JP2012152475A - コーティング光沢復元用フロアパッド - Google Patents

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Junichiro Yamamoto
淳一郎 山本
Ayako Morishita
あや子 森下
Takashi Tsujimoto
毅史 辻本
Shoichi Osada
翔一 長田
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Kanai Juyo Kogyo Co Ltd
Amano Corp
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Kanai Juyo Kogyo Co Ltd
Amano Corp
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Abstract

【課題】環境に多くの負荷を掛けることなくUV硬化型コーティングの光沢復元ができ、効率的にUV硬化型コーティングの床の掃除及びメンテナンスが行うことができるコーティング光沢復元用フロアパッドを提供する。
を提供する。
【解決手段】本発明にかかるコーティング光沢復元用フロアパッドは、合成繊維を構成繊維とする不織布の構成繊維表面に、研磨粒子を含有する熱硬化性樹脂を固着することにより研磨粒子を担持したコーティング光沢復元用フロアパッドである。
【選択図】なし

Description

本発明は、オフィスや商業施設等のビルや建物等の床面清掃に用いる回転式床清掃機、回転式床研磨機に適用されるコーティング光沢復元用フロアパッドに関し、特に床面に施工されたUV硬化型コーティングの清掃及びメンテナンス時の使用に適したコーティング光沢復元用フロアパッドに関するものである。
オフィスや商業施設等のビルや建物等の床には、床面の保護と艶出しによる美観の向上のために樹脂ワックスによるコーティングが施工されているが、近年、コーティングのメンテナンス回数の削減によって、メンテナンスコストの削減やメンテナンス時に発生する汚水等による環境負荷を削減するために、高耐久性で光沢性が高く美観に優れたUV硬化型のコーティング剤が使用されはじめている。UV硬化型のコーティングは、皮膜の硬度が高く耐摩耗性に優れているので高光沢が長期間維持されるが、その反面、光沢復元のためのメンテンンスは、従来のフロアパッドでは行えず、特許文献1に記載のようにコーティング皮膜上に研磨粒子をまいてからフロアパッドで光沢復元作業を実施したり、コーティング面に再度コーティング(リコート)を施して補修作業が行われていた。
特開2002−209819号公報
特許文献1に記載の方法では、研磨粒子をコーティング面又はフロアパッドに塗布して作業を行うので研磨粒子が周囲に飛散する恐れがあり、フロアパッドを高回転させて研磨作業は行えず、作業に多くの時間を要するうえ、十分な光沢復元が図れなかった。
また、作業後床面には研磨粒子が残るため、ふき取り作業が必要でありメンテナンスには非常に多くの時間が必要であった。
リコートを行う方法では、コーティング皮膜上の汚れ等が目立たない程度にメンテナンスした後にリコート作業を行わなければならず、特許文献1の方法よりさらに多くに時間を要していた。
上述した方法は共に、メンテナンス箇所の周囲も含めた広い範囲を封鎖して行わなければならないので、メンテナンス作業は必然的に夜間となり、さらに24時間営業の商業施設等においては、メンテナンス作業の時間を確保すること自体が困難であった。
請求項1に記載の発明は、合成繊維を構成繊維とする不織布の構成繊維表面に、研磨粒子を含有する熱硬化性樹脂を固着することにより研磨粒子を担持したことを特徴とする、コーティング光沢復元用フロアパッドである。
請求項2に記載の発明は、熱硬化性樹脂が、フェノール樹脂である請求項1に記載のコーティング光沢復元用フロアパッドである。
請求項3に記載の発明は、研磨粒子の粒度が、#3000〜#8000の範囲内にある請求項1または請求項2に記載のコーティング光沢復元用フロアパッドである。
本発明にかかるコーティング光沢復元用フロアパッドによれば、環境に多くの負荷を掛けることなくUV硬化型コーティングの光沢復元ができ、効率的にUV硬化型コーティングの床の掃除及びメンテナンスが行うことができる。
以下、コーティング光沢復元用フロアパッドを構成する各要素について詳述し、併せて本発明が優れている点などについて説明を行う。コーティング光沢復元用フロアパッドは、大略、不織布と熱硬化樹脂と研磨粒子とからなる。
不織布は、合成繊維を構成繊維として形成したウェブに、スプレー法で熱硬化性合成樹脂系接着剤を塗布し、さらに浸漬法により合成ゴム系接着剤を固着させ作製したものである。ウェブとしては、カーディング法、エアレイ法、スパンボンド法や抄紙法等の既存のウェブ製造方法により製造されたパラレルウェブ、クロスウェブ、セミランダムウェブおよびランダムウェブのいずれでもよく特に制限されるものではないが、ウェブの厚み形成が容易で、構成繊維が厚さ方向と直交しない方向に配向されることで耐久性及び払拭性に優れた不織布を得られる点で、ランドウェバー機により製造されたランダムウェブを用いるのが好ましい。なお、ウェブには、高密度化を図るためニードルパンチ、ウォーターニードルを施しても構わない。
構成繊維に使用する繊維は、特に限定されるものではないが、繊維径が10μm〜100μmのものを用いるのが好ましく、この範囲内であれば、同一繊維径又は異なる繊維径のものを組み合わせて使用することができる。構成繊維の種類としては、一定の強度を有するものであれば特に限定はされず、ポリアミド(ナイロン)繊維、アラミド繊維、ポリエステル繊維、ビニロン繊維を単独又は組み合わせて選択することができるが、樹脂系接着剤との接着性の観点からポリアミド繊維が好ましく、厚みの形成、剛性の付与の観点からポリエステル繊維を配合することが好ましい。なお、ウェブには厚みと剛性を維持させるために熱融着繊維を任意に配合されてもよい。
熱硬化性合成樹脂系接着剤は、不織布に耐熱性を付与させるために使用されるものである。熱硬化性合成樹脂系接着剤としてはは、ウレタン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂等を使用することができる。
合成ゴム系接着剤は、不織布に弾性を付与させるために使用されるものである。合成ゴム系接着剤としては、SBR樹脂、NBR樹脂等を使用することができる。
不織布の構成繊維表面には、研磨粒子の担持と耐熱性付与のために、熱硬化性樹脂が固着される。熱硬化性樹脂としては、フェノール樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂等を使用することができるが、乾式研磨作業時の摩擦熱にさらされても不織布から脱落してコーティング皮膜に転写することが少ないフェノール樹脂を用いることが好ましい。
さらに、不織布の構成繊維の表面には、コーティング皮膜を研磨するための研磨粒子が担持される。研磨粒子としては、合成ダイアモンド、シリコンカーバイド、酸化アルミニウム、シリカ、酸化クロム、酸化セリウム、ざくろ石など一般的に研磨砥粒として使用されるものであれば特に制限はされないが、経済面、研磨性能面からシリコンカーバイド、酸化アルミニウムが望ましい。研磨粒子は、粒度が#3000から#8000の範囲にあるものが使用される。これは、研磨粒子を粒度が#3000より大きいとコーティング皮膜に深い傷を入れやすくなり光沢の復元が図りにくく、粒度が#8000より小さいと深い傷が入りにくい反面、研磨力が乏しいため光沢の復元までに時間を多く要するからである。
研磨粒子を担持には、前述の熱硬化性樹脂が用いられ、具体的には、熱硬化性樹脂と研磨粒子とを調合し作製したスラリーを構成繊維に付着させ、公知の乾燥方法を用いて熱硬化性樹脂を乾燥・固着させることにより、構成繊維に研磨粒子を担持させる。スラリーの付着方法としては、浸漬法、スプレー法、コーティング法のいずれかが用いられてもよいし又はこれらを組み合わせて用いてもよい。なお、付着させたスラリーを乾燥させるときは、不織布を変質させない温度で、且つ熱硬化性樹脂十分硬化させることができる温度で乾燥させなければならない。
不織布の構成繊維として、22dtexのナイロン繊維、16dtexのナイロン繊維、17dtexの熱融着ポリエステル繊維を、重量比で40:40:20となるように配合して使用した。ランダムウェーバを用いて構成繊維を三次元的に交絡させて260g/mのウェブを作製した。このウェブに熱硬化性接着剤をスプレー法により両面合わせて乾燥固形分85g/mを塗布した後、続けて浸漬法により合成ゴム系樹脂を乾燥固形分35g/m塗布して不織布を作製した。次に、この不織布に熱硬化性樹脂であるフェノール樹脂と、研磨粒子である#6000のグリーンシリコンカーバイドとを固形比100/100となるように調整してスラリーを作製し、乾燥固形分が1040g/mとなるように浸漬法にて付着させ、続けてスプレー法にてフェノール樹脂と、#6000のグリーンシリコンカーバイドとを固形比100/250となるように調整したスラリーを両面で300g/mになるように塗布した。そして、スラリーが付着した不織布を公知の乾燥機を用いて乾燥させ、構成繊維表面にフェノール樹脂を固着させてグリーンシリコンカーバイドを担持させた。その後、不織布を外径432mm、内径82mmのドーナッツ状に打ち抜き、厚み20mmのコーティング光沢復元用フロアパッドを作製し実施例1を得た。
研磨粒子を粒度が#3000のグリーンシリコンカーバイドに変更し、実施例1同様の工程でコーティング光沢復元用フロアパッドを作製し実施例2を得た。
研磨粒子を粒度が#8000のグリーンシリコンカーバイドに変更し、実施例1同様の工程でコーティング光沢復元用フロアパッドを作製し実施例3を得た。
(比較例1)
研磨粒子を粒度が#2500のグリーンシリコンカーバイドに変更し、実施例1同様の工程でコーティング光沢復元用フロアパッドを作製し比較例1を得た。
(比較例2)
研磨粒子を粒度が#1000のホワイトアランダムの粒度を#1000に変更し、実施例1同様の工程でコーティング光沢復元用フロアパッドを作製し比較例2を得た。
得られた実施例の効果を確認するため、実施例1〜3および比較例1,2を用いて光沢復元試験を実施した。試験方法は、UV硬化型アクリル樹脂コーティング剤を施工した床面の光沢値を65に低下させて、フロアパッド試験機(回転数2000rpm、取付け可能パッド径17インチ)に実施例1〜3および比較例1,2を装着し、2パス通過させた後に光沢値を測定するというものである。実施例および比較例の諸元とともに実験結果を表1に示す。なお、表1に記載の評価項目、「光沢度」は、試験後の光沢度を示し、光沢度が70以上までに復元されたかどうかを評価基準とし、「床回転キズの有無」は、目視して床にキズが無いことを目標値として、○(良好、目標以上)、△ (一部劣るが良い)、× (不良、劣る)の3段階で相対評価を行い、双方の結果を総合的に判断して総合評価を決定した。
表1の結果からも明らかなように、実施例1〜実施例3は光沢復元性に優れ、床へのキズも良好な結果となった。

Claims (3)

  1. 合成繊維を構成繊維とする不織布の前記構成繊維表面に、研磨粒子を含有する熱硬化性樹脂を固着することにより前記研磨粒子を担持したことを特徴とする、コーティング光沢復元用フロアパッド。
  2. 前記熱硬化性樹脂が、フェノール樹脂である請求項1に記載のコーティング光沢復元用フロアパッド。
  3. 前記研磨粒子の粒度が、#3000〜#8000の範囲内にある請求項1または請求項2に記載のコーティング光沢復元用フロアパッド。
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