JP2015099509A - 年齢層判定装置および年齢層判定プログラム - Google Patents

年齢層判定装置および年齢層判定プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 歩行者の年齢層を自動的に、かつ精度良く判定する。
【解決手段】 実施形態の年齢層判定装置は、第1の推定手段、算出手段、第2の推定手段および確定手段を備える。第1の推定手段は、歩行者の顔画像から歩行者の年齢層(第1の年齢層)を推定する。算出手段は、第1の年齢層の推定精度を算出する。第2の推定手段は、歩行者の歩幅に基づいて歩行者の年齢層(第2の年齢層)を推定する。推定精度が閾値以上である場合は、第1の年齢層として歩行者の年齢層を判定し、推定精度が閾値未満であり、かつ第1および第2の年齢層が互いに一致する場合は、一致した年齢層を歩行者の年齢層と判定し、また推定精度が閾値以上であり、かつ第1および第2の年齢層が互いに異なる場合は、第2の年齢層に基づいて歩行者の年齢層を確定する。
【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、年齢層判定装置および年齢層判定プログラムに関する。
イベント会場などへの来場者数の年齢層毎の分布などを調べたい場合、従来は来場者からアンケートをとることが一般的であった。
しかしながら、アンケートは、とる側およびとられる側の双方にとって手間となる。
そこで、顔認識技術を利用して、イベント会場の入場ゲートを通過する人間の年齢層を自動的に判定することが考えられるが、顔認識技術による年齢層の判定精度はさほど高くはない。
このような事情から、イベント会場の入場ゲートなどを通過する歩行者の年齢層を自動的に、かつ精度良く判定できることが望まれていた。
特開2007−80057号公報
本発明が解決しようとする課題は、歩行者の年齢層を自動的に、かつ精度良く判定することができる年齢層判定装置および年齢層判定プログラムを提供することである。
実施形態の年齢層判定装置は、第1の推定手段、算出手段、第2の推定手段および確定手段を備える。第1の推定手段は、歩行者の顔画像から歩行者の年齢層を推定する。算出手段は、第1の推定手段による年齢層の推定精度を算出する。第2の推定手段は、歩行者の歩幅に基づいて歩行者の年齢層を推定する。確定手段は、推定精度が閾値以上である場合は、第1の推定手段により推定された年齢層として歩行者の年齢層を判定し、推定精度が閾値未満であり、かつ第1の推定手段および第2の推定手段がそれぞれ推定した年齢層が互いに一致する場合は、一致した年齢層を歩行者の年齢層と判定し、また推定精度が閾値以上であり、かつ第1の推定手段および第2の推定手段がそれぞれ推定した年齢層が互いに異なる場合は、第2の推定手段により推定された年齢層に基づいて歩行者の年齢層を確定する。
一実施形態に係る年齢層判定装置の構成を示す図。 歩幅テーブルの一例を示す図。 推定処理に関する図1中のCPUのフローチャート。 測定処理に関する図1中のCPUのフローチャート。 歩幅測定の様子を示す図。 判定処理に関する図1中のCPUのフローチャート。
以下実施の形態の一例を図面を用いて説明する。
図1は本実施形態に係る年齢層判定装置の構成を示す図である。
この年齢層判定装置は、カメラ1,2および処理ユニット3を含む。
カメラ1は、歩行者Wが歩行する通路の近傍に設置され、当該通路上の所定の地点を繰り返し撮影して、その都度フレーム画像を出力する。カメラ1は、年齢層を判定するために、歩行者Wを撮影する。カメラ1の撮影範囲は、歩行者Wの顔を適正に撮影できるように定められる。従ってカメラ1は、顔撮影デバイスの一例である。カメラ1としては、ディジタルビデオカメラが好適であるが、高速な繰り返し撮影が可能なディジタルスチルカメラを適用することもできる。なお、このカメラ1が設けられる通路は、例えばイベント会場の入口ゲートの通路である。
カメラ2は、上記の通路の近傍に配置され、歩行者Wの足下を繰り返し俯瞰撮影し、その都度フレーム画像を出力する。カメラ2の撮影範囲は、歩行者Wが複数歩を歩行する間に渡り歩行者Wの足下を撮影し続けることができるように定められる。従ってカメラ2は、足下撮影デバイスの一例である。なお本実施形態では、地面(床面)にシートSが敷かれる。シートSは、その表面にスケールマークSMが形成されている。スケールマークSMは、一定の間隔(例えば10cm)の多数の平行線である。そしてカメラ2の撮影範囲は、スケールマークSMの全体を撮影可能なように定められる。カメラ2としては、ディジタルビデオカメラが好適であるが、高速な繰り返し撮影が可能なディジタルスチルカメラを適用することもできる。
処理ユニット3は、カメラ1,2から出力されるフレーム画像を処理して、歩行者Wの年齢層を判定する。
処理ユニット3は、CPU(central processing unit)31、ROM(read-only memory)32、RAM(random-access memory)33、補助記憶ユニット34、カメラインタフェース(カメラI/F)35,36、入力ユニット37、表示ユニット38およびバスライン39を含む。なお、バスライン39は、アドレスバスおよびデータバスなどを含み、CPU31、ROM32、RAM33、補助記憶ユニット34、カメラインタフェース35,36、入力ユニット37および表示ユニット38を互いに接続する。
CPU31は、コンピュータの中枢部分に相当する。CPU31は、ROM32に記憶されたオペレーティングシステムおよびアプリケーションプログラムに基づいて、処理ユニット3としての後述する動作を実現するべく各部を制御する。
ROM32は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。ROM32は、オペレーティングシステムを記憶する。ROM32は、アプリケーションプログラムを記憶する場合もある。またROM32は、CPU31が各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する場合もある。
RAM33は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。RAM33は、CPU31が各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する。さらにRAM33は、CPU31が各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶しておく、いわゆるワークエリアとして利用される。
補助記憶ユニット34は、上記コンピュータの補助記憶部分に相当する。補助記憶ユニット34は、例えばHDD(hard disk drive)やSSD(solid state drive)などであり、CPU31が各種の処理を行う上で使用するデータや、CPU31での処理によって生成されたデータを保存する。補助記憶ユニット34は、アプリケーションプログラムを記憶する場合もある。また補助記憶ユニット34は、後述する歩幅テーブルを記憶する。
カメラインタフェース35,36は、カメラ1,2が出力するフレーム画像をそれぞれ取り込んで、補助記憶ユニット34に書き込む。
入力ユニット37は、キーボードやマウスなどの入力デバイスと、その駆動回路などを含み、操作者による入力デバイスの操作の内容を表したコマンドをCPU31に送る。
表示ユニット38は、例えばLCD(liquid crystal display)などの表示デバイスと、その駆動回路などを含み、CPU31の制御の下に様々な画像を表示する。
この処理ユニット3の基本ハードウェアとしては、例えば汎用のコンピュータ装置を用いることができる。このような基本ハードウェアが備えるROM32または補助記憶ユニット34にて、後述する処理を記述したアプリケーションプログラム(以下、年齢層判定プログラムと称する)を記憶することにより処理ユニット3を具現できる。このときに処理ユニット3の譲渡は一般に、年齢層判定プログラムがROM32または補助記憶ユニット34に記憶された状態にて行われる。しかし、基本ハードウェアと年齢層判定プログラムとが個別に譲渡された上で、年齢層判定プログラムがROM32または補助記憶ユニット34へと書き込まれても良い。年齢層判定プログラムの譲渡は、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリなどのようなリムーバブルな記録媒体に記録して、あるいはネットワークを介して行うことができる。
図2は歩幅テーブルの一例を示す図である。
歩幅テーブルは、年齢層コード、男性の平均歩幅および女性の平均歩幅をそれぞれ関連付けて記述したデータレコードの集合である。
年齢層コードの項は、年齢層のそれぞれを識別するためのコードを表す。年齢層コードのそれぞれにどのような年齢層を関連付けるかは任意であるが、例えばG1は6〜10歳、G2は11歳〜15歳、G3は16歳〜20歳といった具合に関連付けることが考えられる。1つの年齢層の幅は、例えば1歳とするなどのように任意に変更が可能であるし、また各年齢層の幅にバラツキがあっても構わない。男性の平均歩幅の項は、関連付けられた年齢層コードで表される年齢層の男性の平均歩幅を表す。女性の平均歩幅の項は、関連付けられた年齢層コードで表される年齢層の女性の平均歩幅を表す。なお、平均歩幅は、実際には数値が記述されるが、図2においては「Pm1」「Pf1」のように表している。
次に以上のように構成された年齢層判定装置の動作について説明する。
起動されて通常の動作状態となると、CPU31はROM32または補助記憶ユニット34に記憶された年齢層判定プログラムに従って図3、4,6に示す各処理をそれぞれ別タスクの処理として並列的に実行する。なお、以下に説明する処理の内容は一例であって、同様な結果を得ることが可能な様々な処理を適宜に利用できる。
図3は推定処理に関するCPU31のフローチャートである。
Act1においてCPU31は、カメラ1が出力してカメラインタフェース35によって補助記憶ユニット34に書き込まれた最新のフレーム画像をRAM33のワークエリアに取り込む。
Act2においてCPU31は、このフレーム画像を解析して、顔画像が含まれるか否かを確認する。CPU31は、顔画像が含まれないためにNOと判定したならば、Act1に戻り、次のフレーム画像を取り込む。ただし、次のフレーム画像の補助記憶ユニット34への書き込みがまだ完了していないならば、それが完了するまでCPU31は待機する。そしてCPU31は、フレーム画像に顔画像が含まれるためにAct2においてYESと判定したならば、Act3へと進む。
Act3においてCPU31は、その顔画像から顔の属性(例えば髪型、肌の状態、目元,口元の皺の状態、ひげの有無、化粧の有無等)を抽出する。そしてCPU31は、抽出した属性をパラメータ化してワークエリアに書き込んだ後、辞書データを参照して歩行者Wの性別および年齢層を推定する。なお辞書データは、性別と年齢層との組み合わせのそれぞれに関連付けて、その組み合わせに相当する人間の顔に関する典型的な属性を記述したものであり、例えば補助記憶ユニット34に記憶されている。なお、CPU31は、推定した性別および年齢層の信頼度を表すスコアも算出する。ここでは、信頼度が高いほどスコアは大きな値となることとする。かくしてCPU31は、第1の推定手段および算出手段としての機能を備える。なお、このような処理は顔認識処理として種々の処理が既に知られており、本実施形態においてもそのような既知の処理をそのまま利用できる。
Act5においてCPU31は、上記の推定した性別および年齢層を推定処理での推定結果として確定するための確定条件が成立しているか否かを確認する。確定条件は、年齢層判定装置の設計者または使用者により任意に定められて良い。一例として確定条件は、連続する10フレームのフレーム画像に対してAct1〜Act5の処理を実行した結果、いずれも同じ性別および年齢層が推定された場合に成立するものとする。
CPU31は、確定条件が成立しないためにAct5にてNOと判定したならば、Act1の処理に戻り、次のフレーム画像を取り込む。そしてCPU31は、そのフレーム画像に対してAct22以降の処理を、上記と同様にして実行する。CPU31は、確定条件が成立したためにAct5にてYESと判定したならば、Act6へと進む。
Act6においてCPU31は、Act4にて推定された性別および年齢層と、そのスコアとを互いに関連付けてRAM33または補助記憶ユニット34に保存する。
Act7においてCPU31は、カメラ1が出力してカメラインタフェース35によって補助記憶ユニット34に書き込まれた最新のフレーム画像をRAM33のワークエリアに取り込む。
Act8においてCPU31は、このフレーム画像を解析して、顔画像が含まれるか否かを確認する。CPU31は、顔画像が含まれるためにYESと判定したならば、Act7に戻り、次のフレーム画像を取り込む。ただし、次のフレーム画像の補助記憶ユニット34への書き込みがまだ完了していないならば、それが完了するまでCPU31は待機する。そしてCPU31は、フレーム画像に顔画像が含まれないためにAct8においてNOと判定したならば、Act1へと戻り、Act1以降の処理を上記と同様にして実行する。つまりAct7およびAct8においてCPU31は、カメラ1により歩行者Wが撮影されなくなるのを待ち受ける。そして歩行者Wが撮影されなくなったならば、Act1に戻って次の歩行者Wについての処理に備える。
図4は測定処理に関するCPU31のフローチャートである。
Act11においてCPU31は、カメラ2が出力してカメラインタフェース36によって補助記憶ユニット34に書き込まれた最新のフレーム画像をRAM33のワークエリアに取り込む。
Act12においてCPU31は、このフレーム画像を解析して、足画像が含まれるか否かを確認する。CPU31は、足画像が含まれないためにNOと判定したならば、Act11に戻り、次のフレーム画像を取り込む。ただし、次のフレーム画像の補助記憶ユニット34への書き込みがまだ完了していないならば、それが完了するまでCPU31は待機する。そしてCPU31は、フレーム画像に足画像が含まれるためにAct12においてYESと判定したならば、Act13へと進む。
Act13においてCPU31は、足画像が表す足が地面(床面)に接しているか否かを確認する。この確認は、例えばフレーム画像における地面と足画像との位置関係を確認することにより実現できる。なお、フレーム画像に複数の足画像が含まれる場合には、歩行者Wの歩行方向の前方に位置する足画像を対象とする。そして、CPU31は、足が接地していないためにNOと判定したならば、Act11に戻り、次のフレーム画像を取り込む。ただし、次のフレーム画像の補助記憶ユニット34への書き込みがまだ完了していないならば、それが完了するまでCPU31は待機する。しかし、CPU31は、足が接地しているためにAct13においてYESと判定したならば、Act14へと進む。
Act14においてCPU31は、上記の足の位置を判定する。本実施形態では、足の先端の位置を判定することとする。しかし、足の中央の位置や、足の後端の位置などを判定しても良い。なお、CPU31は、ここで判定した位置を例えばワークエリアに書き込む。足の位置は、スケールマークSMの画像を参照する。足の位置は例えば、スケールマークSMの内の基準線からの距離として表すことができる。
Act15においてCPU31は、上記の足の接地が、カメラ2の撮影範囲内での1歩目であるか否かを確認する。この確認は、例えばフレーム画像内の足画像が1つのみであって、かつAct14で判定した位置がフレーム画像内の歩行者Wがフレームインする側に予め定めた領域内にあるか否かを確認することにより実現できる。そして、CPU31は、1歩目であることを確認してYESと判定したならば、Act16へと進む。
Act16においてCPU31は、RAM33または補助記憶ユニット34に後述するように保存される歩幅の全てをクリアする。
Act17においてCPU31は、変数nに1をセットする。そしてこののちにCPU31は、Act11に戻り、Act11以降の処理を上記と同様にして実行する。
さて、CPU31は、Act14で位置を判定した足がカメラ2の撮影範囲内での1歩目ではないためにAct15にてNOと判定したならば、Act18へと進む。
Act18においてCPU31は、その直前にAct14にて判定した位置と、その1つ前にAct14を実行した際に判定した位置との変化量が規定量以上であるか否かを確認する。この確認は、足が一度接地している期間においてカメラ2により複数のフレーム画像が出力され得ることを考慮し、生じている足の接地が新たな一歩によるものであるか否かを確認するものである。従って規定量は、足が一度接地している期間において足の位置が変化し得る量よりも大きく、かつ一歩での足の位置の変化量よりも小さな値として定めておく。規定量の具体的な値は、年齢層判定装置の設計者または使用者により任意に定められて良い。そして、CPU31は、変化量が規定量未満であるためにNOと判定したならば、Act11に戻り、Act11以降の処理を上記と同様にして実行する。しかしながら、CPU31は、変化量が規定量以上であるためにAct18にてYESと判定したならば、Act19へと進む。
Act19においてCPU31は、上記の変化量を歩幅Penとして、RAM33または補助記憶ユニット34に保存する。なお、「Pen」の「n」は変数nであり、変数nが初期値の1であるときの変化量、つまり1歩目から2歩目にかけての変化量が、歩幅Pe1とされる。
Act20においてCPU31は、変数nを1つ増加する。そしてこののちにCPU31は、Act11に戻り、Act11以降の処理を上記と同様にして実行する。これにより、2歩目から3歩目にかけての変化量が歩幅Pe2として、また3歩目から4歩目にかけての変化量が歩幅Pe3としてといった具合にRAM33または補助記憶ユニット34に保存されて行き、これらは新しい1歩目が検出されるまでRAM33または補助記憶ユニット34に保持される。
以上のようにして測定処理により、歩行者Wの歩幅が、例えば図5に示すように複数回測定される。かくしてCPU31は、判定手段としての機能を備え、カメラ2とCPU31とによって測定手段が構成されている。
図6は判定処理に関するCPU31のフローチャートである。
Act21においてCPU31は、推定処理による推定結果がRAM33または補助記憶ユニット34に新たに保存されたか否かを確認する。CPU31は、推定結果が新たに保存されないためにNOと判定したならば、Act21の判定に戻る。つまりCPU31は、推定処理による推定結果が新たに保存されるのを待ち受ける。そして、推定処理においてAct6が実行されて推定結果が新たに保存されたならば、CPU31はAct21にてYESと判定し、Act22へと進む。なお、以下においては、上記の新たに保存された推定結果に含まれる年齢層コードにより識別される年齢層を、第1の年齢層と称する。
Act22においてCPU31は、上記の新たな推定結果とともに保存されたスコアが閾値以上であるか否かを確認する。閾値は、年齢層判定装置の設計者または使用者により任意に定められて良い。そしてCPU31は、スコアが閾値以上であるためにYESと判定したならばAct25へと進み、スコアが閾値未満であるためにNOと判定したならばAct23へと進む。
Act23においてCPU31は、RAM33または補助記憶ユニット34に測定処理によって書き込まれた複数の歩幅に基づいて第2の年齢層を推定する。具体的には例えば、CPU31はまず、上記の複数の歩幅の平均値を求める。次にCPU31は例えば、上記の新たに保存された推定結果に含まれる性別に関して歩幅テーブルに記述された平均歩幅のうちから上記の平均値に近似する値を検出する。そしてCPU31は例えば、検出した平均歩幅に歩幅テーブルにて関連付けられた年齢層コードで識別される年齢層として、第2の年齢層を推定する。このようにCPU31は、第2の推定手段としての機能を備える。
ところで、Act23を実行すべきとき、つまり推定処理による推定結果が新たに保存されときには、できるだけ多くの歩幅がRAM33または補助記憶ユニット34に測定処理によって書き込まれていることが望ましい。そこで、カメラ1の撮像位置を、カメラ2における撮影範囲のうちの歩行者Wの歩行方向の前方の端部近傍に設定しておくと良い。
Act24においてCPU31は、第1の年齢層と第2の年齢層とが一致するか否かを確認する。そしてCPU31は、一致するためにYESと判定したならば、Act25へと進む。
Act25においてCPU31は、第1の年齢層を、今回通路を歩行した歩行者Wについて判定した年齢層(以下、判定年齢層と称する)とし、その年齢層コードを補助記憶ユニット34に記憶する。そしてこののちにCPU31は、Act21に戻り、Act21以降の処理を上記と同様に行う。つまり、スコアが閾値以上であり、第1の年齢層がある程度信頼できる場合と、スコアが閾値未満であるものの、第2の年齢層も同一である場合には、CPU31は第1の年齢層をそのまま判定年齢層として採用する。
ところで、CPU31は、第1の年齢層と第2の年齢層とが一致しないためにAct24にてNOと判定したならば、Act26へと進む。
Act26においてCPU31は、第1の年齢層とは異なるものとしての補正年齢層を、第2の年齢層に基づいて判定する。補正年齢層は予め定めたルールに従って判定されればよく、そのルールは年齢層判定装置の設計者または使用者により任意に定められて良い。第1の例としては、第2の年齢層をそのまま補正年齢層とする。第2の例としては、第1の年齢層が第2の年齢層よりも上であるならば、第1の年齢層に対して一定ランク(例えば1ランク)下の年齢層を補正年齢層とし、第1の年齢層が第2の年齢層よりも下であるならば、第1の年齢層に対して一定ランク上の年齢層を補正年齢層とする。第3の例としては、第1の年齢層が第2の年齢層よりも上であるならば、それらの間のランク差に応じたランク数だけ第1の年齢層よりも下の年齢層を補正年齢層とし、第1の年齢層が第2の年齢層よりも下であるならば、それらの間のランク差に応じたランク数だけ第1の年齢層よりも上の年齢層を補正年齢層とする。
Act27においてCPU31は、補正年齢層を判定年齢層とし、その年齢層コードを補助記憶ユニット34に保存する。そしてこののちにCPU31は、Act21に戻り、Act21以降の処理を上記と同様に行う。
以上のようにCPU31は、確定手段としての機能を備える。
なお、CPU31はAct25またはAct27において、判定年齢層の年齢層コードに関連付けて、性別、スコア、第1の年齢層および補正年齢層のいずれを採用したかを表す情報、あるいは現在日時などのような集計や分析のために有用な情報を併せて補助記憶ユニット34に保存しても良い。
以上のように本実施形態によれば、歩行者Wの顔に関する顔認識処理による年齢推定の他に、歩行者Wの歩幅に基づく年齢推定も行い、顔認識処理により推定した第1の年齢層の信頼度が一定レベル以上であるか、当該信頼度が一定レベルを下回るものの、歩幅に基づき推定した第2の年齢層が第1の年齢層と同じであるならば、第1の年齢層を歩行者Wの年齢層として判定する。しかしながら、第1の年齢層の信頼度が一定レベルを下回り、しかも第1の年齢層と第2の年齢層が異なるならば、第2の年齢層を考慮して第1の年齢層とは異なるものとして求めた年齢層を歩行者Wの年齢層として判定する。歩幅と年齢層とは、完全には一致しないものの、一定の相関性があることが知られており、歩幅は年齢層の指標の1つとして利用することができる。かくして、顔認識処理による年齢層の推定の精度が低い場合には、歩幅から推定した年齢層を加味して年齢層の判定を行うことにより、年齢層判定の精度を向上できる。
ところで、スコアが閾値未満であり、かつ第1の年齢層と第2の年齢層とが同一である場合には、第2の年齢層をそのまま判定年齢層として採用しているのと同等である。また、補正年齢層の判定のルールに上記第1の例を採用した場合には、スコアが閾値未満であり、かつ第1の年齢層と第2の年齢層とが異なる場合には、第2の年齢層をそのまま判定年齢層として採用している。従って、このケースでは、スコアが閾値未満である場合には、第2の年齢層をそのまま判定年齢層として採用していることとなる。従って、Act24を省略して、Act23からAct26へと進むようにしても同等となる。
この実施形態は、次のような種々の変形実施が可能である。
歩幅の測定は、例えば光センサを用いて足の位置を検出するなどのように、画像処理に依らない処理によるものであっても良い。
カメラ1,2の少なくとも一方を年齢層判定装置には備えず、例えば防犯カメラなどのような外部のカメラにより撮影された画像を利用しても良い。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1,2…カメラ、3…処理ユニット、31…CPU、32…ROM、33…RAM、34…補助記憶ユニット、35,36…カメラインタフェース、37…入力ユニット、38…表示ユニット、W…歩行者。

Claims (6)

  1. 歩行者の顔画像から前記歩行者の年齢層を推定する第1の推定手段と、
    前記第1の推定手段による前記年齢層の推定精度を算出する算出手段と、
    前記歩行者の歩幅に基づいて前記歩行者の年齢層を推定する第2の推定手段と、
    前記推定精度が閾値以上である場合は、前記第1の推定手段により推定された年齢層として前記歩行者の年齢層を判定し、前記推定精度が前記閾値未満であり、かつ前記第1の推定手段および前記第2の推定手段がそれぞれ推定した年齢層が互いに一致する場合は、一致した年齢層を前記歩行者の年齢層を判定し、また前記推定精度が前記閾値以上であり、かつ前記第1の推定手段および前記第2の推定手段がそれぞれ推定した年齢層が互いに異なる場合は、前記第2の推定手段により推定された年齢層に基づいて前記歩行者の年齢層を確定する確定手段とを具備したことを特徴とする年齢層判定装置。
  2. 前記歩行者の顔画像を撮影する顔撮影デバイスをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の年齢層判定装置。
  3. 前記歩行者の歩幅を測定する測定手段をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の年齢層判定装置。
  4. 前記測定手段は、
    前記歩行者の足下を撮影する足下撮影デバイスと、
    前記足下撮影デバイスにより撮影された画像に対する画像処理によって前記歩行者の歩幅を判定する判定手段とを具備することを特徴とする請求項3に記載の年齢層判定装置。
  5. 前記確定手段は、前記推定精度が前記閾値未満である場合は、前記第2の推定手段により推定された年齢層として前記歩行者の年齢層を確定することを特徴とする請求項1−4のいずれか1項に記載の年齢層判定装置。
  6. コンピュータを、
    歩行者の顔画像から前記歩行者の年齢層を推定する第1の推定手段と、
    前記第1の推定手段による前記年齢層の推定精度を算出する算出手段と、
    前記歩行者の歩幅に基づいて前記歩行者の年齢層を推定する第2の推定手段と、
    前記推定精度が閾値以上である場合は、前記第1の推定手段により推定された年齢層として前記歩行者の年齢層を判定し、前記推定精度が前記閾値未満であり、かつ前記第1の推定手段および前記第2の推定手段がそれぞれ推定した年齢層が互いに一致する場合は、一致した年齢層を前記歩行者の年齢層と判定し、また前記推定精度が前記閾値以上であり、かつ前記第1の推定手段および前記第2の推定手段がそれぞれ推定した年齢層が互いに異なる場合は、前記第2の推定手段により推定された年齢層に基づいて前記歩行者の年齢層を確定する確定手段として機能させるための年齢層判定プログラム。
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