JP2015101102A - 圧電スタックを使用した、led書き込みバー用の動的調整可能焦点 - Google Patents

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Abstract

【課題】感光媒体上に画像を形成する際の焦点深度や位置誤差に悪影響を与える可能性がある他の要因を補正するために、プリントバーまたはプリントヘッドの位置を最適に制御することのできる方法およびシステムを提供する。【解決手段】LEDバー38またはプリントヘッドを、圧電スタック410を使用して動的に焦点合わせをする。圧電スタック410は、感光体36表面に対するLEDバー38の焦点を調節するために、LEDバー38の両端に設けられる。ピエゾレベルは、光入力または電気入力等の記述の正のフィードバックによって制御されてもよいし、サービス入力、または製造入力として制御されてもよい。電子制御では、焦点調整は、機械によって行うことができ、必要であれば動的に行うことができる。フレックステンショナルセル構造を採用し、50μmのオーダーで、LEDバーを感光体表面に近づく方向、または感光体表面から離れる方向に移動させる。【選択図】図4

Description

本開示は、概して電子写真式プリンタシステムに関し、特に、感光体表面に対してバーの焦点を調節するために、LEDバーの端部に取り付けられた圧電スタックを用いた露光装置の動的焦点に関する。
印刷バータイプの撮像アセンブリは、個々の供給源の、通常は線形のアレイで構成されている。これらの印刷バーは、典型的には、より小さな複数のサブアレイからなり、これらのサブアレイの側面同士が接することにより、より長いアレイが作られる。本明細書において使用される「印刷バー」は、印刷中、静止したままである複数のプリントヘッドの配列を保持する構造または装置を意味する。プリントバーまたはプリントヘッドの、現在普及している技術は、発光ダイオード(「LED」)バーである。(セルフォック(SELFOC)の商標名で市販されている)ロッドレンズアレイ等のレンズ機構を、感光体(P/R)媒体等の感光性記録部材上のLEDによって放射された光を集束するために、プリントバーに使用することができる。しかし、レンズ機構の制限および公差に起因して、セルフォックレンズの焦点深度は非常に小さい。焦点深度は、光源、セルフォックレンズまたは感光体のいずれかが、焦点を失うことなく他の2つに対して位置誤差(±60μm)を有し得るような公差である。この焦点範囲の外側に移動すると、像欠陥が生じる。図3を参照のこと。この機械的許容範囲(約±60μm)を維持したり、システムを元に戻したりすることは、製造ばらつき、環境変化や寿命にわたる磨耗に起因する調整を必要とする。この一定の調整は、設計コスト、および製造コストを増大させる。様々な技術が、電子写真印刷における、いわゆる焦点深度の問題に対処するために提案されている。焦点深度の補正技術には、光源をレーザに交換すること、レンズ機構を排除することによってスポットサイズを変更すること、光源を交換すること、および光源の照明プロファイルを変更するためにソフトウェアで処理することが含まれる。
プロセス変動や、感光媒体上に画像を形成する際の焦点深度や位置誤差に悪影響を与える可能性がある他の要因を補正するために、プリントバーまたはプリントヘッドの位置を最適に制御することのできる方法およびシステムが当該技術分野において必要とされている。
本実施形態の態様によれば、圧電スタックを使用してLEDプリントバーまたはプリントヘッドの動的な焦点合わせの方法が提供される。スタックは感光体表面に対して、バーの長さに沿って焦点を調節するために、LEDバーの両端に設けられる。ピエゾレベルは、光入力または電気入力等の記述の正のフィードバックによって制御されてもよいし、サービス入力、または製造入力として制御されてもよい。電子制御では、焦点調整は、機械によって行うことができ、必要であれば動的に行うことができる。一実施形態では、ピエゾスタックの動きを増幅して、50μmを超えるオーダーでLEDバー感光体表面に近づく方向、または感光体表面から離れる方向に移動させるために、フレックステンショナルセル構造が採用される。
図1は、一実施形態に係る電子写真プリンタのブロック図である。 図2は、一実施形態に係る、LEDバーと、ロッドレンズアレイとを有する露光装置を示す。 図3は、一実施形態に係る、LEDバーの焦点の変化の影響を示す。 図4は、一実施形態に係る、LEDバーの両端に取り付けられた圧電スタックを用いた、LEDの動的に焦点を合わせる露光装置の構成を示す図である。 図5は、一実施形態に係る、機械的増幅部を有するピエゾスタックの図である。 図6は、一実施形態に従って、ピエゾスタックを制御することによる、動的な焦点合わせを示す。
本明細書で開示される実施形態の態様は、感光体表面に対するLEDバーの焦点を調整するために、LEDバーの両端に取り付けられた圧電スタックと、対応する装置と、を使用したLEDバーの動的な焦点合わせの方法に関する。開示された実施形態は、ピエゾスタックの動きを増幅して、許容可能な焦点にLEDバーを配置し、かつ維持するため、フレックステンショナルセル構造も採用する。
本発明の実施形態はこの点に関して限定されるものではないが、例えば、「処理」、「演算」、「計算」、「判定」、「確立」、「解析」、「確認」等の用語を利用する議論は、コンピュータ、コンピューティングプラットフォーム、コンピューティングシステム、その他の電子計算機装置の動作、および/またはプロセスを指し得る。コンピュータ、コンピューティングプラットフォーム、コンピューティングシステム、その他の電子計算機装置は、コンピュータのレジスタおよび/またはメモリ内の物理(電子)量として表されるデータを、同様にコンピュータのレジスタ、および/またはメモリ内、あるいは動作および/またはプロセスを実行するための命令を記憶することができるメモリその他の情報記憶媒体内の物理量として表される他のデータに変換する。
本発明の実施形態はこの点に関して限定されるものではないが、本明細書で使用される用語「複数」は、例えば、「多数の」または「2以上の」を含み得る。用語「複数」は、2以上の構成要素、装置、要素、パラメータ等を記述するために、本明細書全体を通して使用され得る。例えば、「複数のステーション」は、2以上のステーションを含み得る。
本開示の範囲内の実施形態は、さらに、格納されているコンピュータ実行可能命令またはデータ構造を搬送するまたは有するためのコンピュータ可読媒体を含み得る。このようなコンピュータ可読媒体は、汎用コンピュータまたは専用コンピュータによってアクセスできる任意の入手可能な媒体であってもよい。例えば、このようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROM、その他の光学ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置、その他の磁気記憶装置、または所望のプログラムコード手段をコンピュータ実行可能命令またはデータ構造の形態で搬送または記憶するために使用可能な他の任意の媒体を含むことができるが、これらに限定されない。情報が、ネットワークその他の通信接続(有線、無線、またはこれらの組み合わせ)を介してコンピュータに転送または提供されるとき、コンピュータは、その接続を、コンピュータ可読媒体として適切に見る。したがって、そのような接続は、適切に、コンピュータ可読媒体と呼ばれる。上記の組み合わせもコンピュータ可読媒体の範囲に含まれるべきである。
コンピュータ実行可能命令は、例えば、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、または専用処理デバイスに、一定の機能または機能のグループを実行させる命令およびデータである。コンピュータ実行可能命令はまた、スタンドアロンまたはネットワーク環境におけるコンピュータによって実行されるプログラムモジュールを含む。一般に、プログラムモジュールには、特定のタスクを実行するか、または特定の抽象データ型を実装するルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、およびデータ構造等が含まれる。コンピュータ実行可能命令、関連するデータ構造、およびプログラムモジュールは、本明細書で開示した方法のステップを実行するためのプログラムコード手段の例を表している。このような実行可能命令または関連するデータ構造の特定のシーケンスは、このようなステップで説明される機能を実施する、対応する動作の例を表す。
開示された実施形態は、印刷システムを含む。印刷システムは、感光媒体に複数の光ビームを出射する複数の発光素子を有する光源であって、画像を形成するために、各光ビームが、スポットにおいて感光媒体に当たるように、感光媒体から一定の距離(D)の位置に配置されている光源と、この光源を感光媒体に近づく方向、または感光媒体から離れる方向に移動させて光源と感光媒体間の距離の微調整を行うピエゾ駆動システムと、を備える。ピエゾ駆動システムは、ピエゾ駆動体と、少なくとも1つのピエゾスタックを備え、この少なくとも1つのピエゾスタックは、変化する印加駆動信号によって、この少なくとも1つのピエゾスタックが伸縮する際に、光源の双方向運動を可能にする。
開示された実施形態は、さらに、光源を感光媒体に近づく方向、または感光媒体から離れる方向に移動させることによって、感光媒体との間の距離の微調整を行うためにピエゾ駆動システムを用いるステップを含む方法を含む。このピエゾ駆動システムは、ピエゾ駆動装置と、少なくとも1つのピエゾスタックを備え、この光源は、感光媒体に複数の光ビームを出射する複数の発光素子を備え、画像を形成するために、感光媒体から光源までの距離(D)は、各光ビームが、スポットにおいて感光媒体に当たるように設定されている。この少なくとも1つのピエゾスタックは、変化する印加駆動信号によってこの少なくとも1つのピエゾスタックが伸縮する際に、光源の双方向運動を可能にする。
実施形態の別の態様によると、本方法はさらに、ピエゾ駆動装置が、少なくとも25μmだけLEDバーと感光体媒体との間の距離を増減させることができるという特徴と、ピエゾ駆動装置がさらに、第1の軸に沿って、少なくとも1つのピエゾスタックから入力される力を受けて、第1の軸に沿った入力される力と比較して増幅された第2の軸に沿った力を出力する。
開示された実施形態は、制約された経路に沿って双方向にLEDバーを移動させることにより、感光媒体に対するLEDバーの焦点を調整する装置をさらに備える。この装置は、画像を形成するために、各光ビームが、スポットにおいて感光媒体に当たるように、感光媒体から初期間隔(ID)の位置に配置されたLEDバーと、初期間隔(ID)よりも外側の距離と、内側の距離との間の任意の所望の位置にLEDバーを選択的に配置するために、少なくとも1つのピエゾスタックの動きを増幅するために、LEDバーと、少なくとも1つのピエゾスタックとに接続されたフレックステンショナルセル構造と、より外側の距離と、内側の距離との間にLEDバーを移動させるために、少なくとも1つのピエゾスタックの両端に電圧をかけて、少なくとも1つのピエゾスタックのフレックステンショナル移動を起こすコントローラと、を備える。
本明細書中で使用される場合、用語「フレックステンショナル移動」は、アクチュエータ等の少なくとも1つの可動子の伸長運動による変位である。
本明細書中で使用される場合、用語「共役長」は、イメージングドラムまたは画像表面からLEBバー等の印刷バー表面までの距離である。
図1は、一実施形態による、電子写真プリンタのブロック図である。電子写真印刷エンジンは、画像を表すピクセルを供給する入力ストリーム14のようなデータソースを受信する。入力ストリーム14は、必要に応じて画像レンダリングプロセッサ20によって処理される前に、メモリ28等のバッファに保持されている。ストリームの処理、その他のレンダリングのすべてが加えられた後、所望の光パルスに相当するデータストリームが画像形成光学系30に供給される。ここで、光学系30は、電子写真感光体36にわたってデータ変調光ビーム32を走査するように構成される。そのために、LEDバーまたはLEDアレイ38は、選択的にスペクトルの可視帯域または不可視(例えば、赤外線)帯域の光ビーム32を生成する。投射光学系すなわち結像光学素子40は、感光体36の選択された領域に光ビーム32を集束させる。従来の結像光学素子はセルフォックレンズアレイである。セルフォックレンズアレイは、ライトバーライトバーと感光体との間に配置されるマイクロレンズのアレイである。セルフォックレンズの主な欠点は、焦点の深さが非常に浅いことである。
具体的には、LEDバー38は、感光体36の幅にわたって分散配置された個々にアドレス可能な複数の発光ダイオード46の直線アレイで構成されており、感光体36が、直交する処理方向にモータ等によって前進させられる際に、感光体36を画像の連続するラインに順次露光するために、複数の発光ダイオード46は中心がほぼ均一に離間している。
図示の実施形態では、LEDアレイ38は、高速スキャン方向に、感光体36を横切って配置されている。感光体36は、実質的に一定の線速度で、矢印42で示すように直交する処理方向に前進させられ(手段は不図示)、それによって、アレイが連続するラスタ状走査線において、光ビーム32で感光体36を露光する。図示のように、感光体36は、回転ドラム上にコーティングされるが、それがベルトや、また任意の他の適切な基体によって同じく保持し得ることは明白であろう。
本発明を実施するために、プロセッサ20、したがって、光ビーム32は、可変的に感光体36を露光する。プロセッサ20は、命令を解釈し実行する少なくとも一つの従来のプロセッサまたはマイクロプロセッサを含むことができる。プロセッサ20は、汎用プロセッサであってもよいし、ASIC等の専用集積回路であってもよく、1以上のプロセッサを含むことができる。また、電子写真プリンタは、複数のプロセッサ20を含み得る。
メモリ28は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、またはプロセッサ20による実行のために情報および命令を格納する別のタイプの動的記憶装置であってもよい。メモリ28は、さらにリードオンリーメモリ(ROM)を含んでもよく、ROMには、従来のROMデバイス、または静的情報およびプロセッサ20用の命令を格納する別のタイプの静的記憶装置が含まれ得る。メモリ28は、電子写真プリンタまたはコントローラによって使用されるデータを記憶する任意のメモリデバイスであってもよい。
コントローラは、例えばメモリ28等のコンピュータ読み取り可能な媒体に格納された命令シーケンスまたは命令セットを実行することにより、プロセッサ20に応答して機能を実行することができる。このような命令は、記憶デバイス等の別のコンピュータ読み取り可能媒体から、または通信インターフェイスを介して別個の装置から、メモリ28に読み込まれてもよく、インターネット等の外部ソースからダウンロードされてもよい。
図2は、一実施形態に係る、LEDバーと、ロッドレンズアレイ40とを備える露光装置を示す。図2に示すように、感光体36は、印刷バーから共役長(典型的には5mm〜11mm)、すなわち距離(D)230の位置に配置され、LEDバー38からの光ビーム32は、感光体36上の像面に一連のスポット(S)を生成し、各スポットがスポットサイズである。しかし、レンズ面に距離ばらつきや製造誤差があると、結像面上の光軸に対して対称な収差を発生させ、結像性能の大幅な劣化を招く。補償のために、共役長を調整しなければならない。距離ばらつきは、感光体において、画像をピントがずれた位置に移動させる。スポットに焦点が合っていない場合、スポットに焦点が合うまで、距離230を調整しなければならない。LEDバーは、基板と、ロッドレンズアレイ40と、を備え、この基板には、発光ダイオード46とLED駆動体210とを有するLEDチップが、いくつか配置されている。1つのLEDチップには、多数のLEDを設けてもよい。メモリ28等の不揮発性メモリは、個々のLEDを駆動するためのエネルギー出力レベルの設定値と、図4で説明したように、プロセッサ20で、スポットに焦点を合わせるのに使用される少なくとも1つのピエゾスタック(ピエゾアクチュエータ)のための値とを含むリスト(ルックアップテーブルすなわちLUT)を記憶するために設けられている。ロッドレンズアレイ40は、感光媒体36等の感光性記録部材上の複数のLEDチップ46から放出された光を集中させるために用いられる。
図3は、一実施形態に係るLEDバーの焦点の変化の影響を示している。パネル310は、感光体36から遠ざかる方向にLEDバー38を移動させる、すなわち、初期距離を0.035mm(35μm)から0.289mm(289μm)の範囲で増大させる際の焦点効果を示す。パネル310から見ることができるように、距離が増加すると、わずかに焦点がずれる。パネル320は、感光体に近づく方向に光源LEDバーを移動させる際の効果を示している。パネル325によって証拠として示された図から分かるように、初期距離は、適切に焦点が合っている。パネル320において、距離は−0.041mm(41μm)〜−0.168mm(168μm)だけ減少した。図から分かるように、XRU状感光体に近づく際の、かなりの焦点ずれの証拠である。パネル330は、LEDバーを感光体に近づく方向に移動させるの別の例を示す図である。図3から分かるように、オペレータは、機械的取り付けシステムのばらつきを補正するために、距離を一定にしたり、機械式ネジで調整したりすることができる(パネル325参照)。しかし、結像のためのこのような調整は、製造プロセス時間を増大させ、調整時の誤差は、印刷品質を低下させる可能性がある。
図4は、一実施形態に係る、LEDバーの両端に取り付けられた圧電スタックを用いた、LEDの動的焦点合わせを行うピエゾアクチュエータ400を備える露光装置の構成を示す図である。具体的には、図4は、基材402上に配置された、一片の長い材料、すなわちピエゾスタック410に備えられたLEDバー38を示している。基材402は、所望の効果を示す最も単純な実施形態を表しているが、基材402は、例えば、長方形、ひし形、三角形等の多くの他の形状をとりえることが、理解されるであろう。したがって、LEDバー38は、感光体から様々な構成/角度で配置することができる。230Aおよび230Bに示すLEDバーから感光体までの距離を動的に変更するために、ピエゾスタック410を両端に配置してもよい。そして、独立して各端部、すなわち、距離230Aのためのピエゾスタック、または距離230Bのためのピエゾスタックにおける、最良の焦点を決定するために、ある方法が使用される。ピエゾスタック410は、複数の圧電素子のスタックで構成されている。圧電素子は、圧電効果によって伸縮する。圧電素子は、駆動信号を圧電素子にかける前の事前距離である初期間隔よりも外側の距離と内側の距離との間の任意の所望の位置にLEDバーを配置する。ピエゾスタック410は、送信されてきた電気信号を、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)等の圧電材料を用いて機械信号に変換し、それによって様々な共役長にLEDバー38を移動させる駆動力を提供することができる。ピエゾスタック410が伸長(414)および収縮(412)し、LEDバー38に駆動力を加える。圧電素子の印加電界の方向の、典型的な長さ変化(412および414)値、は、全ピエゾ材料の長さの0.1%とすることができる。例えば、駆動すると、PZTの1mmの厚さの層は1μmだけ厚さが増加する。LEDバー38の適切な焦点合わせのための運動の範囲は、±30μmから100μmの範囲内であるので、LEDバーに焦点が合った状態を維持するために、駆動用ポートを有するPZT素子が少なくとも100必要とされる。アクチュエータトランスデューサに印可する電圧は低いままピエゾスタックの機械的運動を向上させて、高変位、大きな機械的負荷能力、高い変位対高さ比を得るために、機械的増幅用の2次増幅をシステムに組み込むことができる。機械的増幅は、三角形増幅、Xフレーム増幅、ダブルXフレーム増幅、L−L機械的増幅、フレックステンショナル増幅、および関節式フレーム増幅の形態をとることができる。
図5は、一実施形態に係る、機械的増幅部を有するピエゾアクチュエータ500の説明図である。ピエゾアクチュエータ500は、外側フレックステンショナルケーシング550の内側に少なくとも1つのピエゾスタック510を備える。フレックステンショナルケーシング550は、可撓性部材と呼ばれる薄い金属ウェブによって接続されているリンクまたはブロックを備えている。可撓性部材は、摩擦の無いヒンジのように動作して、入力される力を増幅する。ピエゾアクチュエータ500等の増幅部を有するアクチュエータによれば、ナノメートル精度、高い応答性、250μm以上の移動範囲が得られる。ピエゾスタック510は、図4のピエゾスタック410と同じであり、異なる構成または、異なる動きの軸線を示すために、異なる数が設けられている。この構成によれば、ピエゾスタック510に入力される力は、左(収縮)から右(伸長)である。ピエゾアクチュエータが90度回転しても、同じピエゾ材料であるが、力は異なる軸になる。図示するように、ピエゾスタック510からのピエゾ材料の圧縮または膨張は、セル構造体に対して入力される力(Fx)520として作用し、増幅された力(Fy)530は、LEDバー(図示せず)の方向に作用する。増幅された力の一部は反力540によって示されるように、基材502に吸収される。ここで、ピエゾスタックに印加される駆動電圧が増加すると、ピエゾフレックステンショナル移動は、フレックステンショナルセル構造を外方に膨張させる。ピエゾスタックの全定格電圧範囲では、アクチュエータは、一般的に、少なくとも100μmの公称変位範囲を達成する。運動のレベルは、約20μmのピエゾスタックの出力動作の増幅に起因するものである。ピエゾスタックを、小さな負の電圧で駆動することができる。負電圧の下で、ピエゾ材料は実際に縮小する。通常の伸張したピエゾアクチュエータは、負電圧が印加されたときに縮む。
図6は、一実施形態に従ってピエゾスタックを制御することによる、動的焦点600を示している。図示された実施形態は、媒体に、ある種(例えば光または電気)の正のフィードバックをすることにより制御されるピエゾレベルに関する。本明細書で使用される長さは、撮像面が形成された点における、LEDバーと感光媒体との間の共役長である。共役長は、距離(D)(図2の230)と同じであり、この説明の目的のために、いずれも用いることができる。
不揮発性メモリの電圧値または(駆動)電圧信号等の設定長さ生成部610は、LEDバーのための所望の位置を出力する。この位置は、XRU等の媒体に対するLEDバーの共役長である。なお、出力位置は、現在の位置から所望の目標位置までの滑らかな軌跡を表す連続的な位置の列であってもよいことに留意されたい。
設定長さ生成部610の出力は、減算器620に入力される。減算器620には、実際の長さ信号615も提供される。実際の長さ信号615は、位置制御システムによって、これから移動する被写体の実際の位置を表す。撮像装置の分野における当業者に知られている種々の技術を使用して、感光体からの距離を測定するために、センサ(不図示)が、LEDバーに取り付けられていてもよい。実際の長さ信号615は、所望の長さから減算され、長さ誤差信号622が減算器から出力される。長さ誤差信号622は、LEDバーが焦点からずれている量を表す。
LEDバーが焦点からずれている量、すなわち、長さ誤差信号622は、種々の技術を用いて確認することができる。第1の方法においては、2バージョン、すなわち、分かっている、所定の、または測定できる光路長における差異が2回のスキャンの間にある2つのテストページを用いて、あるいは同様の内容(例えば文字)の較正スキャンを用いて、スキャンされた画像内で焦点からずれた距離を推定する。第2の方法においては、撮像装置の分野における当業者に公知の種々の技術を使用して感光体からの距離を測定するために、センサ(不図示)が、LEDバーに取り付けられていてもよく、センサの出力は、印刷システムに設定すべき長さ値から減算される。焦点からずれた距離を決定するための第3の方法であって、最後の方法は、テストシートの印刷の解析からのサービス入力または製造入力であって、それによってピエゾスタックの各端部に対して独立にNVMを変化させることにより、ピエゾ駆動体を調整するための製造見本、または技術見本の製造が可能となる。
長さ誤差信号622は、コントローラ625に入力される。コントローラ625のサービスは、プロセッサ20または当技術分野ではよく知られたシステムである汎用コンピュータによって実行することができる。長さ誤差信号622に基づいて、コントローラ625は、長さコントローラ力信号(LCFS)627を決定する。LCFS627は、ピエゾアクチュエータ500または400等のアクチュエータシステムへ出力される。アクチュエータシステムは、力を及ぼし、LCFS627に対応して被写体を移動させる。例えば、アクチュエータシステムが、図5に関連して説明したようなピエゾアクチュエータシステムである場合、LCFS627はいくつかの電圧を表すことができ、これらの電圧は、対応する数の導電リードに供給される。各電圧は、ピエゾスタックの力を増幅することができるよりも、フレックステンショナルケーシングによって構成される各ピエゾスタックを制御する。フレックステンショナルセルは、入力される力(IF)を10倍に増幅する(10×IF)ことができ、各々が2μm伸長することができる4つのピエゾスタックがある(4×2=8μm)場合、全体的な伸長を200μmにすることができる。焦点からずれている長さが20μmの場合、LEDバーの全体的な動きは20μmであるものとすれば、コントローラ625は、1つの電圧を1つのピエゾスタック、または4つのピエゾスタックの組み合わせに提供するLCFS627を適用することができる。なお、任意の他のアクチュエータ構成を、この長さ制御回路に用いることができ、したがってLCHS627は任意の適当な形態を有することができるということは理解されるべきである。

Claims (6)

  1. 画像を形成するために、各光ビームが、スポットにおいて感光媒体に当たるように、前記感光媒体から初期距離(ID)の位置に配置されたLEDバーと、
    前記初期距離(ID)よりも外側の距離と、内側の距離との間の任意の所望の位置に前記LEDバーを選択的に配置するために、少なくとも1つのピエゾスタックの動きを増幅するために、前記LEDバーと、前記少なくとも1つのピエゾスタックとに接続されたフレックステンショナルセル構造と、
    より外側の距離と、内側の距離との間にLEDバーを移動させるために、少なくとも1つのピエゾスタックの両端に電圧をかけて、少なくとも1つのピエゾスタックのフレックステンショナル移動を起こすコントローラと、
    を備える、制約された経路に沿って双方向に前記LEDバーを移動させることにより、前記感光媒体に対する前記LEDバーの焦点を調整する装置。
  2. 前記移動が、50μm程度である、請求項1に記載の装置。
  3. 前記コントローラが、正のフィードバックループを用いて必要な移動量を決定する、請求項2に記載の装置。
  4. 前記正のフィードバックループが、前記LEDバーから前記感光媒体までの共役長に基づいている、請求項3に記載の装置。
  5. 前記電圧が、不揮発性メモリ内の値のテーブルから選択された電圧値である、請求項2に記載の装置。
  6. 前記電圧が、各圧電スタックにかけられる、請求項5に記載の装置。
JP2014224964A 2013-11-21 2014-11-05 圧電スタックを使用した、led書き込みバー用の動的調整可能焦点 Active JP6313190B2 (ja)

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