JP2015100496A - クッション体 - Google Patents

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悠歩 内田
Yuho Uchida
悠歩 内田
博之 井戸
Hiroyuki Ido
博之 井戸
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Abstract

【課題】弾性支持体の特性を損なうことなく、粘着が防止される弾性支持体を有するクッション体を提供する。
【解決手段】本発明のクッション体10は、面21を有する台座部2と、荷重を受ける受圧面32の面積が荷重の大きさによって可逆的に変化し台座部2の面上へ一端31が接するように立設される複数の弾性支持体3と、弾性支持体3の立設方向から見たときに他端32からはみ出る大きさをもち表面における弾性支持体3への粘着性が低く弾性支持体3の他端32に配設される弾性部材4とを有することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、弾性支持体を複数立設したクッション体に関する。
特許文献1には、台座部に柱状部材(弾性支持体)を互いに間隔をあけて接着されているクッション体を有するマットレスが開示されている。特許文献2には、複数の穴が形成された弾性発泡体の穴に柱状弾性体(弾性支持体)を挿入した本体が、弾性発泡体でできた表面部材および裏面部材によって穴を塞ぐように両側から覆われる構成のクッション体が開示されている。
特許文献1および特許文献2の弾性支持体はエラストマー樹脂が採用されている。エラストマー樹脂の弾性支持体は、弾性支持体同士が粘着しやすく、弾性支持体を覆うカバーなどにも粘着しやすい。そのため、弾性支持体に荷重が加わって弾性支持体が変形した際、近接する弾性支持体同士が粘着したり、カバーに粘着したりして、変形前の柱状に戻らず、クッション体の形状が変形したままになったり、クッション性が損なわれたりする。
特許文献1では、粘着を抑制するために全ての弾性支持体と台座部とがそれぞれカバーで覆われている。特許文献2では、粘着を抑制するために弾性支持体を弾性発泡体で覆っている。
特許第4221952号明細書 特開2006−223832号公報
しかし、弾性支持体をそれぞれ、カバーや弾性発泡体で密着するようにして覆ってしまった場合、弾性支持体のそれぞれの動きが制限されたり、弾性支持体を覆う弾性発泡体の特性によっては弾性支持体のクッション性が損なわれる。弾性支持体と粘着せず、なるべく弾性支持体の特性を損なわないような材料で全面を覆えばそれだけ材料費がかかり、更には重量の増加もあり得る。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたもので、弾性支持体のクッションとしての特性を損なうことなく、粘着が防止することが可能な弾性支持体を有するクッション体を提供することを解決すべき課題とする。
上記課題を解決することを目的として本願発明者ら鋭意検討を行った。その結果、隣接する弾性支持体の間で粘着が問題になるのは複数立設された弾性支持体における上側であることに想到し、その部分を重点的に覆うような構成を採用することにより弾性支持体の間の粘着を効果的に抑制できることを見出した。つまり、クッション体の使用時において弾性支持体が変形する場合、弾性支持体が台座部に接合されている部分の近傍はその接合により変形が抑制される。結果、弾性支持体の台座部に接合された下側については特に粘着性が低い材料から構成される部材にて覆う必要は少ないからである。特に弾性支持体の上部に設ける部材(下記の弾性部材)として弾性支持体よりも大きい形態をもつ部材を採用することで積極的に弾性支持体の間の接触に先駆けて粘着性が小さい弾性部材が接触することで、粘着による恒久的な変形を抑制することが可能になる。更に上部に設ける部材として弾性をもつ部材を採用することで隣接する弾性支持体の間が近づく際に両者の間を離間する方向に付勢する作用も期待できる。これらの知見に基づき本願発明者ら以下の発明を完成した。
(1)上記課題を解決するための発明の構成上の特徴は、面を有する台座部と、荷重を受ける受圧面の面積が前記荷重の大きさによって可逆的に変化し前記台座部の面上へ一端が接するように立設される複数の弾性支持体と、前記弾性支持体の立設方向から見たときに前記弾性支持体の他端からはみ出る大きさをもち前記弾性支持体の他端に配設される弾性部材とを有することである。
「弾性支持体への粘着性が低い」とは、弾性支持体が接触しても弾性支持体が戻ろうとする変形に伴い、弾性部材から離れる程度である。
上述した(1)の発明は以下に記載する(2)及び/又は(3)の構成を付け加えることが可能である。
(2)前記弾性部材は、前記弾性支持体の立設方向から見たときの形状が前記荷重により最大に変形したときの前記弾性支持体の形状と同じか前記弾性支持体の形状よりも大きい程度である。
(3)前記弾性部材は、表面における前記弾性支持体への粘着性が無い。
(4)前記弾性体は発泡体であり前記弾性支持体よりも柔らかい。
本願発明によれば、台座部に立設される弾性支持体は、接する台座部とは逆の側にある他端に、弾性支持体への粘着性が低い弾性部材が配設されている。弾性部材は、隣接している弾性支持体からはみ出る大きさであり、弾性支持体全面を覆うものではないため、弾性支持体の動きや変形を制限しない。そして、弾性支持体が変形しても隣接する弾性支持体と接する前に、弾性部材が弾性支持体か弾性部材に接する。よって、弾性支持体の特性を損なうことなくて、隣接する弾性支持体同士などにおける粘着が防止できる。
そして、上述の(2)で開示したように弾性部材の形状や大きさを、弾性支持体が最大に変形したときを考慮することで、材料費や重量の過剰な増加が防止できる。
また、上述の(3)で開示したように弾性部材の表面特性を考慮することで、隣接する弾性支持体同士などにおける粘着をより防止できる。
また、上述の(4)で開示したように弾性部材を弾性支持体よりも軟らかい発泡体とすることで、弾性支持体のクッションとしての特性を損なわず、かつ弾性部材を採用したことによる重量の増加を抑制できる。
実施形態に係るクッション体の斜視図である。 実施形態に係るクッション体の変形前のエラストマーおよび弾性部材を横から見た説明図である。 実施形態に係るクッション体の変形後のエラストマーおよび弾性部材を横から見た説明図である。 その他の実施形態に係るクッション体のエラストマーおよび弾性部材の横断面図である。
本発明の実施形態について、図面に基づいて説明する。クッション体10は、図1に示すように、ウレタンその他の弾性発泡体で形成された台座部2を備える。台座部2は矩形の板状であり、その一面側21に複数のエラストマー(弾性支持体)3が面方向で分散されて配置されている。
エラストマー3は、荷重を受ける受圧面の面積が荷重の大きさによって可逆的に変化し、台座部2とは異なった弾性(硬度)をもち、一端31が台座部2に接着剤によって接合され、千鳥状に配置されている。エラストマー3はエラストマーにオイルを含浸させた樹脂とオイルの複合体である。
エラストマー3の他端(受圧面)32には、弾性部材4が接着剤によって接合されている。弾性部材4は、エラストマー3よりも軟らかい材料、例えば発泡ウレタンその他の弾性発泡体から構成され、エラストマー3との粘着性が低い。そして、弾性部材4は、エラストマー3が立設される方向(立設方向、台座部2の一面側21を見る方向)から見たとき円形の円板であり、その円形の大きさはエラストマー3の外形よりも大きく、面方向でエラストマー3が中心に来るように、外周からエラストマー3までの距離がほぼ等しくなるように配設される。
また、図2に示すように、弾性部材4は面方向で凹凸がなく、その厚さが均一である。弾性部材4の面方向の大きさ(円の直径x)としては、図3に示すように、エラストマー3の他端32が荷重により最大に変形したときの形状と同じか僅かに大きい。
エラストマー3の最大の変形を調べるときには想定される使用形態に応じて荷重を選択して評価する。例えば座布団に本実施形態のクッション体を応用する場合には使用者が上に座る場合を想定して最大の変形の程度を評価することが望ましい。
エラストマー3と台座部2との接合、そしてエラストマー3と弾性部材4との接合は、それぞれエラストマー3の変形を制限せず、通常の使用で接合が外れない程度の接合力がある接着剤にて行うことが望ましい。
本実施形態のクッション体10は、そのまま(その他の部材で覆わない)で利用可能であり、または必要に応じてクッション体10の全体をカバー部材で覆っても利用可能である。カバー部材としては、台座部2および弾性部材4と同様に、エラストマー3の特性を損なうことのない弾性、柔軟性、伸縮性を有するものが望ましい。カバー部材としては、例えば布、ビニールシート、革、軟らかいウレタンその他の弾性発泡体から構成することが可能である。実施形態のクッション体10の使用例としては、座布団、マットレス、座椅子、枕、背もたれ用クッションなどの外部からの応力に対するクッション性が要求される用途に適用可能である。
本実施形態のクッション体は、以上の構成を有することにより以下の作用効果が発揮できる。すなわち、本実施形態のクッション体10は、台座部2に立設されるエラストマー3が、接する台座部2とは逆側の端部である他端32に、エラストマー3との粘着性が低い弾性部材4が配設されている。
弾性部材4は、台座部2にエラストマー3が配設された面から見たときに、エラストマー3の他端部32の大きさからはみ出る大きさである。弾性部材4は、エラストマー3に密着してその全面を覆うものではないため、エラストマー3の動きや変形を制限して使用者に対して不快感を与えることがない。
そして、エラストマー3が変形しても隣接するエラストマー3と接する前に、弾性部材4がエラストマー3か弾性部材4に接することになる。つまり、エラストマー3は荷重が加わって変形しても隣接するエラストマー3(存在するならばカバー)に接する前にエラストマー3が粘着しにくい弾性部材4に接する。
そのため、エラストマー3に加わる外部からの荷重が取り除かれた後、エラストマー3の形状が復元されるときに、粘着力が小さいエラストマー3と弾性部材4との間は容易に剥がれることになる。更に、荷重が加わって変形しても隣接するエラストマー3同士が密着することを防止できる。
従って、エラストマー3は外部からの荷重がなくなると弾性部材4との当接が離れて元の形状である柱状に容易に戻ることができる。よって、エラストマー3におけるクッション性に関する特性(外部からの荷重により変形し、その荷重が取り除かれたときに元の形状に復元する性質)を損なうことが効果的に抑制できる。
そして、弾性部材4の形状や大きさを、エラストマー3が最大に変形したときの大きさを考慮して弾性部材4の大きさを最低限の大きさに設定したことにより、材料費や重量の過剰な増加が防止できると共に、通気性を良くして使用者の汗などによる蒸れを防止し易くすることができる。
また、弾性部材4をエラストマー3よりも軟らかい発泡体とすることで、本実施形態のクッション体を使用するときに弾性体4の存在が外部から感知しがたくエラストマー3が本来発揮できる官能性を充分に発現することができる。つまり、エラストマー3の特性を損なわず、かつ弾性部材4による重量の増加を抑制できる。
(その他の実施形態)
台座部2の形状は特に矩形に限定されず、クッション体10の用途に合わせて大きさとともに様々な形状が可能である。エラストマー3の形状としては、楕円柱や多角柱など、円柱状に限定されない。更には柱状にも限定されず錐状、錐台状などの形状を採用することも出来る。
また、エラストマー3の配置も千鳥状に限定されず、用度に合わせて配置や隣接間隔(ピッチ)を変えることができる。更にはエラストマー3としてはオイルが含浸されていないエラストマー単独から構成されるものを採用しても良い。
弾性部材4は、立設方向から見た大きさや形状が、エラストマー3の最大変形と同じ円形に限定されず、楕円、矩形、雲型など様々な形状の採用が可能であり、面方向における中心にエラストマー3が位置するのが好ましい。また、横方向から見た形状は、図4に示すように、キノコ状や傘状のように端部が台座部2側に下がっていたり、逆に上がっていたり、あるいは厚みが一律でない形状も採用可能である。更にはエラストマー3の他端32に配設したときにエラストマー3が他端32よりも拡がることができるドレープ性が大きい布のような材料を採用しても良い。
10…クッション体
2…台座部 21…一面
3…エラストマー 31…一端 32…他端
4…弾性部材

Claims (4)

  1. 面を有する台座部と、荷重を受ける受圧面の面積が前記荷重の大きさによって可逆的に変化し前記台座部の面上へ一端が接するように立設される複数の弾性支持体と、前記弾性支持体の立設方向から見たときに前記弾性支持体の他端からはみ出る大きさをもち前記弾性支持体の他端に配設される弾性部材とを有するクッション体。
  2. 前記弾性部材は、前記弾性支持体の立設方向から見たときの形状が前記荷重により最大に変形したときの前記弾性支持体の形状と同じか前記弾性支持体の形状よりも大きい程度である請求項1に記載のクッション体。
  3. 前記弾性部材は、表面における前記弾性支持体への粘着性が無い請求項1又は2に記載のクッション体。
  4. 前記弾性体は、発泡体であり前記弾性支持体よりも柔らかい請求項1乃至3のいずれか1項に記載のクッション体。
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