JP2015101795A - 繊維製品処理剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗濯後の繊維製品に柔軟性を付与する(柔軟性付与効果)組成物として、化学繊維に対しても、優れた消臭効果を発揮できる繊維製品処理剤を提供する。
【解決手段】高度分岐環状デキストリン(A)と、カチオン性を有する水溶性高分子化合物(B)と、カチオン界面活性剤(C)とを含有することよりなり、防臭のみならず除臭にも優れる消臭効果の繊維製品処理剤。(B)成分/(A)成分で表される質量比は0.03〜10であることが好ましい。
【選択図】なし

Description

本発明は、繊維製品処理剤に関する。
洗濯後の繊維製品に柔軟性を付与する(柔軟性付与効果)組成物として、いわゆる柔軟剤等の繊維製品処理剤が知られている。近年、清潔志向の高まりから、繊維製品処理剤には、繊維製品に付着した不快な臭気を除去したり(除臭効果)、繊維製品からの不快な臭気が発生するのを防止したりすること(防臭効果)が求められている(以下、除臭効果及び防臭効果を合わせて消臭効果という)。
繊維製品処理剤において、消臭効果の向上を図る技術として、(1)シリカゲルや活性炭等を利用して臭気を吸着させる方法(物理的消臭法);(2)悪臭や異臭成分と化学的に反応(中和、付加、縮合、酸化等)させて無臭化する方法(化学的消臭法);(3)芳香性物質の発する香気によって悪臭や異臭を隠蔽し感じにくくする方法(感覚的消臭法);(4)抗菌剤によって、悪臭発生の原因になる微生物の増殖を抑える方法(生物的消臭法)がある。
物理的消臭法を利用した繊維製品処理剤としては、例えば、特定量の布地柔軟剤活性物質と、特定量のシクロデキストリンとを含有する布地柔軟組成物が提案されている(特許文献1)。
化学的消臭法を利用した繊維製品処理剤としては、例えば、シリコーン化合物と、カチオン性を有する水溶性高分子と、特定の亜鉛化合物とを含有する繊維製品用液体仕上げ組成物が提案されている(特許文献2)。
感覚的消臭法を利用した繊維製品処理剤としては、特定の香料成分(A)と他の特定の香料成分(B)とを含有し、質量比が(A)>(B)である柔軟剤用香料組成物が提案されている(特許文献3)。
生物的消臭法を利用した繊維製品処理剤としては、カチオン性界面活性剤と、特定の抗菌成分とを特定の比率で含有する柔軟剤組成物が提案されている(特許文献4)。
特表2003−534467号公報 特開2009−57647号公報 特開2006−124884号公報 特開2001−192968号公報
しかしながら、特許文献1の発明では、シクロデキストリンによって取り込めない臭気成分があり、消臭効果に斑を生じやすい。特許文献2の発明は、防臭効果に優れるものの、除臭効果に劣る。特許文献3の発明は、いわゆるマスキング効果を利用したものであり、臭気成分の種類によっては、不快な臭気を感じやすくなる場合がある。特許文献4の発明は、微生物の増殖が関与しない場合には、防臭効果を得られない。このように、従来の繊維製品処理剤は、消臭効果が未だ満足できるものではなかった。
加えて、特許文献1〜4の発明は、綿繊維に対して消臭効果を付与できるものの、化学繊維、特にポリエステル繊維に対する消臭効果が不十分であった。
そこで、本発明は、化学繊維に対しても、消臭効果に優れる繊維製品処理剤を目的とする。
本発明の繊維製品処理剤は、高度分岐環状デキストリン(A)と、カチオン性を有する水溶性高分子化合物(B)と、カチオン界面活性剤(C)とを含有することを特徴とする。
(B)成分/(A)成分で表される質量比は、0.03〜10が好ましい。
本発明の繊維製品処理剤によれば、化学繊維に対しても、優れた消臭効果を発揮できる。
本発明の繊維製品処理剤は、高度分岐環状デキストリン(A)(以下、(A)成分ということがある)と、カチオン性を有する水溶性高分子化合物(B)(以下、(B)成分ということがある)と、カチオン界面活性剤(C)(以下、(C)成分ということがある)とを含有する。
繊維製品処理剤の剤形は、粉末、シート状、タブレット状等の固体でもよいし、液体でもよい。
固体の繊維製品処理剤の場合、(A)〜(C)成分が混合されていてもよいし、(A)〜(C)成分が各々別個の固体として用意されたものでもよい。
液体の繊維製品処理剤(以下、液体剤ということがある)の場合、(A)〜(C)成分が共に分散媒中に混在した一液型でもよいし、(A)〜(C)成分がそれぞれ別個の液体組成物として用意されたものでもよい。
本発明の繊維製品処理剤は、液体剤が好ましい。液体剤であれば、水に対する溶け残りを生じにくい。
液体剤のpHは、特に限定されないが、1〜6が好ましく、2〜4がより好ましい。上記範囲内であれば、(C)成分の加水分解を良好に抑制し、液体剤の経時劣化をより抑制しやすい。
pHは、pHメーターを用いて25℃で測定される値である。
液体剤の粘度は、特に限定されないが、1000mPa・s未満が好ましい。経時的な粘度上昇を考慮すると、製造直後の液体剤の粘度は、800mPa・s未満が好ましく、500mPa・s未満がより好ましい。上記上限値超では、液体剤の粘度が高まり、容器から排出しにくくなったり、洗濯機の投入口へ投入しにくくなる等、使用性が低下するおそれがある。
粘度は、株式会社東京計器製のBL型回転式粘度計を用いて測定される値である。
<(A)成分>
(A)成分は高度分岐環状デキストリンである。繊維製品処理剤は、(A)成分を含有することで、被洗物に悪臭が吸着するのを防止する。
(A)成分は、内分岐環状構造部分と外分岐構造部分とを有するグルカンである。内分岐環状構造部分は、α−1,4−グルコシド結合とα−1,6−グルコシド結合とで形成される環状のグルカン鎖であり、外分岐構造部分は、内分岐環状構造部分に結合した非環状のグルカン鎖で構成される。
(A)成分は、分子内に内分岐環状構造部分を1つ有し、この内分岐環状構造部分に多数の非環状のグルカン鎖が結合した重量平均重合度2500程度のものを主に含む。
(A)成分の重合度は、50〜10,000が好ましく、50〜5,000がより好ましい。
(A)成分の分子量は、例えば、3万〜100万が好ましい。(A)成分の分子量は、GPC/MALS(多角度レーザー光散乱検出器、昭光サイエンティフィック株式会社製)により測定される値である。
(A)成分の内分岐環状構造部分の重合度は、例えば、10〜100が好ましい。
(A)成分の外分岐構造部分の重合度は、例えば、40以上が好ましい。
(A)成分の外分岐構造部分を構成する各グルカン鎖の重合度は、例えば、平均で10〜20が好ましい。
(A)成分としては、重合度が50〜10,000、分子量が3万〜100万、内分岐環状構造部分の重合度が10〜100、外分岐構造部分の重合度が40以上のものが好ましい。中でも、内分岐環状構造部分を1つのみ有するものがより好ましい。
(A)成分は、例えば、デンプンを原料として、ブランチングエンザイムという酵素を作用させて製造される。
原料であるデンプンは、グルコースがα−1,4−グルコシド結合によって直鎖状に結合したアミロースと、α−1,6−グルコシド結合によって分岐した構造をもつアミロペクチンとからなる。アミロペクチンは、クラスター構造が多数連結された巨大分子である。
ブランチングエンザイムは、動植物、微生物に広く分布するグルカン鎖転移酵素であり、アミロペクチンのクラスター構造の継ぎ目部分に作用し、これを環状化する反応を触媒する。
(A)成分としては、特開平8−134104号公報に記載された、内分岐環状構造部分と外分岐構造部分とを有し、重合度が50〜10,000の範囲にあるグルカンが挙げられる。(A)成分は、上記の通り特定の構造を有し、かつ重合度(分子量)が大きいものであり、α−シクロデキストリン(グルコース単位=6)、β−シクロデキストリン(グルコース単位=7)、γ−シクロデキストリン(グルコース単位=8)等、グルコースが6〜8個結合した一般的なシクロデキストリンとは異なる。
(A)成分としては、クラスターデキストリン(登録商標、グリコ栄養食品株式会社製)が挙げられる。
繊維製品処理剤中の(A)成分の含有量は、繊維製品処理剤の剤形等を勘案して決定される。例えば、液体剤中の(A)成分の含有量は、0.01〜10質量%が好ましく、0.5〜5質量%がより好ましい。上記下限値未満では、消臭効果が低下するおそれがあり、上記上限値超としても、消臭効果のさらなる向上を図れないおそれがある。加えて、上記上限値超では、使用性が低下するおそれがある。
<(B)成分>
(B)成分は、カチオン性を有する水溶性高分子化合物である。繊維製品処理剤は、(B)成分と前述の(A)成分とを併有することで、効率的にポリエステル等の化学繊維に対しても優れた消臭効果を発現できる。
本稿において、水溶性は、25℃の水100gに対し、高分子化合物1.0gを溶解した場合に、その溶液が透明であることをいう。
高分子化合物は、重量平均分子量が1,000以上である化合物をいう。
(B)成分の重量平均分子量は、1,000〜5,000,000が好ましく、3,000〜1,000,000がより好ましく、5,000〜500,000がさらに好ましい。上記範囲内であれば、繊維製品処理剤を適度な粘度とし、繊維製品処理剤の使用性をより高められる。(B)成分の重量平均分子量は、ポリエチレングリコールを標準物質としたゲルパーミエーション法により測定される値である。
(B)成分は、水に溶解させたときに化合物全体として正に帯電するものである。(B)成分は、カチオン性基のみを有するカチオン性モノマーのみで構成された高分子化合物のみならず、アニオン性基のみを有するアニオン性モノマー、ノニオン性基のみを有するノニオン性モノマーを含有してもよい。(B)成分がアニオン性モノマーやノニオン性モノマーを含有する場合、(B)成分の荷電の総和は、正である。(B)成分としては、アミノ基、アミン基、第4級アンモニウム基から選ばれる1種以上のカチオン性基を有する化合物が好ましい。
(B)成分としては、カチオン性モノマーのみから構成される重合体、カチオン性モノマーとノニオン性モノマーの2元共重合体、及びノニオン性重合体の一部をカチオン性基で変性又は置換したもの(カチオン化セルロース等)、カチオン性モノマーとアニオン性モノマーの2元共重合体、カチオン性モノマーとアニオン性モノマーとノニオン性モノマーの3元共重合体等が挙げられる。(B)成分を構成するモノマーは、1種単独でもよいし、2種以上でもよい。
(B)成分に含まれるアニオン性基としては、高分子鎖中のモノマー単位に含まれるカルボキシル基、スルホン酸基等が挙げられる。例えば、アクリル酸中のカルボン酸等である。
(B)成分としては、MERQUAT100(NALCO社製)、アデカカチオエースPD−50(株式会社ADEKA製)、ダイドールEC−004、ダイドールHEC、ダイドールEC(大同化成工業株式会社製)等の塩化ジメチルジアリルアンモニウムの重合体;MERQUAT550 JL5(NALCO社製)等の塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体;MERQUAT280(NALCO社製)等の塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリル酸共重合体;レオガードMGP(ライオン株式会社製)、レオガードKGP(ライオン株式会社製)等のカチオン化セルロース;LUVIQUAT−FC905(BASF社製)等の塩化イミダゾリニウム・ビニルピロリドン共重体;LUGALVAN−G15000(BASF社製)等のポリエチレンイミン;ポバールCM318(クラレ製)等のカチオン化ポリビニルアルコール;キトサン等のアミノ基を有する天然系の高分子誘導体;ジエチルアミノメタクリレート・エチレンオキシド等が付加された親水基を有するビニルモノマーとの共重合体;下記(b1−1)式で表されるラジカル重合性モノマー(b1−1)、その酸塩及び4級塩から選ばれる1種以上と、下記(b1−2)式で表されるラジカル重合性モノマー(b1−2)、その酸塩及び4級塩から選ばれる1種以上と、からなる共重合体(以下、共重合体(b1)ということがある)等が挙げられる。
−CR=CR−Y−N(R)R ・・・(b1−1)
((b1−1)式中、R、R及びRは、それぞれ独立に、水素原子又は炭素数1〜3の炭化水素基である。R及びRは、それぞれ独立に、ヒドロキシ基を含んでいてもよい炭素数1〜3の炭化水素基又は水素原子である。Yは、−COO−R−、−CONR−R10−又は−CH−である。Rは、ヒドロキシ基を含んでいてもよい炭素数1〜4のアルキレン基であり、Rは、水素原子又は炭素数1〜3の炭化水素基、R10は、ヒドロキシ基を含んでいてもよい炭素数1〜4のアルキレン基である。)
CH=C(Z)R ・・・(b1−2)
(R及びRは、それぞれ独立に、水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基である。Zは、アリール基、−O−CO−R11、−COO−R11、又は−CON(R12)R13である。R11及びR13は、水素原子、炭素数1〜22の炭化水素基、又は置換基を有していてもよいアリール基、R12は、水素原子又は炭素数1〜3の炭化水素基である。)
ラジカル重合性モノマー(b1−1)の内、(b1−1)式中のYが−COO−R−であるモノマーとしては、アクリル酸N,N−ジメチルアミノエチル、アクリル酸N,N−ジメチルアミノメチル、アクリル酸N,N−ジメチルアミノブチル、アクリル酸N,N−ジメチルアミノプロピル、メタクリル酸N,N−ジメチルアミノエチル、メタクリル酸N,N−ジメチルアミノメチル、メタクリル酸N,N−ジメチルアミノブチル、メタクリル酸N,N−ジメチルアミノプロピル、アクリル酸N,N−ジエチルアミノエチル、アクリル酸N,N−ジエチルアミノメチル、アクリル酸N,N−ジエチルアミノブチル、アクリル酸N,N−ジエチルアミノプロピル、メタクリル酸N,N−ジエチルアミノエチル、メタクリル酸N,N−ジエチルアミノメチル、メタクリル酸N,N−ジエチルアミノブチル、メタクリル酸N,N−ジエチルアミノプロピル等が挙げられる。
ラジカル重合性モノマー(b1−1)の内、(b1−1)式中のYが−CONR−R10−であるモノマーとしては、N,N−ジメチルアミノプロピルアクリル酸(又はメタクリル酸)アミド、N,N−ジメチルアミノメチルアクリル酸(又はメタクリル酸)アミド、N,N−ジメチルアミノエチルアクリル酸(又はメタクリル酸)アミド、N,N−ジメチルアミノブチルアクリル酸(又はメタクリル酸)アミド等が挙げられる。
ラジカル重合性モノマー(b1−1)の酸塩としては、例えば、1級、2級、3級アミンの塩酸塩、硫酸塩等の無機塩の中和塩や各種有機酸の中和塩が挙げられる。
ラジカル重合性モノマー(b1−1)の4級塩としては、炭素数1〜3のハロゲン化アルキル塩、炭素数1〜3のアルキル硫酸塩等が挙げられる、例えば、N,N,N−トリメチル−N−(2−メタクリロイルオキシエチル)アンモニウムクロライド、N,N−ジメチル−N−エチル−N−(2−メタクリロイルオキシエチル)アンモニウムエチルサルフェート、ジアリルジメチルアンモニウムクロリドが挙げられる。
ラジカル重合性モノマー(b1−2)としては、直鎖又は分岐鎖のアルキル(炭素数1〜22)(メタ)アクリレート、置換基を有していてもよいアリール(メタ)アクリレート、直鎖又は分岐鎖のアルキル(炭素数1〜22)(メタ)アクリルアミド、置換基を有していてもよいアリール(メタ)アクリルアミド等が挙げられる。
直鎖又は分岐鎖のアルキル(炭素数1〜22)(メタ)アクリレートとしては、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、tert−ブチル(メタ)アクリレート、n−ペンチル(メタ)アクリレート、ネオペンチル(メタ)アクリレート、シクロペンチル(メタ)アクリレート、n−ヘキシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、n−オクチル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、n−デシル(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、トリデシル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、イソステアリル(メタ)アクリレート、ベヘニル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
置換基を有していてもよいアリール(メタ)アクリレートとしては、例えば、フェニル(メタ)アクリレート、トルイル(メタ)アクリレート、キシリル(メタ)アクリレート、又はベンジル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
直鎖又は分岐鎖のアルキル(炭素数1〜22)(メタ)アクリルアミドとしては、N−メチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチル(メタ)アクリルアミド、N−n−プロピル(メタ)アクリルアミド、N−イソプロピル(メタ)アクリルアミド、N−tert−ブチル(メタ)アクリルアミド、N−イソブチル(メタ)アクリルアミド等が挙げられる。
置換基を有していてもよいアリール(メタ)アクリルアミドとしては、フェニル(メタ)アクリルアミド、トルイル(メタ)アクリルアミド、キシリル(メタ)アクリルアミド、ベンジル(メタ)アクリルアミド等が挙げられる。
共重合体(b1)としては、ラジカル重合性モノマー(b1−1)がメタクリル酸N,N−ジメチルアミノメチル、ラジカル重合性モノマー(b1−2)がメタクリル酸アルキル(炭素数4〜14)エステルである共重合体が好ましい。この共重合体において、ラジカル重合性モノマー(b1−1)とラジカル重合性モノマー(b1−2)との合計100モル%中、ラジカル重合性モノマー(b1−1)は50モル%以上が好ましく、70モル%以上がより好ましい。
上記(B)成分の中でも、塩化ジメチルジアリルアンモニウムの重合体、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリル酸共重合体、カチオン化セルロース、カチオン化ポリビニルアルコール、共重合体(b1)が好ましく、塩化ジメチルジアリルアンモニウムの重合体、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリル酸共重合体等のジメチルアリルアンモニウムを用いた重合体(以下、重合体(b2)ということがある)、共重合性(b1)がより好ましい。
重合体(b2)としては、下記(b2−1)式に示すジメチルジアリルアンモニウム塩を重合して得られるカチオン性高分子が挙げられる。この高分子の構造単位は、通常、下記(b2−2)式又は下記(b2−3)式で表わされる。また、(b2−2)式で表される構造単位と、(b2−3)の表される構造単位とが共に含まれていてもよい。
Figure 2015101795
Figure 2015101795
(b2−1)〜(b2−3)式中、Xは対イオンを表す。
は、例えば、塩化物イオン、臭化物イオン等のハロゲンイオン等が挙げられる。
(b2−2)式及び(b2−3)式中、c及びdは平均重合度を表す数であり、各々6〜30000が好ましく、より好ましくは20〜6000、さらに好ましくは30〜3000である。このような高分子化合物としては、MERQUAT100(Nalco社製)、アデカカチオエースPD−50(株式会社ADEKA製)、ダイドールEC−004、ダイドールHEC、ダイドールEC(大同化成工業株式会社製)、MERQUAT550(Nalco社製)等の塩化ジメチルジアリルアンモニウム−アクリルアミド共重合体;MERQUAT280(Nalco社製)等の塩化ジメチルジアリルアンモニウム−アクリル酸共重合体等が挙げられる。
上述した(B)成分は、1種単独で用いられてもよいし、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
繊維製品処理剤中の(B)成分の含有量は、剤形等を勘案して決定され、液体剤であれば、例えば、0.01〜10質量%が好ましく、0.1〜5質量%がより好ましい。上記下限値以上であれば、(A)成分との組み合わせにより、ポリエステル等の化学繊維に対する消臭効果をより高められ、上記上限値以下であれば、柔軟性付与効果をより高められる。
繊維製品処理剤中、(B)成分/(A)成分で表される質量比(以下、B/A比ということがある)は、特に限定されないが、0.03〜10が好ましく、0.5〜5がより好ましい。B/A比が上記下限値未満では、(B)成分を配合した効果を得られにくく、上記上限値超では、消臭効果が低下するおそれがある。
<(C)成分>
(C)成分は、カチオン界面活性剤である。繊維製品処理剤は、(C)成分を含有することで、柔軟性付与効果を発揮する。
(C)成分は、炭素数10〜24の炭化水素基を分子内に1個以上含有するアミン化合物、前記アミン化合物の中和物及び前記アミン化合物の4級化物からなる群から選ばれる1種以上である。
(C)成分であるアミン化合物中、炭化水素基は窒素原子に結合しており、窒素原子へ結合している炭化水素基の数は1〜3である。
炭化水素基の炭素数は、10〜24であり、12〜22が好ましく、14〜18がより好ましい。上記範囲内であれば、柔軟性付与効果をより高められる。
(C)成分中の炭化水素基は、エステル基、エーテル基及びアミド基からなる群より選ばれる1種以上の基により分断されていてもよい。エステル基、エーテル基及びアミド基の中ではエステル基が特に好ましい。分断する基がエステル基、エーテル基及びアミド基からなる群より選ばれる場合、炭化水素基1つにつき、分断する基の数は1つである。
アミン化合物の中和物は、アミン化合物を酸で中和することによって得られる化合物である。中和に用いる酸としては、塩酸、硫酸、メチル硫酸、パラトルエンスルホン酸等が挙げられる。中和物としては、アミン塩が好ましい。
中和物の製造方法としては、予め酸で中和したアミン化合物を水に分散する方法、液体もしくは固体のアミン化合物を酸水溶液中に投入する方法、又は、アミン化合物と酸とを水中へ投入する方法等が挙げられる。
アミン化合物の4級化物は、アミン化合物のうち、窒素原子へ結合している炭化水素基の数が3であるもの(3級アミン)を4級化剤で処理することによって得られる化合物である。4級化剤としては、塩化メチルやジメチル硫酸等が挙げられる。
アミン化合物として、下記(c1)〜(c7)式で表される化合物が挙げられる。
Figure 2015101795
(c1)〜(c7)式中、Rは、それぞれ独立して、炭素数13〜19の炭化水素基(別言すれば、炭素数14〜20の脂肪酸からカルボキシル基を除くことで誘導される残基)である。Rを誘導する脂肪酸としては、飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸、直鎖脂肪酸や分岐脂肪酸が挙げられる。不飽和脂肪酸の場合、シス体とトランス体が存在するが、その質量比は、シス体/トランス体=40/60〜100/0が好ましい。
Rを誘導する好ましい脂肪酸としては、ステアリン酸、パルミチン酸、オレイン酸、エライジン酸、リノール酸、パルミチン酸、アラキジン酸、ガトレイン酸、エイコセン酸、部分水添パーム油脂肪酸(ヨウ素価10〜60)や、部分水添牛脂脂肪酸(ヨウ素価10〜60)等が挙げられる。より好ましくは、ステアリン酸、パルミチン酸、オレイン酸、エライジン酸、リノール酸の混合物であって、飽和脂肪酸/不飽和脂肪酸の質量比が95/5〜50/50、シス体/トランス体の質量比が70/30〜100/0、ヨウ素価が10〜50、炭素数18の脂肪酸含量が混合物の総質量に対して50質量%以上、かつ、リノール酸が混合物の総質量に対して5質量%以下であり、アラキジン酸が混合物の総質量に対して2質量%以下であることが好ましい。
上述した(C)成分は、1種単独で用いられてもよいし、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。2種以上が組み合わされる場合、窒素原子に結合した炭化水素基の数が2又は3であるアミン化合物の含量が、(C)成分の総質量に対して50質量%以上であると、柔軟性付与効果をより高められる。
2種以上の(C)成分を含む組成物としては、(c1)式で表される化合物(c1)と(c2)式で表される化合物(c2)とを含む組成物が挙げられる。この組成物は、上記の脂肪酸の混合物又はそのメチルエステル化物と、メチルジエタノールアミンとを縮合反応させることにより合成することができる。その際、液体剤中での分散安定性を良好にする観点から、(c2)成分/(c1)成分=99/1〜50/50(質量比)となる様に合成することが好ましい。
(C)成分として、化合物(c1)の4級化物と化合物(c2)の4級化物とを含む組成物を用いる場合、4級化剤として塩化メチルやジメチル硫酸を用いることができるが、分子量が小さく4級化のために必要な量を少なくできる塩化メチルが好ましい。その際、液体剤中での分散安定性を良好にする観点から、[化合物(c2)の4級化物]/[化合物(c1)の4級化物]=99/1〜50/50(質量比)となる様に合成することが好ましい。
上記の4級化反応では、未反応物(即ち、化合物(c1)と化合物(c2))が残留する。その際、4級化物に含まれるエステル基の加水分解に対する安定性の観点から、4級化物[化合物(c1)の4級化物+化合物(c2)の4級化物]/未反応物=99/1〜70/30(質量比)となる様に合成することが好ましい。
好ましい態様である(C)成分としては、(c3)式で表される化合物(c3)と、(c4)式で表される化合物(c4)と、(c5)式で表される化合物(c5)とを含む組成物が挙げられる。この場合、当該組成物は、上記脂肪酸の組成物又はそのメチルエステル化物と、トリエタノールアミンとを縮合反応させることにより合成することができる。その際、液体剤中における分散安定性を良好にする観点から、[化合物(c4)+化合物(c5)]/化合物(c3)=99/1〜50/50(質量比)となる様に合成することが好ましい。
化合物(c3)〜(c5)の4級化物を含む組成物を用いる場合、4級化剤として塩化メチルやジメチル硫酸等を用いることができるが、4級化反応の反応性の観点からジメチル硫酸が好ましい。その際、液体剤中における分散安定性を良好にする観点から、 [化合物(c4)の4級化物+化合物(c5)の4級化物]/[化合物(c3)の4級化物]=99/1〜50/50(質量比)となる様に合成することが好ましい。
上記の4級化反応では、未反応物(即ち、化合物(c3)〜(c5))が残留する。その際、4級化物に含まれるエステル基の加水分解に対する安定性の観点から、[化合物(c3)の4級化物+化合物(c4)の4級化物+化合物(c5)の4級化物]/未反応物=99/1〜70/30(質量比)となる様に合成することが好ましい。
好ましい態様である(C)成分としては、(c6)式で表される化合物(c6)と(c7)式で表される化合物(c7)とを含む組成物が挙げられる。この場合、当該組成物は、上記の脂肪酸の組成物とN−(2−ヒドロキシエチル)−N−メチル−1,3−プロピレンジアミン(J.Org.Chem.,26,3409(1960)に記載の方法に従い、N−メチルエタノールアミンとアクリロニトリルの付加物とから合成)とを縮合反応させることにより合成することができる。柔軟性付与効果をより高める観点から、化合物(c7)/化合物(c6)=99/1〜50/50(質量比)となる様に合成することが好ましい。
化合物(c6)の4級化物と化合物(c7)の4級化物とを含む組成物を用いる場合、4級化剤として塩化メチルを用いることができる。その際、柔軟性付与効果を高める観点から、[化合物(c7)の4級化物]/[化合物(c6)の4級化物]=99/1〜50/50(質量比)となる様に合成することが好ましい。
上記の4級化反応では、未反応物(即ち、化合物(c6)と化合物(c7))が残留する。その際、4級化物に含まれるエステル基の加水分解に対する安定性の観点から、[化合物(c6)の4級化物+化合物(c7)の4級化物]/未反応物=99/1〜70/30(質量比)となる様に合成することが好ましい。
上述した(C)成分の組成物の中でも、化合物(c3)の4級化物と、化合物(c4)の4級化物と、化合物(c5)の4級化物とを含む組成物がより好ましい。
この場合、柔軟性付与効果をより高める観点から、組成物100質量%中、化合物(c3)の4級化物が5〜98質量%、化合物(c4)の4級化物が1〜60質量%、化合物(c5)の4級化物が0.1〜40質量%であることが好ましい。より好ましくは、組成物100質量%中、化合物(c3)の4級化物が10〜55質量%、化合物(c4)の4級化物が30〜60質量%、化合物(c5)の4級化物が5〜35質量%である。
繊維製品処理剤中の(C)成分の含有量は、剤形等を勘案して決定され、例えば、液体剤であれば、10〜50質量%が好ましく、10〜30質量%がより好ましい。上記下限値未満では、柔軟性付与効果が低下するおそれがあり、上記上限値超では、粘度が高くなりすぎて使用性が低下するおそれがある。
<任意成分>
繊維製品処理剤は、(A)〜(C)成分以外の任意成分を含有してもよい。以下に、任意成分の一例を示す。
≪水≫
水は、主に液体剤の溶媒として機能する。水としては、水道水、イオン交換水、純水、蒸留水等、いずれも用いることができる。中でもイオン交換水が好適である。
繊維製品処理剤中の水の含有量は、剤形を勘案して決定され、液体剤であれば、50質量%以上が好ましく、60質量%以上がより好ましい。上記下限値以上であれば、使用性が良好となる。
≪脂肪族アルコール≫
脂肪族アルコールはROHで表される。Rは、炭素数8〜35のアルキル又はアルケニル基を表し、好ましくは炭素数16〜28のアルキル基又はアルケニル基、より好ましくは炭素数18〜24のアルキル基又はアルケニル基である。
脂肪族アルコールとしては、例えば、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、2−ヘキサデカノール、ステアリルアルコール、2−オクタデカノール、エライジルアルコール、ペトロセリニルアルコール、エレオステアリルアルコール、アラキジルアルコール、2−イコサノール、ベヘニルアルコール、エルシルアルコール、ブラシジルアルコール等が挙げられる。
≪ノニオン界面活性剤≫
ノニオン界面活性剤は、繊維製品処理剤が乳化物である場合に、主に、乳化物中での油溶性成分の乳化分散安定性を向上する目的で用いられる。ノニオン界面活性剤を配合すると、商品価値上、凍結し復元した際の安定性(凍結復元安定性)が確保されやすい。
ノニオン界面活性剤としては、例えば、高級アルコール、高級アミン又は高級脂肪酸から誘導されるものが挙げられる。このようなノニオン界面活性剤としては、例えば、炭素数10〜22のアルキル基又はアルケニル基を有し、エチレンオキシドの平均付加モル数が10〜100モルであるポリオキシエチレンアルキルエーテル;ポリオキシエチレン脂肪酸アルキル(アルキルの炭素数1〜3)エステル;エチレンオキシドの平均付加モル数が10〜100モルであるポリオキシエチレンアルキルアミン;炭素数8〜18のアルキル基又はアルケニル基を有するアルキルポリグルコシド;エチレンオキシドの平均付加モル数が10〜100モルである硬化ヒマシ油等が挙げられる。中でも、炭素数10〜18のアルキル基を有し、エチレンオキシドの平均付加モル数が20〜80モルのポリオキシエチレンアルキルエーテルが好ましい。
繊維製品処理剤中のノニオン界面活性剤の含有量は、所望する機能に応じて決定でき、例えば、液体剤中、0.01〜10質量%が好ましく、0.1〜8質量%がより好ましく、0.5〜5質量%がさらに好ましい。ノニオン界面活性剤の含有量が上記下限値以上であれば、乳化物中での油溶性成分の乳化分散安定性、乳化物の凍結復元安定性をより高められる。ノニオン界面活性剤の含有量が上記上限値以下であれば、液体剤の粘度の上昇を抑えて、使用性を高められる。
≪染料、顔料≫
染料及び顔料は、繊維製品処理剤の外観を向上する目的で配合することができる。好ましくは、酸性染料、直接染料、塩基性染料、反応性染料及び媒染・酸性媒染染料から選ばれる、赤色、青色、黄色もしくは紫色系の水溶性染料の1種以上である。
染料は、染料便覧(有機合成化学協会編,昭和45年7月20日発行,丸善株式会社)等に記載されている。
また、染料としては、特開平6−123081号公報、特開平6−123082号公報、特開平7−18573号公報、特開平8−27669号公報、特開平9−250085号公報、特開平10−77576号公報、特開平11−43865号公報、特開2001−181972号公報又は特開2001−348784号公報等に記載されている染料を用いてもよい。
繊維製品処理剤の安定性や、繊維製品に染着するのを防ぐ観点からは、分子内に水酸基、スルホン酸基、アミノ基、アミド基から選ばれる少なくとも1種類の官能基を有する酸性染料、直接染料、反応性染料が好ましい。
繊維製品処理剤中の染料又は顔料の含有量は、液体剤であれば、1〜50質量ppmが好ましく、1〜30質量ppmがより好ましい。
≪防腐剤≫
防腐剤は、主に、防腐力、殺菌力を強化し、長期保存中の防腐性を保つために用いられる。
防腐剤としては、例えば、イソチアゾロン系の有機硫黄化合物、ベンズイソチアゾロン系の有機硫黄化合物、安息香酸類、2−ブロモ−2−ニトロ−1,3−プロパンジオール等が挙げられる。
イソチアゾロン系の有機硫黄化合物としては、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、2−n−ブチル−3−イソチアゾロン、2−ベンジル−3−イソチアゾロン、2−フェニル−3−イソチアゾロン、2−メチル−4,5−ジクロロイソチアゾロン、5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン又はこれらの混合物等が挙げられる。中でも、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンが好ましく、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンと2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンとの混合物がより好ましく、前者が約77質量%と後者が約23質量%との混合物が特に好ましい。
ベンズイソチアゾロン系の有機硫黄化合物としては、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン、2−メチル−4,5−トリメチレン−4−イソチアゾリン−3−オン、類縁化合物としてジチオ−2,2−ビス(ベンズメチルアミド)又はこれらの混合物等が挙げられる。中でも、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オンが特に好ましい。
安息香酸類としては、安息香酸又はその塩、パラヒドロキシ安息香酸又はその塩、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ブチル、パラオキシ安息香酸ベンジル等が挙げられる。
繊維製品処理剤中の防腐剤の含有量は、液体剤であれば0.0001〜1質量%が好ましい。上記下限値未満であると、防腐剤の添加効果が得られにくく、上記上限値超では、保存安定性が低下するおそれがある。
≪紫外線吸収剤≫
紫外線吸収剤としては、例えば、p−アミノ安息香酸、p−アミノ安息香酸エチル、p−アミノ安息香酸グリセリル、p−ジメチルアミノ安息香酸アミル等のアミノ安息香酸誘導体;サリチル酸エチレングリコール、サリチル酸ジプロピレングリコール、サリチル酸オクチル、サリチル酸ミリスチル等のサリチル酸誘導体;ジイソプロピルケイ皮酸メチル、p−メトキシケイ皮酸エチル、p−メトキシケイ皮酸イソプロピル、p−メトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル、p−メトキシケイ皮酸ブチル等のケイ皮酸誘導体;2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸、2、2'−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン誘導体;ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル等のアゾール系化合物;4−t−ブチル−4'−メトキシベンゾイルメタン等が挙げられる。
≪抗菌剤≫
抗菌剤は、繊維上での微生物の増殖を抑え、微生物の分解物由来の不快な臭気の発生を抑える。
抗菌剤としては、例えば、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、ジデシルジメチルアンモニウムクロライド等のカチオン性殺菌剤、ダイクロサン、トリクロサン、ビス−(2−ピリジルチオ−1−オキシド)亜鉛、ポリヘキサメチレンビグアニド塩酸塩、8−オキシキノリン、ポリリジン等が挙げられる。
≪香料≫
香料は、特に限定されないが、香料原料のリストは、様々な文献、例えば「Perfume and Flavor Chemicals」,Vol.I and II,Steffen Arctander,Allured Pub.Co.(1994);「合成香料 化学と商品知識」、印藤元一著、化学工業日報社(1996);「Perfume and Flavor Materials of Natural Origin」,Steffen Arctander,Allured Pub.Co.(1994);「香りの百科」、日本香料協会編、朝倉書店(1989);「Perfumery Material Performance V.3.3」,Boelens Aroma Chemical Information Service(1996);「Flower oils and Floral Compounds In Perfumery」,Danute Lajaujis Anonis,Allured Pub.Co.(1993)等に記載されている。
≪pH調整剤≫
pH調整剤としては、塩酸、硫酸、リン酸、アルキル硫酸、安息香酸、パラトルエンスルホン酸、クエン酸、リンゴ酸、コハク酸、乳酸、グリコール酸、ヒドロキシエタンジホスホン酸、フィチン酸、エチレンジアミン四酢酸、ジメチルアミン等の短鎖アミン化合物、水酸化ナトリウム等のアルカリ金属水酸化物、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属珪酸塩等が挙げられる。
≪水溶性塩類≫
液体剤の粘度の調節を目的として、繊維製品処理剤は、無機又は有機の水溶性塩類を含有してもよい。水溶性塩類としては、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩化ナトリウム、p−トルエンスルホン酸ナトリウム等が挙げられ、中でも、塩化カルシウム、塩化マグネシウムが好ましい。
液体剤中の水溶性塩類の含有量は、例えば、0〜1質量%が好ましい。水溶性塩類は、後述する製造方法のどの段階で配合されてもよい。
上述した任意成分以外に、繊維製品処理剤は、香気や色調の安定性を向上させるための酸化防止剤や還元剤、ポリスチレンエマルジョン等の乳濁剤、不透明剤等を含有してもよい。
また、繊維製品処理剤は、機能向上剤として、縮み防止剤、洗濯じわ防止剤、形状保持剤、ドレープ性保持剤、アイロン性向上剤、酸素漂白防止剤、増白剤、白化剤、布地柔軟化クレイ、帯電防止剤、ポリビニルピロリドン等の移染防止剤、高分子分散剤、汚れ剥離剤、スカム分散剤、4,4−ビス(2−スルホスチリル)ビフェニルジナトリウム(チバスペシャルティケミカルズ製チノパールCBS−X)等の蛍光増白剤、染料固定剤、1,4−ビス(3−アミノプロピル)ピペラジン等の退色防止剤、染み抜き剤、繊維表面改質剤としての酵素(セルラーゼ、アミラーゼ、プロテアーゼ、リパーゼ、ケラチナーゼ等)、抑泡剤、水分吸放出性等絹の風合い・機能を付与できるものとしてシルクプロテインパウダー又はその表面改質物、乳化分散液(例えば、K−50、K−30、K−10、A−705、S−702、L−710、FPシリーズ(出光興産株式会社製)等)、シルクゲンGソルブルS(一丸ファルコス株式会社製)、アルキレンテレフタレート及び/又はアルキレンイソフタレート単位とポリオキシアルキレン単位からなる非イオン性高分子化合物(例えば、クラリアントジャパン株式会社製のSRC−1等)の汚染防止剤等を含有できる。
(製造方法)
本発明の繊維製品処理剤は、剤形に応じた公知の方法により製造され、例えば、主剤として(C)成分を含有する柔軟剤と同様の方法により製造される。
液体剤の製造方法としては、例えば、(C)成分を含む油相と、(B)成分を含む水相と、を(C)成分の融点以上の温度条件下で混合して乳化物を調製し、この乳化物に(A)成分及び必要に応じて任意成分を添加し、混合する方法が挙げられる。
油相は、(C)成分の融点以上の温度で、必要に応じて任意成分を混合することにより調製される。
水相は、水と(B)成分と必要に応じて任意成分とを混合することにより調製できる。
(使用方法)
本発明の繊維製品処理剤の使用方法について説明する。
まず、(C)成分の濃度が15〜100質量ppmとなるように、繊維製品処理剤を水に分散し処理液とする。次いで、処理液に処理対象物である繊維製品を任意の時間浸漬する。この際、洗濯機に処理液と処理対象物とを投入し、これらを攪拌してもよい。浸漬時間は、特に限定されず、例えば、2〜10分間が好ましい。
処理液に繊維製品を任意の時間浸漬した後、処理液から繊維製品を取出し、水ですすぎ、乾燥する。すすぐ回数は、特に限定されず、1回でもよいし、2回以上でもよい。
処理対象物は、繊維製品であれば特に限定されず、例えば、衣料、布巾、シーツ、カーテン等が挙げられる。
繊維製品の素材は、特に限定されず、綿、絹、羊毛等の天然繊維、ポリエステル、ポリアミド等の化学繊維等のいずれでもよい。本発明の繊維製品処理剤は、天然繊維及び化学繊維の双方に対して、柔軟性付与効果及び消臭効果を発揮できる。
以上、説明した通り、本発明の繊維製品処理剤は、(A)〜(C)成分を含有するため、化学繊維に対しても優れた消臭効果を発揮できる。
以下、実施例を示して本発明を詳細に説明するが、本発明は以下の記載によって限定されるものではない。
(使用原料)
<(A)成分:高度分岐環状デキストリン>
・A−1:クラスターデキストリン(登録商標、グリコ栄養食品株式会社製)。
クラスターデキストリン(登録商標)の主成分は、分子量が3万〜100万程度であり、分子内に環状構造を1つ有し、さらにその環状部分に多数のグルカン鎖が結合した重量平均重合度2,500程度のデキストリンである。環状構造部分は16〜100個程度のグルコースで構成されており、この環状構造に非環状の分岐グルカン鎖が多数結合している。
<(A’)成分:(A)成分の比較品>
・A’−1:ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン(セルデックスB−100(商品名)、日本食品化工株式会社製)。
<(B)成分:カチオン性を有する水溶性高分子>
・B−1:カチオン化セルロース(レオガードMGP(商品名)、ライオン株式会社製)。
・B−2:塩化ジメチルジアリルアンモニウム重合体(MERQUAT100(商品名)、重量平均分子量15万、NALCO社製)。
・B−3:ジアリルジメチルアンモニウムクロリド・アクリルアミド共重合体(MERQUAT550 JL5(商品名)、NALCO社製)。
・B−4:メタクリル酸N,N−ジメチルアミノエチルとラウリルメタクリレートとの共重合体(8/2(モル比)、重量平均分子量5万)。下記合成方法によって合成したもの。
≪B−4の合成方法≫
メタクリル酸N,N−ジメチルアミノエチル(分子量:157)42.37gと、ラウリルメタクリレート(分子量:254)7.62gと、エタノール180.0gとを混合し、内容量500mLのガラス製セパラブルフラスコに入れ、窒素雰囲気下で攪拌した。そこに重合開始剤液(2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルパレロニトリル)(V−65、和光純薬工業株式会社製)0.7gをエタノール30.0gに溶解した溶液)を2時間かけて連続的に添加して重合反応を行った。滴下終了後、窒素を導入しながら3時間加温した後、エタノール100.0gを加えて希釈し、室温まで降温した。この反応溶液をイオン交換水4000.0g中に滴下して再沈殿によって精製し、沈殿物を乾燥してB−4を得た。B−4の重合平均分子量は、ゲルろ過クロマトグラフィーによるポリエチレングリコール換算で50,000であった。
・B−5:メタクリル酸N,N−ジメチルアミノエチルとラウリルメタクリレートとの共重合体(5/5(モル比)、重量平均分子量5万)。下記合成方法によって合成したもの。
≪B−5の合成方法≫
メタクリル酸N,N−ジメチルアミノエチル(分子量:157)29.16gと、ラウリルメタクリレート(分子量:254)47.18gと、エタノール180.0gとを混合し、内容量500mLのガラス製セパラブルフラスコに入れ、窒素雰囲気下で攪拌した。そこに2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルパレロニトリル)(V−65;和光純薬工業(株)製)0.7gをエタノール30.0gに溶解した溶液を2時間かけて連続的に添加して重合反応を行った。滴下終了後、窒素を導入しながら3時間加温した後、エタノール100.0gを加えて希釈し、室温まで降温した。この反応溶液をイオン交換水4000.0g中に滴下して再沈殿によって精製し、沈殿物を乾燥してB−5を得た。B−5の重合平均分子量はゲルろ過クロマトグラフィーによりポリエチレングリコール換算で50,000であった。
<(B’)成分:(B)成分の比較品>
・B’−1:アクリル酸/マレイン酸共重合体塩(アクアリックTL(商品名)、株式会社日本触媒製)。
<(C)成分:カチオン界面活性剤>
・C−1:化合物(c3)、化合物(c4)及び化合物(c5)((c3)〜(c5)式中、Rは炭素数15、17のアルキル基又はアルケニル基であり、不飽和部分のシス体/トランス体=75/25(質量比)である)をジメチル硫酸で4級化したものを含むもの(分子量798.6)。特開2003−12471号公報の実施例4に記載された手順に準拠し、下記合成方法によって合成したもの。
≪C−1の合成方法≫
ステアリン酸メチル45質量%とオレイン酸メチル35質量%とパルミチン酸メチル20質量%とを含む脂肪酸低級アルキルエステルの混合物(ライオン株式会社、パステルM180、パステルM181、パステルM16の混合物)782g(2.68モル)、トリエタノールアミン250g(1.68モル)、酸化マグネシウム0.52g、及び、25質量%水酸化ナトリウム水溶液2.06g(エステル交換触媒;前記脂肪酸低級アルキルエステル及びトリエタノールアミンの総質量に対する触媒使用量:0.10質量%)を、攪拌器、分縮器、冷却器、温度計、及び窒素導入管を備えた2Lの五ツ口フラスコに仕込んだ。窒素置換を行った後、窒素を0.52L/minの流量で流しておいた。1.5℃/minの速度で190℃まで昇温して、5時間反応させた。未反応メチルエステルが1質量%以下であることを確認し、反応を停止した。得られた生成物から触媒由来である脂肪酸塩をろ過除去し、中間体のアルカノールアミンエステルを得た。得られたアルカノールアミンの分子量は582であった。
得られたアルカノールアミンエステル(分子量582)300g(0.515モル)を、温度計、滴下ロート及び冷却器を備えた1Lの4つ口フラスコに仕込み、窒素置換をした。その後、60℃に加熱し、ジメチル硫酸63.7g(0.505モル)を1時間かけて滴下した。反応熱による急激な温度上昇がないように温度を調整し、ジメチル硫酸滴下終了時点で、90℃に到達させた。そのまま90℃に保ち1.5時間攪拌した。反応終了後、約69gのエタノールを滴下しながら冷却して、C−1を含むエタノール溶液を得た。なお、すべての操作は窒素流通下で行った。
・C−2:化合物(c3)、化合物(c4)及び化合物(c5)((c3)〜(c5)式中、Rは炭素数15、17のアルキル基又はアルケニル基であり、不飽和部分のシス体/トランス体=75/25(質量比)である)をジメチル硫酸で4級化したものを含むもの(分子量802.6)。特開2003−12471号公報の実施例4に記載された手順に準拠し、下記合成方法によって合成したもの。
≪C−2の合成方法≫
ステアリン酸メチル30質量%とオレイン酸メチル40質量%とパルミチン酸メチル30質量%とを含む脂肪酸低級アルキルエステルの混合物(ライオン株式会社、パステルM180、パステルM181、パステルM16の混合物)782g(2.68モル)、トリエタノールアミン250g(1.68モル)、酸化マグネシウム0.52g、及び、25質量%水酸化ナトリウム水溶液2.06g(エステル交換触媒;前記脂肪酸低級アルキルエステル及びトリエタノールアミンの総質量に対する触媒使用量:0.10質量%)を、攪拌器、分縮器、冷却器、温度計、及び窒素導入管を備えた2Lの五ツ口フラスコに仕込んだ。窒素置換を行った後、窒素を0.52L/minの流量で流しておいた。1.5℃/minの速度で190℃まで昇温して、5時間反応させた。未反応メチルエステルが1質量%以下であることを確認し、反応を停止した。得られた生成物から触媒由来である脂肪酸塩をろ過除去し、中間体のアルカノールアミンエステルを得た。得られたアルカノールアミンエステルアミン価を測定し、分子量を求めると558であった。
得られたアルカノールアミンエステル(分子量558)300g(0.538モル)を、温度計、滴下ロート及び冷却器を備えた1Lの4つ口フラスコに仕込み、窒素置換をした。その後、60℃に加熱し、ジメチル硫酸66.5g(0.527モル)を1時間かけて滴下した。反応熱による急激な温度上昇がないように温度を調整し、ジメチル硫酸滴下終了時点で、90℃に到達させた。そのまま90℃に保ち1.5時間攪拌した。反応終了後、約65gのエタノールを滴下しながら冷却して、C−2を含むエタノール溶液を得た。なお、すべての操作は窒素流通下で行った。
<任意成分>
各成分の末尾の「質量%」は、繊維製品処理剤中の含有量である。
・1級イソトリデシルアルコールのエチレンオキシド60モル付加物(BASF社製ルテンゾールTO3にエチレンオキシドを付加したノニオン界面活性剤)・・・・2質量%。
・塩化カルシウム(商品名:粒状塩化カルシウム、株式会社トクヤマ製)・・・・0.8質量%。
・ジブチルヒドロキシトルエン(BHT、酸化防止剤)・・・・0.05質量%。
・香料(表1〜2の組成の香料組成物)・・・・0.8質量%。
・pH調整剤(塩酸、水酸化ナトリウム)・・・・適量(所望のpHにするのに必要な量)
・イオン交換水・・・・バランス(繊維製品処理剤が全体で100質量%となる量)。
Figure 2015101795
Figure 2015101795
(評価方法)
<消臭効果>
市販のポリエステル製の肌シャツ(ユニクロ製)を9時間着用(着用処理)後、ドラム式洗濯機(株式会社東芝製、TW−4000VFL)を用いてお任せコース/設定にて洗濯をした。洗濯条件は以下の通りであった。
・使用した洗剤:「トップNANOX」(ライオン株式会社社製)・・・10mL。
・洗浄時間:15分間。
・すすぎ:1回。
・脱水:5分間。
・被洗物の質量:1.5kg。
すすぎ1回目に自動投入口から各例の繊維製品処理剤(10mL)を投入した。洗濯後、肌シャツを乾燥させた(以上、洗濯処理)。着用処理と洗濯処理とを計5回繰り返し、洗濯処理後の肌シャツを試験布とした。
試験布の胸部の臭気について専門パネル4名で、下記臭気強度基準に従って評価し、その平均点を算出した。平均点が「比較例1の平均点」−「0.5点」以下のものを「消臭効果が高い」と判定した。
≪臭気強度基準≫
5点:強烈な異臭を感じる。
4点:異臭を強く感じる。
3点:はっきりと異臭を感じる。
2点:何の臭いであるかは判る程度に異臭を感じる。
1点:何の臭いであるかは判らないが異臭を感じる。
0点:異臭を全く感じない。
(実施例1〜14、比較例1〜4)
内径100mm、高さ150mmのガラス容器と、攪拌機(アジターSJ型、株式会社島津製作所製)を用い、表3〜4の組成に従って、次の手順により各例の繊維製品処理剤(液体剤)を調製した。
まず、(C)成分とノニオン界面活性剤とBHTと香料とを混合して、油相を得た。別途、(B)成分をイオン交換水の一部に溶解し、水相とした。
次いで、(C)成分の融点以上に加温した油相をガラス容器に入れ、攪拌しながら(C)成分の融点以上に加温した水相を2回に分割して添加し、攪拌した。ここで、水相の分割比率(一回目:二回目)は30:70(質量比)とした。回転速度1000rpmで、1回目の水相を添加した後に3分間攪拌し、2回目の水相を添加した後に2分間攪拌した。その後、塩化カルシウムと、予めイオン交換水の一部に分散した(A)成分とを添加し、必要に応じて、塩酸(試薬2mol/L、関東化学株式会社)又は水酸化ナトリウム(試薬1mol/L、関東化学株式会社製)を適量添加してpH2.5に調整した。次いで、全体が100質量%となるようにイオン交換水の残部を添加して、各例の繊維製品処理剤1000gを得た。得られた繊維製品処理剤について、消臭効果を評価し、その結果を表中に示す。
Figure 2015101795
Figure 2015101795
表3〜4に示すように、本発明を適用した実施例1〜14は、消臭効果が1.5〜2.75点であり、「比較例1の平均点」−「0.5点」以下であった。
一方、(A)成分を含有しない比較例2、(B)成分に代えて(B’)成分を含有する比較例3、(A)成分に代えて(A’)成分を含有する比較例4は、比較例1の結果と同等以上の平均点であった。
これらの結果から、本発明を適用することで、ポリエステル製の繊維製品に対して優れた消臭効果を奏することが判った。

Claims (2)

  1. 高度分岐環状デキストリン(A)と、カチオン性を有する水溶性高分子化合物(B)と、カチオン界面活性剤(C)とを含有する、繊維製品処理剤。
  2. (B)成分/(A)成分で表される質量比は0.03〜10である、請求項1に記載の繊維製品処理剤。
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