形態3を図20から図26に基づいて説明するが、これら各図において、同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。図20はこの発明の実施の形態3に係わる燃料供給装置におけるインペラ部を示す平面図である。図21はこの発明の実施の形態3に係わる燃料供給装置における燃料吐出口部を示す平面図である。図22はこの発明の実施の形態3に係わる燃料供給装置におけるインペラ部と燃料吐出口部との状態を示す模式図である。図23はこの発明の実施の形態3に係わる燃料供給装置におけるインペラ部と燃料吐出口部との状態を示す模式図である。図24はこの発明の実施の形態3に係わる燃料供給装置におけるインペラ部と燃料吐出口部との状態を示す模式図である。図25はこの発明の実施の形態3に係わる燃料供給装置におけるインペラ部と燃料吐出口部との状態を示す模式図である。図26はこの発明の実施の形態3に係わる燃料供給装置におけるインペラ部と燃料吐出口部との状態を示す模式図である。
上述した実施の形態1においては、インペラ羽根241上において、ポンプベース130の燃料吐出口311と最初に交わる点をA、ポンプベース130の燃料吐出口311と最後に交わる点をB、およびポンプベース130の燃料吐出口311において、インペラ羽根241と最初に交わる点をC、インペラ羽根241と最後に交わる点をD、さらにインペラ240の回転中心をOとした場合、OA−OBが成す角度θ1とOC−ODが成す角度θ2の関係が「θ1+θ2=360°/羽根枚数」とし、インペラ240のインペラ羽根242の内周側Aと外周側BとのAB面に内周側から外周側に向う角度θ1を設け、角度θ2を0として、θ1+θ2=360°/羽根枚数とした場合について示している。上述した実施の形態2においては、上述した実施の形態1とは相反して、インペラ羽根242上において、ポンプベース130の燃料吐出口312と最初に交わる点をA、ポンプベース130の燃料吐出口312と最後に交わる点をB、およびポンプベース130の燃料吐出口312において、インペラ羽根242と最初に交わる点をC、インペラ羽根242と最後に交わる点をD、さらにインペラ240の回転中心をOとした場合、OA−OBが成す角度θ1とOC−ODが成す角度θ2の関係が「θ1+θ2=360°/羽根枚数」とし、角度θ1を0として、ポンプベース130の燃料吐出口312の内周側Cと外周側DとのCD面に内周側から外周側に向う角度θ2を設け、θ1+θ2=360°/羽根枚数とした場合を示している。この実施の形態3においては、インペラ羽根243上において、ポンプベース130の燃料吐出口313と最初に交わる点をA、ポンプベース130の燃料吐出口313と最後に交わる点をB、およびポンプベース130の燃料吐出口313において、インペラ羽根243と最初に交わる点をC、インペラ羽根243と最後に交わる点をD、さらにインペラ240の回転中心をOとした場合、OA−OBが成す角度θ1とOC−ODが成す角度θ2の関係が「θ1+θ2=360°/羽根枚数」としたものである。
すなわち、例えば、羽根枚数が30枚の場合は、θ1+θ2=360°/30となり、θ1+θ2=12°となる。この実施の形態1においては、図22に示すように、インペラ240のインペラ羽根243の内周側Aと外周側BとのAB面に内周側から外周側に向う所定の角度θ1を設け、この角度θ1と相反する対称となる方向に、ポンプベース130の燃料吐出口313の内周側Cと外周側DとのCD面に内周側から外周側に向う所定の角度θ2を設けている。図22から明らかなように、角度θ1と角度θ2とは相反する対称位置となるように設けられているので、θ1は6°、θ2は6°の場合を示しており、θ1+θ2=6°+6°=12°となる場合を示している。
このように、インペラ240のインペラ羽根243のAB面の所定の角度θ1と、ポンプベース130の燃料吐出口313の内周側Cと外周側DとのCD面の所定の角度θ2とを設定することにより、インペラ240のインペラ羽根243により燃料吐出口313に送出されるときの燃料の燃圧脈動幅を小さく抑えることができるとともに羽根次数音を小さく抑えることができる。
図22はインペラ240のインペラ羽根243がR方向に回転してインペラ羽根243のAB面がポンプベース130の燃料吐出口313のCD面に重なる前の状態を示し、図23はインペラ羽根243がR方向にさらに回転してインペラ羽根243の内周側Aがポンプベース130の燃料吐出口313のCD面に重なった状態を示し、図24はインペラ羽根243がR方向にさらに回転してインペラ羽根243のAB面がポンプベース130の燃料吐出口313のCD面にクロスした状態を示し、図25はインペラ羽根243がR方向にさらに回転してインペラ羽根243の外周側Bがポンプベース130の燃料吐出口313のCD面に重なった状態を示し、図26はインペラ羽根243がR方向にさらに回転してインペラ羽根243のAB面がポンプベース130の燃料吐出口313側のCD面からさらに進んだ状態を示している。このように、インペラ240のインペラ羽根243の回転によりポンプ室300内で加圧された燃料をポンプベース130の燃料吐出口313からモータ室320に送出している。
以上のように、インペラ羽根243上において、ポンプベース130の燃料吐出口313と最初に交わる点をA、ポンプベース130の燃料吐出口313と最後に交わる点をB、およびポンプベース130の燃料吐出口313において、インペラ羽根243と最初に交わる点をC、インペラ羽根243と最後に交わる点をD、さらにインペラ240の回転中心をOとした場合、OA−OBが成す角度θ1とOC−ODが成す角度θ2の関係が「θ1+θ2=360°/羽根枚数」としたことにより、インペラ羽根243の内周側Aがポンプベース130の燃料吐出口313のCD面に重なり、インペラ羽根243のAB面がポンプベース130の燃料吐出口313のCD面にクロスしていき、インペラ羽根243の外周側Bがポンプベース130の燃料吐出口313のCD面に重なり、インペラ羽根243のAB面がポンプベース130の燃料吐出口313側のCD面からさらに進んでいくようにしたので、ポンプ室300内で加圧された燃料をポンプベース130の燃料吐出口313からモータ室320に送出するときに、図11に示すように、燃料の燃圧脈動幅M2が上述した従来装置の燃圧脈動幅M1より小さく抑えることができ、図12に示すように、羽根次数音H2も上述した従来装置の羽根次数音H1よりも小さく抑えることができるので、騒音を著しく低減して信頼性の高い燃料供給装置を得ることができる。
なお、上述した実施の形態3においては、例えば、羽根枚数が30枚の場合は、θ1+θ2=360°/30となり、θ1+θ2=12°となり、一例として、θ1が6°、θ2が6°の場合について述べたが、これに限定されるものではなく、θ1を8°、θ2を4°としてθ1+θ2=12°としてもよく、θ1を4°、θ2を8°としてθ1+θ2=12°としてもよく、例えば、羽根枚数が30枚の場合には、θ1+θ2=12°となるように、θ1とθ2の角度を適宜設定することにより、同様の効果を奏する。
また、例えば、羽根枚数が30枚の場合について述べたが、これに限定されるものではなく、θ1+θ2=360°/羽根枚数となるように、θ1とθ2の角度、羽根枚数を適宜設定することにより、同様の効果を奏する。
実施の形態4.
上述した各実施の形態においては、半径方向線上に対して角度θ1および角度θ2が内周側から外周側に向うように設けられた場合について述べたが、これに限定されるものではなく、この実施の形態4においては、図示はしないが上述した各実施の形態とは逆方向である半径方向線上に対して角度θ1および角度θ2を外周側から内周側に向うように設けるようにしてもよく、上述した各実施の形態と同様の効果を奏する。
実施の形態5.
この発明の実施の形態5を図27から図33に基づいて説明するが、これら各図において、同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。図27はこの発明の実施の形態5に係わる燃料供給装置におけるインペラ部を示す平面図である。図28はこの発明の実施の形態5に係わる燃料供給装置における燃料吐出口部を示す平面図である。図29はこの発明の実施の形態5に係わる燃料供給装置におけるインペラ部と燃料吐出口部との状態を示す模式図である。図30はこの発明の実施の形態5に係わる燃料供給装置におけるインペラ部と燃料吐出口部との状態を示す模式図である。図31はこの発明の実施の形態5に係わる燃料供給装置におけるインペラ部と燃料吐出口部との状態を示す模式図である。図32はこの発明の実施の形態5に係わる燃料供給装置におけるインペラ部と燃料吐出口部との状態を示す模式図である。図33はこの発明の実施の形態5に係わる燃料供給装置におけるインペラ部と燃料吐出口部との状態を示す模式図である。
上述した各実施の形態においては、インペラ240のインペラ羽根241,242,243の内周側Aと外周側BとのAB面が直線状であり、ポンプベース130の燃料吐出口311,312,313の内周側Cと外周側DとのCD面が直線状の場合について述べたが、この実施の形態5においては、AB面およびCD面が直線状ではなく、く字形状や円孤形状としたものであり、θ1+θ2=360°/羽根枚数としたものである。
すなわち、図29に示すように、インペラ240のインペラ羽根244の内周側において角度θ1を設けるとともにインペラ羽根244の外周側においても角度θ1を設けた例えばく字形状とし、ポンプベース130の燃料吐出口314の内周側において角度θ2を設けるとともに燃料吐出口314の外周側においても角度θ2を設けた例えばインペラ羽根244のく字形状と相反する対称位置となるようにく字形状としたものである。
このように、インペラ240のインペラ羽根244のAB面の内周側および外周側にそれぞれ角度θ1と、ポンプベース130の燃料吐出口314の内周側Cと外周側DとのCD面の内周側および外周側にそれぞれに角度θ2とを設定することにより、インペラ240のインペラ羽根244により燃料吐出口314に送出されるときの燃料の燃圧脈動幅を小さく抑えることができるとともに羽根次数音を小さく抑えることができる。
図29はインペラ240のインペラ羽根244がR方向に回転してインペラ羽根244のAB面がポンプベース130の燃料吐出口314のCD面に重なる前の状態を示し、図30はインペラ羽根244がR方向にさらに回転してインペラ羽根244の内周側Aおよび外周側Bがポンプベース130の燃料吐出口314のCD面に重なった状態を示し、図31はインペラ羽根244がR方向にさらに回転してインペラ羽根244のAB面がポンプベース130の燃料吐出口314のCD面にクロスした状態を示し、図32はインペラ羽根244がR方向にさらに回転してインペラ羽根244のAB面がポンプベース130の燃料吐出口314のCD面に重なった状態を示し、図33はインペラ羽根244がR方向にさらに回転してインペラ羽根244のAB面がポンプベース130の燃料吐出口314側のCD面からさらに進んだ状態を示している。このように、インペラ240のインペラ羽根244の回転によりポンプ室300内で加圧された燃料をポンプベース130の燃料吐出口314からモータ室320に送出している。
以上のように、インペラ240のインペラ羽根244のAB面の内周側および外周側にそれぞれ角度θ1と、ポンプベース130の燃料吐出口314の内周側Cと外周側DとのCD面の内周側および外周側にそれぞれに角度θ2とを設けたことにより、インペラ羽根244の内周側Aおよび外周側Bがポンプベース130の燃料吐出口314のCD面に重なり、インペラ羽根244のAB面がポンプベース130の燃料吐出口314のCD面にクロスしていき、インペラ羽根244のAB面がポンプベース130の燃料吐出口314のCD面に重なり、インペラ羽根244のAB面がポンプベース130の燃料吐出口314側のCD面からさらに進んでいくようにしたので、ポンプ室300内で加圧された燃料をポンプベース130の燃料吐出口314からモータ室320に送出するときに、図11に示すように、燃料の燃圧脈動幅M2が上述した従来装置の燃圧脈動幅M1より小さく抑えることができ、図12に示すように、羽根次数音H2も上述した従来装置の羽根次数音H1よりも小さく抑えることができるので、騒音を著しく低減して信頼性の高い燃料供給装置を得ることができる。
また、インペラ羽根244のAB面がく字形状であり、燃料吐出口314のCD面がAB面のく字形状と相反する対称位置となるようにく字形状とした場合について述べたが、これに限定されるものではなく、円孤形状とすることもでき、上述した実施の形態5と同様の効果を奏する。
なお、この発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
この発明は、インペラのインペラ羽根によりポンプベースの燃料吐出口から送出されるときの燃料の燃圧脈動幅を小さく抑えるとともに羽根次数音も小さく抑えることにより、騒音を著しく低減して信頼性の高い燃料供給装置の実現に好適である。
1 燃料タンク、18 燃料ポンプ、130 ポンプベース、240 インペラ、241 インペラ羽根、242 インペラ羽根、243 インペラ羽根、244 インペラ羽根、311 燃料吐出口、312 燃料吐出口、313 燃料吐出口、314 燃料吐出口。

Claims (6)

  1. 燃料タンクに取り付けられ、前記燃料タンク内の燃料を燃料吸入口から吸入し燃料吐出口から送出する燃料ポンプを備え、前記燃料ポンプは、前記燃料吸入口と前記燃料吐出口を有するポンプベースと、前記ポンプベースの前記燃料吸入口から吸入した前記燃料を回転することにより加圧し前記燃料吐出口から送出するインペラ羽根を複数有するインペラとにより構成され、前記インペラ羽根上において、前記ポンプベースの前記燃料吐出口と最初に交わる点をA、前記ポンプベースの前記燃料吐出口と最後に交わる点をB、および前記ポンプベースの前記燃料吐出口において、前記インペラ羽根と最初に交わる点をC、前記インペラ羽根と最後に交わる点をD、さらに前記インペラの回転中心をOとした場合、OA−OBが成す角度θ1とOC−ODが成す角度θ2の関係が「θ1+θ2=360°/羽根枚数」であることを特徴とする燃料供給装置。
  2. 前記燃料吐出口の内周側と外周側との面の前記角度θ2は前記インペラ羽根の内周側と外周側との面の前記角度θ1と対称となる方向に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の燃料供給装置。
  3. 前記角度θ1と前記角度θ2はそれぞれ内周側から外周側に向かって設けられたことを特徴とする請求項2に記載の燃料供給装置。
  4. 前記角度θ1と前記角度θ2はそれぞれ外周側から内周側に向かって設けられたことを特徴とする請求項2に記載の燃料供給装置。
  5. 前記インペラ羽根の内周側と外周側との面がく字形状に形成され、前記燃料吐出口の内周側と外周側との面が前記インペラ羽根の前記く字形状の面と対称となる方向にく字形状に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の燃料供給装置。
  6. 前記インペラ羽根の内周側と外周側との面が円弧形状に形成され、前記燃料吐出口の内周側と外周側との面が前記インペラ羽根の前記円弧形状の面と対称となる方向に円孤形状に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の燃料供給装置。
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