JP2015101945A - シリンダ錠セット - Google Patents

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公平 佐々木
Kohei Sasaki
公平 佐々木
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Abstract

【課題】動作信頼性の高いシリンダ錠セットを提供する。
【解決手段】タンブラピン1、および中間タンブラ2を備えたプラグ3をシリンダケース4に挿入して形成され、プラグの初期回転位置においてシリンダケースに装着されたドライブピン5により中間タンブラを介してタンブラピンをプラグ中心方向に付勢するシリンダ錠と、常用キー7A、および非常キー7Bとを有し、常用キーには、プラグへの挿入時に中間タンブラとドライブピンとの境界をプラグとシリンダケースとの回転境界に対応させてプラグの回転を可能にする解錠凹部10が、非常キーには、中間タンブラ2の掬い部をプラグとシリンダケースとの回転境界に対応させる解錠凹部が各々設けられ、非常キーによるプラグへの回転操作による嵌合凹部9への嵌合動作後にプラグを初期回転位置に復帰させた際に、ドライブピンにより回転境界を閉塞して常用キー、および非常キーによる回転操作を禁止する。
【選択図】図8

Description

本発明はシリンダ錠セットに関するものである。
常用の解錠キーに加えて非常用の解錠キーによる解錠操作が可能で、非常用の解錠キーによる解錠操作の履歴が残るシリンダ錠セットとしては、特許文献1に記載のものが知られている。
この従来例において、プラグにはコードピンに加えてロック用コードピンが装着されるとともに、シリンダケース側にドライバピンとロック用ドライバピンが装着され、シリンダ錠を操作するための常用キーには、コードピンとロック用コードピンとをプラグのシリンダケースとの回転境界を開放する位置に導く解錠凹部が設けられる。
これに対し、非常キーには、コードピンを回転境界開放位置に導く解錠凹部と、ロック用コードピンを嵌合するための嵌合凹部とが設けられる。
以上の構成の下、常用キー、および非常キーのいずれを挿入した状態においてもコードピンとロック用コードピンの双方はプラグとシリンダケースとの回転境界を閉塞することがないために、プラグへの回転操作が許容されるが、非常キーを使用してプラグを回転させ、ロック用コードピンがロック用ドライバピンに正対する位置まで移動すると、ロック用コードピンが嵌合凹部に嵌合するために、ロック用ドライバピンが回転境界を閉塞し、以後、プラグの回転が規制され、かつ非常キーの抜去も規制されることから、非常キーの使用履歴を知ることができる。
特開2013-124496号公報
しかし、上述した従来例は、非常キーを使用して予め設定された解錠角度まで達すると、以後、回転操作が不可能となるために、以下の問題がある。
すなわち、錠装置は、一般にプラグへの回転操作を適宜のロック装置に伝達することによりロック装置の施錠、解錠状態を変更するように構成され、シリンダ錠とロック装置とは個別に所定位置に配置、固定されるために、プラグの解錠回転操作角度とロック装置の解錠状態への遷移動作の間には、部品自体、あるいは取り付け位置の誤差に基づくばらつきが発生する。
したがって、上述した従来例において、ロック用コードピンがロック装置のストローク不足側で非常キーの嵌合凹部に落ち込み、プラグの回転が規制されると、ストローク不足により解錠操作が不可能になり、オーバーストローク側で固定されると、シリンダを抜去不能位置まで回転させることなくロック操作を解錠操作することが可能になるために、常用キーと同様に使用することが可能になってしまうという問題が発生する。
本発明は、以上の欠点を解消すべくなされたものであって、動作信頼性の高いシリンダ錠セットの提供を目的とする。また、本発明の他の目的は、上述したシリンダ錠セットを利用したハンドル錠の提供にある。
本発明によれば上記目的は、
タンブラピン1、および中間タンブラ2を備えたプラグ3をシリンダケース4に挿入して形成され、プラグ3の初期回転位置においてシリンダケース4に装着されたドライブピン5により中間タンブラ2を介してタンブラピン1をプラグ3中心方向に付勢するシリンダ錠6と、
常用キー7A、および非常キー7Bとを有し、
前記中間タンブラ2には、プラグ3とシリンダケース4との回転境界に位置した状態でのプラグ3への回転操作により発生する分力により回転境界からの退避操作力を得る掬い部8が設けられるとともに、プラグ3外周には、該プラグ3が所定角度回転した際に中間タンブラ2が嵌合する嵌合凹部9が設けられ、
かつ、前記常用キー7Aには、プラグ3への挿入時に前記中間タンブラ2とドライブピン5との境界をプラグ3とシリンダケース4との回転境界に対応させてプラグ3の回転を可能にする解錠凹部10が、前記非常キー7Bには、前記中間タンブラ2の掬い部8をプラグ3とシリンダケース4との回転境界に対応させる解錠凹部10が各々設けられ、
非常キー7Bによるプラグ3への回転操作による中間タンブラ2の嵌合凹部9への嵌合動作後にプラグ3を初期回転位置に復帰させた際に、ドライブピン5により回転境界を閉塞して常用キー7A、および非常キー7Bによる回転操作を禁止するシリンダ錠セットを提供することにより達成される。
シリンダケース4内に挿入されるプラグ3には、タンブラピン1と、該タンブラピン1のプラグ3遠心方向端部に積層される中間タンブラ2とが装着され、これらタンブラピン1、および中間タンブラ2は、プラグ3が初期回転位置にあるときにシリンダケース4内に配置されるドライブピン5の移動方向線上に位置してプラグ3中心方向に付勢される。
シリンダ錠6の運用には、通常の操作に使用する常用キー7Aと、非常時に使用される非常キー7Bとが使用され、常用キー7Aを挿入した状態で中間タンブラ2とドライブピン5との境界がプラグ3とシリンダケース4との境界に一致するために、プラグ3への回転操作が可能になり、解錠操作をすることができる。
これに対し、プラグ3に非常キー7Bを挿入した状態においては、中間タンブラ2に形成される掬い部8がプラグ3とシリンダケース4との回転境界を閉塞する。この状態でプラグ3に回転操作力が加えると、中間タンブラ2は掬い部8に発生するプラグ3遠心方向への分力によりシリンダケース4内に退避して回転境界を開放し、プラグ3への回転操作が許容され、解錠回転位置への回転操作が許容される。
さらに、プラグ3には、所定角度、例えば、予め設定された解錠角度までプラグ3を回転させた際にシリンダケース4側のドライブピン5に正対する嵌合凹部9が設けられており、当該位置までプラグ3を回転操作して解錠操作が完了すると、中間タンブラ2はドライブピン5に押されて嵌合凹部9に嵌合する。非常キー7Bによる解錠操作を行って非常キー7Bを抜去した後、再度非常キー7B、あるいは常用キー7Aを挿入しても、中間タンブラ2が嵌合凹部9に移動しているために、ドライブピン5がプラグ3内に進入してプラグ3の回転境界を閉塞するために、プラグ3への回転操作が禁止される。
したがって本発明において、非常キー7Bを使用して解錠操作を行い、一旦抜去すると、常用キー7A、非常キー7Bのいずれによる解錠操作が不能となるために、非常キー7Bの使用履歴を残すことが可能になる。また、非常キー7Bを使用した場合であっても、プラグ3への回転操作が可能であるために、錠装置側の解錠位置にばらつきが発生し、あるいは設定そのものが相違していても、確実に解錠操作を行うことが可能になる。
また、常用キー7Aと非常キー7Bに加え、
前記タンブラピン1の端部をプラグ3とシリンダケース4との回転境界に位置させる解錠凹部10を備えた一時キー7Cを併用して運用すると、非常キー7Bの使用により一旦回転不能になったプラグ3を一時キー7Cにより解錠操作することが可能になるために、利便性が向上する。
中間タンブラ2には、短寸のピン状タンブラを使用することも可能であるが、球形状に形成すると、並進移動に加え、転動による移動も期待できるために、非常キー7Bを使用した際の中間タンブラ2の回転境界開放動作が容易になり、円滑な操作を達成でき、かつ、プラグ3のタンブラ挿入孔内での中間タンブラ2の傾倒による作動不良を完全に防止することが可能になる。
さらに、上述したシリンダ錠6を使用したハンドル錠は、
自動販売機本体に係脱するロック部11を備えて自動販売機の扉に固定されるハンドルケース12と、
ハンドルケース12に引き出し、および回転可能に挿入され、押し込み姿勢において取手部13をハンドルケース12の取手嵌合凹部14に嵌合して回転操作が規制されるとともに、ハンドルケース12からの引き出し姿勢における回転操作により前記ロック部11をロック、アンロック位置に移動させるハンドル部15と、
ハンドル部15に収容され、施錠状態においてハンドル部15のハンドルケース12からの引き出し操作を規制するシリンダ錠6とを有して構成することができる。
本発明において、一般に自動販売機の設置、管理者により管理されている非常キー7Bによる使用履歴が残るために、商品、あるいは販売金額の減少の原因を、例えば、災害時等における自動販売機の設置、管理者の意思によるものと、盗難等の不正操作によるものとを確実に峻別することが可能になる。
本発明によれば、非常キーを拘束した後でもプラグへの回転操作が許容されるために、ロック装置に対するロック解除動作の信頼性を高めることができる。
ハンドル錠を示す図で、(a)は正面図、(b)は側面図である。 解錠状態のハンドル錠を示す図で、(a)は正面図、(b)は側面図である。 ストッパ杆を示す図で、(a)は施錠状態における図1の3A-3A線断面図、(b)は解錠状態を示す断面図である。 シリンダ錠を示す図で、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は(a)の4C-4C線断面図である。 解錠キーを示す図で、(a)は常用キーを示す正面図、(b)は(a)の5B-5B線断面図、(c)は非常キーを示す正面図、(d)は(c)の5D-5D線断面図、(e)は一時キーを示す正面図、(f)は(a)の5F-5F線断面図である。 常用キーを使用した場合の特殊タンブラ部の状態を示す図で、(a)はプラグの初期回転位置を示す図、(b)は解錠回転位置を示す図である。 非常キーを使用した場合の特殊タンブラ部の状態を示す図で、(a)はプラグの回転初期を示す図、(b)はプラグの回転初期を示す図、(c)は解錠回転位置を示す図である。 非常キー使用後の特殊タンブラ部の状態を示す図で、(a)は常用キーを挿入した状態を示す図、(b)は非常キーを挿入した状態を示す図、(c)は一時キーを挿入した状態を示す図である。
図1以下に自動販売機用のシリンダ錠セットして構成された本発明の実施の形態を示す。
シリンダ錠セットは、図1に示すハンドル錠(A)に組み込まれるシリンダ錠6と、図5に示す解錠キー7とから構成される。ハンドル錠(A)は、自動販売機の扉に固定されて該扉を施錠するために使用され、図外の自動販売機扉に固定されるハンドルケース12と、ハンドルケース12内に格納されるハンドル部15と、ハンドルケース12の後端に配置されてハンドル部15への回転操作により回転するロック部11とを有し、ロック状態において、ロック部11を自動販売機本体側に固定されるストライク(図示せず)に係止させることにより扉の開放操作が規制される。
ハンドル部15は前端部に取手部13を有しており、該ハンドル部15のロック状態は、図1に示すように、取手部13をハンドルケース12の取手嵌合凹部14内に没入させることによって取手部13への操作を不能にすることにより実現される。また、図外の圧縮スプリングにより突出方向に付勢されるハンドル部15は、図3(a)に示すように、ストッパ杆16をハンドルケース12に形成された係止孔12aに係止させることにより没入位置が維持される。
ロック状態の解除は、ハンドル部15に装着されたシリンダ錠6を解錠キー7を使用して操作することにより行われ、シリンダ錠6を解錠操作すると、まず、シリンダ錠6のプラグ3に連結されたカム17が回転し、ストッパ杆16が圧縮スプリング16aの反力に抗して係止孔12aからの離脱方向に移動する。ストッパ杆16が係止孔12aから離脱して係止が解除されると、上述した圧縮スプリングの反力によりハンドル部15は前方に移動し、以後、ハンドル部15を掴んだロック解除操作が可能になる。
図4に示すように、シリンダ錠6は、シリンダケース4内にプラグ3を挿入して形成される。プラグ3には解錠キー7を挿入するキー挿入溝3aが長手通しに開設されるとともに、該キー挿入溝3aに進退するように、所定ピッチで適数のタンブラピン1が挿入される。
本例において、プラグ3は、適数のタンブラピン1をプラグ3の長手方向に沿って一直線状に配置した2列のタンブラ列を有しており、各タンブラ列内のタンブラピン1は、キー挿入溝3aを挟んで反対方向からキー挿入溝3aに進退する。
また、プラグ3内のタンブラピン1に対応してシリンダケース4内には圧縮スプリング3bによりプラグ3中心方向に付勢されるドライブピン5が配置されており、解錠キー7を挿入しない状態において、各タンブラピン1は対応するドライブピン5に押されてプラグ3中心部に移行する。この結果、プラグ3とシリンダケース4との回転境界はドライブピン5により遮られて閉塞されるために、プラグ3に対する回転操作が規制される。
これに対し、図4(c)に示すように、所定の解錠凹部10が設けられた解錠キー7を挿入すると、各タンブラピン1は、解錠キー7に押されてドライブピン5との境界がプラグ3とシリンダケース4との回転境界に位置するまで移動して回転境界が開放され、以後、プラグ3に対する回転操作が可能になる。各タンブラピン1のプラグ3中心側の端部には、解錠凹部10に嵌合した状態のタンブラピン1に解錠キー7の挿入操作力によりプラグ3径方向への分力を付与し、解錠キー7の挿入を可能にするテーパ面1aが形成される。
図5に示すように、解錠キー7の解錠凹部10は各タンブラピン1に対応して設けられ、2列のタンブラ列を有する本例において、各タンブラ列に対応する2列に加え、この挿入姿勢に対して解錠キー7を表裏反転させた状態での使用を可能にするために、解錠キー7の断面中心に対する点対称位置にさらに2列を配置して合計4列が形成される。
さらに、図4(c)に示すように、一方のタンブラ列の最後端にはタンブラピン1とドライブピン5との間に球形の中間タンブラ2を介装した特殊タンブラ部18が形成される。図6(a)に示すように、特殊タンブラ部18におけるドライブピン5、中間タンブラ2、およびタンブラピン1は、プラグ3が初期回転位置(施錠回転位置)にあるときに一直線上に配置される。
また、図6(b)に示すように、プラグ3の外周には、該プラグ3が解錠回転位置まで回転した際にドライブピン5に正対する嵌合凹部9が設けられる。嵌合凹部9は、ドライブピン5に比して小径で、かつ、図7(c)に示すように、中間タンブラ2に比して大径に形成される。
以上のように構成されるシリンダ錠6を施解錠操作するために、通常の運用時に使用される常用キー7Aと、非常時に使用される非常キー7B、および非常キー7Bによる解錠操作後に使用される一時キー7Cとが用意される。これら常用キー7A、非常キー7B、および一時キー7Cは、特殊タンブラ部18に対応する解錠凹部10のみが相違し、残余の解錠凹部10のすべてが同一に形成される。
図6は常用キー7Aを挿入した場合の特殊タンブラ部18におけるタンブラピン1の状態を示すもので、常用キー7Aの挿入により、ドライブピン5により中心方向に付勢されたタンブラピン1は常用キー7Aの解錠凹部10により遠心方向に押し出される。この結果、中間タンブラ2とドライブピン5との境界がプラグ3とシリンダケース4との回転境界に位置することから該回転境界が開かれ、図6(b)に示す解錠回転位置まで、常用キー7Aを使用してプラグ3を回転させることが可能になる。
上述したように、嵌合凹部9は、ドライブピン5に比して小径に形成されているために、解錠回転位置において嵌合凹部9に正対するドライブピン5は嵌合凹部9に落ち込むことなく、回転境界の開放状態は保持される。
これに対し、非常キー7Bには、図7に示すように、プラグ3に挿入された際に、中間タンブラ2をプラグ3とシリンダケース4との回転境界を閉塞する位置まで押し上げる深さの解錠凹部10が設けられる。この状態で非常キー7Bに回転操作力を付与してプラグ3を回転させると、図7(a)に示すように、回転境界を遮る中間タンブラ2は、プラグ3に形成されるタンブラ装着溝3cの開口端に当接する。
非常キー7Bの解錠凹部10は、中間タンブラ2の高さ、正確には、タンブラ装着溝の開口端との当接点(2P)の高さを、図7(a)の状態からさらにプラグ3に回転操作力を付与した際に、タンブラ装着溝3cの開口端との当接点(2P)に作用する力によって中間タンブラ2に上方への並進方向分力(Ct)、あるいは上方への転動モーメント(Cm)が発生する範囲(掬い部8)に保持するように設定されている。
したがって本例において、非常キー7Bを使用してプラグ3を回転操作すると、中間タンブラ2は、図7(a)の状態、すなわち、一旦プラグ3とシリンダケース4との回転境界を閉塞した後、掬い部8に発生する分力によりシリンダケース4内に退避して回転境界が開放され、結果、図7(b)に示すように、プラグ3への回転操作が可能になる。この後、さらに、プラグ3を解錠回転位置まで回転させると、ドライブピン5の移動経路上に嵌合凹部9が位置し、ドライブピン5によりプラグ3中心方向に付勢される中間タンブラ2が嵌合凹部9に嵌合する(図7(c)参照)。
この状態で再びプラグ3を初期回転位置まで回転させて非常キー7Bを抜去し、さらに、図8(a)に示すように、常用キー7Aを挿入すると、ドライブピン5がプラグ3側に進入してプラグ3とシリンダケース4との回転境界を閉塞するために、プラグ3への解錠回転操作が禁止され、さらに、再び非常キー7Bを挿入した場合にも、図8(b)に示すように、中間タンブラ2の介装が解除された結果、ドライブピン5による回転境界の閉塞が行われ、プラグ3への回転操作が禁止される。
さらに、本例において、シリンダ錠セットには一時キー7Cを含めることができる。一時キー7Cは、図8(c)に示すように、プラグ3に挿入した際に、タンブラピン1をドライブピン5の付勢力に抗して移動させ、タンブラピン1とドライブピン5との境界をプラグ3とシリンダケース4との回転境界に位置させる深さの解錠凹部10を有しており、常用キー7A、および非常キー7Bによる回転操作が不能になった状態のシリンダ錠6を回転操作することができる。
したがって本例において、シリンダ錠6の交換に際して一旦扉の開放を要する構造をとる場合でも、一時キー7Cによる扉開放が可能なために、円滑なシリンダ錠6交換を行うことができる。
1 タンブラピン
2 中間タンブラ
3 プラグ
4 シリンダケース
5 ドライブピン
6 シリンダ錠
7A 常用キー
7B 非常キー
7C 一時キー
8 掬い部
9 嵌合凹部
10 解錠凹部
11 ロック部
12 ハンドルケース
13 取手部
14 取手嵌合凹部
15 ハンドル部
A ハンドル錠

Claims (4)

  1. タンブラピン、および中間タンブラを備えたプラグをシリンダケースに挿入して形成され、プラグの初期回転位置においてシリンダケースに装着されたドライブピンにより中間タンブラを介してタンブラピンをプラグ中心方向に付勢するシリンダ錠と、
    常用キー、および非常キーとを有し、
    前記中間タンブラには、プラグとシリンダケースとの回転境界に位置した状態でのプラグへの回転操作により発生する分力により回転境界からの退避操作力を得る掬い部が設けられるとともに、プラグ外周には、該プラグが所定角度回転した際に中間タンブラが嵌合する嵌合凹部が設けられ、
    かつ、前記常用キーには、プラグへの挿入時に前記中間タンブラとドライブピンとの境界をプラグとシリンダケースとの回転境界に対応させてプラグの回転を可能にする解錠凹部が、前記非常キーには、前記中間タンブラの掬い部をプラグとシリンダケースとの回転境界に対応させる解錠凹部が各々設けられ、
    非常キーによるプラグへの回転操作による中間タンブラの嵌合凹部への嵌合動作後にプラグを初期回転位置に復帰させた際に、ドライブピンにより回転境界を閉塞して常用キー、および非常キーによる回転操作を禁止するシリンダ錠セット。
  2. 前記タンブラピンの端部をプラグとシリンダケースとの回転境界に位置させる解錠凹部を備えた一時キーを有する請求項1記載のシリンダ錠セット。
  3. 前記中間タンブラが球形状に形成される請求項1または2記載のシリンダ錠セット。
  4. 自動販売機本体に係脱するロック部を備えて自動販売機の扉に固定されるハンドルケースと、
    ハンドルケースに引き出し、および回転可能に挿入され、押し込み姿勢において取手部をハンドルケースの取手嵌合凹部に嵌合して回転操作が規制されるとともに、ハンドルケースからの引き出し姿勢における回転操作により前記ロック部をロック、アンロック位置に移動させるハンドル部と、
    ハンドル部に収容され、施錠状態においてハンドル部のハンドルケースからの引き出し操作を規制する請求項1、2または3記載のシリンダ錠とを有するハンドル錠。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017061783A (ja) * 2015-09-24 2017-03-30 タキゲン製造株式会社 錠装置

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