JP2015097670A - 床クリーニングパッド - Google Patents
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Abstract
【課題】床面の研磨と凹凸追従性に優れた床クリーニングパッドを提供する。【解決手段】ポリエステル繊維又はポリエステル繊維に他の合成繊維を混綿した不織布からなり、該不織布をその厚さ方向に繰り返して波状に折り込んだ縦繊維配列の不織布2を用いて、円盤状に形成、又は円盤状で、且つ、中央部が円形に刳り貫かれた穴6を有する略ドーナツ形状に形成されている床クリーニングパッド1。前記縦繊維配列の不織布2は、フイルム基材の粘着剤を挟んで積層されている。前記縦繊維配列の不織布2の片面には、繊維製シートを貼着して表皮材とし、この表皮材の表面はベルクロ加工が施されている。【選択図】図1
Description
本発明は、オフィスや商業施設等のビルや建物等の床面清掃に用いる、回転式床清掃機及び回転式床研磨機(以下、ポリシャーという)に適用される、床クリーニングパッドに関するものである。
通常、オフィスや商業施設等のビルや建物等の床面清掃に用いるパッドは、使用中に床表面と平面平行に回転させる円板担体上に、取り外し可能に装着することが出来る円板形状の物体として提供されている。
例えば、合成繊維から成る基材嵩高不織布の構成繊維間及び構成繊維表面の少なくとも一部に、シリコーン樹脂微粉末を含有したサイズコート剤で結合、被覆した乾燥仕上げ用フロアパッドが開示されている(特許文献1参照)。また、植物性硬質繊維を主体とした太繊維からなる太繊維集合体間に、接着剤によって接着した、スパンボンド不織布からなる多孔性支持体を備える床用艶出し材が開示されている(特許文献2参照。)。
従来、この種のフロアパッドとしては、ポリエステル,ナイロン等の合成繊維を素材とした不織布原反に、炭酸カルシウム,シリカ等の無機系の充填剤,滑剤を含有したフェノール,エポキシ,ウレタン等の合成樹脂を含浸加工させたものが使用されているが、近年フロアパッドの回転掃除具の性能が良くなり、非常に高速で短時間に処理出来る超高速ポリッシャーの出現により、その高速性に対するフロアパッドの性能が劣り、摩擦抵抗の増大による床面ワックスへの傷、フロアパッドの変形等、種々問題点が発生している。この様な高速性能に対処すべく、原反に用いる繊維を太くし、摩擦熱の放熱効果を高めたものが、改良品として市場に出廻っているが、繊維が太く、繊維及び樹脂の滑性が十分でないことから床面ワックスに傷(表面粗さ)がつくという問題がある。
本発明は、これらの問題点を解決するために成されたものであり、特に、床面の研磨と凹凸追従性に優れた床クリーニングパッドを提供することを目的としている。
本発明の請求項1又は2に記載の床クリーニングパッドは、ポリエステル繊維又はポリエステル繊維に他の合成繊維を混綿した不織布からなり、該不織布をその厚さ方向に繰り返して波状に折り込んだ縦繊維配列の不織布を用いている。この縦繊維配列の不織布を、円盤状にしている。また、円盤状で、且つ、中央部が円形に刳り貫かれた穴を有する略ドーナツ形状に形成している。この構成によれば、縦繊維配列の不織布の凹凸面が床面の凹凸面に、ぴったりと沿う凹凸追従性を有しているので、前記床面を極めて綺麗に磨くことができる。
本発明の請求項3に記載の床クリーニングパッドは、前記縦繊維配列の不織布が、フイルム基材の粘着剤を挟んで積層されている。この構成とすれば、前記床クリーニングパッドの両面を使用することができるので、長時間の使用が可能となる。
本発明の請求項4に記載の床クリーニングパッドは、前記縦繊維配列の不織布の波頂面の片面に、繊維製シートを貼着して表皮材としている。該表皮材としては、多孔質で通気性を有する膜材料、フイルム、織物、不織布などのシート状のものが好ましく、低コストの観点から、スパンボンド不織布がより好ましい。また、この表皮材の表面にはベルクロ加工が施されているので、ポリシャーに着脱自在に取り付けることができる。
本発明の床クリーニングパッドは、縦繊維配列の不織布の凹凸面が床面の凹凸面に、ぴったりと沿う凹凸追従性を有しているので、前記床面を極めて綺麗に磨くことができる。また、縦繊維配列の不織布が、フイルム基材の粘着剤を挟んで積層されているので、両面の使用が可能となり、長時間使用することができる。
本発明の床クリーニングパッドは、前記縦繊維配列の不織布の波頂面の片面に、表皮材を貼着しているので耐久性が向上している。また、該表皮材の表面にはベルクロ加工が施されているので、ポリシャーに着脱自在に取り付けることができる。
以下、本考案の床クリーニングパッドについて、図面に基づき詳細に説明する。図1は、本考案の実施形態の一例を示したもので、(a)は斜視図であり、(b)は正面断面図である。図1において、床クリーニングパッド1は、ポリエステル繊維又はポリエステル繊維に他の合成繊維を混綿した不織布からなり、該不織布をその厚さ方向に繰り返して波状に折り込んだ縦繊維配列の不織布2を用いて、円盤状で、且つ、中央部が円形に刳り貫かれた穴6を有する略ドーナツ形状に、プレスで打ち抜き成形されている。なお、床クリーニングパッド1は、用途に応じて、呼び径7インチから21インチまでのサイズを作製することができる。
ポリエステル繊維に他の合成繊維を混綿した不織布とは、例えば、帝人株式会社製ポリエステル6.6dtex,51mm(A)と、バインダー繊維として、帝人株式会社製ポリエステルエラストマー4dtex,64mm(B)とを準備し、A:B=70:30の重量比率で混綿した後、ウエブをヒダ折りして大部分の繊維を厚み方向に配列させた後、温度200℃の熱処理炉にて繊維間を熱接着処理することで縦繊維配列の不織布2を成形している。
図2は本考案の他の実施形態を示したもので、(a)は斜視図であり、(b)は正面断面図である。図2において、床クリーニングパッド1aは、ポリエステル繊維又はポリエステル繊維に他の合成繊維を混綿した不織布からなり、該不織布をその厚さ方向に繰り返して波状に折り込んだ縦繊維配列の不織布2を用いて、円盤状にプレスで打ち抜き成形されている。これ以外は、前記と同様であるため、詳細な説明は省略する。
図3は本考案の他の実施形態を示したもので、(a)は斜視図であり、(b)は正面断面図である。図3において、床クリーニングパッド1bは、縦繊維配列の不織布2が、フイルム基材の粘着剤3を挟んで積層されている。前記フイルム基材の粘着剤3は、両面粘着シートであり、プラスチックフイルム基材の両面側に粘着剤層を有する粘着体が形成されており、該粘着体の両側の表面上には剥離ライナー(図示しない)が粘着されている。床クリーニングパッド1bは、前記両面粘着シートの一方の剥離ライナーを剥離して、粘着剤層と一方の縦繊維配列の不織布面を接着する。次に、他方の剥離ライナーを剥離して、粘着剤層と他方の縦繊維配列の不織布面を接着することで成形されている。
図4は、本考案の他の実施形態を示したもので、(a)は斜視図であり、(b)は正面断面図である。図4において縦繊維配列の不織布2の片面には、繊維製シートを貼着して表皮材4としている。該表皮材4は、縦繊維配列の不織布2の耐久性を向上させるために設けられたものである。
図5は、本考案の他の実施形態にベルクロ加工を施した斜視図である。表皮材4は、ポリシャーに着脱自在に取付ることが難しいので、前記表皮材4の表面はベルクロ加工5が施されている。ベルクロ加工5とは、マジックテープ(登録商標)を取付ることであり、例えば、ポリシャー側には雄面が取付られており、表皮材4の表面には雌面が取付られる。なお、ベルクロ加工5は、図5に示した形態に限定されるものではなく、その取付位置や形状は適宜変更することができる。
本発明の床用クリーニングパッドに使用した縦繊維配列の不織布と比較品について、以下のような試験用サンプルを使用して、各種試験を行った結果を以下に示す。
[実施例1] 帝人株式会社製ポリエステル6.6dtex,51mm(A)と、バインダー繊維として、帝人株式会社製、エルク(登録商標)(ポリエステルエラストマー)4dtex,64mm(B)とを準備し、A:B=70:30の重量比率で混綿した後、ウエブをヒダ折りして大部分の繊維を厚み方向に配列させた後、温度200℃の熱処理炉にて繊維間を熱接着処理することで縦繊維配列の不織布を得た。得られた縦繊維配列の不織布は、厚さ20mm、外径430mm、内径85mm、密度30kg/m3であった。
[実施例2] 縦繊維配列の不織布を円盤状に成形した。厚さ20mm、外径430mm、密度30kg/m3であった。これ以外は、実施例1と同一である。 [比較例1] JIS R−25W2に規定されている白色、羊毛70%以上の繊維(A)と、バインダー繊維として、帝人株式会社製、エルク(登録商標)(ポリエステルエラストマー)4dtex,64mm(B)とを準備し、A:B=70:30の重量比率で混綿して不織布を得た。得られた不織布は、厚さ20mm、外径430mm、内径85mm、密度30kg/m3であった。
[比較例2] JIS R−23Mに規定されている原色、羊毛70%以上の繊維(A)と、バインダー繊維として、帝人株式会社製、エルク(登録商標)(ポリエステルエラストマー)4dtex,64mm(B)とを準備し、A:B=70:30の重量比率で混綿して不織布を得た。得られた不織布は、厚さ20mm、外径430mm、内径85mm、密度30kg/m3であった。
[比較例3] アメリカよりの輸入品(不織布に樹脂加工したバフ)を使用した。サイズは厚さ20mm、外径430mm、内径85mmであった。
[試験方法] ビル内の、ワックスのかかった大理石フロアを、アマノ株式会社製、型番D−380eに試験用サンプルを取り付けて磨き度、回転負荷及び凹凸追従性について官能検査を行った結果を表1に示す。なお、表中の記号の意味は以下のとおりである。 ◎:非常に良い 〇:良い △:悪い ×:非常に悪い
[磨き度] ワックスのかかった床面を磨き上げて、磨き具合を目視検査した。
[回転負荷] 水を含ませた状態でポリシャーに取り付けて回転させ、手にかかる負荷を比較した。
[凹凸追従性] 床面の微妙な凹凸面を過不足なく磨く
ことができているかを目視検査した。
ことができているかを目視検査した。
表1から明らかなように、実施例1及び2は、磨き度と凹凸追従性は非常に良く、回転負荷は良好であった。これに対して、比較例1及び2は、回転負荷が非常に悪く、比較例3は、磨き度が悪く、凹凸追従性が非常に悪かった。
本発明は、主としてオフィスや商業施設等のビルや建物等の床面清掃に用いるポリシャーに適用される、床クリーニングパッドである。しかし、これに限定されるものではなく、車のボデーやガラス面などに、広く適用することが可能である。
1、1a、1b、1c 床クリーニングパッド 2 縦繊維配列の不織布 3 粘着剤 4 表皮材 5 ベルクロ加工 6 穴
Claims (5)
- ポリエステル繊維又はポリエステル繊維に他の合成繊維を混綿した不織布からなり、該不織布をその厚さ方向に繰り返して波状に折り込んだ縦繊維配列の不織布を用いて、円盤状で、且つ、中央部が円形に刳り貫かれた穴を有する略ドーナツ形状に形成されていることを特徴とする床クリーニングパッド。
- ポリエステル繊維又はポリエステル繊維に他の合成繊維を混綿した不織布からなり、該不織布をその厚さ方向に繰り返して波状に折り込んだ縦繊維配列の不織布を用いて、円盤状に形成されていることを特徴とする床クリーニングパッド。
- 前記縦繊維配列の不織布が、フイルム基材の粘着剤を挟んで積層されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の床クリーニングパッド。
- 前記縦繊維配列の不織布の片面に、繊維製シートを貼着して表皮材が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の床クリーニングパッド。
- 前記表皮材の表面はベルクロ加工が施されていることを特徴とする請求項4に記載の床クリーニングパッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013239286A JP2015097670A (ja) | 2013-11-19 | 2013-11-19 | 床クリーニングパッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013239286A JP2015097670A (ja) | 2013-11-19 | 2013-11-19 | 床クリーニングパッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2015097670A true JP2015097670A (ja) | 2015-05-28 |
Family
ID=53374726
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2013239286A Pending JP2015097670A (ja) | 2013-11-19 | 2013-11-19 | 床クリーニングパッド |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2015097670A (ja) |
-
2013
- 2013-11-19 JP JP2013239286A patent/JP2015097670A/ja active Pending
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