JP2015098148A - 印字装置 - Google Patents

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正治 大谷
Masaharu Otani
正治 大谷
松本 和悦
Kazuyoshi Matsumoto
和悦 松本
祐一郎 辻口
Yuichiro Tsujiguchi
祐一郎 辻口
素暎 朴
Soyoung Park
素暎 朴
茂 吉谷
Shigeru Yoshitani
茂 吉谷
仁士 佐々木
Hitoshi Sasaki
仁士 佐々木
将樹 中村
Masaki Nakamura
将樹 中村
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Abstract

【課題】搬送される被印字物の軌道のずれや、被印字物の撓み・歪み等により生じる印字手段と被印字面との距離の変化に起因する印字品質の低下を抑制可能な印字装置を提供する。【解決手段】搬送ベルト100上の被印字物に印字を行う印字装置において、被印字物の搬送軌道を調整可能な位置調整手段103と、インク吐出面を被印字物の搬送方向と直交する方向に移動可能な印字ヘッドを有し、被印字物に向けてインクを吐出する印字手段101と、印字手段101に対して被印字物の搬送方向の上流側に配置され、被印字物の被印字面と印字手段101の前記インク吐出面との垂直距離を検知する印字距離検知手段102と、印字距離検知手段102により検知された垂直距離の値が、予め設定された印字距離の値と異なる場合に、印字条件を変更する制御手段と、を備える印字装置。【選択図】図1

Description

本発明は、印字装置に関する。
インクジェット方式の画像形成装置のように、搬送ベルトにより被印字物を搬送しつつ印字を行う装置においては、被印字物上の所定の位置に正しく印字を行うために、搬送ベルト上での被印字物の位置を正確に把握する必要がある。そこで、印刷速度を低下させることなく記録用紙の位置検出を正確に検出可能な画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1では、搬送ベルト上の記録用紙に印刷を行う画像形成装置において、前記搬送ベルトを、記録用紙の搬送方向と直交する主走査方向に走査して、前記搬送ベルトの反射率の変化に応じた信号を出力する光センサと、前記光センサが出力する信号に基づいて、搬送ベルト上を主走査方向に探索して記録用紙の両端位置を検出する検出手段と、前記検出手段が前記両端位置を検出する際の、前記探索の範囲を設定する設定手段と、を有し、前記検出手段は、前記設定手段が設定した前記探索の範囲内で、前記搬送ベルトに給紙される記録用紙の両端位置を検出する画像形成装置が開示されている。
インクジェット方式の印字では、被印字物に触れずに印字を行うため、被印字物の移動中に印字を行うことができ、印字のために停止させる必要がないことに加え、立体的な被印字物や平面でない被印字面に対する印字が可能である。
しかしながら、立体的な被印字物の印字においては、被印字物の搬送時の軌道のずれ、温度・湿度などの環境の変化や圧力等によって生じる被印字物自体の撓みや歪み等、印字装置と被印字物の被印字面との距離を一定に保つことが困難となる複数の要因が存在する。このため、印字品質を安定させることが困難であるという問題がある。
高い印字品質を得るためには、印字装置と被印字物の被印字面との距離が所定の距離で維持されるように制御することや、検出された被印字物との距離や位置に応じて最適な印字が行われるように制御することが求められる。
特許文献1では、搬送中の記録用紙の位置を正確に検出することは開示されているが、立体的な被印字物の位置を検出することや、位置の変化に応じて位置の調整を行ったり印字を制御したりすることは記載されていない。
そこで、本発明は上記課題を鑑み、搬送される被印字物の軌道のずれや、被印字物の撓み・歪み等により生じる印字手段と被印字面との距離の変化に起因する印字品質の低下を抑制可能な印字装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る印字装置は、搬送ベルト上の被印字物に印字を行う印字装置において、前記被印字物の搬送軌道を調整可能な位置調整手段と、インク吐出面を前記被印字物の搬送方向と直交する方向に移動可能な印字ヘッドを有し、前記被印字物に向けてインクを吐出する印字手段と、前記印字手段に対して前記被印字物の搬送方向の上流側に配置され、前記被印字物の被印字面と前記印字手段の前記インク吐出面との垂直距離を検知する印字距離検知手段と、前記印字距離検知手段により検知された垂直距離の値が、予め設定された印字距離の値と異なる場合に、印字条件を変更する制御手段と、を備えることを特徴とする印字装置である。
本発明の印字装置によれば、搬送される被印字物の軌道のずれや、被印字物の撓み・歪み等により生じる印字手段と被印字面との距離の変化に起因する印字品質の低下を抑制可能な印字装置を提供することができる。
本実施形態の印字装置の全体構成の一例を示す斜視図である。 本実施形態の印字装置の要部構成の一例を示す斜視図である。 制御手段及び周辺デバイスの構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態の印字装置の被印字物に対する印字動作を模式的に示す説明図である。 印字品質の低下の原因となる態様の例を模式的に示す説明図である。 本実施形態の印字装置における印字条件を変更する制御の例を示す説明図である。 実施例1における印字条件を変更する制御の流れを示すフローチャートである。 本実施形態の印字装置における印字条件を変更する制御の例を示す説明図である。 実施例2における印字条件を変更する制御の流れを示すフローチャートである。 実施例3における印字条件を変更する制御の流れを示すフローチャートである。 実施例4における印字条件を変更する制御の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明に係る印字装置について図面を参照して説明する。なお、本発明は以下に示す実施例の実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、修正、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
本実施形態の印字装置の全体構成を図1に、要部構成を図2に示す。
本実施形態の印字装置は、ベルトコンベアなどの搬送手段としての搬送ベルト100上の被印字物に印字を行う印字装置であって、前記被印字物の搬送軌道を調整可能な位置調整手段103と、インク吐出面を前記被印字物の搬送方向と直交する方向に移動可能な印字ヘッド209を有し、前記被印字物に向けてインクを吐出する印字手段101と、印字手段101に対して前記被印字物の搬送方向の上流側に配置され、前記被印字物の被印字面と印字手段101のインク吐出面との垂直距離を検知する印字距離検知手段102と、印字距離検知手段102により検知された垂直距離の値が、予め設定された印字距離の値と異なる場合に、印字条件を変更する制御手段と、を備える。
本実施形態において被印字物としては、箱体などの立体形状を有する被印字物が挙げられ、例えば、段ボール箱や、食品・雑貨等の各種包装資材などが挙げられる。
ここで、「被印字物の被印字面と印字手段のインク吐出面との垂直距離」とは、被印字物の搬送方向と直交する方向における被印字物の被印字面と印字手段のインク吐出面との距離を意味し、印字距離を意味する。
前記印字条件を変更する方法としては、例えば、前記被印字物の被印字面と印字手段101のインク吐出面との垂直距離を調整するために、前記被印字物の位置及び印字ヘッド209のいずれかの位置を変更する方法や、前記被印字物の被印字面と印字手段101のインク吐出面との垂直距離に応じたインク吐出を行うために、印字ヘッド209を駆動する駆動波形を変更する方法などが挙げられる。
位置調整手段103は、図2に示すように、光センサ(印字距離検知手段102)の出力信号を受信する受信機212と、搬送ベルト100上の被印字物に当接し、被印字物の軌道を変更することにより被印字面の位置を補正するローラ211を有する。
印字手段101は、防護壁105を介して搬送ベルト100の側方に取り付けられている。印字手段101の印字動作としては、例えば、インクのメインタンクであるインクカートリッジ205からキャリッジ200内に配置されたサブタンクにインクを供給し、キャリッジ200に搭載された印字ヘッド209から被印字物に対してインクを吐出し、所定の画像を印字する。印字ヘッド209やインクタンクが搭載されたキャリッジ200は、被印字物の搬送方向である主走査方向、搬送方向と直交する方向である副走査方向に移動可能である。
なお、印字手段101はこの構成に限定されるものではなく、例えばメインタンクとサブタンクとが一体の構成であってもよい。
維持ユニット(メンテナンスユニット)201は、印字ヘッド209のインク吐出面(ノズル面)の印字性能を回復させるために用いられる。廃インクボックス204は、メンテナンス実行時に吐出されるインクを収容するために設けられている。
PSU202は、印字手段101の主電源部であり電源のオン/オフ制御を可能とする。
印字手段101は、モータ208と、モータの駆動によりキャリッジを主走査方向へ移動させる主走査方向可動部207及び副走査方向へ移動させる副走査方向可動部206を備える。
CTLボード203は制御ユニットであり、キャリッジ200のメンテナンス等の制御を始めとして、モータ208の駆動制御や、ローラ211の駆動制御などの印字条件を変更する制御を行う制御手段が搭載されている。
図3は、CTLボード203に搭載された制御手段及び周辺デバイスの構成を示すブロック図である。
図3に示すように、制御部300は、印字制御やモータ駆動制御、維持・供給制御などの印字装置全体の制御を司るCPU301と、CPU301が実行するプログラム、その他の固定データを格納するROM302と、画像データ等を一時格納するRAM303と、装置の電源が遮断されている間もデータを保持するための書き換え可能な不揮発性メモリ(NVRAM)304と、画像データに対する各種信号処理、並び替え等を行う画像処理やその他装置全体を制御するための入出力信号を処理するASIC306と、を備えている。
制御部300は、印字ヘッド209を駆動するための駆動波形を生成するとともに、印字ヘッド209の圧力発生手段を選択駆動させる画像データ及びそれに伴う各種データをヘッドドライバ312に出力する印刷制御部309を備えている。
また、キャリッジ200の主走査方向及び副走査方向の位置移動の制御を実行するためのモータ制御部310、被印字物の搬送軌道を調整するためのローラ211を制御するローラ制御部318を備えている。
制御部300は、リニアエンコーダ316からの検出パルスや、被印字物検知センサ315からの検知信号、被印字物の被印字面と印字手段101のインク吐出面との垂直距離を検知する印字距離検知手段102からの検知信号など、各種センサからの信号が入力されるI/O307を備えている。
また、制御部300には、この装置に必要な情報の入力及び表示を行うための操作パネル314(表示部)が接続されている。
制御部300は、ホスト側とのデータ及び信号の送受信を行うためのホストI/F305を備えている。例えば、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置、イメージスキャナなどの画像読み取り装置、デジタルカメラなどの撮像装置などのホスト装置(情報処理装置、外部装置)のプリンタドライバ317が生成した印刷データ等を、ケーブル或いはネットワークを介してホストI/F305で受信する。
そして、制御部300のCPU301は、ホストI/F305に含まれる受信バッファ内の印刷データを読み出して解析し、ASIC306にて必要な画像処理、データの並び替え処理等を行って印刷制御部309に転送する。また、印刷制御部309から所要のタイミングでヘッドドライバ312に画像データや駆動波形を出力する。
なお、画像出力するためのドットパターンデータの生成は、例えば、ROM302にフォントデータを格納して行っても、ホスト側のプリンタドライバ317で画像データをビットマップデータに展開して画像形成装置に転送するようにしても良い。
印刷制御部309の駆動波形生成部(図示せず)は、ROM302に格納されてCPU301で読み出される駆動パルスのパターンデータをD/A変換するD/A変換器、及び増幅器等で構成される。また、1つの駆動パルスあるいは複数の駆動パルスで構成される駆動波形を、ヘッドドライバ312に対して出力する。
ヘッドドライバ312は、シリアルに入力される印字ヘッド209の1行分に相当する画像データ(ドットパターンデータ)に基づいて、印刷制御部309の駆動波形生成部から与えられる駆動波形を構成する駆動パルスを、選択的に印字ヘッド209の圧力発生手段に対して印加することで印字ヘッド209を駆動する。
なお、このヘッドドライバ312は、例えば、クロック信号及び画像データであるシリアルデータを入力するシフトレジスタと、シフトレジスタのレジスト値をラッチ信号でラッチするラッチ回路と、ラッチ回路の出力値をレベル変化するレベル変換回路(レベルシフタ)と、このレベルシフタでオン/オフが制御されるアナログスイッチアレイ(スイッチ手段)等を含み、アナログスイッチアレイのオン/オフを制御することで駆動波形に含まれる所要の駆動パルスを選択的に印字ヘッド209の圧力発生手段に印加する。
本実施形態の印字装置の被印字物に対する印字動作を図4(A)〜(C)により説明する。
図4(A)は、被印字物400に対する印字が行われる前の状態を示す図である。
搬送ベルト100によって被印字物400が印字距離検知手段102の位置まで到達した時、印字距離検知手段102は被印字物400の被印字面と印字手段101のインク吐出面との垂直距離を測定する。
印字距離検知手段102により検知された垂直距離の値が、予め設定された印字距離の値と異なる場合は、測定された垂直距離の値に基づき制御手段(図3に示す制御部300)により印字条件を変更するように制御が行われる。
図4(B)は、被印字物400に対して印字が行われている状態を示す図である。
印字手段101は、図4(A)で説明したように測定された垂直距離の値に基づき適宜印字条件を変更し、被印字面に画像401の印字を行う。
図4(C)は、被印字物400に対して印字が行われた後の状態を示す図である。
搬送方向下流側(図の右側)に示す被印字物400は、画像401の印字が完了している。続いて、搬送方向上流側(図の左側)から搬送されてくる次の被印字物400に対し、図4(A)及び図4(B)で示したのと同様の工程が行われる。
図5は、印字品質の低下の原因となる態様を模式的に示す図である。
図5では、搬送される被印字物400の軌道のずれや、被印字物の撓み・歪み等により生じる印字手段と被印字面との距離が変化してしまう例を示している。図5に示すように、被印字物400の位置が予め設定された位置と異なる場合、すなわち印字装置101に対して遠い場合または近い場合や、印字領域402が凹凸のいずれかの撓みや歪みを有する場合、予め設定された印字距離の値とは異なることとなり、印字品質の低下を招くことがある。
本実施形態の印字装置は、これらの問題に対し、印字条件を変更する制御を行うことにより、印字品質の低下を抑制することができる。以下に実施例を示す。
(実施例1)
本実施形態の印字装置において、制御手段は、印字距離検知手段102により検知された垂直距離の値が予め設定された値と異なる場合に、検知された垂直距離の値に応じて被印字物400の搬送軌道を調整し、被印字面の位置を変更する。
図6(A)及び図6(B)は、位置調整手段103により被印字物400の搬送軌道を調整する態様を示す説明図である。
図6(A)及び図6(B)に示すように、搬送ベルト100上の被印字物400に当接する位置調整手段103のローラ211の副走査方向の位置を変化させ、被印字物400の位置を変化させる。そして、被印字物400の被印字面と印字手段101のインク吐出面との垂直距離が、印字領域402に印字が実行される位置において、予め設定された印字距離の値と一致するように調整する。
図7に、本実施例における印字の流れを示す。
まず、本実施形態の印字装置の制御部300が印字要求を受け付けた後(S001)、被印字物400の被印字面と印字手段101のインク吐出面との予め設定された印字距離(「期待距離」ともいう)の値を取得する(S002)。
被印字物400が搬送ベルト100上を搬送されると、印字距離検知手段102の監視が行われ(S003)、搬送中の被印字物400の被印字面と印字手段101のインク吐出面との垂直距離の値が取得されたか否かが判断される(S004)。
垂直距離の実測値が取得されていない場合、取得されるまで印字距離検知手段102の監視は継続される。
垂直距離の実測値が取得された後、ステップS002にて取得された期待距離の値との比較が行われ(S005)、値が一致するか否かが判断される(S006)。ステップS005にて比較された値が一致する場合、処理は終了する。
一方、ステップS005にて比較された値が一致しない場合、制御部300は位置調整手段103に対し、ローラ211の駆動指示が行われる(S007)。そして、ローラ211の位置を変更することにより、被印字物400の軌道が調整される(S008)。
印字が実行される位置において、被印字物400の被印字面と印字手段101のインク吐出面との垂直距離が期待距離の値と一致するように被印字物400の搬送軌道が調整される。
(実施例2)
本実施形態の印字装置において、制御手段は、印字距離検知手段102により検知された垂直距離の値が予め設定された値と異なる場合に、検知された垂直距離の値に応じて印字ヘッド209を被印字物400の搬送方向と直交する方向に移動させるように制御し、印字手段101のインク吐出面の位置を変更する。
図7(A)及び図7(B)は、印字ヘッド209を副走査方向に移動させる態様を示す説明図である。
図7(A)及び図7(B)に示すように、印字ヘッド209を移動させることにより、搬送ベルト100上の被印字物400の被印字面とインク吐出面との垂直距離が、印字領域402に印字が実行される位置において、予め設定された印字距離の値と一致するように調整する。
図9に、本実施例における印字の流れを示す。
まず、本実施形態の印字装置の制御部300が印字要求を受け付けた後(S101)、被印字物400の被印字面と印字手段101のインク吐出面との予め設定された印字距離(「期待距離」ともいう)の値が取得される(S102)。
被印字物400が搬送ベルト100上を搬送されると、印字距離検知手段102の監視が行われ(S103)、搬送中の被印字物400の被印字面と印字手段101のインク吐出面との垂直距離の値が取得されたか否かが判断される(S104)。
垂直距離の実測値が取得されていない場合、取得されるまで印字距離検知手段102の監視は継続される。
垂直距離の実測値が取得された後、ステップS102にて取得された期待距離の値との比較が行われ(S105)、値が一致するか否かが判断される(S106)。ステップS105にて比較された値が一致する場合、処理は終了する。
一方、ステップS105にて比較された値が一致しない場合、制御部300は印字手段101のモータ208に対し、副走査方向への駆動が指示される(S107)。すなわち、副走査方向可動部206を移動させる。そして、キャリッジ200とともに印字ヘッド209の位置を変更することにより、インク吐出面の位置が変更される(S108)。
印字が実行される位置において、被印字物400の被印字面と印字手段101のインク吐出面との垂直距離が期待距離の値と一致するようにキャリッジを移動させ、インク吐出面の位置が調整される。
(実施例3)
本実施形態の印字装置において、制御手段は、印字距離検知手段102により検知された垂直距離の値が予め設定された値と異なる場合に、検知された垂直距離の値に応じて印字ヘッド209を駆動する駆動波形を変更するように制御を行う。
図7(C)は、印字ヘッド209を駆動する駆動波形を変更する態様を示す説明図であって、矢印はインクの吐出を模式的に示すものである。印字手段101は、印字ヘッド209のノズルからインクを吐出させる圧力を発生する圧力発生手段と、該圧力発生手段に印加される駆動波形を生成する駆動波形生成手段とを備える。生成される駆動波形を変更することにより、検知された垂直距離の値において最適な印字状態となるようにインク吐出を調整することができる。
図10に、本実施例における印字の流れを示す。
まず、本実施形態の印字装置の制御部300が印字要求を受け付けた後(S201)、被印字物400の被印字面と印字手段101のインク吐出面との予め設定された印字距離(「期待距離」ともいう)の値が取得される(S202)。
被印字物400が搬送ベルト100上を搬送されると、印字距離検知手段102の監視が行われ(S203)、搬送中の被印字物400の被印字面と印字手段101のインク吐出面との垂直距離の値が取得されたか否かが判断される(S204)。
垂直距離の実測値が取得されていない場合、取得されるまで印字距離検知手段102の監視は継続される。
垂直距離の実測値が取得された後、ステップS202にて取得された期待距離の値との比較が行われ(S205)、値が一致するか否かが判断される(S206)。ステップS205にて比較された値が一致する場合、処理は終了する。
一方、ステップS205にて比較された値が一致しない場合、制御部300は印字ヘッドを駆動する駆動波形が変更される(S207)。測定された垂直距離に適した吐出状態となるように印字ヘッド209からのインク吐出が調整される(S208)。
インク吐出は、滴サイズが小さくなるほどより細かな印字を行うことができるが、吐出できる距離は短くなる。よって測定された垂直距離の値が期待距離の値よりも大きい場合は、吐出されるインク滴サイズが大きくなる駆動波形を用いることが好ましい。
また、駆動波形により吐出強度が調整可能な場合は、吐出強度を変更することでインクの吐出距離を調整することが好ましい。
(実施例4)
本実施形態の印字装置において、制御手段は、印字距離検知手段102により検知された垂直距離の値が予め設定された値と異なる場合に、検知された垂直距離の値に応じて印字を行わない制御を行う。すなわち、検知されえた垂直距離の値と予め設定された値との差が許容範囲内であるかに応じて印字可否を判断し、印字の実行またはキャンセルが選択される。
図11に、本実施例における印字の流れを示す。
まず、本実施形態の印字装置の制御部300が印字要求を受け付けた後(S301)、被印字物400の被印字面と印字手段101のインク吐出面との予め設定された印字距離(「期待距離」ともいう)の値が取得される(S302)。
被印字物400が搬送ベルト100上を搬送されると、印字距離検知手段102の監視が行われ(S303)、搬送中の被印字物400の被印字面と印字手段101のインク吐出面との垂直距離の値が取得されたか否かが判断される(S304)。
垂直距離の実測値が取得されていない場合、取得されるまで印字距離検知手段102の監視は継続される。
垂直距離の実測値が取得された後、ステップS202にて取得された期待距離の値との比較が行われ(S305)、値が一致するか否かが判断される(S306)。ステップS305にて比較された値が一致する場合、処理は終了する。
一方、ステップS305にて比較された値が一致しない場合であって、期待距離の値と垂直距離の実測値との差が許容範囲内である場合は、印字条件を変更する制御が行われる。具体的には、実施例1におけるステップS007及びS008、実施例2におけるステップS107及びS108、実施例3におけるステップS207及びS208のいずれかの制御を行うことができる(S308)。
なお、実施例1〜3において説明したそれぞれの制御は、組み合わせて実施することもできる。
そして、ステップS305にて比較された値が一致しない場合であって、期待距離の値と垂直距離の実測値との差が許容範囲を超える場合は、印字はキャンセルされ(S309)、印字が行われないように制御される。
100 搬送ベルト
101 印字手段
102 印字距離検知手段
103 位置調整手段
200 キャリッジ
206 副走査方向可動部
208 モータ
209 印字ヘッド
211 ローラ
300 制御手段(制御部)
400 被印字物
特開2012−61692号公報

Claims (5)

  1. 搬送ベルト上の被印字物に印字を行う印字装置において、
    前記被印字物の搬送軌道を調整可能な位置調整手段と、
    インク吐出面を前記被印字物の搬送方向と直交する方向に移動可能な印字ヘッドを有し、前記被印字物に向けてインクを吐出する印字手段と、
    前記印字手段に対して前記被印字物の搬送方向の上流側に配置され、前記被印字物の被印字面と前記印字手段の前記インク吐出面との垂直距離を検知する印字距離検知手段と、
    前記印字距離検知手段により検知された垂直距離の値が、予め設定された印字距離の値と異なる場合に、印字条件を変更する制御手段と、を備えることを特徴とする印字装置。
  2. 前記制御手段は、前記印字距離検知手段により検知された垂直距離の値が予め設定された値と異なる場合に、検知された垂直距離の値に応じて前記被印字物の搬送軌道を調整し、被印字面の位置を変更することを特徴とする請求項1に記載の印字装置。
  3. 前記制御手段は、前記印字距離検知手段により検知された垂直距離の値が予め設定された値と異なる場合に、検知された垂直距離の値に応じて前記印字ヘッドを前記被印字物の搬送方向と直交する方向に移動し、前記印字手段のインク吐出面の位置を変更することを特徴とする請求項1に記載の印字装置。
  4. 前記制御手段は、前記印字距離検知手段により検知された垂直距離の値が予め設定された値と異なる場合に、検知された垂直距離の値に応じて前記印字ヘッドを駆動する駆動波形を変更することを特徴とする請求項1に記載の印字装置。
  5. 前記制御手段は、前記印字距離検知手段により検知された垂直距離の値が予め設定された値と異なる場合に、検知された垂直距離の値に応じて印字を行わない制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の印字装置。
JP2013239783A 2013-11-20 2013-11-20 印字装置 Pending JP2015098148A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019034525A (ja) * 2017-08-21 2019-03-07 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置及び画像形成システム
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