JP2015098303A - 空調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来のものと比較して、確実に空調の効果を発揮することができる空調装置を提供すること。
【解決手段】ECUは、空調モードがベントモードである状態で(ステップS1)、ブロワファンを回転させるブロワファンモータの実駆動電流値Icが基本電流値Irを超えている時間が所定時間THtより長いことを条件として(ステップS3、S4)、空調装置の効率が所定効率より低いと判断し、空調モードをベントモードからB/Lモードに切り換える(ステップS5)。
【選択図】図4

Description

本発明は、空調装置に関し、詳しくは、車両に搭載される空調装置に関する。
一般に、空調装置の吹出し口としては、フロントウインドガラスの車室内側に向けて開口されたデフロスタ吹出し口と、運転席及び助手席に向けて開口されたベント吹出し口と、運転席及び助手席に着座した乗員の足元に向けて開口された足元吹出し口とがあり、各吹出し口から吹出される空調風の量は、コントロールパネルの操作に応じて調整される。
これら空調装置の吹出し口のなかで、ベント吹出し口には、乗員が手動で操作できるルーバ等の閉鎖体が設けられている。ここで、ベント吹出し口のみから空調風が吹出されるように調整された状態で、ベント吹出し口が閉鎖体によって閉鎖されている場合には、空調装置から空調風が吹出されなくなる。このため、乗員がコントロールパネル又は閉鎖体を操作するまで、空調装置は、空調の効果を発揮することができず、無駄に作動している状態となる。
このような状態を解消するものとして、特許文献1には、ベント吹出し口を流通する空気の温度を検出する温度センサを備え、温度センサによって検出された温度の変化状態に異常があった場合には、空調装置をオフにするものが提案されている。
特開2011−25898号公報
しかしながら、特許文献1で提案されたものは、空調装置が無駄に作動していることを検出した場合には、空調装置をオフにするため、空調の効果を確実に発揮することができないといった課題があった。
そこで、本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、従来のものと比較して、確実に空調の効果を発揮することができる空調装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、乗員が手動で操作できる閉鎖体が設けられた第1吹出し口と、閉鎖体が設けられていない第2吹出し口と、が形成され、第1吹出し口のみから空調風を吹出させる第1空調モードと、少なくとも第2吹出し口から空調風を吹出させる第2空調モードとの間で空調モードを選択させることができる車両の空調装置であって、第1空調モードが選択されている状態で、空調装置の効率が所定効率より低いことを条件として、第2空調モードを選択する空調モード選択部を備えたことを特徴とするものである。
本発明の第2の態様として、外部電源から供給される電力によって充電される二次電池を更に備え、空調モード選択部は、二次電池が充電されているときに空調装置を作動させるプレ空調が実行されていることを更に条件として、第2空調モードを選択するようにしてもよい。
このように、上記の第1の態様は、空調装置の効率に基づいて第1吹出し口が閉鎖されていると判断される場合には、閉鎖されることがない第2吹出し口から空調風を吹出させるため、従来のものと比較して、確実に空調の効果を発揮することができる。
上記の第2の態様は、プレ空調を確実に実行させることができる。
図1は、本発明の実施形態に係る空調装置を搭載した車両の要部を示す構成図である。 図2は、本発明の実施形態に係る空調装置の構成図である。 図3は、本発明の実施形態に係る空調装置によって参照される駆動電流マップを示す概念図である。 図4は、本発明の実施形態に係る空調装置による空調モード切換動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る空調装置を搭載した車両1は、外部電源から供給される電力によって充電される二次電池の電力を駆動力とする電気自動車を構成する。車両1は、充電コネクタ2と、充電回路3と、二次電池4と、駆動回路5と、駆動モータ6と、空調ユニット7と、ECU(Electronic Control Unit)8とを含んで構成される。
充電コネクタ2は、外部電源から電力が供給されるようになっている。充電回路3は、充電コネクタ2に接続され、充電コネクタ2に供給された交流電力を直流電力に変換するコンバータ及び直流電力を昇圧する昇圧回路を含んで構成される。
二次電池4は、充電回路3と並列に接続されている。二次電池4は、充電回路3から供給される電力によって充電される一方で、駆動回路5及び空調ユニット7等に電力を供給するようになっている。
駆動回路5は、充電回路3及び二次電池4と並列に接続されている。駆動回路5は、ECU8によって制御されるインバータを有している。駆動回路5は、ECU8による制御に基づいて直流電力と三相交流電力とを相互に変換するようになっている。これにより、駆動回路5は、二次電池4と駆動モータ6との間で電力をやりとりさせ、二次電池4を充放電させるようになっている。
駆動モータ6は、回転磁界を形成するステータと、ステータの内部に配置され、複数の永久磁石が埋め込まれているロータとを備えている。ステータは、ステータコアおよびステータコアに巻き掛けられた三相コイルを備えている。
このように構成された駆動モータ6において、ステータの三相コイルに三相交流電力が供給されると、ステータによって回転磁界が形成され、この回転磁界にロータに埋め込まれた永久磁石が引かれることにより、ロータが回転駆動される。このように、駆動モータ6は、電動機、すなわち、車両1の駆動源として機能するようになっている。
また、ロータに埋め込まれた永久磁石が回転すると、回転磁界が形成され、この回転磁界によりステータの三相コイルに誘導電流が流れることにより、三相コイルの両端に電力が発生する。このように、駆動モータ6は、発電機としても機能するようになっている。
空調ユニット7は、充電回路3、二次電池4及び駆動回路5と並列に接続されている。すなわち、空調ユニット7は、充電回路3、二次電池4及び駆動回路5から供給される電力によって駆動するようになっている。空調ユニット7は、ECU8と一体に空調装置9を構成する。
図2に示すように、空調ユニット7には、車室内に吹出される空気の導入口として、空調ユニット7内を車室外に連通する外気導入口10aと、空調ユニット7内を車室内に連通する内気導入口10bとが形成されている。
外気導入口10aは、車室外の空気を空調ユニット7内に導入する導入口である。内気導入口10bは、車室内の空気を空調ユニット7内に導入する導入口、すなわち車室内で循環する空気を導入させるための導入口である。
空調ユニット7内には、車室内に吹出される空気の導入口を外気導入口10aと内気導入口10bとの間で切り換える導入口切換ドア11が設けられている。導入口切換ドア11は、外気導入口10aを完全に閉じて内気導入口10bを完全に開く位置と、内気導入口10bを完全に閉じて外気導入口10aを完全に開く位置との間を移動できるように、空調ユニット7内に回転自在に取り付けられている。
導入口切換ドア11には、導入口切換ドア11を駆動するためのアクチュエータ12が設けられている。アクチュエータ12は、ECU8による制御に応じて、導入口切換ドア11の位置を制御するようになっている。
また、空調ユニット7には、車室内に吹出される空気の排出口として、フロントウインドガラスの車室内側に向けて開口されたデフロスタ吹出し口13aに連通されたデフロスタ排出口14aと、運転席及び助手席に向けて開口されたベント吹出し口13bに連通されたベント排出口14bと、運転席及び助手席に着座した乗員の足元に向けて開口された足元吹出し口13cに連通された足元排出口14cとが形成されている。
ベント吹出し口13bには、ベント吹出し口13bを閉鎖することができる閉鎖体を構成するルーバ15が設けられている。例えば、ルーバ15は、乗員が操作できる操作レバーの位置に応じて、ベント吹出し口13bを開放する状態と閉鎖する状態との間でベント吹出し口13bの開放状態を変更するようになっている。
すなわち、本実施の形態において、ベント吹出し口13bは、乗員が手動で操作できるルーバ15が設けられた第1吹出し口に該当し、デフロスタ吹出し口13a及び足元排出口14cは、ルーバ15が設けられていない第2吹出し口に該当する。
空調ユニット7内には、デフロスタ排出口14aを開閉する吹出口切換ドア16aと、ベント排出口14b及び足元排出口14cを開閉する吹出口切換ドア16bとが設けられている。
吹出口切換ドア16aは、デフロスタ排出口14aを完全に閉じる位置と、デフロスタ排出口14aを完全に閉じる位置との間を移動できるように、空調ユニット7内に回転自在に取り付けられている。
吹出口切換ドア16aには、吹出口切換ドア16aを駆動するためのアクチュエータ17aが設けられている。アクチュエータ17aは、ECU8による制御に応じて、吹出口切換ドア16aの位置を制御するようになっている。
吹出口切換ドア16bは、ベント排出口14bを完全に閉じて足元排出口14cを完全に開く位置と、足元排出口14cを完全に閉じてベント排出口14bを完全に開く位置との間を移動できるように、空調ユニット7内に回転自在に取り付けられている。
吹出口切換ドア16bには、吹出口切換ドア16bを駆動するためのアクチュエータ17bが設けられている。アクチュエータ17bは、ECU8による制御に応じて、吹出口切換ドア16bの位置を制御するようになっている。
また、空調ユニット7内には、空気の導入口から排出口に向けて、ブロワファン20と、エバポレータコア21と、エアミックスドア22と、PTC(Positive Temperature Coefficient)ヒータ23とが設けられている。
ブロワファン20は、車室内に吹出させる空気を送風するようになっている。ブロワファン20には、ブロワファン20を回転させるブロワファンモータ24が設けられている。ブロワファン20は、ブロワファンモータ24によって回転させられることにより、導入口から導入された空気を排出口に向けて送風するようになっている。ブロワファンモータ24は、ECU8による制御に応じて、その回転力が変化し、ブロワファン20の送風量を変化させるようになっている。
エバポレータコア21は、エバポレータコア21を通過する空気と、エバポレータコア21内を通過する冷媒との間で熱交換を行わせることによって、エバポレータコア21を通過する空気を冷却及び除湿するようになっている。エバポレータコア21には、電動コンプレッサ25及び室外コンデンサ26が設けられ、空調ユニット7は、冷房装置を構成する。
エアミックスドア22は、PTCヒータ23を通過する空気の流量を調整するようになっている。具体的には、エアミックスドア22は、エバポレータコア21を通過した空気がPTCヒータ23を通過する位置と、エバポレータコア21を通過した空気がPTCヒータ23を通過しない位置との間を移動できるように、空調ユニット7内に回転自在に取り付けられている。
エアミックスドア22には、エアミックスドア22を駆動するためのアクチュエータ27が設けられている。アクチュエータ27は、ECU8による制御に応じて、エアミックスドア22の位置を制御するようになっている。
PTCヒータ23は、車室内に吹出させる空気を暖める熱源として機能する。したがって、ブロワファン20が回転させられ、車室内に吹出させる空気がPTCヒータ23を通過するようにエアミックスドア22の位置が制御されることにより、空調ユニット7は、暖房装置を構成する。
ECU8は、CPU(Central Processing Unit)と、RAM(Random Access Memory)と、ROM(Read Only Memory)と、フラッシュメモリと、入力ポートと、出力ポートとを備えたコンピュータユニットによって構成されている。
ECU8のROMには、各種定数や各種マップ等とともに、当該コンピュータユニットをECU8として機能させるためのプログラムが記憶されている。すなわち、ECU8において、CPUがROMに記憶されたプログラムを実行することにより、当該コンピュータユニットは、ECU8として機能する。
本実施の形態において、ECU8の入力ポートには、車室内の温度を検出する車室内温度センサ51と、外気の温度を検出する外気温度センサ52と、二次電池4の放電電流値を検出する電流センサ53とを含む各種センサ類と、コントロールパネル54を含む各種コントローラとが接続されている。
コントロールパネル54には、空調ユニット7のオン/オフが切り換えられる空調スイッチと、車室内に吹出させる空気の導入口が外気導入口10aと内気導入口10bとの間で選択される空気導入モード選択スイッチと、デフロスタ吹出し口13a、ベント吹出し口13b及び足元吹出し口13cから吹出される空調風の流量の比率の組合せからなる空調モードが選択される空調モード選択スイッチと、これら吹出し口から吹出される空調風の流量(以下、単に「吹出し量」ともいう)が設定される風量調節スイッチと、設定温度が設定される温度設定スイッチとを含む各種スイッチが設けられている。
空調モード選択スイッチは、例えば、ベントモード、フットモード、B/L(バイレベル)モード及びD/F(デフ/フット)モードのなかから1つの空調モードが選択されるようになっている。
ベントモードは、ベント吹出し口13bから空調風を吹出させるモードである。フットモードは、足元吹出し口13cから空調風を吹出させるモードである。B/Lモードは、ベント吹出し口13b及び足元吹出し口13cから空調風を吹出させるモードである。D/Fモードは、デフロスタ吹出し口13a及び足元吹出し口13cから空調風を吹出させるモードである。
本実施の形態において、ベントモードは、第1吹出し口のみから空調風を吹出させる第1空調モードに該当し、B/Lモードは、少なくとも第2吹出し口から空調風を吹出させる第2空調モードに該当する。なお、フットモード又はD/Fモードが、第2空調モードに該当することとしてもよい。
ECU8の出力ポートには、アクチュエータ12、17a、17b及び27、PTCヒータ23、ブロワファンモータ24並びに電動コンプレッサ25等の各種制御対象類が接続されている。ECU8は、各種センサ類、各種コントローラ及び各種スイッチから得られる情報に基づいて、各種制御対象類を制御するようになっている。
例えば、ECU8、コントロールパネル54の空調スイッチによって空調ユニット7がオン状態にあるときに、車室内温度センサ51によって検出された車室内の温度と、コントロールパネル54の温度設定スイッチによって設定された温度とが等しくなるように、アクチュエータ27、PTCヒータ23及び電動コンプレッサ25を適宜制御するようになっている。
また、ECU8のROMには、図3に示すように、空調モードと吹出し量とに対して、ブロワファンモータ24の駆動電流値(以下、単に「基本電流値」という)が対応付けられている駆動電流マップが予め格納されている。
ECU8は、コントロールパネル54で選択された空調モードと、風量調節スイッチによって選択された吹出し量とに基づいて、ブロワファンモータ24の駆動電流を設定するようになっている。
ここで、風量調節スイッチは、例えば、0から10毎に100までの11の段数のなかから吹出し量が選択されるようになっている。すなわち、ECU8は、コントロールパネル54で選択された空調モードと、風量調節スイッチによって選択された吹出し量とに応じて、ブロワファンモータ24の回転速度(以下、単に「目標速度」という)を決定するようになっている。
図1において、ECU8は、下記の式1によって、ブロワファンモータ24の駆動電流値Icを算出するようになっている。
Ic=二次電池4の放電電流値−各電気負荷の駆動電流値(ブロワファンモータ24を除く)・・・(式1)
ここで、二次電池4の放電電流値は、電流センサ53の検出値である。また、各電気負荷の駆動電流値は、各種コントローラから取得される。
なお、ブロアファンモータ24が、ブラシレスモータによって構成されている場合には、ECU8は、駆動電流マップに基づいてブロワファンモータ24の駆動電流を設定した後、モータ回転速度センサによって検出された回転速度(以下、単に「検出速度」という)と、目標速度とが異なる場合には、検出速度が目標速度となるように、ブロワファンモータ24の駆動電流を調整するようにしてもよい。この調整されたブロワファンモータ24の駆動電流値が、ブロワファンモータ24の駆動電流値Icとなる。
ECU8は、第1空調モードが選択されている状態で、空調ユニット7の効率ηが所定効率THηより低いことを条件として、第2空調モードを選択する空調モード選択部70を構成する。すなわち、ECU8は、ベントモードが選択されている状態で、空調ユニット7の効率ηが所定効率THηより低いことを条件として、B/Lモードを選択するようになっている。
具体的には、ECU8は、タイマを有し、検出速度が目標速度となるように調整したブロワファンモータ24の駆動電流の値(以下、単に「実駆動電流値」という)Icが基本電流値Irを超えている時間Tが所定時間THtより長い場合には、空調ユニット7の効率ηが所定効率THηより低いと判断するようになっている。
ここで、空調モードがベントモードである状態で、空調ユニット7の効率ηが所定効率THηより低いときには、ベント吹出し口13bがルーバ15によって閉鎖されていることにより、ブロワファンモータ24に負荷がかかっていると判断することができる。
このため、ECU8は、空調モードがベントモードである状態で、空調ユニット7の効率ηが所定効率THηより低いことを条件として、空調モードをベントモードからB/Lモードに切り換えるようにアクチュエータ17bを制御するようになっている。
以上のように構成された本発明の実施の形態に係る空調装置9による空調モード切換動作について図4を参照して説明する。なお、以下に説明する空調モード切換動作は、空調ユニット7がオン状態にあるときに、繰り返し実行される。また、ECU8は、空調ユニット7がオン状態になった時に、タイマの計測時間を0にリセットする。
まず、ECU8は、空調モードがベントモードであるか否かを判断する(ステップS1)。ここで、空調モードがベントモードでないと判断した場合には、ECU8は、タイマの計測時間を0にリセットし(ステップS2)、空調モード切換動作を終了する。
一方、空調モードがベントモードであると判断した場合には、ECU8は、駆動電流マップに基づいたブロワファンモータ24の基本電流値Irを実駆動電流値Icが超えているか否かを判断する(ステップS3)。
ここで、実駆動電流値Icが基本電流値Irを超えていないと判断した場合には、ECU8は、タイマの計測時間を0にリセットし(ステップS2)、空調モード切換動作を終了する。
一方、実駆動電流値Icが基本電流値Irを超えていると判断した場合には、タイマの計測時間が所定時間THtより長いか否かを判断する(ステップS4)。ここで、タイマの計測時間が所定時間THtより長くないと判断した場合には、ECU8は、空調モード切換動作を終了する。
一方、タイマの計測時間が所定時間THtより長いと判断した場合には、ECU8は、空調モードをベントモードからB/Lモードに切り換えるようにアクチュエータ17bを制御し(ステップS5)、空調モード切換動作を終了する。
以上のように、本実施の形態は、空調モードがベントモードである状態で、空調装置9の効率ηに基づいてベント出し口13bがルーバ15によって閉鎖されていると判断される場合には、閉鎖されることがない足元吹出し口13cからも空調風を吹出させるため、従来のものと比較して、確実に空調の効果を発揮することができる。
なお、本実施の形態においては、本発明に係る空調装置を電気自動車に搭載した例について説明した。しかしながら、本発明に係る空調装置は、内燃機関を駆動源とする車両、ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車及び燃料電池車などの様々な車両に搭載することができる。
特に、本発明に係る空調装置は、電気自動車又はプラグインハイブリッド車等のように、外部電源によって二次電池が充電されている状態で、乗員が乗車する前に、外部電源の電力によって空調装置を作動させておくプレ空調といわれる機能を備えた車両に搭載すると有効である。
すなわち、プレ空調が実行されている場合には、通常、車室内に乗員がいない。このため、空調モードがベントモードである状態で、ルーバ15が完全に閉じられている場合には、空調モードの切り換え又はルーバ15の開放が乗員によって行われることが期待できず、プレ空調が有効に機能しない。このため、プレ空調を実行できる車両に本発明に係る空調装置を搭載することにより、本発明に係る空調装置は、プレ空調を確実に実行させることができる。
逆に、プレ空調が実行されていない場合には、空調モードの切り換え又はルーバ15の開放が乗員によって行われることが期待できるため、プレ空調が実行されていない場合には、上述した空調モード切換動作を実行しないようにしてもよい。すなわち、空調モード選択部70は、プレ空調が実行されていることを更に条件として、第2空調モードを選択するようにしてもよい。
以上、本発明の実施の形態を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正及び等価物が特許請求の範囲に記載された請求項に含まれることが意図されている。
1 車両
4 二次電池
8 ECU(空調モード選択部)
9 空調装置
13a デフロスタ吹出し口(第2吹出し口)
13b ベント吹出し口(第1吹出し口)
13c 足元吹出し口(第2吹出し口)
15 ルーバ(閉鎖体)
70 空調モード選択部

Claims (2)

  1. 乗員が手動で操作できる閉鎖体が設けられた第1吹出し口と、
    前記閉鎖体が設けられていない第2吹出し口と、が形成され、
    前記第1吹出し口のみから空調風を吹出させる第1空調モードと、少なくとも第2吹出し口から前記空調風を吹出させる第2空調モードとの間で空調モードを選択させることができる車両の空調装置であって、
    前記第1空調モードが選択されている状態で、前記空調装置の効率が所定効率より低いことを条件として、前記第2空調モードを選択する空調モード選択部を備えた空調装置。
  2. 外部電源から供給される電力によって充電される二次電池を更に備え、
    前記空調モード選択部は、前記二次電池が充電されているときに前記空調装置を作動させるプレ空調が実行されていることを更に条件として、前記第2空調モードを選択することを特徴とする請求項1に記載の空調装置。
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