JP2015099718A - レバー式コネクタ - Google Patents

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照雄 原
Teruo Hara
照雄 原
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Abstract

【課題】レバーの組み付け性を向上させ、レバーの外れを防いでレバー収容部の破損を防ぐ。
【解決手段】本発明のレバー式コネクタ10は、相手側コネクタとの嵌合および離脱を行うための倍力機構としてのレバー40と、このレバー40を回動可能に支持する支持軸64を有するリテーナ60と、レバー40を収容可能なレバー収容部22がレバー40の板厚方向と直交する方向に開口して設けられているとともに、リテーナ60を収容するリテーナ収容部26がレバー40の板厚方向に開口して設けられているハウジング20とを備え、レバー40をレバー収容部22に装着した後、リテーナ60がリテーナ収容部26に装着されるようになっており、リテーナ60は、リテーナ収容部26からレバー収容部22に入り込んでレバー40が支持軸64から外れる方向へ移動することを防ぐ外れ防止部(65、69)を備える構成としたところに特徴を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、回動可能なレバーが装着されたレバー式コネクタに関する。
従来、この種のレバー式コネクタとして、下記特許文献1に記載のものが知られている。このレバー式コネクタは合成樹脂製のハウジングを有し、このハウジングには、レバーを収容する収容凹部が設けられている。収容凹部は、後方に開口する形態をなす開口部を構成する天井壁を有し、この収容凹部には、レバーを回動可能に支持する支持軸が立設されている。一方、レバーには、支持軸が嵌合可能な軸受孔が形成されており、レバーを収容凹部に後方から装着すると、レバーが支持軸に乗り上げることで収容凹部の天井壁が拡開変形し、支持軸が軸受孔に嵌合すると、収容凹部の天井壁が弾性的に復帰する。
特開2003−249304号公報
しかしながら、上記のレバー式コネクタでは、収容凹部の天井壁が拡開変形する際に、収容凹部が破損するおそれがある。また、極数が増えてハウジングの幅寸法が大きくなると、収容凹部の天井壁が拡開変形しやすくなってレバーが外れたり、最悪の場合、収容凹部が破損したりするおそれもある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、レバーの組み付け性を向上させるとともに、極数の増加に伴ってハウジングが大型化した場合であってもレバーの外れを防いで、上記収容凹部等のレバー収容部の破損を防ぐことを目的とする。
本発明のレバー式コネクタは、相手側コネクタとの嵌合および離脱を行うための倍力機構としてのレバーと、このレバーを回動可能に支持する支持軸を有する軸部材と、レバーを収容可能なレバー収容部がレバーの板厚方向と直交する方向に開口して設けられているとともに、軸部材を収容する軸部材収容部がレバーの板厚方向に開口して設けられているハウジングとを備え、レバーをレバー収容部に装着した後、軸部材が軸部材収容部に装着されるようになっており、軸部材は、軸部材収容部からレバー収容部に入り込んでレバーが支持軸から外れる方向へ移動することを防ぐ外れ防止部を備える構成としたところに特徴を有する。
このような構成によると、レバーをレバー収容部に装着した後、軸部材が軸部材収容部に装着されるようになっているため、レバー収容部の開口部を拡開変形させなくてもレバーをレバー収容部に装着することができ、レバーの組み付け性を向上させることができる。また、外れ防止部によってレバーの外れを防ぐことができ、レバー収容部の破損を防ぐことができる。
本発明の実施の態様として、以下の構成が好ましい。
外れ防止部は、軸部材における支持軸が形成された面に形成された突起部と、この突起部の先端に形成された係合部とからなり、突起部がレバーに形成された溝部に挿通され、係合部が溝部の周縁部に対してレバーの板厚方向に係合することでレバーが支持軸から外れることが防止されている構成としてもよい。
このような構成によると、レバーの一部に溝部を形成してこの溝部に突起部を挿通させるだけでよいため、軸部材の形状や大きさに合わせて外れ防止部を設ける位置を自由に設定することができる。
軸部材は、軸部材収容部から一部飛び出した仮係止位置と軸部材収容部に全て収容された本係止位置との間を移動可能とされており、レバーは、支持軸が嵌合する支持凹部を有し、仮係止位置ではレバーが回動可能に支持される程度に支持軸の一部が支持凹部に嵌合している構成としてもよい。
このような構成によると、仮係止位置で支持軸の一部が支持凹部に嵌合することから、仮係止位置と本係止位置のいずれにおいてもレバーを回動可能に支持することができる。
仮係止位置では突起部の係合部が溝部の周縁部に対してレバーの板厚方向と直交する方向から当接することでレバーが回動不能となる構成としてもよい。
このような構成によると、軸部材が仮係止位置にあるときにレバーが不意に回動してしまうことを防止できる。
レバーは、レバー収容部から一部飛び出した初期位置とレバー収容部に全て収容された嵌合位置との間を回動可能に支持軸に支持されており、レバーをレバー収容部に対して嵌合位置に装着した後、軸部材を軸部材収容部に対して仮係止位置に装着することで、レバーが初期位置側へ回動不能となる構成としてもよい。
このような構成によると、レバーが初期位置で電線に引っ掛かる等して力を受けたとしても、外れ防止部によってレバーの引き上げが防止され、レバー収容部の開口部を拡開変形させることはなく、レバー収容部が破損することはない。また、軸部材が仮係止位置にあるときにレバーが嵌合位置から初期位置側へ回動してしまうことを防止できる。
本発明によれば、レバーの組み付け性を向上させることができ、極数の増加に伴ってハウジングが大型化した場合であってもレバーの外れを防いでレバー収容部の破損を防ぐことができる。
レバー式コネクタの構成部品を斜め後方から見た分解斜視図 レバーが嵌合位置にあるレバー式コネクタを斜め前方から見た斜視図 レバーが嵌合位置にあるレバー式コネクタの平面図 レバーが嵌合位置にあるレバー式コネクタの側面図 レバーが嵌合位置にあるレバー式コネクタの底面図 レバーが初期位置にあるレバー式コネクタを斜め後方から見た斜視図 レバーが初期位置にあるレバー式コネクタの平面図 レバーが初期位置にあるレバー式コネクタの側面図 レバーが初期位置にあるレバー式コネクタの正面図 図9におけるA−A線断面図 図10におけるB−B線断面図 図10におけるC−C線断面図 レバーが嵌合位置にあるレバー式コネクタの正面図 図13におけるD−D線断面図 図14におけるE−E線断面図 図14におけるF−F線断面図 図16においてリテーナをリテーナ収容部に装着する前の状態を示した断面図 ハウジングを斜め前方から見た斜視図 ハウジングの底面図 レバーを斜め前方から見た斜視図 レバーの平面図 レバーの底面図 リテーナを斜め前方から見た斜視図 リテーナの平面図
<実施形態>
本発明の実施形態を図1ないし図24の図面を参照しながら説明する。本実施形態におけるレバー式コネクタ10は、図1に示すように、ハウジング20と、レバー40と、リテーナ60とを備えて構成されている。このレバー式コネクタ10は雌コネクタであって、相手側コネクタである雄コネクタ(図示せず)に嵌合可能とされている。なお、以下の説明において前後方向とは、両コネクタ10の嵌合方向を基準とし、互いの嵌合面側を前側とする。
ハウジング20は合成樹脂製であって、複数の雌端子(図示せず)が収容された端子保持部21と、この端子保持部21の上方に配されレバー40を収容するレバー収容部22とを備えて構成されている。端子保持部21には、雌端子を収容するキャビティ23が前後方向に貫通して複数形成されている。また、レバー収容部22は、後方に開口する形態をなす開口部24と、レバー収容部22の上面を一部切り欠くことで形成されたカムピン挿通孔25とを備えている。このカムピン挿通孔25は、前方に開口する形態をなし、相手側コネクタに設けられたカムピン(図示せず)を前方から受け入れ可能となっている。
レバー40は合成樹脂製であって、板状をなすカム板41と、このカム板41の後端部に形成された操作部42とを備えて構成されている。カム板41には、同カム板41の板厚方向に弾性変形可能なロックアーム43が形成されている。ロックアーム43は前後方向に延びる形態をなし、その後端が自由端とされている。また、図20に示すように、ロックアーム43の前後方向中央部には、ロック突部44が形成されている。また、ロックアーム43の後端部には、解除操作用の押圧片45が形成されている。この押圧片45は、図1に示すように、略方形の環状をなす操作部42によってほぼ全周から覆われた形態をなし、図21に示すように、操作部42の上辺部を切り欠くことによって形成された切欠部46を通して押圧片45が上方に臨む配置とされている。
レバー収容部22の下方には、図17に示すように、リテーナ60を収容するリテーナ収容部26が形成されている。レバー収容部22の内部空間とリテーナ収容部26の内部空間とは互いに連通しており、この連通部分27においては、リテーナ収容部26にリテーナ60が収容されることでリテーナ60の後述するリテーナ本体部62の天井壁63の上面によってレバー収容部22の下面が構成されるようになっている。
また、レバー収容部22の上面には、図9および図10に示すように、ロック受け部28が下方に突出して形成されている。このロック受け部28は、ロックアーム43のロック突部44に係止することにより、レバー40の回動を次述する嵌合位置に保持できるようになっている。
レバー40は、図7に示す初期位置と、図3に示す嵌合位置との間を回動可能とされている。図20に示すように、レバー40のカム板41には、カム溝52が形成されており、相手側コネクタには、カム溝52に係合可能なカムピン(図示せず)が形成されている。カム溝52は、カム板41の上面における外縁部に開口して形成され、図10に示す初期位置ではカム板41の前端部に位置して前方からカムピンを受け入れ可能に配されている。
カム板41の外周縁におけるカム溝52の近傍には、図21に示すように、レバー40を初期位置に保持するレバーロック51が形成されている。このレバーロック51は片持ち状をなし、カム板41の外周縁に沿って延びる形態をなしている。一方、ハウジング20のレバー収容部22には、図10に示すように、レバーロック51に後方から係止するレバー係止部31が形成されている。レバー式コネクタ10と相手側コネクタを嵌合させると、相手側コネクタに設けられた解除リブがレバーロック51を解除方向に撓ませることで、レバーロック51とレバー係止部31との係止状態が解除され、レバー40の嵌合位置側への回動が許容される。
リテーナ60は合成樹脂製であって、図23に示すように、格子状をなす端子係止部61と、この端子係止部61の後方に連なって形成されたリテーナ本体部62とを備えている。リテーナ本体部62は全体として略方形の立体形状をなし、端子係止部61よりも高い寸法を有しているものの、端子係止部61と連続する格子状をなしている。また、リテーナ本体部62の格子部分の最上段には、天井壁63が形成されており、この天井壁63の上面には、支持軸64および突起部65が幅方向に間隔を空けて立設されている。
端子係止部61の幅方向両側には、一対のリテーナロック66が形成されている。一方、図18に示すように、ハウジング20の側壁には、リテーナロック66が係止可能な仮係止突起29および本係止突起30が下から順に並んで設けられている。図15に示すように、リテーナロック66が仮係止突起29に係止した状態では、リテーナ60が仮係止位置に保持される。また、明確に図示はしないものの、リテーナロック66が本係止突起30に係止した状態では、リテーナ60が本係止位置に保持される。
仮係止位置では、図4に示すように、リテーナ60の一部がハウジング20の下面から飛び出した状態となっている。図15に示すように、リテーナ60の大部分は、リテーナ収容部26に収容されている。仮係止位置では、リテーナ本体部62の端子挿通孔67とハウジング20のキャビティ23との高さ位置が揃うようになっており、ハウジング20の後方からキャビティ23に雌端子を挿入可能となっている。
本係止位置では、図9に示すように、リテーナ60の下面がハウジング20の下面と面一をなし、図11および図12に示すように、リテーナ60の全てがリテーナ収容部26に収容された状態となっている。本係止位置では、リテーナ本体部62の端子挿通孔67がハウジング20のキャビティ23よりもやや上方に位置するようになっており、キャビティ23に収容された雌端子が端子係止部61によって後方に抜け止めされた状態に保持される。
支持軸64の先端には、図23に示すように、抜止片68が後方に張り出して形成されている。一方、レバー40のカム板41には、図21に示すように、支持軸64が嵌合する軸孔47が板厚方向に貫通して形成されている。また、軸孔47の内周壁には、抜止片68が上方から係止することでレバー40の抜け止めを行う抜止凹部48が設けられている。
レバー40をレバー収容部22に対して嵌合位置に装着した後、リテーナ60をリテーナ収容部26に対して仮係止位置に装着すると、図14に示すように、抜止片68が軸孔47をそのまま挿通し、図15に示すように、支持軸64が軸孔47に嵌合するようになっている。この状態では、支持軸64の全てが軸孔47に嵌合していないものの、レバー40を回動可能に支持するには十分な嵌合深さで支持軸64が軸孔47に嵌合している。そして、リテーナ60を本係止位置まで押し込み、レバー40を初期位置側へ回動させると、抜止片68が抜止凹部48に上方から係止してレバー40が支持軸64に抜止状態で保持されるようになっている。
突起部65の先端には、図23に示すように、一対の係合部69が両側に張り出して形成されている。係合部69の張り出し方向は、抜止片68の張り出し方向とほぼ直交している。一方、レバー40のカム板41には、突起部65が挿通される溝部49が板厚方向に貫通して形成されている。溝部49は、軸孔47を中心として周方向に延びる形態をなしている。図14に示すように、溝部49の内周壁のうち径方向に対向する両対向壁には、一対の周縁部50がそれぞれ周方向に延びて形成されている。
レバー40をレバー収容部22に対して嵌合位置に装着した後、リテーナ60をリテーナ収容部26に対して仮係止位置に装着したときには、図16に示すように、周縁部50が抜止片68に前方から当接することでレバー40が回動不能とされ、嵌合位置に保持される。そして、リテーナ60を本係止位置まで押し込むと、抜止片68が周縁部50よりも上方に移動することで、レバー40の回動が許容される。レバー40を初期位置側へ回動させると、図11に示すように、周縁部50には係合部69が上方から係合可能となる。このとき、レバー40は、図7に示すように、ハウジング20の後方に飛び出した状態となっており、図示しない電線がレバー40に引っ掛かって、このレバー40が引き上げられるおそれがある。このような場合であっても、一対の周縁部50が一対の係合部69に下方から係合することによってレバー40の引き上げが阻止される。したがって、レバー40の外れを防止できるとともに、レバー収容部22の開口部24がレバー40から上向きの力を受けて拡開し破損することを防止できる。
本実施形態は以上のような構成であって、続いてその作用を説明する。まず、レバー40をハウジング20のレバー収容部22に対して嵌合位置に組み付けた後、リテーナ60をハウジング20のリテーナ収容部26に対して仮係止位置に組み付ける。すると、支持軸64がリテーナ収容部26からレバー収容部22に進入し、レバー40の軸孔47に下方から嵌合する。これにより、レバー40がレバー収容部22において回動可能に装着されるものの、ロックアーム43のロック突部44とレバー収容部22のロック受け部28との係止に加え、突起部65の係合部69と溝部49の周縁部50との係合によりレバー40が嵌合位置において回動不能に保持される。
次に、ハウジング20のキャビティ23に対して後方から雌端子を挿入する。全ての雌端子を挿入し終わったら、リテーナ60を仮係止位置から本係止位置へ押し込む。すると、全ての雌端子がリテーナ60の端子係止部61によって後方から係止された状態になる。また、リテーナ60を本係止位置へ押し込むことによって突起部65の係合部69と溝部49の周縁部50との係合が解除される。さらに、ロックアーム43の押圧片45を指で押し下げてロック突部44とロック受け部28との係止を解除する。これにより、レバー40の回動が許容され、レバー40を嵌合位置から初期位置側へ回動させる。レバー40が初期位置に至ると、図7に示すように、操作部42が開口部24に当接することでレバー40の回動が停止され、図10に示すように、レバーロック51がレバー係止部31に係止することでレバー40が初期位置に保持される。
ここで、雌端子に接続された電線が上下方向に振られる等してレバー40が引き上げられるおそれがある。このとき、溝部49の一対の周縁部50が突起部65の一対の係合部69に下方から係合してレバー40の引き上げが阻止される。その結果、レバー40がレバー収容部22の上面に当接してレバー収容部22の開口部24が拡開変形することはなく、レバー収容部22の破損を未然に防ぐことができる。さらに、レバー40が支持軸64から外れることも防ぐことができる。
この後、レバー式コネクタ10を相手側コネクタに浅く嵌合させると、相手側のカムピンがカム溝52の入口に進入するとともに、相手側の解除リブがレバーロック51を解除方向に撓ませることでレバー40の回動が許容される。そして、レバー40を初期位置から嵌合位置に向けて回動させると、カムピンとカム溝52の係合に基づくカム作用によって、レバー式コネクタ10が相手側コネクタに引き寄せられる。また、ロックアーム43のロック突部44がレバー収容部22のロック受け部28に係止することでレバー40が嵌合位置に保持される。
次に、レバー式コネクタ10を相手側コネクタから離脱させる場合について簡単に説明する。まず、押圧片45を下方に押し込んでロックアーム43を撓ませ、ロック突部44とロック受け部28の係止状態を解除する。この状態で操作部42に指を掛けてレバー40を嵌合位置から初期位置へ回動させる。すると、相手側のカムピンとカム溝52の係合によってレバー式コネクタ10が相手側コネクタから引き離される。そして、レバー40が初期位置に至った後、レバー式コネクタ10を相手側コネクタから手動で引き離すと、互いに離脱した状態になる。
以上のように本実施形態では、レバー40をレバー収容部22に装着した後、リテーナ60がリテーナ収容部26に装着されるようになっているため、レバー収容部22の開口部24を拡開変形させなくてもレバー40をレバー収容部22に装着することができ、レバー40の組み付け性を向上させることができる。また、外れ防止部(突起部65、係合部69)によってレバー40の外れを防ぐことができ、レバー収容部22の破損を防ぐことができる。
外れ防止部は、リテーナ60における支持軸64が形成された面に形成された突起部65と、この突起部65の先端に形成された係合部69とからなり、突起部65がレバー40に形成された溝部49に挿通され、係合部69が溝部49の周縁部50に対してレバー40の板厚方向に係合することでレバー40が支持軸64から外れることが防止されている構成としてもよい。このような構成によると、レバー40の一部に溝部49を形成してこの溝部49に突起部65を挿通させるだけでよいため、リテーナ60の形状や大きさに合わせて外れ防止部(突起部65、係合部69)を設ける位置を自由に設定することができる。
リテーナ60は、リテーナ収容部26から一部飛び出した仮係止位置とリテーナ収容部26に全て収容された本係止位置との間を移動可能とされており、レバー40は、支持軸64が嵌合する軸孔47を有し、仮係止位置ではレバー40が回動可能に支持される程度に支持軸64の一部が軸孔47に嵌合している構成としてもよい。このような構成によると、仮係止位置で支持軸64の一部が軸孔47に嵌合することから、仮係止位置と本係止位置のいずれにおいてもレバー40を回動可能に支持することができる。
仮係止位置では突起部65の係合部69が溝部49の周縁部50に対してレバー40の板厚方向と直交する方向から当接することでレバー40が回動不能となる構成としてもよい。このような構成によると、リテーナ60が仮係止位置にあるときにレバー40が不意に回動してしまうことを防止できる。
レバー40は、レバー収容部22から一部飛び出した初期位置とレバー収容部22に全て収容された嵌合位置との間を回動可能に支持軸64に支持されており、レバー40をレバー収容部22に対して嵌合位置に装着した後、リテーナ60をリテーナ収容部26に対して仮係止位置に装着することで、レバー40が初期位置側へ回動不能となる構成としてもよい。このような構成によると、レバー40が初期位置で電線に引っ掛かる等して力を受けたとしても、外れ防止部によってレバー40の引き上げが防止され、レバー収容部22の開口部24を拡開変形させることはなく、レバー収容部22が破損することはない。また、リテーナ60が仮係止位置にあるときにレバー40が嵌合位置から初期位置側へ回動してしまうことを防止できる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態ではレバー40のカム板41に溝部49を形成しているものの、本発明によると、必ずしも溝部を設けなくてもよい。その場合、レバー40のカム板41の周縁部に対して外周側から係合部を引っ掛けるようにしてもよい。
(2)上記実施形態では突起部65の先端に一対の係合部69を設けているが、本発明によると、突起部65の先端に係合部69を一つだけ設けてもよい。
(3)上記実施形態ではリテーナ60に支持軸64を設けているものの、本発明によると、リテーナ60とは別の部材に支持軸を設けてもよい。
(4)上記実施形態ではレバー40にカム溝52が形成されているものの、本発明によると、レバー40にカムピンを形成してもよい。
(5)上記実施形態ではレバー40をレバー収容部22に後方から装着しているものの、本発明によると、レバー40をレバー収容部に側方から装着してもよい。
(6)上記実施形態では軸部材として仮係止位置と本係止位置の間を移動可能とされたリテーナ60を例示しているものの、本発明によると、雌端子をキャビティに挿入した後、本係止位置に直接組み付けるリテーナを軸部材としてもよい。
(7)上記実施形態では仮係止位置で係合部69が周縁部50に当接することでレバー40が嵌合位置に保持されているものの、本発明によると、必ずしも係合部が周縁部に当接しないものでもよい。
10…レバー式コネクタ
20…ハウジング
22…レバー収容部
24…開口部
26…リテーナ収容部(軸部材収容部)
40…レバー
47…軸孔(支持凹部)
49…溝部
50…周縁部
60…リテーナ(軸部材)
64…支持軸
65…突起部(外れ防止部)
69…係合部(外れ防止部)

Claims (5)

  1. 相手側コネクタとの嵌合および離脱を行うための倍力機構としてのレバーと、
    このレバーを回動可能に支持する支持軸を有する軸部材と、
    前記レバーを収容可能なレバー収容部が前記レバーの板厚方向と直交する方向に開口して設けられているとともに、前記軸部材を収容する軸部材収容部が前記レバーの板厚方向に開口して設けられているハウジングとを備え、前記レバーを前記レバー収容部に装着した後、前記軸部材が前記軸部材収容部に装着されるようになっており、
    前記軸部材は、前記軸部材収容部から前記レバー収容部に入り込んで前記レバーが前記支持軸から外れる方向へ移動することを防ぐ外れ防止部を備えることを特徴とするレバー式コネクタ。
  2. 前記外れ防止部は、前記軸部材における前記支持軸が形成された面に形成された突起部と、この突起部の先端に形成された係合部とからなり、前記突起部が前記レバーに形成された溝部に挿通され、前記係合部が前記溝部の周縁部に対して前記レバーの板厚方向に係合することで前記レバーが前記支持軸から外れることが防止されていることを特徴とする請求項1に記載のレバー式コネクタ。
  3. 前記軸部材は、前記軸部材収容部から一部飛び出した仮係止位置と前記軸部材収容部に全て収容された本係止位置との間を移動可能とされており、前記レバーは、前記支持軸が嵌合する支持凹部を有し、前記仮係止位置では前記レバーが回動可能に支持される程度に前記支持軸の一部が前記支持凹部に嵌合していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のレバー式コネクタ。
  4. 前記仮係止位置では前記突起部の前記係合部が前記溝部の周縁部に対して前記レバーの板厚方向と直交する方向から当接することで前記レバーが回動不能となることを特徴とする請求項3に記載のレバー式コネクタ。
  5. 前記レバーは、前記レバー収容部から一部飛び出した初期位置と前記レバー収容部に全て収容された嵌合位置との間を回動可能に前記支持軸に支持されており、前記レバーを前記レバー収容部に対して前記嵌合位置に装着した後、前記軸部材を前記軸部材収容部に対して前記仮係止位置に装着することで、前記レバーが前記初期位置側へ回動不能となることを特徴とする請求項4に記載のレバー式コネクタ。
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