JP2015100448A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】キャビネット上部701に干渉部材717,718が設けられているので、左右のスピーカ35,36のそれぞれの配線接続部715,716を逆方向に向けてスピーカ35,36をセットしようとした場合、当該配線接続部715,716が干渉部材717,718に干渉するため、配線接続部715,716を逆方向に向けてスピーカ35,36をセットすることができない。つまり、配線接続部715,716が正しい向きに向いていないと、スピーカ35,36をセットすることができない。このため、作業者のスピーカ35,36の取付け間違いを確実に防止できる。
【選択図】図47
Description
このスピーカからは、遊技を演出するための各種演出音や、エラーなどを報知するための報知音が出力される。このように、スピーカからの音声は、遊技者の興趣を盛り上げたり、遊技者に必要な情報を伝達するために重要な役割を果たす。
一対のスピーカは、キャビネットの裏面の左右両側部に位置決めして取り付けられるが、スピーカとしては略同形同大のものである。
この場合、キャビネットに離間して取り付けられるスピーカのそれぞれの配線接続部を、互いに対向するように、つまり、左側のスピーカの配線接続部を右側のスピーカ側に向けるとともに、右側のスピーカの配線接続部を左側のスピーカ側に向けるようにして、一対のスピーカをキャビネットの裏面の左右両側部に取り付けることによって、前記接続作業領域を確保することができる。対向する配線接続部間には比較的広いスペースを確保できるからである。
一方の前記スピーカの他方の前記スピーカに近い部位には、当該他方のスピーカ側に向けて延びる配線接続部が設けられ、
他方の前記スピーカの一方の前記スピーカに近い部位には、当該一方のスピーカ側に向けて延びる配線接続部が設けられ、
前記キャビネットには、前記略同形同大の一対のスピーカを逆にセットしようとした場合に前記配線接続部に干渉する干渉部材が設けられていることを特徴とする。
このため、作業者のスピーカの取付け間違いを確実に防止できる。
また、前記配線接続部と逆側から這い回されて、配線接続部に接続されるハーネスを前記干渉部材によって押えることによって、干渉部材をハーネス押えとしても利用できる。
図1および図2はスロットマシンMを示す正面図および斜視図である。このスロットマシンMは、筐体1(図2に図示)を備えており、この筐体1は、底板、左右の側板、天板および背板を備え、当該筐体1の正面側に開口する正面開口部を有する箱形に形成されている。なお、底板の上面には、各部品に電力を供給するための電源装置(図示略)を内蔵した電源ユニット等が設けられている。
筐体1の正面には、筐体1の正面開口部を開閉可能に閉塞する前扉3が設けられており、この前扉3は、前記開口上部を開閉可能に閉塞する上扉30と、前記開口下部を開閉可能に閉塞する下扉40とを備えている。
リールユニット22は、枠体21に設けられた3個のステッピングモータ(図示略)と、各々のステッピングモータの出力軸に固定された3個の回転リール23とを備えている。また、基板ユニットは、CPU、ROM、RAM、I/O等の電子部品を備えた基板を、基板ケースに収納したものである。そして、基板ユニットは、スロットマシンMの遊技を制御するための遊技制御装置として機能する。
上扉30にはその一方の縦方向の側縁部に上扉側蝶番(図示略)が設けられている。一方、前記交換ユニット2の枠体21には枠体側蝶番(図示略)が設けられており、この枠体側蝶番に前記上扉側蝶番を係合させることによって、上扉30は、交換ユニット2の枠体21に回動自在に取り付けられている。なお、上扉30は、筐体1の側板に取り付けるように形成してもよい。
図柄表示窓31の上方には、中枠30aに設けられるとともに液晶表示装置で構成された画像表示部34(図4に図示)を正面から見ることができる画像表示窓37が設けられている。この画像表示部34は、各当選役の図柄配列や遊技履歴等の情報の画像や、遊技の状態や当選役の抽選結果を報知する画像等を表示するためのものである。また、上扉30の上部の左右には、種々のサウンドを出力するためのスピーカ35,36(図46参照)を覆うスピーカーカバー713,713が画像表示部34を覆うように画像表示窓37に嵌め込まれた透明なカバー部材500を挟んで設けられている。また図1に示すように、カバー部材500の周囲には、報知などを行うためのランプ33が設けられている。
下扉40の一方の縦方向の側縁部に下扉側蝶番(図示略)が設けられている。そして、この下扉側蝶番を、筐体1の一方の側板に設けられた筐体側蝶番(図示略)と係合させることで、下扉40は、筐体1の一方の側板に回動自在に取り付けられている。また、上扉30の下端部には、下扉40の前面より後方側で下扉40の上端より下側に突出する係合部が設けられ、下扉40が閉じた状態で、上扉30を開放することができない構造になっている。
また、下扉40の上部右側には、メダルを投入するためのメダル投入口42が設けられている。また、下扉40の下部には、スロットマシン内部よりメダルを排出するためのメダル払い出し口41と、メダル払い出し口41から排出されたメダルを溜めておくためのメダル受け皿43とが形成されている。また、操作部50とメダル受け皿43との間には透明の前パネル45が取り付けられている。
図4に示すように、上扉30の外枠30bの内部に嵌め込まれる中枠30aの正面側に可動役物100,101およびその移動機構110,111が設けられている。
そこで、LED基板122と、ねじりばね119との間には、保護板121が配置され、ねじりばね119が直接、LED基板122に接触しないようになっている。
このフラットケーブル185は、可動役物100の移動の往路において、移動する可動役物100に引っ張られるのに対して、復路では、フラットケーブル185が押し戻される状態となる。この際にフラットケーブル185がフレキシブルな状態なので、折れ曲がり方が変わってしまった場合に、フラットケーブル185の湾曲部が元の場合より上扉30の外枠30b方向に延びてしまう虞があるが、そのような場合に、フラットケーブル185が接触防止片186に当たり、フラットケーブル185が、外枠30bの部材に接触して傷ついたり、引っ掛かったりするのを防止できる。
図1、図2、図4、図5、図6等に示すように、演出のためのランプ33の一部として、上扉30の右側の側部138に、上下に3つ並んで照明装置201,202が設けられている。
この偏心軸222を軸受筒部材256の軸方向に平行な方向に円弧移動させることにより、遮蔽部材212〜217を略90度回転させるようになっている。これにより、遮蔽部材212〜217は、鉛直方向に沿って配置されて、照明装置201の光を遮光する閉状態と、水平方向に沿って配置されて、照明装置201の光を透光する開状態とに変動可能になっている。
これら軸受構成部254,255は、本体の背面側端部から右または左に略水平に延出し、各軸受構成部254,255は、上下に6つずつ並んだ状態に設けられている。
各構成部材の製造誤差や組立誤差がない理想的状態であれば、図24(b)に示すように、軸受構成部254の先端となる端面に対して、僅かに軸保持板部242aの先端となる端面が左にあれば、延出部221は、軸受構成部254だけに当接することが可能になる。
直動部材272が前進すると直動部材272の軸係合部283に係合されている6つの遮蔽部材212〜217の偏心軸222が前側に移動させられる。この際に、偏心軸222は、遮蔽部材212〜217の左右の軸部218,219を回転軸として円弧移動する。これにより、偏心軸222に延出部221を介して接続される軸部218が回転し、軸部218とともに、遮蔽部材212〜217が略90度回転するまで、直動部材272が移動させられる。
なお、上述の誤差の範囲は、周知の方法により算出される誤差の範囲か、実験的に求められる誤差の範囲であり、実際の軸保持板部242の端面と、軸受構成部254の端面との距離(間隙の長さ)は、前記誤差範囲に安全率をかけた値となる。また、実際の軸保持板部242の端面と、軸受構成部254の端面との距離は、上述のように求められる誤差の範囲の最大値を所定距離とした場合に、所定距離以上となっている必要がある。
したがって、誤差があっても、軸受構成部254の端面に当接した状態の延出部221と、軸保持板部242の端面との間には、間隙が形成されることになる。
このような円筒状の可動役物400は、図26〜図28に示すように、当該可動役物400を周方向に3分割して形成された3枚のリール片400a,400b,400cを円筒状に接合することによって構成されている。これらリール片400a,400b,400cの外周面にはそれぞれ別の図柄が表示されている。
フランジドラム402とギヤドラム403とは可動役物400を支持する支持部材405に回転自在に設けられている。
土台部406は、湾曲した板状の外周壁部406aと、この外周壁部406aの端部に設けられた端板部406bと、この端板部406bに設けられた取付部406cとによって構成されている。
そして、端板部406bに前記フランジドラム402が軸回りに回転可能に設けられている。また、外周壁部406aの内側に前記可動役物400が所定の隙間をもって設けられている。外周壁部406aの軸方向の長さは可動役物400の軸方向の長さとほぼ等しいか若干短くなっており、外周壁部406aの周方向の長さは、可動役物400を構成する一つのリール片400a(400b,400c)の周方向の長さより若干長くなっている。
また、前記土台部407は、図27および図30に示すように、取付部407d,407eをバリア上ユニット(中枠)30aの下端部に設けられた取付台に固定することで、バリア上ユニット30aの下端部に取付けられている。
そして、このギヤ410が前記ギヤドラム403の外周部のギヤに噛合している。したがって、モータ409が駆動することによって、ギヤ410、ギヤドラム403を介して可動役物400が軸回りに回転するようになっている。
本体部421は前記LED基板401の裏面側を覆っており、当該LED基板401は、半円筒状の本体部421の正面開口部における軸方向に沿う左右に細長い当接面420a,420aに当接された状態で固定されている。
また、遮光部材420の軸部422は前記土台部406の端板部406bに固定され、軸部423は前記土台部407の収容部407aの底面部に固定されている。
上方の遮光部425は前記本体部421の正面開口部の長手方向に沿う上縁部から前方に庇状に延出するものであり、LED基板401の長手方向に沿って長尺な板状に形成されている。下方の遮光部425は前記本体部421の正面開口部の長手方向に沿う下縁部から前方に庇状に延出するものであり、LED基板401の長手方向に沿って長尺な板状に形成されている。
これら遮光部425,425は平行に設けられ、この遮光部425,425の奥側に前記LED基板401が配置されている。遮光部425,425の先端縁部は円筒状の可動役物400の内周面に所定の隙間をもって近接するとともに、当該可動役物400を構成するリール片400a,400b,400cのいずれかがLED基板401の前方側に位置した際におけるいずれかのリール片の周方向の縁部に近接している。
また、可動役物400の上側においては、前記外周壁部406aは設けられておらず、空間となっており、この空間の一部が前記開口部430を構成している。
さらに、可動役物400の上側においては、LED401aと遮光部425,425とを結ぶ線分の延長線間で前記外周壁部406aが設けられておらず、空間となっている。
このように、外周壁部406aは、可動役物400の下側において、当該可動役物400の周方向の略1/3に相当する長さより若干長い範囲の外周面を覆っているだけで、その他の可動役物400の外周面は覆っていない。
なお、可動役物400の端面側は、前記土台部406,407によって覆われている。
また、矩形の開口部430は可動役物400を構成するリール片400a,400b,400cのうちのいずれかを視認できるような大きさとなっている。
また、支持部材405は、可動役物400を照射範囲Aを除いて覆う外周壁部406aと、LED(光源)401aと回転リール23との間に設けられた開口部430とを備えているので、この開口部430の分、支持部材405の占める体積が小さくなる。このため、支持部材405を含む役物全体を省スペースで筐体内に設置できる。
さらに、支持部材405は、前記開口部430を備えているので、この開口部430を通して可動役物400のメンテナンスを容易に行える。
また、本実施の形態では、可動役物400を、図3および図25において、回転リール23の近傍でかつ、当該回転リール23の左側斜め下方に配置したが、この可動役物400は回転リール23の近傍で、かつ遊技者が外部から視認可能な位置であれば、回転リール23の上方、側方等いずれに配置してもよい。
さらに、本実施の形態では、遮光部425によって、LED401aの光が、回転リール23に届くことがなく、当該回転リール23の視認性を損なうことを防止できるため、遮光部425の外側に位置する支持部材405の部分に、開口部430を形成可能である。つまり、LED401aから回転リール23への光路で、かつ遮光部425によって遮蔽されている支持部材405の部分であれば、開口部430を形成可能である。
なお、前面扉30は、上述したように、中枠30aと外枠30bとから構成され、当該外枠30bは後述するように、キャビネット上前部700と、キャビネット上部701とから構成されている。そして、前記開口部501はキャビネット上部701に設けられている。
前記開口部501は、前面扉30に形成された矩形状の正面開口部501aと、この正面開口部501aの下縁に当該正面開口部501aと連続して形成された下面開口部501bとで構成されている。前面扉30はその正面側において上部が下部より前方に突出しており、この上部と下部との境界部において前記下面開口部501bが設けられている。
カバー部材500は透明なアクリル板によって断面L形に形成されており、正面カバー部材500aとこの正面カバー部材500aの下縁に当該正面カバー部材500aと直角より若干大き目の鈍角に一体的に形成された下面カバー部材500bとから構成されている。
正面カバー部材500aの上縁には、複数の切欠部500cが所定間隔で形成されている。また、正面カバー部材500aには側方に延出する耳部500d,500dが形成されており、この耳部500dの下端部近傍に切欠部500cが形成されている。正面カバー部材500aの長辺方向および短辺方向の長さは前記正面開口部501aの長辺方向および短辺方向より若干長くなっている。
また、下面カバー部材500bは、その短辺方向に沿う両側縁部が下面開口部501bの短辺方向に沿う縁部に当接されることによって、位置決めされている。
このようにして、カバー部材500が位置決めされ、当該カバー部材500によって開口部501が覆われている。
すなわちまず、図33および図34に示すように、押え部材510はポリカーボネイトによって形成され、上押え部材511と、左右一対の側押え部材512,512と、下押え部材513とで構成されている。
貫通孔511dは前記ボス(係合部)505に対応した位置に形成されており、当該貫通孔511dは、当接部511aの裏面側からボス505が挿入可能な大きさとなっている。
前記当接部512eの表面には、2つの円柱状の凸部512g,512gが第1側縁部押え部512aの上端部と下端部とに形成されており、この凸部512gには、当該凸部512gおよび当接部512eを貫通する貫通孔512hが形成されている。
貫通孔512hは前記ボス(係合部)505に対応した位置に形成されており、当該貫通孔512hは、当接部512eの裏面側からボス505が挿入可能な大きさとなっている。
前記当接部512cは、矩形板状に形成されており、第2側縁部押え部512bの先端部に設けられている。また、当接部512cの表面には、円柱状の凸部512gが形成されており、この凸部512gには、当該凸部512gおよび当接部512cを貫通する貫通孔512hが形成されている。
また、下押え部材513は、下面カバー部材500bの表面に当接する当接部513aと、この当接部513aに対して下方に突出して設けられた突出部513bとを備えており、突出部513bの突出長さは下面カバー部材500bの厚さより十分に長くなっている。
また、突出部513bの表面には、円柱状の凸部513gが左右に離間して形成されており、この凸部513gには、当該凸部513gおよび突出部513bを貫通する貫通孔513hが形成されている。
立壁515は、前記開口部501の上縁部に沿って配置されており、当該上縁部に設けられた前記枠材502に形成されている。また、立壁516は、開口部501の側縁部に沿って配置されており、当該側縁部に設けられた前記枠材502に形成されている。
また、当接部511aに設けられた貫通孔511dにねじ520を挿入し、前記ボス505に形成されているねじ孔にねじ込むことによって、上押え部材511は前面扉30の裏面に固定されている。
また、上押え部材511の突出部511bは正面カバー部材500aの上端面に当接または近接されるともに、前記立壁515と正面カバー部材500aとの間に配置されている。
また、当接部512eに設けられた貫通孔512hにねじ520を挿入し、前記ボス505に形成されているねじ孔にねじ込むことによって、第1側縁部押え部512aは前面扉30の裏面に固定されている。
また、第1側縁部押え部512aの突出部512fは正面カバー部材500aの側端面に当接または近接されるともに、前記立壁515と正面カバー部材500aとの間に配置されている。
前記側押え部材512の当接部512cは、下面カバー部材500bの長辺側の側端面の端部に当接されることによって、下面カバー部材の後方向への位置ずれを防止している。また、当接部512cに設けられた貫通孔512hに、前面扉30の裏面の壁部に設けられたボス505が挿入されたうえで、貫通孔512hにねじ520を挿入し、前記ボス505に形成されているねじ孔にねじ込むことによって、当接部512cは前面扉30の裏面の壁部に固定されている。
この場合、正面カバー部材500aの下縁部は上縁部を押える上押え部材511を上下反転してなる押え部材を使用するとともに、正面開口部501aの下縁部に沿って立壁を形成し、上押え部材511と同様にして固定すればよい。
したがって、当接部511a,512eによってカバー部材500の厚さ方向へのガタツキを防止でき、また、突出部511b,512fがカバー部材500の外周面に当接されていることによって、当該突出部511b,512fによってカバー部材500の面方向へのガタツキを防止できる。
また、下面カバー部材500bの内側を向く側端面は下押え部材513の突出部513bに当接されているので、下面カバー部材500bの下面においてその面方向からのピアノ線等による侵入による不正行為を防止できる。
一方、図4に示すように、前記前面扉30の外枠30bに、矩形状の開口部(画像表示窓37)501と開口部(図柄表示窓31)501Aが設けられており、開口部501は前記カバー部材500によって覆われている。また、開口部501Aには、カバー部材等は設けられておらず、当該開口部500Aには、中枠30aに設けられた開口部601が臨んでいる。
すなわちまず、カバーパネル600は透明なアクリル板等によって矩形板状に形成されており、その下縁部の中央部には切欠部600aが形成されている。
一方、中枠30aの前面には、図7および図40に示すように、当該前面から立ち上がる左右一対の立壁602,602が開口部601の縦方向に沿う短辺に沿って当該短辺より若干外側に互いに平行に形成されている。立壁602は開口部601の上端部から中枠30aの下端部まで延びるようにして形成されている。また、中枠30aの下縁部の中央部には、凸部603と鈎状の係止爪604が設けられている。
そして、立壁602,602間にカバーパネル600を配置するとともに、その切欠部600aを前記凸部603に係合したうえで、カバーパネル600の下縁部の表面に係止爪604を係止することによって、当該カバーパネル600の下縁部が中枠30aに固定されている。
すなわちまず、中枠30aには、図7および図40に示すように、リフレクタ605が開口部601の上縁部に沿って設けられている。
リフレクタ605は、図41に示すように、前面と背面が開口した筐体605aと、この筐体605a内に設けられた複数の隔壁605bと、筐体605aの上面に当該筐体605aの長手方向に沿って設けられた2つのレール部605c,605dと、筐体605aの下面に当該筐体605aの長手方向に沿って設けられた凸条部605e(図40参照)と、筐体605aの両端部に設けられた取付部605f,605fと、略中央部に設けられた取付部605fを備えている。
隔壁605bは筐体605aの長手方向に沿って所定間隔で6個形成されており、これら隔壁605bと筐体605aの端面壁とによって、筐体605aの内部が7つの部屋606a〜606gに仕切られている。6個の隔壁605bはそれぞれ水平面に対して傾斜するとともに、折れ壁状に形成されている。このように隔壁605bを形成することによって、光源607からの光を所望の方向に反射させることができる。
リフレクタ605の各部屋の後方には、図7に示すように、少なくとも1個の光源(LED)607が配置され、当該光源607は中枠30aに設けられている。
中枠30aの開口部601の後方に横方向に並んで配置されている3個のリール23…の前記開口部601に臨む外周面の上方に、それぞれ部屋606b,606d,606fが対応して配置されている。
リフレクタ605は、その取付部605f,605fと、部屋606fに設けられた取付部605fを中枠30aの前記壁部にねじ止めすることによって当該中枠30aに固定されている。
すなわちまず、レール部605cはリフレクタ605の上面において手前側に設けられた2つの凸条部605g,605g間に設けられている。
また、レール部605dは、奥側の凸条部605gと、前記リフレクタ605を取り付ける壁部に水平に突出して設けられた凸条部605hとの間に設けられている。また、レール部605dの方がレール部605cに比してレール幅が大きくなっている。
このような可動役物100,101は、上述した移動機構110,111によって左右に移動されるようになっている。
また、このような可動役物611を移動させる機構は以下のとおりである。
すなわちまず、中枠30aの開口部620の上縁部には、左右一対の役物ユニット621,621が設けられている。この役物ユニット621は、前記可動役物611と、この可動役物611を左右に移動させる移動機構622とから構成されている。
なお、中枠30aの裏面には液晶表示装置34が設けられており、この液晶表示装置34の画面が前記開口部620に臨んでいる。また画面には透明な保護シートが設けられている。
移動機構622は、図40および図42に示すように、中枠30aの開口部620の上縁部に左右に延在して固定されたベース部622aと、このベース部622aに沿って移動可能なスライダ622bと、このスライダ622bに設けられたラック622cと、前記ベース部622aに設けられたモータ622dと、このモータ622dの駆動軸に取り付けられて、前記ラックに噛合するピニオンギヤ622eを備えている。
そして、このような構成の移動機構622では、モータ622dの駆動軸が正逆方向に回転すると、ピニオンギヤ622eが正逆方向に回転し、これによって、ラック622cが左右に移動する。したがって、このラック622cが取り付けられているスライダ622bがベース部622aに沿って左右に移動し、この結果、可動役物611が左右に移動するようになっている。
このような切欠部630,630には図示しないハーネス等の配線が横方向から挿入されて通されたうえで、中枠30aの裏側に引き出され、所定の回路基板等に接続されている。また、前記中枠30aの表側に引き出されているハーネス等配線は、前記可動役物100,101,611やスピーカ35,36、その他各種電装部品に接続されている。
これに対し、本実施の形態では、中枠30aの両側部に切欠部630,630が形成されているので、中枠30aや外枠30bを横に寝かした状態で、配線を前記可動役物やスピーカ35,36、その他各種電装部品に接続したうえで横方向に引き出し、切欠部630,630に横方向から挿入して通すことで、中枠30aの裏側に容易に配線を引き出すことができる。したがって、従来に比して各種配線が容易となる。
キャビネット上部701は、前記スピーカ35,36が設けられるもので、前記カバー部材500が設けられる開口部501を有しており、背面側は大きく開口している。また、キャビネット上部701はキャビネット上前部700の上下の高さの略半分程度の高さとなっている。
また、キャビネット上部701の開口部縁部をキャビネット上前部700のフランジ部700aに外側から重ね合わせているので、キャビネット上部701とをキャビネット上前部700との接合部からの不正侵入を防止できる。
すなわち、キャビネット上部701の上部の両隅部には、それぞれ開口部が設けられており、両開口部の縁部にキャビネット上部701の裏側からスピーカ35,36が取り付けられている。これらスピーカ35,36はキャビネット上部701の正面において、上部の開口部に臨んでおり、正面には当該開口部とスピーカ35,36を覆うスピーカーカバー713,713が設けられている。
なお、図47に示すように、キャビネット上部701の裏面側において、左側にスピーカ36が設けられ、右側にスピーカ35が設けられているので、ここでは、スピーカ36を左側のスピーカ、スピーカ35を右側のスピーカとする。ただし、キャビネット上部701の正面においては、スピーカ35,36の左右が逆になるのはいうまでもない。
スピーカ36,35は全体形状が左右に長い略長方形状に形成されており、互いに左右対称となるようにして配置されている。
左側(一方)のスピーカ36の右側(他方)のスピーカ35に近い部位には、つまり、スピーカ36の右側部には、右側(他方)のスピーカ35側に向けて延びる配線接続部715が設けられている。
また、右側(他方)のスピーカ35の左側(一方)のスピーカ36に近い部位には、つまり、スピーカ35の左側部には、左側(一方)のスピーカ36側に向けて延びる配線接続部716が設けられている。
すなわち、キャビネット上部701の裏面側から見て左側壁には、干渉部材717が前記左側のスピーカ35の左側部に向けて突出している。この干渉部材717は略矩形板状となっており、キャビネット上部701と一体的に形成されている。干渉部材717の先端部は、キャビネット上部701の裏面側から見て、スピーカ36の左側部に重なっているが、当該スピーカ36の左側部と干渉部材717との間にはスピーカ36の厚さ方向において所定の隙間が設けられている。また、干渉部材717と前記配線接続部715とのスピーカ36の厚さ方向(キャビネット上部701の厚さ方向)の位置はほぼ等しくなっている。
したがって、配線接続部715を干渉部材717の方向に向けてスピーカ36をセットしようとした場合、配線接続部715が干渉部材717に干渉してセットできない。
したがって、配線接続部716を干渉部材718の方向に向けてスピーカ35をセットしようとした場合、配線接続部716が干渉部材718に干渉してセットできない。
また、本実施の形態では、キャビネット上部701に略同形同大の左右一対のスピーカ36,35を設ける場合を例にとって説明したが、本発明はこれに限らず、略同形同大の上下一対のスピーカを設ける場合も適用できるのは言うまでもない。
30a 中枠
30b 外枠(キャビネット上ユニット)
700 キャビネット上前部
701 キャビネット上部(キャビネット)
35,36 スピーカ
715,716 配線接続部
717,718 干渉部材
Claims (1)
- キャビネットに離間して取り付けられる略同形同大の一対のスピーカを備えた遊技機において、
一方の前記スピーカの他方の前記スピーカに近い部位には、当該他方のスピーカ側に向けて延びる配線接続部が設けられ、
他方の前記スピーカの一方の前記スピーカに近い部位には、当該一方のスピーカ側に向けて延びる配線接続部が設けられ、
前記キャビネットには、前記略同形同大の一対のスピーカを逆にセットしようとした場合に前記配線接続部に干渉する干渉部材が設けられていることを特徴とする遊技機。
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